JP2000049020A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JP2000049020A
JP2000049020A JP10212731A JP21273198A JP2000049020A JP 2000049020 A JP2000049020 A JP 2000049020A JP 10212731 A JP10212731 A JP 10212731A JP 21273198 A JP21273198 A JP 21273198A JP 2000049020 A JP2000049020 A JP 2000049020A
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JP
Japan
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case
transformer
side terminal
core
terminal
Prior art date
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Application number
JP10212731A
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English (en)
Inventor
Koji Umehara
孝司 梅原
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ケースに取付けられたケース側端子
とトランス本体の端部に取付けられたトランス側端子間
の電気的・機械的接続を確実に行うことができる電磁機
器を提供する。 【解決手段】コイル15とコア16とを組み合わせたト
ランス本体30と当該トランス本体を収納してなるケー
ス35とを備え、前記トランス本体に設けられたトラン
ス側端子6と前記ケースの端部材45に設けられたケー
ス側端子46とを接続する電磁機器において、前記トラ
ンス本体のトランス側端子6のコア側の面に前ケース側
端子46の一部を当接させて接続したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば蛍光灯照明
器具等の点灯装置に使用される放電灯安定器などのコイ
ルとコアとを組み合わせた電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁機器、例えば放電灯
安定器は、図7および図8に示すものが知られている。
【0003】放電灯安定器に用いられるボビン1は、図
8(A)に示すように、コイル巻回部2を有し、このコ
イル巻回部2の両端には鍔部3,3が対向してそれぞれ
設けられている。さらに、外側に位置する鍔部3a,3
aには、外側に向けて水平に延出された端子台5,5が
それぞれ形成されている。
【0004】前記ボビンの端子台5に導電材からなるト
ランス側端子6を挿着したのち、コイル巻回部2に導体
10を巻回しコイル15を製作している。
【0005】このコイル15にコア16と一対のパスコ
ア20,20とを組み合わてたのち、当該コア15の両
端部にキャップ25,25をそれぞれ嵌込み固定し、ト
ランス本体30を製作している。
【0006】このトランス本体30は、図7に示すよう
に、断面形状が略U字形をした筒状のケースカバー36
と、このケースカバー36の両端開口に取付けられる一
対の端部材45,45と、当該ケースカバー36の上部
開口と当該端部材45,45の上面を覆って取付けられ
る底板50とからなるケース35に収納され放電灯安定
器を形成している。
【0007】前記端部材45には、これを貫通してケー
ス内外の電気接続をするための導電材からなるケース側
端子46が水平に設けられ、当該ケース側端子46は、
トランス本体30の端部に水平に配置されているトラン
ス側端子6の上側、即ち、コア16の反対側の面に近接
する位置に設けられている。
【0008】それから、前記近接し重ね合わせて設けら
れたケース側端子46とトランス側端子6とを半田付け
などの接続手段によって電気的・機械的に接続してい
る。
【0009】最後に、トランス本体30とケース35と
の間に樹脂などからなる充填剤55を充填する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
磁機器としての放電灯安定器のボビン1は、一般にナイ
ロンやPBT等の熱可塑性プラスチックの材料が使用さ
れ、当該ボビン1は成形して製造されることが多い。
【0011】また、ボビンの端子台5は、トランス側端
子6を保持するための保持構造が必要だったり、さら
に、コイルの巻き始めや巻き終わりの導体10を案内す
る溝部からなる導体ガイド部4が必要等の理由から鍔部
3や巻胴部7に比べて肉厚が厚く設計されている。
【0012】このため、ボビン1の成形時には、図8
(B)に示すように、端子台5の冷却スピードが最も遅
くなり、プラスチックの凝固時にボビンの鍔部3が外側
に向けて倒れやすくなる。
【0013】この結果、鍔部3が外側に向けて倒れる
と、当該鍔部3から外側に向けて水平に突出している端
子台5も下方に向けて垂れ下がる。
【0014】また、ボビンのコイル巻回部2に導体を巻
線する時に、導体10が巻回される時の張力が鍔部3を
外側に向けて倒す力が作用することから、鍔部3が、更
に、外側に向けて倒れやすくなる。
【0015】この結果、鍔部3が、更に、外側に向けて
倒れると、当該鍔部3から外側に向けて水平に突出して
いる端子台5も、更に、下方に向けて垂れ下がる。
【0016】鍔部3の倒れ寸法およびや端子台5の垂れ
寸法は、ボビンの成型時の温度条件や巻き線時の張力変
動などの要因によりばらつく。
【0017】ケース側端子46は、図9に示すように、
ボビンの端子台に取付けられているトランス側端子6に
対してコア16とは反対側の面に近接するように設けら
れていることから、鍔部3が外側に倒れることによっ
て、ケース側端子46とトランス側端子6との距離が大
きくなり、半田56で接続が不確実になるなどの品質問
題があった。
【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ケースに取付けられたケース側端子とトランス本体
の端部に取付けられたトランス側端子間の電気的・機械
的接続を確実に行うことができる電磁機器を提供するこ
とを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明の電磁機器は、コイルとコアとを組み合わせ
たトランス本体と当該トランス本体を収納してなるケー
スとを備え、前記トランス本体に設けられたトランス側
端子と前記ケースの端部材に設けられたケース側端子と
を接続する電磁機器において、前記トランス本体のトラ
ンス側端子のコア側の面に前ケース側端子の一部を当接
させて接続したことを特徴とするものである。
【0020】上記の構成において、このトランス本体に
取付けられいるトランス側端子のコアに近い面の一部と
ケースを貫通するケース側端子の一部を当接したことを
特徴としている。
【0021】そこで、端部材とケース側端子を組み合わ
せたものをトランス本体と接続する際には、ケース側端
子がトランス側端子に当接し、端子台を持ち上げながら
位置固定される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る電磁機
器としての放電灯安定器を図1〜図6を参照して説明す
る。なお、従来技術と同一部品は同一番号を付して説明
する。
【0023】放電灯安定器のケースに収納されるトラン
ス本体30は、図4に示すように、コイル15と、当該
コイル15に組み合わされるT字形をした中央脚鉄心1
7およびL字形をした一対の側脚鉄心18,18とから
なるコア16と、コ字形をした一対のパスコア20,2
0と、コア16の両端をそれぞれ嵌込み固定する有底状
の箱形をした一対のキャップ25,25とから構成して
いる。
【0024】前記コイル15は、両側に鍔部3,3を有
するコイル巻回部3を有する1次ボビン1aと、両側に
鍔部3,3を有するコイル巻回部3を有する2次ボビン
1bとを備え、これら1次ボビン1aと2次ボビン1b
との間に形成されたパスコア収納部8を直列に連結して
設けられたボビン1と、当該ボビン1のコイル巻回部
3,3に導体10をそれぞれ所定回数巻回・形成した1
次コイル15aと2次コイル15bとから構成してい
る。なお、前記ボビン1の軸心に沿って中央脚鉄心17
が嵌込まれる直方体状の貫通孔9が形成している。
【0025】また、1次ボビン1aおよび2次ボビン1
bの外側にそれぞれ位置する鍔部3a,3aには、当該
鍔部から外側に向けて水平に延出されて端子台5,5が
それぞれ突出形成され、これらボビンの端子台5,5に
は、複数個のばね性を有する導電材、例えば、燐青銅板
からなる板状のトランス側端子6がそれぞれ挿入・固定
され、当該トランス側端子6には、導体の引き出し線が
巻き付けられ半田で固定されている。なお、ボビンの端
子台5には、トランス側端子6を保持するための保持構
造が必要だったり、さらに、コイルの巻き始めや巻き終
わりの導体10を案内する溝部からなる導体ガイド部4
が必要等の理由から鍔部3や巻胴部7に比べて肉厚が厚
く設計されている。
【0026】つぎに、トランス本体の組立て方法を図4
を参照して説明する。
【0027】コイル15に組付けられるコア16は、T
字形をした中央脚鉄心17と当該中央脚鉄心の両側にそ
れぞれ組付けられるL字形をした一対の側脚鉄心18,
18とからロ字形に構成されるものと、一対のパスコア
20,20とからなる。
【0028】最初に、中央脚鉄心17をコイルの貫通孔
9に嵌入するとともに、当該中央脚鉄心17を挟んで両
側に形成されたパスコア収納部8,8に一対のパスコア
20,20をそれぞれ挿入する。
【0029】つぎに、コイル15の両側に沿ってL字形
をした一対の側脚鉄心18,18を中央脚鉄心17に組
付けてロ字形に形成し、これらコア16の両端に箱状の
キャップ25,25をそれぞれ嵌込み、中央脚鉄心17
と一対の側脚鉄心18,18の端部をキャップ25でそ
れぞれ固定し、トランス本体30の組立てを完了する。
なお、キャップ25,25をコア16の両端に嵌入した
状態では、当該コアは閉磁気回路を構成している。
【0030】このトランス本体30は、図1に示すよう
に、断面形状が略U字形をなす筒状のケースカバー36
と、このケースカバー36の両端開口に取付けられる一
対の端部材45,45と、当該ケースカバー36の上部
開口面と当該端部材45,45の上面を覆って取付けら
れる底板50とからなるケース35に収納され放電灯安
定器を形成している。
【0031】前記ケースカバー36の両側上端側には、
図2に示すように、互いに相接近する方向に内側に向か
って形成された傾斜面部37,37をそれぞれ有してい
る。
【0032】また、前記底板50の両側は、ケースカバ
ーの傾斜面部37,37の上面に当接して下方に向けて
略ハの字形に形成された当接傾斜面部51,51をそれ
ぞれ有している。さらに、当該当接傾斜面51の両端両
側には、図2又は図6に示すように、係止爪部52,5
2がそれぞれ形成している。
【0033】さらに、前記端部材45は、ケースカバー
36の端面に突き当てられ配置されるケース端板47
と、当該ケース端板47の外周面からケースカバーの材
厚だけ段差をつけて当該ケースカバーの両端側の内周面
に嵌込まれる嵌合部48とから構成している。前記一方
側の端部材45には、図6に示すように、充填材を充填
する充填開口孔49が開口している。また、端部材45
の上部両側は、ケースカバーの傾斜面部37,37に沿
って傾斜している。
【0034】つぎに、放電灯安定器の組立て方法を説明
する。
【0035】予め、端部材45には、当該端部材を貫通
しケース内外の電気接続をするためのばね性を有する導
電材、例えば、燐青銅板からなる板状のケース側端子4
6を水平に挿着しておく。それから、所定のケース側端
子46には、コンデンサ57を半田などで電気的・機械
的に固定されている。
【0036】第1ステップとして、トランス本体30の
両端に水平に取付けられているトランス側端子6,6を
それぞれ長手方向にして、断面形状が略U字形をしたケ
ースカバー36内の中程に載置する。
【0037】第2ステップとして、図5に示すように、
内外に貫通し水平に配置されたケース側端子46を有す
る端部材45を前倒しにした状態で横方向からケースカ
バー36の端部開口にスライドし装着すると、端部材4
5に水平に取付けられているケース側端子46の先端
は、トランス本体30の上部端部から外方に向けて水平
に突出した状態に取付けられているトランス側端子6の
下方に潜り込んだ状態に配置される。
【0038】それから、端部材45を水平状態にしつ
つ、当該端部材のケース端板47がケースカバー36の
端面に突き当たるまで挿入する。なお、端部材45を水
平状態にすると、端部材の嵌合部48とケースカバーの
端部内面とは当接した状態になる。
【0039】さらに、端部材45を水平状態にすると、
トランス本体の両端に水平状態に取付けられているトラ
ンス側端子6は、従来技術で説明したように、下方に向
けて垂れ下がっていることから、当該垂れ下がったトラ
ンス側端子6の下面を押し上げてケース側端子46が取
付けられ、トランス側端子もケース側端子もそれぞれば
ね性を有することから確実にお互いが接触し電気的に接
続される。
【0040】さらに、ケース側端子46とトランス側端
子6との接合部を半田56などの接続手段によって電気
的・機械的に接続する。
【0041】第3ステップとして、底板50をケースカ
バーの上部開口面と当該端部材の上面を覆って取付ける
とともに、図2および図6に示すように、底板50の4
隅に設けられている4個の係止爪部52をそれぞれケー
スカバーの上部端部にカシメて組み付ける。
【0042】最後に、図6に示すように、一方側のケー
ス端部材に開口された充填開口孔49を上方に向けてケ
ース35を立設し、当該充填開口孔49から充填材とし
ての樹脂55を内部に充填し硬化することにより、放電
灯安定器の組立てを完了する。
【0043】次に上記実施の形態の作用を説明する。
【0044】トランス本体のトランス側端子6のコア1
6に近い面の一部とケース35を貫通するケース側端子
46の一部を当接したことを特徴とするもので、端部材
45とケース側端子46とを組み合わせたものをトラン
ス本体30と接続する際には、ケース側端子46がトラ
ンス側端子6の下面側に当接し、ボビンの端子台5を持
ち上げながら固定される。
【0045】ケース側端子46とトランス側端子6の端
子材料は、それぞればね性を有する材料を使用している
ことから、確実に接触が保たれる。
【0046】半田付けや溶接などの接合では母材同士の
接触によりケース側端子とトランス側端子の熱伝導係数
が大きくなるとともに、これら端子間の温度差が非常に
小さくなり、短時間に確実な接合が可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、コ
イルとコアとを組み合わせたトランス本体をケースに収
納してなる電磁機器で、前記トランス本体にはトランス
側端子が設けられ、そのケースには貫通する別のケース
側端子が設けられ、このトランス本体のトランス側端子
のコア側の面の一部とケースを貫通するケース側端子の
一部を当接した構成にしたので、これら端子間の電気的
・機械的接続が短時間に、容易に、安定して行うことが
でき、品質の高い電磁機器を安く製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る電磁機器の構成
を示す正面断面図。
【図2】同第1実施の形態に係る電磁機器の構成を示す
一部を断面にした側面図。
【図3】同第1実施の形態における電磁機器の構成を示
す一部を断面にした上面図。
【図4】同第1実施の形態における電磁機器に収納され
るトランス本体を示す分解斜視図。
【図5】同第1実施の形態における電磁機器のトランス
側端子とケース側端子との接合状態を示す正面断面図。
【図6】一般的な電磁機器の外観を示す斜視図。
【図7】従来技術に係る電磁機器の構成を示す正面断面
図。
【図8】従来技術に係る電磁機器に使用されるボビンを
示すもので、(A)はボビンの正面図。(B)はボビン
の端子台が下方に向けて垂れ下がった状態を示す正面
図。
【図9】従来技術に係る電磁機器のトランス側端子とケ
ース側端子との接合状態を示す拡大正面断面図。
【符号の説明】
6…トランス側端子, 15…コイル, 16…コア, 30…トランス本体, 35…ケース, 45…端部材, 46…ケース側端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルとコアとを組み合わせたトランス本
    体と当該トランス本体を収納してなるケースとを備え、 前記トランス本体に設けられたトランス側端子と前記ケ
    ースの端部材に設けられたケース側端子とを接続する電
    磁機器において、 前記トランス本体のトランス側端子のコア側の面に前ケ
    ース側端子の一部を当接させて接続したことを特徴とす
    る電磁機器。
JP10212731A 1998-07-28 1998-07-28 電磁機器 Pending JP2000049020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011129414A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Hitachi Cable Ltd 車両用接続構造
EP3531433A1 (de) * 2018-02-22 2019-08-28 SUMIDA Components & Modules GmbH Induktives bauelement und verfahren zur herstellung eines induktiven bauelements

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