JPH1131216A - 指紋読取光学系 - Google Patents

指紋読取光学系

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JPH1131216A
JPH1131216A JP9188104A JP18810497A JPH1131216A JP H1131216 A JPH1131216 A JP H1131216A JP 9188104 A JP9188104 A JP 9188104A JP 18810497 A JP18810497 A JP 18810497A JP H1131216 A JPH1131216 A JP H1131216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸に対して斜めに傾いた指受け面の指紋像
を偏心光学系により収差補正を行って受光素子上に結像
させる明るい指紋読取光学系。 【解決手段】 光源5と、光源5からの光11を被検者
の指6が接する指受け面2にて全反射するように構成さ
れたプリズム部材1と、指受け面2の指紋像を形成する
結像光学手段3、4と、指紋像を受光する受光手段10
とを有する指紋読取光学系であり、プリズム部材1が、
指受け面2の他に指受け面2での全反射作用によって発
生する偏心収差を補正する作用を持った回転非対称面形
状を備えた光学作用面3を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋読取光学系に
関し、特に、光軸に対して斜めに傾いた指受け面の指紋
像を偏心光学系を用いて受光素子上に収差補正を行って
結像させる明るい指紋読取光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】指紋読取光学系としては、従来より直角
プリズムを用い、その斜面に押し当てられた指の指紋像
を光学系を介して撮像するものが提案されている(例え
ば特開昭55−13446号)。しかしながら、このよ
うな直角プリズムを用いて指紋像を採取する場合、物体
面が光軸に対して斜めに傾いているため、台形歪みや歪
曲収差が発生してしまう。そこで、特開塀8−3346
91号のものにおいては、テレセントリック光学系を用
いて光軸に対して斜めに傾いた指受け面の指紋像を台形
歪み、歪曲収差を補正して読み取っている。すなわち、
図6に示すように、直角プリズム75の斜面76に押し
付けられた指6の指紋の像は、直角プリズム75の入射
面78から入射した照明光が斜面76で全反射すること
により光束上に採取され、その光束は入射面78に対し
て直角な射出面77から射出され、レンズ群71、その
後側焦点にピンホール79が配置された絞り72、絞り
72のピンホール79を前側焦点とするレンズ群73か
らなるテレセントリック光学系を介してCCD74上に
結像され、指紋像が光電的に読み取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テレセ
ントリック光学系を用いた上記従来例においても、光学
系として、プリズム以外に複数のレンズよりなるテレセ
ントリック光学系を必要とし、光学系が複雑で高価にな
ると共に、テレセントリック光学系により台形歪みや歪
曲収差なしにCCD74上に結像するため、光束が絞り
のピンホールにより大幅に制限されるため、光学系は暗
いものになっていた。
【0004】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、光軸に対して斜
めに傾いた指受け面の指紋像を偏心光学系により収差補
正を行って受光素子上に結像させる明るい指紋読取光学
系を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の指紋読取光学系は、光源と、前記光源からの光を被
検者の指が接する指受け面にて全反射するように構成さ
れたプリズム部材と、前記指受け面の指紋像を形成する
結像光学手段と、前記指紋像を受光する受光手段とを有
する指紋読取光学系において、前記プリズム部材が、前
記指受け面の他に前記指受け面での全反射作用によって
発生する偏心収差を補正する作用を持った回転非対称面
形状を備えた光学作用面を備えていることを特徴とする
ものである。
【0006】この場合、プリズム部材が、少なくとも光
源からの光を入射させる入射面と、指受け面と、指受け
面で全反射された光を射出する射出面とを有し、光学作
用面が射出面に設けられているものとすることも、少な
くとも光源からの光を入射させる入射面と、指受け面
と、指受け面とは別にプリズム部材内の光束を内部反射
させる少なくとも1面の反射面と、その反射面で反射さ
れた光を射出する射出面とを有し、光学作用面が反射面
の少なくとも1面に設けられているものとすることもで
きる。
【0007】本発明においては、プリズム部材が、指受
け面の他に指受け面での全反射作用によって発生する偏
心収差を補正する作用を持った回転非対称面形状を備え
た光学作用面を備えているので、テレセントリック光学
系を用いなくとも光軸に対して斜めに傾いた指受け面の
指紋像を台形歪み、歪曲収差を補正して読み取ることが
きる。しかも、光束をテレセントリック光学系の絞りに
より制限する必要もないので、光学系が明るく読み取り
感度に優れている。さらに、読取光学系を単一のプリズ
ムブロックで構成でき、構成が簡単になると共に安価に
構成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の指紋読取光学系の
原理と実施例について説明する。図1及び図2は後で詳
しく説明する本発明のそれぞれ実施例1、実施例2の指
紋読取光学系の断面図である。本発明の指紋読取光学系
は、これらの図に示すように、光源5と、被検者の指6
が接する指受け面2を備えたプリズム部材1と、光源5
からの光11がプリズム部材1の指受け面2に臨界角以
上で入射し、指紋が接しなかった部分から全反射された
光13による指紋像を受光するCCD等の2次元撮像素
子10とからなる。本発明の指紋読取光学系において
も、光源5からの光11は指受け面2に斜めに入射し、
全反射光13は斜めに出て行く。そのため、指紋の位置
する物体面は光学系の光軸14に対して垂直でなく斜め
に傾いており、物体面は偏心していることになる。指受
け面2上に接した指6の指紋の像は、図1の場合、プリ
ズム部材1に設けられたパワーを有する反射面3と屈折
面4とによって撮像面が光軸14に略垂直に配置された
CCD10上に結像される。また、図2の場合は、プリ
ズム部材1に設けられたパワーを有する屈折面4と、プ
リズム部材1とCCD10との間に配置された屈折面2
1、22を有するレンズ20とによって同様の配置のC
CD10上に結像される。
【0009】以上のように、本発明においては、物体面
である指受け面2が光軸14に対して偏心しており、像
面であるCCD10が偏心していないため、台形歪みや
歪曲収差等の収差なしに指紋像を結像するためには、結
像光学系を構成するプリズム部材1の反射面3、屈折面
4等は偏心した面でなければならない。以下、この理由
を説明する。
【0010】まず、以下の説明において用いる座標系に
ついて説明する。図1に示すように、物体面2中心を通
り、絞り中心を通過し、像面10中心に到達する光線を
軸上主光線とし、その光線によって光軸14を定義す
る。そして、物体面2中心に垂直でプリズム部材1内部
に向かう方向をZ軸の正方向、そのZ軸と直交しかつ物
体面2に沿う方向で光線の進む方向をY軸の正方向と定
義し、Z軸と直交しかつY軸と直交する軸をX軸とし、
右手座標系を構成する方向をX軸の正方向と定義する。
【0011】一般に、球面レンズのみで構成された球面
レンズ系では、球面により発生する球面収差と、コマ収
差、像面湾曲等の収差をいくつかの面でお互いに補正し
あい、全体として収差を少なくする構成になっている。
一方、少ない面数で収差を良好に補正するためには非球
面等が用いられる。これは、球面で発生する各種収差自
体を少なくするためである。しかし、物体面が偏心して
いるような偏心光学系においては、偏心により発生する
回転非対称な収差を回転対称光学系で補正することは不
可能である。
【0012】物体面が光軸に対して偏心した場合、回転
非対称な収差が発生し、これを回転対称な光学系でのみ
補正することは不可能である。この偏心により発生する
回転非対称な収差には、台形歪みや歪曲収差、像面湾
曲、さらに、軸上でも発生する非点収差、コマ収差があ
る。
【0013】本発明の読取光学系においては、このよう
な回転非対称な収差を、結像光学系を構成するプリズム
部材1の反射面3又は屈折面4として、偏心した回転非
対称面形状を用いる。そして、それらの面として対称面
を1つのみ有する面対称自由曲面を使用することが望ま
しい。ここで、本発明で使用する自由曲面とは、以下の
式で定義されるものである。
【0014】 Z=C2 +C3 y+C4 x +C5 2 +C6 yx+C7 2 +C8 3 +C9 2 x+C10yx2 +C113 +C124 +C133 x+C142 2 +C15yx3 +C164 +C175 +C184 x+C193 2 +C202 3 +C21yx4 +C225 +C236 +C245 x+C254 2 +C263 3 +C272 4 +C28yx5 +C296 +C307 +C316 x+C325 2 +C334 3 +C343 4 +C352 5 +C36yx6 +C377 ・・・・・ ・・・(a) ただし、Cm (mは2以上の整数)は係数である。
【0015】上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、
Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではx
の奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平
行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例え
ば、上記定義式(a)においては、C4 ,C6 ,C9
11,C13,C15,C18,C20,C22,C24,C26,C
28,C31,C33,C35,C37,・・・の各項の係数を0
にすることによって可能である。
【0016】また、yの奇数次項を全て0にすることに
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自
由曲面となる。例えば、上記定義式(a)においては、
3,C6 ,C8 ,C10,C13,C15,C17,C19,C
21,C24,C26,C28,C30,C32,C34,C36,・・
・の各項の係数を0にすることによって可能であり、ま
た、以上のような対称面を持つことにより製作性を向上
することが可能となる。
【0017】上記Y−Z面と平行な対称面、X−Z面と
平行な対称面の何れか一方を対称面とすることにより、
偏心により発生する回転非対称な収差を効果的に補正す
ることが可能となる。図1、図2のように、指受け面2
がX軸の周りで傾き、その面に入射する光軸12と反射
された後の光軸14の双方を含む面がY−Z面である場
合には、このY−Z面のみを対称面とする自由曲面形状
にすることにより、前記の物体面が光軸に対して偏心す
ることにより発生する回転非対称な台形歪みや歪曲収
差、像面湾曲、非点収差、コマ収差を補正することがで
きる。
【0018】次に、本発明の指紋読取光学系の具体的な
実施例について説明する。実施例1〜4の指紋読取光学
系の断面図をそれぞれ図1から図4に示す。図中、1は
プリズム部材、5は光源、10は2次元撮像素子として
のCCD、2はプリズム部材1に設けられた指受け面2
で、何れの実施例も平面で構成されている。3はプリズ
ム部材1に設けられた結像光学系の一部を構成する回転
非対称反射面で、何れの実施例も正パワーを有する。4
はプリズム部材1に設けられた結像光学系の一部を構成
する正パワーを有する屈折面であり、何れの実施例も球
面で構成されている。31はプリズム部材1に設けられ
た結像光学系の一部を構成する回転非対称屈折面で、正
パワーを有する。20はプリズム部材1とは別に配置さ
れた屈折面21、22からなる正レンズで、結像光学系
の一部を構成している。32はプリズム部材1に設けら
れた結像光学系の一部を構成する第2の回転非対称反射
面である。また、7はプリズム部材1に設けられた光源
5からの照明光11をプリズム部材1内に受け入れる入
射面であり、8、9はプリズム部材1に設けられた反射
面であり、プリズム部材1内に受け入れられた照明光1
1を指受け面2に向けて反射させる反射面である。12
は指受け面2に入射する照明光11の光軸、13は指受
け面2で全反射され指紋像を搬送する光、14はその光
13の光軸である。
【0019】実施例1においては、図1に断面を示すよ
うに、プリズム部材1は、光源5からの照明光11を受
け入れる入射面7、入射面7から受け入れられた照明光
11を指受け面2に対して斜め方向から平行光として入
射させる凹面反射面8、指受け面2で斜め方向に全反射
された光13を正パワーで反射させる偏心した回転非対
称反射面3、回転非対称反射面3の正パワーと共に結像
光学系を構成し、光軸14に対して同軸の正パワーの屈
折面4からなり、照明光学系と結像光学系とを一体に構
成している。この実施例の構成パラメータは後記する
が、屈折面4の位置に絞りが配置されており、光軸14
に対して傾いた物体面である指受け面2からの光13
は、偏心した回転非対称反射面3と同軸の屈折面4との
合成正パワーにより、光軸14に対して垂直に配置され
たCCD10上に結像され、台形歪み、歪曲収差等が補
正された指紋像が撮像される。この実施例では、回転非
対称反射面3が、指受け面2によって反射される前の光
軸12と反射された後の光軸14の双方を含むY−Z面
のみを対称面とする前記の(a)式で定義される自由曲
面となっている。
【0020】実施例2においては、図2に断面を示すよ
うに、プリズム部材1は、光源5からの照明光11を受
け入れ、指受け面2に対して斜め方向から平行光として
入射させる正パワーの入射面7、指受け面2で斜め方向
に全反射された光13を正パワーで屈折させる偏心した
回転非対称屈折面31からなり、プリズム部材1の回転
非対称屈折面31とCCD10の間に正レンズ20が光
軸14と同軸に配置されている。この実施例の構成パラ
メータは後記するが、正レンズ20の第2面22の位置
に絞りが配置されており、光軸14に対して傾いた物体
面である指受け面2からの光13は、偏心した回転非対
称屈折面31と同軸の正レンズ20との合成正パワーに
より、光軸14に対して垂直に配置されたCCD10上
に結像され、台形歪み、歪曲収差等が補正された指紋像
が撮像される。この実施例では、回転非対称屈折面31
が、指受け面2によって反射される前の光軸12と反射
された後の光軸14の双方を含むY−Z面のみを対称面
とする前記の(a)式で定義される自由曲面となってい
る。
【0021】実施例3においては、図3に断面を示すよ
うに、プリズム部材1は、コリメートされた不図示の光
源からの照明光11を受け入れ指受け面2に対して斜め
方向から入射させる平面の入射面7、指受け面2で斜め
方向に全反射された光13を正パワーで反射させる偏心
した回転非対称反射面3、回転非対称反射面3の正パワ
ーと共に結像光学系を構成し、光軸14に対して同軸の
正パワーの屈折面4からなり、照明光学系と結像光学系
とを一体に構成している。この実施例の構成パラメータ
は後記するが、屈折面4の位置に絞りが配置されてお
り、光軸14に対して傾いた物体面である指受け面2か
らの光13は、偏心した回転非対称反射面3と同軸の屈
折面4との合成正パワーにより、光軸14に対して垂直
に配置されたCCD10上に結像され、台形歪み、歪曲
収差等が補正された指紋像が撮像される。この実施例で
は、回転非対称反射面3が、指受け面2によって反射さ
れる前の光軸12と反射された後の光軸14の双方を含
むY−Z面のみを対称面とする前記の(a)式で定義さ
れる自由曲面となっている。
【0022】実施例4においては、図4に断面を示すよ
うに、プリズム部材1は、光源5からの照明光11を受
け入れる入射面7、入射面7から受け入れられた照明光
11を第2反射面9に対して斜め方向から入射させる第
1反射面8、第1反射面8から反射された照明光11を
指受け面2に対して斜め方向から平行光として入射させ
る正パワーの第2反射面9、指受け面2で斜め方向に全
反射された光13を正パワーで反射させる偏心した回転
非対称反射面3、回転非対称反射面3で反射された光を
再度反射させる偏心した第2の回転非対称反射面32、
回転非対称反射面3及び第2の回転非対称反射面32と
共に結像光学系を構成し、光軸14に対して同軸の正パ
ワーの屈折面4からなり、照明光学系と結像光学系とを
一体に構成している。この実施例においては、X−Z面
に対して、第1反射面8と第2の回転非対称反射面3
2、第2反射面9と回転非対称反射面3を対称に構成す
ることができ、また、光源5と屈折面4近傍に配置され
る絞りとを対称に配置することができる。この実施例の
構成パラメータは後記するが、屈折面4の位置近傍に絞
りが配置されており、光軸14に対して傾いた物体面で
ある指受け面2からの光13は、偏心した回転非対称反
射面3と偏心した第2の回転非対称反射面32と同軸の
屈折面4との合成正パワーにより、光軸14に対して垂
直に配置されたCCD10上に結像され、台形歪み、歪
曲収差等が補正された指紋像が撮像される。この実施例
では、回転非対称反射面3と第2の回転非対称反射面3
2が、指受け面2によって反射される前の光軸12と反
射された後の光軸14の双方を含むY−Z面のみを対称
面とする前記の(a)式で定義される自由曲面となって
いる。
【0023】以下、上記実施例1〜4の構成パラメータ
を示すが、その構成パラメータにおいて、図1に示すよ
うに、物体面2中心を通り、絞り中心を通過し、像面1
0中心に到達する光線を軸上主光線とし、その光線によ
って光軸14を定義する。そして、物体面2中心を原点
とし、物体面2中心に垂直でプリズム部材1内部に向か
う方向をZ軸の正方向、そのZ軸と直交しかつ物体面2
に沿う方向で光線の進む方向をY軸の正方向と定義し、
Z軸と直交しかつY軸と直交する軸をX軸とし、右手座
標系を構成する方向をX軸の正方向と定義する。
【0024】実施例1〜4では、このY−Z平面内で各
面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面の
唯一の対称面をY−Z面として構成している。そして、
偏心面については、その面頂位置の光学系の原点(物体
面2中心)からのX軸、Y軸、Z軸方向の偏心量(それ
ぞれx、y、z)と、その面の中心軸(自由曲面につい
ては、前記の(a)式のZ軸)のX軸、Y軸、Z軸それ
ぞれを中心とする傾き角(°)(それぞれα、β、γ)
とが与えられている。なお、その場合、αとβの正はそ
れぞれの軸の正方向に対しての反時計回りを、γの正は
Z軸の正方向に対しての時計回りを意味する。また、面
間隔が記載されている面については、その面と次の面の
軸上間隔を意味している。なお、記載のない非球面に関
する係数はゼロである。また、面と面の間に媒質の屈折
率はd線(波長587.56nm)の屈折率を示す。長
さの単位はmmである。
【0025】 実施例1 面番号 面形状 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ 1.5163 64.1 1 自由曲面[1](反射面) 偏心(1) 1.5163 64.1 2 球面 -6.47 0.00 偏心(2) 3 絞り面 ∞ 15.07 像 面 ∞ 自由曲面[1] C5 -7.5682×10-37 -5.0172×10-310 7.3494×10-512 2.6065×10-514 3.6903×10-516 1.8684×10-5 偏心(1) x 0.00 y 20.00 z 20.00 α 67.50 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) x 0.00 y -20.00 z 20.00 α -90.00 β 0.00 γ 0.00 。
【0026】 実施例2 面番号 面形状 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ 1.5163 64.1 1 自由曲面[1](屈折面) 17.99 偏心(1) 2 球面 4.10 3.00 1.5163 64.1 3 平面 ∞ 0.00 4 絞り面 ∞ 11.25 像 面 ∞ 自由曲面[1] C5 -3.5477×10-27 -9.2269×10-310 7.6477×10-312 -7.7196×10-514 1.5491×10-316 4.9394×10-4 偏心(1) x 0.00 y 10.00 z 10.00 α 45.00 β 0.00 γ 0.00 。
【0027】 実施例3 面番号 面形状 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ 1.5163 64.1 1 自由曲面[1](反射面) 偏心(1) 1.5163 64.1 2 球面 4.12 0.00 偏心(2) 3 絞り面 ∞ 10.00 像 面 ∞ 自由曲面[1] C5 -8.1976×10-37 2.8333×10-310 2.8197×10-412 5.2199×10-714 4.6251×10-516 -2.3180×10-4 偏心(1) x 0.00 y 10.61 z 10.61 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) x 0.00 y 28.28 z -7.07 α -45.00 β 0.00 γ 0.00 。
【0028】 実施例4 面番号 面形状 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ 1.5163 64.1 1 自由曲面[1](反射面) 偏心(1) 1.5163 64.1 2 自由曲面[2](反射面) 偏心(2) 1.5163 64.1 3 球面 -8.27 0.10 偏心(3) 4 絞り面 ∞ 16.09 像 面 ∞ 自由曲面[1] C5 -4.2818×10-37 5.7283×10-314 1.1917×10-5 自由曲面[2] C5 1.4426×10-37 7.6641×10-310 1.3113×10-414 -4.8849 10-5 偏心(1) x 0.00 y 0.00 z 24.09 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) x 0.00 y 32.74 z 0.00 α 10.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) x 0.00 y 44.72 z 12.33 α 44.16 β 0.00 γ 0.00 。
【0029】なお、以上の実施例では、指受け面2は平
面としたが曲面にしてもよい。さらに、結像光学系を構
成する面として、プリズム部材1を形成する回転非対称
反射面3、32だけでなく、回転非対称反射面3、32
と回転非対称屈折面31の組み合わせによるようにして
もよい。さらに、実施例1、3、4のような配置におい
て、プリズム部材1とCCD10の間に正レンズを配置
するようにしてもよい。この場合は、回転非対称反射面
3、32が受け持つ正パワーが減少するので、設計の自
由度が上がる。
【0030】さて、本発明の指紋読取光学系を用いた指
紋読取装置は、図5(a)にシステムの概略を、同図
(b)にデータ処理のフローの概略を示したように構成
することができる。すなわち、CCD10で撮像された
被検者の指紋像であるCCDデータ23はCPU15に
入力され、CCDデータ23はCPU15中の比較手段
25(実際にはソフトウエアによって行われる。)によ
りCPU15に付属した記憶手段24に記憶されている
参照用データを読み出して比較され、その比較結果が表
示手段26に表示される。表示手段26の具体例として
は、音声表示装置であるスピーカー16と、画像表示装
置であるCRT17と、ランプ表示装置18とがあげら
れ、これら三者共CPU15に接続されており、その比
較結果が何れかの表示装置あるいは全ての表示装置に表
示される。
【0031】以上、本発明の指紋読取光学系をいくつか
の実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実
施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0032】以上の本発明の指紋読取光学系は例えば次
のように構成することができる。
【0033】〔1〕 光源と、前記光源からの光を被検
者の指が接する指受け面にて全反射するように構成され
たプリズム部材と、前記指受け面の指紋像を形成する結
像光学手段と、前記指紋像を受光する受光手段とを有す
る指紋読取光学系において、前記プリズム部材が、前記
指受け面の他に前記指受け面での全反射作用によって発
生する偏心収差を補正する作用を持った回転非対称面形
状を備えた光学作用面を備えていることを特徴とする指
紋読取光学系。
【0034】〔2〕 上記〔1〕において、前記プリズ
ム部材が、少なくとも前記光源からの光を入射させる入
射面と、前記指受け面と、前記指受け面で全反射された
光を射出する射出面とを有し、前記光学作用面が前記射
出面に設けられていることを特徴とする指紋読取光学
系。
【0035】〔3〕 上記〔1〕において、前記プリズ
ム部材が、少なくとも前記光源からの光を入射させる入
射面と、前記指受け面と、前記指受け面とは別に前記プ
リズム部材内の光束を内部反射させる少なくとも1面の
反射面と、前記反射面で反射された光を射出する射出面
とを有し、前記光学作用面が前記反射面の少なくとも1
面に設けられていることを特徴とする指紋読取光学系。
【0036】〔4〕 上記〔1〕から〔3〕の何れか1
項において、前記光学作用面の回転非対称面形状は、前
記指受け面によって反射される前の光軸と反射された後
の光軸の双方を含む1面のみを対称面とする自由曲面形
状に構成されていることを特徴とする指紋読取光学系。
【0037】〔5〕 上記〔1〕から〔4〕の何れか1
項において、前記プリズム部材は前記結像光学手段を兼
ねており、別の光学素子を含まないことを特徴とする指
紋読取光学系。
【0038】〔6〕 上記〔1〕から〔4〕の何れか1
項において、前記プリズム部材は前記結像光学手段の一
部を兼ねており、さらに別の光学素子が含まれることを
特徴とする指紋読取光学系。
【0039】〔7〕 上記〔1〕から〔6〕の何れか1
項記載の指紋読取光学系の前記受光手段で受光した被検
者の指紋像を、記憶手段に記憶されている参照用データ
と比較する比較手段と、その比較結果を表示する表示手
段とを備えた指紋読取装置。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の指紋読取光学系によると、プリズム部材が、指受け面
の他に指受け面での全反射作用によって発生する偏心収
差を補正する作用を持った回転非対称面形状を備えた光
学作用面を備えているので、テレセントリック光学系を
用いなくとも光軸に対して斜めに傾いた指受け面の指紋
像を台形歪み、歪曲収差を補正して読み取ることがき
る。しかも、光束をテレセントリック光学系の絞りによ
り制限する必要もないので、光学系が明るく読み取り感
度に優れている。さらに、読取光学系を単一のプリズム
ブロックで構成でき、構成が簡単になると共に安価に構
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の指紋読取光学系の断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例2の指紋読取光学系の断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例3の指紋読取光学系の断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例4の指紋読取光学系の断面図で
ある。
【図5】本発明の指紋読取光学系を用いた指紋読取装置
の1例の概略の構成を示す図である。
【図6】従来の1つの指紋読取光学系の断面図である。
【符号の説明】
1…プリズム部材 2…指受け面(物体面) 3…回転非対称反射面 4…屈折面 5…光源 6…被検者の指 7…入射面 8、9…反射面 10…CCD(2次元撮像素子) 11…光源からの照明光 12…照明光の光軸 13…指受け面で全反射された光(指紋像を搬送する
光) 14…結像光学系の光軸 15…CPU 16…スピーカー 17…CRT 18…ランプ表示装置 20…レンズ 21、22…屈折面 23…CCDデータ 24…記憶手段 25…比較手段 26…表示手段 31…回転非対称屈折面 32…第2の回転非対称反射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源からの光を被検者の指
    が接する指受け面にて全反射するように構成されたプリ
    ズム部材と、前記指受け面の指紋像を形成する結像光学
    手段と、前記指紋像を受光する受光手段とを有する指紋
    読取光学系において、 前記プリズム部材が、前記指受け面の他に前記指受け面
    での全反射作用によって発生する偏心収差を補正する作
    用を持った回転非対称面形状を備えた光学作用面を備え
    ていることを特徴とする指紋読取光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記プリズム部材
    が、少なくとも前記光源からの光を入射させる入射面
    と、前記指受け面と、前記指受け面で全反射された光を
    射出する射出面とを有し、前記光学作用面が前記射出面
    に設けられていることを特徴とする指紋読取光学系。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記プリズム部材
    が、少なくとも前記光源からの光を入射させる入射面
    と、前記指受け面と、前記指受け面とは別に前記プリズ
    ム部材内の光束を内部反射させる少なくとも1面の反射
    面と、前記反射面で反射された光を射出する射出面とを
    有し、前記光学作用面が前記反射面の少なくとも1面に
    設けられていることを特徴とする指紋読取光学系。
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