JPH11313373A - 移動通信端末装置及びその制御方法 - Google Patents

移動通信端末装置及びその制御方法

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JPH11313373A
JPH11313373A JP10119141A JP11914198A JPH11313373A JP H11313373 A JPH11313373 A JP H11313373A JP 10119141 A JP10119141 A JP 10119141A JP 11914198 A JP11914198 A JP 11914198A JP H11313373 A JPH11313373 A JP H11313373A
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JP
Japan
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base station
communication terminal
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mobile communication
terminal device
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JP10119141A
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English (en)
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Yasuhiro Momose
康弘 百瀬
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信条件が悪い場合に、ユーザに通信条件を
良好にするための通話可能領域に関する情報を提供す
る。 【解決手段】 予め記憶した基地局データに基づいて通
信可能領域データを生成し、通信可能領域データに基づ
いて通信可能領域情報を表示する表示装置に表示するの
で、通信可能領域がいずれの方向にどれくらいの距離で
通信可能エリアがあるかを容易に確認することができ、
従来においては通話をあきらめていたような場合であっ
ても、ユーザがどの方向へ、どの程度の距離を移動すれ
ば通信が可能になるかを容易に把握することができる。
この結果、ユーザは多少の移動により通話をすることが
可能となるので、移動通信端末装置の使い勝手が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末装置
及びその制御方法に係り、特に携帯電話、PHSなどの
移動通信端末装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−87563号公報に開示され
た通信システムにおいては、移動体が位置している場所
における通信条件の良否を判定して、通信条件不良の期
間中には通信動作を行わないという構成が開示されてお
り、通信条件がよくなってから能率よく短時間に通信す
ることができるため、通信コストを低減することができ
る旨が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の通信システ
ムにおいては、通信条件が悪い場合には、通信動作を実
行しないようにしているだけであり、いずれの方向へ移
動すれば良好な通信条件を得ることができるのかを知る
ための情報を得ることはできなかった。
【0004】そこで本発明は、通信条件が悪い場合に、
ユーザに通信条件を良好にするための通話可能領域に関
する情報を提供することが可能な移動通信端末装置及び
移動通信端末装置の制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、無線基地局を介して通信を
行う移動通信端末装置において、自己位置に対応した通
信可能領域に関する情報である通信可能領域情報を告知
する告知手段を備えたことを特徴としている。
【0006】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記告知手段は、当該移動通信端末装置が
通信可能エリア外に存在する場合に前記告知を行うこと
を特徴としている。
【0007】請求項3記載の構成は、請求項1または請
求項2に記載の構成において、前記告知手段は、前記通
信可能領域情報として、前記無線基地局までの距離及び
方向を告知することを特徴としている。
【0008】請求項4記載の構成は、請求項1または請
求項2に記載の構成において、前記告知手段は、前記通
信可能領域情報として、通信可能領域までの距離及び方
向を告知することを特徴としている。
【0009】請求項5記載の構成は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の構成において、前記告知手段
は、当該移動通信端末装置の現在位置近傍の地図を表示
する地図表示手段と、前記地図上に前記通信可能領域を
表示する通信可能領域表示手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0010】請求項6記載の構成は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の構成において、前記告知手段
は、予め前記無線基地局に対応づけて前記通信可能領域
を算出するための基地局データを記憶する基地局データ
記憶手段と、前記基地局データに基づいて前記通信可能
領域情報を生成する通信可能領域情報生成手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0011】請求項7記載の構成は、請求項6記載の構
成において、前記基地局データ記憶手段は、前記基地局
データとして、当該無線基地局の出力データを記憶する
ことを特徴としている。
【0012】請求項8記載の構成は、無線基地局を介し
て通信を行う移動通信端末装置において、予め前記無線
基地局に対応づけて自己位置に対応した通信可能領域に
関するデータである通信可能領域データを算出するため
の基地局データを記憶する基地局データ記憶装置と、前
記基地局データに基づいて前記通信可能領域データを生
成する通信可能領域データ生成装置と、前記通信可能領
域データに基づいて通信可能領域情報を表示するディス
プレイ装置と、を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項9記載の構成は、無線基地局を介し
て通信を行う移動通信端末装置の制御方法において、予
め前記無線基地局に対応づけて自己位置に対応した通信
可能領域に関するデータである通信可能領域データを算
出するために記憶された基地局データに基づいて前記通
信可能領域データを生成する通信可能領域データ生成工
程と、前記通信可能領域データに基づいて通信可能領域
情報を表示する通信可能領域情報表示工程と、を備えた
ことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。 [1] 第1実施形態 まず、本発明の第1実施形態について説明する。 [1.1] 移動通信端末装置の構成 図1に実施形態の移動通信端末装置の概要構成ブロック
図を示す。移動通信端末装置10は、移動通信端末装置
を制御するCPU11と、各種データを記憶するメモリ
(ROM及びRAM)12と、各種データを表示するた
めの液晶ディスプレイなどで構成された表示装置13
と、各種情報を入力するためのキーボード、タッチパネ
ルなどで構成された入力装置14と、各種データを記憶
するためのハードディスクドライブ(HDD)、フレキ
シブルディスクドライブ(FDD)などの外部記憶装置
15と、通信機器用アンテナ16を介して図示しない無
線基地局との間で無線通信を行うためのデータ通信装置
17と、GPSアンテナ18を介してGPS衛星からの
電波を受信するGPS受信機19と、GPS受信機19
の出力信号に基づいて移動通信端末装置10の現在位置
データを演算して出力するGPS用計算機20と、電子
コンパス21及び水平センサ22を有し、移動通信端末
装置10の方位を検出する方位計23と、各種音声出力
を行うスピーカ24と、移動通信端末装置10を構成す
る各装置11〜24を接続するためのバス25と、を備
えて構成されている。
【0015】[1.2] 基地局データの入手システム
及び入手方法 [1.2.1]つぎに通信可能領域を告知するために必
要な基地局データ(以下、基地局データの一群を基地局
データベースという。)の入手システム及び入手方法に
ついて説明する。
【0016】基地局データベースの構築方法としては、
以下の方法などが考えられる。 ROM(マスクROM、EEPROM、Flash
ROMなど)に製品出荷時に書き込んでおく。
【0017】 CD−ROMや他のパーソナルコンピ
ュータからダウンロードして、メモリあるいは外部記憶
装置に書き込む。より具体的には、図2に示すように、
基地局データベースサーバ30にインターネット31及
び特定サーバ32を介して基地局データベースをダウン
ロードしたパーソナルコンピュータ33、基地局データ
ベースサーバ30からネットワーク34を介して基地局
データベースをダウンロードしたパーソナルコンピュー
タ35あるいは基地局データベースサーバ30からイン
ターネット31を介して基地局データベースをダウンロ
ードしたパーソナルコンピュータ36にケーブル、赤外
線通信などを介して移動通信端末装置に基地局データベ
ースの全部または一部をダウンロードする。
【0018】 ネットワークを介してサーバよりダウ
ンロードする。より具体的には、データ通信装置を利用
して対応する特定サーバ32に接続し、当該特定サーバ
32を介して基地局データベースサーバ30から基地局
データベースを直接ダウンロードする。
【0019】[1.2.2] 基地局データベースのダ
ウンロードの具体的動作 つぎに基地局データベースのダウンロードの具体的な動
作について図3の処理フローチャート、図4の処理シー
ケンス図及び図5の表示画面例の説明図を参照して説明
する。まず、CPU11はサーバに対して通信が可能か
否かを判別する(ステップS1)。ステップS1の判別
において、サーバに対して通信ができない場合には(ス
テップS1;No)、他の方法でアクセスすべく、処理
を終了する(ステップS2)。ステップS1の判別にお
いて、通信が可能である場合には(ステップS1;Ye
s)、CPUは、サーバにデータ通信装置17を介して
無線でアクセスする(ステップS3、ステップS1
0)。
【0020】これによりサーバは、移動通信端末装置1
0に対してメニュー表示データを転送し(ステップS1
1)、CPU11は、表示装置13にメニュー表示デー
タに基づいてメニューを表示する(ステップS4)。メ
ニューとしては、図5に示すように、入力方法の選択画
面が表示され、ユーザは、目的地の入力、目的地域の入
力あるいは地図による場所の指定などを行う(ステップ
S5、ステップS12)。
【0021】ユーザにより目的地等の入力が行われる
と、サーバは目的地域の基地局データを収集し、ソート
などを行い(ステップS13)、移動通信端末装置10
に対して転送する(ステップS14)。この結果、移動
通信端末装置10は、基地局情報データあるいは地図デ
ータなどをサーバからダウンロードし、格納する(ステ
ップS6、ステップS15)。
【0022】[1.3] 基地局データベースについて つぎに基地局データベースのデータフォーマットについ
て図6を参照して説明する。基地局データベースは、無
線基地局を特定するための基地局番号データと、基地局
番号データに対応する無線基地局の実際の所在地を表す
座標データと、対応する無線基地局の通信可能エリアを
表すための基地局特有情報データと、を備えて構成され
ている。
【0023】より具体的には、基地局番号データは、当
該無線基地局を固有の基地局番号(図6では、「000
1」、「0002」、「0003」、……で示してい
る。)が割り当てられている。座標データは、緯度−経
度や独自の座標軸に基づく絶対位置座標(図6では、座
標「x、y、z」=「5、3、1」、「6、4、2」、
「8、10、5]、……で示している。)が割り当てら
れている。基地局特有情報データは、通信可能エリアが
無線基地局の出力にほぼ比例するため、無線基地局の出
力を表すデータとなっている。
【0024】例えば、無線基地局の出力が20[mW]
の場合には、通信可能エリアを半径20[m]、500
[mW]の場合には、通信可能エリアを半径500
[m]、100[mW]の場合には、通信可能エリアを
半径100[m]としている。
【0025】[1.4] 移動通信端末装置の動作につ
いて つぎに移動通信端末装置の動作について図7の処理フロ
ーチャートを参照して説明する。移動通信端末装置10
のCPU11は、データ通信装置17を介して無線基地
局と通信が可能か否かを判別する(ステップS21)。
ステップS21の判別において、通信が可能である場合
には(ステップS21;Yes)、通信状態が良好か否
かを判別する(ステップS22)。そしてステップS2
2の判別において通信状態が良好な場合には(ステップ
S22;Yes)、通信終了か否かを判別し(ステップ
S23)、通信終了の場合には(ステップS23;Ye
s)処理を終了する。
【0026】ステップS23の判別において、通信終了
ではない場合には(ステップS23;No)、処理を再
びステップS22に移行し、処理を繰り返す。ステップ
S21の判別において通信不可能な状態(ステップS2
1;No)及びステップS22の判別において通信可能
ではあるものの通信状態が悪い場合(ステップS22;
No)には、移動通信端末装置10は、GPS受信アン
テナ18を介して受信したGPS電波に対応してGPS
受信機19が出力する出力信号に基づいてGPS用計算
機20に自己位置を算出させる(ステップS24)。
【0027】そしてCPU11は、予めメモリ12ある
いは外部記憶装置15に記憶してある基地局データベー
スに基づいて、検索対象の区画内、すなわち、初期状態
においては、自己位置に隣接する区画内に無線基地局が
存在するか否かを確認し(ステップS25)、検索対象
の区画内に無線基地局が存在するか否かを判別する(ス
テップS26)。ステップS26の判別において、検索
対象の区画内に無線基地局が存在しない場合には(ステ
ップS26;No)、隣接する区画にさらに隣接する区
画のように検索対象の区画を広げて(ステップS2
7)、再び当該検索対象区画内に無線基地局が存在する
か否かを判別する処理(ステップS25、26)を繰り
返す。
【0028】ステップS26の判別において、検索対象
の区画内に無線基地局が存在する場合には、自己位置座
標及び無線基地局の位置座標に基づいて、自己位置座標
から無線基地局座標に向かう有向線分(ベクトル)を求
める(ステップS28)。そして方位計23により求め
た移動端末装置10の向きを考慮して表示装置13の表
示画面に無線基地局の方向などを表示して処理を終了す
る(ステップS29)。より具体的には、図8(a)に
示すように、検索対象の区画内に一つの無線基地局が存
在する場合には、その方向及び距離を表示する。
【0029】また、図8(b)に示すように、検索対象
の区画内に複数の無線基地局が存在する場合には、その
方向及び距離を表示する。この場合において、基地局特
有情報データに基づいて、物理的な距離は遠いものの、
通信可能エリア内に至るまでの距離が短い場合には、太
線矢印により表示している。例えば、図8(b)に示す
ような場合に、第1の無線基地局までは300[m]で
あり、第2の無線基地局までは500[m]であり、第
2の無線基地局の方が遠いこととなるが、第1の無線基
地局の通信可能エリアが半径20[m]、第2の無線基
地局の通信可能エリアが半径500[m]である場合に
は、第2の無線基地局の通信可能エリア内に到達するま
での距離は短いこととなるので、第2の無線基地局の矢
印を太線矢印で表している。
【0030】[1.5] 第1実施形態の変形例 以上の説明においては、無線基地局までの距離を表示す
る構成としていたが、通信可能エリアまでの概略距離を
表示するように構成することも可能である。また、矢印
の太さを変更するばかりでなく、カラー表示が可能な表
示装置においては、距離に応じて色分け表示をしたりす
ることも可能である。さらに通信可能エリアに関する情
報を最も優先順位の高いものについて、点滅表示などの
ように表示形態を変化させるように構成することも可能
である。
【0031】[1.6] 第1実施形態の効果 以上の説明のように、本第1実施形態によれば、通信可
能エリア外においても、通信可能エリアがいずれの方向
にどれくらいの距離で通信可能エリアがあるかを容易に
確認することができる。
【0032】[2] 第2実施形態 上記第1実施形態においては、通信可能エリアに関する
情報として方向及び距離を矢印(ベクトル)として表示
していたが、本第2実施形態は、地図表示上に通信可能
エリアに関する情報を視覚的に表示する場合の実施形態
である。移動通信端末装置の構成としては、第1実施形
態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0033】[2.1] 移動通信端末装置の動作につ
いて つぎに移動通信端末装置の動作について図9の処理フロ
ーチャート及び図10の表示例説明図を参照して説明す
る。この場合において、ユーザの目的地が予め入力され
ているものとする。移動通信端末装置10のCPU11
は、データ通信装置17を介して無線基地局と通信が可
能か否かを判別する(ステップS31)。ステップS3
1の判別において、通信が可能である場合には(ステッ
プS31;Yes)、通信状態が良好か否かを判別する
(ステップS32)。そしてステップS32の判別にお
いて通信状態が良好な場合には(ステップS;Ye
s)、通信終了か否かを判別し(ステップS33)、通
信終了の場合には(ステップS33;Yes)処理を終
了する。
【0034】ステップS33の判別において、通信終了
ではない場合には(ステップS33;No)、処理を再
びステップS32に移行し、処理を繰り返す。ステップ
S31の判別において通信不可能な状態(ステップS3
1;No)及びステップS32の判別において通信可能
ではあるものの通信状態が悪い場合(ステップS32;
No)には、移動通信端末装置10は、GPS受信アン
テナ18を介して受信したGPS電波に対応してGPS
受信機19が出力した出力信号に基づいてGPS用計算
機20に自己位置を算出させる(ステップS34)。
【0035】そしてCPU11は、予め外部記憶装置1
5に記憶してある地図データベースに基づいて、図10
に示すように、表示装置13に自己位置から目的地近傍
までの地図を表示する(ステップS35)。そしてCP
U11は、予めメモリ12あるいは外部記憶装置15に
記憶してある基地局データベースに基づいて、地図表示
エリア内に無線基地局が存在するか否かを確認し検索対
象の区画内に無線基地局が存在するか否かを判別し、地
図表示エリア内に存在する無線基地局の場所を表示する
(ステップS36)。
【0036】そして、CPU11は基地局特定情報デー
タから通信可能エリアを判別し、地図上に通信可能エリ
アを円を用いて表示して(ステップS37)、処理を終
了する。
【0037】[2.3] 第2実施形態の変形例 以上の説明においては、通信可能エリアを円を用いて表
示していたが、カラー表示が可能な表示装置において
は、無線基地局の通信可能エリアの色を変更(例えば、
一つの無線基地局の通信可能エリア内において電波の強
さに応じて、青→黄→赤とする。)して表示するように
構成することも可能である。以上の説明においては、地
図表示を行う場合に目的地近傍までの地図を表示してい
たが、目的地までの距離がいまだ遠い場合には、移動通
信端末装置近傍の地図を表示したり、さらに、目的地の
方向を矢印等で表示したりするように構成することも可
能である。
【0038】[2.4] 第2実施形態の効果 以上の説明のように、本第2実施形態によれば、通信可
能エリア外においても、通信可能エリアがいずれの方向
にどれくらいの距離で通信可能エリアがあるかを容易に
確認することができるとともに、地図表示により容易に
当該通信可能エリアに到達することが可能となる。
【0039】[3] 実施形態の変形例 上記各実施形態においては、通信可能エリアの情報を表
示装置に表示する構成としていたが、これに代えてある
いはこれに加えてスピーカ24により音声で通信可能エ
リアの情報を告知するように構成することも可能であ
る。また、移動通信端末装置近傍の通信可能エリアの情
報を全て表示するのではなく、移動方向を継続して観測
し、移動方向前方にある通信可能エリアの情報のみを表
示あるいは音声によって告知するように構成することも
可能である。
【0040】[4] 実施形態の効果 以上の説明のように各実施形態によれば、通信可能エリ
ア外においても、通信可能エリアがいずれの方向にどれ
くらいの距離で通信可能エリアがあるかを容易に確認す
ることができ、従来は通話をあきらめていたような場合
であっても、ユーザがどの方向へ、どの程度の距離を移
動すれば通信が可能になるかを容易に把握することがで
き、ユーザは多少の移動により通話をすることが可能と
なるので、使い勝手が向上する。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、通信可能領域情報に基
づいて、通信可能領域がいずれの方向にどれくらいの距
離で通信可能エリアがあるかを容易に確認することがで
き、従来においては通話をあきらめていたような場合で
あっても、ユーザがどの方向へ、どの程度の距離を移動
すれば通信が可能になるかを容易に把握することができ
る。この結果、ユーザは多少の移動により通話をするこ
とが可能となるので、移動通信端末装置の使い勝手が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動通信端末装置の概要構成ブロック図であ
る。
【図2】 基地局データの入手システムの説明図であ
る。
【図3】 基地局データの入手処理フローチャートであ
る。
【図4】 基地局データの入手シーケンス図である。
【図5】 メニュー表示画面の一例の説明図である。
【図6】 基地局データベースのデータフォーマットの
説明図である。
【図7】 第1実施形態の動作処理フローチャートであ
る。
【図8】 第1実施形態の表示例の説明図である。
【図9】 第2実施形態の動作処理フローチャートであ
る。
【図10】 第2実施形態の表示例の説明図である。
【符号の説明】
10…移動通信端末装置 11…CPU 12…メモリ 13…表示装置 14…入力装置 15…外部記憶装置 16…通信機用アンテナ 17…データ通信装置 18…GPS受信アンテナ 19…GPS受信機 20…GPS用計算機 21…電子コンパス 22…水平センサ 23…方位計 24…スピーカ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局を介して通信を行う移動通信
    端末装置において、 自己位置に対応した通信可能領域に関する情報である通
    信可能領域情報を告知する告知手段を備えたことを特徴
    とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信端末装置におい
    て、 前記告知手段は、当該移動通信端末装置が通信可能エリ
    ア外に存在する場合に前記告知を行うことを特徴とする
    移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の移動通
    信端末装置において、 前記告知手段は、前記通信可能領域情報として、前記無
    線基地局までの距離及び方向を告知することを特徴とす
    る移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の移動通
    信端末装置において、 前記告知手段は、前記通信可能領域情報として、通信可
    能領域までの距離及び方向を告知することを特徴とする
    移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の移動通信端末装置において、 前記告知手段は、当該移動通信端末装置の現在位置近傍
    の地図を表示する地図表示手段と、 前記地図上に前記通信可能領域を表示する通信可能領域
    表示手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の移動通信端末装置において、 前記告知手段は、予め前記無線基地局に対応づけて前記
    通信可能領域を算出するための基地局データを記憶する
    基地局データ記憶手段と、 前記基地局データに基づいて前記通信可能領域情報を生
    成する通信可能領域情報生成手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動通信端末装置におい
    て、 前記基地局データ記憶手段は、前記基地局データとし
    て、当該無線基地局の出力データを記憶することを特徴
    とする移動通信端末装置。
  8. 【請求項8】 無線基地局を介して通信を行う移動通信
    端末装置において、 予め前記無線基地局に対応づけて自己位置に対応した通
    信可能領域に関するデータである通信可能領域データを
    算出するための基地局データを記憶する基地局データ記
    憶装置と、 前記基地局データに基づいて前記通信可能領域データを
    生成する通信可能領域データ生成装置と、 前記通信可能領域データに基づいて通信可能領域情報を
    表示するディスプレイ装置と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置。
  9. 【請求項9】 無線基地局を介して通信を行う移動通信
    端末装置の制御方法において、 予め前記無線基地局に対応づけて自己位置に対応した通
    信可能領域に関するデータである通信可能領域データを
    算出するために記憶された基地局データに基づいて前記
    通信可能領域データを生成する通信可能領域データ生成
    工程と、 前記通信可能領域データに基づいて通信可能領域情報を
    表示する通信可能領域情報表示工程と、 を備えたことを特徴とする移動通信端末装置の制御方
    法。
JP10119141A 1998-04-28 1998-04-28 移動通信端末装置及びその制御方法 Pending JPH11313373A (ja)

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