JPH1131547A - 共用コネクタ - Google Patents

共用コネクタ

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JPH1131547A
JPH1131547A JP9185408A JP18540897A JPH1131547A JP H1131547 A JPH1131547 A JP H1131547A JP 9185408 A JP9185408 A JP 9185408A JP 18540897 A JP18540897 A JP 18540897A JP H1131547 A JPH1131547 A JP H1131547A
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JP
Japan
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terminal
press
crimp
chamber
connector
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP9185408A
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English (en)
Inventor
Teruhisa Norizuki
照久 法月
Yuuji Hatagishi
祐至 畑岸
Ryukichi Endo
隆吉 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧着端子と圧接端子とのいずれでも収容する
ことができて共用化を図ることができると共に、圧接端
子の交換を容易にする。 【解決手段】 本発明の共用コネクタ21は、コネクタ
ハウジング22に二重係止部材26が嵌合されると共
に、端子収容室23内に収容された圧接端子25の圧接
刃間に圧入される電線42端末が端子収容室23内に挿
入可能な嵌合開口32を設け、二重係止部材26を嵌合
開口32に嵌合した嵌合位置と嵌合開口を開放した位置
との間で回動自在にヒンジ部36を介してコネクタハウ
ジング22に一体成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線端末に加締め
接続される圧着端子又は電線端末を圧接刃間に圧入して
接続される圧接端子のいずれでも収容可能な端子収容室
を有する共用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、電線端末に加締め接続
される圧着端子7が収容されるコネクタ1を示す。この
コネクタ1は、複数個の端子収容室2が形成されたコネ
クタハウジング3と、このコネクタハウジング3に装着
される二重係止部材4とからなる。コネクタ1は、端子
収容室2が上下二段に形成され、上面及び下面の後端側
には、二重係止部材4が装着される嵌合部5が形成され
ている。また、端子収容室2の内壁2aからは、可撓性
の係止腕(以下「係止ランス」という)6が突設されて
いる。また、二重係止部材4は、嵌合部5に装着された
状態で各端子収容室2に挿入されて圧着端子7の係止肩
7aに係止する係止突起8が形成されている。
【0003】そして、図7に示すように、電線端末に加
締め接続された圧着端子7をコネクタハウジング3の後
端側から端子収容室2内に挿入すると、係止ランス6が
圧着端子7に係止される。次に、二重係止部材4を嵌合
部5内に嵌合し装着すると二重係止部材4の係止突起8
が圧着端子7の係止肩7aに係止する。これにより、係
止ランス6、係止突起8とで端子収容室2内に圧着端子
7が二重に係止されて、圧着端子7が端子収容室2内に
収容・保持される。
【0004】一方、電線端末に加締め接続される上記圧
着端子7と異なり、電線端末を圧接刃間に圧入すること
で電線端末に接続される圧接端子が提案されている。こ
の圧接端子9は、図8に示すように、一側に相手端子と
の接触部10が形成され、他側に電線を保持する電線保
持部11が形成され、接触部10と電線保持部11との
間に両側壁12から切り曲げ形成された圧接刃13を有
する圧接部14とが形成されている。接触部10には、
弾性係止片15が切り起こされている。
【0005】そして、この圧接端子9は、図9に示すよ
うに、コネクタハウジング16の端子収容室17に形成
された係止孔18内に弾性係止片15が挿入・係止され
ることで端子収容室17からの抜けが阻止されている。
【0006】また、この圧接端子9は、図10に示すよ
うにコネクタハウジング16の端子収容室17内にそれ
ぞれ収容された状態で、圧接部14上に電線端末を載置
し、図示しない圧接治具を用いて圧接刃13、13間に
電線端末を圧入することにより、電線端末に接続される
ようになっている。この場合、圧接端子9を収容する端
子収容室17は、圧接端子9の圧接部14に電線端末を
圧入できるようにするため開放されており、電線端末を
圧接した後には、カバー19で閉鎖され、このときカバ
ー19に設けた二重係止部20により端子収容室17内
からの圧接端子の抜けが阻止されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに、圧着端子7を収容する端子収容室2と圧接端子9
を収容する端子収容室17とはその形状が異なり、ま
た、端子収容室17内への圧着端子7、圧接端子9の抜
止構造が異なるため、圧着端子7を収容可能なコネクタ
ハウジング3に圧接端子9を収容することができず、そ
の逆に圧接端子を収容可能なコネクタハウジング16に
圧着端子7を収容することができないため、すなわち共
用することができないため、各端子用のコネクタハウジ
ング3、16をそれぞれ設定する必要があった。従っ
て、それぞれのコネクタハウジング3、16を成形する
ための金型をそれぞれ製造する必要があった。
【0008】また、圧接端子9の場合には、コネクタハ
ウジング16の端子収容室17内に予め収容しておき専
用の圧接治具を用いて電線端末を圧接刃13間に圧入す
る必要があったので、圧接端子9を用いたコネクタの場
合には、メンテナンス時にディーラー等で圧接端子を容
易に交換することが出来なかった。
【0009】そこで、本発明は、圧着端子と圧接端子と
のいずれでも収容することができて共用化を図ることが
できると共に、圧接端子の交換を容易に行うことができ
る共用コネクタの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電線端末に加締め接続される圧
着端子又は電線端末を圧接刃間に圧入して接続される圧
接端子が収容される端子収容室の内壁から前記圧着端子
又は圧接端子に係止して前記端子収容室内からの端子の
抜けを阻止する係止部が突設されたコネクタハウジング
と、このコネクタハウジングに装着されて前記端子収容
室内の端子に係止して前記係止部と共に、端子収容室内
からの端子の抜けを二重に阻止する二重係止部材とを有
する共用コネクタであって、前記コネクタハウジングに
前記二重係止部材が嵌合されると共に、前記端子収容室
内に収容された圧接端子の圧接刃間に圧入される電線端
末が端子収容室内に挿入可能な嵌合開口を設け、前記二
重係止部材を前記嵌合開口に嵌合した嵌合位置と嵌合開
口を開放した位置との間で回動自在にヒンジ部を介して
前記コネクタハウジングに一体成形したことを特徴とし
ている。
【0011】この共用コネクタでは、圧着端子を端子収
容室内に挿入した後に、二重係止部材を嵌合開口に嵌合
する。この状態では、係止部が圧着端子に係止し、二重
係止部材が圧着端子に係止することで二重に係止された
状態で、端子収容室内からの圧着端子の抜けが阻止され
る。
【0012】また、圧接端子を端子収容室内に挿入した
後に電線端末を圧接端子の圧接刃上に載置し圧接治具に
より圧入した後に二重係止部材を嵌合開口に嵌合させ
る。この状態では、電線端末が圧接刃間に圧入されると
共に、二重係止部材が圧接端子に係止して端子収容室内
からの圧接端子の抜けを阻止し、係止部が圧接端子に係
止して二重に係止される。
【0013】このように、この共用コネクタでは、圧着
端子、圧接端子のいずれの端子でも端子収容室内に収容
させることができて共用することができる。
【0014】また、圧接端子が端子収容室内に収容され
ている場合でも、メンテナンス等により端子を交換する
際に圧着端子で代替えすることができ、専用の圧接治具
を用いることなく容易に圧接端子の交換を行うことがで
きる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記二重係止部材が、本体基板部と、この本体
基板部から前記端子収容室に対応して突設され前記端子
収容室内に挿入される挿入部と、この挿入部の先端側に
設けられて前記端子収容室内の端子に係止する係止突部
とを有することを特徴としている。
【0016】この共用コネクタでは、圧着端子を端子収
容室内に収容する場合には、二重係止部材の係止突部が
圧着端子に係止することで、端子収容室内からの端子の
抜けが阻止される。
【0017】圧接端子を端子収容室内に収容する場合に
は、電線端末を圧接刃間上に載置した状態で圧接治具に
より圧入し、二重係止部材を嵌合開口に嵌合させる。こ
れにより、係止突部が圧接端子に係止して端子収容室内
からの端子の抜けが阻止される。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の発明であって、前記ヒンジ部が、前方ヒンジと
後方ヒンジとからなり、前記前方ヒンジを切除すること
で前記端子収容室内に圧着端子が収容可能な圧着端子収
容状態となり、前記後方ヒンジを切除して前記開放位置
に回動させることで前記端子収容室内の圧接端子に電線
端末が圧入可能な圧接端子収容状態となることを特徴と
している。
【0019】この共用コネクタでは、圧着端子を端子収
容室内に収容する場合には、ヒンジ部の前方ヒンジを切
除して圧着端子収容状態とし、端子収容室内に圧着端子
を挿入・収容する。次に、二重係止部材を嵌合開口に嵌
合させる。
【0020】圧接端子を端子収容室内に収容する場合に
は、ヒンジ部の後方ヒンジを切除し二重係止部材を開放
位置に回動させる。この状態から予め端子収容室内に収
容させた圧接端子の圧接刃間上に電線端末を載置し、再
び二重係止部材を回動させて嵌合開口に嵌合させる。こ
の場合、二重係止部材の挿入部によって電線端末は圧接
刃間に圧入されると共に、係止突部が圧接端子に係止す
る。
【0021】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記前方ヒンジを切除した圧着端子収容状態に
前記二重係止部材をコネクタハウジングに仮止めする圧
着端子収容時仮止め突起と、前記後方ヒンジを切除して
開放位置に回動させた圧接端子収容状態に前記二重係止
部材をコネクタハウジングへ仮止めする圧接端子収容時
仮止め突起とを本体基板部に設けたことを特徴としてい
る。
【0022】この共用コネクタでは、圧着端子収容時仮
止め突起をコネクタハウジングに仮止めすることにより
圧着端子収容状態となり、圧着端子を端子収容室内に収
容することができる。また、圧接端子収容時仮止め突起
をコネクタハウジングに仮止めすることにより圧接端子
収容状態となり、電線端末を圧接端子の圧接刃間に圧入
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る共用コネクタ
の実施形態について説明する。なお、図1実施形態の共
用コネクタ21を示し、(a)は端子収容室23内に圧
着端子24又は圧接端子25を収容する前の成形直後の
状態を示し、(b)は圧着端子24あるいは圧接端子2
5を端子収容室23内に収容した状態を示す。また、図
2及び図3は圧着端子24を端子収容室23内に収容し
た状態を示し、図4及び図5は圧接端子25を端子収容
室23内収容した状態を示す。
【0024】図1及び図2に示すように、共用コネクタ
21は、コネクタハウジング22と、このコネクタハウ
ジング22に装着されて端子収容室23内の圧着端子2
4又は圧接端子25と係止する二重係止部材26とから
なる。そして、この共用コネクタ21は、端子収容室2
3内に、圧着端子24と圧接端子25のいずれの端子で
も収容することができて共用化を図ることができる。
【0025】上記コネクタハウジング22は、上下二段
に複数の端子収容室23が形成されている。上段側の端
子収容室23の幅方向の中間部には、相手コネクタとの
ロック用のロックアーム27が形成されている。また、
上下の端子収容室23間を区画する内壁28には、図3
及び図5に示すように、上下の端子収容室23の内側に
向けて可撓性の係止腕(係止ランス)29が突設されて
いる。この係止ランス29は、図3に示す圧着端子24
の係止孔又は図5に示す圧接端子25の係止孔に挿入・
係止して端子収容室23内からの抜けを阻止する。さら
に、コネクタハウジング22の上下両面は、嵌合面30
側から後端側にかけて約半分は閉鎖板部31で覆われて
おり、残り半分は開放されて嵌合開口32が形成されて
いる。この嵌合開口32の上部に二重係止部材26が一
体に成形されている。
【0026】二重係止部材26は、図1(a)に示すよ
うに、コネクタハウジング22の幅方向に沿って長いコ
字型形状の本体基板部33と、この本体基板部33の下
面側から端子収容室23に対応して突設されて圧接端子
25を端子収容室23に収容したとき電線端末を圧接端
子25の圧接刃間に圧入する挿入部34と、この挿入部
34の先端部側(嵌合面30側)に設けられて嵌合開口
32に嵌合した状態で圧着端子24の係止肩24a又は
圧接端子25の係止肩25aに係止する係止突起35と
で形成されている。
【0027】そして、本体基板部33の両側部のヒンジ
部36でコネクタハウジング22に一体成形されてい
る。ヒンジ部36は、嵌合面30側の前方ヒンジ37
と、後端側の後方ヒンジ38とで構成されている。これ
らの前方ヒンジ37及び後方ヒンジ38は必要に応じて
切除される。後方ヒンジ38を切除した状態では、前方
ヒンジ37が、二重係止部材26を嵌合開口32に嵌合
可能な嵌合位置と嵌合開口32上から退避した開放位置
との間で回動させることができる。また、前方ヒンジ3
7を切除した状態では、二重係止部材26を嵌合開口3
2に向けて嵌合させることができる。このとき後方ヒン
ジ38は、コネクタハウジング22の後端側の両側に設
けたヒンジ格納部39内に格納される。
【0028】さらに、二重係止部材26には、本体基板
部33の下面側中間部にから圧着端子収容時の仮止め突
起40が突設されている。この仮止め突起40は、コネ
クタハウジング22に係止して、図2に示すように圧着
端子24を端子収容室23内に収容させる場合に、嵌合
開口32に二重係止部材26を仮止め位置に仮止めす
る。この場合、前方ヒンジ37は切除され、後方ヒンジ
38は、ヒンジ格納部39内にその一部が格納される。
【0029】また、二重係止部材26には、本体基板部
33の上面側両側部に圧接端子収容時の仮止め突起41
が突設されている。この仮止め突起41は、コネクタハ
ウジング22の嵌合面30側の両側部に設けた係止溝4
2に係止して、図5に示すように圧接端子25を端子収
容室23内に収容させる場合に、二重係止部材26を嵌
合面30側に回動させて嵌合開口32を開放状態にす
る。この場合、後方ヒンジ38は切除され、前方ヒンジ
37は屈曲される。この状態では、嵌合開口32から圧
接端子25上に電線端末を載置することができる。
【0030】次に上記共用コネクタ21の端子収容室2
3に圧着端子24を収容する手順及び圧接端子25を収
容させる手順について説明する。
【0031】図1(a)に示すように、金型でコネクタ
ハウジング22及び二重係止部材26を成形した直後で
は、二重係止部材26は、嵌合開口32の上部に、前方
ヒンジ37及び後方ヒンジ38とでコネクタハウジング
22に一体に成形されている。この状態から圧着端子2
4を端子収容室23内に収容する場合には、図1(a)
に示す状態で成形された直後に、金型からの離型時に前
方ヒンジ37を切除すると共に、図2に示すように、二
重係止部材26の上面側を押圧して、二重係止部材26
を嵌合開口32側へ移動させ、圧着端子収容時の仮止め
突起40をコネクタハウジング22に係止させ、二重係
止部材26を圧着端子収容時の仮止め位置にセットす
る。
【0032】次に、図3に示すように、電線43の端末
に加締め接続された圧接端子25をコネクタハウジング
22の後方側から端子収容室23内に挿入し、端子収容
室23の嵌合面30側の内壁に圧着端子24の先端面が
当接するまで挿入する。圧着端子24を端子収容室23
内に挿入すると、係止ランス29が圧着端子24の係止
孔内に挿入・係止して端子収容室23内からの圧着端子
24の抜けが阻止される。
【0033】さらに、この状態から二重係止部材26を
嵌合開口32側に押圧して嵌合させる。このとき、後方
ヒンジ38はヒンジ格納部39内に屈曲状態で格納さ
れ、挿入部34は端子収容室23に挿入され、係止突部
35は、圧着端子24の係止肩24aに係止される。こ
の結果、圧着端子24は、係止ランス29と、係止突部
35とで二重に係止されて端子収容室23内に収容・保
持される。
【0034】次に、端子収容室23内に圧接端子25を
収容する場合には、図1(a)に示される状態で、金型
内で後方ヒンジ38を切除する。そして、図4及び図5
に示すように、二重係止部材26を嵌合面30側に回動
させて、圧接端子収容時の仮止め突起41をコネクタハ
ウジング22の係止溝42内に挿入・係止する。この状
態では、嵌合開口32上から二重係止部材26が退避し
ており開放状態となっている。
【0035】そして、圧接端子25をコネクタハウジン
グ22の後端側及び嵌合開口32側から端子収容室23
内に収容し、端子収容室23内に収容された圧接端子2
5の圧接刃上に電線44の端末部分を載置し圧接治具に
より圧接刃間に電線端末を圧入する。次に、二重係止部
材26を再び回動させて嵌合開口32に位置させ、嵌合
開口32内に押圧嵌合する。
【0036】この状態では、係止ランス29が圧接端子
25の係止孔に係止し、係止突部35が圧接端子25の
係止肩25aに係止し、挿入部34が電線端末を圧接刃
側に押圧する。そして、圧接端子25は、係止ランス2
9と、係止突部35とで二重に係止されて端子収容室2
3内に収容・保持される。
【0037】本実施形態の共用コネクタ21は、端子収
容室23内に圧着端子24及び圧接端子25のいずれの
ものでも収容することができるので、コネクタハウジン
グ22の共用化を図ることができる。
【0038】また、コネクタハウジング22の共用化を
図ることができるので、コネクタを成形するための金型
コストを大幅に低減することができる。
【0039】さらに、圧接端子25を端子収容室23内
に収容していても、メンテナンスのために端子を交換す
る際に、圧着端子24も端子収容室23内に収容するこ
とができるので、端子の交換を容易に行うことができ
る。従って、ディーラー等で端子の交換を行う場合、圧
接治具がなくても圧着端子により代替えすることができ
る。
【0040】また、コネクタハウジングの共用化を行う
ことができるので、部品点数を低減することができて製
品コストの低減が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、圧着端子、圧接端子のいずれの端子でも端子収容
室内に収容させることができてコネクタハウジングを共
用することができ、金型コスト及び製品コストの低減が
可能となる。
【0042】また、圧接端子を端子収容室に収容してい
てもメンテナンス等のために端子を交換する際に、圧着
端子で代替えすることができ、ディーラー等での端子の
交換を容易に行うことができる。
【0043】請求項2の発明によれば、圧着端子を端子
収容室内に収容する場合には、二重係止部材の係止突部
が圧着端子に係止することで、端子収容室内からの端子
の抜けが阻止され、圧接端子を端子収容室内に収容する
場合には、電線端末を圧接刃間上に載置した状態で二重
係止部材を嵌合開口に嵌合させると挿入部が電線端末を
押圧して圧接刃間に圧入させ、これと共に、係止突部が
圧接端子に係止して端子収容室内からの端子の抜けが阻
止されので、圧着端子、圧接端子のいずれの端子でも端
子収容室内に収容することができてコネクタハウジング
を共用することができる。
【0044】る。
【0045】請求項3の発明によれば、前方ヒンジある
いは後方ヒンジのいずれかを切除することにより、圧接
端子あるいは圧着端子を収容可能な状態に容易にするこ
とができる。
【0046】請求項4の発明によれば、圧着端子収容時
仮止め突起、圧接端子収容時仮止め突起を設けたこと
で、端子収容室内に圧着端子あるいは圧接端子を挿入す
る際に二重係止部材が邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る共用コネクタの実施形態を示し、
(a)は成形直後の状態を示す斜視図、(b)は圧着端
子又は圧接端子を収容した状態を示す斜視図である。
【図2】圧着端子を収容するために前方ヒンジを切除し
た状態を示す斜視図である。
【図3】圧着端子を収容する際のコネクタハウジングの
内部を示す断面図である。
【図4】圧接端子を収容するために後方ヒンジを切除し
二重係止部材を嵌合面側に回動させた状態を示す斜視図
である。
【図5】圧接端子を収容する際のコネクタハウジングの
内部を示す断面図である。
【図6】圧着端子が収容される従来のコネクタハウジン
グを示す斜視図である。
【図7】圧着端子が収容される従来のコネクタハウジン
グの内部を示す断面図である。
【図8】圧接端子を示す斜視図である。
【図9】図8に示す圧接端子がコネクタハウジングの端
子収容室内に収容された状態を示す断面図である。
【図10】圧接端子が収容される従来のコネクタハウジ
ングを示す斜視図である。
【符号の説明】
21 共用コネクタ 22 コネクタハウジング 23 端子収容室 24 圧着端子 25 圧接端子 26 二重係止部材 28 内壁 29 可撓性の係止腕(係止ランス) 32 嵌合開口 36 ヒンジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端末に加締め接続される圧着端子又
    は電線端末を圧接刃間に圧入して接続される圧接端子が
    収容される端子収容室の内壁から前記圧着端子又は圧接
    端子に係止して前記端子収容室内からの端子の抜けを阻
    止する係止部が形成されたコネクタハウジングと、 このコネクタハウジングに装着されて前記端子収容室内
    の端子に係止して前記係止部と共に、端子収容室内から
    の端子の抜けを二重に阻止する二重係止部材とを有する
    共用コネクタであって、 前記コネクタハウジングに前記二重係止部材が嵌合され
    ると共に、前記端子収容室内に収容された圧接端子の圧
    接刃間に圧入される電線端末が端子収容室内に挿入可能
    な嵌合開口を設け前記二重係止部材を前記嵌合開口に嵌
    合した嵌合位置と嵌合開口を開放した位置との間で回動
    自在にヒンジ部を介して前記コネクタハウジングに一体
    成形したことを特徴とする共用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記二重
    係止部材が、本体基板部と、この本体基板部から前記端
    子収容室に対応して突設され前記端子収容室内に挿入さ
    れる挿入部と、この挿入部の先端側に設けられて前記端
    子収容室内の端子に係止する係止突部とを有することを
    特徴とする共用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の発明であ
    って、前記ヒンジ部が、前方ヒンジと後方ヒンジとから
    なり、前記前方ヒンジを切除することで前記端子収容室
    内に圧着端子が収容可能な圧着端子収容状態となり、前
    記後方ヒンジを切除して前記開放位置に回動させること
    で前記端子収容室内の圧接端子に電線端末が圧入可能な
    圧接端子収容状態となることを特徴とする共用コネク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記前方
    ヒンジを切除した圧着端子収容状態に前記二重係止部材
    をコネクタハウジングに仮止めする圧着端子収容時仮止
    め突起と、前記後方ヒンジを切除して開放位置に回動さ
    せた圧接端子収容状態に前記二重係止部材をコネクタハ
    ウジングへ仮止めする圧接端子収容時仮止め突起とを本
    体基板部に設けたことを特徴とする共用コネクタ。
JP9185408A 1997-07-10 1997-07-10 共用コネクタ Abandoned JPH1131547A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6435921B2 (en) 2000-03-15 2002-08-20 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and a set of terminal fittings
JP2009099471A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd リテーナ一体型コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6435921B2 (en) 2000-03-15 2002-08-20 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector and a set of terminal fittings
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