JPH11314666A - プラスチック成形体及びその成形方法 - Google Patents

プラスチック成形体及びその成形方法

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JPH11314666A
JPH11314666A JP10124696A JP12469698A JPH11314666A JP H11314666 A JPH11314666 A JP H11314666A JP 10124696 A JP10124696 A JP 10124696A JP 12469698 A JP12469698 A JP 12469698A JP H11314666 A JPH11314666 A JP H11314666A
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sheet
rib
flat surface
plastic molded
plastic
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Shinichi Fujita
真一 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷面が凹凸部分となるように成形しても図
柄に歪みを起こすことのないプラスチック成形体とその
成形方法を提供する。 【解決手段】 折曲線4の両側に互いに接面可能に形成
された2枚のシート体2、3の一方のシート面2に形成
した収納凸部5を平坦面10の周縁に凸状リブ9を形成
した構成とする。リブ9は、平坦面10の周縁に沿って
連続的な環状リブとする。リブ9を設けると、平坦面1
0に対応するシートの延伸が押さえられるため、印刷内
容に歪みのないものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックシート
を成形してなるプラスチック成形体及びその成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックシートから成形
され、小物の収納用に組立てて使用するプラスチック成
形体が広く知られている。この種の成形体は、プラスチ
ックシートを折り畳み、凹凸部分を組み合わせて所定の
小物用収納部を形成するようになっている。また、プラ
スチック成形体は、小物(例えば、化粧品)を収納して
店頭で販売する場合の対応として、収納部やその他の平
面部分に図柄や文字からなる所望の印刷を施してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラスチック
シートを成形する際に予めシートに印刷を施した上で成
形加工を行うと、成形時におけるシートの延伸の影響で
印刷した図柄や文字が歪んでしまうため、印刷を施す場
合は、予め成形加工により所定の凹凸部分を形成し、そ
の上で印刷を施さねばならなかった。凹凸部分にも印刷
を施そうとするとその凹凸の形状を維持しつつ印刷しな
ければならない煩わしさがある。これを避けるため、従
来の成形体は、収納部には印刷していないものとなって
いた。
【0004】そこで、本発明は、上記の問題点に着眼し
てなしたもので、印刷後に印刷面が凹凸部分となるよう
に成形しても印刷面の図柄に歪みを起こすことのないプ
ラスチック形成体と、その成形方法を提供せんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、折曲線の両側に互いに接面可能に形成さ
れた2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に形成
した収納凸部を、平坦面の周縁に凸状または凹状リブを
形成した構成としてあるプラスチック成形体に特徴があ
る。
【0006】このプラスチック成形体は、平坦面の周縁
に形成されたリブによって、印刷内容の歪みを防ぐこと
ができるので、プラスチックシートに印刷を施してから
成形することができる。
【0007】また、前記リブを、上記平坦面の周縁に沿
って連続的な環状リブとしてあるプラスチック成形体と
するのが好ましい。
【0008】このようにすれば、リブによって印刷内容
の歪みを防ぐことができるだけでなく、収納凸部を補強
することもできる。
【0009】また、本発明は、折曲線の両側に互いに接
面可能に形成された2枚のシート体の少なくとも一方の
シート面に収納凸部を形成してなるプラスチック成形体
の成形方法であって、プラスチックシートに印刷を施し
て印刷面を形成した後に、当該印刷面が上記収納凸部の
平坦面となり、かつその周縁に凸状または凹状リブが形
成されるように成形加工を行うプラスチック成形体の成
形方法にもその特徴がある。
【0010】この成形方法の場合も、前記リブを、上記
平坦面の周縁に沿って連続的な環状リブとしてプラスチ
ック成形体とする方法が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
【0012】プラスチック成形体1は、未延伸PET、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
カーボネイト樹脂などの透明な熱可塑性プラスチックか
らなる適度な強度(腰の強さ)を有するプラスチックシ
ートから形成したもので、シート地の厚さは100 μm 〜
1000μm 程度とするのが好ましい。
【0013】プラスチック成形体1は、真空、圧空成形
或いは加熱、プレス成形等により形成してあり、図1に
示す通り、シート体2とシート体3とを折曲線4を介し
て連設してなっている。
【0014】シート体2は、図に示したシート体3との
接合に関与しないシート面2a側に突出する平面視矩形
状の収納凸部5を形成するとともに、平面視円形状の小
凹部6を形成し、折曲線4と対向する折曲線7を介して
折返辺8を延設してなり、横幅をw1(例えば、70m
m前後)としてある。
【0015】収納凸部5は、図2から図4に示すよう
に、環状に縁取りした段部5a,5bを有し、その内
側、すなわち、段部5bに囲まれる領域に環状に縁取り
した幅の細い凸条リブ9を形成してあり、このリブ9で
囲まれる部分を所望の印刷を施せるようにした平坦面1
0として形成してある。リブ9と、平坦面10の幅及び
深さについては、リブ9の幅を平坦面10に比べて細く
し、例えば、リブ9の幅w2を1.5mm前後、深さh
1を1mm前後とし、平坦面10については、幅w3を
40mm前後、深さh2を19mm前後とすることがで
きる。
【0016】シート体3は、幅がw1よりも折返片8の
分だけ狭く形成した矩形状であり、シート体2との接合
に関与しないシート面3a側にシート体2の段部5aの
形状に対応するように環状に縁取りした凹部11を形成
し、この凹部11で囲まれる部分をシート面3aよりも
適宜突出する平面視矩形状の収納凸部12とし、さら
に、小凹部6とその位置及び大きさを対応するようにし
て小凸部13を形成してなっている。凹部11は、段部
5aの四隅に対応する部分を深く凹ませて2段構造と
し、収納凸部12は、その平坦面12aの4隅部分に小
凹部12bを形成してある。
【0017】以上の構成を有するプラスチック成形体1
は、図示しないプラスチックシートに対して、所望の図
柄や文字からなる印刷を施して印刷面を形成し、この印
刷面が平坦面10となるように成形することによって得
られる。このように、印刷面が平坦面10となるように
成形する場合、成形する際におけるプラスチックシート
の延伸があっても、リブ9により、これが囲む平坦面1
0に対応するシートの延伸が押さえられるため、印刷内
容に歪みのない平坦面10を形成することができる。し
たがって、従来のものとは異なり、プラスチック成形体
1は、平坦なシート面2a,3aはもとより、小物を収
納するための平坦面10に対しても歪みのない綺麗な印
刷を施したものとして得ることができる。また、リブ9
自体の幅も平坦面10の幅に比べて細くなっているか
ら、リブ9を形成しても、平坦面10の印刷が見にくく
なるといった影響もない。
【0018】このようにプラスチック成形体1は、プラ
スチックシートに予め印刷を施した上で成形しても既設
の印刷内容には何ら歪みを生じないから、成形後に凹凸
部分の形状を維持しながら印刷する場合の煩わしさを回
避することができる。また、各プラスチックシート自体
の成形作業の一環として印刷も行ってしまい、その後に
凹凸部分を形成する成形の工程を順次経るようにするこ
ともできるから、プラスチック成形体1の成形作業全体
の作業効率を高めることができる。
【0019】次に、プラスチック成形体1を組み立てる
には、まず、シート体2とシート体3を折曲線4を折目
に折り曲げて接面させ、収納凹部5と収納凸部12とか
ら小物の収納部分を形成し、小物を収納する際には、こ
の収納部分に納める。このとき、小凹部6と小凸部13
とを凹凸嵌合させてシート体2とシート体3との仮止め
を行う。その上で、折返片8を折曲線7を折目にシート
体3に接面する方向に折り曲げて周縁部分ののり代を接
着剤により接着させると、所望の小物を収納してなるプ
ラスチック成形容器を得ることができる。
【0020】こうして得られるプラスチック成形容器
は、小物の収納部分を構成する平坦面10に印刷を施し
たものとなるから、印刷のないものに比べて中身となる
商品の展示や広告に役立つものとなる。また、平坦面1
0の周囲に環状のリブ9を形成してあるが、このリブ9
を環状としたことで収納部分を補強することもでき、そ
の強度を高めたものとすることができる。
【0021】以上の実施例の説明では、リブ9を平坦面
10の周辺に沿って連続する環状に形成したが、環状と
せずにある程度の間隔を持たせ断続的に形成しても良
い。また、シート面2aを基準に平坦面10に対し突出
する凸条に形成してあるが、平坦面10に対して凹ませ
た凹条のものでも良い。また、収納凸部5や収納凸部1
2の形状も平面視矩形状でなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック成形体の一例を示す展開
状態の正面図である。
【図2】図1のプラスチック成形体の底面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のプラスチック成形体の右側面図である。
【図5】図1のプラスチック成形体の左側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック成形体 2,3 シート体 4,7 折曲線 5,12 収納凸部 8 折返辺 9 リブ 10 平坦面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲線の両側に互いに接面可能に形成さ
    れた2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に形成
    した収納凸部を、平坦面の周縁に凸状または凹状リブを
    形成した構成としてあるプラスチック成形体。
  2. 【請求項2】 前記リブを、上記平坦面の周縁に沿って
    連続的な環状リブとしてある請求項1に記載のプラスチ
    ック成形体。
  3. 【請求項3】 折曲線の両側に互いに接面可能に形成さ
    れた2枚のシート体の少なくとも一方のシート面に収納
    凸部を形成してなるプラスチック成形体の成形方法であ
    って、プラスチックシートに印刷を施して印刷面を形成
    した後に、当該印刷面が上記収納凸部の平坦面となり、
    かつその周縁に凸状または凹状リブが形成されるように
    成形加工を行うことを特徴とするプラスチック成形体の
    成形方法。
  4. 【請求項4】 前記リブを、上記平坦面の周縁に沿って
    連続的な環状リブとしてある請求項3に記載のプラスチ
    ック成形体の成形方法。
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