JP2007284478A - バイオマスの資源化方法および資源化装置 - Google Patents
バイオマスの資源化方法および資源化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007284478A JP2007284478A JP2006109867A JP2006109867A JP2007284478A JP 2007284478 A JP2007284478 A JP 2007284478A JP 2006109867 A JP2006109867 A JP 2006109867A JP 2006109867 A JP2006109867 A JP 2006109867A JP 2007284478 A JP2007284478 A JP 2007284478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biomass
- waste
- heat
- steam
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Abstract
【解決手段】 焼却炉23に設けられた廃熱ボイラ24による蒸気を、配管24xを用いて乾燥炉11に送ることによりその熱でバイオマス(とくにウェット系のバイオマス)を乾燥させたうえ、炭化炉12において乾燥バイオマスの炭化を行う。また、乾燥炉11で生じる排ガスを、配管11xを通して上記焼却炉23の燃焼部に導入する。
【選択図】 図1
Description
また、上記の技術(図6を参照)では、乾燥炉から出る強い臭気をともなうガスを排ガス処理装置32に送り、そこで処理したうえ排出している。しかし、専用の排ガス処理装置を設けることは、汚泥の資源化に要するコストを引き上げてしまうことになる。
a) バイオマスの乾燥を、燃焼機器の廃熱ボイラによる蒸気を用いて行うため、専ら当該乾燥のために使用する化石燃料をゼロにし、または極めて少なくすることができる。バイオマスの処理量が燃焼機器の廃熱の熱量とのバランスを欠かないように調整すれば、当該バイオマスや生成した炭化物を燃焼させる必要もないので、資源として得る炭化物の量が少なくなるおそれがない。このような点は、地球環境に関して好ましいほか、ランニングコストの点でも極めて有利である。
b) バイオマスを、乾燥させるだけでなく炭化させるので、利用しやすい形態の資源を得ることができる。乾燥させただけであれば、汚泥や家畜糞尿等のバイオマスは臭いが強くカビも発生しやすいが、炭化させたなら、臭気もなくなり腐敗もしなくなる。また炭化物は、石炭火力発電所等の発電設備や熱供給設備において燃料として使いやすいほか、セメント工場での原燃料利用、製鉄所・製鋼所での還元材や燃料・保温材としての利用もできる。また、腐敗しないうえに水分の吸着能力をもつので、緑農地における土壌改良材としての利用もできる。バイオマスによる資源をこうして広く利用することにより、地球温暖化防止に貢献でき循環型社会の形成に寄与できることは言うまでもない。なお、乾燥させたバイオマスを炭化させる際には、化石燃料の使用はわずかで足りる。炭化過程の安定運転時には熱分解が自ら進行するので、化石燃料は、起動時と停止時、安定運転時の種火分、および安定運転時の温度制御分のみしか必要ないのである。
c) バイオマスの乾燥により生じる排ガスを燃焼機器の燃焼部に導入するため、脱臭のための排ガス処理手段(脱臭炉等)がなくとも、当該廃熱ガスの臭気をなくすことができる。脱臭炉が不要であるため、バイオマスの資源化に必要なイニシャルコストを抑制することが可能である。さらにたとえば、燃焼脱臭炉での化石燃料も不要となる。また、乾燥させるためにバイオマス中の水分(多くの場合、窒素やリン、細菌など有害なものが含まれる)を施設外に流出させないことに加え、臭気をも放出しないことから、住環境を維持するうえで極めて好ましい。
廃棄物焼却炉(とくに一般廃棄物の焼却炉)では、その熱エネルギーにて発電等を行うほどには処理能力が十分でない小規模のもの(たとえば日毎の処理量が100トン未満のもの)が処理能力換算で数十%あり、焼却炉から出る高温の排ガスは、集塵等の都合から水を噴霧して冷却している。つまり、廃棄物焼却炉では、排ガスの熱(廃熱)は利用されることなく捨てられている場合がまだまだ存在する。
廃棄物焼却炉におけるこのような廃熱を利用して蒸気を発生させ、それをバイオマスの乾燥に使用するなら、いわば捨てていた熱エネルギーを有効利用するのであるから、地球環境維持の面でもコストの面でも極めて好ましい。
そのようにすれば、廃棄物焼却炉において廃棄物が自燃するとともに適切な燃焼温度に保たれるため、当該焼却炉に補助燃料を供給する必要がないからである。そうなると、バイオマスの乾燥のために使用する化石燃料を、点火(起動)時を除いてゼロにすることができ、地球温暖化防止等の点で最も望ましい。なお、一般に、廃棄物焼却炉においてはダイオキシンの発生防止の点で燃焼温度が約800℃に設定されている。また、廃棄物が安定して自燃するためには、廃棄物の処理量1kgあたり1000kcalの発熱があることが必要だといわれている。
その方が、ボイラの配管を長期間安定して使用できるからである。もし、蒸気をバイオマスに直接接触させるなら、バイオマス中に含まれる化学成分のためにボイラ配管が腐食するおそれが生じるため、同配管として耐食性の高いものを使用しない限りその耐用寿命が短縮されることになる。
バイオマスの炭化にて生じる排ガスは専用の煙突から排出させてもよいが、上記のように燃焼機器の一部に導入または合流させるなら、専用の煙突が不要となり、設備費用を低減できる。なお、具体的には、炭化にて生じる排ガスが可燃性のものであれば燃焼部に導入して燃料として利用し、可燃性のものでないなら、燃焼機器に続く集塵機や送風機の入口付近に合流させるのがとくに好ましい。
こうした資源化装置によれば、バイオマスの乾燥機において廃棄物焼却炉の余剰の熱を利用してバイオマスの乾燥を行ったうえ、その乾燥物を炭化炉において炭化させるとともに、バイオマスの乾燥により生じる排ガスを、廃棄物焼却炉の燃焼部に導入することができる。そのため、a)バイオマスの乾燥のために使用する化石燃料をゼロにし、または極めて少なくすることができる、b)バイオマスを炭化させることにより、利用容易な形態の資源を得ることができる、c)バイオマスの乾燥により生じる排ガスの臭気を、脱臭炉等がなくとも解消することができる−といった、前述のメリットがもたらされる。
上記のようにすれば、蒸気を介して廃棄物焼却炉の廃熱をバイオマスの乾燥に円滑に利用できるうえ、その蒸気をバイオマスに直接には接触させず、したがってボイラ配管における腐食の進行を抑制することができる。
それによりバイオマスの乾燥物を円滑に炭化させることができ、また、炭化炉に専用の煙突が不要となって設備費用を低減できる。なお、炭化炉における炭化温度を高くすることにより、活性炭化物を生産することとするのも好ましい。
a) バイオマスの乾燥のために使用する化石燃料を、ゼロまたは極めてわずかにすることができる。
b) バイオマスを炭化させることから、利用しやすい形態の資源とすることができる。
c) バイオマスの乾燥により生じる排ガスの臭気を、脱臭炉等を用いずに解消することができる。
Y ≦ X×(A−1000)/[{1−(100−B)/(100−C)}×700]
とするのである。
10 バイオマス資源化手段
11 乾燥炉
11x 配管(管)
12 炭化炉
12x 配管(排ガス管)
20 一般廃棄物焼却手段
23 焼却炉
24 ボイラ
24x 配管(管)
Claims (8)
- 燃焼機器に設けられた廃熱ボイラによる蒸気を用いてバイオマスの乾燥を行ったうえ、その炭化を行うとともに、バイオマスの乾燥により生じる排ガスを上記燃焼機器の燃焼部に導入することを特徴とするバイオマスの資源化方法。
- 上記の燃焼機器として廃棄物焼却炉を使用することを特徴とする請求項1に記載したバイオマスの資源化方法。
- 上記の乾燥により蒸発させた水分を廃棄物焼却炉にて当該炉の燃焼温度にするための熱量が差し引かれても当該炉において廃棄物が自燃するように、上記バイオマスの処理量を調整することを特徴とする請求項2に記載したバイオマスの資源化方法。
- バイオマスの乾燥に用いる上記廃熱ボイラの蒸気を、バイオマスに直接には接触させないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載したバイオマスの資源化方法。
- バイオマスの炭化にて生じる排ガスを、上記燃焼機器の燃焼部に導入し、または同機器からの排ガスの経路に合流させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載したバイオマスの資源化方法。
- バイオマスの乾燥機とそれによる乾燥物の炭化炉とが廃棄物焼却炉に併設されており、廃棄物焼却炉の熱を有する媒体を流す管が上記乾燥機の加熱部分に接続され、上記乾燥機からの排ガスを流す管が廃棄物焼却炉の燃焼部に接続されていることを特徴とするバイオマスの資源化装置。
- 上記の媒体として廃棄物焼却炉のボイラからの蒸気が、乾燥機の加熱部分に接続された上記の管に流され、バイオマスの上記乾燥機として、当該蒸気による外熱加熱方式、または当該蒸気から熱交換された循環ガスによる直接加熱方式のものが設けられていることを特徴とする請求項6に記載したバイオマスの資源化装置。
- 上記の炭化炉として外熱キルン式、内熱キルン式、外熱スクリュー式、または加熱水蒸気式のものが設けられ、当該炭化炉の排ガス管が、廃棄物焼却炉の燃焼部または同焼却炉からの排ガスの経路に接続されていることを特徴とする請求項6または7に記載したバイオマスの資源化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006109867A JP2007284478A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | バイオマスの資源化方法および資源化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006109867A JP2007284478A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | バイオマスの資源化方法および資源化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007284478A true JP2007284478A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38756570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006109867A Pending JP2007284478A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | バイオマスの資源化方法および資源化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007284478A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034665A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Okawara Mfg Co Ltd | 乾燥炭化システム |
CN111810961A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-10-23 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种污泥焚烧与碳化协同处理的方法 |
-
2006
- 2006-04-12 JP JP2006109867A patent/JP2007284478A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034665A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Okawara Mfg Co Ltd | 乾燥炭化システム |
CN111810961A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-10-23 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种污泥焚烧与碳化协同处理的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4502331B2 (ja) | 炭化炉による熱併給発電方法及びシステム | |
JP4081102B2 (ja) | 廃棄物複合処理施設 | |
JP4996416B2 (ja) | 汚泥燃料化装置 | |
JP2008519687A (ja) | スラリーの脱水及びバイオソリッドの再生可能燃料への変換 | |
AU2006263623A1 (en) | Waste treatment process and apparatus | |
JP2009091496A (ja) | 汚泥燃料化装置 | |
CN102476907A (zh) | 一种快速高效、环保节能污泥处理系统的设备及方法 | |
CN110790475A (zh) | 火电厂烟气再循环耦合污泥干化在线掺烧系统 | |
JP3861093B2 (ja) | 汚泥の燃料化方法及び装置 | |
CN114538728B (zh) | 污泥处理系统和污泥处理方法 | |
JP5148809B2 (ja) | 汚泥の燃料化方法及び装置 | |
CN108443889A (zh) | 一种废弃金属催化剂和有机污泥共处理装置及方法 | |
CN105234165A (zh) | 一种异位土壤热脱附方法 | |
CN211688800U (zh) | 火电厂烟气再循环耦合污泥干化在线掺烧系统 | |
JP2006348302A (ja) | 汚泥の燃料化方法及び装置 | |
JP2006205027A (ja) | 含水有機汚泥等の減容・減量装置及びその方法 | |
JP4961156B2 (ja) | 廃棄物の焼却廃熱の有効利用方法 | |
CN107143864A (zh) | 一种全燃煤泥循环流化床锅炉焚烧污泥的工艺 | |
JP2007031492A (ja) | 汚泥からの水素製造方法 | |
KR101252289B1 (ko) | 가축 폐수 고형물 처리장치 | |
JP4156483B2 (ja) | 汚泥のガス化溶融方法 | |
JP2001342476A (ja) | ごみ炭化物の製造方法および製造設備 | |
CN208108108U (zh) | 废弃金属催化剂和有机污泥共处理装置 | |
CN106871125A (zh) | 一种垃圾焚烧炉污泥直接混合掺烧方法和系统 | |
JP2007284478A (ja) | バイオマスの資源化方法および資源化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080410 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090119 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090602 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |