JPH11305047A - 光ファイバ心線の被覆除去装置 - Google Patents

光ファイバ心線の被覆除去装置

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JPH11305047A
JPH11305047A JP12419798A JP12419798A JPH11305047A JP H11305047 A JPH11305047 A JP H11305047A JP 12419798 A JP12419798 A JP 12419798A JP 12419798 A JP12419798 A JP 12419798A JP H11305047 A JPH11305047 A JP H11305047A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
coating
core
blades
jacket
Prior art date
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Pending
Application number
JP12419798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Taya
浩之 田谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの表面に傷をつけないように被覆
を除去する。 【解決手段】 心線固定部3は,開閉可能に連結された
固定部本体3aと押さえ部3cとで光ファイバ心線2を
固定する。被覆除去部6は,開閉可能に連結された下側
把持部8と上側把持部7とで光ファイバ心線2の先端側
延出部分を把持して,光ファイバ長手方向に移動可能で
ある。被覆2aに切り込みを入れる刃4,5は,被覆除
去部6側でなく心線固定部3側に取り付ける。被覆除去
部6を移動させると,被覆2aが光ファイバ2aから抜
き取られる。被覆2aを抜き取る際に刃4,5の移動は
ないので,刃4,5が光ファイバ2aの表面を移動して
傷を付けるという問題は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,光ファイバ心線
の融着接続の際に光ファイバ心線の端部の被覆を除去す
るための被覆除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の初期の頃の被覆除去部1の
構造を示す。この被覆除去装置1は,単心のまたは多心
テープ状の光ファイバ心線2を固定する心線固定部3
と,光ファイバ心線2の被覆2aに食い込む上下の刃
4,5を持ち,心線固定部3に対して光ファイバ長手方
向(図5の左右方向)に移動可能な被覆除去部6とから
なっている。前記被覆除去部6は,上刃4を固定した上
側把持部7と下刃5を固定した下側把持部8とを互いに
開閉可能に設け,図示のように閉ざした時に,上下の刃
4,5が光ファイバ心線2の被覆2aに食い込む構成で
ある。そして,上下の刃4,5が被覆2aに食い込んだ
状態で,被覆除去部6を心線固定部3に対して図5で右
方に移動させることで,図示のように,被覆2aを除去
し,光ファイバ(裸ファイバ)2bを露出させる。
【0003】光ファイバ心線2の被覆2aと光ファイバ
(裸ファイバ)とは強く密着しているので,上記の通
り,従来は,被覆2aに食い込んだ上下の刃4,5を移
動させて,被覆2aを光ファイバから削ぎ落とすように
している。
【0004】その後,光ファイバ心線2の被覆2aを除
去するには光ファイバ2bと被覆2aとの密着力が低い
方が容易であることから,光ファイバ2bと被覆2aと
の密着力を低下させるために,図6に示すように,図5
の構造の被覆除去装置における被覆除去部6の内部にヒ
ータ9を内蔵させた被覆除去装置1’が登場した。この
被覆除去装置1’によれば,ヒータ9で光ファイバ心線
2が加熱されることにより,被覆2aと光ファイバ2b
との間の密着力が低下し,被覆2aの除去が容易にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の図5の被覆除去
装置1で被覆2aを除去する際,被覆除去部6に取り付
けられている鋼鉄製の刃4,5が光ファイバ2bの表面
を移動するため,光ファイバ2bを傷つけるおそれがあ
る。光ファイバに傷がつくと,光ファイバを接続した後
の接続強度を劣化させる要因となる。光ファイバの接続
強度は,接続点の信頼性に大きく影響するため,できる
だけ高い方が望ましい。また,図6の被覆除去装置1’
でも,刃4,5は同じく被覆除去部6側に取り付けられ
ているので,やはり,被覆除去時に光ファイバの表面に
傷をつけて,接続強度を劣化させる恐れがある。
【0006】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,光ファイバ心線の被覆を除去する際
に,光ファイバの表面に傷をつけるおそれのない光ファ
イバ心線の被覆除去装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,固定部本体とこの固定部本体に開閉可能に取り付
けられた押さえ部とで光ファイバ心線を固定する心線固
定部と,この心線固定部で固定された光ファイバ心線の
先端側延出部分を把持して,前記心線固定部に対して光
ファイバ長手方向に移動可能な被覆除去部とを備えた被
覆除去装置において,前記心線固定部の固定部本体およ
び押さえ部の被覆除去部側端面に,光ファイバ心線の被
覆に切り込みを入れるための被覆切り込み手段を設けた
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図4に示した一実施例の被覆除去装置11を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例の光ファイバ心線の
被覆除去装置11の断面図,図2は図1のA−A矢視図
である。図示の通り,この被覆除去装置11は,固定部
本体3aとこの固定部本体3aに蝶番3bで開閉可能に
取り付けられた押さえ部3cとで光ファイバ心線2を固
定する心線固定部3と,この心線固定部3で固定された
光ファイバ心線2の先端側延出部分(図1で右方の部
分)を把持する被覆除去部6とを備えている。被覆除去
部6は,蝶番で開閉可能に連結された上側把持部7と下
側把持部8とからなり,ガイドシャフト10により連結
された前記心線固定部3に対して光ファイバ長手方向
(すなわち図1で左右方向)に移動可能である。本発明
では,前記心線固定部3の固定部本体3aおよび押さえ
部3cの被覆除去部側端面に,押さえ部3cを閉ざした
時に光ファイバ心線2の被覆2aに上下から食い込む刃
4,5をそれぞれ固定している。
【0009】前記心線固定部3は,刃4,5が取り付け
られる点を除けば,図5,図6のものと基本的には同じ
であるが,詳細を説明すると,図2のように,光ファイ
バ心線2を直接把持する上下一対の固定片21a,21
bからなる固定治具21を備え,この固定治具21を固
定部本体3aと押さえ部3cとで挾み付ける。また,例
えば図示のように,固定部本体3aおよび押さえ部3c
の一方にマグネット3d,他方に鋼板3eを設けて,そ
の吸着力で把持力を得ている。また,被覆除去部6も,
刃4,5を取り付けない点を除けば,図5,図6のもの
と基本的には同じでよい。また,図示例の被覆除去装置
11は,下側把持部8にヒータ9を内蔵している。
【0010】上記の被覆除去装置11による被覆除去操
作について説明する。心線固定部3の押さえ部3cを開
き,光ファイバ心線2を把持した固定治具21を固定部
本体3a上に乗せ,押さえ部3cを閉ざすと,マグネッ
ト3dと鋼板3eとの吸着力で,光ファイバ心線2が固
定される。前記の押さえ部3cを閉ざす際に,押さえ部
3c側の刃4と固定部本体3a側の刃5とで光ファイバ
心線2の被覆2aに切り込みが入れられる。次いで,被
覆除去部6の下側把持部8の上に光ファイバ心線2の先
端側延出部を乗せ,上側把持部7を閉ざして光ファイバ
心線2を把持し,次いで,被覆除去部6を光ファイバ先
端側(図1で右方)に移動させる。被覆2aはヒータ9
で加熱されて光ファイバ2aに対する密着力が低下して
いるので,刃4,5で被覆2aに切り込みを入れたこの
状態で被覆除去部6を移動させると,被覆2aは光ファ
イバ2aから容易に引き抜かれる。図1は被覆除去部6
を一定距離移動させた状態である。この場合,刃4,5
は心線固定部3側にあって,移動しないので,従来のよ
うに,刃4,5が光ファイバ2bの表面を移動して光フ
ァイバ2bの表面に傷をつけるという問題は生じない。
また,刃4,5が固定側(心線固定部3側)についてお
り,被覆2aの抜き取りの際に刃4,5に力が加わらな
いので,刃4,5の強度を小さくすることができ,コス
トを安くできる。
【0011】なお,図示例では,被覆除去部6の内部に
ヒータ9を設けているので,ヒータ9による光ファイバ
心線2の加熱で,被覆2aと光ファイバ2bとの間の密
着力が低下し,被覆2aの除去が容易になる。しかし,
光ファイバと被覆との密着力が低い光ファイバ心線の場
合には,必ずしも,ヒータを設ける必要はない。
【0012】また,本発明では,刃4,5で被覆2aを
削り取るような動きがなく,刃4,5に厚み方向の力が
作用しないので,鋼鉄のような硬い材質のものを使用し
なくてもよい。したがって,例えばセラミックの刃を用
いることもできる。
【0013】また,上述の実施例は,被覆切り込み手段
として刃4,5を設けたが,刃の代わりに,図3,図4
に示すように,心線固定部3の固定部本体3aおよび押
さえ部3cのそれぞれ刃の位置にニクロム線24,25
を取り付け,このニクロム線24,25に電流を流す構
成としてもよい。ニクロム線24,25に電流を流し加
熱した状態で押さえ部3cを閉ざし光ファイバ心線2に
押し付けると,ニクロム線24,25が被覆2aを熱で
溶かして食い込む(すなわち被覆に切り込みを入れる)
ので,そのあと被覆除去部6を移動させることにより,
先端側の被覆2aを抜き取ることができる。この場合,
ニクロム線24,25は固定側(心線固定部3側)につ
いており,被覆2aの抜き取りの際に力が加わらないの
で,ニクロム線24,25が断線する問題は生じない。
また,このニクロム線24,25の電源はヒータに用い
る電源をそのまま利用できる。また,ニクロム線は,鋼
鉄製の刃と比べて値段が安く済む。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば,被覆を除去するための
刃を心線固定部側に設けたので,被覆の抜き取りの際
に,刃が光ファイバの表面を移動して光ファイバの表面
に傷をつけるという問題をなくすことができた。また,
被覆の抜き取りの際に刃に力が加わらないので,刃の強
度を小さくすることができ,コストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ファイバ心線の被覆除去
装置の断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すもので,心線固定部
の要部の断面図である。
【図4】図3の心線固定部における要部のB矢視図であ
る。
【図5】従来の光ファイバ心線の被覆除去装置を示す断
面図である。
【図6】従来の他の光ファイバ心線の被覆除去装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 光ファイバ心線 2a 被覆 2b 光ファイバ 3 心線固定部 4,5 刃(被覆切り込み手段) 6 被覆除去部 7 上側把持部 8 下側把持部 9 ヒータ 11 光ファイバ心線の被覆除去装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部本体とこの固定部本体に開閉可能
    に取り付けられた押さえ部とで光ファイバ心線を固定す
    る心線固定部と,この心線固定部で固定された光ファイ
    バ心線の先端側延出部分を把持して,前記心線固定部に
    対して光ファイバ長手方向に移動可能な被覆除去部とを
    備えた被覆除去装置において, 前記心線固定部の固定
    部本体および押さえ部の被覆除去部側端面に,光ファイ
    バ心線の被覆に切り込みを入れるための被覆切り込み手
    段を設けたことを特徴とする光ファイバ心線の被覆除去
    装置。
JP12419798A 1998-04-17 1998-04-17 光ファイバ心線の被覆除去装置 Pending JPH11305047A (ja)

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JPH11305047A true JPH11305047A (ja) 1999-11-05

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009506348A (ja) * 2005-04-22 2009-02-12 イルシン テック カンパニー リミテッド 携帯用光ファイバー処理装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040303