JPH11314486A - 万年筆 - Google Patents

万年筆

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JPH11314486A
JPH11314486A JP11076859A JP7685999A JPH11314486A JP H11314486 A JPH11314486 A JP H11314486A JP 11076859 A JP11076859 A JP 11076859A JP 7685999 A JP7685999 A JP 7685999A JP H11314486 A JPH11314486 A JP H11314486A
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ink guide
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Eckhard Fuchs
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Thomas Kloessing
クリュッシング トマス
Dietmar Podszuweit
ポトツバイト ディートマル
Heino Strehle
ストレール ハイノ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K5/00Pens with ink reservoirs in holders, e.g. fountain-pens
    • B43K5/16Pens with ink reservoirs in holders, e.g. fountain-pens with retractable nibs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジを容易に交換できるよう
に、後退可能なインクガイドおよびインクガイドと共に
後退可能なペン先を有する万年筆を設計することであ
る。 【解決手段】 万年筆は、管状のインク室と、インク室
に配置されたインクガイドであって、その前端にペン先
が取り付けられたインクガイドと、インクガイドの後端
に固定されたインクカートリッジ形状のインク貯蔵部と
を有する。インクガイドは、インクガイドの前端領域が
インク室の前端から突出している筆記位置と、インクガ
イドの前端領域および前端領域に取り付けられたペン先
が、インク室に後退している保管位置との間で置き換え
可能である。さらに、インクガイドは、保管位置から、
ユーザがインクカートリッジの交換を行うことができる
ように、インクガイドに固定されたインクカートリッジ
の後端領域がインク室の後端から突出している置換位置
に置き換えられ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状のインク室
と、前端にペン先が取り付けられ、インク室内に配置さ
れたインクガイドと、インクガイドの後端に固定された
インクカートリッジの形状のインク貯蔵部とを有し、イ
ンクガイドが、その前端領域がインク室の前端から突出
する筆記位置と、インクガイドの前端領域および該前端
領域に取り付けられたペン先がインク室に後退する保管
位置との間で置き換え可能である万年筆に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知の万年筆(フランス特許出
願第539276号、米国特許出願第3,203,40
3号)では、新しいインクカートリッジの固定および空
のカートリッジの除去は、インクカートリッジにアクセ
スでき、インクカートリッジをつかんで引っぱり出すこ
とができるように、管状のインク室の後部がその前部か
ら除去され、新しいインクカートリッジがインクガイド
の後端領域に固定されるように行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クカートリッジを容易に交換できるように、後退可能な
インクガイドおよびインクガイドと共に後退可能なペン
先を有する万年筆を設計することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】管状のインク室(1)
と、該インク室(1;101)内に配置され、前端にペ
ン先(10、110)が取り付けられたインクガイド
(5、5’;105)と、該インクガイド(5,5’;
105)の後端に配置されたインクカートリッジ(2
3;123)の形状のインク貯蔵部(23;123)と
を有し、該インクガイド(5,5’;105)は、その
前端領域が該インク室(1;101)の前端から突出す
る筆記位置と、該インクガイド(5、5’;105)の
該前端領域および該インクガイド(5、5’;105)
に取り付けられた該ペン先(10、110)が該インク
室(1;101)に後退する保管位置との間で置き換え
可能であり、該インクガイド(5,5’;105)が、
該保管位置から、該インクガイド(5,5’;105)
に固定された該インクカートリッジ(23;123)の
後端領域が、該インク室(1;101)の後端から突出
する交換位置に置き換えられ得る、万年筆が提供され
る。
【0005】1つの実施態様において、位置決めスリー
ブ(14;114)が、前記インク室(1;101)内
で回転可能であるが、軸上で置き換えできないように配
置され、前記インクガイド(5、5’;105)に置き
換えできないように接続された少なくとも1つのキャッ
チ(12、13;112、113)が係合するねじ状の
トラック(15、16;115、116)を有する。
【0006】1つの実施態様において、前記トラック
(15、16;115、116)が二重ねじの形状を有
し、2つのキャッチ(12、13;112、113)が
前記インクガイド(5、5’;105)上で互いに直径
方向に対向して配置されている。
【0007】1つの実施態様において、前記少なくとも
1つのキャッチ(12、13;112、113)がブッ
シュ部(11;111、111’)上に設けられ、該ブ
ッシュ部(11;111、111’)が前記インクガイ
ド(5、5’;105)の前記後端に取り付けられてい
る。
【0008】1つの実施態様において、前記少なくとも
1つのキャッチ(12、13)のための支持面が、前記
トラック(15、16)の前端(15b、16b)に設
けられている。
【0009】1つの実施態様において、前記インク室
(1;101)が、該インク室(1;101)の前記前
端を取り囲むカバーキャップ(135)を収容するため
の前部外側ねじ(4;104)を有する。
【0010】1つの実施態様において、前記カバーキャ
ップ(135)を収容するための後部外側ねじ(13
1)が、前記位置決めスリーブ(114)の後端に設け
られている。
【0011】1つの実施態様において、前記後部外側ね
じ(131)のコア径および/または前記カバーキャッ
プ(135)の内側ねじの外径が、前記位置決めスリー
ブ(114)と該位置決めスリーブ(114)にねじ込
まれた該カバーキャップ(135)との間で確立される
クランプ力が前記インクガイド(105)を前記筆記位
置から前記保管位置に置き換えるために該カバーキャッ
プ(135)上にかけられる力よりも大きくなるよう
に、軸方向に変化する。
【0012】1つの実施態様において、前記カバーキャ
ップ(135)の前記内側ねじの前記外径が、10゜と
16゜との間(好ましくは、12゜)の円錐形開口角の
進路が現れるように、前部から後部へと低減し、前記後
部外側ねじ(131)の前記コア径が一定である。
【0013】1つの実施態様において、前記前部外側ね
じ(104)のコア径が、前記カバーキャップ(13
5)の前記内側ねじの前記外径と実質的に同じピッチで
後部から前部に低減する。
【0014】1つの実施態様において、前記トラック
(15、16)が、低減されたピッチを有し、前記保管
位置を規定する少なくとも1つのセクション(15a、
16a)を有する。
【0015】1つの実施態様において、旋回可能な閉塞
キャップ(20;120)が、前記インク室(1)の前
記後端に設けられている。
【0016】1つの実施態様において、前記閉塞キャッ
プ(20;120)が、前記位置決めスリーブ(14;
114)の前記後端に固定されている。
【0017】1つの実施態様において、前記保管位置
が、前記インクカートリッジ(123)の後端の前記閉
塞キャップ(120)の前面に対する当接によって規定
される。
【0018】1つの実施態様において、同軸上に延びる
支持ピン(137)が、前記カバーキャップ(135)
の基部に設けられ、該支持ピン(137)の自由端が、
該カバーキャップ(135)が前記後部外側ねじ(13
1)にねじ込まれるとき、前記閉塞キャップ(120)
の後面のすぐ脇に配置され、前記インクカートリッジ
(123)の後端を介して該閉塞キャップ(120)に
かけられる圧力によって該カバーキャップ(135)が
開くのを防止する。
【0019】1つの実施態様において、前記カバーキャ
ップ(135)が前記前部外側ねじ(104)にねじ込
まれるとき、前記支持ピン(137)の前記自由端は、
前記インクガイド(105)がさらに前方に置き換えら
れないように突っ張って、該インクガイド(105)の
支持面と係合し、該インクガイド(105)が前記筆記
位置の方向に置き換えられるとき、前記ペン先(11
0)の先端は、該カバーキャップ(135)の基部から
ある距離をおいて保持される。
【0020】1つの実施態様において、前記支持面が、
前記インクガイド(105)に設けられためくらボア
(139)の基部面によって形成される。
【0021】以下、本発明の作用を説明する。
【0022】上記目的を達成するために、冒頭で言及し
たこの種の万年筆は、インクガイドが、保管位置から、
インクガイド内またはインクガイド上に固定されたイン
クカートリッジの後端がインク室の後端から突出する交
換位置に置き換えられ得るように、本発明により設計さ
れる。
【0023】従って、本発明による万年筆には、今日通
例のように、インクカートリッジが固定されている。イ
ンクカートリッジは、インク貯蔵部を形成し、通例の様
式では、インクカートリッジからのインクが、インクガ
イドの中央開口部からインクガイドに入り、ペン先に向
かって前方に通過し得るように、インクガイドの後端に
交換可能に配置されている。しかし、インク室を解体せ
ずに(従って、特に簡単な方法で)インクカートリッジ
の交換を可能にするために、インクガイドは、固定され
たインクカートリッジ全体がインク室内に配置される保
管位置から後方に向かって置き換えられ得る交換位置を
有する。この交換位置では、インクカートリッジの後端
は、インク室の後端から突出するので、ユーザは、イン
クカートリッジをつかみ、インクガイドの後端から引っ
張り出して、新しい完全なインクカートリッジと交換す
ることができる。
【0024】好ましい設計において、旋回可能な閉塞キ
ャップは、インク室の後端に設けられ、通常の動作で
は、インク室の開口部は、この閉塞キャップによって覆
われる。これに対して、インクガイドが保管位置から交
換位置に置き換えられる場合、閉塞キャップはその開口
位置に移動され、インク室の後端は、インクカートリッ
ジが通過できるように開口する。
【0025】筆記位置、保管位置、および交換位置間の
インクガイドの置き換え移動を容易にするために、位置
決めスリーブは、インク室内で回転可能であるが、軸上
で置き換えられないように配置され得、ねじ状のトラッ
クを有し、このトラックには、インクガイドに置き換え
できないように接続された少なくとも1つのキャッチが
係合する。このように、位置決めスリーブが回転する
と、キャッチは、位置決めスリーブに対してらせん状に
置き換え移動し、これに対応して、インクガイドは軸上
で置き換え移動する。
【0026】トラックが二重ねじの形状を有し、2つの
キャッチがインクガイド上で直径方向に互いに対向して
配置される場合、特に均一な置き換え移動がなされる。
【0027】インクガイドの簡単な構築を成し遂げるた
めに、この少なくとも1つのキャッチは、インクガイド
の後端に取り付けられたブッシュ部上に設けられ得る。
これによって、インクガイドは通例の要件に従って開発
され、製造され得る。一方、ブッシュ部は、個別の手法
において、完成したインクガイドに接続される。
【0028】使用中に保管位置が達成されたことをユー
ザが知り、1つまたは他の方向への置き換え移動を中断
することができるように、トラックは、低減されたピッ
チを有し、保管位置を規定する少なくとも1つのセクシ
ョンを有し得る。
【0029】上記の少なくとも1つのキャッチに対する
支持面がトラックの前端に存在し得、この支持面を介し
て、使用中に発生し、インクガイドに作用する筆圧が吸
収される。
【0030】特に好ましい設計において、閉塞キャップ
は、位置決めスリーブの後端に固定され、ユーザは、開
口位置に移動した閉塞キャップをつかむことができ、こ
れによって、位置決めスリーブを回転させ、インクガイ
ドを所望の位置に置き換えることができる。
【0031】万年筆に関して通例のように、インク室
は、前端を閉塞するカバーキャップを収容するための前
部外側ねじを有し得る。しかし、必要に応じて、カバー
キャップはまた、カバーキャップを前端に対して簡単に
押すだけで取り付けられ得る。
【0032】ねじ込み可能なカバーキャップが設けられ
る場合、後部外側ねじは、カバーキャップを収容するた
めの位置決めスリーブの後端領域に設けられ得る。この
ように、カバーキャップは、回転可能な位置決めスリー
ブと連結され得、位置決めスリーブは、カバーキャップ
を回転させることによって回転し得る。
【0033】カバーキャップおよび位置決めスリーブ
が、インクガイドを筆記位置から保管位置に置き換える
方向に回転されるときに、保管位置が達成される前に、
カバーキャップが位置決めスリーブからはずれないよう
にするため、後部外側ねじのコア直径および/またはカ
バーキャップの内側ねじの外径は、位置決めスリーブと
位置決めスリーブにねじ込まれたカバーキャップとの間
で確立されるクランプ力がインクガイドを筆記位置から
保管位置に置き換えるためにカバーキャップにかけられ
る力よりも大きくなるように、軸延長方向に変化し得
る。後部外側ねじのコア径は好ましくは一定で、カバー
キャップの内側ねじの外径は、円錐形開口角が10゜と
16゜との間(好ましくは12゜)で、前部から後部へ
のテーパリングがなされるように変化する。この場合、
前部外側ねじは、好ましくは、後部から前方へと実質的
に同じピッチで形成され、この領域でクランプ力が増加
するのを防止している。
【0034】後部外側ねじとカバーキャップの内側ねじ
との間で確立されたクランプ力によって、カバーキャッ
プと位置決めスリーブが連結され、これによって、カバ
ーキャップを回転させて、筆記位置から保管位置にイン
クガイドを置き換え移動することが確実にでき、インク
ガイドが保管位置に到達したときのみ、カバーキャップ
は位置決めスリーブからねじ解除される。次に、取り外
されたカバーキャップは、ペン先およびインクガイドか
らその内部またはその上のインクが乾燥するのを防止す
るために、前部外側ねじにねじ込まれ得る。
【0035】前述のように、トラックは、低減されたピ
ッチを有し、保管位置を規定する少なくとも1つのセク
ションを有し得、インクガイドが筆記位置から保管位置
に置き換わるとき、ユーザは、保管位置が達成されたこ
とを検出することができ、位置決めスリーブがカバーキ
ャップを収容およびクランプ留めするための後部外側ね
じを有する場合、カバーキャップが後部外側ねじからは
ずれるようにさらに置き換えする抵抗力を発生する。
【0036】閉塞キャップが位置決めスリーブの後端に
旋回可能に固定されている場合、トラック内の低減され
たピッチを有するセクションによる保管位置の規定また
は確立はなしで済まされ得、保管位置は、インクカート
リッジの後端が閉塞キャップの前面に対して当接するこ
とによって規定され得る。
【0037】インクカートリッジの後端が閉塞キャップ
に当接することによって、インクガイドをさらに後方に
置き換えることに対してある抵抗力が発生される場合、
カバーキャップは、通常、後部外側ねじから分離される
が、インクカートリッジが閉塞キャップに対する当接に
もかかわらず、カバーキャップと後部外側ねじとの間の
クランプ力は特有の場合に非常に大きくなり、ユーザが
インクガイドおよびインクカートリッジをさらに後部に
置き換えられ、それによって閉塞キャップが開口される
ことも可能である。このようなことを防止し、規定の保
管位置を成し遂げるために、同軸上に延びる支持ピン
は、カバーキャップの基部に設けられ得、その自由端
は、カバーキャップが後部外側ねじにねじ込まれると
き、閉塞キャップの後面のすぐ脇に配置され、インクカ
ートリッジの後端を介して閉塞キャップにかけられる圧
力の結果、閉塞キャップが開口するのを防止する。この
ように、支持ピンは、位置決めスリーブ上にかけられる
トルクによって、インクガイドおよびインクカートリッ
ジがさらに後方に置き換えられる方向に力が発生すると
き、閉塞キャップが開口するのを阻止する。この結果、
閉塞キャップは開口することができなくなり、むしろ、
ユーザによってカバーキャップにかけられるトルクによ
って、カバーキャップは後部外側ねじからはずされる。
【0038】カバーキャップの基部に支持ピンを設ける
とさらに以下のような利点がある。即ち、カバーキャッ
プが前部外側ねじにねじ込まれると、その自由端は、イ
ンクガイドがさらに前方へ置き換わらないように引っ張
って、インクガイドの支持表面と係合し、インクガイド
が筆記位置の方向に置き換えられるとき、ペン先の先端
は、カバーキャップの基部からある距離を置いて保たれ
る。支持表面は、インクガイド中のめくらボアの基部表
面からなり得る。
【0039】カバーキャップが前部外側ねじにねじ込ま
れるとき、ユーザが例えば閉塞キャップの領域において
位置決めスリーブをつかむことによって位置決めスリー
ブを回転させる場合、これによってユーザは、ペン先の
先端がカバーキャップの基部壁に接触するほどペン先を
保管位置から筆記位置の方向にさらに移動するのが防止
される。さもなければ、先端は損傷し得る。特に、ペン
先の先端と基部壁との間の接触によって、得られる毛管
効果のために、インクがインクガイドからペン先の先端
を介してカバーキャップの内部に放出されるという危険
が伴う。言うまでもなく、これはかなりのインクのしみ
につながる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、実施態様を示す図面を用い
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0041】図示する万年筆は、前端に開口部2を有す
る管状のインク室1を有し、開口部の直径は、インク室
1の近傍セクションの正味の直径に対していくぶんか低
減されている。前部領域では、外側ねじ4が開口部2か
らある距離をおいてインク室1上に形成され、外側ねじ
4上には、カバーキャップ(図示されない)が通常の様
式でねじ込まれ得る。
【0042】インク室1の前部には、通例のインクガイ
ドが配置されている。インクガイドは、インクガイドス
リーブ5’とインクガイドスリーブ5’に固定されたイ
ンクガイド固定具5とからなる。図1から図3におい
て、インクガイド固定具5の前端領域に形成されたひれ
状部6が観察できる。ひれ状部6は、毛管作用によって
インクを保持し、通例の圧力等化システムの一部を示
す。ひれ状部6から半径方向に対向する側では、ペン先
10が、通例のように、インクガイド固定具5とインク
ガイドスリーブ5’との間で取り外し可能にクランプ留
めされ、その前端は、インクガイド固定具5の前端を超
えて突出している。インクガイドスリーブ5’の前端領
域には、管状の肩部8がある。肩部8は、図1による筆
記位置では、開口部2を取り囲むインク室1の後退領域
に対して位置し、それによって、インクガイドおよびペ
ン先10の前端位置を規定する。環状肩部8と、それよ
りさらに後ろに位置する近傍の環状肩部との間には、イ
ンクガイドスリーブ5’がシーリングリングを保持して
いる。
【0043】インクガイドスリーブ5’の後端では、軸
上の円筒形の突出部7が、通例の様式で形成されてい
る。突出部7には、通例のインクカートリッジ23(例
えば、いわゆるヨーロッパカートリッジ(Euro cartrid
ge)のネックセクションが固定され、インクカートリッ
ジ23のネックセクションは、突出部7にクランプ留め
されるように保持され、突出部7はまた、インクカート
リッジが固定されると、そのシールを開口する、即ち、
突き通す。インクカートリッジ23の内部は、インクガ
イドスリーブ5’の同軸上の内部ボア(図示されない)
に突出部7を介して接続されているので、このようなイ
ンクガイドの通例の様式では、ペン先10への接続は、
インクガイド固定具5およびとりわけひれ状部6を含む
圧力等化システムを介してなされる。
【0044】ブッシュ部11は、インクガイドスリーブ
5’の後部領域9に固定され、その前部は、突出部7に
接合し、例えば、ねじによってインクガイドスリーブ
5’に接続されている。ブッシュ部11の後部領域は、
インクカートリッジ23の前部領域に対して円筒状のガ
イドセクションを形成している。ブッシュ部11の後端
では、2つのキャッチ12、13が直径方向に互いに対
向するように形成され、放射状に外側に突出し、例え
ば、円形断面を有する。キャッチ12、13の機能につ
いては後述する。
【0045】円筒形位置決めスリーブ14は、後部から
インク室1に挿入され、その前端をインク室1の内部環
状肩部に置いて、この領域で金属リングによって取り囲
まれている。さらに後部に位置する領域では、位置決め
スリーブ14は環状肩部を有し、この環状肩部には、後
ろからインク室1に固定され、外側に方向づけられた環
状肩部をその後端に置いて位置するスリーブ部17の環
状肩部が位置する。インク室1およびスリーブ部17
は、例えば、ねじによって互いに強く接続されている。
このように、位置決めスリーブ14は、インク室1の内
部環状肩部と、スリーブ部17の環状肩部との間で軸上
に置き換え可能ではないが、回転可能に位置している。
【0046】位置決めスリーブ14は、後部セクション
がスリーブ部17の後端を超えるように突出し、スリー
ブ部材18は、このセクションに固定され、例えば、位
置決めスリーブ14にねじ込まれている。閉塞キャップ
20は、スリーブ部材18の周りで旋回できるように、
旋回軸19によってスリーブ部材18に固定されてい
る。閉塞キャップ20は、内部に設けられた環状溝に、
固定状態においていくぶん弾性的に圧縮されるスナップ
リング22を保持する。閉塞キャップ20が閉じている
とき、旋回軸19の近傍のスナップリング22の領域
は、スリーブ部材18の後方に突出した領域に形成され
たくぼみに係合するので、閉塞キャップ20は規定の閉
塞位置となる。
【0047】上記の環状肩部間の領域では、位置決めス
リーブ14は、同じピッチを有し、180゜オフセット
した2つのねじ形状のカット15、16を有し、その前
端には、直線上の導入セクション15b、16b(図
5)が形成されている。ねじ形状のカット15、16
は、約360゜にわたって形成され、その端部には、周
囲方向に延びる端部セクション15c、16cを有す
る。カット15、16の中央領域では、ほぼ周囲方向に
わたる短い中間セクション15a、16aが形成されて
いる。2つの中間セクション15a、16aおよび2つ
の端部セクション15c、16cは、それぞれ、同じ軸
上の高さにある。
【0048】図1から図3に示すように、ブッシュ部1
1の円形円筒形突出肩部12、13は、カット15、1
6へ延び、これらのカットへのキャッチ12、13の導
入は、位置決めスリーブ14の前端に形成され、前部に
開口した導入セクション15b、16bを介して行われ
る。図1から図3に示す金属リングは、カットセクショ
ン15b、16bの領域で位置決めスリーブ14を取り
囲み、万年筆が組み立てられたときに、キャッチ12、
13が、カット15、16の前端から飛び出さないよう
にしている。即座に理解できるように、キャッチ12、
13は、位置決めスリーブ14をスリーブ部1内で回転
させることによって、ねじ形状のカット15、16に沿
って置き換えられ、インクガイド5、5’およびペン先
10もまた、インク室1に対する軸上の回転移動を行っ
ている間に置き換えられる。
【0049】図1から図3において、異なる位置に移動
させると、ペン先10が常に図示する位置に維持される
ように、位置決めスリーブ14と共にインク室1は、イ
ンクガイド5、5’およびブッシュ部11の周りを回転
することが想定されていると言ってもよい。
【0050】図1による筆記位置では、キャッチ12、
13は、使用中に発生する最も前端位置に位置し、イン
クガイドスリーブ5’は、その環状肩部8を、インク室
1の前端に形成された開口部2のくぼみに置いて位置す
る。これによって、インクガイド5、5’はさらに前方
に置き換えられることはできない。この位置では、キャ
ッチ12、13は、導入セクション15b、16bと、
導入セクション15b、16bに接続するカット15、
16との間の移行領域に位置する。この移行領域では、
図5に示すように、各導入セクション15b、16bの
後縁部または支持表面は、周囲方向にわたり、図1によ
る筆記位置では、導入セクション15b、16bは、キ
ャッチ12、13を支持する。従って、ペン先10に作
用する筆記圧力は、これらの周囲縁部または表面でキャ
ッチ12、13を支持することによって吸収される。
【0051】インクガイド5、5’を図2による保存位
置に移動させるために、ユーザは、シーリングキャップ
20を開けて、シーリングキャップ20をつかんで、そ
れによって、インク室1内で位置決めスリーブ14を回
転させることができる。それによって、キャッチ12、
13は、周囲方向にわたる中間セクション15a、16
aの領域に到達するまで、カット15、16に沿って後
方に置き換えられ、位置決めスリーブ14が回転したと
きのわずかな「アイドリング」がユーザによって検出さ
れ、ペン先10の前端が、スリーブ部1の前端を超えて
これ以上突出しない図2による保管位置が達成されたこ
とがユーザに示される。次に、ユーザは、図2に示す位
置が得られるように再びシーリングキャップ20を閉
め、対応するカバーキャップ(図示していない)を外側
ねじ4にねじ込むことができる。
【0052】対応する逆の移動シーケンスによって、図
示する万年筆は、再び、図1による筆記位置に戻され得
る。
【0053】インクカートリッジ23が空であるか、ま
たは他の理由で交換される場合、ユーザは再びシーリン
グキャップ20を開き、インクガイド5、5’を筆記位
置(図1)から保管位置(図2)に置き換えるときと同
じ方向に位置決めスリーブ14を回転させ、キャッチ1
2、13は、周囲方向にわたる端部セクション15c、
16c(この端部は置き換え移動を制限する)に入るま
でカット15、16に沿って中間セクション15a、1
6aからさらに後部に置き換えられる。これによって、
インクカートリッジ23の後端領域がインク室1の後端
およびインク室1に接続した構成要素、即ち、スリーブ
部17、位置決めスリーブ14およびスリーブ部材18
から突出する図3による交換位置が達成され、この後端
領域をつかんで、インクカートリッジ23を除去するこ
とが可能になる。新しいインクカートリッジ23が固定
された後、位置決めスリーブ14を回転させることによ
って、インクガイド5、5’は前方に向かって図2の保
管位置または即座に図1の筆記位置に置き換えられる。
【0054】図6から図8による万年筆は、図1から図
5からの万年筆と同様に構築され、図1から図5のパー
ツと同じパーツ、または図1から図5に示すパーツと同
じ機能を有するパーツおよび部材には、図6から図8に
示すように、「100」を足した同じ参照符号が付して
ある。これらについては、再び記載しない。
【0055】図6から図8による実施態様において、図
1から図5による実施態様であって、図5に示す実施態
様において設けられている、インクガイド5、5’の保
管位置を規定する位置決めスリーブ14におけるトラッ
ク15、16の中間セクション15a、15bはない。
さらに、図6から図8による実施態様では、インクガイ
ド105は、簡略化された形態で示され、インクガイド
105に固定されたブッシュ部は、インクガイド105
の後端107を取り囲み、インクカートリッジ123を
収容するための突出部を形成する内部ブッシュ部111
と、内部ブッシュ部111に強固に接続され、互いに対
向し、放射状に外側に突出するキャッチ112、113
が形成されている外部ブッシュ部111’とからなる。
外部ブッシュ部111’はまた、インクカートリッジ1
23の前部領域に対して円筒状のガイドセクションを形
成する。
【0056】図6から図8において、インクガイド10
5は、図1から図5を参照しながらすでに記載した保管
位置において示される。この位置では、インクカートリ
ッジ123の後端は、旋回軸119の周りで旋回し得る
閉塞キャップ120に固定された固定具または挿入部1
30の端部に対して配置される。この当接によって、保
管位置が規定され、インクガイド105が筆記位置から
保管位置に置き換えられるとき、保管位置が達成された
ことを知らせる、ユーザによって検出され得る抵抗が生
じる。
【0057】図6から図8による万年筆は、そのインク
室101の前端領域において、図1から図5による万年
筆の外側ねじに対応する前部外側ねじ104だけでな
く、さらに、後端領域、即ち、閉塞キャップ120が旋
回可能に接続するスリーブ部材118上に、後部外側ね
じ131を有する。スリーブ部材118は、図1から図
5による万年筆のスリーブ部材18と同様に、回転可能
であるが、置き換えできないようにインク室101に配
置されている位置決めスリーブ114に回転できないよ
うに接続されている。従って、スリーブ部材18の回転
によって、位置決めスリーブ114が回転し、それによ
って、インクガイド105は、図1から図5による万年
筆に関連して記載したように、置き換えられる。
【0058】図6から図8による万年筆は、クリップ1
36が通常の様式で取り付けられ、同様に通例のシーリ
ング固定具138が固定されたカバーキャップ135を
有する。カバーキャップ135は、前端領域に設けられ
た内側ねじによってインク室101の前部外側ねじ10
4にねじ込まれ得る(図7)。図8から理解できるよう
に、内部ねじの外径は、前から後ろへと減少し、このよ
うに形成された円錐台の開口角度は12゜である。前部
外側ねじ104のコア径は、これに従って、後ろから前
にテーパー状になっているのに対して、後部外側ねじ1
31のコア径は一定である。
【0059】筆記時にユーザに快適な長さを万年筆に与
えるために、カバーキャップ135は、後部外側ねじ1
31にねじ込まれる。これは、通常、カバーキャップ1
35がインク室101の前端から除去された直後、従っ
て、インク供給部105が図示する保管位置にあるとき
に行われる。カバーキャップ135が後部外側ねじ13
1にねじ込まれると、カバーキャップ135の内側ねじ
の「円錐台」の設計の結果、ねじ込みに対する抵抗は、
スリーブ部材118がカバーキャップ135と共に回転
し、それによって、位置決めスリーブ114がねじら
れ、インク供給部105が筆記位置に向かって前方に置
き換えられる程度に増加するまで増加し続ける。図1か
ら図5を参照しながら記載した筆記位置が達成される
と、即ち、インク供給部105がさらに前方に置き換え
られなくなると、通常依然としてユーザによってかけら
れる力によって、カバーキャップ135は、後部外側ね
じ131にさらにわずかにねじ込まれ、カバーキャップ
135の「円錐台」の内側ねじと、後部外側ねじ131
との間のクランプ留めはさらに増強する。
【0060】ユーザが、後部外側ねじ131に位置する
カバーキャップ135を回転させることによって、イン
クガイド105を保管位置に移動させる場合、カバーキ
ャップ135の内部ねじと、後部外側ねじ131との間
で優勢なクランプ力によって、インクガイド105は、
筆記位置から保管位置に置き換えられるだけで、カバー
キャップ135は、スリーブ部材118から分離され
ず、インクガイド105を筆記位置と保管位置との間の
位置で放置することが確実にされる。カバーキャップ1
35は、インクカートリッジ123の後端が閉塞キャッ
プ120の固定具130に当接することによって、保管
位置が達成されたときに、インクガイド105のさらな
る置き換えに対する抵抗が、カバーキャップ135の内
側ねじと後部外側ねじ131との間のクランプ力が克服
され、カバーキャップ135がはずれるように増加する
場合にのみ、後部外側ねじ131から分離される。
【0061】クランプ作用が、カバーキャップ135の
内側ねじと、後部外側ねじ131との間で比較的大きい
場合に、インクガイド105が保管位置に移動するとき
に、インクカートリッジ123の後端が閉塞キャップ1
20の固定具130に力をかけ、閉塞キャップ120
が、旋回軸119の周りで開口位置方向に置き換えられ
る(即ち、正確に規定された保管位置がない)のを防止
するために、同軸上に延びる支持ピン137は、シーリ
ング固定具138に位置する。図6において理解され得
るように、カバーキャップ135が後部外側ねじ131
にねじ込まれるとき、支持ピン137は、自由端を閉塞
キャップ120の後面に直接隣接して配置される。この
ように、支持ピン137は、シーリングキャップ120
が開口位置方向に旋回することを防止し、インクガイド
105に対する規定された保管位置を確実にする。
【0062】支持ピン137はまた、カバーキャップ1
35が前部外側ねじ104にねじ込まれるとき、前方の
置き換えに対してインクガイド105を固定するように
も作用する(図7)。このため、同軸上のめくらボアは
インクガイド、または基部表面が支持ピン137の自由
端と対向して位置する切り出しセクション139に配置
される。ユーザが、カバーキャップ135が前部外側ね
じ104にねじ込まれるとき、閉塞キャップ120を回
転させることによって、インクガイド105を前方に置
き換える場合、めくらボア139の基部表面は、支持ピ
ン137の自由端に当接するようになり、ペン先110
の先端がカバーキャップ135の基部(この場合、シー
リング固定具138の基部)と接触し得る前に、インク
ガイド105が筆記位置の方向にさらに置き換わるのを
阻止する。これによって、ペン先110の先端への損傷
が回避され、特に、毛管路が形成され、この毛管路を介
してペン先110からのインクがカバーキャップ135
の内部に一定して入ることになる、長期にわたるペン先
110の先端とシーリング固定具138の基部との間の
接触が防止される。
【0063】
【発明の効果】インクカートリッジを容易に交換できる
ように、後退可能なインクガイドおよびインクガイドと
共に後退可能なペン先を有する万年筆が設計される。
【図面の簡単な説明】
【図1】筆記位置にある万年筆の部分断面および部分平
面図である。
【図2】保管位置にある万年筆の図1に対応する図であ
る。
【図3】交換位置にある万年筆の図1および図2に対応
する図である。
【図4】図1から図3に示す万年筆の位置決めスリーブ
の断面図である。
【図5】図4に示す位置決めスリーブのねじ配置の展開
図である。
【図6】インクガイドが保管位置にあり、カバーキャッ
プが後端にねじ込まれた他の万年筆の断面図である。
【図7】カバーキャップが前端にねじ込まれた図6から
の万年筆を示す図である。
【図8】図6に示す万年筆の後部外側ねじのまわりの領
域を拡大して示す図である。
【図9】インクカートリッジの後端が閉塞キャップ上に
設けられた固定具に当接している、図6からの部分拡大
図である。
【符号の説明】
1 インク室 2 開口部 4 外側ねじ 5 インクガイド固定具 5’インクガイドスリーブ 6 ひれ状部 7 突出部 8 管状肩部 9 後部領域 10 ペン先 11 ブッシュ部 12 キャッチ 13 キャッチ 14 位置決めスリーブ 15 カット 16 カット 17 スリーブ部 18 スリーブ部材 19 旋回軸 20 閉塞キャップ 22 スナップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599038167 Heilgrundweg 100, 22525 Hamburg, Germany (72)発明者 トマス クリュッシング ドイツ国 キエル 24147, ランデカー ヴェグ 79 (72)発明者 ディートマル ポトツバイト ドイツ国 ハンブルグ 22455, ポール −ソルジ−シュトラッセ 202 (72)発明者 ハイノ ストレール ドイツ国 ネーヘ 23866, ツウィーテ 22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状のインク室(1)と、 該インク室(1;101)内に配置され、前端にペン先
    (10、110)が取り付けられたインクガイド(5、
    5’;105)と、 該インクガイド(5,5’;105)の後端に配置され
    たインクカートリッジ(23;123)の形状のインク
    貯蔵部(23;123)とを有し、 該インクガイド(5,5’;105)は、その前端領域
    が該インク室(1;101)の前端から突出する筆記位
    置と、該インクガイド(5、5’;105)の該前端領
    域および該インクガイド(5、5’;105)に取り付
    けられた該ペン先(10、110)が該インク室(1;
    101)に後退する保管位置との間で置き換え可能であ
    り、 該インクガイド(5,5’;105)が、該保管位置か
    ら、該インクガイド(5,5’;105)に固定された
    該インクカートリッジ(23;123)の後端領域が、
    該インク室(1;101)の後端から突出する交換位置
    に置き換えられ得る、万年筆。
  2. 【請求項2】 位置決めスリーブ(14;114)が、
    前記インク室(1;101)内で回転可能であるが、軸
    上で置き換えできないように配置され、前記インクガイ
    ド(5、5’;105)に置き換えできないように接続
    された少なくとも1つのキャッチ(12、13;11
    2、113)が係合するねじ状のトラック(15、1
    6;115、116)を有する、請求項1に記載の万年
    筆。
  3. 【請求項3】 前記トラック(15、16;115、1
    16)が二重ねじの形状を有し、2つのキャッチ(1
    2、13;112、113)が前記インクガイド(5、
    5’;105)上で互いに直径方向に対向して配置され
    ている、請求項2に記載の万年筆。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのキャッチ(12、
    13;112、113)がブッシュ部(11;111、
    111’)上に設けられ、該ブッシュ部(11;11
    1、111’)が前記インクガイド(5、5’;10
    5)の前記後端に取り付けられている、請求項2または
    3に記載の万年筆。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つのキャッチ(12、
    13)のための支持面が、前記トラック(15、16)
    の前端(15b、16b)に設けられている、請求項2
    から4の1つに記載の万年筆。
  6. 【請求項6】 前記インク室(1;101)が、該イン
    ク室(1;101)の前記前端を取り囲むカバーキャッ
    プ(135)を収容するための前部外側ねじ(4;10
    4)を有する、請求項1から5の1つに記載の万年筆。
  7. 【請求項7】 前記カバーキャップ(135)を収容す
    るための後部外側ねじ(131)が、前記位置決めスリ
    ーブ(114)の後端に設けられている、請求項6およ
    び請求項2から5の1つに記載の万年筆。
  8. 【請求項8】 前記後部外側ねじ(131)のコア径お
    よび/または前記カバーキャップ(135)の内側ねじ
    の外径が、前記位置決めスリーブ(114)と該位置決
    めスリーブ(114)にねじ込まれた該カバーキャップ
    (135)との間で確立されるクランプ力が前記インク
    ガイド(105)を前記筆記位置から前記保管位置に置
    き換えるために該カバーキャップ(135)上にかけら
    れる力よりも大きくなるように、軸方向に変化する、請
    求項7に記載の万年筆。
  9. 【請求項9】 前記カバーキャップ(135)の前記内
    側ねじの前記外径が、10゜と16゜との間(好ましく
    は、12゜)の円錐形開口角の進路が現れるように、前
    部から後部へと低減し、前記後部外側ねじ(131)の
    前記コア径が一定である、請求項8に記載の万年筆。
  10. 【請求項10】 前記前部外側ねじ(104)のコア径
    が、前記カバーキャップ(135)の前記内側ねじの前
    記外径と実質的に同じピッチで後部から前部に低減す
    る、請求項9に記載の万年筆。
  11. 【請求項11】 前記トラック(15、16)が、低減
    されたピッチを有し、前記保管位置を規定する少なくと
    も1つのセクション(15a、16a)を有する、請求
    項1から10の1つに記載の万年筆。
  12. 【請求項12】 旋回可能な閉塞キャップ(20;12
    0)が、前記インク室(1)の前記後端に設けられてい
    る、請求項1から11の1つに記載の万年筆。
  13. 【請求項13】 前記閉塞キャップ(20;120)
    が、前記位置決めスリーブ(14;114)の前記後端
    に固定されている、請求項12および請求項1から11
    の1つに記載の万年筆。
  14. 【請求項14】 前記保管位置が、前記インクカートリ
    ッジ(123)の後端の前記閉塞キャップ(120)の
    前面に対する当接によって規定される、請求項12また
    は13および請求項1から10の1つに記載の万年筆。
  15. 【請求項15】 同軸上に延びる支持ピン(137)
    が、前記カバーキャップ(135)の基部に設けられ、
    該支持ピン(137)の自由端が、該カバーキャップ
    (135)が前記後部外側ねじ(131)にねじ込まれ
    るとき、前記閉塞キャップ(120)の後面のすぐ脇に
    配置され、前記インクカートリッジ(123)の後端を
    介して該閉塞キャップ(120)にかけられる圧力によ
    って該カバーキャップ(135)が開くのを防止する、
    請求項11から14の1つに記載の万年筆。
  16. 【請求項16】 前記カバーキャップ(135)が前記
    前部外側ねじ(104)にねじ込まれるとき、前記支持
    ピン(137)の前記自由端は、前記インクガイド(1
    05)がさらに前方に置き換えられないように突っ張っ
    て、該インクガイド(105)の支持面と係合し、該イ
    ンクガイド(105)が前記筆記位置の方向に置き換え
    られるとき、前記ペン先(110)の先端は、該カバー
    キャップ(135)の基部からある距離をおいて保持さ
    れる、請求項15に記載の万年筆。
  17. 【請求項17】 前記支持面が、前記インクガイド(1
    05)に設けられためくらボア(139)の基部面によ
    って形成される、請求項16に記載の万年筆。
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