JPH11313278A - デジタルカメラ、撮像方法、記憶媒体 - Google Patents

デジタルカメラ、撮像方法、記憶媒体

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JPH11313278A
JPH11313278A JP10116825A JP11682598A JPH11313278A JP H11313278 A JPH11313278 A JP H11313278A JP 10116825 A JP10116825 A JP 10116825A JP 11682598 A JP11682598 A JP 11682598A JP H11313278 A JPH11313278 A JP H11313278A
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Japan
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temperature
warning
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digital camera
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JP10116825A
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Hiroshi Watanabe
渡辺  弘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影しても記録できないというトラブルを防
止できるデジタルカメラ,撮像方法,記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 撮像した画像データを記録する記録装置
の近傍の温度xを検出し(S411)、この温度xが、
予め設定した記録装置の使用温度範囲L〜Hの範囲外の
とき(S412,S413)、LCD,ブザー等でユー
ザに警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを記録
する記録手段を備えたデジタルカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタルカメラは、PCカードス
ロットに挿入して使用する着脱可能なハードディスク式
記録装置を搭載したものが市場の大勢を占めるようにな
ってきた。このハードディスク装置は、コンパクトでと
ても携帯性がよく、交換も即時にでき、とても便利なの
で、デジタルカメラにも多く使用されるようになってき
た。
【0003】また、現在流通しているハードディスク装
置は、30枚から50枚程度の画像データの記録が可能
であり、撮影現場で、不要な画像データはその場で消去
し、新たに撮影可能な記録容量を確保することもでき
る。さらに、別のハードディスク装置に交換することに
より、さらに多くの撮影ができ大変便利である。
【0004】図10は、従来の一眼レフタイプのデジタ
ルカメラの断面図を示している。この図において、80
0はカメラ本体である。801は撮影レンズであり、カ
メラ本体800に対して、本体マウント802を介して
交換可能である。803はクイックリターンミラーであ
り、撮影光路内に斜設されて撮影レンズ801からの被
写体光をファインダ光学系に導く位置と、撮影光路外に
待避する位置との間で移動可能である。図では撮影光路
内に斜設された位置を示している。
【0005】804はピント板であり、ファインダ光学
系に導かれる被写体光を結像する。806はペンタゴナ
ルダハプリズムであり、ピント板804およびファイン
ダの視認性を向上させるためのコンデンサーレンズ80
5を通った被写体光をファインダ観察用の接眼レンズ8
08および測光センサ807に導く。
【0006】809,810はシャッタで、それぞれ後
幕809、先幕810の開放により、後方に配置されて
いる固体撮像素子であるCCD812に必要な露光を与
える。撮影時にCCD812に蓄積された画像データ
は、プリント基板811内に設けられた画像処理回路
(不図示)を通して記録装置であるハードディスク装置
816に送られる。
【0007】プリント基板811の外側の面にLCDモ
ニタ815およびバックライト照明装置814が配置し
てある。817は電池である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例には以下のような問題がある。
【0009】現在使用されている着脱可能な記録装置
は、ハードディスク装置であり、その作動保証温度は概
ね常温状態であって、過酷な環境温度までは作動保証し
ていないのが一般的である。これは、もともとハードデ
ィスク装置そのものがパーソナルコンピュータ等の外部
記憶装置として使用されているところから、室内常温使
用を想定して設計しているためである。
【0010】しかし、デジタルカメラが報道関係や広告
業界で広く使われるようになると、使用される自然環境
も多様化し、あらゆる環境下での動作保証が求められる
ようになってきた。例えば、オリンピック等のスポーツ
イベントでは、冬季であれば厳寒の環境であるし、夏季
であれば、灼熱の太陽の下での撮影にも十分耐えなけれ
ばならない。そうした中で、撮影レンズやシャッタ、あ
るいは撮像素子は十分に動作していても、記録装置であ
るハードディスク装置に不具合が生じ、撮影した画像デ
ータが正確に記録されなかったり、すでに撮影した画像
データが消えてしまったり、あるいは読み出せなかった
することが希にあり、こうした事態になると、たとえ希
であっても職業写真家としての被害は甚大なものとなっ
てしまう。ハードディスク装置は前述した通り、もとも
とはコンピュータ用に室内常温使用を想定して設計され
て、小型化を達成するために、超精密な構造となってい
る。そのため、大きな温度変化が加わると、ディスクの
回転速度にむらが発生したり、偏心が大きくなったり、
ヘッドの駆動系負荷が変動したりして、書込み,読出し
ができなくなる場合がある。
【0011】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、撮影しても記録できないというトラブルを防
止できるデジタルカメラ,撮像方法,記録媒体を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、デジタルカメラを次の(1)〜(4)
のとおりに、撮像方法を次の(5),(6)のとおりに
そして記録媒体を次の(7)のとおりに構成する。
【0013】(1)被写体を撮像する撮像手段と、この
撮像手段で撮像した画像のデータを記録する記録手段
と、この記録手段の使用温度範囲を設定する温度設定手
段と、前記記録手段近傍の温度を検出する温度検出手段
と、警告手段と、前記温度検出手段で検出した温度が、
前記温度設定手段で設定した使用温度範囲の範囲外であ
るとき、前記警告手段に警告させる制御手段とを備えた
デジタルカメラ。
【0014】(2)前記(1)記載のデジタルカメラに
おいて、前記記録手段は使用温度範囲出力装置を有し、
前記温度設定手段は、前記使用温度範囲出力装置の出力
により使用温度範囲が自動的に設定されるものであるデ
ジタルカメラ。
【0015】(3)前記(1)記載のデジタルカメラに
おいて、前記制御手段は、前記警告手段に警告させたと
き、レリーズを禁止するものであるデジタルカメラ。
【0016】(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記
載のデジタルカメラにおいて、前記記録手段は当該デジ
タルカメラに着脱可能なものであるデジタルカメラ。
【0017】(5)撮像した画像のデータを記録する記
録手段を備えたデジタルカメラにおける撮像方法であっ
て、前記記録手段近傍の温度を検出する第1のステップ
と、この第1のステップで検出した温度が、予め設定し
た前記記録手段の使用温度範囲の範囲外であるかどうか
判定する第2のステップと、この第2のステップで範囲
外であると判定したとき警告を出す第3のステップとを
備えた撮像方法。
【0018】(6)前記(5)記載の撮像方法におい
て、前記第3のステップで警告を出したとき、さらにレ
リーズを禁止する撮像方法。
【0019】(7)前記(5)または(6)記載の撮像
方法を実現するためのプログラムを格納した記憶媒体。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を一眼レ
フタイプデジタルカメラの実施例により詳しく説明す
る。
【0021】なお、実施例では、記録手段として着脱可
能な記録装置を用いているが、本発明は、これに限ら
ず、記録装置を内蔵する形で同様に実施することができ
る。
【0022】また本発明は、デジタルカメラ等の装置の
形に限らず、撮像方法、この撮像方法を実現するための
プログラムを格納した、CD−ROM等の記憶媒体の形
で同様に実施することができる。
【0023】
【実施例】(実施例1)図1および図2には、実施例1
である“一眼レフタイプデジタルカメラ”を示してい
る。これらの図において、100はカメラ本体であり、
これに着脱可能な、撮影手段の一部である撮影レンズ2
00が取り付けられている。111は接眼窓で、撮影時
にファインダを通して被写体を観察するものである。1
12はAEロックボタンで、113はAF(オートフォ
カス)の測距点選択ボタンである。114は撮影操作を
するためのレリーズボタンであり、115がカメラに数
値を入力したりするモードを切り換えたりするための多
機能信号の入力用電子ダイヤルである。
【0024】117は撮影モード選択ボタンで、118
はAFモード選択ボタンである。119は測光モード選
択ボタンであり、調光補正ボタンも兼ねている。120
は撮影された画像を表示するための表示手段であるLC
Dモニタであり、121はLCDモニタ120をON,
OFFするためのスイッチである。
【0025】130は温度設定手段の一部であるサブ電
子ダイヤルで、115と同様にカメラの撮影条件やメニ
ュー等を選択するための多機能信号の入力用電子ダイヤ
ルである。122はこのサブ電子ダイヤル130による
入力機能をロックするダイヤルロックスイッチで、12
3はカメラの全ての動作を禁止するメインスイッチであ
る。140は撮影条件等を表示する外部表示機能を備え
た外部表示液晶装置である。124は温度設定手段の一
部であるところのメニューボタンで、温度設定モードに
する時は、このボタンを押しながらサブ電子ダイヤル1
30を回転して温度設定モードを選択する。125は温
度設定手段の一部であるところの設定ボタンで、メニュ
ーボタン124で選択した温度設定モードの時、温度を
入力した後この設定ボタン125を押すことにより入力
した温度データに更新され、温度設定モードが解除され
て通常の撮影モードに戻る。
【0026】図3は、前記カメラの断面図を示してい
る。この図において、100はカメラ本体である。20
0は撮影手段の一部である撮影レンズであり、カメラ本
体100に対して、本体マウント202を介して交換可
能である。201は撮影光軸を示している。203はク
イックリターンミラーであり、撮影光路内に斜設されて
撮影レンズ200からの被写体光をファインダ光学系に
導く位置と撮影光路外に待避する位置との間で移動可能
である。図では撮影光路内に斜設された位置を示してい
る。
【0027】204はピント板であり、ファインダ光学
系に導かれる被写体光を結像する。206はペンタゴナ
ルダハプリズムであり、ピント板204およびファイン
ダの視認性を向上させるためのコンデンサレンズ205
を通った被写体光をファインダ観察用の接眼レンズ20
8および測光センサ207に導く。
【0028】209,210はシャッタで、それぞれ後
幕209、先幕210の開放により、後方に配置されて
いる撮像手段である固体撮像素子のCCD212に必要
な露光を与える。撮影時にCCD212に蓄積された画
像に対応する電荷は、別に設けられた不図示の画像処理
回路を通して記録手段である記録装置(ハードディス
ク)216にデジタル信号として送られる。
【0029】211は片面にCCD212を、もう一方
の面にLCDモニタ120およびバックライト照明装置
214を保持するプリント基板である。215が外装カ
バーで217が電池で、そして218が温度検出手段で
ある温度計である。これは記録装置(ハードディスク)
216の近傍に配置されている。
【0030】図4は、本実施例であるデジタルカメラに
おける電気回路のブロック図を示している。311はカ
メラの動作を統括的に制御するマイクロコンピュータで
ある。このマイクロコンピュータ311には、使用温度
記憶手段である使用温度記憶回路321、及び警告手段
の一部である温度判定回路322が内蔵されている。
【0031】312はレンズ制御回路で、カメラ本体1
00と撮影レンズ200間の通信及びAF時のレンズ駆
動や絞り羽根の駆動の制御をこのレンズ制御回路312
が受け持っている。313は外部表示の制御回路で液晶
表示装置140の制御や、ファインダ内の表示装置の制
御を行う。314はスイッチセンス回路で、カメラ内に
設けられた電子ダイヤル115を含む多数のスイッチ類
の信号をマイクロコンピュータ311に伝える働きをし
ている。324,325は、前述した温度設定手段の一
部であるところの、メニューボタン124及び設定ボタ
ン125に連動して開閉するスイッチである。この操作
部材124,125が操作されることによりスイッチセ
ンス回路314に接続されたスイッチ324,325が
開閉し、サブ電子ダイヤル130と併用して温度を設定
することができる。
【0032】315はストロボ発光調光制御回路で外部
ストロボの制御を行う。316は測距回路で、オートフ
ォーカスのための被写体に対するディフォーカス量を検
出する役割を担う。317は測光回路で被写体の輝度を
測る機能を備えている。318はシャッタの制御を行う
回路で固体撮像素子212に対して適正な露光を行う。
120は前述の通りLCDモニタで、214がそのLC
Dモニタ120のバックライト照明である。212がす
でに前述した撮像手段であるCCD、216が記録手段
である記録装置(ハードディスク)で、218が温度検
出手段である温度計である。320は、撮影した画像を
一時記憶したり、必要な処理をして記録装置(ハードデ
ィスク)216に記録したり、また、LCDモニタ12
0に画像を表示したりするための画像処理回路である。
【0033】本実施例では、警告手段である温度判定回
路322,ブザー319,LCDモニター120,外部
表示液晶装置140を駆使して警告を発することになる
が、その過程を図4の回路図において説明する。カメラ
の撮影動作が開始されると、記録装置(ハードディス
ク)216の近傍に配置された温度計218によって、
現在の温度値を温度判定回路322が読み取り、使用温
度記憶回路321に記憶されている値と比較して、使用
温度記憶回路321に記憶されている値を超えていた
ら、ブザー319,LCDモニタ120,外部表示液晶
装置140によって警告表示する。一連の処理の流れを
フローチャートを使って、以下に詳細に説明する。
【0034】図5は、本実施例の動作フローチャートで
ある。S401でメインスイッチがONされると、カメ
ラとして動作可能状態になる。S408でスイッチ1が
ONされない限り、マイクロコンピュータ311はS4
01からS408の間のループを一定時間間隔で実行し
ていることになり、各操作スイッチのON状態を監視し
ている。S402で、前述した温度設定手段の一部であ
るところの、メニューボタン124及びサブ電子ダイヤ
ル130の操作により、温度設定モードが選択されると
S403へ進み、LCDモニタ120には、図6の
(a)に示すような画面が表示される。さらにここで使
用温度範囲の上限の設定かまたは使用温度範囲の下限の
設定かを、メニューボタン124およひサブ電子ダイヤ
ル130の操作により選択する。上限を選択するとS4
05に進み、図6の(a)に示す通り、上限の設定が選
択されたことを示す“HIGH”の文字が白黒反転され
る。次に、サブ電子ダイヤル130の操作により使用温
度範囲の上限温度を入力するが、これはハードディスク
装置216の仕様書や取り扱い説明書を見て、その装置
に設けられた使用温度範囲を超えない範囲で任意の上限
温度を入力する。図6の(a)では、使用温度の上限温
度を+40℃に設定したことを示している。一方、下限
が選択されるとS404に進み、上限の時と同様に“L
OW”の文字が白黒反転され、同様にハードディスク装
置216の仕様書や取り扱い説明書をみて、その装置に
設けられた使用温度範囲を超えない範囲で任意の下限温
度を入力することになる。所望の使用温度範囲の入力が
完了したら、設定ボタン125を押すことにより入力し
た温度データが設定されるが、この時、S404で設定
される下限温度をtem−Lとし、S405で設定され
る上限温度をtem−Hとして、使用温度記憶手段であ
る使用温度記憶回路321に各温度データが記憶され
る。そして温度設定モードが解除されて通常の撮影モー
ドに戻り、次のステップであるS406に進むことにな
る。
【0035】S406はカメラの各操作部材を一定時間
毎にセンスしている。もしいずれかのスイッチが操作さ
れれば、そのスイッチに対応した処理がS407でなさ
れる。カメラのモードを変えたり、メニューを選択して
撮影済の画像を読み出したりするのがこのステップであ
る。S408でスイッチ1がONされると、カメラは撮
影準備状態になる。このスイッチ1のONは、レリーズ
ボタン114の半押し状態のことである。S408でス
イッチ1がONされると、S409で測光動作及び測距
動作が行われ、撮影レンズ200が駆動されて焦点合わ
せがされる。このときS410でレリーズボタン114
を最後まで押してスイッチ2がONされると、S411
で、温度検出手段である温度計218の値を読み出し、
これをtem−xとする。S412で、このtem−x
と使用温度記憶回路321に記憶された使用温度範囲下
限値であるtem−Lとを比較する。もし、tem−x
の値が使用温度範囲下限値であるtem−Lの値以下で
あれば、S414で警告表示をして、次のステップであ
るS415に進む。一方、tem−xの値が使用温度範
囲下限値であるtem−Lの値よりも上回っている時
は、S413においてtem−xと使用温度記憶回路3
21に記憶された使用温度範囲上限値であるtem−H
とを比較する。もし、tem−xの値が使用温度範囲上
限値であるtem−Hの値以上であれば、S414で警
告表示をして、次のステップであるS415に進む。こ
こでいう警告表示手とは、警告手段の一部である図4に
示すLCDモニタ120や外部表示液晶装置140によ
り、図6の(b),(c)に示すようなエラー表示を表
示したり、図4で示すブザー319を鳴らしたりして、
たとえ撮影したとしても画像データの記録が保証されな
いことを撮影者に警告することである。
【0036】S415でクイックリターンミラー203
がアップして撮影動作が開始される。
【0037】以降は通常のデジタルカメラの撮影動作
で、S416でCCD212の蓄積が開始される。S4
17,S418でシャッタの走行が行われ、S419で
CCD212の蓄積が終了する。次に、S420で画像
信号を一時記憶するために、画像処理回路320(図
4)に読み出される。全ての画像信号の読出しがS42
1で終了すると、S422でクイックリターンミラー2
03がダウンし、一連の撮影動作が完了する。このあ
と、画像処理回路320に一時記憶されていた画像デー
タをS423で記録手段である記録装置(ハードディス
ク)216に記録して撮影前の状態に戻すことになる。
【0038】したがって、本実施例では、低温や高温の
過酷な環境下での使用の際、温度検出手段である温度計
の値が、記録装置(ハードディスク)の使用温度範囲の
下限値を下回ったり、または上限値よりも上回ったりし
た時は、外部表示液晶装置やブザーで警告するので、撮
影者は、撮影しても記録が保証されないことを知ること
が出来るため、撮影に要する時間などの損失を軽減する
ことが出来、経済的,時間的,精神的な被害を免れるこ
とになる。
【0039】(実施例2)図7は、実施例2である“一
眼レフタイプデジタルカメラ”の電気回路のブロック図
を示している。実施例1のブロック図である図4と異な
る点は、記録装置(ハードディスク)216−1の内部
に、記録装置(ハードディスク)自身の使用温度範囲を
出力する、使用温度範囲出力装置350を備えた点であ
る。この点以外のハードウエア構成は実施例1と同等で
あるので説明は省略する。
【0040】図8は、本実施例のデジタルカメラ動作フ
ローチャートである。S501でメインスイッチがON
されると、カメラとして動作可能状態になる。S506
でスイッチ1がONされない限り、マイクロコンピュー
タ311はS501からS506の間のループを一定時
間間隔で実行していることになり、各操作スイッチON
状態を監視している。S502で、記録手段である記録
装置(ハードディスク)216−1がカメラ本体から着
脱交換されたことを検知すると、S503で記録装置
(ハードディスク)216−1の使用温度範囲出力装置
350(図7参照)から使用温度範囲を読み出し、下限
温度をtem−Lとし、上限温度をtem−Hとして、
使用温度記憶手段であるとこの使用温度記憶回路321
に記憶する。これが完了すると次のステップであるS5
04に進むことになる。
【0041】S504はカメラの各操作部材を一定時間
毎にセンスしている。もしいずれかのスイッチが操作さ
れれば、そのスイッチに対応した処理がS505でなさ
れる。カメラのモードを変えたり、メニューを選択して
撮影済の画像を読み出したりするのがこのステップであ
る。S506でスイッチ1がONされると、カメラは撮
影準備状態になる。このスイッチ1のONは、レリーズ
ボタン114の半押し状態のことである。S506でス
イッチ1がONされると、S507で測光動作及び測距
動作が行われ、レンズが駆動されて焦点合わせがされ
る。このときS508でレリーズボタン114を最後ま
で押してスイッチ2がONされると、S509で温度検
出手段である温度計218の値を読み出し、これをte
m−xとする。S510で、このtem−xと使用温度
記憶回路321に記憶された使用温度範囲下限値である
tem−Lとを比較する。もし、tem−xの値が使用
温度範囲下限値であるtem−Lの値以下であれば、S
512で警告表示をして、つぎのステップであるS51
3に進む。一方、tem−xの値が使用温度範囲下限値
であるtem−Lの値よりも上回っている時は、S51
1においてtem−xと使用温度記憶回路321に記憶
された使用温度範囲上限値であるtem−Hとを比較す
る。もし、tem−xの値が使用温度範囲上限値である
tem−Hの値以上であれば、S512で警告表示をし
て、つぎのステップであるS513に進む。ここでいう
警告表示とは、図7で示す外部表示液晶装置140によ
り、エラー表示を表示したり、図7で示すブザー319
を鳴らして、撮影しても、画像データの記録が保証され
ないことを撮影者に警告することである。
【0042】S513でクイックリターンミラー203
がアップして撮影動作が開始される。
【0043】以降は通常のデジタルカメラの撮影動作
で、S514でCCD212の蓄積が開始される。S5
15,S516でシャッタの走行が行われ、S517で
CCD212の蓄積が終了される。次に、S518で画
像信号を一時記憶するための、画像処理回路320に読
み出される。全ての画像信号の読出しがS519で終了
すると、S520でクイックリターンミラー203がダ
ウンし、一連の撮影動作が完了する。このあと、画像処
理回路320に一時記憶されていた画像データをS52
1で記録手段である記録装置(ハードディスク)216
に記録して撮影前の状態に戻すことになる。
【0044】したがって、本実施例では、記録装置(ハ
ードディスク)の使用温度範囲を超えるような低温や高
温の環境下での使用の際、外部表示液晶装置やブザーで
撮影者に警告するばかりでなく、記録手段である記録装
置(ハードディスク)に設けられた使用温度範囲出力装
置によって、自動的に記録装置の使用温度を設定するこ
とが出来るので、撮影者が設定する煩雑な作業が不要に
なるばかりでなく、誤設定も防止することが出来、警告
手段の機能を十分に発揮することが出来る。
【0045】(実施例3)図9は、実施例3である、
“1眼レフタイプデジタルカメラ”の、動作フローチャ
ートである。ハードウエア構成は実施例1と同様であり
説明を省略する。S601でメインスイッチがONされ
ると、カメラとして動作可能状態になる。S608でス
イッチ1がONされない限り、マイクロコンピュータ3
11はS601からS608の間のループを一定時間間
隔で実行していることになり、各操作スイッチのON状
態を監視している。S602で、前述した温度設定手段
の一部であるところの、メニューボタン124及びサブ
電子ダイヤル130の操作により、温度設定モードが選
択されるとS603へ進み、LCDモニタ120には、
図6に示すような画面が表示される。さらにここで使用
温度範囲の上限の設定かまたは使用温度範囲の下限の設
定かを、メニューボタン124及びサブ電子ダイヤル1
30の操作により選択する。上限を選択するとS605
に進み、図6(a)に示す通り、上限の設定を選択され
たことを示す“HIGH”の文字が白黒反転される。次
に、サブ電子ダイヤル130の操作により使用温度範囲
の上限温度を入力するが、これはハードディスク装置2
16の仕様書や取り扱い説明書を見て、その装置に設け
られた使用温度範囲を超えない範囲で任意の上限温度を
入力する。図6(a)では、使用温度の上限温度を+4
0℃に設定したことを示している。一方、下限が選択さ
れるとS604に進み、上限の時と同様に“LOW”の
文字が白黒反転され、同様にハードディスク装置216
の仕様書や取り扱い説明書を見て、その装置に設けられ
た使用温度範囲を超えない範囲で任意の下限温度を入力
することになる。所望の使用温度範囲の入力が完了した
ら、設定ボタン125を押すことにより入力した温度デ
ータが設定されるが、この時、S604で設定される下
限温度をtem−Lとし、S605で設定される上限温
度をtem−Hとして、使用温度記憶手段であるところ
の使用温度記憶回路321に各温度データが記憶され
る。そして温度設定モードが解除されて通常の撮影モー
ドに戻り、次のステップであるS606に進むことにな
る。
【0046】S606はカメラの各操作部材を一定時間
毎にセンスしている。もしいずれかのスイッチが操作さ
れれば、そのスイッチに対応した処理がS607でなさ
れる。カメラのモードを変えたり、メニューを選択して
撮影済の画像を読み出したりするのがこのステップであ
る。S608でスイッチ1がONされると、カメラは撮
影準備状態になる。このスイッチ1のONは、レリーズ
ボタン114の半押し状態のことである。S608でス
イッチ1がONされると、S609で測光動作及び測距
動作が行われ、レンズが駆動されて焦点合わせがされ
る。このときS610でレリーズボタン114を最後ま
で押してスイッチ2がONされると、S611で、温度
検出手段である温度計218の値を読み出し、これをt
em−xとする。S612で、このtem−xと使用温
度記憶回路321に記憶された使用温度範囲下限値であ
るtem−Lとを比較する。もし、tem−Xの値が使
用温度範囲下限値であるtem−Lの値以下であれば、
S614で警告表示し、カメラの動作を終了させてしま
う。この場合、レリーズボタン114を操作してもカメ
ラは動作しない。一方、tem−xの値が使用温度範囲
下限値であるtem−Lの値よりも上回っているとき
は、S613においてtem−xと使用温度記憶回路3
21に記憶された使用温度範囲上限値であるtem−H
とを比較する。もし、tem−xの値が使用温度範囲上
限値であるtem−Hの値以上であれば、S614で警
告表示をし、カメラの動作を終了させてしまう。この場
合も、たとえレリーズボタン114を操作してもカメラ
は動作しない。いずれでもなく、つまりtem−xが使
用温度範囲内の場合は、つぎのステップであるS615
に進む。ここでいう警告表示とは、図4で示す外部表示
液晶装置140により、エラー表示を表示したり、図4
で示すブザー319を鳴らして、撮影しても、画像デー
タの記録が保証されないことを撮影者に警告することで
ある。また、カメラの動作を終了させるということは、
レリーズを禁止することであって、その他の機能は正常
に機能する。
【0047】S615以降については、実施例1と同様
である。したがって、説明は省略する。
【0048】本実施例によれば、低温や高温の過酷な環
境下での使用の際、温度検出手段である温度計の値が、
記録装置(ハードディスク)の使用温度範囲の下限値を
下回ったり、または上限値よりも上回ったりした時は、
外部表示液晶装置やブザーで警告し、さらに、レリーズ
を禁止して撮影できないようにするので、撮影者は、無
駄な撮影をして時間的,物的な損害を受けることがな
く、経済的,時間的,精神的な被害を免れることにな
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録手段の使用温度範囲を超えるような低温や高温の環
境下で使用する際、外部表示液晶装置,ブザー等で撮影
者に警告するので、撮影しても記録できないというトラ
ブルを防止することが出来、無駄な撮影による時間的、
物的な損害を受けることがないため、経済的、時間的、
さらには、精神的な被害までも免れることになる。
【0050】更に、請求項2記載の発明によれば、記録
手段に設けられた使用温度範囲出力装置によって、自動
的に記録手段の使用温度を設定することができるので、
撮影者が設定する煩雑な作業が不要になるばかりでな
く、誤設定も防止することが出来、警告手段の機能を十
分に発揮する事が出来る。
【0051】また、請求項3記載の発明によれば、記録
手段の使用温度範囲を超えるような低温や高温の環境下
で使用する際、外部表示液晶装置,ブザー等で警告し、
さらに、レリーズを禁止して撮影できないようにするの
で、撮影者は、無駄な撮影による時間的、物的な損害を
受けることがないため、経済的、時間的、さらには精神
的な被害までも免れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の上面図
【図2】 実施例1の背面図
【図3】 実施例1の断面図
【図4】 実施例1の電気回路のブロック図
【図5】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図6】 LCDモニタの表示例を示す図
【図7】 実施例2の電気回路のブロック図
【図8】 実施例2の動作を示すフローチャート
【図9】 実施例3の動作を示すフローチャート
【図10】 従来例の構成を示す断面図
【符号の説明】
115 電子ダイヤル 212 CCD 216 記録装置 218 温度計 311 マイクロコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、この撮像
    手段で撮像した画像のデータを記録する記録手段と、こ
    の記録手段の使用温度範囲を設定する温度設定手段と、
    前記記録手段近傍の温度を検出する温度検出手段と、警
    告手段と、前記温度検出手段で検出した温度が、前記温
    度設定手段で設定した使用温度範囲の範囲外であると
    き、前記警告手段に警告させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデジタルカメラにおい
    て、前記記録手段は使用温度範囲出力装置を有し、前記
    温度設定手段は、前記使用温度範囲出力装置の出力によ
    り使用温度範囲が自動的に設定されるものであることを
    特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデジタルカメラにおい
    て、前記制御手段は、前記警告手段に警告させたとき、
    レリーズを禁止するものであることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のデジタ
    ルカメラにおいて、前記記録手段は当該デジタルカメラ
    に着脱可能なものであることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 撮像した画像のデータを記録する記録手
    段を備えたデジタルカメラにおける撮像方法であって、
    前記記録手段近傍の温度を検出する第1のステップと、
    この第1のステップで検出した温度が、予め設定した前
    記記録手段の使用温度範囲の範囲外であるかどうか判定
    する第2のステップと、この第2のステップで範囲外で
    あると判定したとき警告を出す第3のステップとを備え
    たことを特徴とする撮像方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の撮像方法において、前記
    第3のステップで警告を出したとき、さらにレリーズを
    禁止することを特徴とする撮像方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載の撮像方法
    を実現するためのプログラムを格納したことを特徴とす
    る記憶媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001145015A (ja) * 1999-11-16 2001-05-25 Ricoh Co Ltd 画像記録再生装置
US7222267B2 (en) * 2002-10-17 2007-05-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of providing information on errors of hard disk drive, hard disk drive therefor and information processing apparatus therefor
JP2010146057A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Nikon Corp 電子機器
JP2019207367A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、及びプログラム
US11792503B2 (en) 2021-04-27 2023-10-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging apparatus

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