JPH11316013A - 汚泥の焼却方法 - Google Patents

汚泥の焼却方法

Info

Publication number
JPH11316013A
JPH11316013A JP12381898A JP12381898A JPH11316013A JP H11316013 A JPH11316013 A JP H11316013A JP 12381898 A JP12381898 A JP 12381898A JP 12381898 A JP12381898 A JP 12381898A JP H11316013 A JPH11316013 A JP H11316013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
dried
fluidized bed
particles
moisture content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12381898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3774803B2 (ja
Inventor
Masaru Sakaba
勝 坂場
Kenji Murai
健二 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP12381898A priority Critical patent/JP3774803B2/ja
Publication of JPH11316013A publication Critical patent/JPH11316013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774803B2 publication Critical patent/JP3774803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥の焼却に要する費用を安くする。 【解決手段】 脱水汚泥を造粒乾燥機4で造粒乾燥した
後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉14で焼却する方法であ
る。造粒乾燥機4で水分10%以下まで造粒乾燥された
乾燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥
を混合し、流動床式焼却炉14に投入する汚泥粒の水分を
50〜70%に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は汚泥の焼却方法に
関し、さらに詳しくは、下水処理、し尿処理等で生じた
有機質汚泥を脱水し、ついで脱水汚泥を造粒乾燥機で造
粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、有
機質汚泥の焼却は、脱水後の脱水汚泥を直接流動床式焼
却炉で燃焼させたり、あるいは脱水、造粒乾燥後の乾燥
汚泥粒を流動床式焼却炉で燃焼させたりすることにより
行われていた。
【0003】しかしながら、脱水汚泥の水分が75%以
上である場合、これを流動床式焼却炉で燃焼させるには
付加的な燃料を必要とし、燃料費が高くなるという問題
がある。一方、付加的な燃料を不要とするためには、焼
却前に水分が50〜70%となるように脱水汚泥を乾燥
させる必要がある。この場合、汚泥の全量を乾燥させる
ためには乾燥機能力を大きくしなければならず、設備費
が高くなるという問題がある。なお、乾燥汚泥が自燃す
る水分(たとえば、70%)は、汚泥の発熱量に依存す
る。
【0004】また、乾燥汚泥粒の水分は10%以下であ
るので、これを流動床式焼却炉で燃焼させると発生する
燃焼排ガスの温度がかなり高温になり、焼却炉を形成す
る材料として耐熱性に優れた高価な材料を使用する必要
があり、設備費が高くなるという問題がある。
【0005】乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で燃焼させる
さいに生じる上記問題点を解決するために、焼却炉内に
水を噴射して炉内温度を調整することが考えられるが、
この場合、大量の水を必要とするので、不経済になると
いう問題がある。
【0006】したがって、上記いずれの場合にも、汚泥
の焼却に要する費用が高くなる。
【0007】この発明の目的は、上記問題を解決し、汚
泥の焼却に要する費用を安くすることができる汚泥の焼
却方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明に
よる汚泥の焼却方法は、脱水汚泥を造粒乾燥機で造粒乾
燥した後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する方法
であって、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥さ
れた乾燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水
汚泥を混合し、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分
を50〜70%に調整しておくことを特徴とするもので
ある。
【0009】この発明の方法において、脱水汚泥を、造
粒乾燥機において水分10%以下まで造粒乾燥させるの
は、造粒乾燥機へ供給する脱水汚泥量を低減できるとと
もに、造粒乾燥機から流動床式焼却炉までの取り扱いが
容易になり、しかも流動床式焼却炉の発停時の操作が容
易になるからである。流動床式焼却炉の発停時の操作が
容易になるという意味は、焼却炉を緊急停止させた場合
にも造粒乾燥機はそのまま一定時間運転可能であるとい
う意味であり、かつ焼却炉を再起動するさいも、造粒乾
燥機が定常状態になるまで乾燥品貯槽から乾燥品を供給
することにより、焼却炉の運転を容易に一定に保持でき
るという意味である。流動床式焼却炉に投入する汚泥粒
の水分を50〜70%に限定した理由は、50%未満で
あるとこれを燃焼させることにより発生する燃焼排ガス
の温度が高温になり、70%を越えるとこれを燃焼させ
るのに付加的な燃料を必要とするからである。
【0010】この発明の汚泥の焼却方法によれば、流動
床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分を50〜70%に調
整しておくので、従来の水分75%以上の脱水汚泥を流
動床式焼却炉で燃焼させる方法に比べて、燃料消費量が
少なくなり、燃料費が安くなる。また、従来の水分10
%以下の乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で燃焼させる方法
に比べて、発生する燃焼排ガスの温度が低くなり、その
結果焼却炉を形成する材料としては従来の方法に比べて
安価な材料を使用すればよく、設備費が安くなる。さら
に、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥された乾
燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥を
混合することにより、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒
の水分を50〜70%に調整しているので、乾燥汚泥粒
に水を加えて水分を調整する方法のように水を必要とせ
ず、その費用が不要になる。また、従来の方法に比べて
乾燥機能力を低減でき、設備費が安くなる。したがっ
て、汚泥の焼却に要する費用が、従来の方法に比べて安
くなる。しかも、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水
分が50〜70%と一定になるので、流動床式焼却炉か
ら排出される燃焼排ガスの温度や成分も一定となり、焼
却炉の安定運転に寄与できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0012】図1はこの発明による汚泥の焼却方法を示
す。
【0013】図1において、下水の処理、し尿の処理等
で生じた有機質汚泥に脱水処理を施して汚泥貯槽(1) に
貯えていた水分75%以上の脱水汚泥を、第1の汚泥ポ
ンプ(2) により第1の汚泥混合機(3) を経て造粒乾燥機
(4) に送り、ここで水分が10%以下になるとともに、
平均粒径が2〜5mmとなるように造粒乾燥させる。造
粒乾燥機(4) には、循環ポンプ(5) によって、造粒乾燥
機(4) →オイルヒータ(6) (必要に応じてオイルクーラ
(7) )→造粒乾燥機(4) の順に熱媒オイルを循環させ
る。なお、このオイル循環ラインには膨張タンク(8) が
設けられている。乾燥汚泥粒は造粒乾燥機(4) の底部か
ら抜き取られ、分離ホッパ(9) を経てその大部分が乾燥
品貯槽(10)に貯えられる。乾燥汚泥粒の一部分は、造粒
乾燥機(4)での脱水汚泥の造粒性を向上させるとともに
水分調整を行うために分離ホッパ(9) を経て第1汚泥混
合機(3) に送られ、ここで脱水汚泥と混合される。
【0014】汚泥を造粒乾燥機(4) において乾燥させる
のに伴って、水蒸気を主成分とする乾燥排ガスが発生す
る。乾燥排ガスの温度は110〜120℃程度である。
この乾燥排ガスを造粒乾燥機(4) の頂部から排ガス冷却
塔(11)に送る。排ガス冷却塔(11)では頂部から冷却水が
スプレーされ、乾燥排ガスが冷却される。乾燥排ガスは
冷却後オイルヒータ(6) に送られ、ここで燃焼させられ
て熱源として利用される。冷却塔(11)においてスプレー
された冷却水は処理設備に送られる。
【0015】乾燥品貯槽(10)に貯えられた乾燥汚泥粒
を、第2の汚泥混合機(12)に送る。また、第2汚泥混合
機(12)には、汚泥貯槽(1) に貯えていた水分75%以上
の脱水汚泥を汚泥ポンプ(2) により送り、第2汚泥混合
機(12)において、水分10%以下の乾燥汚泥粒と、水分
75%以上の脱水汚泥とを混合することによって、汚泥
粒の水分が50〜70%となるように水分調整を行う。
【0016】水分が50〜70%に調整された汚泥粒は
流動床式焼却炉(14)に送られ、ここで焼却される。流動
床式焼却炉(14)には、冷却塔(11)において冷却された乾
燥排ガスの一部が送られ、ここで燃焼させられて熱源と
して利用される。流動床式焼却炉(14)で発生した燃焼排
ガスは、排ガス処理設備(15)で環境基準を満たすレベル
まで処理され、図示しない煙突から大気中に排出され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による汚泥の焼却方法を示すフローシ
ートである。
【符号の説明】
(4):造粒乾燥機 (14):流動床式焼却炉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水汚泥を造粒乾燥機で造粒乾燥した
    後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する方法であっ
    て、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥された乾
    燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥を
    混合し、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分を50
    〜70%に調整しておくことを特徴とする汚泥の焼却方
    法。
JP12381898A 1998-05-07 1998-05-07 汚泥の焼却方法 Expired - Lifetime JP3774803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12381898A JP3774803B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 汚泥の焼却方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12381898A JP3774803B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 汚泥の焼却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11316013A true JPH11316013A (ja) 1999-11-16
JP3774803B2 JP3774803B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=14870117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12381898A Expired - Lifetime JP3774803B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 汚泥の焼却方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774803B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248039A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mhi Environment Engineering Co Ltd 汚泥供給方法及び汚泥処理システム
JP2010249386A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給装置および廃棄物処理システム
JP2013217553A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Metawater Co Ltd 汚泥混合投入方法および汚泥混合投入装置
CN105090994A (zh) * 2015-09-16 2015-11-25 张家港市合力能源发展有限公司 一种污泥的焚烧处理方法及其焚烧系统
JP2019199983A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 株式会社プランテック 焼却炉構造、炉内温度制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5675284B2 (ja) * 2010-11-10 2015-02-25 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 汚泥流動層焼却プラント及び汚泥焼却方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248039A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mhi Environment Engineering Co Ltd 汚泥供給方法及び汚泥処理システム
JP2010249386A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 廃棄物供給装置および廃棄物処理システム
JP2013217553A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Metawater Co Ltd 汚泥混合投入方法および汚泥混合投入装置
CN105090994A (zh) * 2015-09-16 2015-11-25 张家港市合力能源发展有限公司 一种污泥的焚烧处理方法及其焚烧系统
CN105090994B (zh) * 2015-09-16 2017-05-17 张家港市合力能源发展有限公司 一种污泥的焚烧处理方法及其焚烧系统
JP2019199983A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 株式会社プランテック 焼却炉構造、炉内温度制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3774803B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3958920A (en) System for controlling the operation of a multiple hearth furnace
CN102476907B (zh) 一种快速高效、环保节能污泥处理系统的方法
KR19990083127A (ko) 미립체 소각을 위한 방법 및 장치
JP3774803B2 (ja) 汚泥の焼却方法
JP2005097063A (ja) 有機系廃棄物の処理方法
CN102775034A (zh) 一种污泥焚烧处理方法及污泥焚烧处理装置
JP2008063362A (ja) 塩素含有有機廃棄物の処理方法及び処理装置
JPH11337040A (ja) 汚泥の焼却方法
JP4231739B2 (ja) 汚泥の再資源化方法
JP3771887B2 (ja) 活性汚泥の利用方法
JP2005305314A (ja) 固形物を含む廃液の処理システム
JPS5756096A (en) Incineration method for sludge
JPH11310782A (ja) 汚泥の炭化方法
JPS6152883B2 (ja)
JPS6157964B2 (ja)
JP3993802B2 (ja) 脱水汚泥及び灰の処理方法
JPS6053805B2 (ja) 可燃性汚泥の処理方法
JP3769204B2 (ja) 有機性廃棄物を含む廃棄物の燃焼処理方法
JP2003247707A (ja) 汚泥乾燥機能を備えた焼却炉の排ガス処理システム
JPS58217110A (ja) 有機廃棄物の自燃焼却処理方法
JPS5880417A (ja) 有機性汚泥の乾燥焼却方法
JPH0324995Y2 (ja)
JP2003340496A (ja) 乾燥・炭化炉と該乾燥・炭化炉を備えた多品種資源化製品製造システム
JP2007284478A (ja) バイオマスの資源化方法および資源化装置
JP2602612B2 (ja) 廃棄物粉粒体の流動床式焼却方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7