JPH11306777A - センスアンプ - Google Patents

センスアンプ

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JPH11306777A
JPH11306777A JP11564498A JP11564498A JPH11306777A JP H11306777 A JPH11306777 A JP H11306777A JP 11564498 A JP11564498 A JP 11564498A JP 11564498 A JP11564498 A JP 11564498A JP H11306777 A JPH11306777 A JP H11306777A
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JP
Japan
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voltage
sense amplifier
current
circuit
input node
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JP11564498A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamada
光一 山田
Satoru Sekine
悟 関根
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体メモリの読み出し動作を高速化すること
が可能で且つ高利得な電流形センスアンプを提供する。 【解決手段】電流形センスアンプ21は、基本回路5
2、基準電圧制御回路53、電流源Iss、加速回路22
から構成されている。加速回路22は、基本回路52と
同様の構成の回路23、インバータIV1,IV2、N
MOSトランジスタN4から構成されている。入力ノー
ドn1の電圧が電流センス動作の定常状態における定常
領域よりも高くなるとトランジスタN4がオンし、入力
ノードn1の電圧を定常領域まで又は定常領域の近くま
で下げる。従って、半導体メモリの読み出し動作の開始
後に入力ノードn1の電圧レベルが過渡的に定常領域よ
り離れた電圧になる場合(プリチャージを行う場合な
ど)に、電流源Issの電流i1を大きく設定して電流形
センスアンプ21の利得を下げることなく、読み出し動
作を高速化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンスアンプに係
り、詳しくは、半導体メモリの読み出し動作に用いられ
る電流形センスアンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリの低消費電力化を実
現するための低電源電圧化に伴い、電流形センスアンプ
が注目されている。例えば、信学技報(TECHNICAL REPO
RT OFIEICE)ICD95−28(1995−05)に
は、電流形センスアンプの動作原理が解説されると共
に、ROMやSRAMへの応用例が提案されている。
【0003】図15に、前記信学技報に記載されたマス
クROMに用いる電流形センスアンプの回路構成を示
す。電流形センスアンプ51は、基本回路52、基準電
圧制御回路53、電流源Issから構成されている。基本
回路52は、NMOSトランジスタN1および負荷抵抗
R1から構成されている。基準電圧制御回路53は、P
MOSトランジスタP1,P2、NMOSトランジスタ
N2から構成されている。
【0004】電流形センスアンプ51の入力ノードn1
は、電流源Iss、トランジスタN1のソース、トランジ
スタP2のゲートに接続されている。電流形センスアン
プ51の出力ノードn2は、抵抗R1を介して電源Vcc
に接続されると共に、トランジスタN1のドレインに接
続されている。尚、入力ノードn1は、ビット線(図示
略)を介してROMを構成するメモリセル(図示略)に
接続される。
【0005】トランジスタP2のソースはトランジスタ
P1を介して電源Vccに接続され、トランジスタP2の
ドレインはトランジスタN2を介してアースされてい
る。各トランジスタP2,N2のドレインにて基準電圧
Vrefが生成され、その基準電圧Vrefは各トランジスタ
N1,N2のゲートに入力される。
【0006】トランジスタN1のゲートに基準電圧Vre
fが入力されることにより、トランジスタN1は飽和領
域で動作して負性抵抗として機能する。つまり、基本回
路52は、電源Vccと電流源Issとの間に直列接続され
た抵抗R1および負性抵抗(トランジスタN1)から構
成され、その負性抵抗に流れる電流i3に対応して、抵
抗R1と負性抵抗との間の出力ノードn2の電圧を制御
する。すなわち、基本回路52は、電流i3に対応して
出力ノードn2の電圧を制御する、いわゆる「電流−電
圧変換」を行う。ここで、キルヒホッフの法則により、
電流i3は、電流源Issに流れる電流i1から、入力ノ
ードn1に流れ込む入力信号電流i2を差し引いた値に
なる(i3=i1−i2)。従って、基本回路52は、
入力信号電流i2に対応して出力ノードn2の電圧を制
御する「電流−電圧変換」を行うことになる。
【0007】ところで、基準電圧制御回路53は各トラ
ンジスタP1,P2,N2から構成されるインバータか
らなり、基準電圧Vrefを生成すると共に、その基準電
圧Vrefを入力ノードn1から入力される入力信号に応
じて動的に変化させる180゜移相器として機能する。
つまり、入力ノードn1の入力信号の電圧レベルが上昇
すると、基準電圧Vrefのレベルは基準電圧制御回路5
3による移相器の電圧利得A分だけ低下するため、トラ
ンジスタN1のゲート・ソース間電圧は(1+A)倍に
なる。すなわち、基準電圧制御回路53は、トランジス
タN1のソースの電位変化(入力信号の電位変化)を増
幅し、丁度180゜位相がずれるようにトランジスタN
1のゲートに帰還をかけることで、トランジスタN1の
トランスコンダクタンス(gm)を(1+A)倍に改善
している。このように、基本回路52の負性抵抗を実現
するトランジスタN1のgmを大きくすることにより、
電流形センスアンプ51の高利得化を達成することがで
きる。
【0008】尚、トランジスタP1のゲートにはスイッ
チ信号φ1が入力され、このスイッチ信号φ1によって
トランジスタP1がオンしたときに、基準電圧制御回路
53が動作する。つまり、半導体メモリの読み出し動作
時以外には基準電圧制御回路53を非動作状態にして低
消費電力化を図るようになっている。
【0009】ちなみに、電流源Issは、飽和領域動作さ
せたMOSトランジスタによって実現することができる
が、その場合は電流源Issにて大きな電圧降下を招くた
め、電源Vccの電圧を低下させると正常な動作が阻害さ
れるおそれがあり、半導体メモリの低電源電圧化には不
利である。そのため、電流源Issを、線形領域動作させ
たMOSトランジスタのゲート幅およびゲート長(W/
Lサイズ)を最適化することにより高抵抗として実現
し、電流源Issにおける電圧降下を小さくして、電源V
ccの電圧を低下させても正常な動作を保証可能にするこ
ともある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流形センスア
ンプ51において、入力ノードn1が接続されたビット
線の電圧レベルを下げるには、電流源Issによってビッ
ト線から電流を引き抜くしかない。
【0011】ところで、電流形センスアンプ51が前記
した電流−電圧変換動作(電流センス動作)を行う状態
(以下、定常状態という)において、入力ノードn1が
取り得る電圧レベルの領域(以下、定常領域という)
は、電源Vccの電圧レベルより低くなる。
【0012】そのため、例えば半導体メモリの読み出し
動作におけるプリチャージ時にビット線が電源Vccの電
圧レベルまで持ち上げられる場合、電流センス動作の定
常状態における定常領域まで入力ノードn1の電圧レベ
ルを下げる働きを有するのは電流源Issのみとなる。従
って、半導体メモリの読み出し動作を開始してから入力
ノードn1の電圧レベルが低下して定常領域へ達するま
でに要する時間は、電流源Issに流れる電流i1によっ
て決定される。よって、半導体メモリの読み出し動作を
高速化するには、電流i1を大きく設定しなければなら
ない。
【0013】また、プリチャージ時に限らず、半導体メ
モリの読み出し動作の開始後に、入力ノードn1の電圧
レベルが過渡的に定常領域より離れた電圧になる場合、
入力ノードn1の電圧レベルを下げる働きを有するのは
電流源Issのみであるため、読み出し動作を高速化する
には電流源Issの電流i1を大きく設定しなければなら
ない。
【0014】しかしながら、前記したようにトランジス
タN1に流れる電流i3は電流i1から入力ノードn1
に流れ込む入力信号電流i2を差し引いた値であるた
め、電流i1を大きく設定すると、入力信号電流i2の
変化に対する電流i3の変化の度合が小さくなり、出力
ノードn2の電位変化も小さくなる。つまり、従来の電
流形センスアンプ51においては、半導体メモリの読み
出し動作を高速化するために電流i1を大きく設定する
と、電流形センスアンプ51の利得が小さくなるという
問題があった。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、半導体メモリの読み出
し動作を高速化することが可能なセンスアンプを提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、センスアンプの入力ノードの電圧を、電流センス動
作の定常状態で当該入力ノードが取り得る電圧領域また
は当該電圧領域の近傍まで近づける加速回路を備えたセ
ンスアンプをその要旨とする。
【0017】請求項2に記載の発明は、入力ノードから
入力された入力信号電流に対応して出力ノードの電圧を
制御する電流−電圧変換により電流センス動作を行う基
本回路と、基本回路の入力ノードの電圧を、基本回路に
おける電流センス動作の定常状態で入力ノードが取り得
る電圧領域または当該電圧領域の近傍まで近づける加速
回路とを備えたセンスアンプをその要旨とする。
【0018】従って、請求項1または請求項2に記載の
発明によれば、加速回路を用いて入力ノードの電圧を電
流センス動作の定常状態で取り得る電圧領域または当該
電圧領域の近傍まで近づけることにより、半導体メモリ
の読み出し動作の開始後に入力ノードの電圧が過渡的に
定常領域より離れた電圧になる場合でも、半導体メモリ
の読み出し動作を高速化することができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のセンスアンプにおいて、前記基本回路は、電源と電流
源との間に直列接続された負荷抵抗および負性抵抗から
構成され、負性抵抗と電流源との間の入力ノードから入
力された入力信号電流に対応して、負荷抵抗と負性抵抗
との間の出力ノードの電圧を制御することをその要旨と
する。
【0020】従って、本発明によれば、電流源に流れる
電流を大きく設定してセンスアンプの利得を下げること
なく、読み出し動作を高速化することができる。また、
請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載のセン
スアンプにおいて、前記加速回路は、前記入力ノードか
ら電流を引き抜くことによって入力ノードの電圧を下げ
る電圧降下手段を備えている。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のセンスアンプにおいて、前記加速回路は、電源と前記
電圧降下手段との間に直列接続された加速用の負荷抵抗
および負性抵抗を備え、加速用の負荷抵抗と負性抵抗と
の間のノードの電圧に従って前記電圧降下手段を制御す
ることをその要旨とする。
【0022】従って、本発明によれば、入力ノードの電
圧を定常領域の近傍まで下げるにあたり、どれだけ定常
領域に近づけるかは、基本回路の出力特性と加速回路の
出力特性との差異を設計段階で検討し、高速かつ正確な
読み出し動作を行い得る最適な電圧レベルに設定すれば
よく、加速回路が基本回路と同様の構成をとるため、そ
の設定を容易に行うことができる。
【0023】また、請求項6に記載の発明のように、請
求項3〜5のいずれか1項に記載のセンスアンプにおい
て、前記負荷抵抗は、飽和領域動作させたMOSトラン
ジスタによって構成される。請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のセンスアンプにお
いて、前記入力ノードとビット線との接続を切り離すト
ランスファーゲートを備えたことをその要旨とする。
【0024】従って、本発明によれば、半導体メモリの
書き込み動作時に、トランスファーゲートを用いて入力
ノードと基本回路との接続を切り離すことができる。請
求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に
記載のセンスアンプにおいて、前記入力ノードの電圧を
下げることで前記加速回路の機能を補助するクランパ回
路を備えたことをその要旨とする。
【0025】従って、本発明によれば、クランパ回路に
よって加速回路の機能が補助されるため、加速回路を設
けたことによる効果を確実に得ることができる。請求項
9に記載の発明は、請求項3〜8のいずれか1項に記載
のセンスアンプにおいて、前記負荷抵抗と電源との間
に、線形領域動作させたMOSトランジスタによって構
成されるスイッチが接続されたことをその要旨とする。
【0026】従って、本発明によれば、半導体メモリの
読み出し動作時以外にはスイッチをオフすることにより
基本回路および加速回路を非動作状態にして低消費電力
化を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。尚、本
実施形態において、図15に示した従来の形態と同じ構
成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省
略する。
【0028】図1に、第1実施形態の電流形センスアン
プ21の回路構成を示す。電流形センスアンプ21は、
基本回路52、基準電圧制御回路53、電流源Iss、加
速回路22から構成されている。加速回路22は、基本
回路52と同様の構成の回路23、インバータIV1,
IV2、電圧降下手段としてのNMOSトランジスタN
4から構成されている。
【0029】回路23はNMOSトランジスタN3およ
び負荷抵抗R2から構成されている。トランジスタN3
のゲートには基準電圧制御回路53の生成した基準電圧
Vrefが入力され、トランジスタN3は飽和領域で動作
して負性抵抗として機能する。トランジスタN3のドレ
インは、抵抗R2を介して電源Vccに接続されると共
に、直列に接続された各インバータIV1,IV2を介
してトランジスタN4のゲートに接続されている。トラ
ンジスタN3のソースは、トランジスタN4を介してア
ースされると共に、電流形センスアンプ21の入力ノー
ドn1に接続されている。
【0030】ここで、抵抗R2を基本回路52の抵抗R
1よりも高い抵抗値に設定すると共に、トランジスタN
3を基本回路52のトランジスタN1と同じ能力に設定
することにより、抵抗R2とトランジスタN3との間の
ノードn3の電圧レベルを電流形センスアンプ21の出
力ノードn2の電圧レベルよりも低く設定しておく。
【0031】次に、電流形センスアンプ21の動作につ
いて図2に示すタイミングチャートを用いて説明する。
電流形センスアンプ21において、基本回路52の電流
−電圧変換動作(電流センス動作)については、前記し
た従来の電流形センスアンプ51と同じである。そし
て、電流形センスアンプ21が電流−電圧変換動作を行
う状態(定常状態)において、入力ノードn1が取り得
る電圧レベルの領域(定常領域)は、電源Vccの電圧レ
ベルより低くなる。
【0032】入力ノードn1の電圧レベルが電流センス
動作の定常状態における定常領域よりも高くなると、出
力ノードn2およびノードn3の電圧レベルも高くな
る。このとき、抵抗R2が抵抗R1よりも高い抵抗値に
設定されると共に、各トランジスタN3,N1の能力が
同じに設定されているため、ノードn3の電圧レベルは
出力ノードn2の電圧レベルよりも遅れて上昇する。
【0033】ノードn3の電圧レベルが高くなってイン
バータIV1の論理しきい値を越えると、インバータI
V2の出力は論理レベル「H」になってトランジスタN
4がオンし、入力ノードn1の電圧レベルを急速に下げ
る。そして、入力ノードn1の電圧レベルが低くなる
と、出力ノードn2およびノードn3の電圧レベルも低
くなる。このとき、抵抗R2は抵抗R1よりも高い抵抗
値に設定されると共に、各トランジスタN3,N1の能
力が同じに設定されているため、ノードn3の電圧レベ
ルは出力ノードn2の電圧レベルよりも速く下降する。
そのため、出力ノードn2の電圧レベルが半導体メモリ
におけるデータのしきい値に達し、データの論理レベル
が「H」「L」いずれかに確定する以前に、ノードn3
の電圧レベルがインバータIV1の論理しきい値よりも
低くなり、インバータIV2の出力は論理レベル「L」
になってトランジスタN4がオフする。
【0034】その後、電流形センスアンプ21は、従来
の電流形センスアンプ51と同様に、入力信号電流i2
に対応して出力ノードn2の電圧を制御する電流−電圧
変換動作(電流センス動作)を行う。尚、上記実施形態
では、各ノードn1〜n3の電圧レベルおよびインバー
タIV2の出力がグランド電位(図2では「GND」と
表記してある)から電源Vccの電位(図2では「Vcc」
と表記してある)まで変化するが、その電位の変化幅は
これに限定されるものではなく、その電位の変化幅がグ
ランド電位と電源Vccの電位との中間に納まればよい。
【0035】以上詳述したように、電流形センスアンプ
21においては、入力ノードn1の電圧レベルが電流セ
ンス動作の定常状態における定常領域よりも高くなる
と、加速回路22のトランジスタN4がオンし、入力ノ
ードn1の電圧レベルを定常領域まで又は定常領域の近
傍まで下げることができる。従って、半導体メモリの読
み出し動作の開始後に入力ノードn1の電圧レベルが過
渡的に定常領域より離れた電圧になる場合に、電流源I
ssに流れる電流i1を大きく設定しなくても、半導体メ
モリの読み出し動作を高速化することができる。そし
て、電流源Issの電流i1を小さく設定すれば、入力信
号電流i2の変化に対するトランジスタN1に流れる電
流i3の変化の度合を大きくして、出力ノードn2の電
位変化を大きくすることが可能になり、電流形センスア
ンプ51の高利得化を達成することができる。つまり、
第1実施形態によれば、半導体メモリの読み出し動作を
高速化することが可能で且つ高利得な電流形センスアン
プ21を得ることができる。
【0036】尚、入力ノードn1の電圧レベルを定常領
域の近傍まで下げるにあたり、どれだけ定常領域に近づ
けるかは、基本回路52の出力特性と回路23の出力特
性との差異を設計段階で検討し、高速かつ正確な読み出
し動作を行い得る最適な電圧レベルに設定すればよく、
回路23は基本回路52と同様の構成をとるため、その
設定は容易に行うことができる。
【0037】ところで、半導体メモリの読み出し動作の
開始後に入力ノードn1の電圧レベルが過渡的に定常領
域より離れた電圧になる場合とは、例えば、半導体メモ
リの読み出し動作におけるプリチャージ時にビット線が
電源Vccの電圧レベルまで持ち上げられる場合である。
【0038】尚、本発明は上記第1実施形態に限定され
るものではなく、以下のように変更してもよく、その場
合でも、上記第1実施形態と同様の作用および効果を得
ることができる。 (1)図3(a)に示すように、ゲートをアースして線
形領域動作させたPMOSトランジスタP3(P4)に
よって抵抗R1(R2)を実現する。
【0039】(2)図3(b)に示すように、ゲートに
電源Vccとアースとの中間電位を印加して飽和領域動作
させたPMOSトランジスタP3(P4)によって抵抗
R1(R2)を実現する。この場合、トランジスタP3
(P4)のゲートに印加する中間電位として基準電圧制
御回路53の生成した基準電圧Vrefを用いれば、当該
中間電位を生成する回路を別途設けて回路規模を増大さ
せることなく抵抗R1(R2)を実現することができ
る。このように、飽和領域動作させたPMOSトランジ
スタP3(P4)によって抵抗R1(R2)を実現すれ
ば、出力ノードn2(ノードn3)の論理レベル「H」
側の出力電圧を高くして電位変化(出力振幅)を大きく
することができる。
【0040】(3)入力ノードn1の電位変化に対して
ノードn3の電位変化が十分に大きい場合には、ノード
n3をトランジスタN4のゲートに直接接続する。この
場合は、各インバータIN1,IV2を省くことが可能
になるため、電流形センスアンプ21の回路規模を小さ
くすることができる。
【0041】ちなみに、ノードn3の電位変化を大きく
するには、電流源Issに流れる電流i1を小さく設定す
るか、または、上記(2)のように、飽和領域動作させ
た各トランジスタP3,P4によって各抵抗R1,R2
を実現すればよい。 (4)基準電圧制御回路53を抵抗分圧によって基準電
圧Vrefを生成する回路に置き換える。この場合は、基
準電圧Vrefを入力ノードn1から入力される入力信号
に応じて動的に変化させる180゜移相器として機能が
なくなり、電流形センスアンプ21の利得が小さくなる
が、その他の作用および効果については上記第1実施形
態と同様である。
【0042】(5)基準電圧制御回路53を2組設け、
一方の基準電圧制御回路53の生成した基準電圧Vref
をトランジスタN1のゲートに入力し、他方の基準電圧
制御回路53の生成した基準電圧Vrefをトランジスタ
N3のゲートに入力する。この場合、上記(4)と同様
に、基準電圧制御回路53を抵抗分圧によって基準電圧
Vrefを生成する回路に置き換え、当該回路を2組設け
て各トランジスタN1,N3に別々に基準電圧Vrefを
供給してもよい。これにより、回路配置に柔軟性を持た
せることができる。
【0043】(6)各抵抗R1,R2を同じ抵抗値に設
定すると共に、各トランジスタN1,N3を同じ能力に
設定することにより、ノードn3と出力ノードn2の電
圧レベルを同じに設定する。そして、インバータIV1
の論理しきい値を第1実施形態よりも高めに設定する。
【0044】この場合には、一旦上昇した入力ノードn
1の電圧レベルが再び低くなったとき、出力ノードn2
の電圧レベルが半導体メモリにおけるデータのしきい値
に達してデータの論理レベルが「H」「L」いずれかに
確定する以前に、ノードn3の電圧レベルがインバータ
IV1の論理しきい値よりも低くなるように当該論理し
きい値を設定することにより、第1実施形態と同様のタ
イミングでトランジスタN4をオフさせることができ
る。
【0045】(7)上記(6)において、電流形センス
アンプ21の利得が十分に大きく、出力ノードn2の電
位変化がインバータIN1の論理レベルに対して十分に
大きい場合には、図4に示すように、出力ノードn2を
各インバータIV1,IV2を介してトランジスタN4
のゲートに接続する。この場合には、回路23を省くこ
とが可能になるため、電流形センスアンプ21の回路規
模を小さくすることができる。
【0046】(8)基本回路52を、入力信号電流i2
に対応して出力ノードn2の電圧を制御する電流−電圧
変換動作(電流センス動作)を行う適宜な構成の回路に
置き換える。この場合も、入力ノードn1の電圧レベル
をどれだけ定常領域に近づけるかは、基本回路52の出
力特性と回路23の出力特性との差異を設計段階で検討
して設定すればよく、回路23を基本回路52と同様の
構成にすれば、その設定は容易に行うことができる。
【0047】(9)図5に、第1実施形態の各部を変更
して具体化した第2実施形態の電流形センスアンプ31
の回路構成を示す。尚、第2実施形態の電流形センスア
ンプ31において、第1実施形態の電流形センスアンプ
21と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳
細な説明を省略する。
【0048】電流形センスアンプ31において、電流形
センスアンプ21と異なるのは以下の点である。 [1]線形領域動作させたNMOSトランジスタN5に
よって電流源Issが実現されている。電流形センスアン
プ31の動作時には、トランジスタN5のゲートである
ノードn4に電源Vccの電圧を印加してNMOSトラン
ジスタN5を線形領域動作させる。
【0049】[2]各抵抗R1,R2を構成する飽和領
域動作されたPMOSトランジスタP3,P4と電源V
ccとの間に、それぞれスイッチとしてのPMOSトラン
ジスタP5,P6が接続されている。各トランジスタP
5,P6のゲートにはそれぞれスイッチ信号φ2,φ3
が入力され、スイッチ信号φ2(φ3)によってトラン
ジスタP5(P6)がオンしたときに、基本回路52
(回路23)が動作する。つまり、半導体メモリの読み
出し動作時以外には基本回路52(回路23)を非動作
状態にして低消費電力化を図るようになっている。
【0050】ここで、各トランジスタP5,P6は線形
領域動作を行うが、各抵抗R1,R2にそれぞれ各トラ
ンジスタP5,P6のオン抵抗が加わるため、各トラン
ジスタP3,P4の飽和領域動作の効果を阻害しないよ
うに、各トランジスタP5,P6のサイズを大きく設定
しておく必要がある。
【0051】[3]各トランジスタP1,P2の間にP
MOSトランジスタP7が接続されており、トランジス
タP7のゲートには基準電圧制御回路53の生成した基
準電圧Vrefが入力されている。ここで、基準電圧Vref
はNMOSトランジスタN2のゲートとドレインとを接
続して生成されるため、NMOSトランジスタのしきい
値電圧Vtnの変動によって基準電圧Vrefも変動する。
また、各トランジスタP3,P4のゲートには基準電圧
Vrefが入力されて飽和領域動作されるため、各トラン
ジスタP3,P4を線形領域動作させた場合に比べて、
出力ノードn2およびノードn3の電圧はNMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧Vtnの変動の影響を受けやすく
なる。そこで、NMOSトランジスタのしきい値電圧V
tnの変動に伴って基準電圧Vrefの変動が生じる際に、
その基準電圧Vrefの変動をトランジスタP7によって
相補的に抑制する。その結果、出力ノードn2およびノ
ードn3の電位変化(出力特性)を安定化することがで
きる。
【0052】[4]入力ノードn1にクランパ回路32
が接続されている。クランパ回路32は、入力ノードn
1とアースとの間に直列接続された各NMOSトランジ
スタN6,N7から構成され、トランジスタN6のゲー
トにはスイッチ信号φ4が入力され、トランジスタN7
のゲートは入力ノードn1に接続されている。そして、
スイッチ信号φ4によってトランジスタN6がオンした
ときに、クランパ回路32が動作する。つまり、半導体
メモリの読み出し動作時以外にはクランパ回路32を非
動作状態にして低消費電力化を図るようになっている。
【0053】クランパ回路32は加速回路22を補助す
る機能を有し、入力ノードn1の電圧レベルをNMOS
トランジスタのしきい値電圧Vtn付近まで下げるため、
入力ノードn1の定常領域における電圧レベルがしきい
値電圧Vtnよりも低い場合に有効となる。
【0054】[5]入力ノードn1におけるクランパ回
路32の接続点と、トランジスタN1のソースと電流源
Issとの接続点(ノードn5)との間に、CMOS構成
のトランスファーゲート33が接続されている。トラン
スファーゲート33はスイッチ信号φ5,バーφ5に従
って開閉が切り替えられ、半導体メモリの書き込み動作
時には、入力ノードn1とトランジスタN1のソースお
よび電流源Isとの接続を切り離す。
【0055】尚、入力ノードn1とトランスファーゲー
ト33との間にはクランパ回路32が設けられているた
め、NMOSトランジスタのみでトランスファーゲート
33を構成してもよい。 (10)図6に、第2実施形態の電流形センスアンプ3
1におけるクランパ回路32を変更した第3実施形態の
回路構成を示す。
【0056】トランジスタN7とアースとの間にNMO
SトランジスタN8が接続されており、トランジスタN
8のゲートはトランジスタN7のソースに接続されてい
る。ここで、入力ノードn1の定常領域における電圧レ
ベルがNMOSトランジスタのしきい値電圧Vtnよりも
高い場合には、入力ノードn1の電圧レベルが電流形セ
ンスアンプ31の論理しきい値をまたがって下がること
があるが、トランジスタN8を設けることによりそれを
防止することができる。
【0057】(11)図7に、第3実施形態の電流形セ
ンスアンプ31におけるクランパ回路32を変更した第
4実施形態の回路構成を示す。第3実施形態において
は、入力ノードn1とアースとの間に、トランジスタN
6,N7,N8の順番で直列接続されている。それに対
して、第4実施形態においては、入力ノードn1とアー
スとの間に、トランジスタN7,N8,N6の順番で直
列接続されている。尚、第4実施形態の作用および効果
は第3実施形態のそれと同じである。
【0058】(12)図8に、第2実施形態の電流形セ
ンスアンプ31におけるクランパ回路32を変更した第
5実施形態の回路構成を示す。第2実施形態において
は、入力ノードn1とトランスファーゲート33との間
にクランパ回路32が設けられている。それに対して、
第5実施形態では、トランスファーゲート33とクラン
パ回路32の位置が入れ替えられ、入力ノードn1とク
ランパ回路32との間にトランスファーゲート33が設
けられている。
【0059】第2実施形態では、入力ノードn1に接続
されるビット線(図示略)の負荷容量が大きいことか
ら、ビット線になるべく近い箇所から電流を引き抜くた
めに、トランスファーゲート33の外側(ビット線側)
にクランパ回路32を設けてある。
【0060】しかし、トランスファーゲート33のオン
抵抗が十分に小さい場合(トランスファーゲート33を
構成するMOSトランジスタのサイズが十分に大きい場
合)、または、トランスファーゲート33を閉じたまま
クランパ回路32を動作させる必要がない場合には、第
5実施形態のようにしてもよい。尚、第5実施形態にお
いて、トランジスタN1のソースと電流源Issとの間の
ノードn5に対してクランパ回路32が機能する電圧領
域では加速回路22も同時に動作しているため、クラン
パ回路32の動作を停止する必要がなく、トランジスタ
N6を省いてトランジスタN7のみでクランパ回路32
を構成することができる。
【0061】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て以下に記載する。 (イ)請求項3〜5のいずれか1項に記載の電流形セン
スアンプにおいて、前記負性抵抗は、ゲートに基準電圧
を入力して飽和領域動作させたMOSトランジスタによ
って構成される電流形センスアンプ。
【0062】(ロ)上記(イ)に記載の電流形センスア
ンプにおいて、前記基準電圧を生成すると共に、当該基
準電圧を前記入力ノードの電圧に応じて動的に変化させ
る180゜移相器として機能する基準電圧制御回路を備
えた電流形センスアンプ。このようにすれば、基本回路
の負性抵抗を構成するMOSトランジスタのトランスコ
ンダクタンスを大きくすることにより、センスアンプの
高利得化を達成することができる。
【0063】(ハ)請求項3〜5,上記(イ),(ロ)
のいずれか1項に記載の電流形センスアンプにおいて、
前記電流源は、線形領域動作させたMOSトランジスタ
によって構成される電流形センスアンプ。このようにす
れば、電流源における電圧降下を小さくすることができ
るため、低電源電圧化に有利となる。
【0064】ところで、本出願人は、以下に説明するよ
うなメモリセル1を用いたフラッシュEEPROM(El
ectrically Erasable and Programmable Read Only Mem
ory)101を開発している。図9(a)は、メモリセ
ル1を用いたフラッシュEEPROM101のメモリセ
ルアレイ102の一部断面図である。
【0065】メモリセル(トランジスタ)1は、2つの
ソース・ドレイン領域3、チャネル領域4、2つの浮遊
ゲート電極5,6、制御ゲート電極7から構成されてい
る。P型単結晶シリコン基板2上にN型のソース・ドレ
イン領域3が形成されている。対称構造の2つのソース
・ドレイン領域3に挟まれたチャネル領域4上に、ゲー
ト絶縁膜8を介して、同一寸法形状の2つの浮遊ゲート
電極5,6が並べられて形成されている。各浮遊ゲート
電極5,6上にLOCOS法によって形成された絶縁膜
9およびトンネル絶縁膜10を介して制御ゲート電極7
が形成されている。絶縁膜9により、各浮遊ゲート電極
5,6の上部には突起部5a,6aが形成されている。
【0066】ここで、制御ゲート電極7の一部は、各絶
縁膜8,10を介してチャネル領域4上に配置され、選
択ゲート11を構成している。その選択ゲート11を挟
む各ソース・ドレイン領域3と選択ゲート11とによ
り、選択トランジスタ12が構成される。すなわち、メ
モリセル1は、浮遊ゲート電極5,6および制御ゲート
電極7と各ソース・ドレイン領域3とから構成される2
つのトランジスタと、当該各トランジスタ間に形成され
た選択トランジスタ12とが直列に接続された構成をと
る。
【0067】メモリセルアレイ(トランジスタアレイ)
102は、基板2上に形成された複数のメモリセル1に
よって構成されている。基板2上の占有面積を小さく抑
えることを目的に、隣合う各メモリセル1は、ソース・
ドレイン領域3を共通にして配置されている。
【0068】図9(b)は、メモリセルアレイ102の
一部平面図である。尚、図9(a)は、図9(b)にお
けるY−Y線断面図である。基板2上にはフィールド絶
縁膜13が形成され、そのフィールド絶縁膜13によっ
て各メモリセル1間の素子分離が行われている。
【0069】図9(b)の縦方向に配置された各メモリ
セル1のソース・ドレイン領域3は共通になっており、
そのソース・ドレイン領域3によってビット線が形成さ
れている。また、図9(b)の横方向に配置された各メ
モリセル1の制御ゲート電極7は共通になっており、そ
の制御ゲート電極7によってワード線が形成されてい
る。
【0070】図10に、メモリセル1を用いたフラッシ
ュEEPROM101の全体構成を示す。メモリセルア
レイ102は、複数のメモリセル1がマトリックス状に
配置されて構成されている。行方向に配列された各メモ
リセル1の制御ゲート電極7により、共通のワード線W
L1〜WLnが形成されている。列方向に配列された各メ
モリセル1のソース・ドレイン領域3により、共通のビ
ット線BL1〜BLnが形成されている。
【0071】つまり、メモリセルアレイ102は、共通
のワード線WL1〜WLnに接続された各メモリセル1の
浮遊ゲート電極5,6が直列に配置され、その回路が共
通のビット線BL1〜BLnに並列に接続されて成るAN
D−NOR型構成をとる。各ワード線WL1〜WLnはロ
ウデコーダ103に接続され、各ビット線BL1〜BLn
はカラムデコーダ104に接続されている。
【0072】外部から指定されたロウアドレスおよびカ
ラムアドレスは、アドレスピン105に入力される。そ
のロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスピン
105からアドレスラッチ107へ転送される。アドレ
スラッチ107でラッチされた各アドレスのうち、ロウ
アドレスはアドレスバッファ106を介してロウデコー
ダ103へ転送され、カラムアドレスはアドレスバッフ
ァ106を介してカラムデコーダ104へ転送される。
【0073】尚、アドレスラッチ107は、適宜省略し
てもよい。ロウデコーダ103は、アドレスラッチ10
7でラッチされたロウアドレスに対応した1本のワード
線WL1〜WLn(例えば、WLm)を選択し、各ワード
線WL1〜WLnの電位を後記する各動作モードに対応し
て制御する。つまり、各ワード線WL1〜WLnの電位を
制御することにより、各メモリセル1の制御ゲート電極
7の電位が制御される。
【0074】カラムデコーダ104は、アドレスラッチ
107でラッチされたカラムアドレスに対応した1本の
ビット線BL1〜BLn(例えば、BLm(図示略))を
選択するために、各ビット線BL1〜BLnの電位または
オープン状態を、後記する各動作モードに対応して制御
する。つまり、各ビット線BL1〜BLnの電位またはオ
ープン状態を制御することにより、各メモリセル1のソ
ース・ドレイン領域3の電位またはオープン状態が制御
される。
【0075】外部から指定されたデータは、データピン
108に入力される。そのデータは、データピン108
から入力バッファ109を介してカラムデコーダ104
へ転送される。カラムデコーダ104は、各ビット線B
L1〜BLnの電位またはオープン状態を、そのデータに
対応して後記するように制御する。
【0076】任意のメモリセル1から読み出されたデー
タは、ビット線BL1〜BLnからカラムデコーダ104
を介してセンスアンプ110へ転送される。センスアン
プ110は電流センスアンプである。カラムデコーダ1
04は、選択したビット線BL1〜BLnとセンスアンプ
110とを接続する。センスアンプ110で判別された
データは、出力バッファ111からデータピン108を
介して外部へ出力される。
【0077】尚、上記した各回路(103〜111)の
動作は制御コア回路112によって制御される。次に、
フラッシュEEPROM101の各動作モード(書き込
み動作、消去動作、読み出し動作)について、図11〜
図14を参照して説明する。尚、図11〜図13は図9
(a)の要部だけを図示したものであり、図14は図1
0の要部だけを図示したものである。
【0078】(a)書き込み動作(図11参照) ワード線WLmと各ビット線BLm,BLm+1との交点に
接続されたメモリセル1(以下、「1m(m)」と表記す
る)が選択され、そのメモリセル1m(m)の各浮遊ゲート
電極5,6のうち、浮遊ゲート電極6にデータを書き込
む場合について説明する。
【0079】メモリセル1m(m)の各ソース・ドレイン領
域3のうち、浮遊ゲート電極5に近い側のソース・ドレ
イン領域3(以下、「3a」と表記する)に対応するビ
ット線BLmは、センスアンプ110内に設けられた定
電流源110aを介して接地され、その電位は約1.2
Vにされる。
【0080】メモリセル1m(m)の各ソース・ドレイン領
域3のうち、浮遊ゲート電極6に近い側のソース・ドレ
イン領域3(以下、「3b」と表記する)に対応するビ
ット線BLm+1の電位は10Vにされる。また、選択さ
れたメモリセル1m(m)以外の各メモリセル1のソース・
ドレイン領域3に対応する各ビット線(BL1…BLm-
1,BLm+2…BLn)の電位は3Vにされる。
【0081】メモリセル1m(m)の制御ゲート電極7に対
応するワード線WLmの電位は2Vにされる。また、選
択されたメモリセル1m(m)以外の各メモリセル1の制御
ゲート電極7に対応する各ワード線(WL1…WLm-1,
WLm+1…WLn)の電位は0Vにされる。メモリセル1
m(m)において、選択トランジスタ12の閾値電圧Vth
は約0.5Vである。従って、メモリセル1m(m)では、
ソース・ドレイン領域3a中の電子が反転状態のチャネ
ル領域4中へ移動する。そのため、ソース・ドレイン領
域3bからソース・ドレイン領域3aに向かってセル電
流Iwが流れる。一方、ソース・ドレイン領域3bの電
位は10Vであるため、ソース・ドレイン領域3bと浮
遊ゲート電極6との間の静電容量を介したカップリング
により、浮遊ゲート電極6の電位が持ち上げられて10
Vに近くなる。そのため、チャネル領域4と浮遊ゲート
電極6の間には高電界が生じる。従って、チャネル領域
4中の電子は加速されてホットエレクトロンとなり、図
11の矢印Cに示すように、浮遊ゲート電極6へ注入さ
れる。その結果、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート電極6
に電荷が蓄積され、1ビットのデータが書き込まれて記
憶される。
【0082】このとき、ソース・ドレイン領域3aと浮
遊ゲート電極5との間の静電容量を介したカップリング
により、浮遊ゲート電極5の電位が持ち上げられて約
1.2Vに近くなる。しかし、この程度の低い電位で
は、浮遊ゲート電極5へ実質的にホットエレクトロンが
注入されることはない。つまり、メモリセル1m(m)にお
いては、浮遊ゲート電極6だけにホットエレクトロンが
注入される。
【0083】また、ワード線WLmと各ビット線BLm-
1,BLmとの交点に接続されたメモリセル1(以下、
「1m(m-1)」と表記する)のソース・ドレイン領域3間
にもセル電流Iwが流れる。しかし、メモリセル1m(m-
1)において、ビット線BLm-1に対応するソース・ドレ
イン領域3の電位は3Vであるため、各浮遊ゲート電極
5,6の電位が持ち上げられることはない。そのため、
メモリセル1m(m-1)の各浮遊ゲート電極5,6へホット
エレクトロンが注入されることはなく、メモリセル1m
(m-1)にデータが書き込まれることはない。
【0084】そして、ワード線WLmと各ビット線BLm
+1,BLm+2との交点に接続されたメモリセル1(以
下、「1m(m+1)」と表記する)については、ビット線B
Lm+2に対応するソース・ドレイン領域3の電位が3V
であり、制御ゲート電極7(ワード線WLm)の電位
(=2V)より高いため、各ソース・ドレイン領域3間
にセル電流が流れない。そのため、メモリセル1m(m+1)
の各浮遊ゲート電極5,6へホットエレクトロンが注入
されることはなく、メモリセル1m(m+1)にデータが書き
込まれることはない。
【0085】尚、ワード線WLmに接続されたメモリセ
ル1m(m),1m(m-1),1m(m+1)以外の各メモリセル1に
ついても、メモリセル1m(m+1)と同様の理由により、デ
ータが書き込まれることはない。従って、前記した書き
込み動作は、選択されたメモリセル1m(m)の浮遊ゲート
電極6だけに行われる。
【0086】ここで、ソース・ドレイン領域3b,3a
間に流れるセル電流Iwの値と、書き込み動作の時間
(浮遊ゲート電極6へのホットエレクトロンの注入時
間)とを最適化することにより、メモリセル1m(m)の浮
遊ゲート電極6に蓄積される電荷量を最適化する。
【0087】具体的には、メモリセル1m(m)の浮遊ゲー
ト電極6に蓄積される電荷量を、従来のメモリセル20
1の浮遊ゲート電極206に蓄積される電荷量に比べて
少なく設定し、過剰書き込み状態にならないようにす
る。書き込み動作において、従来のメモリセル201の
ソース領域203の電位が12Vに設定されているのに
対し、メモリセル1m(m)のソース・ドレイン領域3b
(ビット線BLm+1)の電位が10Vと低く設定されて
いるのは、過剰書き込み状態にならないようにするため
である。
【0088】ところで、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート
電極6にデータを書き込む場合に、既に浮遊ゲート電極
5にデータが書き込まれている場合がある。この場合
に、浮遊ゲート電極5に多量の電荷が蓄積されて過剰書
き込み状態になっていると、浮遊ゲート電極5直下のチ
ャネル領域4が完全なオフ状態になり、ソース・ドレイ
ン領域3b,3a間にセル電流Iwが流れなくなる。そ
こで、浮遊ゲート電極5にデータを書き込む際にも、前
記した浮遊ゲート電極6の場合と同様に、浮遊ゲート電
極5に蓄積される電荷量を少なくし、過剰書き込み状態
にならないようにする。そうすれば、浮遊ゲート電極5
にデータが書き込まれている場合でも、浮遊ゲート電極
5直下のチャネル領域4が完全なオフ状態になることは
なく、ソース・ドレイン領域3b,3a間にセル電流I
wが流れる。
【0089】逆に言えば、浮遊ゲート電極6にデータを
書き込む際に必要な値のセル電流Iwが流れるように、
浮遊ゲート電極5に蓄積される電荷量を設定しておくわ
けである。つまり、前記した浮遊ゲート電極6に蓄積さ
れる電荷量を、浮遊ゲート電極5にデータを書き込む際
に必要な値のセル電流Iwが流れる程度に少なく設定し
ておくわけである。
【0090】尚、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート電極5
にデータを書き込む場合は、ソース・ドレイン領域3b
に対応するビット線BLm+1がセンスアンプ110内に
設けられた定電流源110aを介して接地され、ソース
・ドレイン領域3aに対応するビット線BLmの電位が
10Vにされる。その他の電位条件については、メモリ
セル1m(m)の浮遊ゲート電極6にデータを書き込む場合
と同様である。
【0091】従って、この書き込み動作は、選択された
1つのメモリセル1について、その各浮遊ゲート電極
5,6毎に行うことができる。 (c)消去動作(図12参照) ワード線WLmに接続された全てのメモリセル1の各浮
遊ゲート電極5,6に記憶されたデータが消去される場
合について説明する。
【0092】全てのビット線BL1〜BLnの電位は0V
にされる。ワード線WLmの電位は15Vにされる。ま
た、ワード線WLm以外の各ワード線(WL1…WLm+
1,WLm+1…WLn)の電位は0Vにされる。各ソース
・ドレイン領域3a,3bおよび基板2と各浮遊ゲート
電極5,6との間の静電容量と、制御ゲート電極7と各
浮遊ゲート電極5,6の間の静電容量とを比べると、前
者の方が圧倒的に大きい。つまり、各浮遊ゲート電極
5,6は、各ソース・ドレイン領域3a,3bおよび基
板2と強くカップリングしている。そのため、制御ゲー
ト電極7が15V、各ソース・ドレイン領域3a,3b
が0Vになっても、各浮遊ゲート電極5,6の電位は0
Vからあまり変化せず、制御ゲート電極7と各浮遊ゲー
ト電極5,6の電位差が大きくなり、制御ゲート電極7
と各浮遊ゲート電極5,6の間に高電界が生じる。
【0093】その結果、FNトンネル電流が流れ、図1
2の矢印Dに示すように、各浮遊ゲート電極5,6中の
電子が制御ゲート電極7側へ引き抜かれて、各メモリセ
ル1に記憶されたデータの消去が行われる。このとき、
各浮遊ゲート電極5,6には突起部5a,6aが形成さ
れているため、各浮遊ゲート電極5,6中の電子は突起
部5a,6aから飛び出して制御ゲート電極7側へ移動
する。従って、電子の移動が容易になり、各浮遊ゲート
電極5,6中の電子を効率的に引き抜くことができる。
【0094】尚、複数のワード線WL1〜WLnを同時に
選択することにより、その各ワード線に接続されている
全てのメモリセル1に対して消去動作を行うこともでき
る。このように、メモリセルアレイ102を複数組のワ
ード線WL1〜WLn毎の任意のブロックに分けてその各
ブロック単位でデータの消去を行う消去動作は、ブロッ
ク消去と呼ばれる。
【0095】(c)読み出し動作(図13および図14
参照) メモリセル1m(m)が選択され、そのメモリセル1m(m)の
各浮遊ゲート電極5,6のうち、浮遊ゲート電極6から
データが読み出される場合について説明する。メモリセ
ル1m(m)のソース・ドレイン領域3aに対応するビット
線BLmの電位は3Vにされる。
【0096】メモリセル1m(m)のソース・ドレイン領域
3bに対応するビット線BLm+1の電位は0Vにされ
る。また、選択されたメモリセル1m(m)以外の各メモリ
セル1のソース・ドレイン領域3に対応する各ビット線
(BL1…BLm-1,BLm+2…BLn)は、オープン状態
にされる。
【0097】メモリセル1m(m)の制御ゲート電極7に対
応するワード線WLmの電位は4Vにされる。また、選
択されたメモリセル1m(m)以外の各メモリセル1の制御
ゲート電極7に対応する各ワード線(WL1…WLm+1,
WLm+1…WLn)の電位は0Vにされる。
【0098】メモリセル1m(m)において、ソース・ドレ
イン領域3aが3Vにされると、ソース・ドレイン領域
3aと浮遊ゲート電極5との間の静電容量を介したカッ
プリングにより、浮遊ゲート電極5の電位が持ち上げら
れて3Vに近くなる。その結果、浮遊ゲート電極5に蓄
積された電荷の有無に関係なく、浮遊ゲート電極5直下
のチャネル領域4はオン状態になる。
【0099】前記したように、消去状態にある浮遊ゲー
ト電極6には電荷が蓄積されていない。それに対して、
前記したように、書き込み状態にある浮遊ゲート電極6
には電荷が蓄積されている。従って、消去状態にある浮
遊ゲート電極6直下のチャネル領域4はオン状態になっ
ており、書き込み状態にある浮遊ゲート電極6直下のチ
ャネル領域4はオフ状態に近くなっている。
【0100】そのため、制御ゲート電極7に4Vが印加
されたとき、ソース・ドレイン領域3aからソース・ド
レイン領域3bに向かって流れるセル電流Irは、浮遊
ゲート電極6が消去状態にある場合の方が、書き込み状
態にある場合よりも大きくなる。
【0101】このセル電流Irの値をセンスアンプ11
0で検出することにより、メモリセル1m(m)の浮遊ゲー
ト電極6に記憶されたデータの値を読み出すことができ
る。例えば、消去状態の浮遊ゲート電極6のデータの値
を「1」、書き込み状態の浮遊ゲート電極6のデータの
値を「0」として読み出しを行う。ちなみに、この場
合、センスアンプ110をソース・ドレイン領域3b側
に接続して、セル電流Irを検出してもよい。
【0102】尚、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート電極5
からデータを読み出す場合は、ソース・ドレイン領域3
bに対応するビット線BLm+1の電位が3Vにされ、ソ
ース・ドレイン領域3aに対応するビット線BLmの電
位が0Vにされる。その他の電位条件またはオープン状
態については、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート電極6か
らデータを読み出す場合と同様である。
【0103】つまり、選択されたメモリセル1m(m)につ
いて、その各浮遊ゲート電極5,6のいずれか一方に、
消去状態のデータ値「1」と、書き込み状態のデータ値
「0」の2値(=1ビット)を記憶させ、そのデータ値
を読み出すことができる。このように、フラッシュEE
PROM101の読み出し動作において、メモリセル1
m(m)の浮遊ゲート6からデータを読み出す場合はビット
線BLmの電位が3V、ビット線BLm+1の電位が0Vに
される。そして、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート5から
データを読み出す場合はビット線BLm+1の電位が3V
にされ、ビット線BLmの電位が0Vにされる。
【0104】従って、センスアンプ110として第1ま
たは第2実施形態の電流形センスアンプ21,31を用
いた場合、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート6からデータ
を読み出し、その次に、メモリセル1m(m)の浮遊ゲート
5からデータを読み出す際には、ビット線BLmに接続
される入力ノードn1の電圧レベルが過渡的に定常領域
より離れた電圧(=3V)になる。しかし、上記したよ
うに、電流形センスアンプ21,31によれば、入力ノ
ードn1の電圧レベルが過渡的に定常領域より離れた電
圧になる場合でも、電流形センスアンプ21,31の高
利得を維持した上で読み出し動作を高速化することがで
きる。そのため、電流形センスアンプ21,31をフラ
ッシュEEPROM101のセンスアンプ110に適用
すれば、上記した電流形センスアンプ21,31の効果
を十分に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の構成を表す
回路図。
【図2】第1実施形態の動作を説明するためのタイミン
グチャート。
【図3】第1実施形態を一部変更した別の実施形態の要
部構成を表す回路図。
【図4】第1実施形態を一部変更した別の実施形態の構
成を表す回路図。
【図5】第1実施形態を変更した第2実施形態の構成を
表す回路図。
【図6】第2実施形態を一部変更した第3実施形態の構
成を表す回路図。
【図7】第3実施形態を一部変更した第4実施形態の構
成を表す回路図。
【図8】第2実施形態を一部変更した第5実施形態の構
成を表す回路図。
【図9】図9(b)はフラッシュEEPROMのメモリ
セルアレイの一部平面図、図9(a)は図9(b)のY
−Y線断面図。
【図10】図9に示すフラッシュEEPROMのブロッ
ク回路図。
【図11】図9に示すフラッシュEEPROMの作用を
説明するための要部断面図。
【図12】図9に示すフラッシュEEPROMの作用を
説明するための要部断面図。
【図13】図9に示すフラッシュEEPROMの作用を
説明するための要部断面図。
【図14】図9に示すフラッシュEEPROMの作用を
説明するための要部回路図。
【図15】従来の形態の構成を表す回路図。
【符号の説明】
21,31…電流形センスアンプ 22…加速回路 32…クランパ回路 33…トランスファーゲート 52…基本回路 53…基準電圧制御回路 Vcc…電源 Iss…電流源 N5…電流源を構成するNMOSトランジスタ R1,R2…負荷抵抗 P3,P4…負荷抵抗を構成するPMOSトランジスタ N1,N3…負性抵抗を構成するNMOSトランジスタ Vref…基準電圧 N4…電圧降下手段としてのNMOSトランジスタ n1…入力ノード n2…出力ノード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センスアンプの入力ノードの電圧を、電
    流センス動作の定常状態で当該入力ノードが取り得る電
    圧領域または当該電圧領域の近傍まで近づける加速回路
    を備えたセンスアンプ。
  2. 【請求項2】 入力ノードから入力された入力信号電流
    に対応して出力ノードの電圧を制御する電流−電圧変換
    により電流センス動作を行う基本回路と、基本回路の入
    力ノードの電圧を、基本回路における電流センス動作の
    定常状態 で入力ノードが取り得る電圧領域または当該電圧領域の
    近傍まで近づける加速回路とを備えたセンスアンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のセンスアンプにおい
    て、 前記基本回路は、電源と電流源との間に直列接続された
    負荷抵抗および負性抵抗から構成され、負性抵抗と電流
    源との間の入力ノードから入力された入力信号電流に対
    応して、負荷抵抗と負性抵抗との間の出力ノードの電圧
    を制御するセンスアンプ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のセンスアンプにおい
    て、 前記加速回路は、前記入力ノードから電流を引き抜くこ
    とによって入力ノードの電圧を下げる電圧降下手段を備
    えたセンスアンプ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のセンスアンプにおい
    て、 前記加速回路は、電源と前記電圧降下手段との間に直列
    接続された加速用の負荷抵抗および負性抵抗を備え、加
    速用の負荷抵抗と負性抵抗との間のノードの電圧に従っ
    て前記電圧降下手段を制御するセンスアンプ。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載のセ
    ンスアンプにおいて、 前記負荷抵抗は、飽和領域動作させたMOSトランジス
    タによって構成されるセンスアンプ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のセ
    ンスアンプにおいて、 前記入力ノードとビット線との接続を切り離すトランス
    ファーゲートを備えたセンスアンプ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のセ
    ンスアンプにおいて、 前記入力ノードの電圧を下げることで前記加速回路の機
    能を補助するクランパ回路を備えたセンスアンプ。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれか1項に記載のセ
    ンスアンプにおいて、 前記負荷抵抗と電源との間に、線形領域動作させたMO
    Sトランジスタによって構成されるスイッチが接続され
    たセンスアンプ。
JP11564498A 1998-04-24 1998-04-24 センスアンプ Pending JPH11306777A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001308654A (ja) * 2000-03-24 2001-11-02 Agere Systems Guardian Corp フィードバックによって電子回路に単方向性を付与する方法および回路
KR100372684B1 (ko) * 2000-12-18 2003-02-15 삼성전기주식회사 메모리셀 값 판독용 센스앰프
US7071772B2 (en) 2004-01-10 2006-07-04 Hynix Semiconductor Inc. Differential amplifier
US7307877B2 (en) * 2003-06-27 2007-12-11 Dialog Imaging Systems Inc. Natural analog or multilevel transistor DRAM-cell

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