JPH1131629A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JPH1131629A
JPH1131629A JP9188734A JP18873497A JPH1131629A JP H1131629 A JPH1131629 A JP H1131629A JP 9188734 A JP9188734 A JP 9188734A JP 18873497 A JP18873497 A JP 18873497A JP H1131629 A JPH1131629 A JP H1131629A
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JP
Japan
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winding
coil
coil bobbin
rib
portions
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JP9188734A
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Inventor
Takashi Yamazaki
孝 山崎
Masaru Kamijo
勝 上條
Shigeo Kayoijima
茂夫 通島
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルボビンが有するフランジ部の巻線スペー
ス側への反りを抑制できて、コイルの巻線作業性を向上
できる電磁機器を得ることにある。 【解決手段】合成樹脂製のコイルボビン22を備え、こ
のボビンは、コイル24を巻装する巻胴部25の両端に
夫々直角状に張り出すフランジ部26、27を有する。
フランジ部26、27には端子金具34、35が挿着さ
れる端子台28、29を夫々一体に設ける。フランジ部
の前記端子台が設けられていない張り出し部位26b、
27bの外面に、薄肉のリブ状凸部36、37を一体に
設ける。これらの凸部は、張り出し部位を境に両フラン
ジ部間の巻線スペースSとは反対側に突出する。それに
より、コイルボビン22の成形において最初に固化する
リブ状凸部36、37を、フランジ部26、27の巻線
スペースS側への反りを抑制する抵抗部材として利用す
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂で作られ
たコイルボビンを備える放電灯安定器等の電磁機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9に示されるように放電灯安定
器は、絶縁紙1で覆われるコイル2と、コイルボビン3
と、鉄心4a、4bとを具備している。コイルボビン3
は合成樹脂の一体成形品であって、コイル2を巻装する
巻胴部5の両端に夫々直角状に張り出すフランジ部6を
有し、フランジ部6の一部には複数の端子台7が一体に
形成されている。これら端子台7のうち必要とする端子
台7にはコイル2からの引き出し線2a等の電線が端子
金具8により固定される。
【0003】この放電灯安定器を組み立てるには、ま
ず、コイル2を自動的に巻き付ける自動巻線機を用いて
コイルボビン3にコイル2を規定巻数巻き付けた後、巻
終わり巻始めの引き出し線2a等の電線を所定の端子台
7にこれに圧入される端子金具8により接続する。次
に、このコイルボビン3の巻胴部5の内側にE型鉄心4
aの中央脚を挿入してから、この鉄心4aにI型鉄心4
bを組み合わせる。最後に、こうしてコイルボビン3が
装着された両鉄心4a、4bの合せ目を溶接止して、組
み立てを完了する。図6中9は溶接跡である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記構成の
放電灯安定器のコイルボビン3のフランジ部6は、図7
に示されるように四角筒形状をなす巻胴部5の長手方向
両端に位置された巻胴壁5a、5bの両端から直角状に
張り出した張り出し部位6a、6bと、巻胴部5の長手
方向に延びる巻胴壁5c、5dの両端から直角状に張り
出すとともに前記張り出し部位6a、6bに連続する張
り出し部位6c、6dとから形成されている。そして、
張り出し部位6a、6bのうちの一方の張り出し部位6
aは、そこに前記端子台7が設けられている関係でかな
り凹凸が入り組んでいて構造的に複雑な形態をなしてい
るが、他方の張り出し部位6bは比較的い厚い平板状に
成形されているだけであり、残りの張り出し部位6c、
6dは薄い平板状に成形されている。
【0005】こうした構成のコイルボビン3の張り出し
部位6bは、両フランジ部6間の巻線スペースs側に反
りを生じ易かった。この反りの発生原因は、コイルボビ
ン3を射出成形する成形用金型を冷却する際の温度差に
ある。つまり、フランジ部6の巻線スペースsに臨まな
い外面側に配置される第1金型の方が、巻線スペースs
に臨むフランジ部6の内面側に配置される第2金型より
も温度降下が速いことにより、これら金型間で溶融樹脂
が収縮を伴って固化する過程で、前記第1金型側の溶融
樹脂部分が固化した後に前記第2金型側の溶融樹脂部分
が固化するため、その際における樹脂の収縮の影響で前
記反りが発生されるものである。
【0006】こうした反りは、コイルボビン3の耐熱性
と硬度とを向上させるために、このボビン3を成形する
合成樹脂材料に、ガラス繊維を30%程度の比率で6ナ
イロンに混入したガラス入り6ナイロンを採用した場合
にも、その硬度向上に拘わらず発生する。なお、前記反
りは、肉厚が薄い平板状の張り出し部位6c、6dで
は、その幅方向両側から略同時に固化が進行するので前
記温度差に拘わらずわずかであり、また、形状が複雑な
張り出し部位6aでは、その複雑な形状ゆえにほとんど
反りを生じない。
【0007】前記のようにフランジ部6の一部に巻線ス
ペースs側に内倒れするような反りがあると、自動巻線
機で前記巻線スペースsにコイル2を巻く際に、巻き付
けられてコイル2となる電線が反った張り出し部位6b
に接触して巻崩れ起こし、バラ巻状態となる。そして、
この状態を放置してそのままコイル2を巻くと、コイル
2の占積率が悪くなって、コイル外径が大きくなる。そ
のため、前記巻崩れにより整列巻が崩れるたびに、自動
巻線機を止めて整列巻ができるように調整する手間を要
し、それにより、自動巻線機の稼動率が低下するととも
に巻線コストが高くなると言う問題がある。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、コイルボビンが有するフランジ部の巻線スペース
側への反りを抑制できて、コイルの巻線作業性を向上で
きる電磁機器を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルと、こ
のコイルを巻装する巻胴部の両端に夫々直角状に張り出
すフランジ部を有し、少なくとも一方のフランジ部に端
子金具が挿着される端子台が一体に設けられた合成樹脂
製のコイルボビンと、このボビンが装着される鉄心とを
具備する電磁機器を前提とする。
【0010】そして、前記課題を解決するために請求項
1の発明は、前記フランジ部の前記端子台が設けられて
いない張り出し部位に、この張り出し部位を境に前記両
フランジ部間の巻線スペースとは反対側に突出するとと
もに前記張り出し部位よりも薄いリブ状凸部を一体に設
けたものである。
【0011】この請求項1の発明において、巻線スペー
スと反対側に突出するリブ状凸部は、薄肉であるととも
に、コイルボビンを成形する際には成形用金型のうち温
度降下が速い金型側に位置する。そのため、コイルボビ
ンの成形における溶融樹脂の固化過程では、リブ状凸部
が突設される張り出し部位の固化に先んじてリブ状凸部
が固化する。したがって、その後に金型の温度差にした
がって前記張り出し部位がリブ状凸部側から巻線スペー
ス側に向けて固化される際に、すでに固化しているリブ
状凸部が巻線スペース側の溶融樹脂の収縮の影響に対す
る抵抗部材として作用し、このリブ状凸部が突設されて
いる張り出し部位の巻線スペース側への反りを抑制す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1から図5を参照して本
発明の第1の実施の形態を説明する。この実施の形態に
係る電磁機器は放電灯安定器である。
【0013】この放電灯安定器は、図1に示されるよう
にE型鉄心(なお、その中央脚は図示しない。)21a
とI型鉄心21bとを溶接により連結してなる鉄心21
と、前記中央脚に嵌合して鉄心21に装着されるコイル
ボビン22と、このボビン22に巻き付けられて外面を
絶縁紙23で覆われたコイル24とを具備してなる。な
お、図1中21cは溶接跡である。
【0014】コイルボビン22は、ガラス繊維を6ナイ
ロンに例えば略30%の割合で混入してなるガラス入り
6ナイロン等の合成樹脂の一体成形品である。前記ガラ
ス入り6ナイロンを成形材料とすることは、耐熱性及び
硬度を向上できる点で優れている。
【0015】図2〜図4に示されるようにコイルボビン
22は、コイル24が巻装される四角筒形状の巻胴部2
5の両端に夫々外方に直角状に張り出すフランジ部2
6、27を一体に有している。フランジ部26は、巻胴
部25の長手方向両端に位置された巻胴壁25a、25
bから夫々直角状に張り出した張り出し部位26a、2
6bと、巻胴部25の長手方向に延びる巻胴壁25c、
25dから夫々直角状に張り出すとともに前記張り出し
部位26a、26bに連続する張り出し部位26c、2
6dとから形成されている。同様に、他方のフランジ部
27は、前記巻胴壁25a、25bから夫々直角状に張
り出した張り出し部位27a、27bと、前記巻胴壁2
5c、25dから夫々直角状に張り出すとともに前記張
り出し部位27a、27bに連続する張り出し部位27
c、27dとから形成されている。両フランジ部26、
27の張り出し部位26a、27aの少なくとも一方例
えば双方には端子台28又は29が夫々一体に設けられ
ている。
【0016】一方のフランジ部26に一体成形された端
子台28は、複数の端子保持部30と、複数のリブ31
とを有している。図3等に示されるように各端子保持部
30はコイルボビン22の厚み方向に沿って一列に並ん
で設けられている。これら保持部30は、四角筒状をな
して突出され、その突出端に開放された端子挿入穴30
aを有しているとともに、この穴30aと連通する一対
のスリット30bを有している。スリット30bは、夫
々コイルボビン22の幅方向に対向する端子保持部30
の一対の壁に形成されていて、端子保持部30の突出端
に開放されている。各リブ31は、各端子保持部30の
巻線スペースSに臨んだ壁面から突出されている。巻線
スペースSは両フランジ部26、27間の空間によって
形成される。同様に、他方のフランジ部27に一体に成
形された端子台29も、複数の端子保持部32と複数の
リブ33とを有している。端子保持部32は前記端子保
持部30と同じ構成であって、端子挿入穴32aと一対
のスリット32bとを有している。リブ33は、各端子
保持部32の巻線スペースSに臨んだ壁面から突出され
ている。
【0017】これらの端子保持部30、32のうち選択
的に必要とされるものには夫々図1に示されるように端
子金具34又は35が挿着されている。端子金具34、
35は略L字型に折り曲げられたものであって、その一
辺を、端子挿入穴30a又は32aに対して巻胴部25
方向に圧入気味に挿入することにより、端子保持部30
又は32に固定されるようになっている。また、端子金
具34、35が挿着される端子保持部30、32にはコ
イル24の引き出し線24a等の電線が、一対のスリッ
ト30b又は32bにわたって取付けられて端子金具3
4又は35と電気的に接続されるようになっている。引
き出し線24a等の電線のスリット30b又は32bへ
の保持は端子金具34又は35の挿入に先立って行われ
る。
【0018】前記のような端子台28、29が設けられ
ていない張り出し部位26b、27bは、比較的い厚い
平板状に成形されており、又、残りの張り出し部位26
c、26d、27c、27dは張り出し部位26b、2
7bよりも1/3程度薄い平板状に成形されている。そ
して、張り出し部位26b、27bの外面には、夫々巻
線スペースSとは反対側に突出するリブ状凸部36、3
7が一体に設けられている。
【0019】一方のリブ状凸部36は、巻胴壁25bの
内面と面一にしかも張り出し部位26c、26dにわた
って突設されている。同様に、他方のリブ状凸部37
も、巻胴壁25bの内面と面一にしかも張り出し部位2
7c、27dにわたって突設されている。これらのリブ
状凸部36、37の一部は巻胴壁25bと張り出し部位
26b又は27bとがなす角部から突出されている。更
に、これらリブ状凸部36、37は張り出し部位26
b、27bよりも薄く例えば張り出し部位26c、26
d、27c、27dと同程度以下の薄肉に形成されてい
る。
【0020】なお、本発明において、リブ状凸部36、
37は複数設けてもよく、又、前記のように張り出し部
位26b、27bの長手方向に延びる突部ではなく、こ
れら張り出し部位26b、27bの張り出し方向に延び
て少なくとも1以上設けた突部で形成してもよく、或い
は、これら双方のリブ状凸部を併用しても差し支えない
とともに、いずれの場合にも一部を巻胴壁25bと張り
出し部位26b又は27bとがなす角部から突設させる
とよい。
【0021】前記構成の放電灯安定器は従来と同様の手
順で組み立てられる。まず、自動巻線機によりコイルボ
ビン22にコイル24を規定巻数巻き付けて、その外側
に絶縁紙23を巻き付けた後、コイル24の巻始めや巻
終わりの引き出し線24a等の電線を所定の端子台28
等にこれに圧入される端子金具34等により接続する。
次に、このコイルボビン22の巻胴部25の内側にE型
鉄心21aの中央脚を挿入してから、この鉄心21aに
I型鉄心21bを組み合わせる。最後に、こうしてコイ
ルボビン22が装着された両鉄心21a、21bの合せ
目を溶接止して、鉄心21を組み立てる。以上の手順で
放電灯安定器の組み立てが完了する。
【0022】ところで、前記構成の放電灯安定器が備え
る合成樹脂製のコイルボビン22は、そのフランジ部2
6、27における張り出し部位26b、27bの外面に
夫々リブ状凸部36、37を突設したから、このボビン
22の射出成形の際の金型の冷却過程での温度差に基づ
く巻線スペースS側へのフランジ部26、27の反りを
抑制できる。
【0023】すなわち、射出成形用の金型は、図5に概
略的に示すように第1ないし第3の金型41〜43を少
なくとも有しており、これら金型41〜42は型を閉め
る際及び型を開ける際に図5中矢印に示される方向に移
動されるとともに、型閉め状態では図5中符号Cで示す
成形空間を形成し、そこに溶融したガラス入り6ナイロ
ン等の樹脂を充填してコイルボビン22が成形される。
この成形における金型41〜43の冷却過程では、巻胴
部25の内側空間に相当する成形空間を形成する第3金
型43との間に一方のリブ状凸部36を形成する第1金
型41の方が、巻線スペースSを作る第2金型42に比
較して温度降下が速く、同様に、他方のリブ状凸部37
に相当する成形空間を形成する第3金型43の方が第2
金型42よりも温度降下が速い。
【0024】そのため、前記冷却過程では、第3金型4
3と第1金型41との間に形成されたリブ状凸部36に
相当する成形空間部位C1に充填された溶融樹脂、及び
第3金型43に形成されたリブ状凸部37に相当する成
形空間部位C2に充填された溶融樹脂が、始めに固化し
てリブ状凸部36又は37が成形される。そして、この
後に、第2金型42と第1及び第3の金型41、43と
の間に夫々形成されたフランジ部26、27等に相当す
る成形空間部位C3、C4、及び巻胴部25に相当する
成形空間部位C5内に充填された溶融樹脂が固化して、
コイルボビン22全体の成形が行われる。しかも、すで
に説明した温度差にしたがって成形空間部位C3での固
化は、第1金型41側から第2金型42側に向かって進
行し、同様に成形空間C4での固化は第3金型43側か
ら第2金型42側に向かってが進行する。
【0025】しかし、こうした固化の進行に拘わらず、
既に固化されたリブ状凸部36、37が、巻線スペース
S側の溶融樹脂の収縮の影響に対する抵抗部材として作
用するので、これらリブ状凸部36、37が突設される
張り出し部位26b、27bの巻線スペースS側への反
りを抑制することができる。特に、コイルボビン22の
合成樹脂材料に、ガラス入り6ナイロンを採用した第1
の実施の形態においては、リブ状凸部36、37によっ
て巻胴壁25bとこれに連なる張り出し部位26b、2
7bとがなす角部における強化繊維(ガラス繊維)がリ
ブ状凸部36、37の突出方向にも流動して、この繊維
の配向バランスが張り出し部位26b、27bの樹脂の
収縮に抵抗する度合いが強くなるように改善されるか
ら、この点からも張り出し部位26b、27bの巻線ス
ペースS側への反りを抑制することができる。なお、肉
厚が薄い平板状の張り出し部位26c、26d、27
c、27dでは、前記温度差に拘わらず幅方向両側から
略同時に固化するので反りの発生は無視できるほどわず
かであり、また、端子台28、29が設けられて形状が
複雑な張り出し部位26a、27aでは、その形状ゆえ
にほとんど反りを生じない。
【0026】そして、以上のようにフランジ部26、2
7の一部に巻線スペースS側に内倒れする反りがない
か、あっても無視できる程度に軽微であるコイルボビン
22は、その巻線スペースSに自動巻線機でコイル24
を巻きつける際に、巻き付けられるコイル24がフラン
ジ部26、27の張り出し部位26b、27bに接触し
て巻崩れ起こすことを少なくできる。そのため、コイル
24の自動巻き付けにおいて、コイル24の巻崩れを解
消して整列巻ができるようにするための措置として、自
動巻線機での巻線作業を一度中断し、手作業により調整
した後に自動巻線作業を再開するという手間を少なくで
きる。したがって、自動巻線作業を連続的に継続させて
自動巻線機によるコイル24の巻線作業性及び稼動率を
向上でき、それに伴い巻線コストを下げることができる
とともに、コイル24の自動巻き付けにおいてコイル2
4がバラ巻状態となってその状態のまま巻かれることが
少なく、コイル24の占積率を向上でき、コイル24の
外径も小さくできる。
【0027】又、前記第1の実施の形態のように張り出
し部位26b、27bの長手方向に延びるリブ状凸部3
6、37が巻胴壁25bの内面と面一である構成によれ
ば、いずれかのリブ状凸部36又は37にE型鉄心21
aの中央脚を載せて、それをガイドとして巻胴部25の
内側に挿入できるから、組み立て作業を容易化できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される請
求項1に記載の発明によれば、以下に記載されるような
効果を奏する。
【0029】合成樹脂製コイルボビンの成形の際におけ
るフランジ部の反りを抑制する抵抗部材として、コイル
ボビンが有するフランジ部の端子台が設けられていない
張り出し部位にリブ状凸部を一体に設けたから、前記張
り出し部位の巻線スペース側への反りを抑制でき、した
がって、コイルボビンの巻胴部にコイルを自動巻線する
際に、コイルがフランジ部にあたって巻崩れ状態となる
ことが少なくなって、整列巻とするための手直し作業を
少なくできるから、自動巻線機の稼働率が高められコイ
ルの巻線作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯安定器
の構成を一部切り欠いて示す平面図。
【図2】第1の実施の形態に係る放電灯安定器が備える
コイルボビンの構成を示す斜視図。
【図3】第1の実施の形態に係る放電灯安定器が備える
コイルボビンの構成を示す平面図。
【図4】第1の実施の形態に係る放電灯安定器が備える
コイルボビンの一部の構成を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係る放電灯安定器が備える
コイルボビンを射出成形する成形用金型の一部を型閉め
した状態で示す略断面図。
【図6】従来例に係る放電灯安定器の構成を一部切り欠
いて示す平面図。
【図7】従来例に係る放電灯安定器が備えるコイルボビ
ンの構成を示す斜視図。
【図8】従来例に係る放電灯安定器が備えるコイルボビ
ンの一部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
21…鉄心、 22…コイルボビン、 24…コイル、 25…巻胴部、 26、27…フランジ部、 26a〜26d…張り出し部位、 27a〜27d…張り出し部位、 28、29…端子台、 34、35…端子金具、 36、37…リブ状凸部、 S…巻線スペース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと、このコイルを巻装する巻胴部の
    両端に夫々直角状に張り出すフランジ部を有し、少なく
    とも一方のフランジ部に端子金具が挿着される端子台が
    一体に設けられた合成樹脂製のコイルボビンと、このボ
    ビンが装着される鉄心とを具備する電磁機器において、 前記フランジ部の前記端子台が設けられていない張り出
    し部位に、この張り出し部位を境に前記両フランジ部間
    の巻線スペースとは反対側に突出するとともに前記張り
    出し部位よりも薄いリブ状凸部を一体に設けたことを特
    徴とする電磁機器。
JP9188734A 1997-07-14 1997-07-14 電磁機器 Pending JPH1131629A (ja)

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