JPH11316013A - 汚泥の焼却方法 - Google Patents
汚泥の焼却方法Info
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- JPH11316013A JPH11316013A JP12381898A JP12381898A JPH11316013A JP H11316013 A JPH11316013 A JP H11316013A JP 12381898 A JP12381898 A JP 12381898A JP 12381898 A JP12381898 A JP 12381898A JP H11316013 A JPH11316013 A JP H11316013A
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Abstract
後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉14で焼却する方法であ
る。造粒乾燥機4で水分10%以下まで造粒乾燥された
乾燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥
を混合し、流動床式焼却炉14に投入する汚泥粒の水分を
50〜70%に調整する。
Description
関し、さらに詳しくは、下水処理、し尿処理等で生じた
有機質汚泥を脱水し、ついで脱水汚泥を造粒乾燥機で造
粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する
方法に関する。
機質汚泥の焼却は、脱水後の脱水汚泥を直接流動床式焼
却炉で燃焼させたり、あるいは脱水、造粒乾燥後の乾燥
汚泥粒を流動床式焼却炉で燃焼させたりすることにより
行われていた。
上である場合、これを流動床式焼却炉で燃焼させるには
付加的な燃料を必要とし、燃料費が高くなるという問題
がある。一方、付加的な燃料を不要とするためには、焼
却前に水分が50〜70%となるように脱水汚泥を乾燥
させる必要がある。この場合、汚泥の全量を乾燥させる
ためには乾燥機能力を大きくしなければならず、設備費
が高くなるという問題がある。なお、乾燥汚泥が自燃す
る水分(たとえば、70%)は、汚泥の発熱量に依存す
る。
るので、これを流動床式焼却炉で燃焼させると発生する
燃焼排ガスの温度がかなり高温になり、焼却炉を形成す
る材料として耐熱性に優れた高価な材料を使用する必要
があり、設備費が高くなるという問題がある。
さいに生じる上記問題点を解決するために、焼却炉内に
水を噴射して炉内温度を調整することが考えられるが、
この場合、大量の水を必要とするので、不経済になると
いう問題がある。
の焼却に要する費用が高くなる。
泥の焼却に要する費用を安くすることができる汚泥の焼
却方法を提供することにある。
よる汚泥の焼却方法は、脱水汚泥を造粒乾燥機で造粒乾
燥した後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する方法
であって、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥さ
れた乾燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水
汚泥を混合し、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分
を50〜70%に調整しておくことを特徴とするもので
ある。
粒乾燥機において水分10%以下まで造粒乾燥させるの
は、造粒乾燥機へ供給する脱水汚泥量を低減できるとと
もに、造粒乾燥機から流動床式焼却炉までの取り扱いが
容易になり、しかも流動床式焼却炉の発停時の操作が容
易になるからである。流動床式焼却炉の発停時の操作が
容易になるという意味は、焼却炉を緊急停止させた場合
にも造粒乾燥機はそのまま一定時間運転可能であるとい
う意味であり、かつ焼却炉を再起動するさいも、造粒乾
燥機が定常状態になるまで乾燥品貯槽から乾燥品を供給
することにより、焼却炉の運転を容易に一定に保持でき
るという意味である。流動床式焼却炉に投入する汚泥粒
の水分を50〜70%に限定した理由は、50%未満で
あるとこれを燃焼させることにより発生する燃焼排ガス
の温度が高温になり、70%を越えるとこれを燃焼させ
るのに付加的な燃料を必要とするからである。
床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分を50〜70%に調
整しておくので、従来の水分75%以上の脱水汚泥を流
動床式焼却炉で燃焼させる方法に比べて、燃料消費量が
少なくなり、燃料費が安くなる。また、従来の水分10
%以下の乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で燃焼させる方法
に比べて、発生する燃焼排ガスの温度が低くなり、その
結果焼却炉を形成する材料としては従来の方法に比べて
安価な材料を使用すればよく、設備費が安くなる。さら
に、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥された乾
燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥を
混合することにより、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒
の水分を50〜70%に調整しているので、乾燥汚泥粒
に水を加えて水分を調整する方法のように水を必要とせ
ず、その費用が不要になる。また、従来の方法に比べて
乾燥機能力を低減でき、設備費が安くなる。したがっ
て、汚泥の焼却に要する費用が、従来の方法に比べて安
くなる。しかも、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水
分が50〜70%と一定になるので、流動床式焼却炉か
ら排出される燃焼排ガスの温度や成分も一定となり、焼
却炉の安定運転に寄与できる。
図面を参照して説明する。
す。
で生じた有機質汚泥に脱水処理を施して汚泥貯槽(1) に
貯えていた水分75%以上の脱水汚泥を、第1の汚泥ポ
ンプ(2) により第1の汚泥混合機(3) を経て造粒乾燥機
(4) に送り、ここで水分が10%以下になるとともに、
平均粒径が2〜5mmとなるように造粒乾燥させる。造
粒乾燥機(4) には、循環ポンプ(5) によって、造粒乾燥
機(4) →オイルヒータ(6) (必要に応じてオイルクーラ
(7) )→造粒乾燥機(4) の順に熱媒オイルを循環させ
る。なお、このオイル循環ラインには膨張タンク(8) が
設けられている。乾燥汚泥粒は造粒乾燥機(4) の底部か
ら抜き取られ、分離ホッパ(9) を経てその大部分が乾燥
品貯槽(10)に貯えられる。乾燥汚泥粒の一部分は、造粒
乾燥機(4)での脱水汚泥の造粒性を向上させるとともに
水分調整を行うために分離ホッパ(9) を経て第1汚泥混
合機(3) に送られ、ここで脱水汚泥と混合される。
のに伴って、水蒸気を主成分とする乾燥排ガスが発生す
る。乾燥排ガスの温度は110〜120℃程度である。
この乾燥排ガスを造粒乾燥機(4) の頂部から排ガス冷却
塔(11)に送る。排ガス冷却塔(11)では頂部から冷却水が
スプレーされ、乾燥排ガスが冷却される。乾燥排ガスは
冷却後オイルヒータ(6) に送られ、ここで燃焼させられ
て熱源として利用される。冷却塔(11)においてスプレー
された冷却水は処理設備に送られる。
を、第2の汚泥混合機(12)に送る。また、第2汚泥混合
機(12)には、汚泥貯槽(1) に貯えていた水分75%以上
の脱水汚泥を汚泥ポンプ(2) により送り、第2汚泥混合
機(12)において、水分10%以下の乾燥汚泥粒と、水分
75%以上の脱水汚泥とを混合することによって、汚泥
粒の水分が50〜70%となるように水分調整を行う。
流動床式焼却炉(14)に送られ、ここで焼却される。流動
床式焼却炉(14)には、冷却塔(11)において冷却された乾
燥排ガスの一部が送られ、ここで燃焼させられて熱源と
して利用される。流動床式焼却炉(14)で発生した燃焼排
ガスは、排ガス処理設備(15)で環境基準を満たすレベル
まで処理され、図示しない煙突から大気中に排出され
る。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 脱水汚泥を造粒乾燥機で造粒乾燥した
後、乾燥汚泥粒を流動床式焼却炉で焼却する方法であっ
て、造粒乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥された乾
燥汚泥粒に、造粒乾燥前の水分75%以上の脱水汚泥を
混合し、流動床式焼却炉に投入する汚泥粒の水分を50
〜70%に調整しておくことを特徴とする汚泥の焼却方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12381898A JP3774803B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 汚泥の焼却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12381898A JP3774803B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 汚泥の焼却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11316013A true JPH11316013A (ja) | 1999-11-16 |
JP3774803B2 JP3774803B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=14870117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12381898A Expired - Lifetime JP3774803B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 汚泥の焼却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3774803B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009248039A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Mhi Environment Engineering Co Ltd | 汚泥供給方法及び汚泥処理システム |
JP2010249386A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 廃棄物供給装置および廃棄物処理システム |
JP2013217553A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Metawater Co Ltd | 汚泥混合投入方法および汚泥混合投入装置 |
CN105090994A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-11-25 | 张家港市合力能源发展有限公司 | 一种污泥的焚烧处理方法及其焚烧系统 |
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JP5675284B2 (ja) * | 2010-11-10 | 2015-02-25 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | 汚泥流動層焼却プラント及び汚泥焼却方法 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12381898A patent/JP3774803B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3774803B2 (ja) | 2006-05-17 |
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