JPH11310161A - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JPH11310161A
JPH11310161A JP10119297A JP11929798A JPH11310161A JP H11310161 A JPH11310161 A JP H11310161A JP 10119297 A JP10119297 A JP 10119297A JP 11929798 A JP11929798 A JP 11929798A JP H11310161 A JPH11310161 A JP H11310161A
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JP
Japan
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dash
tunnel
vehicle
deceleration
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10119297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yao
崇 八尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両前面衝突時にフロントサイドメンバが受け
た衝撃はダッシュ周辺の変形によって一部吸収され、フ
ロントサイドメンバで入力されたGはG’(G>G’)
としてフロアトンネルに伝わる。そのため、センターエ
アバッグセンサ等の減速度検知手段は、フロアトンネル
上に取付けられていることから、正確に且つ速やかに減
速度を検知することができない場合が考えられ、減速度
検知手段に複雑なG分析アルゴリズムを付与する必要が
生じる。 【解決手段】上記の課題を解決するため、フットレスト
10にフロントサイドメンバ21とフロアトンネル32
とを結合する補強部材(10A、10B)を備える。こ
れより、ダッシュ4周辺の変形による衝撃吸収が抑制さ
れ、センターエアバッグセンサ9は正確に且つ速やかに
減速度を検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速度検知手段がトン
ネル上に設けられている車両における、車体前部構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、近年、センターエア
バックセンサ9等の減速度検知手段をトンネル3上に備
えた車両が多い。センターエアバックセンサ9は、車両
の前面衝突による負の加速度(減速度G)を的確に且つ
速やかに検出し、エアバッグを作動させる。そして、フ
ロアトンネル32等の比較的剛性が高い部位に、センタ
ーエアバックセンサ9自体が損傷を受けることがないよ
うに取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロントサイドメンバ
21が車両前後方向に受けた衝撃は、ダッシュ4を介し
てフロア5に伝わる。しかしながら、ダッシュアッパ4
1は入力方向と略垂直に延びていることから変形を生じ
易い。特に、入力方向と略平行に位置するトンネル3と
ダッシュ4によるコーナー部43は大きく変形する。こ
のため、フロントサイドメンバ21が受けた衝撃は、一
部吸収された状態でフロアトンネル32に伝わる。
【0004】また、図6に示すように、ダッシュロア4
2前端部の点Aが後方の点Cに比べて上方に位置するよ
うに、ダッシュロア42とフロントサイドメンバ21は
斜面を有している。そのため、点Aで受けた衝撃は斜面
上で一部変形によって吸収されてから点Cに伝わり、フ
ロア面51を介してフロアトンネル32に伝わる。
【0005】つまり、図5に示すように、フロントサイ
ドメンバ21上の点Aが受けた衝撃は変形によって一部
吸収され、車両減速度GはG’(G>G’)としてフロ
アトンネル32上の点Bに伝達される。そのため、フロ
アトンネル32上に設けられたセンターエアバックセン
サ9が、正確に且つ速やかに減速度Gを検知することが
できない場合が考えられ、センターエアバックセンサ9
に対し、複雑なG分析アルゴリズムを付与する必要が生
じる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、フロントサイドメンバが受けた衝撃を正確に且
つ速やかにトンネル上の減速度検知手段に伝達させるた
めの車体前部構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の発明である車体前部構造は、車両の減速度を
検知する減速度検知手段がトンネル上に設けられている
車両において、一端をダッシュに固定され、他端を前記
トンネルに固定される補強部材を備えて構成される。即
ち、車両前面衝突時にダッシュとトンネルとの間に起こ
る変形が補強部材によって抑制され、フロントサイドメ
ンバが受けた衝撃は正確に且つ速やかにトンネル上の減
速度検知手段に伝わる。
【0008】第2の発明である車体前部構造は、第1の
発明において、前記ダッシュは、車室内外を仕切る壁と
なるダッシュ上部と、フロアと連続するダッシュ下部と
から成り、前記補強部材と前記ダッシュとの固定点は、
前記ダッシュ上部と前記ダッシュ下部との境目近傍にあ
ることを特徴とする。これより、第1の発明の効果に加
えて、特にダッシュの変形が効果的に抑制される。
【0009】また、第3の発明である車体前部構造は、
第2の発明において、前記補強部材と前記ダッシュとの
固定点は、フロントサイドメンバと前記ダッシュとの溶
接部にあることを特徴とする。従って、第2の発明の効
果に加えて、フロントサイドメンバが受けた衝撃が補強
部材を介してより直接的にトンネルに伝達される。
【0010】第4の発明である車体前部構造は、第1乃
至第3の発明において、フットレストを前記補強部材と
して構成される。よって、改めて補強部材を設けるより
も部品点数が減少しコストダウンとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図示の実施例に基づき具体的に説明する。尚、図に
おいて、Hは車両上方向、Lは車両後方向、Wは車幅外
方向を示す。図1乃至図3は、本発明による第1の実施
例を示したものであり、フットレストに本発明である補
強部材の効果を持たせた車体前部構造となっている。
【0012】図1に示すように、フレームは、車両幅方
向へのびるクロスメンバ1と側面部を支持するサイドメ
ンバ2とから構成され、車体下部のほぼ全長にわたって
車体の強度や剛性を保つ。そして、サイドメンバ2の前
部を構成するのがフロントサイドメンバ21である。
【0013】車体は、車内前面を主に構成するダッシュ
4や車内床面を主に構成するフロア5等から成る。そし
て、図2に示すように、溶接部6を介してダッシュ4は
フロントサイドメンバ21と接合している。
【0014】ダッシュ4は、エンジンルームと車室を仕
切るダッシュアッパ41と、その下方に位置し傾斜を有
するダッシュロア42とから成り、ダッシュロア42の
中央にトンネル状を呈するダッシュトンネル31を備え
ている。フロア5はフロアトンネル32とフロア面51
から成り、ダッシュトンネル31とフロアトンネル32
及びダッシュロア42とフロア面51は溶接にて互いに
接合された連結部7を介して連続している。
【0015】ダッシュトンネル31と、その後方に続く
フロアトンネル32は、車内床面中央に位置し、フロア
トンネル32の上部にはセンターコンソール8が装着さ
れている。そして、センターコンソール8下側のフロ
ア、即ち、フロアトンネル32の上面には、減速度Gを
検知する減速度検知手段としてのセンターエアバックセ
ンサ9が取付けられている。尚、本実施例ではセンター
エアバッグセンサ9を用いているが、減速度Gを検知す
るセンサであれば、エアバッグのセンサに限定されるも
のではない。
【0016】ダッシュロア42上には、フットレスト1
0が設けられており、ダッシュトンネル31の側面に沿
って固定されている。
【0017】更に、図3に示すように、フットレスト1
0の側部に、フロントサイドメンバ21とフットレスト
10とを連結する接続部10A及びフロアトンネル32
とフットレスト10とを連結する接続部10Bが一体成
形されている。接続部10Aは、フロントサイドメンバ
21とダッシュロア42前端部との溶接部6に固定され
ており、接続部10Bは、ダッシュトンネル31の側面
とフロアトンネル32の側面5とを繋ぐ連結部7に固定
されている。つまり、接続部10A及び接続部10Bに
よって、フットレスト10がフロントサイドメンバ21
とフロアトンネル32を結合する。
【0018】尚、接続部10Aの固定位置は、フロント
サイドメンバ21とダッシュアッパ41との溶接部6で
も良く、また溶接部6に限らず、ダッシュアッパ41と
ダッシュロア42の境目付近であればどこでも構わな
い。更に、接続部10Bのみフットレストに取付けても
良く、接続部10Bの固定位置は、トンネル上のどこで
も良い。
【0019】次に第1の実施例における作用を図3に基
づいて説明する。車両が前面衝突した際、フロントサイ
ドメンバ21の点Aに車両減速度Gが入力され、接続部
10Aに伝達される。その後、車両減速度Gはフットレ
スト10及び接続部10Bを経てフロアトンネル32の
点Bに伝達される。
【0020】接続部10A及び接続部10Bによって、
フットレスト10は、フロントサイドメンバ21からフ
ロアトンネル32にかけてダッシュ4の剛性を強化し、
車両減速度Gを点Aから点Bに直接的に伝えることがで
きる。そのため、フロントサイドメンバ21とダッシュ
ロア42の溶接部6や、ダッシュ4のコーナー部43
で、一部変形により吸収された後に、車両減速度Gがフ
ロア5に伝達されるのを抑制することができる。
【0021】よって、フロアトンネル32上に取付けら
れたセンターエアバッグセンサ9はフロントサイドメン
バ21に入力された車両減速度Gを正確に且つ速やかに
検知することが可能となり、エアバッグを精度良く作動
させることができる。
【0022】次に、図4に示す第2の実施例について説
明する。これは、フロントサイドメンバ21とフロアト
ンネル32とを結合する補強部材11を新たに取付けた
車体前部構造である。
【0023】補強部材11は略三角形に成形されてお
り、斜辺の一端をフロントサイドメンバ21とダッシュ
アッパ41との溶接部6に固定され、他端をダッシュト
ンネル31とフロアトンネル32とを繋ぐ連結部7に固
定されている。そして、略三角形の頂点がコーナー部4
3に接するように、一辺はダッシュアッパ41に溶接さ
れ、他辺はダッシュトンネル31に溶接される。
【0024】第2の実施例においても、第1の実施例と
同様に作用し、フロントサイドメンバ21からフロアト
ンネル32の間に生じる変形を抑制することができる。
【0025】尚、本発明の車体前部構造は上記実施例に
限定されるものではなく、例えば、補強部材11の形状
は略三角形に限らず略四角形や棒状でも良く、取付け位
置はトンネル3とダッシュ4間であればどこでも良い。
この様に、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々の変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】第1乃至第3の発明による車体前部構造
によれば、フロントサイドメンバが受けた衝撃は、途中
で吸収されるのを抑制されてトンネルに伝わり、トンネ
ル上に取付けられる減速度検知手段は、正確に且つ速や
かに減速度を検知することができる。
【0027】また、第4の発明による車体前部構造によ
れば、フットレスト自体に前記補強部材の機能をを持た
せた構造としたので、改めて補強部材を設けるよりも部
品点数が減少しコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な車両の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す車内側から見た要
部斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す詳細図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す車内側から見た要
部斜視図である。
【図5】従来の車体前部構造を示す車内側から見た要部
斜視図である。
【図6】従来の車体前部構造を示す概略側面図である。
【符号の説明】
21 フロントサイドメンバ 3 トンネル 4 ダッシュ 41 ダッシュアッパ(ダッシュ上部) 42 ダッシュロア(ダッシュ下部) 8 センターエアバッグセンサ(減速度検知手段) 10 フットレスト 10A接続部(補強部材) 10B接続部(補強部材) 11 補強部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の減速度を検知する減速度検知手段が
    トンネル上に設けられている車両において、一端をダッ
    シュに固定され、他端を前記トンネルに固定される補強
    部材を有することを特徴とする車体前部構造。
  2. 【請求項2】前記ダッシュは、車室内外を仕切る壁とな
    るダッシュ上部と、フロアと連続するダッシュ下部とか
    ら成り、前記補強部材と前記ダッシュとの固定点は、前
    記ダッシュ上部と前記ダッシュ下部との境目近傍にある
    ことを特徴とする請求項1に記載される車体前部構造。
  3. 【請求項3】前記補強部材と前記ダッシュとの固定点
    は、フロントサイドメンバと前記ダッシュとの溶接部に
    あることを特徴とする請求項2に記載される車体前部構
    造。
  4. 【請求項4】前記補強部材とは、フットレストであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の車体前部
    構造。
JP10119297A 1998-04-28 1998-04-28 車体前部構造 Pending JPH11310161A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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