JP2014090339A - 画像読取装置および画像読取システム - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的な画像読取りを正常に完了させる。
【解決手段】原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部が行った画像読み取りの記録情報を記憶する記録部と、前記通信部が前記上位端末から受信したデータの解析を行う要求解析部と、前記要求解析部により解析された要求データに応じて前記要求データを送信した前記上位端末への応答を生成する応答生成部と、前記要求解析部で解析された画像読み取りの要求データに応じて前記応答生成部により生成された前記画像データを送信した後、前記記録部に記録情報を記憶させる後処理が完了するまで前記通信部による接続状態の確立を維持する制御部とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像データ取得を行う画像読取装置、および画像読取要求用端末を含む画像読取システムに関する。
従来の画像読取装置は、ネットワークを介して一または複数の画像読取要求用端末から要求を受け、画像読取処理を行い、画像データを画像読取要求用端末へ送信する機能を有しており、さらに原稿の読取作業妨害防止と記載内容の秘密保持のため、ひとつの画像読取要求用端末により一定時間、排他的に管理されることができる機能を有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−186305号公報
しかしながら、従来の技術においては、上位装置としての画像読取要求用端末から受信した画像読取りの要求データに応じて画像読取装置が画像データを送信する機能では、画像データの送信完了後に画像読取装置の画像読取ジョブの後処理としてのクローズ処理が実行されることにより、要求した画像データ取得を完了した画像読取要求用端末が第2の画像読取ジョブを即座に実行した場合に、画像読取装置が未だに画像読取ジョブのクローズ処理状態にあり、第2の画像読取ジョブを拒絶する応答を画像読取要求用端末へ送信する場合がある。
このような場合、画像読取要求用端末側は、画像読取装置から拒絶応答を受信することにより、画像読取ジョブのエラーと判定し、第2の画像読取ジョブを完了することができず、連続的な画像読取りを正常に完了させることができないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、連続的な画像読取りを正常に完了させることを目的とする。
そのため、本発明は、上位端末との間で通信の接続状態の確立および切断を行う通信部を有し、前記通信部が接続状態を確立している前記上位端末から受信した要求データに応じて処理を行い、前記通信部が前記接続状態を切断して前記処理を終了する画像読取装置において、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部が行った画像読み取りの記録情報を記憶する記録部と、前記通信部が前記上位端末から受信したデータの解析を行う要求解析部と、前記要求解析部により解析された要求データに応じて前記要求データを送信した前記上位端末への応答を生成する応答生成部と、前記要求解析部で解析された画像読み取りの要求データに応じて前記応答生成部により生成された前記画像データを送信した後、前記記録部に記録情報を記憶させる後処理が完了するまで前記通信部による接続状態の確立を維持する制御部と、を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、連続的な画像読取りを正常に完了させることができるという効果が得られる。
第1の実施例における画像読取システムの構成を示す説明図 第1の実施例における画像読取装置の構成を示すブロック図 第1の実施例におけるクライアントPCの構成を示すブロック図 第1の実施例における画像読取指示部の連続ジョブ実行処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における画像読取装置の画像ファイル取得要求処理の流れを示すフローチャート 第1の実施例における画像読取機能通信シーケンス図 第1の実施例における比較例としての画像読取機能通信シーケンス図 第2の実施例における画像読取装置の構成を示すブロック図 第2の実施例における画像読取要求処理の流れを示すフローチャート 第2の実施例における画像読取機能通信シーケンス図
以下、図面を参照して本発明による画像読取装置の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例における画像読取システムの構成を示す説明図である。
図1において、画像読取システムは、ネットワーク900を介して、一または複数の画像読取装置100、200、および一または複数の画像読取要求用端末(上位端末)としてのクライアントPC(Personal Computer)300,400,500が相互に通信可能に接続されている。
各画像読取装置、各クライアントPCは、それぞれネットワーク900を介した画像読取機能に対応しており、例えばユーザ901はクライアントPC300,400,500のうち任意のクライアントPCから、任意の画像読取装置100、200に対して画像読取ジョブを実行することが出来るものとする。
各画像読取装置、各クライアントPCは、ネットワーク900を介して通信を行うときは、IP(Internet Protocol)アドレス等のネットワークにおける固有の情報を用いて互いを識別する。
ここで、画像読取ジョブとは、画像読取要求用端末が画像データ読取要求を画像読取装置へ送信し、受諾した画像読取装置が要求された画像データを画像読取要求用端末へ送信完了させ、画像読取装置が次の画像データ読取要求に対し受諾可能となるまでの一連の処理のことをいう。
図2は、第1の実施例における画像読取装置の構成を示すブロック図である。
画像読取装置は、印刷機能やファクシミリ機能を備えた複合機であっても良いが、本実施例では画像読取機能に関係する機能のみを説明する。
図2において、ネットワーク900に接続された画像読取装置100は少なくとも、原稿を戴置するための原稿台101と、原稿台101に戴置された原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取部102と、読み取った画像データを一時的に保持するために使用する入力用画像メモリ103と、画像読取ジョブの実行結果や課金情報等の記録を残す、つまり画像読取部102が行った画像読み取りの記録情報を記憶する記録部104と、読み取った画像データを要求された画像形式に加工・変換する処理を行う画像処理部106と、出力用に変換済の画像データを保持する出力用画像メモリ109と、ネットワーク900を介してクライアントPCとのネットワーク接続の確立処理、およびデータの送受信を行う、すなわちクライアントPCとの間で通信の接続状態の確立および切断を行い、接続状態を確立しているクライアントPCから受信した要求データ(画像読取要求データ、画像ファイル取得要求データ)に応じて、接続状態を切断して処理が終了した旨をクライアントPCへ通知する通信部110と、クライアントPCから受信した要求データを解析して制御部105へ要求内容を伝達する、つまり通信部110がクライアントPCから受信したデータの解析を行う要求解析部107と、要求に対する応答データの生成と生成した応答データの送信指示、および応答の送信後、クライアントPCとの間で確立した接続状態の切断指示を行う、すなわち要求解析部107により解析された要求データに応じて要求データを送信したクライアントPCへの応答を生成する応答生成部108と、画像読取装置100全体を制御する役割を担うとともに、要求解析部107で解析された画像読み取りの要求データに応じて応答生成部108により生成された画像データを送信した後、記録部104に記録情報を記憶させる後処理が完了するまで通信部110による接続状態の確立を維持する制御部105と、から構成される。
このように構成された画像読取装置100は、クライアントPCとの間で通信の接続状態の確立および切断を行う通信部110を有し、通信部110が接続状態を確立しているクライアントPCから受信した要求データに応じて処理を行い、通信部110が接続状態を切断して処理が終了した旨をクライアントPCへ通知する。
なお、ネットワークの接続の確立および切断は、通信部110がクライアントPCからの接続要求を受信して接続状態を確立し、要求データに応じた処理が終了すると通信部110が接続を切断する。
また、画像読取装置100の制御部は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段により構成され、メモリ等の記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて装置全体の動作を制御する。
図3は、第1の実施例におけるクライアントPCの構成を示すブロック図である。
図3において、ネットワーク900に接続されたクライアントPC300は少なくとも、ユーザに各種表示・音声出力を行う表示部301、ユーザからの入力を受け付ける操作部303と、画像読取装置と通信して画像データの取得を行う機能を持つ画像読取指示部304と、表示部301、操作部303および画像読取指示部304とそれぞれ接続され制御を行うメイン制御部302と、取得した画像データを保存することが出来るメモリ309と、時間計測を行う時計部311と、ネットワーク900を介して画像読取装置とのネットワーク接続の確立処理、およびデータの送受信を行う通信部310と、から構成される。
画像読取指示部304は、画像読取装置の情報や要求する読取の設定値など、画像読取に関する設定値を保持する設定値保持部305と、画像読取装置に送信する要求データを生成する要求生成部307と、外部から受信した応答データを解析して応答内容にしたがった処理を行う応答解析・処理部308と、画像読取指示部304全体を制御する画像読取指示制御部306と、から構成される。
このように構成されたクライアントPC300において、各制御部はCPU等の制御手段により構成され、メモリ等の記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて端末全体の動作を制御する。
クライアントPC300の通信部310と、図2に示す画像読取装置100の通信部110は、それぞれの端末・装置に付与されたMAC(Media Access Control address)アドレスやIPアドレス等の固有情報を通信データに含ませ、その通信データに含まれた固有情報に基づいて通信相手の識別を行う。
なお、本実施例では、画像読取指示部304は、ユーザの操作により画像読取要求を連続的に画像読取装置へ送信し、画像読取ジョブを連続的に実行するような処理モードを備えているものとする。
上述した構成の作用について説明する。
まず、本実施例の画像読取システムにおける画像読取ジョブの実行処理について説明を行う。
図3に示すクライアントPC300における画像読取指示部304が行う連続ジョブ実行処理を、図4の第1の実施例における画像読取指示部の連続ジョブ実行処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図3を参照しながら説明する。
S401:クライアントPC300の画像読取指示部304は、連続的に画像読取ジョブを行うモードで実行すると、第1の画像読取ジョブを開始するために、画像読取装置100に画像読取要求データを生成・送信する。
画像読取要求データは、画像読取装置100に対して画像読取ジョブの開始を要求するもので、データ中には、クライアントPC300の識別情報や画像読取に関する設定値情報等が含まれる。
S402:画像読取指示部304は、送信した要求に対する画像読取装置100から送信される応答データを待機する。画像読取指示部304は、拒絶応答を受信した場合、または応答が返らないままタイムアウト時間を経過した場合、つまり受諾応答以外の画像読取ジョブのエラー終了と判定した場合は処理をS412へ移行し、受諾応答を受信した場合は処理をS403へ移行する。
S403:画像読取要求に対する画像読取装置100からの受諾応答を受信した画像読取指示部304は、画像ファイル取得要求データを生成・送信する。
画像ファイル取得要求データは、画像読取装置100に対して実行中の画像読取ジョブに対応する画像ファイルの送信を要求するもので、データ中にはクライアントPCの識別情報や、画像読取ジョブの識別情報等が含まれる。画像ファイル取得要求データは、1回の送信につき、ひとつの画像ファイルを取得するためのものであり、画像読取要求データに含まれる画像読取に関する設定値情報に、複数の画像ファイルが生成されるような画像読取ジョブを要求していた場合は、画像ファイル取得要求データを複数回送信する必要がある。
S404:画像ファイル取得要求データを送信したクライアントPC300の画像読取指示部304は、送信した要求に対応する応答データの送信を待機する。ここで、画像読取指示部304は、拒絶応答を受信した場合、または応答が返らないままタイムアウト時間を経過した場合、つまり受諾応答以外の画像読取ジョブのエラー終了と判定した場合は処理をS412へ移行し画像読取ジョブのエラー終了処理を行い、受諾応答を受信した場合は処理をS405へ移行する。
S405:画像ファイル取得要求に対する受諾応答を受信した画像読取指示部304は、画像ファイルから分割された画像データを受信するため、画像読取装置100から送信される画像データを待機する。画像読取指示部304は、画像データを受信しはじめると、画像ファイル取得のために確立されたネットワーク接続が画像読取装置100側から切断されるまで、受信した画像データを蓄積する。
S406:受信した画像データを蓄積した画像読取指示部304は、画像読取装置100側からネットワーク接続が切断されたと判定した場合は処理をS407へ移行し、ネットワーク接続が切断されていないと判定した場合は処理をS405へ移行する。
すなわち、画像読取指示部304は、画像読取装置100からネットワーク接続が切断されたことを検知することで、画像読取装置100の画像データの送信処理が完了したことを検知する。
S407:画像読取装置100側からネットワーク接続が切断されたと判定した画像読取指示部304は、画像ファイルのデータ送信完了と判定し、蓄積した画像データをファイルとしてメモリ309に保存する。
S408:蓄積した画像データをメモリ309に保存した画像読取指示部304は、S401における画像読取要求で、複数の画像ファイルを生成するような画像読取ジョブを要求していた場合等、現在実行中の画像読取ジョブで、未だに取得するべき画像ファイルがあると判定した場合は処理をS403へ移行し、S403〜S408の画像ファイル取得処理を繰り返し行い、すべての画像ファイルを取得したと判定した場合は処理をS409へ移行する。
S409:すべての画像ファイルを取得したと判定した画像読取指示部304は、画像読取ジョブを終了し、処理をS410へ移行する。S401〜S409までが、ひとつの画像読取ジョブを処理する流れである。
S410:ひとつの画像読取ジョブの処理を終了させた画像読取指示部304は、連続的に画像読取ジョブを処理するモードで実行されている場合であって、続けて実行予定の画像読取ジョブが存在すると判定した場合は処理をS401へ移行し、続けて実行予定の画像読取ジョブが存在しないと判定した場合は処理をS411へ移行する。
S411:続けて実行予定の画像読取ジョブが存在しないと判定した画像読取指示部304は、すべての画像読取ジョブの処理が正常に完了し、本処理を終了する。
S412:S402、S404の処理において拒絶応答を受信した場合、または応答が返らないままタイムアウト時間を経過した場合、つまり受諾応答以外の画像読取ジョブのエラー終了と判定した画像読取指示部304は、処理をS413へ移行する。
S413:画像読取ジョブのエラー終了と判定した画像読取指示部304は、画像読取プログラムのエラー終了と判定して、本処理を終了する。
次に、図2に示す画像読取装置100における画像ファイル取得要求データ受信時の処理を、図5の第1の実施例における画像読取装置の画像ファイル取得要求処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図2を参照しながら説明する。
S501:要求解析部107は、通信部110において受信したデータを解析してクライアントPC300からの画像ファイル取得要求データであることを判定すると、自装置が画像読取ジョブの実行中であるか否か、制御部105に問い合わせて確認する。制御部105は、画像読取ジョブの実行中であると確認した場合は処理をS502へ移行し、画像読取ジョブの実行中でないと確認した場合は処理をS509へ移行する。
S502:画像読取ジョブの実行中であると判定した要求解析部107は、画像ファイル取得を要求したクライアントPCと、現在実行中の画像読取ジョブを要求したクライアントPCとが一致するか否か、制御部105に問い合わせて確認する。現在実行中の画像読取ジョブを要求したクライアントPCと一致すると確認した場合は処理をS503へ移行し、一致しないと確認した場合は処理をS509へ移行する。
なお、画像ファイル取得を要求したクライアントPCと、現在実行中の画像読取ジョブを要求したクライアントPCが一致するか否かの判定処理は、IPアドレス等に基づいて判定される。
S503:画像ファイル取得を要求したクライアントPCと現在実行中の画像読取ジョブを要求したクライアントPCとが一致すると判定した要求解析部107は、現在実行中の画像読取ジョブにおいて送信予定の画像ファイルの存在の有無を制御部105に問い合わせて確認し、送信予定の画像ファイルが存在すると判定した場合は処理をS504へ移行し、送信予定の画像ファイルが存在しないと判定した場合は処理をS509へ移行する。
S504:送信予定の画像ファイルが存在すると判定した制御部105は、応答生成部108に画像ファイル取得要求に対する受諾応答データの生成を指示する。受諾応答データを生成した応答生成部108は、通信部110に生成した受諾応答データの送信を指示し、その指示を受けた通信部110は受諾応答データを、ネットワーク900を介してクライアントPC300へ送信する。
S505:受諾応答データの送信後、応答生成部108は、続いて画像ファイルのデータを出力用画像メモリから取得して通信部110に送信を指示し、通信部110は画像データを、ネットワーク900を介してクライアントPC300へ送信する。
ここで、応答生成部108は、画像処理部106において画像処理が完了し、送信準備が完了した部分の画像データから順次取得・送信を行い、ひとつの画像ファイルに相当するデータの送信を完了するまで、処理を継続する。
S506:画像ファイルの送信を完了した応答生成部108は、送信した画像ファイルが、現在実行中の画像読取ジョブで送信する最後のファイルであるか否か(続いて送信予定の画像ファイルが存在するか否か)を、制御部105に問い合わせて確認し、最後のファイルであると確認した場合は処理をS507へ移行し、最後のファイルでないと確認した場合は処理をS508へ移行する。
S507:送信した画像ファイルが最後のファイルであると確認した応答生成部108は、制御部105に画像読取ジョブの終了通知を行い、制御部105は実行中の画像読取ジョブのクローズ処理を開始する。制御部105は、画像読取ジョブのクローズ処理の完了後、完了した旨を応答生成部108に通知する。
ここでクローズ処理とは、実行された画像読取ジョブの履歴情報や画像読取を行った回数を記録するカウンタ情報を記録部104への更新、画像読取ジョブ実行のために確保した入力用画像メモリ103や出力用画像メモリ109等の解放、および必要であれば画像読取部102や画像処理部106に初期化指示等が行われることである。
S508:応答生成部108は、画像ファイル取得要求受信・応答と画像データの送信に使用したネットワーク接続を切断するように通信部110に指示し、通信部110はクライアントPC300との間に確立されているネットワーク接続状態を切断し、本処理を終了する。
S509:S501において画像読取ジョブの実行中ではない場合や、S502において画像ファイル取得を要求したクライアントPCと、実行中の画像読取ジョブを要求したクライアントPCとが一致しない場合、またはS503において実行中の画像読取ジョブで送信予定の画像ファイルが存在しない場合は、応答生成部108は、画像ファイル取得要求を拒絶する応答データを生成し、通信部110はネットワーク900を介してクライアントPC300へ送信し、処理をS508へ移行する。なお、拒絶応答データには、拒絶した理由が含まれる。
図6は、第1の実施例における画像読取機能通信シーケンス図であり、上述した図5に示す処理を行う画像読取装置100と、図4に示す連続的に画像読取ジョブを実行する図3に示す画像読取指示部304が動作するクライアントPC300との間で通信する流れを示したものである。
画像読取装置100とクライアントPC300間の通信シーケンスを、図6の第1の実施例における画像読取機能通信シーケンス図の図中Jで表す区間および図中Sで表すステップにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。
図6において、一点鎖線の矢印はネットワークの接続状態の確立・切断の処理、実線の矢印はクライアントPC300から画像読取装置100への処理、破線の矢印は画像読取装置100からクライアントPC300への処理、を表している。
S601:クライアントPC300は、画像読取機能が実行されたことに伴い、画像読取装置100との間でネットワーク接続状態を確立する。
S602:クライアントPC300は、確立した接続を用いて画像読取装置100へ画像読取要求を送信する。
ここで、クライアントPC300が送信する画像読取要求には、画像読取の設定条件等が含まれるが、図6においては、画像読取装置100の原稿台101に載置された原稿1枚の画像読取を要求するものであるとする。
S603:S602において画像読取要求を受信した画像読取装置100は、装置状態を確認し、画像読取要求を受付可能であると判断して画像読取を開始すると同時に、画像読取要求に対する受諾応答を送信する。
S604:画像読取装置100は、画像読取要求に対する受諾応答の送信後、クライアントPC300との間で確立したネットワーク接続を切断する。
ここでは、クライアントPC300の要求に対する応答を画像読取装置100から返すことを通信の1単位として定義し、1通信単位毎にネットワーク接続状態の確立、切断を行う通信方式とする。
S605:画像読取装置100から画像読取要求を受諾する応答を受け取ったクライアントPC300は、画像読取装置100で読み取った画像データを受け取るべく、クライアントPC300から画像読取装置100との間でネットワーク接続状態を確立する。
S606:クライアントPC300は、確立した接続を用いて画像読取装置100へ画像ファイル取得要求を送信する。
ここで、図4の説明(S403)でも述べたように、1回の画像ファイル取得要求は、1つの画像ファイルに対する取得要求を意味する。複数の画像ファイルを取得したい場合は、クライアントPC300は画像ファイル取得要求を複数回繰り返し送信する。
図6においては、画像読取装置100の原稿台101に戴置された原稿1枚の読取要求を行った場合であるため、生成される画像ファイルは1つであることが自明であり、クライアントPC300は画像ファイル取得要求を1回のみ実行する。
S607:画像ファイル取得要求を受信した画像読取装置100は、要求に対応した画像読取を実行中であることを確認し、クライアントPC300に画像ファイル取得要求に対する受諾応答を送信する。
S608、S609、S610:画像読取装置100は、画像ファイルを生成できた部分からクライアントPC300へ順次送信する。S608、S609、S610では、1つの画像ファイルが3分割されて画像データとして送信される処理を表している。
画像読取装置100は、ひとつの画像ファイルのデータをすべて送信完了したとき、画像読取ジョブのクローズ処理を行う(図6におけるJ603が示す区間)。
画像読取装置100における画像読取ジョブのクローズ処理では、実行された画像読取ジョブの記録を残す処理や画像読取ジョブ実行のために確保・使用したメモリを解放する等の処理が行われる。
S611:画像読取装置100は、画像読取ジョブのクローズ処理の完了後、画像ファイル要求のため確立されたネットワーク接続を切断する。
ネットワーク接続を切断後、画像読取装置100は次の画像読取ジョブを開始することが可能な状態となる。クライアントPC300は画像読取装置100がネットワーク接続の切断を行ったことで、画像ファイルのデータ受け取り完了と判定してデータ受信を終了して画像ファイルを保存する。
画像読取機能実行時におけるS601〜S611の処理が、ひとつの画像読取ジョブの最小単位の通信である。したがって、S611において第1の画像読取ジョブが完了し、第2の画像読取ジョブの処理となるS612〜S615は、第1の画像読取ジョブの処理であるS601〜S604と同様の処理として対応する。
また、図中Jで示す区間は、クライアントPC300において、J601は第1の画像読取ジョブ処理中区間であり、画像読取装置100において、J602は第1の画像読取ジョブ処理中区間である。J605、J604は、J601、J602と同様となるため説明を省略する。
以上のように、クライアントPC300が画像ファイルのデータ受け取り完了と判定するネットワーク接続の切断タイミングを画像読取ジョブのクローズ処理完了後とすることで、画像読取装置100における画像読取ジョブのクローズ処理区間であるJ603は、J601に含まれることとした。このことにより、第1の画像読取ジョブのクローズ処理完了後にネットワーク接続を切断することで、クライアントPC300による第2の画像読取ジョブの要求が画像読取装置100に拒絶応答されることをなくすことができる。
ここで、比較例の画像読取機能通信シーケンスを説明する。
比較例では、上述したような連続的に画像読取ジョブを実行する画像読取指示部が動作するクライアントPCと、ネットワークを介して通信し、画像読取ジョブを実現する比較例の画像読取装置においては、第1の画像読取ジョブに関する一連の通信(図4におけるS401〜S409)が終了した後、画像読取装置が即座に第2の画像読取ジョブを受け付けることが出来る状態になっているとは限らない、という問題がある。
このケースについて、図7に記載のクライアントPCと比較例としての画像読取装置間の通信シーケンスに基づいて図6と比較して説明する。
図7は、第1の実施例における比較例としての画像読取機能通信シーケンス図である。
図7において、図6の画像読取装置100の場合に比べ、J703で示す画像読取装置における第1の画像読取ジョブのクローズ処理区間が、J701で示すクライアントPCにおける第1のジョブ処理中区間に含まれないため、クライアントPCで第2の画像読取ジョブが開始された時点で、画像読取装置は新しい画像読取ジョブを受け付けできない状態となっており、クライアントPCの連続的な画像読取ジョブの要求を拒絶することが示されている。
詳細には、要求された画像データの送信終了をもって画像読取ジョブの終了とするような通信方式を採る画像読取機能においては、通信が終了した後に画像読取装置でジョブのクローズ処理が発生しているため、画像読取ジョブの一連の通信S701〜S711が終了した後、クライアントPCが即座に第2の画像読取ジョブを開始するため画像読取装置とのネットワーク接続を確立し(S712)、画像読取要求を送信したときに(S713)、画像読取装置が依然第1の画像読取ジョブのクローズ処理中状態にあった場合、画像読取ジョブを開始できないため拒絶応答を返し(S714)、画像読取装置はネットワーク接続を切断する(S715)ため、クライアントPCで第2の画像読取ジョブはエラー終了となることがある。
このような場合には、一定の待ち時間をおいて再度クライアントPCから要求を出すか、要求を受諾されるまで繰り返し画像読取指示操作を実行する必要がある。このような処置は、第1の画像読取ジョブの実行後、同じ画像読取装置で続けて第2の画像読取ジョブが利用できると期待したクライアントユーザにとっては、負担となる操作である。
また、図4において示した連続的に画像読取ジョブを実行する画像読取指示部がクライアントPCで動作する場合は、ユーザの操作により画像読取ジョブ実行が行われる場合に比べ、上述した図7のS711から、S712およびS713の間の区間が極短時間となる可能性があり、画像読取装置が第1の画像読取ジョブクローズ処理中に第2の画像読取要求を受信する可能性が高くなる。よって画像読取指示部は、画像読取装置から第2の画像読取ジョブの拒絶応答を受け取った結果、エラーとして処理を終了させることとなり、所望する動作を完了できない。
以上が比較例としての画像読取装置の画像読取ジョブ制御の問題点である。
このような問題を解消するため、本実施例の画像読取装置100では、画像データ送信後におけるネットワーク接続の切断タイミングを画像読取装置100の画像読取ジョブクローズ処理後とした。
なお、本実施例では画像読取装置は画像データ取得要求に対して画像データを送信した後、画像読取ジョブのクローズ処理が完了するまで、画像データ送信に使用したネットワークの接続状態の維持を固定的に行うように記載しているが、受け取った画像読取要求に含まれるパラメータ等に基づいて、画像データ送信完了と共にネットワーク接続状態を切断する図7に示す処理の流れと切替え可能なように構成してもよい。
その場合は、図6のS602においてクライアントPCから画像読取要求を受信し、要求解析部107が画像読取要求を解析した時点で、要求に含まれるパラメータから処理の流れの切替えを行うか否かを判定して応答生成部108に処理方法を指示し、応答生成部108は指示された処理方法にしたがって、画像データ取得要求に対する応答後、ネットワークの接続状態の切断(S611)を画像データ送信完了の後に行うか、画像読取ジョブのクローズ処理まで完了した後に行うか、処理の流れを切り替える。
以上説明したように、第1の実施例では、画像読取システムにおいて、クライアントPCにおける図4に示す処理を行う画像読取指示部によって、連続的に画像読取ジョブが実行される場合であっても、画像読取要求用端末が送信する画像読取要求に対して、画像読取装置が第1の画像読取ジョブのクローズ処理中状態であるために拒絶応答を送信することがなくなる。その結果、画像読取要求用端末で、連続的に画像読取ジョブを実行する画像読取指示部の処理を正常に完了させることができるという効果が得られる。
また、本実施例の画像読取装置によれば、画像読取要求用端末からの要求を受けて画像読取ジョブを実行した場合に、画像読取要求用端末との通信が終了した時点で、画像読取装置側で、画像読取ジョブの履歴情報や画像読取回数のカウンタ情報の更新処理を含む画像読取ジョブのクローズ処理が完了しているので、画像読取要求用端末との通信終了後に画像読取装置側で画像読取ジョブのクローズ処理を行う比較例と比べて、画像読取装置と画像読取要求用端末の間で、画像読取ジョブの履歴、画像読取回数のカウンタ情報の齟齬が発生し難い画像読取システムとなる。
このことは、課金等の目的のために画像読取装置および一または複数の画像読取要求用端末を含む画像読取システム全体を監視するような遠隔監視端末を有するシステムにおいて有効と言える。
図8は、第2の実施例における画像読取装置の構成を示すブロック図である。図8に示す第2の実施例では、第1の実施例で示した図2の画像読取装置100の内部に端末記憶部611と時計部612を追加している。
図8において、画像読取装置600は、上述した図2の画像読取装置100と同等の構成に、時間経過を計測する時計部612と、要求解析部607から端末の識別情報を受け取って記憶する端末情報記憶部611を追加し、構成される。
上述した構成の作用について説明する。
本実施例における画像読取装置600の処理は、図4〜図7に示す第1の実施例の処理と同様であることを前提として異なる部分について説明する。
まず、追加の構成である端末情報記憶部611および時計部612に関する動作を説明する。
画像読取ジョブのクローズ処理が完了したときに、要求解析部607は、実行した画像読取ジョブを要求したクライアントPCの識別情報を端末情報記憶部611に伝達する。クライアントPCの識別情報を受け取った端末情報記憶部611は、クライアントPCの識別情報を記憶し、時計部612に時間計測を開始させる。
時計部612は、時計計測開始後、所定の時間が経過したときに端末情報記憶部611に所定時間経過通知を発行する。
端末情報記憶部611は、所定時間経過通知を受け取ると、記憶しているクライアントPCの識別情報を消去する。
次に、画像読取装置600が画像読取要求データを受信したときに、要求を受諾するか否かをどのように判定するかを、図9の第2の実施例における画像読取要求処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図8を参照しながら説明する。
S901:画像読取装置600の要求解析部607は、ネットワーク900を介して通信部610において受信したデータを解析し、画像読取要求データであると判定した後、現在画像読取ジョブの実行中であるか否かを制御部605に問い合わせて確認する。
要求解析部607は、画像読取ジョブの実行中であると判定した場合は処理をS906へ移行し、画像読取ジョブの実行中ではないと判定した場合は処理をS902へ移行する。
S902:画像読取ジョブの実行中ではないと判定した要求解析部607は、端末情報記憶部611に、クライアントPCの識別情報が存在するか否かを確認し、クライアントPCの識別情報が存在すると判定した場合は処理をS903へ移行し、クライアントPCの識別情報が存在しないと判定した場合は処理をS904へ移行する。
S903:クライアントPCの識別情報が存在すると判定した要求解析部607は、クライアントPCの識別情報を取得し、受信した画像読取要求データを送信したクライアントPCと記憶しているクライアントPCが一致するか確認し、一致しないと判定した場合は処理をS906へ移行し、一致すると判定した場合は処理をS904へ移行する。
S904:クライアントPCの識別情報が存在しないと判定した場合、または画像読取要求データを送信したクライアントPCと記憶しているクライアントPCが一致すると判定した場合は、要求解析部607は、応答生成部608において画像読取要求を受諾する応答データを生成し、通信部610からネットワーク900を介して要求元のクライアントPC300へ送信する。
S905:応答生成部608は、画像読取要求データの受信・応答に使用したネットワーク接続を切断するように通信部610に指示し、通信部610はクライアントPC300との間に確立されているネットワーク接続状態を切断し、本処理を終了する。
S906:S901において画像読取ジョブの実行中ではない場合や、S903において画像読取要求データを送信したクライアントPCと記憶しているクライアントPCが一致しない場合は、応答生成部608は、画像ファイル取得要求を拒絶する応答データを生成し、通信部610はネットワーク900を介してクライアントPC300へ送信し、処理をS905へ移行する。
図1に示すようなシステム環境において、クライアントPC300から第1の実施例の画像読取装置100に対して、画像読取ジョブを連続的に実行する画像読取指示部の動作が実行された場合に、例えば連続的に実行される第1の画像読取ジョブの終了時から、第2の画像読取ジョブの開始要求送信までの区間に、他のクライアントPC400やクライアントPC500等が画像読取要求を画像読取装置100に対して送信し、これを受信した場合に、画像読取装置100は、クライアントPC400またはクライアントPC500からの画像読取要求を受け付けて、画像読取ジョブを開始した場合、その後クライアントPC300の画像読取指示部の送信した第2の画像読取要求を受信しても受け付けることができない可能性があった。
上述した第2の実施例の画像読取装置600は、このような問題に配慮したものであり、クライアントPC300の画像読取指示部が連続的に画像読取ジョブを、他のクライアントPCの画像読取要求の割り込みによって途中で妨げられることなく実施できるように構成されている。
以下に、図10に基づいて第2の実施例における画像読取機能通信の処理の流れを説明する。
図10は、第2の実施例における画像読取機能通信シーケンス図である。
図10において、S001〜S011の区間は、クライアントPC300と画像読取装置600の間で第1の画像読取ジョブを実行する処理の流れであり、図6において説明した第1の実施例と同様のシーケンスである。
本実施例の画像読取装置600においては、S012〜S015で示す画像読取装置600が画像読取ジョブの実行中ではない状態で、別のクライアントPC400が画像読取要求を送信した場合にも、J004で示す端末情報記憶部611の端末の識別情報と画像読取要求のクライアントPC300の識別情報の照合結果が加わることにより、クライアントPC300の画像読取指示部304が送信する第2の画像読取ジョブを受諾することが出来る。
なお、本実施例の説明では、画像読取装置600は、画像読取ジョブの完了後、一定時間、第1の画像読取ジョブを要求したクライアントPC300以外のクライアントPCからの画像読取要求による画像読取ジョブの開始の制限を固定的に行うとしているが、受信した画像読取要求データに含まれるパラメータによって、画像読取ジョブの完了後に第1の画像読取ジョブを要求したクライアントPC300以外のクライアントPCからの画像読取要求による画像読取ジョブの開始を制限する時間を決定、または制限を行わない等、動作を切替え可能とする構成としてもよい。
すなわち、接続状態の確立の維持の要否を指示する維持要否情報を含み、制御部605は、維持要否情報に従って通信部610による接続状態の確立を維持する動作としてもよい。これにより、制御部605は、後処理が完了してから所定の時間が経過するまでの間、画像読み取りの要求データを送信したクライアントPCを除く他のクライアントPCから受信した画像読取の要求データに対して応答生成部608が生成した拒絶応答を通信部610により送信する。
その場合、図10のS002においてクライアントPCから画像読取要求を受信し、要求解析部607は、画像読取要求を解析するときに、要求データに含まれるパラメータから画像読取ジョブの開始を制限する処理を行うか否か判定する。この判定結果にしたがって、画像読取ジョブが完了したとき、要求解析部607は、端末情報記憶部611に画像読取ジョブを要求したクライアントPCの識別情報と、画像読取ジョブの開始を制限する時間を入力する。入力を受けた端末情報記憶部611は、画像読取ジョブを要求したクライアントPCの識別情報を記憶し、入力された画像読取ジョブの開始を制限する時間を時計部612に計測する時間として設定し、時間計測を開始させる処理を行う。
さらに、画像読取装置600は、第1の画像読取ジョブを要求したクライアントPC300の画像データ取得要求に対して画像データの送信完了後から、画像読取装置600における画像読取ジョブのクローズ処理が完了するまでにおいても、受信した画像読取要求データに含まれるパラメータによって、クライアントPC300以外のクライアントPCからの画像読取要求による画像読取ジョブの開始を制限する時間を決定、または制限を行わない等、動作を切替え可能とする構成としてもよい。
すなわち、画像読み取りの要求データは、拒絶応答の送信の要否を指示する拒絶要否情報を含み、制御部605は、拒絶要否情報に従って拒絶応答を通信部610により送信する動作としてもよい。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、画像読取装置に端末情報記憶部および時計部を追加することで、画像読取ジョブの開始を制限する動作を時間的制限および制限の有無の設定をすることより、ネットワークに接続されている他の画像読取要求用端末からの割り込みによって連続的な画像読取ジョブの実行が妨げられることを抑制することができるという効果が得られる。
なお、本発明は、実施例の説明では画像読取装置に適用した場合を説明したが、画像読取部を備えるものであれば、スキャナ装置、ファクシミリ装置、コピー機、複合機等にも適用可能である。
100、200、600 画像読取装置
105、605 制御部
207、607 要求解析部
108、608 応答生成部
110、610 通信部(画像読取装置)
300、400、500 クライアントPC
304 画像読取指示部
310 通信部(クライアントPC)
900 ネットワーク
901 ユーザ

Claims (5)

  1. 上位端末との間で通信の接続状態の確立および切断を行う通信部を有し、前記通信部が接続状態を確立している前記上位端末から受信した要求データに応じて処理を行い、前記通信部が前記接続状態を切断して前記処理を終了する画像読取装置において、
    原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像読取部が行った画像読み取りの記録情報を記憶する記録部と、
    前記通信部が前記上位端末から受信したデータの解析を行う要求解析部と、
    前記要求解析部により解析された要求データに応じて前記要求データを送信した前記上位端末への応答を生成する応答生成部と、
    前記要求解析部で解析された画像読み取りの要求データに応じて前記応答生成部により生成された前記画像データを送信した後、前記記録部に記録情報を記憶させる後処理が完了するまで前記通信部による接続状態の確立を維持する制御部とを有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記画像読み取りの要求データは、前記接続状態の確立の維持の要否を指示する維持要否情報を含み、
    前記制御部は、前記維持要否情報に従って前記通信部による接続状態の確立を維持することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記制御部は、前記後処理が完了してから所定の時間が経過するまでの間、前記画像読み取りの要求データを送信した前記上位端末を除く他の上位端末から受信した画像読取の要求データに対して前記応答生成部が生成した拒絶応答を前記通信部により送信することを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記画像読み取りの要求データは、前記拒絶応答の送信の要否を指示する拒絶要否情報を含み、
    前記制御部は、前記拒絶要否情報に従って前記拒絶応答を前記通信部により送信することを特徴とする画像読取装置。
  5. 上位装置と、
    前記上位端末との間で通信の接続状態の確立および切断を行う通信部を有し、前記通信部が接続状態を確立している前記上位端末から受信した要求データに応じて処理を行い、前記通信部が前記接続状態を切断することで前記処理が終了した旨を前記上位端末へ通知する画像読取装置とを有する画像読取システムにおいて、
    前記画像読取装置は、
    原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像読取部が行った画像読み取りの記録情報を記憶する記録部と、
    前記通信部が前記上位端末から受信したデータの解析を行う要求解析部と、
    前記要求解析部により解析された要求データに応じて前記要求データを送信した前記上位端末への応答を生成する応答生成部と、
    前記要求解析部で解析された画像読み取りの要求データに応じて前記応答生成部により生成された前記画像データを送信した後、前記記録部に記録情報を記憶させる後処理が完了するまで前記通信部による接続状態の確立を維持する制御部とを有することを特徴とする画像読取システム。
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