JPH11315407A - 被介護者用パジャマ - Google Patents

被介護者用パジャマ

Info

Publication number
JPH11315407A
JPH11315407A JP11055300A JP5530099A JPH11315407A JP H11315407 A JPH11315407 A JP H11315407A JP 11055300 A JP11055300 A JP 11055300A JP 5530099 A JP5530099 A JP 5530099A JP H11315407 A JPH11315407 A JP H11315407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pants
pajamas
cloth
patch
care receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11055300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2978492B1 (ja
Inventor
Michiharu Tazaki
道治 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11055300A priority Critical patent/JP2978492B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2978492B1 publication Critical patent/JP2978492B1/ja
Publication of JPH11315407A publication Critical patent/JPH11315407A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体を起こさずに容易に着せられる被介護者用
パジャマを提供する。 【解決手段】 上衣の後身頃11を縦に裁断し、その裁
断線に沿ってチャック10,31を取り付けて、後身頃
11を開閉できるようにする。ズボンは中心線で左右に
分割してズボン右13とズボン左14にすると共に臀部
の布を取り除いて前布部13B,14Bだけにする。ズ
ボン右13とズボン左14とをその前面の合わせ布15
で重ね合わせ、合わせ目ホック16又はマジックテープ
33,34を設けて着脱自在に組み合わせる。前布部1
3B,14Bの臀部側には当て布17を設け、その両側
をホック19,20,21,22又はマジックテープ3
5,36,37,38で組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきりの人や、
病気、けが等で体が動かせない人に用いて好適な被介護
者用パジャマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にパジャマは上衣とズボンからな
る。上衣は後から着て前で合わせる方法がとられてい
る。ズボンは普通のボン式であった。
【0003】また、特別な例としてパジャマの腕、足の
部分を切リ開いておき、その上に被介護者の体を乗せて
合わせ、その合わせ目をマジックテープ(登録商標)で
張りつける方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
パジャマでは、被介護者の体を抱きあげるか、体を完全
に異動させなければ着せることができずなかった。この
ため、介護者の費やす労力が大きいと共に、被介護者に
とっても負担が大きかった。
【0005】本発明は、係る問題点に鑑みてなされたも
ので、体を動かすことが難しい被介護者に対して、体を
起こすことなく容易に着せることができる被介護者用パ
ジャマを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る被介護
者用パジャマは、上衣の後身頃を縦に裁断し、その裁断
線に沿って連結具を取り付け、後身頃を開閉できるよう
にしたことを特徴とする。
【0007】上記構成により、被介護者にパジャマの上
衣を着せるときは、連結具の部分で後身頃を開いて、仰
向けの被介護者に上側から被せ、開いた後身頃を背中に
回して着せる。これにより、パジャマの上衣を被介護者
に容易に着せることができる。
【0008】第2の発明に係る被介護者用パジャマは、
ズボンを中心線で左右に分割すると共に臀部の布を取り
除き、左右分割部分をその前面の中心線で重ね合わせる
と共にその部分に連結具を設けて着脱自在に組み合わ
せ、上記臀部を覆う当て布を設けると共にその当て布と
上記ズボンの左右分割部分とに連結部を設けて着脱自在
に組み合わせたことを特徴とする。
【0009】上記構成により、ズボンは左右を別々にし
て片方ずつはかせる。当て布はその後で臀部の下側に通
すか、前もって臀部に敷いておく。そして、ズボンの左
右及び当て布をそれぞれ連結具で組み合わせる。
【0010】第3の発明に係る被介護者用パジャマは、
第2の発明に係る被介護者用パジャマにおいて、上記当
て布又は上記ズボンの一方の上部に取り付けられ、先端
に係止輪又はボタンを有するゴム帯と、上記当て布又は
上記ズボンの他方の上部に取り付けられ、上記ゴム帯の
係止輪又はボタンを係止するボタン又は係止輪とを備え
たことを特徴とする。
【0011】上記構成により、当て布をズボンの臀部に
当て、ゴム帯を引っ張って係止輪とボタンとを互いに係
止させるだけで、容易に当て布を取り付けることができ
る。
【0012】第4の発明に係る被介護者用パジャマは、
第2又は第3の発明に係る被介護者用パジャマにおい
て、上記当て布の下方と、この当て布の下方で覆われる
上記ズボンの部分とに連結具を取り付けたことを特徴と
する。
【0013】上記構成により、当て布の下方とズボンと
が連結具で互いに連結されるので、被介護者が足や体を
動かしても、当て布がめくれることがなくなる。
【0014】第5の発明に係る被介護者用パジャマは、
上衣の後身頃を、そのワキ、袖の後側、肩及び衿に至る
線を縦に裁断し、その裁断線に沿って連結具を取り付
け、後身頃を開閉できるようにしたことを特徴とする。
【0015】上記構成により、後身頃を大きく開くこと
ができ、上衣を被介護者に着せやすくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0017】[第1実施形態]第1実施形態に係る被介
護者用パジャマは図1から図4に示すように構成されて
いる。図1は被介護者用パジャマの上衣の正面図であ
る。図2は被介護者用パジャマの上衣の背面図である。
図3は被介護者用パジャマのズボンの正面図である。図
4は被介護者用パジャマのズボンの背面図である。
【0018】本実施形態に係る被介護者用パジャマは、
図示するように主に、上衣と、下衣であるズボンとから
構成されている。
【0019】上衣は、図1及び図2に示すように、左右
の前身頃1,2と、衿3と、左右の袖4と、左右の肩5
と、右ワキ6と、左ワキ7と、後身頃11とからなる。
【0020】左右の前身頃1,2は、合わせ目8で互い
に重ねられ、ボタン9で止められる。後身頃11には、
左ワキ7から左袖4の後側及び左肩5を通って衿3に至
る線を裁断して連結具としてのチャック10が取り付け
られている。このチャック10が開かれると、左ワキ7
から衿3まで後身頃11が切り離されて被介護者の上半
身に着せやすいようになっている。このとき、衿3もチ
ャック10によって切り離される。この後身頃11は、
被介護者に着せる際に、チャック10によって切り離さ
れて、折リ曲げ線12内で2つか3つぐらいに折り畳ま
れる。
【0021】なお、18Aは被介護者の背中の下に通し
た後身頃11を反対側に引っ張るときに掴む紐である。
この紐18Aはチャック10に沿って配設されている。
【0022】ズボンは、図3及び図4に示すように主
に、ズボン右13とズボン左14と当て布17とから構
成されている。ズボン右13とズボン左14は分離され
ている。これらズボン右13及びズボン左14は、臀部
が切り抜かれてその部分の布が除かれている。これによ
り、この臀部の切り抜き部分Aが大きく開いている。こ
のため、ズボン右13及びズボン左14は、足を入れる
筒部13A,14Aと、前面を覆う前布部13B,14
Bとから構成されている。さらに、ズボン右13の前布
部13Bには合わせ布15が設けられ、連結具としての
合わせ目ホック16で一体的につながるようになってい
る。この合わせ目ホック16は縦に3個配設されている
が、これらはオスとメスが交互になっている。
【0023】合わせ布15及び合わせ目ホック16で互
いにつながったズボン右13とズボン左14の後側には
切り抜き部分Aを覆うように、当て布17が取り付けら
れる。この当て布17は臀部を覆ってズボンの一部を成
すと共に、オシメの代用をしている。当て布17は、ズ
ボン右13とズボン左14の後側(布が除去された部
分)全体を覆う大きさに形成されている。特に、ズボン
右13及びズボン左14の筒部13A,14Aを十分に
覆ってすき間が空かないようになっている。ズボン右1
3及びズボン左14と当て布17とは、それぞれ連結具
としてのホックで固定されている。即ち、ズボン右13
と当て布17とはその一側(図4中の左側)でホック1
9,20によって取り付けられている。また、他側はホ
ック21,22によって取り付けられている。これらの
ホックも縦に3個ずつ配設され、オスとメスが交互にな
っている。
【0024】なお、18Bは被介護者の臀部の下に通し
た当て布17を反対側に引っ張るときに掴む紐である。
この紐18Bはホック21に沿って配設されている。
【0025】また、上衣及びズボンは同様の布地で形成
されている。当て布17は、上衣等と同様の布地でも、
オシメに向いた布地でもよい。
【0026】[第1実施形態の動作]以上のように構成
された被介護者用パジャマは、次のようにして被介護者
に着せられる。
【0027】上衣は、チャック10を開いて後身頃11
及び衿3を切り離し、折リ曲げ線12の部分に折り畳
む。
【0028】まず、被介護者を仰向けにした状態で、上
衣を上側からかぶせて両方の袖4に腕を通す。次いで、
被介護者の体を傾けて、折リ曲げ線12の部分に折り畳
んだ後身頃11を被介護者の体と寝床の間に指で差し込
んで反対側へ通して体を元に戻す。次いで、反対側から
紐18Aを掴んで後身頃11を引っ張り出し、衿3を首
に回してチャック10を付け、下まで閉める。これで、
上衣の着せ付けは終了する。
【0029】ズボンは、3つの部材を個別に着せる。ま
ず被介護者の片足を持ち上げてズボン右13を通す。次
いで、もう一方の足を持ち上げてズボン左14を通し、
合わせ布15をズボン左14に被せて、合わせ目ホック
16を付けて、ズボン右13とズボン左14とを互いに
つなぐ。
【0030】次に当て布17を取り付けるが、この当て
布17は以下の二通りの付け方ができる。
【0031】当て布17をズボン右13にオスのホック
19とメスのホック20とで予め付けておく。そして、
上述のようにしてズボン右13とズボン左14とが付け
られた後に、被介護者を少し傾けて臀部に当て布17を
押し込む。次いで、被介護者を仰向けにして、押し込ん
だ当て布17を反対側から引き出して、オスのホック2
1とメスのホック22とを付ける。
【0032】または、予め当て布17を被介護者の臀部
に敷いておく。次いで上述のようにしてズボン右13と
ズボン左14とを着せて、これらと当て布17をホック
19,20,21,22で止める。
【0033】被介護者が用を足すときは、合わせ布15
を外したり、当て布17を外したりして行う。
【0034】被介護者用パジャマのズボンが部分的に汚
れた場合は、その部分のみを外す。即ち、ズボン右1
3、ズボン左14及び当て布17のいずれかが汚れた場
合は、その部分を外して洗濯をする。特に、当て布17
はオシメの代用をしているため、複数枚用意しておき、
汚れればすぐに交換する。
【0035】[第1実施形態の効果]以上説明したよう
に、本実施形態の被介護者用パジャマによれば、次のよ
うな効果を奏する。
【0036】(1) 被介護者用パジャマの上衣にチャ
ック10を設けて後見頃を開閉できるようにすると共
に、ズボンを3分割したので、被介護者を仰向けに寝か
せたまま体を僅かに傾けるだけで、無理せず容易に被介
護者用パジャマを着せることができる。
【0037】(2) ズボンを3分割にしたので、部分
的に汚れた場合に、その部分のみを外して簡単に洗うこ
とができる。
【0038】(3) ズボンを3分割にしたので、用を
足すのが簡単になる。
【0039】(4) 後身頃11のチャック10近傍
と、当て布17のホック21側に紐18A,18Bを設
けたので、後身頃11及び当て布17を、被介護者の体
の下を通して反対側へ引くとき、紐18A,18Bを掴
むことで簡単に引っ張ることができる。
【0040】(5) 以上の結果、パジャマの着替えが
容易になり、介護者が一人で行うことができ、介護者の
労力を軽減することができる。
【0041】(6) 上記被介護者用パジャマは、構造
が簡単でその製作も非常に容易であるため、製作費を低
減することができる。このため、廉価な被介護者用パジ
ャマを提供することができる。
【0042】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形
態について説明する。
【0043】本実施形態の被介護者用パジャマは、上衣
のチャック31の位置と、ズボンの各部分の接合及び切
り離しの手段を改良したものである。なお、上衣及びズ
ボンの全体構成は上記第1実施形態の上衣及びズボンと
ほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を付して、
その説明を省略する。
【0044】上衣のチャック31は、図5及び図6に示
すように、衿3のつけ根より後身頃11の下端の右ワキ
6側下端部まで配設されている。衿3は裁断されず、チ
ャック31を開くことで、後身頃11が折り曲げ線32
まで開くことができるようになっている。
【0045】ズボンの接合部分には、図7〜図9に示す
ように、マジックテープ33,34,35,36,3
7,38が設けられている。さらに、ウエスト部分にも
マジックテープ39,40が設けられ、腰紐41,42
を付けられるようになっている。この腰紐41,42の
端部にもマジックテープ43,44が設けられ、ズボン
のウエスト部分に対して容易に着脱できるようになって
いる。この腰紐41,42を付けることで、当て布17
を外した状態でズボン右13及びズボン左14の前布部
13B,14Bがはだけないようになっている。
【0046】さらに、各マジックテープ33,34,3
5,36,37,38は、その鈎型と輪型とが対になる
ように配設されている。即ち、ズボン右13とズボン左
14の両側のマジックテープ35,36はその一方が鈎
型で他方が輪型になるように配設されている。これに合
わせて当て布17の各マジックテープ37,38もその
一方が鈎型で他方が輪型になっている。また、マジック
テープ33,35及びマジックテープ34,36も同様
である。これは、各部を外して洗濯を行う場合等に、特
に鈎型のマジックテープにゴミが絡まってしまうのを防
止するためである。各部を単独で取り外したときはその
部分のマジックテープを互いに接合して、洗濯等を行
う。
【0047】[第2実施形態の動作]上記構成により、
上衣を被介護者に着せる場合は、次のようにして行う。
【0048】上衣は、衿もとのボタン9をいくつか外す
と共に、チャック31を衿3まで開いて後身頃11を切
り離しておく。後身頃11は、折り曲げ線32の部分に
折り畳まれている。
【0049】まず、被介護者を仰向けにした状態で頭を
持ち上げて、上衣の衿3を頭に通す。次いで、被介護者
の体を傾け、折り曲げ線32に折り畳んだ後身頃11を
上記第1実施形態と同様にして反対側へ通す。その後、
チャック31を閉めて上衣の着せ付けを終了する。
【0050】ズボンの着せ付けは、ホックとマジックテ
ープとの違いはあるが、全体的には第1実施形態と同様
である。即ち、ズボン右13、ズボン左14及び当て布
17の着せ付けは、第1実施形態と同様にして行う。
【0051】さらに本実施形態では、ズボン右13とズ
ボン左14を着せ付けた後に、各腰紐41,42を結ん
で前布部13B,14Bがはだけないようにする。
【0052】一方、被介護者用パジャマのズボンを洗濯
する場合は、各部のマジックテープの鈎型と輪型とを互
いに接合しておく。
【0053】[第2実施形態の効果]本実施形態の場合
も、上記第1実施形態の被介護者用パジャマと同様の効
果を奏することができる。
【0054】即ち、チャック31を設けて後見頃を開閉
できるようにしたので、上衣を被介護者に着せる作業が
極めて容易になる。
【0055】さらに、本実施形態では、各マジックテー
プ33,34,35,36,37,38を鈎型と輪型と
が対になるように配設したので、この鈎型と輪型とを接
合させてから洗濯等を行うことにより、マジックテープ
にゴミが絡まってしまうのを防止することができる。
【0056】さらに、各腰紐41,42を設けたので、
当て布17がない状態でもズボンの前布部13B,14
Bがはだけることがなくなる。
【0057】[第3実施形態]次の本発明の第3実施形態
について説明する。本実施形態の被介護者用パジャマ
は、ズボン右13及びズボン左14への当て布17の取
り付けを改良したものである。本実施形態に係る被介護
者用パジャマの全体構成は上記各実施形態の被介護者用
パジャマとほぼ同様であるので、同一部材には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0058】本実施形態の被介護者用パジャマでは、図
10〜図12に示すように、当て布17の上部にゴム帯
51が設けられている。当て布17の上部は筒状に縫わ
れてゴム帯入れ52が形成されている。ゴム帯51は十
分な長さを有し、ゴム帯入れ52に通されている。ゴム
帯51の両端部には係止輪53がそれぞれ設けられてい
る。また、ズボン右13とズボン左14の腰部には、係
止輪53が係止するボタン54がそれぞれ設けられてい
る。ゴム帯51は、その両端の係止輪53が各ボタン5
4に係止された状態で被介護者の腹部に回されて、あま
り圧迫しないで十分に支持できるように、その長さが設
定されている。また、ゴム帯51の材料としては伸縮の
大きいものを使用し、被介護者の腹部を圧迫しないで、
十分に支持できるようにする。
【0059】ズボン右13及びズボン左14と当て布1
7の下方とには連結具としてのマジックテープ55が設
けられている。具体的には、当て布17の下端部と、こ
の当て布17の下端部で覆われるズボン右13の筒部1
3Aの上端部及びズボン左14の筒部14Aの上端部と
に、マジックテープ55,56がそれぞれ設けられてい
る。
【0060】なお、ゴム帯51、係止輪53及びボタン
54は、当て布17側とズボン側とにそれぞれ設けた
が、これと逆に、ズボン側に係止輪53の付いたゴム帯
51を、当て布17側にボタン54を設けてもよい。ま
た、ズボン側に係止輪53のみを、当て布17側にボタ
ン54の付いたゴム帯51を設けてもよい。さらに、ゴ
ム帯51にボタン54を設けるようにしてもよい。
【0061】[第3実施形態の動作]以上の構成により、
当て布17を取り付けるときは、被介護者の臀部の下側
に敷いた後、マジックテープ35,36,37,38を
付ける。さらに、マジックテープ55,56を付ける。
【0062】次いで、ゴム帯51をズボン右13及びズ
ボン左14の前側に回して、係止輪53をボタン54に
引っ掛ける。
【0063】[第2実施形態の効果]以上の構成により、
当て布17を容易に取り付けることができると共に、ズ
ボンを被介護者の腰部に、被介護者の腹部を圧迫するこ
となく、確実に支持させることができるようになる。
【0064】また、当て布17の下端部と、この当て布
17の下端部で覆われるズボン右13の筒部13Aの上
端部及びズボン左14の筒部14Aの上端部とを、マジ
ックテープ55,56で固定するようにしたので、当て
布17がめくれるのを防止することができる。
【0065】[変形例] (1) 上記各実施形態においては、当て布17を通常
の布地で構成するようにしたが、当て布17はオシメの
代用であるため、これに防臭や、汚物の漏れなどを防ぐ
材料(例えば、皮膚に触れる部分を通常の布地にし、反
対面を防水加工を施した合成繊維等にした材料)を使用
してもよい。これにより、パジャマがあまり臭わず、し
かも汚れにくくなり、被介護者にとっての着心地が向上
する。
【0066】(2) 上記第2実施形態において、当て
布17と後身頃11とに、上記第1実施形態の紐18と
同様の紐を設けてもよい。
【0067】(3) 上記各実施形態では、チャック1
0及びチャック31の代わりにマジックテープを設けて
もよい。
【0068】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
次のような効果を奏する。
【0069】(1) 被介護者用パジャマの上衣に連結
具を設けて後見頃を開閉できるようにすると共に、ズボ
ンを3分割して連結具で着脱できるようにしたので、被
介護者を仰向けに寝かせたまま体を僅かに傾けるだけ
で、無理せず容易に被介護者用パジャマを着せることが
できるようになる。
【0070】(2) ズボンを3分割にしたので、部分
的に汚れた場合に、その部分のみを外して簡単に洗うこ
とができるようになる。
【0071】(3) ズボンを3分割にしたので、用を
足すのが簡単になる。
【0072】(4) 後身頃の連結具近傍と、当て布の
一側に紐を設けたので、後身頃及び当て布を、被介護者
の体の下を通して反対側へ引くとき、紐を掴むことで簡
単に引っ張ることができるようになる。
【0073】(5) 端部に係止輪又はボタンを有する
ゴム帯と、このゴム帯の係止輪又はボタンを係止するボ
タン又は係止輪とを、当て布又はズボンにそれぞれ取り
付けたので、当て布を容易に取り付けることができると
共に、ズボンを被介護者の腰部に、被介護者の腹部を圧
迫することなく、確実に支持させることができるように
なる。
【0074】(6) 当て布の下方と、この当て布の下
方で覆われるズボンの部分とに連結具を取り付けたの
で、当て布がめくれるのを防止することができる。
【0075】(7) 以上の結果、パジャマの着替えが
容易になり、介護者が一人で行うことができ、介護者の
労力を軽減することができるようになる。
【0076】(8) さらに、被介護者用パジャマは、
構造が簡単でその製作も非常に容易であるため、製作費
を低減することができる。このため、廉価な被介護者用
パジャマを一般に提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る被介護者用パジャ
マの上衣の正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る被介護者用パジャ
マの上衣の背面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る被介護者用パジャ
マのズボンの正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る被介護者用パジャ
マのズボンの背面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る被介護者用パジャ
マの上衣の正面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る被介護者用パジャ
マの上衣の背面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る被介護者用パジャ
マのズボンの正面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る被介護者用パジャ
マのズボンの背面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る被介護者用パジャ
マのズボンの当て布の正面図及び側面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る被介護者用パジ
ャマのズボンの正面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る被介護者用パジ
ャマのズボンの背面図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る被介護者用パジ
ャマのズボンの当て布の正面図及び側面図である。
【符号の説明】
1,2:前身頃、3:衿、4:袖、5:肩、6:右ワ
キ、7:左ワキ、8:合わせ目、9:ボタン、10:チ
ャック、11:後身頃、12:折リ曲げ線、13:ズボ
ン右、13A:筒部、13B:前布部、14:ズボン
左、14A:筒部、14B:前布部、15:合わせ布、
16:合わせ目ホック、17:当て布、18A,18
B:紐、19,20,21,22:ホック、31:チャ
ック、32:折り曲げ線、33,34,35,36,3
7,38,39,40,43,44:マジックテープ、
41,42:腰紐、51:ゴム帯、52:ゴム帯入れ、
53:係止輪、54:ボタン、55,56:マジックテ
ープ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る被介護
者用パジャマは、上衣後身頃の右又は左半身部分内を縦
方向斜めに裁断し、その裁断線に沿って連結具を取り付
け、後身頃を開閉できるようにしたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】削除 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る被介護
者用パジャマは、ズボンを中心線で左右に分割すると共
に臀部の布を取り除き、左右分割部分をその前面の中心
線で重ね合わせると共にその部分に連結具を設けて着脱
自在に組み合わせ、上記臀部を覆う当て布を設けると共
にその当て布と上記ズボンの左右分割部分とに連結部を
設けて着脱自在に組み合わせたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記構成により、ズボンは左右を別々にし
て片方ずつはかせる。当て布はその後で臀部の下側に通
すか、前もって臀部に敷いておく。そして、ズボンの左
右及び当て布をそれぞれ連結具で組み合わせる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】第2の発明に係る被介護者用パジャマは、
第1の発明に係る被介護者用パジャマにおいて、上記当
て布又は上記ズボンの一方の上部に取り付けられ、先端
に係止輪又はボタンを有するゴム帯と、上記当て布又は
上記ズボンの他方の上部に取り付けられ、上記ゴム帯の
係止輪又はボタンを係止するボタン又は係止輪とを備え
たことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記構成により、当て布をズボンの臀部に
当て、ゴム帯を引っ張って係止輪とボタンとを互いに係
止させるだけで、容易に当て布を取り付けることができ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第3の発明に係る被介護者用パジャマは、
第1又は第2の発明に係る被介護者用パジャマにおい
て、上記当て布の下方と、この当て布の下方で覆われる
上記ズボンの部分とに連結具を取り付けたことを特徴と
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記構成により、当て布の下方とズボンと
が連結具で互いに連結されるので、被介護者が足や体を
動かしても、当て布がめくれることがなくなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上衣の後身頃を縦に裁断し、その裁断線
    に沿って連結具を取り付け、後身頃を開閉できるように
    したことを特徴とする被介護者用パジャマ。
  2. 【請求項2】 ズボンを中心線で左右に分割すると共に
    臀部の布を取り除き、左右分割部分をその前面の中心線
    で重ね合わせると共にその部分に連結具を設けて着脱自
    在に組み合わせ、 上記臀部を覆う当て布を設けると共にその当て布と上記
    ズボンの左右分割部分とに連結部を設けて着脱自在に組
    み合わせたことを特徴とする被介護者用パジャマ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の被介護者用パジャマに
    おいて、 上記当て布又は上記ズボンの一方の上部に取り付けら
    れ、端部に係止輪又はボタンを有するゴム帯と、 上記当て布又は上記ズボンの他方の上部に取り付けら
    れ、上記ゴム帯の係止輪又はボタンを係止するボタン又
    は係止輪とを備えたことを特徴とする被介護者用パジャ
    マ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の被介護者用パジ
    ャマにおいて、 上記当て布の下方と、この当て布の下方で覆われる上記
    ズボンの部分とに連結具を取り付けたことを特徴とする
    被介護者用パジャマ。
  5. 【請求項5】 上衣の後身頃を、そのワキ、袖の後側、
    肩及び衿に至る線を縦に裁断し、その裁断線に沿って連
    結具を取り付け、後身頃を開閉できるようにしたことを
    特徴とする被介護者用パジャマ。
JP11055300A 1998-03-03 1999-03-03 被介護者用パジャマ Expired - Fee Related JP2978492B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055300A JP2978492B1 (ja) 1998-03-03 1999-03-03 被介護者用パジャマ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9383398 1998-03-03
JP10-93833 1998-03-03
JP11055300A JP2978492B1 (ja) 1998-03-03 1999-03-03 被介護者用パジャマ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2978492B1 JP2978492B1 (ja) 1999-11-15
JPH11315407A true JPH11315407A (ja) 1999-11-16

Family

ID=26396197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11055300A Expired - Fee Related JP2978492B1 (ja) 1998-03-03 1999-03-03 被介護者用パジャマ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2978492B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102793300A (zh) * 2011-05-26 2012-11-28 江阴芗菲服饰有限公司 收腰上衣
JP3180847U (ja) * 2012-08-03 2013-01-17 洋子 中野 介護用衣服
JP6389344B1 (ja) * 2018-01-15 2018-09-12 しづゑ 桑原 パジャマ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102793300A (zh) * 2011-05-26 2012-11-28 江阴芗菲服饰有限公司 收腰上衣
JP3180847U (ja) * 2012-08-03 2013-01-17 洋子 中野 介護用衣服
JP6389344B1 (ja) * 2018-01-15 2018-09-12 しづゑ 桑原 パジャマ
JP2019123956A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 しづゑ 桑原 パジャマ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2978492B1 (ja) 1999-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01192808A (ja) 上衣及び下衣
JP2978492B1 (ja) 被介護者用パジャマ
JP3216832U (ja) 衣服
JP2000314016A (ja) 被介護者用パジャマの上衣
JP3164127U (ja) 着脱容易衣服
JPH0370001B2 (ja)
JP5973043B1 (ja) 介護用着衣
CN212697825U (zh) 一种护理服
US20240091087A1 (en) Mobility-Assistive Garment
JP2004315980A (ja) 介護用パジャマ
JP2004332154A (ja) 介護用衣類
JP4126245B2 (ja) 寝衣
JPH11279816A (ja) 介護用ズボン及び介護着
JP4098911B2 (ja) 男性用小用自立ズボン
JP3108390U (ja) 介護用衣類
JP4603033B2 (ja) 介護用衣服
JP2603716Y2 (ja) 分離と接合が容易な衣服
JP4365767B2 (ja) カバーリングシャツ
JPH09241908A (ja) 介護用衣服
TWM589983U (zh) 易穿脫的衣物
JP2024000921A (ja) 被介護者用下衣
JPH07216608A (ja) 衣 服
JP3096904U (ja) 介護用衣服
JP2002054010A (ja) 被介護者用寝巻
JP3081965U (ja) シャツずり上がり防止ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees