JPH11306457A - 感知器ベース - Google Patents

感知器ベース

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JPH11306457A
JPH11306457A JP12389798A JP12389798A JPH11306457A JP H11306457 A JPH11306457 A JP H11306457A JP 12389798 A JP12389798 A JP 12389798A JP 12389798 A JP12389798 A JP 12389798A JP H11306457 A JPH11306457 A JP H11306457A
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Kazuyoshi Sakurai
和義 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種類の電線接続端子付連結端子のみで足
り、且つブレード状の部分が折れ曲がりにくく、更に感
知器ヘッドの連結をスムーズに行えるようにする。 【解決手段】 電線接続端子付連結端子9を、連結端子
となるブレード状の部分9bの先端部を感知器ベース1
に固定すると共に、電線接続端子となる箱形の部分側を
箱形の部分の両側部に設けた突起と感知器ベース1に対
立設した、対向面に凹部を有する係止片6、6とによっ
て構成される嵌合係止手段をもって固定し、これらをも
って感知器ベース1に固定する。また、ブレード状の部
分9bを、連結操作時に感知器ヘッドの連結端子に当接
する側の部分から折り返して重合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙や熱を検出する
感知器の感知器ヘッドを着脱自在に取り付けるための感
知器ベースに関する。
【0002】
【従来の技術】感知器は、天井面に固定する感知器ベー
スと、この感知器ベースに着脱自在に取り付ける感知器
ヘッドとからなり、予め天井面に感知器ベースを固定
し、感知器ヘッドをこれに合わせて一定方向に回し、両
者を連結するものである。
【0003】そしてまた、該感知器は、感知器ベースの
ブレード状の連結端子に火災受信機等に接続される電線
を接続するが、従来はブレード状の連結端子とは別体に
電線接続端子を製作し、該電線接続端子を介して電線を
接続していた。
【0004】斯かる場合には、通電用の部材としてブレ
ード状の連結端子と、これとは別体の電線接続端子とい
う2種類の部品を別個に製作しなければならず、また感
知器ベースへの組み付けにも手数を要するという問題点
がある。
【0005】この点を改善すべく、本発明者は、先に一
枚の金属板によりこれを折曲し、ブレード状の連結端子
部と電線接続端子部とを一体的に形成して電線接続端子
付連結端子とした連結端子を用いることにより上記問題
点を解決した感知器を案出した。
【0006】該感知器は特開平9−153188号公報
に示されている通りであり、これを図13乃至図16を
もって簡単に説明する。
【0007】図13は感知器ベースの底面図、図14は
図13中D−D線断面図、図15は電線接続端子付連結
端子の底面図、図16は感知器ヘッドの正面図である。
【0008】図中、100は感知器ベース、101は電
線引き込み孔、102は円周方向の長孔103を連成し
た取付ネジの挿通孔、104は後記感知器ヘッドの連結
端子が係合するときに入り込む円周方向の細長い凹部、
105は後記電線接続端子付連結端子の電線接続端子部
分を収める凹部である。106は止めネジ107をねじ
込むための小孔である。
【0009】108、109は電線接続端子付連結端子
であり、連結端子の突出方向と電線接続端子への電線の
差し込み方向が一致するものが前者であり、そうでな
く、直角となったものが後者である。
【0010】ここでは前者の電線接続端子付連結端子1
08について説明する。該連結端子は、一枚の金属板を
折曲し、断面コ字形の部分108aと、それの底部10
8a′から直角に伸び出すブレード状の部分108bと
を形成し、断面コ字形の部分108aを電線接続端子と
し、ブレード状の部分108bを連結端子とするもので
ある。
【0011】また、ブレード状の部分108bには基部
寄りの部分にネジ挿通孔108b′を穿設すると共に略
中央部に後記感知器ヘッドの連結端子における小突起が
嵌入する孔108b″を穿設し、一方断面コ字形の部分
108aには端子バネ110を内装している。また、該
端子バネ110は一枚のバネ板を、その一端側を丁字状
に、また他端側をS字状に折曲して形成したものであ
る。尚、110aは丁字状の部分、110bはS字状の
部分である。
【0012】そしてまた、断面コ字形の部分108aに
は、電線挿入孔111がブレード状の部分108bと同
一方向になるようにして端子板112を被せている。ま
た、113は感知器ヘッド、114は感知器ヘッドの連
結端子である。115は連結端子114の小突起であ
る。該小突起115は感知器ベースの連結端子における
ブレード状の部分の孔に嵌入して係止するものである。
【0013】然して、電線Lの芯線L1 を端子板112
の電線挿入孔111から差し込むと、芯線L1 は端子バ
ネ110の作用によって電線接続端子は連結端子108
の断面コ字形の部分108aに接触するように押し付け
られ、これにより連結端子を構成するブレード状の部分
108bは、断面コ字形の部分108aを介して電線と
電気的に接続されるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】斯くの如く構成した感
知器は、充分に当初の目的を達成することができる。し
かし、また使用する上において若干の改善すべき点のあ
ることも判明した、その第1点は、前記の如く電線接続
端子付連結端子を2種類(108、109)必要とする
ことから、コストアップにつながるという点である。
【0015】即ち、該感知器による感知器ベースの場
合、図13に鎖線で示す如く同一の連結端子108のみ
で構成しようとすると、隣接する連結端子同志がぶつか
ってしまい、スペース的に無理がある。このため必然的
に連結端子の突出方向と電線接続端子への電線の差し込
み方向が一致するものとそうでないものとの2種類を必
要とした。
【0016】また、第2点は、電線接続端子付連結端子
を止めネジ107の1本で止めるものであるから固定が
不充分であり、而もブレード状の部分は先端部が固定さ
れておらず、不安定であるから、連結操作時に感知器ヘ
ッドを抜き差しする方向にブレード状の部分が折れ曲が
り易いことである。
【0017】また、第3点は、連結端子が金型による型
抜き加工によって製作するものであることから、全体的
に縁の部分にバリが発生し、そしてブレード状の部分の
先端部から折り返したものであるから、ブレード状の部
分の側縁のバリが感知器ヘッドを側方から連結するとき
に支障となる点である。
【0018】即ち、感知器ベース100に感知器ヘッド
113を連結するとき、感知器ヘッド113の連結端子
114における小突起115が、感知器ベース100の
連結端子108、109におけるブレード状の部分の縁
に発生しているバリ(図示せず。)に引っ掛かり、スム
ーズに連結操作することができず、最悪の場合は連結端
子を破損することもあるという点である。
【0019】本発明は斯かる点を改善し、よりコストを
下げ且つ連結端子の全体的な強度を高めてブレード状の
部分の折れ曲がりを防ぎ、更に感知器ベースへの感知器
ヘッドの連結操作をスムーズに行うことができるように
なした感知器ベースを提供せんとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、感知器ヘッドを着脱自在に取り付ける感
知器ベースにおいて、該感知器ベースに固定する通電用
の部材として、一枚の金属板によりこれを折曲し、押圧
固定用の端子バネを内装する、電線接続端子となる一方
が開放する箱形の部分と、それから伸び出す連結端子と
なるブレード状の部分とを一体的に形成した電線接続端
子付連結端子を用い、該電線接続端子付連結端子を、ブ
レード状の部分の先端部を感知器ベースに固定すると共
に、箱形の部分側を、感知器ベースに設けた嵌合係止手
段とによって固定することにより感知器ベースに固定す
るようになしたことを特徴とする感知器ベースにある。
【0021】また、前記嵌合係止手段は、箱形の部分の
両側部に設けた突起又は凹部と、感知器ヘッドに対立設
し、対向面に凹部又は突起を設けた係止片とによって構
成するようにしてもよい。
【0022】また、電線接続端子付連結端子におけるブ
レード状の部分を、連結操作時に感知器ヘッドの連結端
子に当接する側の部分から折り返して重合するようにし
てもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。。図1は本発明における感
知器ベースの底面図、図2は図1中A−A線断面図、図
3は感知器ベースの平面図、図4は電線接続端子付連結
端子を装着した状態の感知器ベースの底面図、図5は図
4中B−B線断面図、図6は電線接続端子付連結端子の
正面図、図7は同左側面図、図8は同右側面図、図9は
同平面図、図10は図9中C−C線断面図、図11は同
底面図、図12は同展開状態の平面図である。
【0024】1は感知器ベース、2は電線引き込み孔、
3は円周方向の長孔4を連成した取付ネジの挿通孔、5
は感知器ヘッド(図示せず。)の連結端子が係合すると
きに入り込む円周方向の細長い凹部である。
【0025】6、6は感知器ベース1における前記凹部
5の内側に対立設した係止片である。該係止片6、6と
後記電線接続端子付連結端子における電線接続端子側の
両側部に設けた突起又は凹部とによって嵌合係止手段を
構成し、電線接続端子付連結端子における電線接続端子
側を感知器ベースに固定するものである。また、該係止
片6、6は弾性を有し且つ対向面に後記電線接続端子付
連結端子における電線接続端子側の両側部に設けた突起
を嵌合する凹部6aを設けている。また、前記感知器ベ
ース1の該係止片6、6で挟まれた後記電線接続端子付
連結端子を固定する部分1aは、内側が高くなるように
して傾斜させている。
【0026】また、本実施形態では、該係止片6、6に
凹部6aを設け、電線接続端子側に突起を設ける場合を
示しているが、これを逆にしてもよい。
【0027】7は感知器ベース1における前記凹部5の
外側に設けた雌ネジを形成してない小孔であり、この小
孔7に止めネジ8をねじ込むことにより、螺合状態を形
成するものである。また、該止めネジ8により後記電線
接続端子付連結端子におけるブレード状の部分の先端を
固定するものである。尚、本実施形態では止めネジによ
る固定手段を示したが、この他の適宜の固定手段を用い
てもよい。
【0028】9は電線接続端子付連結端子である。ま
た、該電線接続端子付連結端子9は、一枚の金属板を折
曲し、一方が開放する箱形の部分9aと、それの底部9
a′から直角よりやや傾斜して伸び出すブレード状の部
分9bを形成し、箱形の部分9aを電線接続端子とし、
ブレード状の部分9bを連結端子とするものである。そ
してまた、該ブレード状の部分9bは、連結操作時に感
知器ヘッドの連結端子に当接する側の部分から折り返し
て重合する。
【0029】また、ブレード状の部分9bには、先端寄
りの部分に前記止めネジ8を挿通するネジ挿通孔9b′
を穿設すると共に、略中央部に感知器ヘッドの連結端子
における小突起が嵌入する孔9b″を穿設し、一方箱形
の部分9aには端子バネ10を内装している。また、該
端子バネ10は一枚のバネ板を、その一端側を丁字状
に、また他端側をS字状に折曲して形成したものであ
る。尚、10aは丁字状の部分、10bはS字状の部分
である。また、端子バネ10の形状は本実施形態のもの
に限定する必要はない。
【0030】そしてまた、箱形の部分9aには、電線挿
入孔11がブレード状の部分9bと同一方向になるよう
にして端子カバー12を被せている。また、該端子カバ
ー12には、両側部に前記係止片6、6とをもって嵌合
係止手段を構成する突起12a、12aを設けている。
更にまた、該端子カバー12の前記連結端子のブレード
状の部分9bと反対側の下端部は斜めに切欠している。
【0031】然して、電線Lの芯線L1 を端子カバー1
2の電線挿入孔11から差し込むと、芯線L1 は端子バ
ネ10の作用によって電線接続端子付連結端子9の箱形
の部分9aに接触するように押し付けられ、これにより
連結端子を構成するブレード状の部分9bは、箱形の部
分9aを介して電線と電気的に接続されるものである。
【0032】そしてまた、電線接続端子付連結端子を、
連結端子を構成するブレード状の部分9bの先端部を止
めネジ8によって感知器ベース1に固定すると共に、電
線接続端子を構成する箱形の部分9a側を感知器ベース
1に設けた係止片6、6と突起12a、12aとによっ
て構成する嵌合係止手段によって固定することにより、
感知器ベース1に固定したものであるから、感知器ベー
スの組み立て時の作業性を向上させながら、連結端子を
小型化して配置上のスペースを確保し、併せて感知器ヘ
ッドの連結操作時の必要強度を確保することができる。
【0033】また、ブレード状の部分9bは、連結操作
時に感知器ヘッドの連結端子に当接する側の部分から折
り返して重合しているから、感知器ヘッドの連結端子を
ブレード状の部分9bに係合させるときに、バリによる
支障が起きず、スムーズに行うことができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、電線接続端子付連結端子を後部への張り出しを少な
くして小型化し、配置上のスペースを確保することがで
きる。したがって、同一の連結端子でも隣接して設置す
ることが可能となり、一種類の連結端子のみを製作すれ
ば足りる。
【0035】また、電線接続端子付連結端子は、ブレー
ド状の部分の先端部を感知器ベースに固定すると共に、
箱形の部分側を感知器ベースに設けた嵌合係止手段をも
って固定することにより感知器ベースに固定するもので
あるから、二重の固定により強度が増大し、連結操作時
にブレード状の部分が折れ曲がりにくくなる。
【0036】また、連結端子のブレード状の部分を、連
結操作時に感知器ヘッドの連結端子に当接する側の部分
から折り返して重合するようにすれば、感知器ヘッドの
連結端子をブレード状の部分に係合させるときに、バリ
による支障が起きず、スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における感知器ベースの底面図である。
【図2】図1中A−A線断面図である。
【図3】感知器ベースの平面図である。
【図4】電線接続端子付連結端子を装着した状態の感知
器ベースの底面図である。
【図5】図4中B−B線断面図である。
【図6】電線接続端子付連結端子の正面図である。
【図7】電線接続端子付連結端子の左側面図である。
【図8】電線接続端子付連結端子の右側面図である。
【図9】電線接続端子付連結端子の平面図である。
【図10】図9中C−C線断面図である。
【図11】電線接続端子付連結端子の底面図である。
【図12】電線接続端子付連結端子の展開状態の平面図
である。
【図13】本発明者が先に案出した感知器における感知
器ベースの底面図である。
【図14】図13中D−D線断面図である。
【図15】電線接続端子付連結端子の底面図である。
【図16】感知器ヘッドの正面図である。
【符号の説明】
1 感知器ベース 2 電線引き込み孔 5 凹部 6、6 嵌合手段としての係止片 8 止めネジ 9 電線接続端子付連結端子 9a 箱形の部分 9b ブレード状の部分 10 端子バネ 11 電線挿入孔 12 端子カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感知器ヘッドを着脱自在に取り付ける感
    知器ベースにおいて、該感知器ベースに固定する通電用
    の部材として、一枚の金属板によりこれを折曲し、押圧
    固定用の端子バネを内装する、電線接続端子となる一方
    が開放する箱形の部分と、それから伸び出す連結端子と
    なるブレード状の部分とを一体的に形成した電線接続端
    子付連結端子を用い、該電線接続端子付連結端子を、ブ
    レード状の部分の先端部を感知器ベースに固定すると共
    に、箱形の部分側を、感知器ベースに設けた嵌合係止手
    段によって固定することにより感知器ベースに固定する
    ようになしたことを特徴とする感知器ベース。
  2. 【請求項2】 嵌合係止手段を、電線接続端子付連結端
    子における箱形の部分の両側部に設けた突起又は凹部
    と、感知器ベースに対立設し、対向面に凹部又は突起を
    設けた係止片とによって構成してなる請求項1記載の感
    知器ベース。
  3. 【請求項3】 電線接続端子付連結端子におけるブレー
    ド状の部分を、連結操作時に感知器ヘッドの連結端子に
    当接する側の部分から折り返して重合してなる請求項1
    又は2記載の感知器ベース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111508188A (zh) * 2020-05-09 2020-08-07 许春生 一种烟雾检测传感器

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