JPH11305527A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11305527A
JPH11305527A JP12961798A JP12961798A JPH11305527A JP H11305527 A JPH11305527 A JP H11305527A JP 12961798 A JP12961798 A JP 12961798A JP 12961798 A JP12961798 A JP 12961798A JP H11305527 A JPH11305527 A JP H11305527A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は現像ギャップを正確に検出して現像バ
イアス電圧を現像ギャップの大きさに適切な値に調整
し、また現像ギャップの変動を抑制し、画像品質を向上
させる画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置1は、感光体2の画像有効領
域外の表面に電極11が形成されいる。画像形成装置1
は、現像バイアス調整時、電極11を覆うカバー12を
電極11上から移動して、現像ローラ5に所定の可変電
圧を印加し、感光体2の電極11へのリークの発生する
リーク電圧に基づいて、現像ギャップの大きさを検出し
て、当該現像ギャップの大きさに応じて現像バイアス電
圧を調整する。したがって、現像ギャップの大きさを正
確に検出して、現像バイアス電圧を現像ギャップの大き
さに適切な値に調整することができ、現像ローラ5から
感光体2に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳細には、静電潜像の形成された像担持体に非接触
でトナーを供給して現像する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から原稿の画像に対応した静電潜像
を感光体等の像担持体に形成し、この静電潜像の形成さ
れた像担持体に現像剤層よりも大きな間隙を空けて現像
ローラ等の現像剤担持体を配設して、現像剤担持体の現
像剤を像担持体の静電潜像に対応する部分に供給して、
像担持体を現像した後、当該像担持体上の現像剤を転写
紙に転写して画像形成を行う画像形成装置がある。
【0003】このような画像形成装置においては、像担
持体と現像剤担持体との間隔(以降、現像ギャップとい
う。)が、現像剤担持体から像担持体に供給される現像
剤の量に影響を及ぼすため、この現像ギャップの変化に
左右されることなく、いかに画像品質を向上させるかが
重要な課題となる。
【0004】そこで、従来、一様帯電した像担持体を露
光して像担持体上に静電潜像を形成し、像担持体と間隔
を空けて対向した現像器の現像剤担持体上に一成分現像
材を担持して、規制部材により所定層厚の現像剤層に規
制しながら現像剤担持体と像担持体とが対向した現像部
へ搬送し、バイアス電源により現像剤担持体に像担持体
との間で現像バイアスを印加して、像担持体上に形成さ
れた静電潜像を現像剤で現像する画像形成装置におい
て、現像剤担持体上の現像剤層の層厚を現像部における
現像剤担持体と像担持体との間隔よりも小さくし、バイ
アス電源により、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バ
イアスを出力し、その交流電圧の振幅を、現像剤担持体
と像担持体との間隔の変動に応じて変化させることによ
り、現像ギャップが変動しても、現像ギャップの変動に
よる現像ギャップ間の静電容量の変化により現像バイア
スの交流分の振幅を変化させて、現像性を増大させる画
像形成装置が提案されている(特開平9−197781
号公報参照)。
【0005】そして、この従来の画像形成装置は、バイ
アス電源の出力側に並列接続したコンデンサと抵抗器を
挿入することにより、現像ギャップの変動に応じて現像
バイアスの交流分の振幅を変化させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、現像ギャップ間の
静電容量の変化により現像ギャップの変動を検出し、現
像ギャップの変動に応じて現像バイアスの交流分の振幅
を変化させるようにしているため、現像ギャップ間の静
電容量が現像剤担持体上の現像剤層の電位の影響を受け
やすく、現像ギャップの変動を正確に検出することが困
難な場合があり、適切に現像バイアス交流分の振幅を変
化させることができず、現像剤担持体から像担持体へ供
給される現像剤の量が変動して、画像が悪化するおそれ
があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、静電潜像
の形成される像担持体の現像有効領域外の表面に所定の
電極を形成し、像担持体との間に所定の現像ギャップを
空けて配設され現像剤を像担持体に供給する現像剤担持
体に所定の可変電圧を印加した際の像担持体の電極への
リークの発生する当該可変電圧であるリーク電圧に基づ
いて、現像ギャップの大きさを検出して、当該現像ギャ
ップの大きさに応じて現像バイアス電圧を調整すること
により、現像ギャップの大きさを正確に検出して、現像
バイアス電圧を当該現像ギャップの大きさに適切な値に
調整し、現像剤担持体から像担持体に安定した現像剤量
を供給して、画像品質を向上させることのできる画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、静電潜像の形成さ
れる像担持体と、像担持体との間に所定の現像ギャップ
を空けて配設され現像剤を像担持体に供給する現像剤担
持体との現像有効領域外の表面に接触する状態で、現像
ギャップの大きさに応じて抵抗値の変化する所定の抵抗
体を挿入し、現像剤担持体に所定の電圧を印加した際の
抵抗体を流れる電流値に基づいて、現像ギャップの大き
さを検出して、当該現像ギャップの大きさに応じて現像
バイアス電圧を調整することにより、現像ギャップの大
きさを正確に検出して、現像バイアス電圧を現像ギャッ
プの大きさに適切な値に調整し、現像剤担持体から像担
持体に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向上さ
せることのできる画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0009】請求項3記載の発明は、静電潜像の形成さ
れる像担持体の現像有効領域外に少なくとも表面が着磁
する着磁領域を形成し、当該着磁領域の表面に現像ギャ
ップの大きさに対応する粒径の所定粒子を付着させると
ともに、当該粒子を一層の薄膜層にならすならし部材を
配設し、当該薄膜層にならされた粒子を挟んで像担持体
と現像剤を担持して当該現像剤を像担持体に供給する現
像剤担持体とを押圧して、像担持体と現像剤担持体との
間に、粒子の粒径に対応する現像ギャップを形成するこ
とにより、粒子の粒径のみに応じて安定して現像ギャッ
プを形成して、現像ギャップの変動を最小限に抑制し、
現像剤担持体から像担持体に安定した現像剤量を供給し
て、画像品質を向上させることのできる画像形成装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、静電潜像の形成される像担持体と、現像
剤を担持して当該現像剤を前記像担持体に供給して前記
像担持体の静電潜像を前記現像剤で現像する現像剤担持
体との間に、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層より
も大きな所定の現像ギャップを空けた非接触状態で、前
記現像剤担持体に所定の現像バイアス電圧を印加して、
前記現像剤担持体上の前記現像剤を前記像担持体の前記
静電潜像部分に供給して現像を行う画像形成装置におい
て、前記像担持体の現像有効領域外の表面に所定の電極
を形成し、前記現像剤担持体に所定の可変電圧を印加し
た際の前記像担持体の前記電極へのリーク電圧に基づい
て、前記現像ギャップの大きさを検出して、当該現像ギ
ャップの大きさに応じて前記現像バイアス電圧を調整す
ることにより、上記目的を達成している。
【0011】上記構成によれば、静電潜像の形成される
像担持体の現像有効領域外の表面に所定の電極を形成
し、現像剤担持体に所定の可変電圧を印加した際の像担
持体の電極へのリークの発生する当該可変電圧であるリ
ーク電圧に基づいて、現像ギャップの大きさを検出し
て、当該現像ギャップの大きさに応じて現像バイアス電
圧を調整しているので、現像ギャップの大きさを正確に
検出して、現像バイアス電圧を現像ギャップの大きさに
適切な値に調整することができ、現像剤担持体から像担
持体に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向上さ
せることができる。
【0012】請求項2記載の発明の画像形成装置は、静
電潜像の形成される像担持体と、現像剤を担持して当該
現像剤を前記像担持体に供給して前記像担持体の静電潜
像を前記現像剤で現像する現像剤担持体との間に、前記
現像剤担持体上の前記現像剤の層よりも大きな所定の現
像ギャップを空けた非接触状態で、前記現像剤担持体に
所定の現像バイアス電圧を印加して、前記現像剤担持体
上の前記現像剤を前記像担持体の前記静電潜像部分に供
給して現像を行う画像形成装置において、前記像担持体
と前記現像剤担持体の現像有効領域外の表面に接触する
状態で、前記現像ギャップの大きさに応じて抵抗値の変
化する所定の抵抗体を挿入し、前記現像剤担持体に所定
の電圧を印加した際の前記抵抗体を流れる電流値に基づ
いて、前記現像ギャップの大きさを検出して、当該現像
ギャップの大きさに応じて前記現像バイアス電圧を調整
することにより、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、静電潜像の形成される
像担持体と現像剤担持体との現像有効領域外の表面に接
触する状態で、現像ギャップの大きさに応じて抵抗値の
変化する所定の抵抗体を挿入し、現像剤担持体に所定の
電圧を印加した際の抵抗体を流れる電流値に基づいて、
現像ギャップの大きさを検出して、当該現像ギャップの
大きさに応じて現像バイアス電圧を調整しているので、
現像ギャップの大きさを正確に検出して、現像バイアス
電圧を現像ギャップの大きさに適切な値に調整すること
ができ、現像剤担持体から像担持体に安定した現像剤量
を供給して、画像品質を向上させることができる。
【0014】請求項3記載の発明の画像形成装置は、静
電潜像の形成される像担持体と、現像剤を担持して当該
現像剤を前記像担持体に供給して前記像担持体の静電潜
像を前記現像剤で現像する現像剤担持体との間に、前記
現像剤担持体上の前記現像剤の層よりも大きな所定の現
像ギャップを空けた非接触状態で、前記現像剤担持体に
所定の現像バイアス電圧を印加して、前記現像剤担持体
上の前記現像剤を前記像担持体の前記静電潜像部分に供
給して現像を行う画像形成装置において、前記像担持体
の現像有効領域外に少なくとも表面が着磁する着磁領域
を形成し、当該着磁領域の表面に前記現像ギャップの大
きさに対応する粒径の所定粒子を付着させるとともに、
当該粒子を一層の薄膜層にならすならし部材を配設し、
当該薄膜層にならされた粒子を挟んで前記像担持体と前
記現像剤担持体とを押圧して、前記像担持体と前記現像
剤担持体との間に、前記粒子の粒径に対応する前記現像
ギャップを形成することにより、上記目的を達成してい
る。
【0015】上記構成によれば、静電潜像の形成される
像担持体の現像有効領域外に少なくとも表面が着磁する
着磁領域を形成し、当該着磁領域の表面に現像ギャップ
の大きさに対応する粒径の所定粒子を付着させるととも
に、当該粒子を一層の薄膜層にならすならし部材を配設
し、当該薄膜層にならされた粒子を挟んで像担持体と現
像剤を担持して当該現像剤を像担持体に供給する現像剤
担持体とを押圧して、像担持体と現像剤担持体との間
に、粒子の粒径に対応する現像ギャップを形成している
ので、粒子の粒径のみに応じて安定して現像ギャップを
形成して、現像ギャップの変動を最小限に抑制すること
ができ、現像剤担持体から像担持体に安定した現像剤量
を供給して、画像品質を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1〜図4は、本発明の画像形成装置の第
1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、感光
体に形成した電極と現像ローラとのリーク電圧に基づい
て現像ギャップを検出して、当該現像ギャップの大きさ
に応じて現像バイアス電圧を調整するもので、請求項1
に対応するものである。
【0018】図1は、本発明の画像形成装置の第1の実
施の形態を適用した画像形成装置1の現像部の概略構成
側面図である。
【0019】図1において、画像形成装置1は、感光体
2に近接して、現像ユニット3が配設されており、現像
ユニット3は、トナーケース4内に、現像ローラ5、供
給ローラ6及びアジテータ7等が配設されている。
【0020】現像ローラ(現像剤担持体)5と感光体
(像担持体)2とは、50〜150μmの現像ギャップ
を設けて近接する状態で配設されており、この現像ロー
ラ5と感光体2との現像ギャップは、感光体2あるいは
現像ローラ5の現像有効幅(現像有効領域)外の軸方向
両端部表面にスペーサを挿入することにより、感光体2
あるいは現像ローラ5の軸端部にカラーを被せることに
より、あるいは、駆動軸の周囲にスペーサコロを配設す
ることにより、形成されている。
【0021】現像ユニット3は、トナーケース4内にト
ナーが収納されており、当該トナーは、例えば、ポリエ
ステル、ポリオール、スチレンアクリル等の樹脂に帯電
制御材(CCA)、色材を混合し、その周りにシリカ、
酸化チタン等の物質を外添されたものである。このトナ
ーは、所定の粒径、例えば、平均粒径が7.5μmであ
り、高解像力の需要とともに小粒径化しても十分対応で
きるようになっている。
【0022】トナーケース4内のトナーは、回転駆動さ
れるアジテータ7により撹拌されて、機械的に供給ロー
ラ6に供給され、供給ローラ6は、トナーを現像ローラ
5に供給する。この供給ローラ6は、発泡ポリウレタン
等で形成され、可撓性を有するとともに、50〜500
μm径のセルを有して、トナーを保持しやすい構造に形
成されている。供給ローラ6は、その硬度は、JIS
Aで10度〜30度程度であって、比較的硬度が低く、
現像ローラ5とも均一に当接させることができる。
【0023】上記供給ローラ6は、現像ローラ5に所定
圧力で押圧されて、0.5〜1mmの食い込み量で現像
ローラ5に食い込んだ状態で配設されており、現像ロー
ラ5と同じ方向に回転駆動されている。供給ローラ6と
現像ローラ5の線速比は、0.9〜1.5が好適であ
り、この線速比は、各種条件設定の組み合わせによって
適宜設定可能であるとともに、上記回転方向も、現像ロ
ーラ5と逆方向であってもよい。また、供給ローラ6と
現像ローラ5との食い込み量は、現像ローラ5を回転駆
動させるモータの特性に依存するとともに、トナーの帯
電特性や供給性にも依存するため、これらを考慮して、
最適条件を設定することが必要であるとともに、このよ
うな設定が可能である。なお、本実施の形態において
は、供給ローラ6と現像ローラ5を回転駆動させる必要
トルクは、1〜1.5kgfcmであれば適切に作動さ
せることができることを確認している。
【0024】上記現像ローラ5は、ゴム材料で形成され
ており、その表面粗さが、適宜ならして、RZで、1〜
4μmとなっている。この現像ローラ5の表面粗さは、
トナー粒径に対して、13〜80%の範囲であり、トナ
ーを現像ローラ5の表面に埋没させることなく、搬送す
ることのできる表面粗さである。この現像ローラ5のゴ
ム材料としては、例えば、シリコン、ブタジエン及びヒ
ドリン等を用いることができる。また、現像ローラ5の
表面には、経時品質を安定化させるための樹脂を被覆す
ることができ、この被覆用の樹脂としては、例えば、シ
リコン系やテフロン系の樹脂を用いることができる。シ
リコン系の樹脂は、トナーの帯電性に優れており、テフ
ロン系の樹脂は、トナーの離型性に優れている。
【0025】現像ユニット3は、アジテータ7により供
給ローラ6に供給したトナーを接触部で反対方向に回転
する現像ローラ5と挟んで、トナーに負の帯電電荷を帯
びさせ、現像ローラ5の上記表面粗さとこの帯電電荷の
相乗効果により現像ローラ5上にトナーを保持させる。
このとき、現像ローラ5上には、トナーが均一ではな
く、例えば、1〜3mg/cm2 というかなり過剰に付
着しているとともに、かなりムラのある状態で付着して
いる。
【0026】そこで、現像ユニット3には、そのトナー
ケース4に規制ブレード8がホルダ9を介して配設され
ており、規制ブレード8は、現像ローラ5の軸方向に延
在する板状に形成されて、その腹部が現像ローラ5の表
面に当接する。現像ユニット3は、規制ブレード8を現
像ユニット3に当接させることにより、現像ローラ5表
面に付着したトナーを均一な層厚を有する薄層に形成す
る。この規制ブレード8は、本実施の形態では、その自
由端が現像ローラ5の回転方向下流方向に向いた状態で
配設されているが、逆方向、すなわち、その自由端が現
像ローラ5の回転方向上流方向に向いた状態で配設され
ていてもよい。規制ブレード8は、例えば、SUS30
4等の金属により、厚さ、0.1〜0.15mmに形成
されたものを使用することができるが、これに限るもの
ではなく、例えば、ポリウレタンゴム等のゴム材料やシ
リコン樹脂等の比較的硬度の高い樹脂材料で、厚さ、1
〜2mmに形成したものであってもよい。すなわち、規
制ブレード8は、金属以外であっても、カーボンブラッ
ク等を混ぜ込むことにより、低抵抗化することができ、
後述する感光体2に印加するバイアス電源を接続して、
現像ローラ5との間に電界を形成することができる。
【0027】また、規制ブレード8は、ホルダ9から自
由端までの長さが、10〜15mmの範囲が好適であ
る。すなわち、この範囲の上限を越えると、現像ユニッ
ト3の大きさが増加して、画像形成装置1をコンパクト
に形成することが難しくなり、この範囲の下限を下回る
と、現像ローラ5表面と接触する際に振動が生じやすく
なって、ベタ画像を形成すると、横方向の段々ムラ等の
異常画像が発生するからである。さらに、規制ブレード
8は、その現像ローラ5への当接圧が、10〜150g
/cmの範囲が好適である。すなわち、この範囲の上限
を越えると、現像ローラ5上のトナー付着量が減少する
とともに、トナーの帯電量が過剰となって、結果的に現
像量が減少して、画像濃度が低くなり、この範囲の下限
を下回ると、現像ローラ5表面のトナーの薄層が均一に
形成されずにトナーの固まりが規制ブレード8を通過す
るおそれがあり、画像品質が低下するからである。
【0028】そこで、本実施の形態では、現像ローラ5
として、硬度が、JIS Aで60のものを使用し、規
制ブレード8として、0.1mmの厚さのSUS板を使
用して、規制ブレード8をホルダ9から所定角度傾斜さ
せて、現像ローラ5の表面に当接圧、30g/cmで当
接させている。このときの規制ブレード8の現像ローラ
5への食い込み量は、0.4mmであり、現像ローラ5
表面に目標の量のトナーを均質に付着させることができ
た。
【0029】そして、上記規制ブレード8の現像ローラ
5への当接角度は、規制ブレード8の自由端が現像ロー
ラ5の回転方向下流方向に向く方向で、現像ローラ5の
接線方向に対して、30〜45度の角度であり、この状
態でトナーの付着した現像ローラ5が回転することによ
り、規制ブレード8が現像ローラ5上に付着したトナー
のうち、トナーの薄膜形成に不必要な分を剥ぎ取って、
単位面積当たり、例えば、0.6〜0.8mg/cm2
の均一な厚みを持ったトナー薄層が現像ローラ5の表面
に形成される。なお、このとき現像ローラ5表面に形成
されるトナー薄層のトナー帯電量は、最終的には、−5
〜−20μC/gの範囲であり、後述するように、感光
体2上の静電潜像と対向して、感光体2表面に付着し、
感光体2表面の静電潜像を現像する。
【0030】感光体2は、金属素管の現像有効幅(図2
参照)の表面に感光層が形成されており、この現像有効
幅(現像有効領域)から感光体2の軸方向に外れた領域
には、図2に示すように、感光層と同程度の抵抗を有す
る材料が塗布されて高抵抗層10が形成されているとと
もに、金属素管表面の一定面積部分については、上記高
抵抗材料が塗布されずに電極11として形成されてい
る。この高抵抗層10は、感光層と同じ材料が塗布され
て形成されていてもよいし、抵抗が1013Ω・cm以上
であれば、どのような材料で形成されていてもよい。ま
た、感光体2には、通常動作時には、電極11上を覆っ
て、電極11と現像ローラ5が直接対向することを防止
するカバー12が配設されており、カバー12は、図示
しない駆動機構により、現像バイアス調整モード時に、
電極11上から待避されて、電極11が現像ローラ5の
表面と対向する。
【0031】そして、感光体2には、現像時及び後述す
る現像バイアス調整モード時に、図示しないバイアス電
源から所定のピーク・ツー・ピーク電圧(Vpp)を有
する交流(AC)電圧の現像バイアスが供給され、この
感光体2の表面に、図示しない書込ユニットから画像デ
ータに基づいて変調されたレーザビームが照射されて、
静電潜像が形成される。静電潜像の形成された感光体2
と現像ローラ5が上記現像ギャップを有して対向し、現
像ローラ5上のトナーが感光体2の静電潜像部分に供給
されて、感光体2が現像される。このときの現像ギャッ
プに応じた現像バイアスを現像ローラ5に印加すること
が、画像品質の良好な画像を形成する上で、重要であ
る。
【0032】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置1は、現像ローラ5と感光体
2との現像ギャップの大きさを、現像ローラ5と感光体
2の電極11とのリーク電圧から測定して、現像ギャッ
プに応じた現像バイアスを調整することにより、現像ギ
ャップが変化した場合にも、良好な画像品質の画像を形
成するところにその特徴がある。
【0033】すなわち、画像形成装置1は、現像バイア
ス調整モード時、カバー12を電極11上から外して待
避させ、感光体2と現像ローラ5とを対向させて、現像
バイアスを現像ローラ5に印加するとともに、この現像
バイアスの交流電圧を、例えば、図3に示すように、増
加させて印加して、ピーク・ツー・ピーク電圧(Vp
p)を50Vずつステップ状に増加させる。
【0034】このとき、空気の絶縁破壊の特性におい
て、例えば、現像ギャップが100μmであると、図4
に示すように、ピーク・ツー・ピーク電圧(Vpp)が
1000Vで、すなわち、リーク電圧が1000Vのと
き、電極11にリーク電流が流れ始めることとなる。こ
の条件の下に、予めメモリ等に当該リーク電圧と現像バ
イアス電圧とのテーブルを格納しておき、リーク電圧を
測定することにより、現像ギャップのズレに応じて現像
バイアス電圧を調整することができる。
【0035】すなわち、現像バイアス調整モードにおい
て、現像バイアスの交流電圧を、図3に示したように、
増加させて印加して、ピーク・ツー・ピーク電圧(Vp
p)を50Vずつステップ状に増加させ、このとき電極
11へのリークの始まったピーク・ツー・ピーク電圧
(Vpp)であるリーク電圧を測定し、予めメモリ等に
格納されている当該リーク電圧と現像バイアス電圧との
テーブルから、現像ギャップの変動に応じて適切な現像
バイアス電圧を調整することができる。
【0036】例えば、図3において、現像ギャップが1
00μmの場合には、ピーク・ツー・ピーク電圧(Vp
p)が400V、デューティ比(Duty比)が50%
の組み合わせの現像バイアスを選択することができ、当
該現像バイアスを選択することにより、現像ギャップに
適切な現像バイアスを選択することができる。
【0037】画像形成装置1は、このようにして、現像
バイアスの調整を行うと、カバー12を駆動機構により
電極11上に移動させ、現像ローラ5と感光体2の電極
11とが直接対向して、リークが発生することを防止す
る。
【0038】このように、本実施の形態の画像形成装置
1によれば、像担持体である感光体2の現像有効幅(現
像有効領域)外の表面に電極11を形成し、現像剤担持
体である現像ローラ5に所定の可変電圧を印加した際の
感光体2の電極11へのリークの発生するリーク電圧に
基づいて、現像ギャップの大きさを検出して、当該現像
ギャップの大きさに応じて現像バイアス電圧を調整して
いる。
【0039】したがって、現像ギャップの大きさを正確
に検出して、現像バイアス電圧を現像ギャップの大きさ
に適切な値に調整することができ、現像ローラ5から感
光体2に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向上
させることができる。
【0040】図5〜図7は、本発明の画像形成装置の第
2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、現像
ギャップの大きさを、感光体と現像ローラとの間に配設
した抵抗板に流れる電流値から計測して、現像ギャップ
に応じた現像バイアスを調整するもので、請求項2に対
応するものである。
【0041】図5は、本実施の形態の画像形成装置20
の感光体21と現像ローラ22部分の側面図、図6は、
図5の感光体21と現像ローラ22との現像ギャップ部
分の拡大側面図である。
【0042】図5及び図6において、本実施の形態の画
像形成装置20の感光体21及び現像ローラ22は、上
記第1の実施の形態の感光体2及び現像ローラ5と同様
の材料により同様の形状に形成されているが、感光体2
1の現像有効幅外には、電極11は形成されていない。
【0043】感光体21と現像ローラ22との間には、
感光体21及び現像ローラ22の現像有効幅外におい
て、感光体21と現像ローラ22とに当接する状態で抵
抗板23が配設されており、抵抗板23は、一定の抵抗
値を有するとともに、所定の弾性を有する金属あるいは
樹脂等により形成されている。抵抗板23は、図5及び
図6に示すように、「く」の字型に屈曲されていてもよ
いし、直線状であってもよく、要は、感光体21と現像
ローラ22との現像ギャップが変化すると、当該現像ギ
ャップの変化に応じて、当該抵抗板23が感光体21と
現像ローラ22に接触するときの有効長さが変化して、
当該抵抗板23の有効長さの変化による抵抗値の変化に
より、抵抗板23を流れる電流値の変化として、現像ギ
ャップを計測することが可能な形状であればよい。
【0044】抵抗板23は、その体積固有抵抗が、10
5 Ω・cm以上が好適であり、この値以上であれば、適
宜選択することができる。例えば、抵抗板23として、
図5及び図6に示した「く」の字型に屈曲され、その体
積固有抵抗が、105 Ω・cmを用いた場合、図7に示
すように、現像ギャップが、50μmであると、抵抗板
23の長さが、2.03mmとなり、そのときの抵抗比
率が2.3となる。また、現像ギャップが、100μm
であると、抵抗板23の長さが、2.05mmで、抵抗
比率が、2.05となり、現像ギャップが、150μm
であると、抵抗板23の長さが、1.95で、抵抗比率
が、1.95となる。
【0045】画像形成装置20は、図示しないが、抵抗
板23を流れる電流測定回路を備えており、この電流測
定回路により測定した抵抗板23を流れる電流値から現
像ギャップを算出して、当該算出した現像ギャップから
現像バイアス条件の組み合わせを選択する。
【0046】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置20は、感光体21と現像ロ
ーラ22との現像ギャップの大きさを、感光体21と現
像ローラ22との間に配設した抵抗板23に流れる電流
値から計測して、現像ギャップに応じた現像バイアスを
調整することにより、現像ギャップが変化した場合に
も、良好な画像品質の画像を形成するところにその特徴
がある。
【0047】すなわち、画像形成装置20は、感光体2
1と現像ローラ22の現像有効幅外に一定抵抗の抵抗板
23が感光体21と現像ローラ22に接触する状態で配
設されており、抵抗板23は、感光体21と現像ローラ
22との現像ギャップの変化に応じて、その有効長さが
変化する。
【0048】そして、感光体21に現像バイアスが印加
されると、当該現像バイアスにより現像ギャップの大き
さに応じて、図7に示したように、抵抗板23の有効長
さが変化して、感光体21と現像ローラ22に接触して
いる抵抗板23の抵抗比率が変化し、抵抗板23に流れ
る電流値が変化する。
【0049】画像形成装置20は、この抵抗板23に流
れる電流値を電流測定回路で測定して、当該電流値から
現像ギャップを算出、あるいは、予めメモリ等に記憶さ
れている電流値と現像ギャップのテーブルから現像ギャ
ップを決定し、予めメモリ等に格納されている当該現像
ギャップと現像バイアス電圧とのテーブルから、現像ギ
ャップのズレに応じて現像バイアス電圧を調整すること
ができる。なお、この場合、電流値と現像バイアスとの
テーブルを用意して、当該テーブルから電流値に基づい
て、直接現像バイアスを決定するようにしてもよい。
【0050】このように、本実施の形態の画像形成装置
20によれば、感光体21と現像ローラ22との現像有
効幅(現像有効領域)外の表面に接触する状態で、現像
ギャップの大きさに応じて抵抗値の変化する抵抗板23
を挿入し、現像ローラ22に所定の電圧を印加した際の
抵抗板23を流れる電流値に基づいて、現像ギャップの
大きさを検出して、当該現像ギャップの大きさに応じて
現像バイアス電圧を調整している。
【0051】したがって、現像ギャップの大きさを正確
に検出して、現像バイアス電圧を現像ギャップの大きさ
に適切な値に調整することができ、現像ローラ22から
感光体21に安定した現像剤量を供給して、画像品質を
向上させることができる。
【0052】図8及び図9は、本発明の画像形成装置の
第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、現
像ギャップの大きさを感光体の現像有効領域外の着磁領
域表面に付着させた粒子により常に一定に保つもので、
請求項3に対応するものである。
【0053】図8は、本実施の形態の画像形成装置30
の感光体31と現像ローラ32部分の側面図、図9は、
図8の右正面図である。
【0054】図8及び図9において、本実施の形態の画
像形成装置30の感光体31及び現像ローラ32は、上
記第1の実施の形態の感光体2及び現像ローラ5と同様
の材料により同様の形状に形成されているが、感光体3
1の現像有効幅外には、電極11は形成されていない。
【0055】画像形成装置30は、感光体31と現像ロ
ーラ32が、図示しないバネ等により所定の圧力で相互
に接近する方向に付勢されており、感光体31には、そ
の現像有効幅外の軸方向両側端部に、磁極方向が順次交
互に変化する着磁領域31a、31bが形成されてい
る。この着磁領域31a、31bは、例えば、磁極の方
向が異なる磁石を感光体31内部の当該着磁領域31
a、31bに順次配設して形成してもよいし、当該感光
体31の着磁領域31a、31bを順次異なった磁極に
着磁して形成してもよい。
【0056】画像形成装置30は、この感光体31の着
磁領域31a、31bに当接する状態で、金属あるいは
ゴム等で形成されたブレード33a、33bが配設され
ており、感光体31の着磁領域31a、31bの表面に
は、所定の一定粒径、例えば、50±10μmの範囲に
粒径を揃えた金属あるいは金属を核として周りに樹脂を
コートした粒子34が、着磁領域31a、31bの磁気
により吸着される状態で付着されている。なお、粒子3
4は、感光体31と現像ローラ32との間に形成しよう
とする現像ギャップの大きさに対応する粒径のものを使
用する。
【0057】そして、上記ブレード33a、33bは、
感光体31の回転に伴って感光体31の着磁領域31
a、31b表面に当接して、着磁領域31a、31b表
面に付着された粒子34を一層の薄膜状に形成する。感
光体31と現像ローラ32が、上記バネ等により相互に
接近する方向に付勢されているため、現像ローラ32
は、感光体31の着磁領域31a、31bに付着された
粒子34に当接し、一層の薄膜状に粒子34の粒径分の
み感光体31との間に間隔(現像ギャップ)を空けて対
向する。
【0058】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置30は、感光体21と現像ロ
ーラ22との現像ギャップの大きさを、着磁領域31
a、31b表面に付着させた粒子34により常に一定に
保って、良好な品質の画像を形成するところにその特徴
がある。
【0059】すなわち、画像形成装置30は、感光体3
1と現像ローラ32が、バネ等により所定圧力で相互に
接近する方向に付勢されており、感光体31の着磁領域
31a、31bには、所定の一定粒径の粒子34が着磁
領域31a、31bの磁気により付着されているととも
に、ブレード33a、33bにより一層の薄膜状に形成
されている。
【0060】したがって、感光体31と現像ローラ32
とは、粒径の整った粒子34を挟んで当該粒子34の粒
径の間隔のみを空けて対向し、当該粒子34の粒径の大
きさが感光体31と現像ローラ32との現像ギャップの
大きさとなる。
【0061】例えば、粒子34として、50±10μm
の粒径のものを使用すると、現像ギャップは、適切に、
かつ、常に50±10μmとなる。
【0062】また、この粒子34を所定期間で交換する
ことにより、粒子34の表面の摩擦による摩耗や付着物
による径の経時変化による現像ギャップの変動を適切に
修正することができるとともに、意図する大きさの現像
ギャップを簡単かつ正確に形成することができる。
【0063】このように、本実施の形態の画像形成装置
30によれば、感光体31の現像有効幅(現像有効領
域)外に表面が着磁する着磁領域31a、31bを形成
し、当該着磁領域31a、31bの表面に現像ギャップ
の大きさに対応する粒径の粒子34を付着させるととも
に、当該粒子34を一層の薄膜層にならすならし部材で
あるブレード33a、33bを配設し、当該薄膜層にな
らされた粒子34を挟んで感光体31と現像ローラ32
とを押圧して、感光体31と現像ローラ32との間に、
粒子34の粒径に対応する現像ギャップを形成してい
る。
【0064】したがって、粒子34の粒径のみに応じて
安定して現像ギャップを形成して、現像ギャップの変動
を最小限に抑制することができ、現像ローラ32から感
光体31に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向
上させることができる。
【0065】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、静電潜像の形成される像担持体の現像有効領域外
の表面に所定の電極を形成し、現像剤担持体に所定の可
変電圧を印加した際の像担持体の電極へのリークの発生
する当該可変電圧であるリーク電圧に基づいて、現像ギ
ャップの大きさを検出して、当該現像ギャップの大きさ
に応じて現像バイアス電圧を調整しているので、現像ギ
ャップの大きさを正確に検出して、現像バイアス電圧を
現像ギャップの大きさに適切な値に調整することがで
き、現像剤担持体から像担持体に安定した現像剤量を供
給して、画像品質を向上させることができる。
【0067】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、静電潜像の形成される像担持体と現像剤担持体との
現像有効領域外の表面に接触する状態で、現像ギャップ
の大きさに応じて抵抗値の変化する所定の抵抗体を挿入
し、現像剤担持体に所定の電圧を印加した際の抵抗体を
流れる電流値に基づいて、現像ギャップの大きさを検出
して、当該現像ギャップの大きさに応じて現像バイアス
電圧を調整しているので、現像ギャップの大きさを正確
に検出して、現像バイアス電圧を現像ギャップの大きさ
に適切な値に調整することができ、現像剤担持体から像
担持体に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向上
させることができる。
【0068】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、静電潜像の形成される像担持体の現像有効領域外に
少なくとも表面が着磁する着磁領域を形成し、当該着磁
領域の表面に現像ギャップの大きさに対応する粒径の所
定粒子を付着させるとともに、当該粒子を一層の薄膜層
にならすならし部材を配設し、当該薄膜層にならされた
粒子を挟んで像担持体と現像剤を担持して当該現像剤を
像担持体に供給する現像剤担持体とを押圧して、像担持
体と現像剤担持体との間に、粒子の粒径に対応する現像
ギャップを形成しているので、粒子の粒径のみに応じて
安定して現像ギャップを形成して、現像ギャップの変動
を最小限に抑制することができ、現像剤担持体から像担
持体に安定した現像剤量を供給して、画像品質を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を適
用した画像形成装置の概略構成側面図。
【図2】図1の感光体と現像ローラの拡大正面図。
【図3】図1の画像形成装置の測定リーク電圧と現像バ
イアスのピーク・ツー・ピーク電圧(Vpp)及びデュ
ーティ比の関係を示す図。
【図4】図1の画像形成装置のリーク電圧と現像ギャッ
プとの関係を示す図。
【図5】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を適
用した画像形成装置の感光体と現像ローラ部分の側面
図。
【図6】図5の現像ギャップ部分の拡大側面図。
【図7】図5の画像形成装置の感光体と現像ローラの現
像ギャップ、抵抗板の長さ及び抵抗比率との関係を示す
図。
【図8】本発明の画像形成装置の第3の実施の形態を適
用した画像形成装置の感光体と現像ローラ部分の側面
図。
【図9】図8の右正面図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体 3 現像ユニット 4 トナーケース 5 現像ローラ 6 供給ローラ 7 アジテータ 8 規制ブレード 9 ホルダ 10 高抵抗層 11 電極 12 カバー 20 画像形成装置 21 感光体 22 現像ローラ 23 抵抗板 30 画像形成装置 31 感光体 31a、31b 着磁領域 32 現像ローラ 33a、33b ブレード 34 粒子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像の形成される像担持体と、現像剤
    を担持して当該現像剤を前記像担持体に供給して前記像
    担持体の静電潜像を前記現像剤で現像する現像剤担持体
    との間に、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層よりも
    大きな所定の現像ギャップを空けた非接触状態で、前記
    現像剤担持体に所定の現像バイアス電圧を印加して、前
    記現像剤担持体上の前記現像剤を前記像担持体の前記静
    電潜像部分に供給して現像を行う画像形成装置におい
    て、前記像担持体の現像有効領域外の表面に所定の電極
    を形成し、前記現像剤担持体に所定の可変電圧を印加し
    た際の前記像担持体の前記電極へのリーク電圧に基づい
    て、前記現像ギャップの大きさを検出して、当該現像ギ
    ャップの大きさに応じて前記現像バイアス電圧を調整す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】静電潜像の形成される像担持体と、現像剤
    を担持して当該現像剤を前記像担持体に供給して前記像
    担持体の静電潜像を前記現像剤で現像する現像剤担持体
    との間に、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層よりも
    大きな所定の現像ギャップを空けた非接触状態で、前記
    現像剤担持体に所定の現像バイアス電圧を印加して、前
    記現像剤担持体上の前記現像剤を前記像担持体の前記静
    電潜像部分に供給して現像を行う画像形成装置におい
    て、前記像担持体と前記現像剤担持体の現像有効領域外
    の表面に接触する状態で、前記現像ギャップの大きさに
    応じて抵抗値の変化する所定の抵抗体を挿入し、前記現
    像剤担持体に所定の電圧を印加した際の前記抵抗体を流
    れる電流値に基づいて、前記現像ギャップの大きさを検
    出して、当該現像ギャップの大きさに応じて前記現像バ
    イアス電圧を調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】静電潜像の形成される像担持体と、現像剤
    を担持して当該現像剤を前記像担持体に供給して前記像
    担持体の静電潜像を前記現像剤で現像する現像剤担持体
    との間に、前記現像剤担持体上の前記現像剤の層よりも
    大きな所定の現像ギャップを空けた非接触状態で、前記
    現像剤担持体に所定の現像バイアス電圧を印加して、前
    記現像剤担持体上の前記現像剤を前記像担持体の前記静
    電潜像部分に供給して現像を行う画像形成装置におい
    て、前記像担持体の現像有効領域外に少なくとも表面が
    着磁する着磁領域を形成し、当該着磁領域の表面に前記
    現像ギャップの大きさに対応する粒径の所定粒子を付着
    させるとともに、当該粒子を一層の薄膜層にならすなら
    し部材を配設し、当該薄膜層にならされた粒子を挟んで
    前記像担持体と前記現像剤担持体とを押圧して、前記像
    担持体と前記現像剤担持体との間に、前記粒子の粒径に
    対応する前記現像ギャップを形成することを特徴とする
    画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098707A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Minolta Co Ltd 現像装置及びそれを用いた画像形成装置
CN1307489C (zh) * 2002-07-24 2007-03-28 三星电子株式会社 具有表面电位测量部件的成像设备和控制显影电压的方法
JP2010085521A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2010175879A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011085710A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Kyocera Mita Corp 高圧電源装置及び画像形成装置

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