JPH11306104A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH11306104A
JPH11306104A JP10115273A JP11527398A JPH11306104A JP H11306104 A JPH11306104 A JP H11306104A JP 10115273 A JP10115273 A JP 10115273A JP 11527398 A JP11527398 A JP 11527398A JP H11306104 A JPH11306104 A JP H11306104A
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JP
Japan
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mail
received
destination
communication
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JP10115273A
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English (en)
Inventor
Katsuji Aihara
勝治 相原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子メールを受取る側において、
電子メールの受信時刻ではなく送信元からの送信時刻に
基づいて通信履歴を印字するようにして、受信した電子
メールの順序を容易に把握することができる通信装置を
提供することを目的とするものである。 【解決手段】 電子メールに付加された情報から取り出
された電子メールの送信時刻を本ファクシミリ装置1の
受信時刻とし、プロッター部9によって電子メールの通
信管理レポートを印字出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置に関し、
詳しくは、LAN用のインターフェースを有し、LAN
用のインターフェースによって画像データを電子メール
形式に変換して該電子メールを送受信可能な通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、LAN(Local Area Network)内
に通信装置の1つであるファクシミリ装置をLAN用の
インターフェースを介して配設し、公衆回線を介して受
信した画像データまたはスキャナー装置によって読み取
った画像データをLAN用のインターフェースによって
電子メール形式に変換した後、ネットワークを介して指
定した宛先に送信したり、ネットワークを介して電子メ
ールをLAN用のインターフェースで受信して記録紙に
印字出力するようにしている。この際、ネットワーク上
に配設されたメールサーバに電子メールを一旦蓄積し
て、所謂蓄積交換によって電子メールを送受信するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子メール通信にあっては、ネットワーク上
に配設されたメールサーバで蓄積交換によって指定され
た宛先に電子メールを送るようになっているため、例え
ば、分散型のストアー・アンド・フォワード方式による
電子システムにあっては、公衆回線による通信時のよう
に送信元のファクシミリ装置の送信時刻が送信先のファ
クシミリ装置の受信時刻と同じであるということになら
ないため、関連する複数のファイルで電子メールのやり
取りをした場合等には、着信順序が異なってしまうこと
があった。
【0004】このため、通信管理レポートに通信履歴を
そのまま印字して出力すると、実際の送信時刻と受信時
刻が不一致となって正確な受信履歴を得ることができな
いという問題があった。また、着信順序が異なる複数の
電子メールを印字すると、ファイルの順序の整理も大変
に面倒なものとなってしまうという問題も発生してしま
った。
【0005】また、送受信する電子メールには、目的の
宛先(TO宛先)に送信する場合や参考程度の宛先(C
C宛先やBCC宛先)に送信する場合があるが、これら
の宛先に送信する場合やこれらの宛先から受信したこと
を容易に把握することができないという問題もあった。
そこで請求項1記載の発明は、電子メールを受取る側に
おいて、電子メールの受信時刻ではなく送信元からの送
信時刻に基づいて通信履歴を印字するようにして、受信
した電子メールの順序を容易に把握することができる通
信装置を提供することを目的としている。
【0006】請求項2記載の発明は、電子メールを受取
る側において、電子メールの受信時刻ではなく送信時刻
順によって電子メールを印字するようにして、受信した
電子メールのファイルの整理を容易に行なうことができ
る通信装置を提供することを目的としている。請求項3
記載の発明は、電子メールを送信する側において、電子
メールの重要度に応じて通信履歴を印字するようにし
て、電子メールの重要度を容易に把握することができる
とともに管理レポートを見やすくすることができる通信
装置を提供することを目的としている。
【0007】請求項4記載の発明は、電子メールを送信
する側において、送信する原稿に重要度を印字出力する
ようにして、電子メールの重要度を容易に把握すること
ができる通信装置を提供することを目的としている。請
求項5〜7記載の発明は、電子メールを受信する側にお
いて、受信した電子メールの重要度を容易に把握するこ
とができる通信装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、LAN(Local Area Netwo
rk)用のインターフェースを有し、該インターフェース
によって電子メールを受信可能な通信装置であって、受
信した電子メールを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段に
蓄積された電子メールに付加された情報から該電子メー
ルが送信された時刻を取り出すとともに、該送信時刻を
受信時刻に変換して前記情報と共に通信情報として記憶
する記憶手段と、該記憶手段に記憶された通信情報を出
力する出力手段とを有することを特徴としている。
【0009】その場合、電子メールに付加された情報か
ら取り出された電子メールの送信時刻を受信元の通信装
置の受信時刻とし、電子メールの通信情報を印字出力す
るようにしたため、受信した電子メールの順序を容易に
把握することができる。請求項2記載の発明は、上記課
題を解決するために、請求項1記載の発明において、前
記出力手段は、前記蓄積手段に複数の電子メールが蓄積
された場合には、前記記憶手段に記憶された情報に基づ
いて送信時刻順に電子メールを出力することを特徴とし
ている。
【0010】その場合、送信元の通信装置からの送信時
刻順に記憶手段に記憶された電子メールを出力するた
め、ファイルの送信時刻と受信時刻が異なった場合でも
受信した電子メールのファイルの整理を容易に行なうこ
とができる。請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、公衆回線用のインターフェースおよびLAN
(Local Area Network)用のインターフェースを有し、
該公衆回線用のインターフェースから受信した画像デー
タまたはスキャナー装置から読取った原稿の画像データ
を前記LAN用のインターフェースによって電子メール
形式に変換して送信可能な通信装置であって、電子メー
ルを送信する際に相手先の重要度を指定可能な指定手段
と、該指定手段によって指定された重要度の低い相手先
に電子メールを送信したときに、この宛先の通信結果
と、公衆回線用のインターフェースを介して送受信され
た画像データの通信結果および重要度の指定がない宛先
の通信結果とを分けて通信結果を印字出力する出力手段
とを有することを特徴としている。
【0011】このようにした理由を説明する。電子メー
ルでは、CC宛先やBCC宛先のように宛先指定して参
考程度の電子メールを送信することが多く、これら宛先
に対しても送信を行なったことを通信履歴として残して
おく必要があるが、これらの通信履歴を公衆回線を使用
した通常の通信とTO宛先のように宛先指定して重要な
宛先に送信したものと併記して印字出力すると宛先情報
が膨大なものとなって通信履歴が見ずらいものとなる。
【0012】このため、CC宛先やBCC宛先のように
重要度の低い電子メールを送信した場合に、TO宛先や
公衆回線を使用した通常の通信をした場合の通信履歴と
分けて印字出力することにより、管理レポートを見やす
いものにすることができる。請求項4記載の発明は、上
記課題を解決するために、請求項3記載の発明におい
て、前記指定手段によって指定された重要度に相当する
文字または記号を送信される電子メールに宛先情報とし
て付加して送信する送信手段を有することを特徴として
いる。
【0013】このようにした理由を説明する。電子メー
ルシステムは公衆網におけるファクシミリ送信等とは異
なり、宛先指定時にTOやCCのように重要度(優先レ
ベル)を付加して宛先指定することができるが、送信側
では意識して重要度を設定したつもりでも受信側では受
取った電子メールが本当に目的とする人に送られてきた
のか、参考程度で送られてきたのかを即時に判断するこ
とができない。
【0014】これに対して、請求項4記載の発明は、指
定された重要度に相当する文字または記号を送信される
電子メールに宛先情報として付加して送信することによ
り、受信者が受取った原稿の重要度を一目で確認するこ
とができる。請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、LAN(Local Area Network)用のインター
フェースを有し、該インターフェースによって電子メー
ルを受信可能な通信装置であって、受信した電子メール
を蓄積する蓄積手段と、受信した電子メールに付加され
た宛先情報を自機のメールアドレスと比較する比較手段
と、該比較手段によって前記宛先情報と自機のメールア
ドレスが一致したときに、受信した電子メールに記号ま
たは文字を印字出力する出力手段とを有することを特徴
としている。
【0015】このようにした理由を説明する。請求項4
記載の発明では、送信側で指定された重要度に相当する
文字または記号を送信される電子メールに宛先情報とし
て付加して送信しているため、送信側では重要度に相当
する宛先情報を電子メールに付加する必要がある。これ
に対して、請求項5記載の発明では、電子メールに付加
された宛先情報を自機のメールアドレスと比較して宛先
情報と自機のメールアドレスが一致したときに、受信し
た電子メールに記号または文字を印字するようにしたた
め、例えば、自機のメールアドレスをCCやBCC宛先
にした場合に重要度の低い電子メールを受信したとき
に、受信者が受取った原稿の重要度を一目で確認するこ
とができる。
【0016】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、LAN(Local Area Network)用のインター
フェースを有し、該インターフェースによって電子メー
ルを受信可能な通信装置であって、記録紙が収納された
複数の給紙カセットを有し、受信した電子メールを前記
給紙カセットに収納された記録紙に印字出力する出力手
段と、受信した電子メールに付加された宛先情報を自機
のメールアドレスと比較する比較手段と、該比較手段に
よって前記宛先情報と自機のメールアドレスが一致した
ときに、前記給紙カセットのうちの任意の給紙カセット
を指定してその給紙カセットに収納された記録紙に印字
出力させるように前記出力手段を制御する制御手段とを
有することを特徴としている。
【0017】その場合、電子メールに付加された宛先情
報を自機のメールアドレスと比較し宛先情報と自機のメ
ールアドレスが一致したときに、複数の給紙カセットの
うちの任意の給紙カセットを指定してその給紙カセット
に収納された記録紙に印字出力させるようにしたため、
自機のメールアドレスをCCやBCC宛先にした場合に
重要度の低い電子メールを受信したときに、その給紙カ
セットに色が異なる記録紙等を収納しておけば、受信者
が受取った原稿の色を見てその重要度を一目で確認する
ことができる。
【0018】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るために、LAN(Local Area Network)用のインター
フェースを有し、該インターフェースによって電子メー
ルを受信可能な通信装置であって、複数の排紙トレイを
有し、電子メールが印字された記録紙を該排紙トレイに
排紙する排紙手段と、受信した電子メールに付加された
宛先情報を自機のメールアドレスと比較する比較手段
と、該比較手段によって前記宛先情報と自機のメールア
ドレスが一致したときに、前記排紙トレイのうちの任意
の排紙トレイを選択して該排紙トレイに記録紙を排紙す
るように前記排紙手段を制御する制御手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0019】その場合、電子メールに付加された宛先情
報を自機のメールアドレスと比較して宛先情報と自機の
メールアドレスが一致したときに、複数の排紙トレイの
うちの任意の排紙トレイを指定して記録紙を排紙するよ
うにしたため、自機のメールアドレスをCCやBCC宛
先にした場合に重要度の低い電子メールを受信したとき
に、その排紙トレイに記録紙を排紙すれば、受信者が受
取った原稿の重要度を一目で確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜5は本発明に係る通信装置の
第1実施形態を示す図であり、通信装置としてファクシ
ミリ装置に適用した例を示している。また、通信装置と
しては、PC(パーソナル・コンピュータ)や通信機能
付きの電子手帳等に適用することができる。なお、本実
施形態は請求項1記載の発明に対応している。
【0021】まず、構成を説明する。図1において、1
はファクシミリ装置であり、このファクシミリ装置1は
公衆網2およびLAN(Local Area Network)3に接続
されている。また、LAN3にはPC(パーソナル・コ
ンピュータ)4、ノート型PC5およびメールサーバ6
が接続されている。ファクシミリ装置2は、図2に示す
ようにシステム制御部7、スキャナー部8、プロッター
部9、メモリー部10、操作部11、公衆回線I/F(イン
ターフェース)12、LANI/F13から構成されてお
り、各部材7〜13はバス14によって接続されている。
【0022】システム制御部7は、ファクシミリ装置1
全体を制御するものであり、CPU(Central Processi
ng Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Rand
om Access Memory)等を有し、ROMに格納された制御
プログラムをCPUで実行することにより、ファクシミ
リ装置1としてのシーケンスを行なうとともに、本発明
の電子メールシステムを実行するようになっている。
【0023】公衆回線I/F12は公衆網2に接続されて
おり、公衆網2との間で呼の接続・切断を行なったり、
他機通信端末との間で所定の通信手順を実行するように
なっている。LANI/F13はLAN3に接続されてお
り、送信原稿を電子メール形式に変換してメールヘッダ
等を生成してLAN3に出力したり、LAN3を介して
画像データや電子メール等を取り出す機能等を有してい
る。
【0024】スキャナー部8は、CCD(Charge Coupl
ed Device)を利用したイメージスキャナが利用されて
おり、スキャナー部8は、システム制御部7からの指令
によって原稿を走査して原稿の画像データを読み取って
メモリー部10に蓄積するようになっている。プロッター
部9は、サーマル素子を利用したサーマル記録装置が使
用されており、プロッター部9は受信した画像データま
たはメモリー部10に蓄積された画像データを感熱記録素
子に直接、あるいは、普通記録紙にインクシートを介し
て間接的に画像を記録するようになっている。また、こ
のプロッター部9は感光体ドラムを有する電子写真方式
のものであっても良い。
【0025】メモリー部10は、スキャナー部8で読み取
って送信される画像データまたは受信された画情報を一
旦蓄積するものであり、ハードディスク、半導体メモリ
等から構成されている。また、送信される相手先の電話
番号の登録データも記憶されるようになっている。操作
部11は、ファクシミリ装置1を操作するためのスタート
キー、テンキー等の各種操作キーが設けられており、操
作キーのキー操作により、送受信命令等の各種命令が入
力されるようになっている。
【0026】また、システム制御部7はタイマーを備え
ており、タイマーを監視することにより、LANI/F
13に指令してメールサーバ6に蓄積された電子メールを
定期的に確認するようになっている。そして、LANI
/F13によってメールサーバ6に電子メールが蓄積され
ていることが確認されると、メールサーバ6から電子メ
ールを受信してメモリー部10に蓄積するようになってい
る。なお、メモリー部10は蓄積手段を構成している。
【0027】また、システム制御部7は電子メールに付
加されたヘッダ情報(情報)から電子メールが送信され
た時刻を取り出すとともに、この送信時刻を受信時刻に
変換してヘッダ情報と共に通信情報としてメモリー部10
にある通信履歴情報エリアに通信情報として記憶するよ
うになっており、メモリー部10と共に記憶手段を構成し
てる。
【0028】また、プロッター部9はメモリー部10に記
憶された通信情報を印字出力するようになっており、出
力手段を構成している。次に、図3〜5に基づいて作用
を説明する。なお、図3は本実施形態の電子メールを受
信する場合の動作を示すフローチャート、図4は受信フ
ァイル(ドキュメント)、図5は通信管理レポートの出
力例を示す図である。
【0029】まず、システム制御部7はタイマーを監視
して、定期的にメールサーバ6のメールを確認するよう
にLANI/F13に通知する。LANI/F13ではメー
ルサーバ6にメールが蓄積されたことを確認すると、シ
ステム制御部7に通知し、受信許可の応答を受取った場
合にメール受信を開始し(ステップS1)、この受信メ
ールをメモリー部10に蓄積する(ステップS2)。
【0030】メール受信の終了後にシステム制御部7で
は蓄積した受信メールに付加されたヘッダ情報からメー
ル送信日時情報を取り出した後(ステップS3)、この
情報を解析し(ステップS4)、送信時刻を受信時刻と
してメモリー部10にある通信履歴情報エリアにセットす
る(ステップS5)。このような順序を経てメール受信
を終了する(ステップS6)。
【0031】この結果、図4に示すような3つのファイ
ルをメール受信した場合、システム制御部7ではメモリ
ー部10にある履歴情報から日時情報順にデータを取り出
しメモリー部10のページメモリに展開してプロッター部
9によって印字出力する。この結果、図5に示すような
送信時刻が受信時刻に変換された通信管理レポートが印
字出力される。
【0032】このように本実施形態では、電子メールに
付加された情報から取り出された電子メールの送信時刻
を本ファクシミリ装置1の受信時刻とし、プロッター部
9によって電子メールの通信管理レポートを印字出力す
るようにしたため、受信した電子メールの順序を容易に
把握することができる。なお、本実施形態では、ファク
シミリ装置1で受信したデータを管理レポートとして出
力しているが、これに限らず、LAN3にプリンター装
置を接続し、PC4またはノート型PC5によってメー
ルサーバ6からの電子メールを受信し、この電子メール
の通信履歴をプリンター装置から出力するようにしても
良い。
【0033】PC4またはノート型PC5によってメー
ルサーバ6からの電子メールを受信し、この電子メール
の通信履歴をPC4またはPC5のディスプレイ上で表
示するようにしても良い。図6は本発明に係る通信装置
の第2実施形態を示す図であり、請求項2記載の発明に
対応している。なお、本実施形態では、装置構成は図
1、2と同様であるため、装置構成を図1、2に基づい
て説明する。また、図6は電子メールを受信する場合の
動作を示すフローチャートである。
【0034】本実施形態では、システム制御部7および
プロッター部9が出力手段を構成し、メモリー部10に複
数の電子メールの蓄積された場合には、メモリー部10の
通信履歴情報エリアに記憶された情報に基づいて送信時
刻順に電子メールを出力するものである。次に、図6に
基づいて作用を説明する。
【0035】まず、システム制御部7はタイマーを監視
して、定期的にメールサーバ6のメールを確認するよう
にLANI/F13に通知する。LANI/F13ではメー
ルサーバ6に複数のメールが蓄積された否かを確認して
システム制御部7に通知する(ステップS11)。システ
ム制御部7では複数のメールを受信したものでないと判
断すると第1実施形態と同様の手順で電子メールを受信
してファイル出力する(ステップS12、S13)。
【0036】一方、システム制御部7が複数の電子メー
ルを受信したものと判断すると、LANI/F13に受信
開始の通知を行ない、LANI/F13がこの通知を受け
ると、メール受信を開始し、この受信メールをメモリー
部10に蓄積する(ステップS14)。メール受信の終了後
にシステム制御部7では蓄積した受信メールに付加され
たヘッダ情報からメール送信日時情報を取り出して、こ
の情報を解析し(ステップS15)、送信時刻を受信時刻
としてメモリー部10にある通信履歴情報エリアにセット
する(ステップS16)。
【0037】一方、システム制御部7ではメール受信を
開始する際に、LANI/F13より通知された情報によ
って複数の電子メールが到着していると判断した場合
に、ファクシミリ装置1に蓄積した受信メールを直ちに
出力せず、メモリー部10の制限にならない限りはメール
サーバ6に到着しているメールを全てメモリー受信す
る。
【0038】すなわち、送信時刻を受信時刻としてメモ
リー部10にある通信履歴情報エリアにセットした後、メ
モリー部10がメモリーフルになったか否かを判別し(ス
テップS17)、メモリー部10がメモリーフルになってい
ない場合にはメールサーバ6に残りのメールがあるか否
かを判別し(ステップS18)、残りのメールがある場合
にはステップS15以降の処理を実施する。
【0039】次いで、LANI/F13によって全てのメ
ールが受信されたものと判断すると、あるいはシステム
制御部7によって受信中断の指示があった場合には受信
動作を終了し、システム制御部7に自身が終了したこと
を通知する。システム制御部7では受信動作が終了した
ことを受け、メモリー部10にある受信ファイルの中から
一番古い受信時刻のファイルを検索した後(ステップS
19)、そのファイルをプロッター部9によって印字出力
する(ステップS20)。次いで、メモリー部10に電子メ
ールがある場合には(ステップS21)、その次に古い受
信時刻のファイルを検索した後、そのファイルをプロッ
ター部9によって出力し、その動作を全ての電子メール
の印字出力が終了するまで継続する。
【0040】このように本実施形態では、送信元の通信
装置からの送信時刻順にメモリー部10に記憶された電子
メールを出力するため、ファイルの送信時刻と受信時刻
が異なった場合でも受信した電子メールのファイルの整
理を容易に行なうことができる。図7〜9は本発明に係
る通信装置の第3実施形態を示す図であり、請求項3記
載の発明に対応している。なお、本実施形態では、装置
構成は図1、2と同様であるため、装置構成を図1、2
に基づいて説明する。また、図7は電子メールを送信す
る場合の動作を示すフローチャート、図8はメモリー部
10の履歴登録エリア、図9は通信管理レポートの出力例
を示す図である。
【0041】本実施形態では、操作部11のキー操作によ
って電子メールを送信する際に相手先の重要度を指定可
能になっており、操作部11が指定手段を構成している。
また、操作部11によって指定された重要度の低い相手先
に電子メールを送信したときに、システム制御部7はこ
の宛先の通信結果と公衆回線I/F12を介して他機通信
端末(ファクシミリ装置等)から送受信された画像デー
タの通信結果および重要度の指定がない宛先の通信結果
とを分けて管理するようになっており、プロッター部9
に通知してその通信結果を印字出力するようになってい
る。なお、システム制御部7とプロッター部9は出力手
段を構成している。
【0042】次に、作用を説明する。まず、操作部11に
よってTO宛先、CC宛先、BCC宛先をそれぞれ指定
し、操作部11のスタートボタンを押下することにより、
システム制御部7ではスキャナー部8にセットしてある
原稿を読み込み、メモリー部10に蓄積する。なお、ここ
で言うTO宛先等はSMTPプロトコルにおけるヘッダ
形式を例にしているため、メールヘッダのTOフィール
ド、CCフィールド、BCCフィールドにセットする宛
先を示す。
【0043】メモリー部10への蓄積が終了すると、LA
NI/F13はシステム制御部7からメール送信を開始す
るようにファイルNo等が通知され、そのファイルNo
に基づいてメモリー部10にある画情報、宛先情報を電子
メール形式に変換して送信を行なった後、送信終了時に
メモリー部10にある通信履歴エリアに通信結果等の履歴
情報を図8に示すようにセットして通信を終了する。
【0044】一方、システム制御部7によるタイマー監
視や操作部11によって通信管理レポートの出力要求がな
された場合には、メモリー部10のページメモリエリアに
レポートリストのタイトルおよび送信ヘッダ部分をイメ
ージ展開する(ステップS31、32)。次いで、メモリー
部10の通信履歴エリアの種別に基づいて公衆網2の送信
宛先だけではなく、メール送信の宛先を含む送信宛先の
履歴を検索してページメモリエリアに展開する(ステッ
プS33、S34)。
【0045】次いで、送信だけでなく、受信ヘッダをペ
ージメモリエリアに展開した後、受信データがあるか否
かを判別し(ステップS35、S36)、受信データがある
場合には受信データをページメモリエリアに展開し(ス
テップS37)、ない場合にはCCヘッダをページメモリ
エリアに展開する(ステップS38)。次いで、CCデー
タがある場合にはCCデータをページメモリエリアに展
開した後(ステップS40)、ない場合にはBCCヘッダ
をページメモリエリアに展開する(ステップS41)。
【0046】次いで、BCCデータがあるか否かを判別
し(ステップS42)、BCCデータがある場合にはBC
Cデータをページメモリエリアに展開した後(ステップ
S43)、ない場合にはフッタをページメモリエリアに展
開し(ステップS44)、プロッター部9によって図9に
示すような通信管理レポートを出力して処理を終了する
(ステップS45)。
【0047】このようにした理由を説明すると、電子メ
ールでは、CC宛先やBCC宛先のように宛先指定して
参考程度の電子メールを送信することが多く、これら宛
先に対しても送信を行なったことを通信履歴として残し
ておく必要があるが、これらの通信履歴を公衆網2を使
用した通常の通信とTO宛先のように宛先指定して重要
な宛先に送信したものと併記して印字出力すると宛先情
報が膨大なものとなって通信履歴が見ずらいものとな
る。
【0048】このため、本実施形態では、CC宛先やB
CC宛先のように重要度の低い電子メールを送信した場
合に、TO宛先や公衆網2を使用した通常の通信をした
場合の通信履歴と分けて印字出力することにより、管理
レポートを見やすいものにしたものである。なお、本実
施形態では、スキャナー部8にセットしてある原稿を読
み込んで送信するようにしているが、これに限らず、公
衆網2を介して受信してメモリー部10に蓄積した他の通
信端末からの画像データを上述した手法によって送信す
るようにしても良い。
【0049】図10〜12は本発明に係る通信装置の第4実
施形態を示す図であり、請求項4記載の発明に対応して
いる。なお、本実施形態では、装置構成は図1、2と同
様であるため、装置構成を図1、2に基づいて説明す
る。また、図10、11は電子メールを送信する場合の動作
を示すフローチャート、図12はCC宛先の画情報に文字
を挿入して出力された記録紙を示す図である。
【0050】本実施形態では、システム制御部7は操作
部11によって指定された重要度に相当する文字または記
号を送信される電子メールに宛先情報として付加し、L
ANI/F13を介して送信するようになっており、送信
手段を構成している。次に、図10、11のフローチャート
に基づいて作用を説明する。まず、操作部11によってT
O宛先、CC宛先、BCC宛先をそれぞれ指定し、操作
部11のスタートボタンを押下することにより、システム
制御部7ではスキャナー部8にセットしてある原稿を読
み込み、メモリー部10に蓄積し、蓄積が終了したとき
に、メール送信を行なう。
【0051】本実施形態では、LANI/F13により送
信ファイルにリンクされている宛先ファイルの中からT
Oフィールドにセットすべき宛先を全て検索し、メール
のヘッダをメモリー部10に展開する(ステップS51、S
52)。次いで、送信ファイルにリンクされた蓄積画像を
電子メール形式に変換する前に、予めメモリー部10に蓄
積されている文字情報を画像に挿入し変換する(ステッ
プS53、S54)。次いで、メールヘッダおよびメール本
分が形成されたときにメールサーバ6に対して送信を行
なう(ステップS55)。
【0052】次いで、LANI/F13により送信ファイ
ルにリンクされている宛先ファイルの中からCCフィー
ルドにセットすべき宛先を全て検索し、メールのヘッダ
をメモリー部10に展開する(ステップS56、S57)。次
いで、送信ファイルにリンクされた蓄積画像を電子メー
ル形式に変換する前に、予めメモリー部10に蓄積されて
いる文字情報を画像に挿入し変換する(ステップS58、
S59)。次いで、メールヘッダおよびメール本分が形成
されたときにメールサーバ6に対して送信を行なう(ス
テップS60)。
【0053】このとき、例えば、図12に示すように画像
の左上中に四角で囲まれたCCの文字が挿入される。次
いで、LANI/F13により送信ファイルにリンクされ
ている宛先ファイルの中からBCCフィールドにセット
すべき宛先を全て検索し、メールのヘッダをメモリー部
10に展開する(ステップS61、S62)。
【0054】次いで、送信ファイルにリンクされた蓄積
画像を電子メール形式に変換する前に、予めメモリー部
10に蓄積されている文字情報を画像に挿入し変換する
(ステップS63、S64)。次いで、メールヘッダおよび
メール本分が形成されたときにメールサーバ6に対して
送信を行なう(ステップS65)。このようにした理由を
説明する。
【0055】電子メールシステムは公衆網2におけるフ
ァクシミリ送信等とは異なり、宛先指定時にTOやCC
のように重要度(優先レベル)を付加して宛先指定する
ことができるが、送信側では意識して重要度を設定した
つもりでも受信側では受取った電子メールが本当に目的
とする人に送られてきたのか、参考程度で送られてきた
のかを即時に判断することができない。
【0056】これに対して、本実施形態では、指定され
た重要度に相当する文字または記号を送信される電子メ
ールに宛先情報として付加して送信することにより、受
信者が受取った原稿の重要度を一目で確認することがで
きる。また、PC等における電子メールのビューワとは
異なり、ファクシミリ装置1のように記録紙を印字出力
するものにあっては、受信メールをヘッダも含めてプリ
ントアウトすることが必ずしも好まくないため、参考程
度で送られてきたものにヘッダを必ず印字する必要はな
い。本実施形態では、受信側でメールがどの程度の重要
度で送られてきたのかをヘッダを印字しなくても確認す
ることができるという効果もある。
【0057】図13は本発明に係る通信装置の第5実施形
態を示す図であり、請求項5記載の発明に対応してい
る。なお、本実施形態では、装置構成は図1、2と同様
であるため、装置構成を図1、2に基づいて説明する。
また、図13は電子メールを受信する場合の動作を示すフ
ローチャートである。本実施形態では、システム制御部
7は、受信した電子メールに付加された宛先情報をメモ
リー部10に格納された自機のメールアドレスと比較する
ようになっており、比較手段を構成している。
【0058】また、システム制御部7は宛先情報と自機
のメールアドレスを比較してこれが一致したときに、プ
ロッター部9に指令して受信した電子メールに記号また
は文字を印字出力するようになっており、プロッター部
9と共に出力手段を構成している。次に、図13のフロー
チャートに基づいて作用を説明する。
【0059】システム制御部7はタイマーを監視して、
定期的にメールサーバ6のメールを確認するようにLA
NI/F13に通知する。LANI/F13ではメールサー
バ6にメールが蓄積されたことを確認すると、システム
制御部7に通知し、受信許可の応答を受取った場合にメ
ール受信を開始し、この受信メールをメモリー部10に蓄
積する(ステップ71)。
【0060】次いで、メールヘッダの解析を行ない(ス
テップS72)、宛先フィールド中のどのフィールドに自
機のメールアドレスがセットされているのか否かをチェ
ックする。まず、メールヘッダからTO宛先として受信
したか否かを判別し(ステップS73)、TO宛先として
受信した場合には、メールヘッダから自機のメールアド
レスがTOフィールドと一致しているため、予め登録さ
れている文字列をメモリー部10で展開し、受信した原稿
中に挿入して(ステップS74)、プロッター部9によっ
て印字出力する(ステップS75)。
【0061】一方、自機のメールアドレスがTOフィー
ルドと一致していない場合には、CC宛先として受信し
たか否かを判別し(ステップS76)、CC宛先として受
信した場合には、自機のメールアドレスがCCフィール
ドと一致しているため、予め登録されている文字列をメ
モリー部10で展開し、受信した原稿中に挿入して(ステ
ップS77)、プロッター部9によって印字出力する(ス
テップS77)。
【0062】また、自機のメールアドレスがCCフィー
ルドと一致していない場合には、BCC宛先として受信
したものであり、自機のメールアドレスがBCCフィー
ルドと一致しているため、予め登録されている文字列を
メモリー部10で展開し、受信した原稿中に挿入して(ス
テップS78)、プロッター部9によって印字出力する
(ステップS76)。
【0063】このようにした理由を説明する。第4実施
形態では、送信側で指定された重要度に相当する文字ま
たは記号を送信される電子メールに宛先情報として付加
して送信しているため、送信側では重要度に相当する宛
先情報を電子メールに付加する必要がある。これに対し
て本実施形態では、電子メールに付加された宛先情報を
自機のメールアドレスと比較して宛先情報と自機のメー
ルアドレスが一致したときに、受信した電子メールに記
号または文字を印字するようにしたため、例えば、自機
のメールアドレスをCCやBCC宛先にした場合に重要
度の低い電子メールを受信したときに、受信者が受取っ
た原稿の重要度を一目で確認することができる。
【0064】図14は本発明に係る通信装置の第6実施形
態を示す図であり、請求項6記載の発明に対応してい
る。なお、本実施形態では、装置構成は図1、2と同様
であるため、装置構成を図1、2に基づいて説明する。
また、図14は電子メールを受信する場合の動作を示すフ
ローチャートである。本実施形態では、ファクシミリ装
置1が公知のように記録紙が収納された複数の給紙カセ
ットを有しており、受信した電子メールは公知のレジス
トローラや切換爪等によって任意の給紙カセットから給
紙された記録紙にプロッター部9によって印字出力され
るようになっている。なお、プロッター部9、給紙カセ
ット、レジストローラ、切換え爪等は出力手段を構成し
ている。
【0065】また、システム制御部7は受信した電子メ
ールに付加された宛先情報を自機のメールアドレスと比
較する比較手段を構成するとともに、宛先情報と自機の
メールアドレスが一致したときに、給紙カセットのうち
の任意の給紙カセットを指定してその給紙カセットに収
納された記録紙に印字出力させるようにプロッター部9
および給紙カセットを制御する制御手段を構成してい
る。なお、指定された給紙カセットには他の給紙カセッ
トに収納された記録紙と色が異なる記録紙が収納されて
いる。
【0066】次に、図14のフローチャートに基づいて作
用を説明する。まず、システム制御部7はタイマーを監
視して、定期的にメールサーバ6のメールを確認するよ
うにLANI/F13に通知する。LANI/F13ではメ
ールサーバ6にメールが蓄積されたことを確認すると、
システム制御部7に通知し、受信許可の応答を受取った
場合にメール受信を開始し、この受信メールをメモリー
部10に蓄積する(ステップS81)。
【0067】次いで、メールヘッダを解析してメモリー
部10に記憶された自機のメールアドレスがどのフィール
ドにセットされているかをチェックする(ステップS8
2)。次いで、自機のメールアドレスがTO宛先に設定
された場合には、TO宛先のフィールドにあるのか否か
を判断し(ステップS83)、自機のメールアドレスとT
O宛先のフィールドが一致したときに、例えば、本体内
に設けられた色違いの記録紙が収納された給紙カセット
を選択する(ステップS84)。
【0068】次いで、プロッター部9によってこの給紙
カセットに収納された記録紙に受信メールを印字して出
力する。また、ステップS83で自機のメールアドレスが
TO宛先のフィールドと一致せずにTO以外の宛先、例
えばCC宛先として受信した場合には、予め登録された
オプション給紙を選択し(ステップS86)、プロッター
部9によってこの給紙カセットに収納された記録紙に受
信メールを印字して出力する。
【0069】このように本実施形態では、電子メールに
付加された宛先情報を自機のメールアドレスと比較し宛
先情報と自機のメールアドレスが一致したときに、複数
の給紙カセットのうちの任意の給紙カセットを指定して
その給紙カセットに収納された記録紙に印字出力させる
ようにしたため、自機のメールアドレスをCCやBCC
宛先にした場合に重要度の低い電子メールを受信したと
きに、受信者が受取った原稿の色を見てその重要度を一
目で確認することができる。
【0070】図15は本発明に係る通信装置の第7実施形
態を示す図であり、請求項7記載の発明に対応してい
る。なお、本実施形態では、装置構成は図1、2と同様
であるため、装置構成を図1、2に基づいて説明する。
また、図15は電子メールを受信する場合の動作を示すフ
ローチャートである。本実施形態では、ファクシミリ装
置1が複数の排紙トレイを有し、システム制御部7から
の指令に基づいて電子メールが印字された記録紙を排紙
ローラや切換え爪等によって任意の排紙トレイに排紙さ
れるようになっており、排紙トレイ、排紙ローラ、切換
え爪等は排紙手段を構成している。
【0071】また、システム制御部7は、受信した電子
メールに付加された宛先情報を自機のメールアドレスと
比較する比較手段と、該比較手段によって前記宛先情報
と自機のメールアドレスが一致したときに、排紙トレイ
のうちの任意の排紙トレイを選択してこの排紙トレイに
記録紙を排紙するように制御する制御手段を構成してい
る。
【0072】次に、図15に基づいて作用を説明する。ま
ず、システム制御部7はタイマーを監視して、定期的に
メールサーバ6のメールを確認するようにLANI/F
13に通知する。LANI/F13ではメールサーバ6にメ
ールが蓄積されたことを確認すると、システム制御部7
に通知し、受信許可の応答を受取った場合にメール受信
を開始し、この受信メールをメモリー部10に蓄積する
(ステップS91)。
【0073】次いで、メールヘッダを解析してメモリー
部10に記憶された自機のメールアドレスがどのフィール
ドにセットされているかをチェックする(ステップS9
2)。次いで、プロッター部9によって電子メールを記
録紙に印字した後(ステップS93)、自機のメールアド
レスがTO宛先のフィールドにあるのか否かを判断し
(ステップS94)、自機のメールアドレスとTO宛先の
フィールドが一致したときに、記録紙を上段の排紙トレ
イに排紙する(ステップS95)。
【0074】一方、ステップS94で自機のメールアドレ
スがTO宛先のフィールドと一致せずにTO以外の宛
先、例えばCC宛先として受信した場合には、下段の排
紙トレイに記録紙を排紙する。このように本実施形態で
は、電子メールに付加された宛先情報を自機のメールア
ドレスと比較して宛先情報を自機のメールアドレスが一
致したときに、複数の排紙トレイのうちの任意の排紙ト
レイを指定して記録紙を排紙するようにしたため、自機
のメールアドレスをCCやBCC宛先にした場合に重要
度の低い電子メールを受信したときに、その排紙トレイ
に記録紙を排紙すれば、受信者が受取った原稿の重要度
を一目で確認することができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電子メー
ルに付加された情報から取り出された電子メールの送信
時刻を受信元の通信装置の受信時刻とし、電子メールの
通信情報を印字出力するようにしたため、受信した電子
メールの順序を容易に把握することができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、送信元の通
信装置からの送信時刻順に記憶手段に記憶された電子メ
ールを出力するため、ファイルの送信時刻と受信時刻が
異なった場合でも受信した電子メールのファイルの整理
を容易に行なうことができる。請求項3記載の発明によ
れば、CC宛先やBCC宛先のように重要度の低い電子
メールを送信した場合に、TO宛先や公衆回線を使用し
た通常の通信をした場合の通信履歴と分けて印字出力す
ることにより、管理レポートを見やすいものにすること
ができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、指定された
重要度に相当する文字または記号を送信される電子メー
ルに宛先情報として付加して送信することにより、受信
者が受取った原稿の重要度を一目で確認することができ
る。請求項5記載の発明によれば、電子メールに付加さ
れた宛先情報を自機のメールアドレスと比較して宛先情
報と自機のメールアドレスが一致したときに、受信した
電子メールに記号または文字を印字するようにしたた
め、例えば、自機のメールアドレスをCCやBCC宛先
にした場合に重要度の低い電子メールを受信したとき
に、受信者が受取った原稿の重要度を一目で確認するこ
とができる。
【0078】請求項6記載の発明によれば、電子メール
に付加された宛先情報を自機のメールアドレスと比較し
宛先情報と自機のメールアドレスが一致したときに、複
数の給紙カセットのうちの任意の給紙カセットを指定し
てその給紙カセットに収納された記録紙に印字出力させ
るようにしたため、自機のメールアドレスをCCやBC
C宛先にした場合に重要度の低い電子メールを受信した
ときに、その給紙カセットに色が異なる記録紙等を収納
しておけば、受信者が受取った原稿の色を見てその重要
度を一目で確認することができる。
【0079】請求項7記載の発明によれば、電子メール
に付加された宛先情報を自機のメールアドレスと比較し
て宛先情報と自機のメールアドレスが一致したときに、
複数の排紙トレイのうちの任意の排紙トレイを指定して
記録紙を排紙するようにしたため、自機のメールアドレ
スをCCやBCC宛先にした場合に重要度の低い電子メ
ールを受信したときに、その排紙トレイに記録紙を排紙
すれば、受信者が受取った原稿の重要度を一目で確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信装置の第1実施形態を示す図
であり、その通信装置としてのファクシミリ装置が接続
されたネットワークを示す図である。
【図2】第1実施形態のファクシミリ装置の概略図であ
る。
【図3】第1実施形態の電子メールを受信する場合の動
作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態の受信ファイルを示す図である。
【図5】第1実施形態の通信管理レポートの出力例を示
す図である。
【図6】本発明に係る通信装置の第2実施形態を示す図
であり、その通信装置としての電子メールを送信する場
合の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る通信装置の第3実施形態を示す図
であり、電子メールを受信する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】第3実施形態のメモリー部の履歴登録エリアを
示す図である。
【図9】第3実施形態の通信管理レポートの出力例を示
す図である。
【図10】本発明に係る通信装置の第4実施形態を示す図
であり、電子メールを送信する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図11】図10に後続するフローチャートである。
【図12】第4実施形態のCC宛先の画情報に文字を挿入
して出力された記録紙を示す図である。
【図13】本発明に係る通信装置の第5実施形態を示す図
であり、電子メールを受信する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】本発明に係る通信装置の第6実施形態を示す図
であり、電子メールを受信する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【図15】本発明に係る通信装置の第6実施形態を示す図
であり、電子メールを受信する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(通信装置) 2 公衆網 3 LAN 4 PC 5 ノート型PC 6 メールサーバ 7 システム制御部(記憶手段、送信手段、比較手
段、出力手段、制御手段) 8 スキャナー部 9 プロッター部(出力手段) 10 メモリー部(蓄積手段、記憶手段、出力手段) 11 操作部(指定手段) 12 公衆回線I/F 13 LANI/F 14 バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LAN(Local Area Network)用のインタ
    ーフェースを有し、該インターフェースによって電子メ
    ールを受信可能な通信装置であって、 受信した電子メールを蓄積する蓄積手段と、 該蓄積手段に蓄積された電子メールに付加された情報か
    ら該電子メールが送信された時刻を取り出すとともに、
    該送信時刻を受信時刻に変換して前記情報と共に通信情
    報として記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された通信情報を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記出力手段は、前記蓄積手段に複数の電
    子メールが蓄積された場合には、前記記憶手段に記憶さ
    れた情報に基づいて送信時刻順に電子メールを出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】公衆回線用のインターフェースおよびLA
    N(Local Area Network)用のインターフェースを有
    し、該公衆回線用のインターフェースから受信した画像
    データまたはスキャナー装置から読取った原稿の画像デ
    ータを前記LAN用のインターフェースによって電子メ
    ール形式に変換して送信可能な通信装置であって、 電子メールを送信する際に相手先の重要度を指定可能な
    指定手段と、 該指定手段によって指定された重要度の低い相手先に電
    子メールを送信したときに、この宛先の通信結果と、公
    衆回線用のインターフェースを介して送受信された画像
    データの通信結果および重要度の指定がない宛先の通信
    結果とを分けて通信結果を印字出力する出力手段とを有
    することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】前記指定手段によって指定された重要度に
    相当する文字または記号を送信される電子メールに宛先
    情報として付加して送信する送信手段を有することを特
    徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】LAN(Local Area Network)用のインタ
    ーフェースを有し、該インターフェースによって電子メ
    ールを受信可能な通信装置であって、 受信した電子メールを蓄積する蓄積手段と、 受信した電子メールに付加された宛先情報を自機のメー
    ルアドレスと比較する比較手段と、 該比較手段によって前記宛先情報と自機のメールアドレ
    スが一致したときに、受信した電子メールに記号または
    文字を印字出力する出力手段とを有することを特徴とす
    る通信装置。
  6. 【請求項6】LAN(Local Area Network)用のインタ
    ーフェースを有し、該インターフェースによって電子メ
    ールを受信可能な通信装置であって、 記録紙が収納された複数の給紙カセットを有し、受信し
    た電子メールを前記給紙カセットに収納された記録紙に
    印字出力する出力手段と、 受信した電子メールに付加された宛先情報を自機のメー
    ルアドレスと比較する比較手段と、 該比較手段によって前記宛先情報と自機のメールアドレ
    スが一致したときに、前記給紙カセットのうちの任意の
    給紙カセットを指定してその給紙カセットに収納された
    記録紙に印字出力させるように前記出力手段を制御する
    制御手段とを有することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】LAN(Local Area Network)用のインタ
    ーフェースを有し、該インターフェースによって電子メ
    ールを受信可能な通信装置であって、 複数の排紙トレイを有し、電子メールが印字された記録
    紙を該排紙トレイに排紙する排紙手段と、 受信した電子メールに付加された宛先情報を自機のメー
    ルアドレスと比較する比較手段と、 該比較手段によって前記宛先情報と自機のメールアドレ
    スが一致したときに、前記排紙トレイのうちの任意の排
    紙トレイを選択して該排紙トレイに記録紙を排紙するよ
    うに前記排紙手段を制御する制御手段とを有することを
    特徴とする通信装置。
JP10115273A 1998-04-24 1998-04-24 通信装置 Pending JPH11306104A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006295704A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 情報通信端末、情報表示方法、及び、情報表示プログラム
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WO2017150084A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器およびマーカー処理方法

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