JPH11231637A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11231637A
JPH11231637A JP10037269A JP3726998A JPH11231637A JP H11231637 A JPH11231637 A JP H11231637A JP 10037269 A JP10037269 A JP 10037269A JP 3726998 A JP3726998 A JP 3726998A JP H11231637 A JPH11231637 A JP H11231637A
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JP
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image
voltage
carrier
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developer carrier
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JP10037269A
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English (en)
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Hiroshi Goto
浩 後藤
Yoichi Fujieda
洋一 藤枝
Shuichi Nakagawa
秀一 中川
Ryuji Inoue
龍次 井上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/06Developing structures, details
    • G03G2215/0634Developing device

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体と像担持体との間の間隔が変動
した場合においても、一定した画像濃度を有する良好な
画像が安定して得られるようにする。 【解決手段】 トナーを保持する現像剤担持体10と、静
電潜像が形成された像担持体50とを所要間隔を介して設
け、現像剤担持体と像担持体との間に交流電圧を作用さ
せて現像を行なう現像装置において、現像剤担持体のイ
ンピーダンス中における抵抗成分をa(Ω)、容量リア
クタンス成分を−b(Ω)、交流電圧の周波数をf(H
z)とした場合に、 (1)a≦5×109 /fかつ5×108 /f≦−b≦
5×109 /f (2)−b≦5×109 /fかつ5×108 /f≦a≦
5×109 /f (3)5×108 /f≦(a2 +b2 1/2 ≦5×10
9 /f のいずれかの条件を満たすようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
静電潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特
に、トナーを保持する現像剤担持体と、静電潜像が形成
された像担持体とを所要間隔を介して対向するように設
け、この現像剤担持体と像担持体との間に交流電圧を作
用させて、現像剤担持体に保持されたトナーを像担持体
に供給する現像装置において、現像剤担持体と像担持体
との間の間隔等が変動した場合であっても、形成される
画像の濃度が大きく変動するということがなく、安定し
た画像濃度を有する画像が得られるようにした点に特徴
を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を
現像するのに様々な現像装置が使用されており、このよ
うな現像装置としては、現像剤にキャリアとトナーとを
含む2成分現像方式の現像装置の他に、キャリアを含ま
ない現像剤を使用した1成分現像方式の現像装置が知ら
れている。
【0003】また、このような1成分現像方式の現像装
置においては、現像剤担持体を像担持体と接触するよう
に設け、この現像剤担持体によって現像剤を像担持体と
接触する現像位置に導いて現像を行なうようにした接触
現像方式の現像装置と、現像剤担持体を像担持体と所要
間隔を介して対向するように設け、この現像剤担持体に
より現像剤を像担持体と対向する現像位置に導いて現像
を行なうようにした非接触現像方式の現像装置とが知ら
れている。
【0004】ここで、接触現像方式の現像装置の場合、
現像剤を像担持体と接触させて現像を行なうため、像担
持体に形成された静電潜像の再現性に優れるが、現像剤
が静電潜像の形成されていない非画像部分にも付着され
て、形成される画像にカブリが発生するという問題があ
った。
【0005】このため、従来においては、像担持体と現
像剤担持体との移動速度を変更させる等により、非画像
部分への現像剤の付着を抑制するようにしていた。
【0006】しかし、このような接触現像方式の現像装
置の場合、現像剤担持体を像担持体の表面に一定の圧力
で接触させており、上記のように現像剤担持体と像担持
体との移動速度を異ならせると、現像剤担持体との接触
によって像担持体の表面が摩耗され、安定した画像形成
が行なえなくなる等の問題が生じた。
【0007】一方、現像剤担持体を像担持体と所要間隔
を介して対向するように設けた非接触現像方式の現像装
置の場合、上記の接触現像方式の現像装置のように像担
持体の表面が現像剤担持体によって摩耗されるというこ
とがないが、現像剤担持体と像担持体とが対向する現像
位置における両者の間隔が変化することにより、形成さ
れる画像の濃度等が大きく変化し、例えば、像担持体や
現像剤担持体の成形精度が十分でなくて、像担持体と現
像剤担持体との間隔がわずかに変動した場合において
も、形成される画像の濃度が変化して、安定した画像濃
度を有する画像が得られなくなる等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、トナーを
保持する現像剤担持体と、静電潜像が形成された像担持
体との間に所要間隔を設け、上記の現像剤担持体と像担
持体との間に交流電圧を作用させて、現像剤担持体に保
持されたトナーを非接触状態で像担持体に供給するよう
にした現像装置における上記のような問題を解決するこ
とを課題とするものである。
【0009】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において、現像剤担持体と像担持体との間
の間隔等が変動した場合においても、形成される画像の
濃度が変化するということが少なく、一定した画像濃度
を有する良好な画像が安定して得られるようにすること
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける現像装置においては、上記のような課題を解決する
ため、トナーを保持する現像剤担持体と、静電潜像が形
成された像担持体とを所要間隔を介して対向するように
設け、この現像剤担持体と像担持体との間に交流電圧を
作用させて、現像剤担持体に保持されたトナーを像担持
体に供給する現像装置において、上記の現像剤担持体の
インピーダンス(a+b・i)中における抵抗成分をa
(Ω)、容量リアクタンス成分を−b(Ω)、上記の交
流電圧の周波数をf(Hz)とした場合に、 (1)a≦5×109 /fかつ5×108 /f≦−b≦
5×109 /f (2)−b≦5×109 /fかつ5×108 /f≦a≦
5×109 /f (3)5×108 /f≦(a2 +b2 1/2 ≦5×10
9 /f のいずれかの条件を満たすようにした。
【0011】そして、この発明における現像装置のよう
に、現像剤担持体のインピーダンス(a+b・i)にお
ける抵抗成分a、容量リアクタンス成分−b及び交流電
圧の周波数fが上記の(1)〜(3)のいずれかの条件
を満たすようにすると、現像剤担持体と像担持体との間
の間隔が変動した場合においても、この現像剤担持体と
像担持体との間に作用する電界強度の変化が抑制され
て、形成される画像の濃度が変化するということが少な
くなると共に、現像剤担持体と像担持体との間に適当な
強度の電界が作用し、十分な画像濃度を有すると共に安
定した画像濃度を有する画像が得られるようになる。
【0012】ここで、上記の(1)〜(3)の条件を定
めるにあたっては、例えば、上記の像担持体の比誘電率
εp を3.0、像担持体における感光層の膜厚を20μ
m、像担持体と現像剤担持体とが対向する現像領域の面
積を1500mm2 、現像剤担持体と像担持体との間に
作用させる交流電圧のピークピーク値Vppを2000V
に設定した場合において、現像領域において対向する現
像剤担持体と像担持体との間の間隔dと、現像剤担持体
と像担持体との間に印加させる交流電圧の周波数fとを
変化させると共に、上記の現像剤担持体における抵抗成
分aと、容量リアクタンス成分−bとを変化させ、それ
ぞれ現像領域において対向する現像剤担持体と像担持体
との間隔dが±0.05mm変動した場合において、現
像剤担持体と像担持体との間に作用する電界強度の変化
を調べ、その結果を図1〜図3に示した。
【0013】ここで、図1においては、現像剤担持体と
像担持体との間隔dを0.20mmに、現像剤担持体と
像担持体との間に印加させる交流電圧の周波数fを2k
Hzに設定し、また図2においては、現像剤担持体と像
担持体との間隔dを0.30mmに、現像剤担持体と像
担持体との間に印加させる交流電圧の周波数fを2kH
zに設定し、また図3においては、現像剤担持体と像担
持体との間隔dを0.20mmに、現像剤担持体と像担
持体との間に印加させる交流電圧の周波数fを4kHz
に設定し、それぞれ現像剤担持体における抵抗成分a
と、容量リアクタンス成分−bとを変化させた場合にお
ける電界強度の変化を調べ、現像剤担持体と像担持体と
の間隔dが設定した値よりも0.05mm増加した場合
における結果を白丸で、0.05mm減少した場合の結
果を黒丸で示した。
【0014】そして、上記のようにして現像剤担持体と
像担持体との間隔dが設定した値よりも±0.05mm
変動した場合において、両者の電界強度の差が減少する
と共に、トナーが現像剤担持体から像担持体の潜像部分
に十分に供給されるように、現像剤担持体と像担持体と
の間の電界強度が2×106 V/m以上になる範囲を調
べ、上記の(1)〜(3)の式を導いた。
【0015】また、この発明の請求項2における現像装
置においては、上記の請求項1における現像装置におい
て、上記の現像剤担持体にインピーダンスを付与する材
料として電子伝導材料を用いるようにした。
【0016】そして、この請求項2に示す現像装置のよ
うに、現像剤担持体にインピーダンスを付与する材料と
して電子伝導材料を用いると、この現像装置を使用する
温度や湿度等の環境条件が変動した場合においても、像
担持体と現像剤担持体との間に作用する電界強度の変化
が少なくなり、より安定した画像濃度を有する画像が得
られるようになる。
【0017】また、この発明の請求項3における現像装
置においては、上記の請求項1又は2の現像装置におい
て、上記の現像剤担持体として、導電性ローラ上に少な
くとも弾性層が形成されたものを用い、この弾性層の厚
みを2mm以下になるようにした。
【0018】そして、この請求項3に示す現像装置のよ
うに、現像剤担持体として、導電性ローラ上に少なくと
も弾性層が形成されたものを用いると、この現像剤担持
体に保持させるトナーの量を規制部材等によって規制す
る場合に、トナーが微粉化するのが抑制され、またこの
弾性層の厚みを2mm以下にすると、温度や湿度等の環
境条件が変化した場合であっても、この現像剤担持体に
おける弾性層の厚みの変化が少なくなり、安定した画像
濃度を有する画像が得られるようになる。
【0019】また、この発明の請求項4に示す現像装置
においては、上記の請求項1〜3の現像装置において、
現像剤担持体と像担持体との間に上記の交流電圧と共に
直流電圧を作用させるにあたり、交流電圧のピークピー
ク値をVpp、直流電圧をVDC、上記の像担持体の非画像
部における電位をVo 、画像部における電位をVi とし
た場合に、 (4) 1.5≦Vpp(kV)≦2.0かつ|Vo −V
i |/2≦|VDC| の条件を満たすようにした。
【0020】そして、この請求項4に示す現像装置のよ
うに、現像剤担持体と像担持体との間に交流電圧と共に
直流電圧を作用させ、交流電圧のピークピーク値Vpp及
び直流電圧VDCが上記の(4)の条件を満たすようにす
ると、現像剤担持体と像担持体との間にリークが発生す
るのが抑制させて、背景部に黒斑点等が生じるのが防止
されると共に、現像ギャップの変動による電界強度の変
化も抑制されて、安定した画像濃度を有する画像が得ら
れるようになる。
【0021】さらに、この発明の請求項5に示す現像装
置においては、上記の請求項4の現像装置において、現
像剤担持体と像担持体との間に作用させる交流電圧の周
波数f(Hz)が1000<f<5000を満たすと共
に、この交流電圧においてトナーを像担持体に送る方向
の電圧が作用する期間を、トナーを現像剤担持体に回収
する方向の電圧が作用する期間よりも短くした。
【0022】そして、この請求項5に示す現像装置のよ
うに、交流電圧の周波数を上記の範囲にすると共に、こ
の交流電圧においてトナーを像担持体に送る方向の電圧
が作用する期間をトナーを現像剤担持体に回収する方向
の電圧が作用する期間よりも短くすると、上記の交流電
圧のピークピーク値Vppや、直流電圧VDCの絶対値を高
くした場合においても、適切な画像濃度を有する画像が
得られるようになる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の条件を満たす現像装置にお
いては、現像剤担持体と像担持体との間の間隔が変動し
た場合においても、形成される画像の濃度が変化すると
いうことも少なく、十分な画像濃度を有すると共に安定
した画像濃度を有する画像が得られるようになることを
各種の実験例に基づいて具体的に説明する。
【0024】(実験例1〜10)これらの実験例におい
ては、図4に示すように、現像剤担持体10として、金
属ローラからなる導電性ローラ11上に各種の材料で構
成された弾性層12をそれぞれ厚みが1mmになるよう
に形成したものを用いるようにした。
【0025】ここで、上記の弾性層12を構成する材料
として、実験例1〜3においては、シリコンゴムにカー
ボンブラックを添加させて、その抵抗や容量リアクタン
スを変更させた電子伝導材料を用い、実験例4〜6にお
いては、エチレン−プロピレン−ジエン−メチレンゴム
(EPDMゴム)にカーボンブラックを添加させて、そ
の抵抗や容量リアクタンスを変更させた電子伝導材料を
用いる一方、実験例7,8においては、抵抗や容量リア
クタンスが異なるイオン伝導材料のウレタンゴムを、ま
た実験例9,10においては、抵抗や容量リアクタンス
が異なるイオン導電材料のエピクロヒドリンゴムを用い
るようにした。
【0026】そして、図5に示すように、これらの実験
例1〜10の各現像剤担持体10をそれぞれ電極ローラ
20に接触させ、これらの現像剤担持体10と電極ロー
ラ20との間に交流電源30と抵抗40を接続し、上記
の交流電源30から交流電圧を印加し、このように印加
した交流電圧の波形と、上記の抵抗40の両端間の電圧
波形とを測定した。この結果、図6に示すように、実線
で示した印加した交流電圧の波形と、破線で示した抵抗
40の両端間の電圧波形とでは電圧のピーク値や位相が
変化していた。
【0027】そして、上記の各現像剤担持体10を用い
た場合において、交流電源40から印加した交流電圧の
ピーク値VP と、上記の抵抗40の両端間の電圧波形の
ピーク値VR と、印加した交流電圧の波形と上記の抵抗
40の両端間の電圧波形とにおける位相のずれφとを求
めると共に、上記の抵抗40の抵抗値Rから、下記の式
に基づいて、各現像剤担持体10における抵抗成分a及
び容量リアクタンス成分−bを求め、その結果を下記の
表1に示した。
【0028】 a=(VP ・cosφ/VR −1)・R −b=VP ・R・sinφ/VR
【0029】次に、図7に示すように、上記の実験例1
〜10の各現像剤担持体10と電極ローラ20とを所要
間隔を介して設けるようにした。
【0030】そして、それぞれ現像剤担持体10と電極
ローラ20との間隔dを0.20mmと0.30mmと
にした場合において、上記の交流電源30からそれぞれ
周波数fが2kHzで、上記のピーク値VP を変化させ
た交流電圧を印加して、上記の抵抗40の両端間の電圧
波形のピーク値VR の変化を調べ、実験例1〜10の各
現像剤担持体10における結果を、図8〜図17に示し
た。なお、これらの図においては、上記の現像剤担持体
10と電極ローラ20との間隔dを0.20mmにした
場合の結果を●で、間隔dを0.30mmにした場合の
結果を○で示した。
【0031】ここで、上記の現像剤担持体10を用いて
十分な画像濃度を得るためには、抵抗40の両端間の電
圧が所定の電圧以上であることが必要であり、また現像
剤担持体10と電極ローラ20との間隔dを0.20m
mにした場合と0.30mmにした場合とにおける抵抗
40の両端間の電圧VR の差が少ないほど、現像ギャッ
プの変動による画像濃度の変化が少なくなる。
【0032】また、上記の実験例4,5,8の各現像剤
担持体10について、上記の交流電源30から印加させ
る交流電圧の周波数fを2kHzにした場合と、4kH
zにした場合とにおいて、それぞれ上記のように現像剤
担持体10と電極ローラ20との間隔dを0.20mm
と0.30mmとに設定し、ピーク値VP を変化させた
交流電圧を印加して、上記の抵抗40の両端間の電圧波
形のピーク値VR の変化を調べ、その結果を図18
(A),(B)〜図20(A),(B)に示した。な
お、これらの図においては、周波数fを2kHzにした
結果を(A)に、周波数fを4kHzにした結果を
(B)に示すと共に、現像剤担持体10と電極ローラ2
0との間隔dを0.20mmにした場合の結果を●で、
間隔dを0.30mmにした場合の結果を○で示した。
【0033】この結果、交流電源30から印加させる交
流電圧の周波数fを増加させると、一般に現像剤担持体
10と電極ローラ20との間隔dが変化した場合におい
て、上記の抵抗40の両端間の電圧波形のピーク値VR
の差が小さくなり、現像剤担持体10と電極ローラ20
との間隔dの変動による影響が少なくなるが、抵抗40
の両端間の電圧波形のピーク値VR の値が小さくなっ
て、形成される画像濃度が低下する。
【0034】次に、上記の実験例1〜10の各現像剤担
持体10を、図21に示すように、像担持体50と所要
間隔dを介して対向させると共に、各現像剤担持体10
と像担持体50との間に交流電源30と直流電源60と
を設け、上記の交流電源30からそれぞれピークピーク
値Vppが2kVで、周波数fが2kHzと4kHzの交
流電圧を印加させると共に、直流電源60から適当な直
流電圧を印加させて反転現像を行ない、各現像剤担持体
10と像担持体50との間の電界安定性及び形成された
画像の画像濃度を評価し、その結果を下記の表1に示し
た。
【0035】なお、下記の表1において、電界安定性に
ついては、各現像剤担持体10と像担持体50との間隔
dが0.20mmになった場合と、0.30mmになっ
た場合とにおける電界強度の変化を調べ、現像剤担持体
10に導電性ローラを用いた場合における電界強度の変
化に比べて、その変化が90%以下になっている場合を
○、それ以外の場合を×で示し、また画像濃度について
は、十分な画像濃度が得られた場合を○、画像濃度が実
用上問題ない場合を△、画像濃度が低下して十分な画像
が得られなかった場合を×で示した。
【0036】
【表1】
【0037】ここで、交流電源30から周波数fが2k
Hzの交流電圧を印加させる場合においては、実験例
2,5,7〜9の各現像剤担持体10がこの発明に示す
上記の(1)〜(3)のいずれかの条件を満たしてお
り、また交流電源30から周波数fが4kHzの交流電
圧を印加させる場合においては、実験例2,4,5,7
〜9の各現像剤担持体10がこの発明に示す上記の
(1)〜(3)のいずれかの条件を満たしていた。
【0038】そして、上記のようにこの発明に示す上記
の(1)〜(3)のいずれかの条件を満たす場合におい
ては、現像剤担持体10と像担持体50との間隔dが変
動した場合においても、現像剤担持体10と像担持体5
0との間に作用する電界強度の変化が抑制され、形成さ
れる画像の画像濃度が安定すると共に、十分な画像濃度
を有する画像が得られた。
【0039】次に、上記の実験例2,5,7〜9の各現
像剤担持体10を用い、前記の図7に示すように、各現
像剤担持体10と電極ローラ20との間隔dを0.20
mmと0.30mmにし、上記の交流電源30からそれ
ぞれ周波数fが2kHzで、上記のピーク値VP を変化
させた交流電圧を印加させるにあたり、温度30℃,湿
度85%の高温高湿環境下にした場合と、温度10℃,
湿度15%の低温低湿環境下にした場合において、それ
ぞれ上記の抵抗40の両端間の電圧波形のピーク値VR
の変化を調べ、その結果を図22〜図26に示した。な
お、これらの図22〜図26においては、高温高湿環境
下において、現像剤担持体10と電極ローラ20との間
隔dを0.20mmにした場合の結果を●で、間隔dを
0.30mmにした場合の結果を○で、また低温低湿環
境下において、現像剤担持体10と電極ローラ20との
間隔dを0.20mmにした場合の結果を▲で、間隔d
を0.30mmにした場合の結果を△で示した。
【0040】この結果、現像剤担持体10の弾性層12
を構成する材料にシリコンゴムやEPDMゴムにカーボ
ンブラックを添加させた電子伝導材料を使用した実験例
2,5の現像剤担持体10を用いた場合には、現像剤担
持体10の弾性層12を構成する材料にウレタンゴムや
エピクロヒドリンゴムからなるイオン伝導材料を使用し
た実験例7〜9の現像剤担持体10を用いた場合に比べ
て、温度や湿度が変化した際における抵抗40の両端間
の電圧波形のピーク値VR の変化が少なくなっていた。
【0041】このため、上記の現像剤担持体10におい
て、弾性層12を構成する材料に電子伝導材料を使用す
ると、温度や湿度等の環境が変化した場合においても、
安定した画像濃度の画像が得られるようになった。
【0042】また、上記の実験例1〜10の各現像剤担
持体10における弾性層12の厚みを変化させ、上記の
高温高湿環境下と低温低湿環境下における弾性層12の
厚みの変化を調べたところ、いずれの弾性層12におい
ても、その厚みが大きくなるほど、環境変化による厚み
の変化が大きくなり、これによって現像剤担持体10と
像担持体50との間隔dが変わり、形成される画像の濃
度が変化した。
【0043】ここで、上記の各現像剤担持体10におい
て、その弾性層12の厚みを2mm以下にすると、上記
の高温高湿環境下と低温低湿環境下とにおけるる弾性層
12の厚みの変化が50μm以下になり、環境の変化に
よる画像濃度の変化を抑制することができた。
【0044】(実験例11)この実験例11において
は、抵抗成分aが5×105 Ω、容量リアクタンス成分
−bが4×105 Ωの現像剤担持体10を用い、前記の
図21に示すように、この現像剤担持体10を像担持体
50と所要間隔dを介して対向させると共に、この現像
剤担持体10と像担持体50との間に交流電源30と直
流電源60を設け、この交流電源30から周波数fが2
kHzで、トナーを像担持体50に送る方向の電圧が作
用する期間の比率(Duty比)が50%になった矩形
波からなる交流電圧と、直流電源60から直流電圧VDC
とを印加させて反転現像を行ない、目標の画像濃度が約
0.6のハーフトーンの画像を得るようにした。
【0045】そして、上記の像担持体50の非画像部の
電位Vo を−800V、画像部の電位Vi を−50Vに
する一方、上記の現像剤担持体10を像担持体50との
間隔dを0.1mm,0.2mm,0.3mmに変化さ
せると共に、上記の交流電源30から印加させる交流電
圧のピークピーク値Vppを1.0kV,1.5kV,
2.0kVに変化させ、また直流電源60から印加させ
る直流電圧VDCを−100V,−250V,−400V
に変化させて反転現像を行ない、形成された画像におけ
る画像濃度の変化を測定し、その結果を図27に示し
た。また、この図27においては、上記の像担持体50
の非画像部と現像剤担持体10との間で部分的に絶縁破
壊が生じた場合をリーク発生として示した。
【0046】この結果、上記の交流電源30から印加さ
せる交流電圧のピークピーク値Vppを高くすると、形成
された画像における画像濃度が高くなると共に、現像剤
担持体10と像担持体50との間隔dが変化した場合に
おける画像濃度の変化が抑制される一方、像担持体50
の非画像部と現像剤担持体10との間でリークが発生し
やすくなり、像担持体50の非画像部と現像剤担持体1
0との間で部分的に絶縁破壊が生じて、非画像部分に斑
点状にトナーが付着した。
【0047】また、上記の直流電源60から印加させる
直流電圧VDCの絶対値を高くすると、形成された画像に
おける画像濃度が高くなると共に、像担持体50の非画
像部と現像剤担持体10との間でのリークの発生が抑制
された。
【0048】従って、現像剤担持体10と像担持体50
との間隔dが変化した場合における画像濃度の変化を抑
制すると共に、像担持体50の非画像部と現像剤担持体
10との間でのリークの発生を抑制するためには、交流
電源30から印加させる交流電圧のピークピーク値Vpp
を高くすると共に、直流電源60から印加させる直流電
圧VDCの絶対値を高くすることが好ましかった。
【0049】しかし、このように交流電源30から印加
させる交流電圧のピークピーク値Vppを高くすると共
に、直流電源60から印加させる直流電圧VDCの絶対値
を高くすると、形成された画像における画像濃度が高く
なり、交流電圧のピークピーク値Vppを2.0kV、直
流電圧VDCを−400Vにすると、形成された画像にお
ける画像濃度が高くなりすぎた。
【0050】次に、形成された画像における画像濃度を
調整するため、上記の交流電源30から印加させる交流
電圧における上記のDuty比を50%,35%,25
%に変更させるようにした。
【0051】そして、上記のように現像剤担持体10を
像担持体50との間隔dを0.1mm,0.2mm,
0.3mmに変化させると共に、上記の交流電源30か
ら印加させる交流電圧のピークピーク値Vppを1.5k
V,2.0kVに変化させ、また直流電源60から印加
させる直流電圧VDCを−400V,−500V,−60
0Vに変化させて反転現像を行ない、形成された画像に
おける画像濃度の変化を測定し、直流電圧VDCを−40
0Vにした場合の結果を図28に、直流電圧VDCを−5
00Vにした場合の結果を図29に、直流電圧VDCを−
600Vにした場合の結果を図30に示した。
【0052】この結果、直流電圧VDCの絶対値が低い−
400Vの場合には、交流電圧における上記のDuty
比を低くすると、現像剤担持体10と像担持体50との
間隔dが変化した場合における画像濃度の変化が大きく
なったが、直流電圧VDCの絶対値を高くした場合には、
交流電圧における上記のDuty比を低くした場合にお
いても、現像剤担持体10と像担持体50との間隔dが
変化した場合における画像濃度の変化が小さくなり、ま
た像担持体50の非画像部と現像剤担持体10との間で
のリークの発生も抑制された。
【0053】しかし、直流電圧VDCの絶対値を高くする
と、像担持体50の画像部と現像剤担持体10との間で
のリークが発生しやすくなり、直流電圧VDCを−600
Vにした場合において、ピークピーク値Vppが1.5k
Vの交流電圧を印加させると、現像剤担持体10と像担
持体50との間隔dが0.21mmにおいて、またピー
クピーク値Vppが2.0kVの交流電圧を印加させる
と、現像剤担持体10と像担持体50との間隔dが0.
25mmにおいて、像担持体50の画像部と現像剤担持
体10との間でのリークが発生した。
【0054】これに対して、直流電圧VDCを−500V
にした場合においては、像担持体50の画像部と現像剤
担持体10との間におけるリークの発生と、像担持体5
0の非画像部と現像剤担持体10との間におけるリーク
の発生とが、ほぼ同じ間隔dで発生し始めた。
【0055】この結果、現像剤担持体10と像担持体5
0との間隔dが変化した場合における画像濃度の変化を
抑制すると共に、適切な画像濃度が得られるようにする
ためには、上記の交流電源30から印加させる交流電圧
のピークピーク値Vppを1.5kV〜2.0kVの範囲
にすると共に、この交流電圧においてトナーを像担持体
50に送る方向の電圧が作用する期間の比率(Duty
比)を低くすることが好ましかった。なお、直流電源6
0から印加させる直流電圧VDCについては、形成される
画像の画像濃度を調整したり、リークの発生を抑制する
点から、像担持体50の非画像部の電位Vo や画像部の
電位Vi を考慮して適切な電圧に設定する。
【0056】次に、抵抗成分aが5×105 Ω,容量リ
アクタンス成分−bが4×105 Ωになった上記の実験
例11の現像剤担持体10と、抵抗成分aが2×104
Ω,容量リアクタンス成分−bが1×104 Ωになった
比較例1の低抵抗の現像剤担持体10とを用いるように
した。
【0057】そして、これらの現像剤担持体10と上記
の像担持体50との間に、上記の交流電源30から周波
数fが2kHz,ピークピーク値Vppが1.7kV,上
記のDuty比30%になった交流電圧と、上記の直流
電源60から−500Vの直流電圧VDCを印加させて反
転現像を行なうようにし、これらの現像剤担持体10と
像担持体50との間隔dを0.1mm,0.2mm,
0.3mmに変化させた場合において形成された画像の
画像濃度の変化を求め、上記の実験例11の現像剤担持
体10を用いた場合の結果を図31(A)に、また比較
例1の現像剤担持体10を用いた場合の結果を図31
(B)に示した。
【0058】ここで、上記の実験例11の現像剤担持体
10を用いた場合には、この発明に示す前記の(1)〜
(3)のいずれかの条件を満たしていたが、比較例1の
低抵抗の現像剤担持体10を用いた場合にはこの発明に
示す前記の(1)〜(3)のいずれの条件も満たしてい
なかった。
【0059】そして、上記の実験例11の現像剤担持体
10を用いた場合と、比較例1の低抵抗の現像剤担持体
10を用いた場合とを比較すると、実験例11の現像剤
担持体10を用いた場合には、現像剤担持体10と像担
持体50との間隔dが変化した場合における画像濃度の
変化が小さくなると共に、像担持体50と現像剤担持体
10との間におけるリークの発生も抑制された。
【0060】また、上記の実験においては、上記の交流
電源30から印加させる交流電圧の周波数fを2kHz
にしたが、この周波数fを1kHz以下にすると、非画
像部にがぶりが発生しやすくなる一方、この周波数fを
5kHz以上にすると、形成された画像における画像濃
度が低下した。
【0061】この結果、交流電源30から印加させる交
流電圧の周波数fを1kHz〜5kHzの範囲にするこ
とが好ましいということが分かった。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の請求項
1における現像装置においては、トナーを保持する現像
剤担持体と、静電潜像が形成された像担持体とを所要間
隔を介して対向するように設け、この現像剤担持体と像
担持体との間に交流電圧を作用させて、現像剤担持体に
保持されたトナーを像担持体に供給するにあたり、現像
剤担持体のインピーダンス(a+b・i)における抵抗
成分a、容量リアクタンス成分−b及び交流電圧の周波
数fが前記の(1)〜(3)のいずれかの条件を満たす
ようにしたため、現像剤担持体と像担持体との間の間隔
が変動した場合においても、この現像剤担持体と像担持
体との間に作用する電界強度の変化が抑制されて、形成
される画像の濃度が変化するということが少なくなると
共に、現像剤担持体と像担持体との間に適当な強度の電
界が作用し、十分な画像濃度を有すると共に安定した画
像濃度を有する画像が得られるようになった。
【0063】また、この発明の請求項2における現像装
置においては、上記の現像剤担持体にインピーダンスを
付与する材料として電子伝導材料を用いたため、この現
像装置を使用する温度や湿度等の環境条件が変動した場
合においても、像担持体と現像剤担持体との間に作用す
る電界強度の変化が少なくなり、より安定した画像濃度
を有する画像が得られるようになった。
【0064】また、この発明の請求項3における現像装
置においては、上記の現像剤担持体として、導電性ロー
ラ上に少なくとも弾性層が形成されたものを用いると共
に、この弾性層の厚みを2mm以下にしたため、この現
像剤担持体に保持させるトナーの量を規制部材等によっ
て規制する場合に、トナーが微粉化するのが抑制される
と共に、温度や湿度等の環境条件が変化した場合であっ
ても、この現像剤担持体における弾性層の厚みの変化が
少なくなり、安定した画像濃度を有する画像が得られる
ようになった。
【0065】また、この発明の請求項4に示す現像装置
においては、上記の現像剤担持体と像担持体との間に上
記の交流電圧と共に直流電圧を作用させるにあたり、交
流電圧のピークピーク値をVpp、直流電圧をVDC、上記
の像担持体の非画像部における電圧をVo 、画像部にお
ける電圧をVi とした場合に、前記の(4)の条件を満
たすようにしたため、現像剤担持体と像担持体との間に
リークが発生するのが抑制されて、背景部に黒斑点等が
生じるのが防止されると共に、現像ギャップの変動によ
る電界強度の変化も抑制されて、安定した画像濃度を有
する画像が得られるようになった。
【0066】また、この発明の請求項5に示す現像装置
においては、上記の現像剤担持体と像担持体との間に作
用させる交流電圧の周波数f(Hz)が1000<f<
5000を満たすと共に、この交流電圧においてトナー
を像担持体に送る方向の電圧が作用する期間を、トナー
を現像剤担持体に回収する方向の電圧が作用する期間よ
りも短くしたため、上記の交流電圧のピークピーク値V
ppや、直流電圧VDCの絶対値を高くした場合において
も、適切な画像濃度を有する画像が得られるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像剤担持体と像担持体との間隔dを0.20
mm、現像剤担持体と像担持体との間に印加させる交流
電圧の周波数fを2kHzに設定し、現像剤担持体にお
ける抵抗成分aと、容量リアクタンス成分−bとを変化
させた場合において、現像剤担持体と像担持体との間に
作用する電界強度が変化する状態を示した図である。
【図2】現像剤担持体と像担持体との間隔dを0.30
mm、現像剤担持体と像担持体との間に印加させる交流
電圧の周波数fを2kHzに設定し、現像剤担持体にお
ける抵抗成分aと、容量リアクタンス成分−bとを変化
させた場合において、現像剤担持体と像担持体との間に
作用する電界強度が変化する状態を示した図である。
【図3】現像剤担持体と像担持体との間隔dを0.20
mm、現像剤担持体と像担持体との間に印加させる交流
電圧の周波数fを4kHzに設定し、現像剤担持体にお
ける抵抗成分aと、容量リアクタンス成分−bとを変化
させた場合において、現像剤担持体と像担持体との間に
作用する電界強度が変化する状態を示した図である。
【図4】この発明の実験例において使用した現像剤担持
体の概略図である。
【図5】この発明の実験例において、現像剤担持体と電
極ローラとを接触させると共にこれらの間に交流電源と
抵抗とを接続し、各実験例における現像剤担持体の抵抗
成分aと、容量リアクタンス成分−bとを測定するのに
使用した装置の概略説明図である。
【図6】図5に示した装置において、交流電源から印加
される交流電圧の波形と、抵抗の両端間において測定さ
れる電圧波形とを比較した図である。
【図7】図5に示した装置において、現像剤担持体と電
極ローラとを所要間隔を介して設け、交流電源から印加
させる交流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波
形のピーク値VR との関係を調べるのに使用した装置の
概略説明図である。
【図8】実験例1の現像剤担持体と電極ローラとの間隔
dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図9】実験例2の現像剤担持体と電極ローラとの間隔
dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図10】実験例3の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図11】実験例4の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図12】実験例5の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図13】実験例6の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図14】実験例7の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図15】実験例8の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図16】実験例9の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピー
ク値VR との関係を求めた図である。
【図17】実験例10の現像剤担持体と電極ローラとの
間隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合にお
いて、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる
交流電圧のピーク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピ
ーク値VR との関係を求めた図である。
【図18】実験例4の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧の周波数fを2kHzと4kHzにした場合にお
いて、交流電源から印加させる交流電圧のピーク値VP
と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との関係を求
めた図である。
【図19】実験例5の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧の周波数fを2kHzと4kHzにした場合にお
いて、交流電源から印加させる交流電圧のピーク値VP
と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との関係を求
めた図である。
【図20】実験例8の現像剤担持体と電極ローラとの間
隔dを0.20mmと0.30mmとにした場合におい
て、図7に示す装置を用い、交流電源から印加させる交
流電圧の周波数fを2kHzと4kHzにした場合にお
いて、交流電源から印加させる交流電圧のピーク値VP
と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との関係を求
めた図である。
【図21】上記の実験例1〜10の各現像剤担持体を用
いて像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置
の概略説明図である。
【図22】図7に示した装置を用い、高温高湿環境下と
低温低湿環境下とにおいて、それぞれ実験例2の現像剤
担持体と電極ローラとの間隔dを0.20mmと0.3
0mmとにし、交流電源から印加させる交流電圧のピー
ク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との
関係を求めた図である。
【図23】図7に示した装置を用い、高温高湿環境下と
低温低湿環境下とにおいて、それぞれ実験例5の現像剤
担持体と電極ローラとの間隔dを0.20mmと0.3
0mmとにし、交流電源から印加させる交流電圧のピー
ク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との
関係を求めた図である。
【図24】図7に示した装置を用い、高温高湿環境下と
低温低湿環境下とにおいて、それぞれ実験例7の現像剤
担持体と電極ローラとの間隔dを0.20mmと0.3
0mmとにし、交流電源から印加させる交流電圧のピー
ク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との
関係を求めた図である。
【図25】図7に示した装置を用い、高温高湿環境下と
低温低湿環境下とにおいて、それぞれ実験例8の現像剤
担持体と電極ローラとの間隔dを0.20mmと0.3
0mmとにし、交流電源から印加させる交流電圧のピー
ク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との
関係を求めた図である。
【図26】図7に示した装置を用い、高温高湿環境下と
低温低湿環境下とにおいて、それぞれ実験例9の現像剤
担持体と電極ローラとの間隔dを0.20mmと0.3
0mmとにし、交流電源から印加させる交流電圧のピー
ク値VP と抵抗の両端間の電圧波形のピーク値VR との
関係を求めた図である。
【図27】図21に示した現像装置を用い、実験例11
の現像剤担持体と像担持体との間隔dを0.1mm,
0.2mm,0.3mmに変化させると共に、交流電源
から印加させる交流電圧のピークピーク値Vppを1.0
kV,1.5kV,2.0kVに変化させ、また直流電
源から印加させる直流電圧VDCを−100V,−250
V,−400Vに変化させて反転現像を行なった場合に
おいて、形成された画像における画像濃度の変化を示し
た図である。
【図28】図21に示した現像装置を用い、実験例11
の現像剤担持体と像担持体との間に印加させる直流電圧
DCを−400Vにする一方、交流電源から印加させる
交流電圧のピークピーク値Vppを1.5kVと2.0k
Vとにすると共に、そのDuty比を50%,35%,
25%に変更させ、現像剤担持体と像担持体との間隔d
を0.1mm,0.2mm,0.3mmに変化させて反
転現像を行なった場合において、形成された画像におけ
る画像濃度の変化を示した図である。
【図29】図21に示した現像装置を用い、実験例11
の現像剤担持体と像担持体との間に印加させる直流電圧
DCを−500Vにする一方、交流電源から印加させる
交流電圧のピークピーク値Vppを1.5kVと2.0k
Vとにすると共に、そのDuty比を50%,35%,
25%に変更させ、現像剤担持体と像担持体との間隔d
を0.1mm,0.2mm,0.3mmに変化させて反
転現像を行なった場合において、形成された画像におけ
る画像濃度の変化を示した図である。
【図30】図21に示した現像装置を用い、実験例11
の現像剤担持体と像担持体との間に印加させる直流電圧
DCを−600Vにする一方、交流電源から印加させる
交流電圧のピークピーク値Vppを1.5kVと2.0k
Vとにすると共に、そのDuty比を50%,35%,
25%に変更させ、現像剤担持体と像担持体との間隔d
を0.1mm,0.2mm,0.3mmに変化させて反
転現像を行なった場合において、形成された画像におけ
る画像濃度の変化を示した図である。
【図31】実験例11の現像剤担持体と比較例1の現像
剤担持体とを図21に示した現像装置を用い、これらの
現像剤担持体と像担持体との間隔dを0.1mm,0.
2mm,0.3mmに変化させた場合において形成され
た画像の画像濃度の変化を求めた図である。
【符号の説明】
10 現像剤担持体 11 導電性ローラ 12 弾性層 30 交流電源 50 像担持体 60 直流電源 a 現像剤担持体の抵抗成分 −b 現像剤担持体の容量リアクタンス成分 f 交流電圧の周波数 Vpp 交流電圧のピークピーク値 VDC 直流電圧 Vo 像担持体の非画像部の電位 Vi 像担持体の非画像部の電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 秀一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 井上 龍次 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを保持する現像剤担持体と、静電
    潜像が形成された像担持体とを所要間隔を介して対向す
    るように設け、この現像剤担持体と像担持体との間に交
    流電圧を作用させて、現像剤担持体に保持されたトナー
    を像担持体に供給する現像装置において、上記の現像剤
    担持体のインピーダンス(a+b・i)中における抵抗
    成分をa(Ω)、容量リアクタンス成分を−b(Ω)、
    上記の交流電圧の周波数をf(Hz)とした場合に、 (1)a≦5×109 /fかつ5×108 /f≦−b≦
    5×109 /f (2)−b≦5×109 /fかつ5×108 /f≦a≦
    5×109 /f (3)5×108 /f≦(a2 +b2 1/2 ≦5×10
    9 /f のいずれかの条件を満たすことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
    上記の現像剤担持体にインピーダンスを付与する材料と
    して電子伝導材料を用いたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した現像装置にお
    いて、上記の現像剤担持体として、導電性ローラ上に少
    なくとも弾性層が形成されたものを用い、上記の弾性層
    の厚みを2mm以下にしたことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載した
    現像装置において、上記の現像剤担持体と像担持体との
    間に上記の交流電圧と共に直流電圧を作用させるにあた
    り、その交流電圧のピークピーク値をVpp、直流電圧を
    DC、上記の像担持体の非画像部における電位をVo 、
    画像部における電位をVi とした場合に、 (4) 1.5≦Vpp(kV)≦2.0かつ|Vo −V
    i |/2≦|VDC| の条件を満たすことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した現像装置において、
    上記の現像剤担持体と像担持体との間に作用させる交流
    電圧の周波数f(Hz)が1000<f<5000を満
    たすと共に、この交流電圧においてトナーを像担持体に
    送る方向の電圧が作用する期間を、トナーを現像剤担持
    体に回収する方向の電圧が作用する期間よりも短くした
    ことを特徴とする現像装置。
JP10037269A 1998-02-19 1998-02-19 現像装置 Pending JPH11231637A (ja)

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