JPH11337040A - 汚泥の焼却方法 - Google Patents
汚泥の焼却方法Info
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- JPH11337040A JPH11337040A JP10140116A JP14011698A JPH11337040A JP H11337040 A JPH11337040 A JP H11337040A JP 10140116 A JP10140116 A JP 10140116A JP 14011698 A JP14011698 A JP 14011698A JP H11337040 A JPH11337040 A JP H11337040A
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
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Abstract
べき汚泥を貯めておくさいに臭気や黴が発生することを
防止する。汚泥の焼却を安定して行う。 【解決手段】 脱水汚泥を造粒乾燥機4で水分10%以
下まで造粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を粉砕機7により粒
径500μm以下、好ましくは100μm以下に粉砕
し、その後バーナ9で燃焼させる。
Description
関し、さらに詳しくは、下水処理、し尿処理等で生じた
有機質汚泥を脱水し、ついで脱水汚泥を造粒乾燥機で造
粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を焼却する方法に関する。
機質汚泥の焼却は流動床式焼却炉を用いて行われてい
る。その1つの具体的方法として、脱水後の水分70〜
85%程度の脱水汚泥を流動床式焼却炉で燃焼させる方
法があるが、水分70〜85%程度の脱水汚泥を燃焼さ
せるには大量の燃料を必要とし、燃料費が高くなるとい
う問題がある。
を水分50〜60%程度に乾燥させた後流動床式焼却炉
で燃焼させる方法や、脱水汚泥を一旦水分10〜30%
程度に乾燥させた後、乾燥汚泥を脱水汚泥と混合するこ
とにより水分50〜60%に調湿し、これを流動床式焼
却炉で燃焼させる方法がある。しかしながら、これらの
方法では、水分50〜60%程度の汚泥は粘性を有する
ので、流動床式焼却炉までの輸送が面倒であるという問
題がある。また、流動床式焼却炉の運転を停止する場
合、水分50〜60%程度の汚泥を貯めておく必要があ
るが、このような汚泥では臭気が発生したり、汚泥に黴
が発生したりして環境上好ましくない。汚泥を貯めない
ようにするには、乾燥機(必要に応じて乾燥汚泥と脱水
汚泥との混合機)および流動床式焼却炉を常に一緒に運
転しなければならず、いずれかの運転を停止する必要が
生じた場合にすぐに対応できない。また、流動床式焼却
炉を停止後再度運転する場合に、初期の制御が面倒であ
るという問題がある。
を効率良く行うためには汚泥の供給量および水分、熱量
等の汚泥の性状を一定に保つ必要があるが、上述したい
ずれの方法においても、汚泥の供給量および汚泥の性状
を一定に保つための制御が困難であって安定して焼却す
ることができないという問題がある。
泥の焼却に要する燃料を低減することができるととも
に、焼却すべき汚泥を貯めておくさいに臭気や黴が発生
することを防止し得て乾燥と焼却を別個に行うことがで
き、しかも汚泥の焼却を安定して行うことができる汚泥
の焼却方法を提供することにある。
よる汚泥の焼却方法は、脱水汚泥を造粒乾燥機で水分1
0%以下まで造粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を粒径500
μm以下に粉砕し、その後バーナで燃焼させることを特
徴とするものである。
以下とするのは、臭気発生を抑制するとともに黴の発生
を防止し、しかも汚泥の発熱量を極力大きくできるから
である。また、乾燥汚泥粒を500μm以下に粉砕する
のは、燃焼状態を安定化するとともに、着火を円滑に行
うことができるからである。
乾燥機で水分10%以下まで造粒乾燥するので、バーナ
までの輸送を、空気輸送等により簡単に行うことができ
る。また、乾燥汚泥粒の水分が10%以下であるから、
これを貯めておくさいにも臭気が発生したり、汚泥に黴
が発生したりすることはなく、環境上好ましい。しか
も、乾燥汚泥粒を貯めておくことができるので、造粒乾
燥機およびバーナ焼却炉のいずれか一方の運転を一定時
間停止することができる。
粉砕し、その後バーナで燃焼させるので、この粉砕物も
燃料となり、原則として助燃料を使用する必要がなくな
る。したがって、汚泥の焼却に要する燃料を、焼却炉排
ガスの顕熱の熱回収を図ることにより低減することがで
きる。しかも、バーナによる燃焼は、乾燥汚泥粒の粉砕
物の供給量や性状の変動に対応し易いので、乾燥汚泥粒
の粉砕物の供給量や発熱量をほぼ一定に制御することが
でき、結果的に炉内温度を安定化でき、汚泥焼却の安定
化を図ることができる。
図面を参照して説明する。
す。
で生じた有機質汚泥に脱水処理を施して汚泥貯槽(1) に
貯えていた水分70〜80%の脱水汚泥を、汚泥ポンプ
(2)により汚泥混合機(3) を経て造粒乾燥機(4) に送
り、ここで水分が10%以下になるとともに、平均粒径
が2〜5mmとなるように造粒乾燥させる。
き取られ、分離ホッパ(5) を経てその大部分が乾燥品貯
槽(10)に貯えられる。乾燥汚泥粒の一部分は、造粒乾燥
機(4) での造粒性を向上させるとともに水分調整を行う
ために分離ホッパ(5) を経て汚泥混合機(3) に送られ、
ここで脱水汚泥と混合される。
は、貯槽(6) の底部に設けられている定量切出し装置(6
a)により一定量ずつ粉砕機(7) に送り、ここで平均粒径
500μm以下、好ましくは100μm以下となるよう
に粉砕する。微粉砕粒はエゼクタ(8) により粉砕機(7)
から汚泥焼却炉(10)のバーナ(9) に送られ、助燃料とと
もに燃焼させる。汚泥焼却炉(10)で発生した燃焼排ガス
は、空気予熱器(11)においてバーナ(9) に供給される燃
焼用空気を予熱し、さらにオイル加熱用熱交換器(12)に
おいて造粒乾燥機(4) の熱源として用いられるオイルを
加熱した後、集塵機(13)において排ガス中の焼却灰が除
去され、図示しない煙突から大気中に排出される。集塵
機(13)において捕集された焼却灰は図示しない焼却灰処
理装置に送られ、環境基準を満たすレベルまで処理され
た後廃棄される。
って、造粒乾燥機(4) →オイル加熱用熱交換器(12)→造
粒乾燥機(4) の順に熱媒オイルを循環させる。また、造
粒乾燥機(4) に供給される熱媒オイルの温度が所定の温
度となるように、オイル加熱用熱交換器(12)から造粒乾
燥機(4) に供給される熱媒オイルの少なくとも一部をオ
イルヒータ(15)で加熱した後造粒乾燥機(4) に供給す
る。
のに伴って、水蒸気を主成分とする乾燥排ガスが発生す
る。乾燥排ガスの温度は110〜120℃程度である。
この乾燥排ガスを造粒乾燥機(4) の頂部から排ガス冷却
塔(16)に送る。排ガス冷却塔(16)では頂部から冷却水が
スプレーされ、乾燥排ガスが冷却される。乾燥排ガスは
冷却後汚泥焼却炉(10)に送られ、ここで燃焼させられて
ダストや臭気成分が分解される。冷却塔(16)においてス
プレーされた冷却水は処理設備に送られる。
ートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 脱水汚泥を造粒乾燥機で水分10%以下
まで造粒乾燥した後、乾燥汚泥粒を粒径500μm以下
に粉砕し、その後バーナで燃焼させることを特徴とする
汚泥の焼却方法。 - 【請求項2】 乾燥汚泥粒を粒径100μm以下に粉砕
する請求項1記載の汚泥の焼却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140116A JPH11337040A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 汚泥の焼却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140116A JPH11337040A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 汚泥の焼却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11337040A true JPH11337040A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15261295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10140116A Pending JPH11337040A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 汚泥の焼却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11337040A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005296870A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Nippon Steel Corp | ダイオキシン類汚染物の無害化処理方法 |
CN100420643C (zh) * | 2006-09-27 | 2008-09-24 | 北京中科通用能源环保有限责任公司 | 一种污泥干燥焚烧处理方法 |
JP2009148752A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-07-09 | Tadao Santo | 汚泥類の処理方法及び汚泥吸水材 |
JP2011241282A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Taiheiyo Cement Corp | 有機汚泥の燃料化装置及び燃料化方法 |
JP2013516308A (ja) * | 2009-12-30 | 2013-05-13 | デグレマン | 泥状物質、特に排水処理プラントからのスラッジの乾燥及び熱エネルギー発生の方法及び設備 |
EP3115722A1 (en) * | 2015-07-06 | 2017-01-11 | Ktb Invest Ivs | Method and drying plant material and utilising heat from the drying plant |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP10140116A patent/JPH11337040A/ja active Pending
Cited By (6)
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050805 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051102 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |