JPH11315083A - 3―グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシランの製法 - Google Patents

3―グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシランの製法

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JPH11315083A
JPH11315083A JP11030128A JP3012899A JPH11315083A JP H11315083 A JPH11315083 A JP H11315083A JP 11030128 A JP11030128 A JP 11030128A JP 3012899 A JP3012899 A JP 3012899A JP H11315083 A JPH11315083 A JP H11315083A
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catalyst
platinum
reaction
trialkoxysilane
alkyl group
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JP11030128A
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Jaroslaw Monkiewicz
モンキーヴィッツ ヤロスラウ
Stefan Dr Bade
バーデ シュテファン
Uwe Schoen
シェーン ウヴェ
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Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1876Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3−グリシジルオキシプロピルトリアルコキ
シシランの製法 【解決手段】 白金触媒作用不均一系ヒドロシリル化反
応で、アリルグリシジルエーテル: CH(O)C
HCH−O−CHCH=CH (II) と一般式: HSi(OR)
(III)[式中、Rはアルキル基を表
す]のトリアルコキシシランとの反応により、一般式:
CH(O)CHCH−O−(CHSi(O
R) (I)[式中、Rはアルキル基を表す]の3
−グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシランを製
造する方法において、触媒として、非金属担体物質上の
白金(0)−触媒を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白金−触媒作用ヒ
ドロシリル化反応で、アリルグリシジルエーテル: CH(O)CHCH−O−CHCH=CH (II) と一般式: HSi(OR) (III) [式中、Rはアルキル基を表す]のトリアルコキシシラ
ンとの反応により、一般式: CH(O)CHCH−O−(CHSi(OR) (I) [式中、Rはアルキル基を表す]の3−グリシジルオキ
シプロピルトリアルコキシシランを製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】3−グリシジルオキシプロピルトリアル
コキシシラン(I)は、オルガノシラン化学における重
要な工業的中間体又は最終生成物である。これは、特に
複合材料における接着助剤として、例えばラッカー及び
ガラス繊維工業で、鋳物工業で、及び接着剤工業で使用
される。この3−グリシジルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン(I)は、光学ガラスの被覆の際にも重要な
役割を演じる。
【0003】3−グリシジルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン(I)は、次の反応式に従うヒドロシリル化
反応で、水素原子を有するトリアルコキシシラン(II
I)(H−シラン)とアリルグリシジルエーテル(I
I)との反応により製造される: CH(O)CHCHOCHCH=CH+ HSi(OR) −−−>CH(O)CHCHO(CHSi(OR) この際、Rはアルキル基を表す。R=メチルの場合の3
−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン(GL
YMO)の製造、R=エチルの場合の3−グリシジルオ
キシプロピルトリエトキシシラン(GLYEO)の製造
が記載されている。この反応で、副産物として、(I)
の2種の異性体: CH(O)CHCH−O−CHCH[Si(OR)]CH (IV) (これはイソ−3−グリシジルオキシプロピルトリアル
コキシシランとも称される)及び式:
【0004】
【化1】
【0005】の8員のヘテロ環化合物が生じる。
【0006】更なる副産物は、グリシジルオキシトリア
ルコキシシラン、プロピルトリアルコキシシラン、1−
メチルビニルグリシジルエーテル及びテトラアルコキシ
シラン並びに高沸点成分である。
【0007】1個のC=C−二重結合を有する化合物を
用いるH−シランのヒドロシリル化反応は、連続的又は
非連続的に、かついずれの場合にも貴金属−触媒の存在
下に実施される。3−グリシジルオキシプロピルトリア
ルコキシシラン(I)は、一般に、均一系中で触媒とし
てのヘキサクロロ白金(IV)−酸を用いて製造される
(例えばEP 0277023、EP 028828
6、JP 128763及びDE 2159991参
照)。この均一触媒作用方法の欠点は、この反応の間の
困難な温度制御であり、触媒の強制的に必要な分離除去
及び均一に溶解された触媒の影響下での目的生成物の後
続反応による及び/又は熱処理の際の不所望の「異常値
(Ausreissern)」の結果としての副生成物の形成の増
加である。殊に、触媒が蒸留により後処理される場合に
は、蒸留の間に前記の異性体(IV)及び(V)及び3
−グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシラン
(I)のジマー又はトリマーが形成される。更に、ヘキ
サクロロ白金酸の使用下での方法は、塩素不含の方法で
はなく、このことは、製品品質を損ない、例えばトリア
ルコキシシラン(II)を分解してテトラアルコキシシ
ランにすることを促進する。
【0008】EP 0548974には、不均一系貴金
属触媒が記載されており、即ちロジウム及び白金は、金
属として、又は担体材料としての金属を含有する化合物
の形で、かつ、特に3−グリシジルオキシプロピルトリ
アルコキシシラン(I)の製造のために使用可能であ
る。更に、同様にヒドロシリル化による3−グリシジル
オキシプロピルトリアルコキシシラン(I)の製造のた
めに使用される、非金属担体上に固定された貴金属−錯
体も記載されている。
【0009】EP 0262642には、3−グリシジ
ルオキシプロピルトリアルコキシシラン(I)の製造用
のロジウムをベースとする触媒、しかも均一系触媒反応
及び不均一系触媒反応のための触媒が記載されている。
均一系触媒反応のためのロジウム触媒は、約70%の3
−グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシラン
(I)の収率を生じ、担体としての活性炭上にロジウム
5%を含有する、不均一系触媒反応用のそれは70〜8
0%の収率を生じる。白金触媒に比べたロジウム触媒の
利点は、最初の窒素化合物に対する低い敏感性であり、
これにより3−グリシジルオキシプロピルトリアルコキ
シシラン(I)の収率が上昇され、この触媒はより僅か
な活性損失をこうむる。
【0010】US−A−4736049には、白金の化
合物又は金属白金で均一に又は不均一に触媒反応され、
一般式RCONRのカルボン酸アミドの存在下に
進行する一般的なヒドロシリル化反応が記載されてい
る。担体触媒には炭素上の白金のみが挙げられている。
カルボン酸アミドの存在は、一般に所望のβ−付加生成
物の生成に好適に作用する。しかしながら、EP 02
62642によれば、窒素化合物は、白金触媒を用いる
3−グリシジルプロピルトリアルコキシシラン(I)の
製造の特別な場合にとっては、品質を低下し、従って不
所望であるとみなされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、3−
グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシラン(I)
を製造するための、不均一触媒媒作用の、できるだけ簡
単な改善された方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】意外にも、この課題は、
白金触媒作用不均一系ヒドロシリル化反応で、アリルグ
リシジルエーテル: CH(O)CHCH−O−CHCH=CH (II) と一般式: HSi(OR) (III) [式中、Rはアルキル基を表す]のトリアルコキシシラ
ンとの反応により、一般式: CH(O)CHCH−O−(CHSi(OR) (I) [式中、Rはアルキル基を表す]の3−グリシジルオキ
シプロピルトリアルコキシシランを製造する方法により
解決され、この際、触媒として非金属担体物質上の白金
(0)−触媒が使用される。
【0013】本発明の方法は、一連の意想外の利点と結
びついている: − 触媒作用均一系ヒドロシリル化とは反対に、触媒の
損失が現れず、触媒を相応する配量系を経て反応に導入
する必要がなく、反応混合物から分離する必要もない、 − 副産物の最少の形成の結果、3−グリシジルプロピ
ルトリアルコキシシラン(I)の形成の選択率は>90
%である、 − 触媒及び全ての成分はクロリド不含であり、これに
より、トリアルコキシシラン(III)が分解してテト
ラアルコキシシランになることが最少にされる、 − 熱処理は良好に制御でき、このことは選択率至適化
に寄与する。約140℃までの温度では、高沸点の線状
の及び低沸点の環状の副産物が非常に僅かに生じるだけ
である、 − 白金は担体物質上で0.01〜1質量%の非常に小
さい濃度でのみ存在すればよい、 − 更に、白金の価格は、ロジウムのそれよりも明らか
に低い、 − この触媒は、簡単な方法で、担体物質に白金(I
I)−又は白金(IV)−化合物の溶液を含浸させるか
又は吹き付け、乾燥させ、かつ、引き続き白金(II)
−又は白金(IV)−化合物を水素雰囲気中で還元して
Pt(0)にすることにより製造できる、 − 均一に溶解された触媒は蒸留に達することがないの
で、ヘテロ環式化合物(V)の形成は確実に阻止され
る、 − その結果、ヘテロ環式化合物(V)を分離する必要
がないので、反応混合物は容易に分離可能である、 − アリルグリシジルエーテル(II)が異性化されて
1−メチルビニルグリシジルエーテルになる(これは均
質な反応系中で促進される)ことが最少にされるので、
僅かなアリルグリシジルエーテル(II)で足りる、 − この方法はカルボン酸アミドなしで実施され、この
ことが純粋なヒドロシリル化生成物の取得を簡単にす
る。
【0014】トリアルコキシシラン(III)中の(及
びそれに伴って3−グリシジルオキシプロピルトリアル
コキシシラン(I)中の)アルキル基は、炭素原子1〜
4を有するアルキル基、殊にメチル基又はエチル基が有
利である。トリメトキシ−及びトリエトキシシランは、
アリルグリシジルエーテル(II)と同様に市場で入手
できるか又はトリクロロシランとメタノール又はエタノ
ールとの反応により製造できる。
【0015】担体触媒のPt(0)−分を得るための出
発物質としては、任意の、有利に水中に又は他の溶剤中
に可溶性の白金(II)−又は白金(IV)−化合物、
例えば硝酸白金(II)、白金(II)−アセチルアセ
トナト、塩化白金(IV)、酢酸白金(IV)、ヘキサ
クロロ白金(IV)酸、並びにこれらの例えばsymm
−ジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体が好適で
ある。好適な担体物質は、例えば活性炭、酸化アルミニ
ウム、沈殿法又は高熱分解法による二酸化珪素、珪酸
塩、酸化マグネシウム並びに天然又は合成のゼオライト
である。大きい表面積の担体物質が有利であり、従っ
て、完成触媒は、ブルナウアー、エメット及びテラーの
方法(BET−法:P.W.Atkins,Physical Chemistry、
第4版、779頁以降.,Oxford University Press(19
86) )により、N−吸収を用いて測定された比表面
積10〜400m/gを有する。
【0016】製造のために、担体物質に、通常は、白金
(II)−又は白金(IV)−化合物の0.1〜10質
量%水溶液を浸漬させるか又は吹き付けるのが有利であ
る。この溶液の量及び濃度は、完成触媒の白金(0)−
含有率が0.01〜1質量%、有利に0.02〜0.2質
量%であるように配分するのが有利である。白金のより
多い割合は害を及ぼさないが、相応する利点ももたらさ
ない。浸漬の後に、触媒前駆物質を白金−化合物と一緒
に、例えば80℃での空気流中で乾燥させ、かつ80〜
140℃での水素の導入により、この白金化合物を還元
して元素状白金(0)にし、こうして触媒を製造する。
還元は、その場で、即ちヒドロシリル化反応用の反応器
中で実施するのが有利である。
【0017】ヒドロシリル化反応は、不活性溶剤を共用
せずに、かつ20〜200℃、殊に60〜160℃の温
度で実施するのが有利である。より低い温度では、その
反応速度が実際に使用可能な方法のためには低すぎ、よ
り高い温度では、副産物が著しく生じる。この方法は、
大気圧(1バール絶対)で実施できる。しかしながら、
殊に微粒子状担体物質の場合には、例えば20バール
(絶対)までの高めた圧力を用いる方法で触媒帯域の通
過流を促進することができる。前記温度での滞留時間
は、一般に1〜100分、殊に10〜30分である。出
発物質(II)及び(III)のモル比は、広い範囲内
で変動でき、一般に0.1〜10、殊に0.25〜4の範
囲にある。
【0018】本発明によるヒドロシリル化は、固定配置
された触媒(固定層)を用いて実施するのが有利であ
る。反応器としては、例えば循環系を有する又は有しな
い管状反応器、管束反応器(Rohrbuendelreaktor)、棚
型反応器(Hordenreaktor)、交叉流反応器(Kreuzstromre
aktor)が好適である。この方法は、例えば、垂直に立っ
ている管状反応器中に触媒を配置し、出発物質をそれぞ
れそれ自体で又は混合物として触媒の上を流過させ、こ
れを外部加熱により反応温度に保持する方法で、連続的
に実施することができる。この方法の非連続的な変法で
は、反応混合物を触媒固定層の通過の後に、外部循環系
を経て触媒上に戻し、改めてこの固定層を流過させる。
所望の変換度に達するまでこのプロセスを繰り返す。合
計の滞留時間は、この方法でサイクルと同じ数の時間区
分の数に分けられる。反応実施の方式に無関係に、この
反応混合物は、いずれの場合にも連続的又は非連続的な
蒸留によりその成分に分けられる。
【0019】本発明の方法で、3−グリシジルオキシプ
ロピルトリアルコキシシラン(I)は、100%までの
変換率で、1000モル/h・gPtまでの空時収率及
び95%までの選択率で得られる。
【0020】本発明の方法を更に説明するために次の実
施例を示すが、請求項に記載のように、その用途範囲を
限定するものではない。
【0021】
【実施例】例1 その中に触媒層を有し、外部循環系を有する非連続的に
作動する管状反応器中で、出発物質アリルグリシジルエ
ーテル(II)(AGE)及びトリメトキシシラン(I
II)(TMOS)を反応させて3−グリシジルオキシ
プロピルトリメトキシシラン(I)(GLYMO)に
し;触媒層が上から下に流過されるように循環ポンプを
調節した。触媒として、活性炭に硝酸白金(II)の5
質量%水溶液を含浸させ、この白金(II)−化合物を
水素流(100℃で8時間)中で還元することにより製
造された白金0.1質量%を有する活性炭11.2gを使
用し、かつ出発物質として、トリメトキシシラン(II
I)342g(2.8モル)及びアリルグリシジルエー
テル(II)348g(3.05モル)からの混合物を
使用する。この反応を、120℃で等温的に実施し、触
媒への接触時間は、各々のサイクルで3秒である。75
分後に3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン(I)が92.2%の選択率で形成された。次の表
に、反応終了後の反応混合物のガスクロマトグラフィで
測定された組成を示す:
【0022】
【表1】
【0023】高沸点成分は形成されず、同様に、ヘテロ
環式化合物(V)も生じない。空時収率は、GLYMO
158モル/(h・gPt)である。
【0024】例2 外部循環系を有しない、170cmの容積を有する連
続的に作動する固定層反応器中で、アリルグリシジルエ
ーテル(II)(AGE)及びトリメトキシシラン(I
II)(TMOS)を120℃で、かつ3バールの圧力
下に反応させて、3−グリシジルオキシプロピルトリメ
トキシシラン(I)にする。この固定層反応器に、例1
の触媒と同様な方法で製造された白金0.02質量%を
有する活性炭70gを触媒として充填する。この固定層
反応器に、トリメトキシシラン(TMOS)2.326
モル/h及びアリルグリシジルエーテル(AGE)2.
561モル/hを供給する。従って、AGE対TMOS
とのモル比は1.1:1である。出発物質の供給は、液
相で配量ポンプを経て行う。次の表に反応混合物(排出
ガス流)のガスクロマトグラフィにより測定した組成を
示す:
【0025】
【表2】
【0026】トリメトキシシランの変換率は90%であ
り、所望のGLYMO(I)に関する選択率は91.9
%である。イソ−GLYMOに関する選択率は1.83
%であり、テトラメトキシシランに関するそれは6.0
5%である。高沸点成分は形成されず、同様にヘテロ環
式異性体GLYMO(V)も生じない。触媒に接しての
滞留時間は16.8分であり、GLYMOの空時収率は
137.4モル/(h・g Pt)である。反応混合物を
非連続的又は連続的に蒸留後処理し、この際、未反応の
TMOS及びAGEを再び反応器に戻す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウヴェ シェーン ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン カ ール−フュルステンベルク−シュトラーセ 62

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白金−触媒作用不均一系ヒドロシリル化
    反応での、アリルグリシジルエーテル: CH(O)CHCH−O−CHCH=CH (II) と一般式: HSi(OR) (III) [式中、Rはアルキル基を表す]のトリアルコキシシラ
    ンとの反応により、一般式: CH(O)CHCH−O−(CHSi(OR) (I) [式中、Rはアルキル基を表す]の3−グリシジルオキ
    シプロピルトリアルコキシシランを製造する方法におい
    て、触媒として、非金属担体物質上の白金(0)−触媒
    を使用することを特徴とする、3−グリシジルオキシプ
    ロピルトリアルコキシシランの製法。
  2. 【請求項2】 Rは炭素原子数1〜4を有するアルキル
    基である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rはメチル基又はエチル基である、請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 アリルグリシジルエーテル(II)及び
    トリアルコキシシラン(III)を0.1〜10のモル
    比で使用する、請求項1から3のいずれか1項に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 モル比は0.25〜4である、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 触媒の白金の質量割合は0.01〜1.0
    %であり、担体物質は活性炭、酸化アルミニウム又は二
    酸化珪素より成り、触媒の比表面積は10〜400m
    /gである、請求項1から5のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 触媒の白金の質量割合は0.02〜0.1
    %である、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒はハロゲニド不含である、請求項6
    又は7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応を20〜200℃の温度で、かつ1
    〜20バール(絶対)の圧力下に実施する、請求項1か
    ら8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 温度は60〜160℃の間である、請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 触媒固定層に接しての反応を、循環系
    を有する又は有しない管状反応器中、管束反応器中、棚
    型反応器中又は交叉流反応器中で実施する、請求項1か
    ら10のいずれか1項に記載の方法。
JP11030128A 1998-02-09 1999-02-08 3―グリシジルオキシプロピルトリアルコキシシランの製法 Pending JPH11315083A (ja)

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