JPH11315607A - 外壁パネル下端の支持装置 - Google Patents
外壁パネル下端の支持装置Info
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- JPH11315607A JPH11315607A JP12367198A JP12367198A JPH11315607A JP H11315607 A JPH11315607 A JP H11315607A JP 12367198 A JP12367198 A JP 12367198A JP 12367198 A JP12367198 A JP 12367198A JP H11315607 A JPH11315607 A JP H11315607A
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Abstract
そのパネル下端を支持する金具を取り付ける余裕が内側
にない場合でも、そのパネル下端を支持できるようにす
る。 【解決手段】 L字形支持金具(38)の水平プレート(39)
を外側パネル(17)とバルコニー床(37)との隙間から外方
へ延出して、その延出部でバルコニー床(37)へ固定し、
同じく支持金具(38)の垂直プレート(42)には、外壁パネ
ル(17)の内側においてその外壁パネル(17)を連結する。
Description
ンウォール構造の建築物に用いられる外壁パネル下端の
支持構造に関するものである。
は、構造躯体の梁で金具などを介して外壁パネルを吊り
下げ支持するようにしている。この場合、吊り下げ支持
された外壁パネルの下端は、その下側の外壁パネルを吊
っている金具へ、地震の際のロッキングを許容するよう
上下に移動できるような状態で取り付けて、内外の出入
りや目地隙間が一定になるようにしている。他方、下側
に外壁パネルが存在しない一階の最下部の外壁パネルの
場合は、基礎コンクリートの上に専用の金具を固定し
て、同様に外壁パネル下端を支持している。
ネルの下側が基礎コンクリートの場合には、その基礎コ
ンクリートにパネル下端を支持するための専用金具を固
定しているが、パネルの下側がALC板などからなるバ
ルコニー床であって、パネル下方の内側に専用金具を取
り付ける余裕のない場合がある。
て、外壁パネル下方がバルコニー床であって、そのパネ
ル下端を支持する金具を取り付ける余裕が内側にない場
合でも、そのパネル下端を支持できるようにすることを
目的としてなされたものである。
め、この発明では、構造躯体によって吊り下げ支持され
た外壁パネル下端の下方に、コンクリート板からなるバ
ルコニー床の端部が位置しているものにおいて、L字形
支持金具の水平プレートの先端が、外壁パネル下端とバ
ルコニー床上面との隙間から外壁パネル外方へ延出され
て、その延出部においてバルコニー床上面へ固定される
とともに、外壁パネルの内側において上方へ立ち上がっ
た垂直プレートへ、外壁パネルの内側を連結してあるこ
とを特徴とする。
プレートには上端からスリットが形成され、このスリッ
ト内に挿入されたボルトで外壁パネルと垂直プレートと
が連結されていることを特徴とするものが得られる。
ルは、コンクリート板などのサイディング材とそのサイ
ディング材の裏面に取り付けた枠状フレームとからな
り、その下部横フレーム材と垂直プレートとが前記のボ
ルトで連結されているものが提供される。
裏面側から見た全体の斜視図である。図において、(1)
は、軽量コンクリート板或いはその他のコンクリート板
などの無機質材からなる方形のサイディング材であり、
このサイディング材(1)の裏面に、方形枠状の金属製フ
レーム(2)が固定されている。
右一対の縦フレーム材(3)(3)と、それら縦フレーム材
(3)(3)の上端間を連結する上部横フレーム材(4)と、
同じく下端間を連結する下部横フレーム材(5)と、縦フ
レーム材(3)(3)の上下方向の中間部同士を連結する中
桟(6)とから構成されている。
は、リップ付きの溝形鋼からなるものであって、縦フレ
ーム材(3)上端の側面と上部横フレーム材(4)の端面と
が当接したいわゆる縦勝ちの状態で連結されている。こ
れらフレーム材(3)(4)の連結手段は、具体的には溶接
が用いられる。また、このような縦勝ち構造で連結する
ことで、下向きとなった上部横フレーム材(4)の溝の左
右方向の端部は縦フレーム材(3)で塞がれているが、内
向きとなった縦フレーム材(3)の溝の上端部分は、上方
に解放されている。
及び上部横フレーム材(4)と同じ断面のリップ付き溝形
鋼からなり、その左右方向の両端面を縦フレーム材(3)
の内側面すなわちリップの外側面へ連結している。この
連結手段もまた、具体的には溶接が用いられる。
に、断面がL字形の連結部(7)と、その連結部(7)の水
平片(8)の先端から下向き垂直方向に一体に突出した垂
直固定片(9)から構成されてなるもので、L字形連結部
(7)の垂直立ち上げ片(10)が、両縦フレーム材(3)(3)
のサイディング材(1)とは反対側のフランジ(11)外側面
へ当接され、水平片(8)が同じ縦フレーム材(3)の下端
面へ当接されて、これらの当接部分で、例えば上記と同
じ溶接によって一体に固着されている。
(1)裏面とが接着剤(13)によって相互に接着されるとも
に、更に、垂直固定片(9)へ差し込んだビス(14)をその
サイディング材(1)裏面へねじ込んで相互に固定されて
いる。
らなる外壁パネル(17)の上端を図3の梁(18)へ取り付け
るための取付け金具であって、その取付け金具(16)によ
る取付け構造を、以下に説明する。
支持プレート(19)と、その支持プレート(19)の上面より
上方に立ち上がって、支持プレート(19)の上面を長手方
向に仕切るようにして設けられた振れ止めプレート(20)
と、外壁パネル(17)を吊り下げ支持するための支持ボル
ト(21)とからなるものである。振れ止めプレート(20)を
挟んで、支持プレート(19)の梁(18)への取付け側には、
建物内外方向に長い長穴状のボルト穴(22)が形成され、
同じくパネル吊り下げ側には、円形のボルト穴(23)が形
成され、この吊り下げ側のボルト穴(23)に前記の支持ボ
ルト(21)が差し込まれるようになっている。図示してい
ないが、振れ止めプレート(20)には、上方で吊り下げ支
持された別の壁パネル(17)の下端を取付けるものであ
る。
(4)のウエブ(24)には、前記取付け金具(16)の取付け位
置に応じてボルト穴(25)が形成されており、このボルト
穴(25)へ下側から支持ボルト(21)を差し込むとともに、
ウエブ(24)の上部側において支持ボルト(21)へ螺合した
ナット(26)を締め付けて、その支持ボルト(21)を、先端
が上方へ突出した状態で上部横フレーム材(4)へ固定す
るようにしている。更に、この支持ボルト(21)の上部先
端を、前記支持プレート(19)先端のボルト穴(23)へ下側
から差し込み、その上端へ別のナット(27)を螺合して、
取付け金具(16)を壁パネル(17)へ予め仮付けしておくも
のである。
レーンなどで吊り込んで、取付け金具(16)を建物の梁(1
8)へ固定する。梁(18)は、H形鋼からなるものであり、
図のように、この梁(18)の上部フランジ(28)に形成した
ボルト穴(29)と、前記取付け側のボルト穴(22)が一致す
るようにして、支持プレート(19)をその上部フランジ(2
8)上面に設置し、フランジ(28)の下側からこれらのボル
ト穴(29)(22)に差し込んだボルト(30)先端へ、ナット(3
1)を螺合して締め付けることにより、この支持プレート
(19)を梁(18)上に固定するようにしている。
げ支持された壁パネル(17)の下端側がバルコニー床の場
合を示している。(33)は、前記梁(18)の下方においてそ
の梁(18)と平行に配置された別の梁を示している。この
梁(33)の上部フランジ(35)における室内側の半部に、室
内の床パネル(36)の端部が設置され、同じフランジ(35)
の室外側の半部にバルコニー床パネル(37)が設置されて
いる。これら(36)(37)は、何れもALC板からなるもの
である。
て、金属板を側面から見てL字形に折曲形成されてな
り、その下端の水平プレート(39)が、外壁パネル(17)の
内側において、バルコニー床パネル(37)の上面へ設置さ
れるが、その水平プレート(39)の先端は、外壁パネル(1
7)下端とバルコニー床パネル(37)との隙間(40)を通って
室外へ延出されている。そして、室外にあるこの水平プ
レート(39)の先端が、バルコニー床パネル(37)の上面
へ、その床パネル(37)へねじ込んだビス(41)にて固定さ
れている。
する垂直プレート(42)には、図5で示すように、その上
端からスリット(43)が形成されている。このスリット(4
3)に対応して、外壁パネル(17)の下部横フレーム材(5)
には、図2で示すその垂直立ち上げ片(10)(44)の穴へ、
サイディング材(1)裏面側からボルト(45)が差し込まれ
ており、このボルト(45)の先端を前記スリット(43)に差
し込むと共に、先端に螺合したナット(46)を締め付け
て、上下方向には移動できるが壁面方向と内外方向には
移動しないよう支持している。
支持ボルト(21)の上下方向の移動は、大地震の際等の躯
体の揺れに対して、外壁パネル(17)の回転即ちロッキン
グ動作を行わせるためのものである。
水平プレート(39)を外壁パネル(17)よりも外側におい
て、バルコニー床(37)の上面へ固定されており、このた
め、図4の室内側の端部の部分でビス打ちするよりも、
ALC板などの欠けや割れを生ずる虞がなく、確実に水
平プレート(39)を固定できることになる。
ルの下端側において、その外壁パネル下方の隙間から外
方へ水平プレートを延出して、その延出部でバルコニー
床へ固定しているから、外壁パネルの内側に他の部分と
同様の専用金具を取り付けることが出来ない場合でも、
そのバルコニー床で外壁パネル下端を支持することが出
来る。
ネル内側の梁へ載せて設置したものにおいては、前記延
出部は、その端部とは離れた中央寄りの位置で固定され
るので、ビス打ちなどによって床パネルが欠けや割れを
生ずる心配がなく、確実に固定できる効果がある。
は他の部分の同様に内側にあり、外壁パネル外側の外観
を損なうことがないとともに、作業も他の部分と同じよ
うに行えるので、作業性を損なうことがない。
接合部の断面図である。
の斜視図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 構造躯体によって吊り下げ支持された外
壁パネル下端の下方に、コンクリート板からなるバルコ
ニー床の端部が位置しているものにおいて、L字形支持
金具の水平プレートの先端が、外壁パネル下端とバルコ
ニー床上面との隙間から外壁パネル外方へ延出されて、
その延出部においてバルコニー床上面へ固定されるとと
もに、外壁パネルの内側において上方へ立ち上がった垂
直プレートへ、外壁パネルの内側を連結してあることを
特徴とする外壁パネル下端の支持装置。 - 【請求項2】 垂直プレートには上端からスリットが形
成され、このスリット内に挿入されたボルトで外壁パネ
ルと垂直プレートとが連結されていることを特徴とする
請求項1記載の外壁パネル下端の支持装置。 - 【請求項3】 前記外壁パネルは、コンクリート板など
のサイディング材とそのサイディング材の裏面に取り付
けた枠状フレームとからなり、その下部横フレーム材と
垂直プレートとが前記のボルトで連結されている請求項
2記載の外壁パネル下端の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12367198A JP3607810B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 外壁パネル下端の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12367198A JP3607810B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 外壁パネル下端の支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11315607A true JPH11315607A (ja) | 1999-11-16 |
JP3607810B2 JP3607810B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=14866424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12367198A Expired - Fee Related JP3607810B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 外壁パネル下端の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3607810B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021197442A (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-27 | 株式会社日立産機システム | モールド変圧器 |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP12367198A patent/JP3607810B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021197442A (ja) * | 2020-06-15 | 2021-12-27 | 株式会社日立産機システム | モールド変圧器 |
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JP3607810B2 (ja) | 2005-01-05 |
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