JPH11304A - 未洗浄内視鏡の誤使用防止機構 - Google Patents

未洗浄内視鏡の誤使用防止機構

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JPH11304A
JPH11304A JP9156962A JP15696297A JPH11304A JP H11304 A JPH11304 A JP H11304A JP 9156962 A JP9156962 A JP 9156962A JP 15696297 A JP15696297 A JP 15696297A JP H11304 A JPH11304 A JP H11304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡のコネクター部材に突没自在のストッパ
ー部材を設け、制御装置からの離脱時にストッパー部材
を突出させ、洗浄時の防水キャップの装着によってスト
ッパー部材を没入させて未洗浄内視鏡の誤使用を防止す
る。 【解決手段】電気信号コネクター24先端部にリング部
材42と、該リング部材42に形成された孔44を介し
て出没自在なストッパーピン46とを設け、リング部材
42の側部(コネクタの着脱口側)には、V字形状の切
り込み部を形成する。この切り込み部54の端面に、プ
ロセッサー側コネクター58に固設したピン60及び洗
浄装置の防水キャップに固設したピンが押し当てられ、
これらピンとV字形状の切り込み部の斜面の作用によっ
てリング部材42が周方向に回動してストッパーピン4
6を孔44から突没させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は未洗浄内視鏡の誤使
用防止機構に係り、特に洗浄処理されていない内視鏡が
誤って再使用されることを防ぐために電気信号コネクタ
ー及びライトガイドコネクター等に適用される機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子内視鏡装置は、内視鏡、光源
装置内蔵制御ユニット(プロセッサー)、及び観察用モ
ニタから成り、内視鏡は、電気信号コネクター及びライ
トガイドコネクターを介して制御ユニットと着脱自在に
接続される。検査に使用された内視鏡はプロセッサーか
ら取り外され、内視鏡洗浄装置によって洗浄・消毒処理
した後、再度プロセッサーに接続され繰り返し利用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子内視鏡装置には、使用後にプロセッサーから離脱さ
せた内視鏡を洗浄しないまま、再度プロセッサーに接続
することが可能であったため、未洗浄内視鏡が誤って使
用されるおそれがある。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたもので、検査に使用された内視鏡が洗浄処理
を経ずに再度使用されることを防止する未洗浄内視鏡の
誤使用防止機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内視鏡用制御装置に着脱自在に接続される
内視鏡側コネクター部材に突没自在に設けられ、没状態
で内視鏡用制御装置との接続を可能にし、突出状態で前
記内視鏡用制御装置との接続を阻むストッパー部材と、
前記ストッパー部材を有したコネクター部材が接続され
る内視鏡用制御装置のコネクター部材に設けられ、前記
内視鏡側コネクター部材の離脱時に前記ストッパー部材
を突出状態にセットするストッパーセット手段と、内視
鏡の洗浄時に前記ストッパー部材を有したコネクター部
材に着脱自在に装着される洗浄装置側の防水キャップに
設けられ、前記防水キャップの装着時に前記ストッパー
セット手段で突出状態にセットしたストッパー部材を没
状態に戻すストッパー解除手段と、から成ることを特徴
としている。
【0005】本発明によれば、内視鏡装置を検査に使用
した後、内視鏡のコネクター部材を内視鏡用制御装置か
ら外すと、内視鏡側コネクター部材に設けたストッパー
部材が突出する。その後、ストッパー部材が突出状態に
ある内視鏡のコネクター部材に洗浄装置の防水キャップ
を装着し、洗浄を行うと、防水キャップに設けられたス
トッパー解除手段によってストッパー部材が没状態に戻
る。これにより、洗浄後の内視鏡のコネクター部材は内
視鏡用制御装置に連結することが可能になる。一方、未
洗浄の内視鏡は、ストッパー部材が突出状態に維持され
ているので、内視鏡用制御装置に接続することができな
い。これにより、検査に使用された内視鏡が洗浄処理を
経ずに再度使用されることを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る未洗浄内視鏡の誤使用防止機構の好ましい実施の形態
について詳説する。図1は本発明が適用された電子内視
鏡の外観図である。同図に示すように内視鏡10は、操
作部12、軟性部14、湾曲部16、先端硬質部18、
ライトガイド(LG)軟性部20、LGコネクター2
2、電気信号コネクター24とから構成される。
【0007】上記操作部12には、湾曲部16の湾曲方
向を操作する操作ノブ26(左右方向)、27(上下方
向)、空気・水を送出するための送気・送水ボタン3
0、吸引するための吸引ボタン32、鉗子を挿入する鉗
子挿入口34等の各種操作部材等が設けられる。先端硬
質部18には、図示しない対物レンズ、鉗子・吸引口、
送気・送水用ノズル、照明光を照射する照明窓等が設け
られ、前記対物レンズの結像位置には固体撮像素子(C
CD)が配置されている。
【0008】軟性部14及び湾曲部16には、操作部1
2の鉗子挿入口34から挿入された鉗子を前記先端硬質
部18の鉗子・吸引口に挿通する鉗子挿通用チューブや
前記先端硬質部18の送気・送水用ノズルに空気又は水
を搬送する送気・送水チューブ、照明窓に照明光を導く
光学繊維からなるライトガイド、及び前記CCDによっ
て変換された映像信号を導く導線等からなる信号ケーブ
ルが配設される。
【0009】また、LG軟性部20には、送気・送水チ
ューブ、ライトガイド、信号ケーブルが配設され、途中
で二経路に分岐される。分岐された一方の末端にはLG
コネクター22が設けられ、他方の末端には電気信号コ
ネクター24が設けられている。そして、送気・送水チ
ューブはLGコネクター22の送水コネクタ36に、吸
引チューブは吸引コネクタ38に、ライトガイドはLG
コネクター22のライトガイド端子40に、信号ケーブ
ルは電気信号コネクター24にそれぞれ導かれる。
【0010】上記内視鏡10を検査に使用する場合に
は、LGコネクター22及び電気信号コネクター24を
図示しない光源装置内蔵制御ユニット(プロセッサー)
側の対応するコネクターに接続し、LGコネクター22
のライトガイド端子40に照明光を供給するとともに、
前記CCDで変換された映像信号を前記プロセッサー内
で画像信号に変換し、モニタに表示する。これにより、
モニタに観察像が映し出される。
【0011】図2は、図1に示した電気信号コネクター
24の外観図であり、図3は図2中A−A線に沿う要部
断面図である。コネクター先端部には、リング部材42
と、該リング部材42に形成された孔44を介して出没
自在なストッパーピン46とが設けられている。リング
部材42は、絶縁部48の外周に沿って回動自在に設け
られ、ストッパーピン46は前記絶縁部48の外周面に
設けられている。
【0012】ストッパーピン46は、図3に示すように
リング部材42の周方向に対して片側(図中左側)の側
面に斜面部(テーパ)46Aが形成されている。このス
トッパーピン46は、絶縁部48に形成された穴50に
挿嵌されるとともに、バネ52によって径方向外側(図
中上方)に向けて付勢されている。図4は、図2に示し
たリング部材42の要部展開図であり、図中上側がコネ
クターの着脱口側に相当している。リング部材42に
は、前述の通り、前記ストッパーピン46を出没させる
ための孔44が形成されている。この孔44は、リング
部材42の幅方向(図中上下方向)に対して略中央付近
に設けられ、孔44の幅方向の内径が図中左方向の周面
に沿って次第に小さくなる形状となっている。
【0013】また、リング部材42の側部(コネクター
の着脱口側)には、V字形状の切り込み部54が形成さ
れる。この切り込み部54の端面に、後述するプロセッ
サー56側のコネクター58のピン60及び後述する洗
浄装置70の防水キャップ80のピン88が押し当てら
れ、これらピン60、88と切り込み部54の斜面の作
用によってリング部材42が周方向に回動するようにな
っている。
【0014】リング部材42が回動することによって、
ストッパーピン46に対する孔44の位置が移動し、ス
トッパーピン46をリング部材44の下に没入させ、又
は、ストッパーピン46を孔44から突出させることが
できる。このとき、図3に示したストッパーピン46の
斜面部46Aと、図4に示したリング部材42の孔44
の形状とが相まって、リング部材42の回動に対して、
ストッパーピン46が滑らかに突没するようになってい
る。
【0015】尚、リング部材42の幅方向に対して前記
V字形状の切り込み部54の最大切り込み位置(V字状
切り込みの頂点の位置)は、孔44よりも着脱口側(図
中上側)にあり、ストッパーピン46の突没は、前記ピ
ン60、88と切り込み部54との当接によるリング部
材42の回動作用を妨げることはない。図5には、電気
信号コネクター24が接続されるプロセッサーのコネク
ター部が示されている。プロセッサー56側のコネクタ
ー58の円筒部内周面にはピン60が固設されており、
該コネクター58にストッパーピン46の埋没した電気
信号コネクター24を差し込むとピン60がリング部材
42の切り込み部54の傾斜面に押し当てられ、リング
部材42が回動する。このリング部材の回動動作につい
ては更に後述する(図8乃至図12)。
【0016】続いて、内視鏡を洗浄するための洗浄装置
について説明する。図6は、本発明を適用した内視鏡洗
浄装置の外観を示す斜視図である。同図に示す洗浄装置
70は箱型に形成され、装置本体72と上蓋74とから
構成される。装置本体72の上面には内視鏡10を洗浄
する洗浄槽76が形成され、この洗浄槽76内には、回
転型噴射装置78が設けられる。また、洗浄槽76の内
側には、内視鏡10の電気信号コネクター24に取り付
けられる防水キャップ80と、内視鏡10のLGコネク
ター22に取り付けられる防水キャップ82とが設けら
れている。
【0017】装置本体72は、操作パネル84及び表示
パネル86を有し、操作パネル84を操作して洗浄作業
の内容に関する各種設定や洗浄開始等の指示を入力する
ことができる。そして、上記表示パネル86には、洗浄
作業の残り時間や、作業終了までの時間、トラブル発生
時の警告等が表示される。検査に使用された内視鏡10
はプロセッサー56から取り外され、洗浄装置70の洗
浄槽76に収納される。そして、電気信号コネクター2
4及びLGコネクター22にそれぞれ防水キャップ8
0、82が取り付けられ、上蓋74が閉じられる。操作
パネル84のスタートボタンが押されると、回転型噴射
装置78の噴射ノズル78Aから洗浄液が噴射され、内
視鏡10の洗浄が行われる。尚、洗浄槽76に溜めた洗
浄液や消毒液に内視鏡10を浸漬して洗浄・消毒するこ
とも可能である。
【0018】図7は、図6に示した防水キャップ80の
外観図である。同図に示すように防水キャップ80の内
周面にはピン88が固設されている。防水キャップ80
を内視鏡10の電気信号コネクター24に嵌め込むと、
その押し込み力によって前記ピン88がリング部材42
の切り込み部54の端面を押し、リング部材42を回動
させる(図4参照)。
【0019】次に、上記の如く構成された未洗浄内視鏡
の誤使用防止機構の作用について説明する。検査に使用
していた内視鏡10の電気信号コネクター24をプロセ
ッサー56のコネクター58から取り外すと、図2に示
したように電気信号コネクター24のストッパーピン4
6はリング部材42の孔44から突出した状態になる。
【0020】この状態で内視鏡10を洗浄装置70の洗
浄槽76に載置し、電気信号コネクター24に防水キャ
ップ80を、LGコネクター22に防水キャップ82を
それぞれ取り付ける。このとき、図示しないガイドに従
って、電気信号コネクター24と防水キャップ80の回
転方向(周方向)の係合位置を規制しながら、電気信号
コネクター24に防水キャップ80を装着すると、図8
に示すように、防水キャップ80のピン88がリング部
材42の切り込み部54の片側(図中左側)の斜面54
Aの上部に当接する。
【0021】この状態では未だリング部材42は回動せ
ず、リング部材42の周方向(図8中矢印Bの方向)か
ら見ると、図9に示すようにストッパーピン46はリン
グ部材42の孔44から突出している。その後、更に防
水キャップ80を押し込むと、防水キャップ80のピン
88が図8中下方向に移動し、リング部材42の切り込
み部54の斜面54Aを押す。ピン88の押し付け力と
斜面54Aの作用によって、リング部材42に図中右方
向に移動(実際には回動)する力が加えられ、リング部
材42が図8中右方向に回動する。
【0022】このリング部材42の回動によって、リン
グ部材42の孔44の縁部がストッパーピン46の斜面
部46Aに迫り、該孔44の内径が回動方向に沿って次
第に小さくなることと相まって、リング部材42の孔4
4の縁部がストッパーピン46の斜面部46Aを押す。
この力によってストッパーピン46がリング部材42の
下に埋没していく。
【0023】防水キャップ80を完全に押し込んだ状態
では、図10に示すように、防水キャップ80のピン8
8が切り込み部54の底部に達し、ストッパーピン46
はリング部材42の下に完全に没する。LGコネクター
22についても防水キャップ82を取り付けた後、上蓋
14を閉じてから操作パネル84のスタートボタンを押
し、内視鏡10の洗浄を行う。
【0024】洗浄完了後、防水キャップ80、82を外
し、洗浄装置10から内視鏡10を取り出したときに
は、電気信号コネクター24のストッパーピン46はリ
ング部材42の下に没入した状態となっている。ストッ
パーピン46が没状態にある洗浄後の内視鏡10は、図
5に示したようにプロセッサー56のコネクター58に
接続することができる。一方、未洗浄の内視鏡10はス
トッパーピン46が突出したままであり、該ストッパー
ピン46がプロセッサー56のコネクター58への接続
を阻むことになる。
【0025】続いて、洗浄済内視鏡を再使用する場合に
ついて説明する。洗浄後の内視鏡10の電気信号コネク
ター24及びLGコネクター22を図示しないガイドに
従って回転方向(周方向)の係合位置を規制しながら、
プロセッサー56側のコネクターにそれぞれ差し込む
と、図11に示すように、プロセッサー側のコネクター
58に形成したピン60が電気信号コネクター24のリ
ング部材42の切り込み部54の斜面54Bの上部に当
接する。
【0026】この状態から、更に電気信号コネクター2
4を押し込むと、リング部材42がピン60に対して図
中上方向に移動し、ピン60が斜面54Bを押す。ピン
60の押し付け力と斜面54Bの作用によって、リング
部材42に図中左方向に移動(実際には回動)する力が
加えられる。こうして、電気信号コネクター24の接続
時の押し込み力によってリング部材42が図11中左方
向に回動する。
【0027】このリング部材42の回動によって、孔4
4の位置が移動し、電気信号コネクター24を完全に押
し込んだ状態では、図12に示すように、孔44とスト
ッパーピン46の位置が一致し、ストッパーピン46の
上面は孔44によって完全に開放される。このとき、プ
ロセッサー側のピン60は切り込み部54の底部に達す
る。
【0028】従って、検査後に内視鏡10の電気信号コ
ネクター24をプロセッサー56から外すと、バネ52
の付勢力によってストッパーピン46が立ち上がり、図
2に示した突出状態に至る。このように、電気信号コネ
クター24に突没自在のストッパーピン46を設け、プ
ロセッサー56からの離脱時にストッパーピン46を突
出させ、洗浄装置70への接続によって該ストッパーピ
ン46を埋没させるようにしたので、未洗浄内視鏡はス
トッパーピン46の突出によってプロセッサー56への
接続を阻止できる。
【0029】また、ストッパーピン46の突没状態を目
視にて容易に確認することができるので、洗浄済の内視
鏡であるか、未洗浄の内視鏡であるかを容易に判別でき
るという利点もある。上記実施の形態では、ストッパー
ピン46を電気信号コネクター24に設けた場合を例に
説明したが、ストッパーピン46をLGコネクター22
に設けてもよい。
【0030】また、上記実施の形態では、内視鏡用制御
装置として、内視鏡の撮像手段(CCD)が出力した撮
像信号を処理する信号処理装置と光源装置とが一体とな
った制御ユニット(プロセッサー)を例に説明したが、
内視鏡用制御装置としては、撮像信号を処理する信号処
理装置単体、又は光源装置単体という態様もある。即
ち、本発明は、撮像手段(CCD)を有する電子内視鏡
を用いる内視鏡装置に限らず、撮像手段やモニタを利用
しないファイバー内視鏡を用いる内視鏡装置にも適用で
きる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡用制御装置と着脱される内視鏡のコネクター部材に
突没自在のストッパー部材を設け、内視鏡離脱時に該ス
トッパー部材を突出させるとともに、洗浄時に洗浄装置
の防水キャップを装着することによって前記ストッパー
部材を埋没させるようにしたので、未洗浄内視鏡が洗浄
処理を経ずに誤って再使用されることを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電子内視鏡の外観図
【図2】図1に示した電気信号コネクターの外観図
【図3】図2中A−A線に沿う要部断面図
【図4】図2に示したリング部材の要部展開図
【図5】プロセッサーのコネクター部の構成を示す要部
斜視図
【図6】本発明を適用した内視鏡洗浄装置の外観を示す
斜視図
【図7】図6に示した防水キャップの構成を示す外観図
【図8】本発明の実施の形態に係る未洗浄内視鏡の誤使
用防止機構の作用を説明するために用いたリング部材の
要部展開図
【図9】図8中矢印Bの方向から見たストッパーピンの
突出状態を示す図
【図10】本発明の実施の形態に係る未洗浄内視鏡の誤
使用防止機構の作用を説明するために用いたリング部材
の要部展開図
【図11】本発明の実施の形態に係る未洗浄内視鏡の誤
使用防止機構の作用を説明するために用いたリング部材
の要部展開図
【図12】本発明の実施の形態に係る未洗浄内視鏡の誤
使用防止機構の作用を説明するために用いたリング部材
の要部展開図
【符号の説明】
10…内視鏡 22…ライトガイド(LG)コネクター 24…電気信号コネクター 42…リング部材 44…孔 46…ストッパーピン 54…切り込み部 56…プロセッサー(内視鏡用制御装置に相当) 58…コネクター(内視鏡用制御装置のコネクター部材
に相当) 60…ピン(第1のピンに相当) 70…洗浄装置 80、82…防水キャップ 88…ピン(第2のピンに相当)
フロントページの続き (72)発明者 森住 雅明 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 近藤 光夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡用制御装置に着脱自在に接続され
    る内視鏡側コネクター部材に突没自在に設けられ、没状
    態で内視鏡用制御装置との接続を可能にし、突出状態で
    前記内視鏡用制御装置との接続を阻むストッパー部材
    と、 前記ストッパー部材を有したコネクター部材が接続され
    る内視鏡用制御装置のコネクター部材に設けられ、前記
    内視鏡側コネクター部材の離脱時に前記ストッパー部材
    を突出状態にセットするストッパーセット手段と、 内視鏡の洗浄時に前記ストッパー部材を有したコネクタ
    ー部材に着脱自在に装着される洗浄装置側の防水キャッ
    プに設けられ、前記防水キャップの装着時に前記ストッ
    パーセット手段で突出状態にセットしたストッパー部材
    を没状態に戻すストッパー解除手段と、 から成ることを特徴とする未洗浄内視鏡の誤使用防止機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ストッパー部材を有した内視鏡側コ
    ネクター部材にはリング部材が回動自在に設けられ、該
    リング部材には前記ストッパー部材が出没する孔が形成
    されるとともに、該リング部材の側縁には略V字状の切
    り込み部が形成されて成り、 前記ストッパーセット手段は、コネクター部の連結時に
    前記リング部材の前記切り込み部の一方の斜面に当接し
    て前記リング部材を回動させ、前記孔をストッパー部材
    の位置に一致させてストッパー部材を孔から突出させる
    第1のピン部材で構成され、 前記ストッパー解除手段は、前記防水キャップの装着時
    に前記切り込み部の他方の斜面に当接して前記リング部
    材を回動させ、前記孔を前記ストッパー部材の位置から
    退避させて前記ストッパー部材を前記リング部材の下側
    に埋没させる第2のピン部材で構成されることを特徴と
    する請求項1の未洗浄内視鏡の誤使用防止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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