JPH11310042A - 小型乗用作業機 - Google Patents

小型乗用作業機

Info

Publication number
JPH11310042A
JPH11310042A JP11806098A JP11806098A JPH11310042A JP H11310042 A JPH11310042 A JP H11310042A JP 11806098 A JP11806098 A JP 11806098A JP 11806098 A JP11806098 A JP 11806098A JP H11310042 A JPH11310042 A JP H11310042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator
unit
prime mover
section
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11806098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4202462B2 (ja
Inventor
Kenshiro Kano
剣士郎 過能
Masamitsu Kamimura
正満 上村
Tatsuo Yamazaki
辰雄 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
Priority to JP11806098A priority Critical patent/JP4202462B2/ja
Publication of JPH11310042A publication Critical patent/JPH11310042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4202462B2 publication Critical patent/JP4202462B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジンの停止操作を簡単かつ確
実に行なえるようにすること。 【解決手段】 ミッション部は、運転部の座席の直下方
位置で、かつ、その重心位置が前・後車輪間に位置すべ
く配置し、原動機部は、座席の後方位置で、かつ、その
重心位置が前・後車輪間に位置すべく配置し、上記原動
機部の直下方位置で、かつ、機体フレームには偏平に形
成した燃料タンクを取付けて、同燃料タンクより原動機
部へフィードポンプにより燃料油を供給すべく構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型乗用作業機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型乗用作業機の一形態として、
機体フレーム上に、運転部と、同運転部の後方位置に配
置した原動機部と、同原動機部に連動連結したミッショ
ン部とを設けると共に、機体フレームの前部左右側方と
後部左右側方とにそれぞれ左右側前車輪と左右側後車輪
とを設けて、これら左右側前・後車輪をミッション部に
連動連結したものがある。
【0003】そして、原動機部にはディーゼルエンジン
を搭載し、同ディーゼルエンジンに運転部に設けたアク
セル操作手段を連動連結しており、同ディーゼルエンジ
ンの直上方位置には燃料タンクを配設している。
【0004】また、ディーゼルエンジンには電気系統の
電気回路が具備するフィードポンプを連通連結してお
り、同電気回路は、運転部に設けたキースイッチにより
切断可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した小
型乗用作業機では、比較的に重量物である原動機部とミ
ッション部と燃料タンクとが機能的に配設されておら
ず、そのために機体の前後重量バランスが悪く、走行安
定性に課題がある。
【0006】しかも、原動機部の直上方位置に燃料タン
クを配設しているために、同原動機部のメンテナンス等
が行ない難い上に、燃料タンクの地上高が高くなって、
運転部の座席に着座したオペレータの後方視界性を悪く
している。
【0007】また、オペレータが各種作業等を終えて機
体から離れる際には、アクセル操作手段をエンジン停止
操作し、さらに、キースイッチを操作して電気回路を切
断状態にしておく必要性があり、キースイッチを操作し
忘れた場合には、ディーゼルエンジンに燃料を供給する
フィードポンプが作動を継続して、バッテリーの電気を
浪費するという不具合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機
体フレーム上に、運転部と、同運転部の後方位置に配置
した原動機部と、同原動機部に連動連結したミッション
部とを設けると共に、機体フレームの前部左右側方と後
部左右側方とにそれぞれ左右側前車輪と左右側後車輪と
を設けて、これら左右側前・後車輪をミッション部に連
動連結した小型乗用作業機において、ミッション部は、
運転部の座席の直下方位置で、かつ、その重心位置が前
・後車輪間に位置すべく配置し、原動機部は、座席の後
方位置で、かつ、その重心位置が前・後車輪間に位置す
べく配置し、上記原動機部の直下方位置で、かつ、機体
フレームには偏平に形成した燃料タンクを取付けて、同
燃料タンクより原動機部へフィードポンプにより燃料油
を供給すべく構成したことを特徴とする小型乗用田植機
を提供せんとするものである。
【0009】また、本発明は、原動機部にディーゼルエ
ンジンを搭載し、同ディーゼルエンジンに運転部に設け
たアクセル操作手段を連動連結し、同アクセル操作手段
の近傍位置には、上記ディーゼルエンジンに連通連結し
たフィードポンプを具備する電気系統の電気回路を全て
切断するメインスイッチを配設すると共に、同メインス
イッチは、アクセル操作手段のエンジン停止操作に連動
して切断作動すべく構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明は、アクセル操作手段は、運
転部に設けたハンドルコラムにアクセルレバーの基端部
を枢支して、同アクセルレバーをエンジン最大回転数操
作位置とエンジン停止操作位置との間で回動操作可能と
し、両操作位置の中間位置にはアイドリング操作位置を
設定すると共に、同アイドリング操作位置にアクセルレ
バーを仮止めする仮止め手段を設けたことにも特徴を有
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】すなわち、本発明に係る小型乗用作業機
は、基本的構造として、機体フレーム上に、運転部と、
同運転部の後方位置に配置した原動機部と、同原動機部
に連動連結したミッション部とを設けると共に、機体フ
レームの前部左右側方と後部左右側方とにそれぞれ左右
側前車輪と左右側後車輪とを設けて、これら左右側前・
後車輪をミッション部に連動連結している。
【0013】そして、かかる小型乗用作業機は、特徴的
構造として、ミッション部は、運転部の座席の直下方位
置で、かつ、その重心位置が前・後車輪間に位置すべく
配置し、原動機部は、座席の後方位置で、かつ、その重
心位置が前・後車輪間に位置すべく配置し、上記原動機
部の直下方位置で、かつ、機体フレームには偏平に形成
した燃料タンクを取付けて、同燃料タンクより原動機部
へフィードポンプにより燃料油を供給すべく構成してい
る。
【0014】このようにして、比較的に重量物である原
動機部とミッション部と燃料タンクとを機能的に配置す
ることができて、機体の前後重量バランスを良好にし
て、走行安定性を良好に確保することができる。
【0015】しかも、原動機部の直下方位置に偏平に形
成した燃料タンクを配置しているために、原動機部のメ
ンテナンス等を楽に行なうことができると共に、原動機
部の地上高を低くすることができて、運転部の座席に着
座したオペレータの後方視界性を良好に確保することが
でき、その結果、機体の操作性と安全性とを向上させる
ことができる。
【0016】また、原動機部にディーゼルエンジンを搭
載し、同ディーゼルエンジンに運転部に設けたアクセル
操作手段を連動連結し、同アクセル操作手段の近傍位置
には、上記ディーゼルエンジンに連動連結したセルスタ
ータを具備する電気系統の電気回路を全て切断するメイ
ンスイッチを配設すると共に、同メインスイッチは、ア
クセル操作手段のエンジン停止操作に連動して切断作動
すべく構成している。
【0017】このようにして、アクセル操作手段をエン
ジン停止操作した際には、メインスイッチが切断作動し
て電気回路を全て切断することができる。
【0018】すなわち、エンジンを停止させて機体を停
止させるために、必然的に行なうアクセル操作手段のエ
ンジン停止操作に連動して、自動的に電気回路を全て切
断することができて、バッテリーの電気の浪費や、ディ
ーゼルエンジンが突然作動して機体が動く等の不慮の事
故を防止することができる。
【0019】また、アクセル操作手段は、運転部に設け
たハンドルコラムにアクセルレバーの基端部を枢支し
て、同アクセルレバーをエンジン最大回転数操作位置と
エンジン停止操作位置との間で回動操作可能とし、両操
作位置の中間位置にはアイドリング操作位置を設定する
と共に、同アイドリング操作位置にアクセルレバーを仮
止めする仮止め手段を設けている。
【0020】このようにして、オペレータは、アイドリ
ング操作位置にアクセルレバーを操作した際に、仮止め
手段により仮止め状態の感触を得ることができ、アイド
リング操作位置を経由して行なうエンジン最大回転数操
作とエンジン停止操作とを自覚しながら行なうことがで
きて、誤操作の防止が確実に図れ、操作上の安全性を良
好に確保することができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0022】図1に示すAは、本発明に係る小型乗用作
業機であり、同小型乗用作業機Aは、自走可能な走行部
Bの後部に昇降機構17を設け、同昇降機構17に各種作業
部の一形態としての耕耘部Cをヒッチ部18を介して連結
している。
【0023】走行部Bは、図1に示すように、機体フレ
ーム1上の略中央部にミッション部2を設け、同ミッシ
ョン部2の左右側部にそれぞれ前車輪伝動軸ケース3,
3を連動連設し、各前車輪伝動軸ケース3,3に前車輪
4,4を前車軸4a,4a を介して取付けると共に、機体フ
レーム1上の左右側後部に後車輪伝動ケース5,5をそ
れぞれ設け、各後車輪伝動ケース5,5に後車輪7,7
を後車軸7a,7a を介して取付け、ミッション部2の左右
側部と左右側後車輪伝動ケース5,5との間に、それぞ
れ伝動シャフト6,6を介設して、車体支持構造体8を
構成している。
【0024】そして、車体支持構造体8には、前部に運
転部9を設けると共に、前記ミッション部2と左右側後
車輪伝動ケース5,5との間に原動機部10と燃料タンク
11とを上下に位置させて配設し、同原動機部10に設けた
ディーゼルエンジンEにミッション部2を第1伝動機構
12を介して連動連結している。
【0025】ここで、ミッション部2は、運転部9の座
席34の直下方位置で、かつ、その重心位置が前・後車輪
4,7間に位置すべく配置し、原動機部10は、座席34の
後方位置で、かつ、その重心位置が前・後車輪4,7間
に位置すべく配置し、上記原動機部10の直下方位置で、
かつ、機体フレーム1には偏平に形成した燃料タンク11
を取付けて、同燃料タンク11より原動機部10へフィード
ポンプ80により燃料油を供給すべく構成している。
【0026】また、機体フレーム1の後端部には、左右
一対の作業部連結体14,14 を後方に向けて突設し、両作
業部連結体14,14 間にPTO軸15を横架して、同PTO
軸15をディーゼルエンジンEに第2伝動機構16を介して
連動連結すると共に、同PTO軸15の外周面に昇降機構
17を設け、同昇降機構17に耕耘部Cをヒッチ部18を介し
て連結している。
【0027】このようにして、耕耘部Cを、車体支持構
造体8の後方に昇降機構17を介して昇降可能に連結する
と共に、耕耘部Cの耕耘入力軸50にPTO軸15より伝動
ケース19を介して動力を伝達可能としている。
【0028】機体フレーム1は、図1に示すように、ミ
ッション部2の左右側下部より後方へ伸延し、かつ、後
車軸7a,7a の直上方位置より後上方へ立上げて形成した
左右一対のメインフレーム20,20 と、ミッション部2の
前端部と両メインフレーム20,20 の後端部との間に架設
した平面視矩形枠状のサブフレーム21と、同サブフレー
ム21上に起倒自在に立設した正面視門型のロールバー22
とを具備している。23はサブフレームステーである。
【0029】サブフレーム21は、図1に示すように、左
右幅方向に伸延させた前側フレーム形成体24と、同前側
フレーム形成体24の左右側端より後方へ向けて伸延させ
た左右側フレーム形成体25,25 と、両左右側フレーム形
成体25,25 の後端部間に横架した後側フレーム形成体26
とから形成しており、メインフレーム20,20 より上方へ
立上げたサブフレームステー23,23 の上端に左右側フレ
ーム形成体25,25 の中途部を固定すると共に、メインフ
レーム20,20 の後側立上げフレーム形成体20d,20d の上
端に後側フレーム形成体26を固定している。
【0030】そして、左右側フレーム形成体25,25 は、
それぞれ前後車輪4,4,7,7の直上方位置に配置し
ており、前端から後下方へ向けて傾斜する踏ん張り面形
成部25a,25a と、各踏ん張り面形成部25a,25a の後端か
ら後述する運転部9の座席34の側方位置まで後上方へ向
けて傾斜する側方傾斜部25b,25b と、各側方傾斜部25b,
25b の後端からメインフレーム20,20 の後側立上げフレ
ーム形成体20d,20d の上方位置まで略水平に伸延する後
方伸延部25c,25c とから形成している。
【0031】また、上記側方傾斜部25b,25b と後方伸延
部25c,25c とが接続している屈曲部をそれぞれ握り部25
d,25d となし、両握り部25d,25d は、後述する運転部9
の座席34の左右側方に配置している。
【0032】サブフレーム21の側方傾斜部25b と後方伸
延部25c との間には、図1に示すように、サイドカバー
体51を架設しており、同サイドカバー体51は、車体の側
方と前車輪4の上方と後車輪7の前側上方とを被覆して
いる。
【0033】しかも、サイドカバー体51の中途部51a は
下方へ凸状に折曲させて形成して、同中途部51a と握り
部25d との間に握り部空間52を形成して、オペレータが
握り部25d を容易に把持できるようにしている。
【0034】さらに、サイドカバー体51は、前部に前車
輪4の上部周面に沿って上方へ凸状に弯曲する前車輪フ
ェンダー部51b を形成すると共に、後部に後車輪7の前
半上部の周面に沿って上方へ凸状に弯曲する後車輪フェ
ンダー部51c を形成している。
【0035】運転部9は、図1に示すように、車体フレ
ーム1の前部に床部形成体30を張設し、同床部形成体30
の後端縁に連続させて座席支持機枠カバー体31を設け、
床部形成体30の前部にハンドルコラム32を立設し、同ハ
ンドルコラム32の上端にハンドル33をハンドル支軸33a
を介して取付け、同ハンドル33の直後方位置で、かつ、
ミッション部2上に座席34を座席支持機枠35を介して載
設している。
【0036】そして、ハンドル支軸33a は、ハンドルコ
ラム32中に配設した支軸ケース53を下方へ伸延させて、
床部形成体30の直下方位置にてミッション部2に前車輪
操舵機構36を介して連動連結している。
【0037】また、ハンドルコラム32の右側方に位置す
る床部形成体30の部分にはブレーキペダル37と駐車ブレ
ーキレバー38とを配設して、同駐車ブレーキレバー38に
よりブレーキペダル37をブレーキ制動位置に固定可能と
している。
【0038】前記支軸ケース53には、前後進切替レバー
39とアクセル操作手段としてのアクセルレバー40とを取
付けており、前後進切替レバー39はハンドルコラム32の
左側壁より上方へ向けて突出させる一方、アクセルレバ
ー40はハンドルコラム32の右側壁より上方へ向けて突出
させている。
【0039】ここで、アクセルレバー40の取付構造を説
明すると、図2及び図3にも示すように、支軸ケース53
の中途部の右側周面よりレバー支持ブラケット54を前方
へ向けて突設し、同レバー支持ブラケット54に左右方向
に軸線を向けたボス部55を取付けて、同ボス部55中にア
クセルレバー40の下端部40a を挿通し、ボス部55より左
側方へ突出する下端部40a の先端に取付けた皿バネ受体
56と、ボス部55の端面との間に皿バネ57を介設する一
方、ボス部55より右側方へ突出するアクセルレバー40の
レバー本体40b を上方へ立上げて形成している。
【0040】そして、レバー本体40b の下端部には、ワ
イヤ連結片58を前下方へ向けて突設して、同ワイヤ連結
片58の先端部により左側方へ突設したワイヤ連結ピン58
a を、レバー支持ブラケット54の前部に形成した円弧状
ガイド長孔60中に挿通し、同ワイヤ連結ピン58a にアク
セルワイヤ61の前端を連結して、同アクセルワイヤ61の
後端をディーゼルエンジンEの後端部に設けたレギュレ
ータハンドル62に連結している。
【0041】このようにして、アクセルレバー40を、図
2に示すエンジン最大回転数操作位置(イ)とエンジン
停止操作位置(ロ)との間で前後方向に回動操作可能と
し、両操作位置(イ)(ロ)の中間位置にアイドリング
操作位置(ハ)を設定して、同アクセルレバー40の回動
操作に連動してレギュレータハンドル62をアクセルワイ
ヤ61を介して操作可能としている。
【0042】そして、アクセルレバー40をエンジン最大
回転数操作位置(イ)に操作した際には、ワイヤ連結ピ
ン59が円弧状ガイド長孔60の上端縁に当接してレバー操
作を規制する一方、アクセルレバー40をエンジン停止操
作位置(ロ)に操作した際には、ワイヤ連結ピン59が円
弧状ガイド長孔60の下端縁に当接してレバー操作を規制
するようにしている。
【0043】しかも、レバー支持ブラケット54の下部に
は、後述する電気系統の電気回路75を断続するメインス
イッチ63を取付けており、同メインスイッチ63の接触端
子64に、エンジン停止操作時のワイヤ連結ピン59が当接
して、同メインスイッチ63が切断作動するようにしてい
る。
【0044】また、アクセルレバー40のレバー本体40b
の下端部とレバー支持ブラケット54の後部との間には、
アイドリング操作位置(ハ)にアクセルレバー40を仮止
めする仮止め手段65を設けている。
【0045】すなわち、仮止め手段65は、図2及び図3
に示すように、レバー本体40b の下端部より仮止めボー
ル支持片66を後方へ突設し、同仮止めボール支持片66の
先端に左右方向に軸線を向けたボール収容筒体67を取付
け、同ボール収容筒体67中に仮止めボール68と押圧スプ
リング69とを収容すると共に、同仮止めボール68をレバ
ー支持ブラケット54側へ押圧スプリング69により押圧す
る一方、レバー支持ブラケット54には、ボール係合孔70
を形成して、同ボール係合孔70に仮止めボール68が係合
して、アクセルレバー40をアイドリング操作位置(ハ)
に仮止め可能としている。71はスプリング係止ピンであ
る。
【0046】座席34の左側位置には変速レバー42を配設
する一方、同座席34の右側方位置には作業部昇降操作レ
バー43と作業部伝動クラッチ入切操作レバー44と耕深調
節操作レバー45とを配設しており、作業部昇降操作レバ
ー43の近傍には制御用バルブ59を配設して、作業部昇降
操作レバー43により制御用バルブ59を介して昇降機構17
に設けた昇降用シリンダ41の伸縮作動を制御可能として
いる。
【0047】しかも、これら各種操作レバー42,43,44,4
5 は、前記したサブフレーム21の左右側中途部に形成し
た握り部25d,25d の内方かつ近傍に配置している。
【0048】このようにして、オペレータは、運転部9
に乗降する際には、握り部25d を把持することにより、
側方傾斜部25b の上方の空間より楽に乗降することがで
き、また、傾斜地作業において、各種操作レバー42,43,
44,45 を操作中に危険性を感じた際には、すばやく、握
り部25d を把持することにより身体を確実に支えること
ができて、安全性を確保することができる。
【0049】前側フレーム形成体24の下端には、図1に
示すように、フロントウエイト46を取付けており、同フ
ロントウエイト46は、平面視略コ字状に形成して、前車
輪操舵機構36の前側部を前方と左右側方とから被覆し
て、バンパーとしても機能している。
【0050】原動機部10は、図1に示すように、ディー
ゼルエンジンEと、同ディーゼルエンジンEに連通連結
すると共に、同ディーゼルエンジンEの後方上部位置に
配置したエアクリーナ90と、ディーゼルエンジンEの後
方下部位置に配置したマフラー91とを具備している。92
はボンネットである。
【0051】そして、ディーゼルエンジンEには、図4
に示すように、セルスタータ72とジェネレータ73とを連
動連結しており、セルスタータ72はバッテリー74に接続
し、また、同ジェネレータ73には電気系統を電気回路75
を介して接続している。76はレギュレータ、77はヒュー
ザー、78はホーン、79はヘッドライト、81はキースイッ
チ、82はコンビネーションスイッチ、83,84 は第1・第
2セーフティースイッチである。
【0052】しかも、上記電気回路75には前記したメイ
ンスイッチ63を設けており、同メインスイッチ63は常閉
スイッチを使用して、アクセルレバー40のエンジン停止
操作に連動して切断作動し、電気回路75を非通電状態と
なすことができるようにしている。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0054】 請求項1記載の本発明では、ミッショ
ン部は、運転部の座席の直下方位置で、かつ、その重心
位置が前・後車輪間に位置すべく配置し、原動機部は、
座席の後方位置で、かつ、その重心位置が前・後車輪間
に位置すべく配置し、上記原動機部の直下方位置で、か
つ、機体フレームには偏平に形成した燃料タンクを取付
けて、同燃料タンクより原動機部へフィードポンプによ
り燃料油を供給すべく構成しているために、比較的に重
量物である原動機部とミッション部と燃料タンクとを機
能的に配置することができて、機体の前後重量バランス
を良好にして、走行安定性を良好に確保することができ
る。
【0055】しかも、原動機部の直下方位置に偏平に形
成した燃料タンクを配置しているために、原動機部のメ
ンテナンス等を楽に行なうことができると共に、原動機
部の地上高を低くすることができて、運転部の座席に着
座したオペレータの後方視界性を良好に確保することが
でき、その結果、機体の操作性と安全性とを向上させる
ことができる。
【0056】 請求項2記載の本発明では、原動機部
にディーゼルエンジンを搭載し、同ディーゼルエンジン
に運転部に設けたアクセル操作手段を連動連結し、同ア
クセル操作手段の近傍位置には、上記ディーゼルエンジ
ンに連動連結したセルスタータを具備する電気系統の電
気回路を全て切断するメインスイッチを配設すると共
に、同メインスイッチは、アクセル操作手段のエンジン
停止操作に連動して切断作動すべく構成しているため
に、アクセル操作手段をエンジン停止操作した際には、
メインスイッチが切断作動して電気回路を全て切断する
ことができる。
【0057】すなわち、ディーゼルエンジンを停止させ
て機体を停止させるために、必然的に行なうアクセル操
作手段のエンジン停止操作に連動して、自動的に電気回
路を全て切断することができて、バッテリーの電気の浪
費や、ディーゼルエンジンが突然作動して機体が動く等
の不慮の事故を防止することができる。
【0058】 請求項3記載の本発明では、アクセル
操作手段は、運転部に設けたハンドルコラムにアクセル
レバーの基端部を枢支して、同アクセルレバーをエンジ
ン最大回転数操作位置とエンジン停止操作位置との間で
回動操作可能とし、両操作位置の中間位置にはアイドリ
ング操作位置を設定すると共に、同アイドリング操作位
置にアクセルレバーを仮止めする仮止め手段を設けてい
るために、オペレータは、アイドリング操作位置にアク
セルレバーを操作した際に、仮止め手段により仮止め状
態の感触を得ることができ、アイドリング操作位置を経
由して行なうエンジン最大回転数操作とエンジン停止操
作とを自覚しながら行なうことができて、誤操作の防止
が確実に図れ、操作上の安全性を良好に確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型乗用作業機の側面図。
【図2】アクセルレバーの側面説明図。
【図3】図2のI−I線断面図。
【図4】電気配線図。
【符号の説明】
A 小型乗用作業機 1 機体フレーム 4 前車輪 7 後車輪 9 運転部 10 原動機部 40 アクセルレバー
フロントページの続き (72)発明者 山崎 辰雄 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム(1) 上に、運転部(9) と、
    同運転部(9) の後方位置に配置した原動機部(10)と、同
    原動機部(10)に連動連結したミッション部(2) とを設け
    ると共に、機体フレーム(1) の前部左右側方と後部左右
    側方とにそれぞれ左右側前車輪(4,4) と左右側後車輪
    (7,7) とを設けて、これら左右側前・後車輪(4,4,7,7)
    をミッション部(2) に連動連結した小型乗用作業機にお
    いて、 ミッション部(2) は、運転部(9) の座席(34)の直下方位
    置で、かつ、その重心位置が前・後車輪(4,7) 間に位置
    すべく配置し、 原動機部(10)は、座席(34)の後方位置で、かつ、その重
    心位置が前・後車輪(4,7) 間に位置すべく配置し、 上記原動機部(10)の直下方位置で、かつ、機体フレーム
    (1) には偏平に形成した燃料タンク(11)を取付けて、同
    燃料タンク(11)より原動機部(10)へフィードポンプ(80)
    により燃料油を供給すべく構成したことを特徴とする小
    型乗用田植機。
  2. 【請求項2】 原動機部(10)にディーゼルエンジン(E)
    を搭載し、同ディーゼルエンジン(E) に運転部(9) に設
    けたアクセル操作手段を連動連結し、同アクセル操作手
    段の近傍位置には、上記ディーゼルエンジン(E) に連通
    連結したフィードポンプ(80)を具備する電気系統の電気
    回路(75)を全て切断するメインスイッチ(63)を配設する
    と共に、同メインスイッチ(63)は、アクセル操作手段の
    エンジン停止操作に連動して切断作動すべく構成したこ
    とを特徴とする小型乗用作業機。
  3. 【請求項3】 アクセル操作手段は、運転部(9) に設け
    たハンドルコラム(32)にアクセルレバー(40)の基端部を
    枢支して、同アクセルレバー(40)をエンジン最大回転数
    操作位置とエンジン停止操作位置との間で回動操作可能
    とし、両操作位置の中間位置にはアイドリング操作位置
    を設定すると共に、同アイドリング操作位置にアクセル
    レバー(40)を仮止めする仮止め手段(65)を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の小型乗用作業機。
JP11806098A 1998-04-28 1998-04-28 小型乗用作業機 Expired - Fee Related JP4202462B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11806098A JP4202462B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 小型乗用作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11806098A JP4202462B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 小型乗用作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11310042A true JPH11310042A (ja) 1999-11-09
JP4202462B2 JP4202462B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=14727030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11806098A Expired - Fee Related JP4202462B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 小型乗用作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4202462B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機
JP2009161118A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 乗用型移動農機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337557A (ja) * 2001-05-21 2002-11-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機
JP4678745B2 (ja) * 2001-05-21 2011-04-27 ヤンマー株式会社 田植機
JP2009161118A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 乗用型移動農機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4202462B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5337543A (en) Lawn mower for use both as riding and walking operator type
US5247784A (en) Transmission system capable of driving right and left drive wheels at different speeds
JP3573656B2 (ja) 作業機の運転部構造
US5947222A (en) Three-wheeled automobile
JP2002235572A (ja) ハイブリッド方式による走行型農作業機
JP4202462B2 (ja) 小型乗用作業機
JP5858883B2 (ja) 作業車
JP5338524B2 (ja) トラクタ
JP7203156B1 (ja) 乗物及び車両の制御方法
JPS5915701Y2 (ja) 産業車両用移動式操縦装置
JP3213173B2 (ja) 作業車のペダル支持構造
JP3521153B2 (ja) 車両用エンジン緊急停止装置
JPS644632Y2 (ja)
JPH0734781Y2 (ja) トラクタのフェンダー機構
JP2004114964A (ja) 農用車両の変速操作装置
JP2008290512A (ja) 草刈り機
JP6634866B2 (ja) 作業車両
JPH0345900Y2 (ja)
JP2019213565A (ja) 作業車両
JPH0642419Y2 (ja) 田植機の苗供給装置
JP2022073704A (ja) 作業車両
JP2022095323A (ja) 作業車両
JPS6224623Y2 (ja)
JPH0215700Y2 (ja)
JPH09202220A (ja) 乗用作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080909

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees