JP3725849B2 - 内視鏡 - Google Patents

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入部の先端部に形成したチャンネルの先端開口部に処置具の導出方向を規制する起上台を設けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
挿入部の先端部にチャンネルの先端を開口し、この開口部に起上台を設け、この起上台により処置具の導出方向を規制するようにした内視鏡が知られている(特開平8−154890号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この特開平8−154890号公報の内視鏡は、チャンネルに挿通した処置具を内視鏡の挿入部先端から突き出した際、処置具が、処置具起上台の側面に接する先端構成部の壁と、処置具起上台の側面に挟まれるように保持され易く、処置具起上台の誘導溝に沿うことなく起上操作されることがある。そして、処置具がある角度まで起上された時点で、誘導溝に落ち込む、いわゆる処置具の飛びが発生する。このような現象が起こることがある。この場合、内視鏡検査中に目的部位への処置具の誘導が難しくなり、検査に支障をきたす。
【0004】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、内視鏡に挿通した処置具を、挿入部先端から目的部位に向けて確実に誘導できるようにした内視鏡を提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内視鏡の観察光学系が配された挿入部先端部分に開口して形成された処置具起上台用収容室と、
上記内視鏡の操作部側に設けられ、処置具が挿通される挿通口と、
上記内視鏡内部に形成され、上記収容室と上記挿通口とを連通する処置具用案内路と、
上記収容室に起上操作可能に設けられ、処置具を誘導する誘導面を有した処置具起上台と、
上記処置具起上台の誘導面の上記観察光学系が配される側に位置する稜部に突き出して形成され、上記処置具を上記誘導面に誘導するための突出部と、を具備した事を特徴とする内視鏡である。
【0006】
【発明の実施形態】
図1乃至図18を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
【0007】
(構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る内視鏡1と各種の外部装置を組み込んだシステムの全体を示す斜視図である。外部装置としては、光源装置2、画像処理装置3、モニタ4、入力用キーボード5、吸引ポンプ装置6、吸引瓶7等の機器があり、これらの機器はキャリア8付きの棚9に設置されている。
【0008】
内視鏡1は挿入部12、操作部13およびユニバーサルコード14を備える。挿入部12は可撓管部15、湾曲部16および先端部17の各構成部分よりなる。
【0009】
操作部13にはユニバーサルコード14の一端が接続され、ユニバーサルコード14の他端にはコネクタ18が設けられている。コネクタ18は上記外部装置の一つである光源装置2に接続される。コネクタ18にはライトガイド管や電気接点部が設けられている。
【0010】
先端部17の構成について、図2乃至図12を用いて詳細に説明する。先端部17は先端部本体としての先端硬質部21と、これの周囲を覆うように樹脂等の非導電性材質より形成された先端カバー22とが設けられ、先端カバー22は先端硬質部21に接着等にて固定されている。
【0011】
先端硬質部21には処置具挿通用案内路としてのチャンネル(挿通孔)23と連続して形成され、処置具等の導入を先端側へ案内する導入案内路24が形成されている。この導入案内路24の先端側には先端硬質部21と先端カバー22とにて形成される空間部である収容室25が設けられている。この収容室25は処置具挿通用チャンネル23の先端開口部を構成する。
【0012】
また、収容室25内には上記チャンネル23を通じて導入される鉗子やカテーテル等の処置具26を所望の位置へ起上させるための処置具起上台27が納められている。
【0013】
処置具起上台27はその一端が先端硬質部21に設けられた起上台回動支点28により枢着されている。起上台回動支点28は、導入案内路24の先端開口部分の下側部位に位置しており、収容室25内において処置具起上台27の他端側部分が回動するように処置具起上台27を起伏動作自在に取り付けている。処置具起上台27には上記導入案内路24より連続するように形成した断面略V字状の溝によって、処置具26を誘導するための誘導面29が形成されている。
【0014】
処置具起上台27の、誘導面29が形成されていない側の一面である起上台裏面31において回動先端の近くで、処置具起上台26の左右側端近傍にはそれぞれ起上台裏面31に対して垂直に突出して形成されている左右一対のワイヤ支持壁33が設けられている。この左右一対のワイヤ支持壁33には処置具起上台27を起上させるための起上ワイヤー34の先端部が貫通して回動自在に連接されている。左右一対のワイヤ支持壁33の間に位置する起上ワイヤー34の部分には脱落防止用のパイプ35が外装されている。このパイプ35は起上ワイヤー34に固着されている。
【0015】
起上ワイヤー34は挿入部12内に挿通されるガイドパイプ36を通じて操作部13に導かれ、後述する起上操作機構に接続される。
【0016】
また、先端カバー22には起上台裏面31と相対する位置において、起上台回動支点28の位置に向かう滑らかな斜面として形成されるスロープ部41が形成されている。このスロープ部41には図6(a)および図6(b)で示すように、洗滌用のブラシ等を起上台裏面31へ誘導するための溝部であるブラシ誘導面42を形成するようにしても良い。図6(a)はスロープ部41の斜視図、図6(b)はそのスロープ部41の図6(a)に示すX面に沿った横断面図である。
【0017】
処置具起上台27の起上台裏面31は、図2で示す如く、処置具起上台27を最大に起上させた際において、上記ワイヤ支持壁33の部分を除き、挿入部12の先端部17の長手方向に対する角度θが、約90度、(または80度〜100度の範囲)に形成されている。
【0018】
また、ワイヤ支持壁33の下端は、処置具起上台27を最大に起上させた際において、先端カバー22の開口部端より上部に偏位するように形成されている(図2中の距離Cにて指示)。
【0019】
収容室25において、処置具起上台27を最大に起上させた際の起上台裏面31から、この起上台裏面31と対向する先端カバー22の面までの距離Aは収容室25の上部開口端で最大となるように形成されている(図2を参照)。つまり、収容室25にて構成される空間にあって処置具起上台27の裏面と垂直な断面での断面積が開口端にて最大となる様に構成される。
【0020】
また、図10の点線で示すように、処置具起上台27を寝かせた状態において、収容室25の一面であり、起上台裏面31と対向する面は、起上台回動支点28の部位に向かい傾斜する斜面として形成される上記スロープ部41である。
【0021】
処置具起上台27を最大起上させた際において、起上台裏面31と対向する収容室25の面は挿入部12の先端部17の長手方向に対して約90度に形成されるが、この面と、処置具起上台27を寝かせた状態にした際において、起上台裏面31と対向する面とは曲面44にて連接される。また、収容室25を形成する各壁面は互いに接するすべての接線部において曲面を構成するように形成される。
【0022】
また、処置具起上台27を最大起上させた際において、処置具起上台27の裏面と、上記裏面が対向する収容室25の面までの距離が処置具起上台27の回動支点に向かって短く狭くなるように形成されている。
【0023】
図3で処置具起上台27の横断面形状(図2中のB−B断面)を示すが、処置具起上台27の誘導面29が形成される面側であって、後述する観察光学系の対物レンズ及び照明レンズが配される側方の部位には、薄肉のヘラ状の形態である突出部45が誘導面29を形成する斜面の稜部よりも突き出して延出形成されている。この突出部45の内側面は処置具起上台27の中心側に傾斜し、上記誘導面29に連続する斜面である突出部誘導面46を形成している。突出部誘導面46の勾配は上記誘導面29の勾配よりも大きく急に形成されている。
【0024】
尚、この突出部誘導面46としては斜面ではなく、凸状または凹状の曲面によって形成されるものであっても良い。
【0025】
図2に示すように、突出部45の稜線は処置具起上台27が最大に起上した時の状態で、先端部17の各構成部分と干渉しないような形状に形成されている。また、図10で示すように、突出部45の頂部48は処置具起上台27の起上動作を行う際の軌跡が太破線のようになる。頂部48の軌跡が先端カバー22の稜線部49より起上台回動支点28寄り内側に来るように形成されている。
【0026】
一方、図7で示すように、内視鏡1の先端部17において、先端硬質部21には収容室25の片側、ここでは右側に位置して照明レンズ51と対物レンズ52が先端部17の長手方向の前後に一列に位置して配設され、側視タイプの内視鏡1を構成している。
【0027】
体腔内に照明光を拡開照射する照明レンズ51にはライトガイド(ファイバーバンドル)53が接続され、対物レンズ52にはプリズム54や結像レンズ55を介して撮像部56が接続されている。これらはいずれも先端硬質部21に取り付けられている。撮像部56は図示しないCCD等の撮像素子や付属回路素子が組み込まれている。
【0028】
図7、図8、図9、図11および図12で示す如く、先端硬質部21にはライトガイド53を配置する収納溝57がその先端硬質部21の長手方向に沿って細長く形成されている。そして、ライトガイド53を納めた後に収納溝57内にはRTVゴム等の充填剤58が充填され、この後に収納溝57の開口部分がLGカバー59で覆われる。
【0029】
また、図12に示すように、先端硬質部21の湾曲部16が接続される端側で、湾曲部16の外皮部材61の端部が配される位置には薄肉のリング状部材であるリング部材62が接着等にて固定されている。全周においてそのリング部材62の一端には先端カバー22の端部が被嵌されており、当該外嵌される部分は接着剤等が液密的に配されている。
【0030】
なお、このリング部材62としては図7で示すように、先端カバー22の後端を全周において延接して形成した延接部63として構成するものであっても良い。
【0031】
外皮部材61はその内周面がリング部材62(または延接部63)の外周に密着するように配されており、その部位において外皮部材61の外周には糸状部材64が巻回され、糸状部材64の外周には接着剤65を塗布した後に、包皮部材66が加熱溶融されて配されている。
【0032】
ここにおいて、上記外皮部材61の内径を、上記リング部材62(または延接部63)の外径の90%以下となるように形成されている。後述する図13の構成においても同様であるが、外皮部材61の両端部で先端硬質部21及び後述する可撓管口金85に取り付くべき範囲の内径は先端硬質部21及び可撓管口金85の外径の90%以下となるように形成される。また、外皮部材61の湾曲部16を外層する範囲の内径はブレード67の外径の90〜110%となるように形成されている。
【0033】
ここで、外皮部材61は先端硬質部21に取り付くべき範囲の内径を小さくし、これ以外は同一の内径にて形成されていても良い。その際において、後述する可撓管口金85の外径は、(可撓管口金85の外径)×0.9≧ (外皮部材61の内径)の式が成り立つように形成されている。
【0034】
ところで、上記ライトガイド53は、挿入部12、操作部13およびユニバーサルコード14内を通じてコネクタ18まで導かれる。撮像部56に接続される図示しない電気配線も挿入部12、操作部13およびユニバーサルコード14内を通じてコネクタ18まで導かれる。電気配線はコネクタ18の電気接点部に接続した接続ケーブル19を介して画像処理装置3に接続される。そして、撮像部56で得た撮像信号を画像処理装置3にて映像信号に変換し、モニタ4に表示するようになっている。
【0035】
一方、図1で示す如く、内視鏡1の操作部13には上記挿入部12の湾曲部16を上下/左右方向に湾曲させるための湾曲操作部71、対物レンズ52の外表面に水や空気等の流体を噴き付けてそのレンズ面の清掃を行うノズル72に選択的に気体と液体を噴出させるための送気送水ボタン73、先端部17に先端が開口したチャンネル23を通じて選択的に体腔内の粘液等を回収するための吸引操作ボタン74、上記チャンネル23に通じる挿入口部75が配設されている。尚、上記チャンネル23の先端開口部は処置具起上台27を配置する収容室25を兼ねる。
【0036】
内視鏡1の内部にはノズル72に流体を供給する流体管路76及び回収した流体が通る吸引管路(上記チャンネル23がこれを兼ねる。)が配設されている。
【0037】
挿入部12の湾曲部16は、例えば図13で示すようにも構成される。すなわち一列に配置した複数の湾曲コマ81がリベット82を用いて回動自在に組み合わされて芯材83を構成しており、この芯材83の外周には金属又は化学繊維のワイヤを編組して筒状に形成された上記ブレード67が外装され、そのブレード67の両端部は湾曲部16の両最端部に配設される湾曲コマ81に接着または半田等にて固定されている。ブレード67にはチューブ体よりなる上記外皮部材61が外装されている。湾曲部16を構成する最先端の湾曲コマ81には先端部17を構成する金属又は硬質の樹脂よりなる先端硬質部21が接続される。また、先端硬質部21には絶縁性を有する材料にて形成されたキャップ状の部材である先端カバー22が接着等にて一体的に固着される。
【0038】
また、挿入部12の可撓管部15は帯状の金属を螺旋状にて形成された図示されない螺旋管、金属線又は化学繊維を筒状に編組形成した図示されないブレード、樹脂よりなる図示されない外皮を積層して構成されている。
【0039】
可撓管部15の先端には金属等よりなる可撓管口金85が接着または半田等にて固定されており、この可撓管口金85を介して湾曲部16を構成する手元側端の湾曲コマ81が接続固定されている。図14で示すように、可撓管口金85の一端と、可撓管部15の最外層を構成する外皮層との隙間には接着剤等よりなる充填剤84が全周にわたり隙間なく液密的に配されている。
【0040】
また、例えば、外皮部材61の先端は、先端硬質部21の外周に密着するように外装され、その先端部は先端カバー22の後端部に当接されるように配されている。そして、図14で示すように、先端硬質部21を外装している外皮部材61の先端部分には絹または化学繊維等よりなる糸状部材86が巻回されている。外皮部材61の後端部分は可撓管口金85の外周に密着するように外装され、その後端部分は可撓管部15の外皮層の先端部分に当接されるように配されている。可撓管口金85を外装している外皮部材61の後端部には絹または化学繊維等よりなる糸状部材86が巻回されている。
【0041】
そして、外皮部材61の端部に巻回されている糸状部材86はその引張力が2N以上にて外皮部材61を外部より縛るように巻回して締め付ける。また、糸状部材86の巻き数は4巻き以上とする。さらに、糸状部材86にはその全域にわたり接着剤87を塗布する。接着剤87を塗布した後、糸状部材86の外周にはウレタン等の熱可塑性樹脂よりなる包皮部材88を配する。
【0042】
ここで、接着剤87はその粘度が8.5Ps・s以下である。包皮部材88はその融点が外皮部材61の樹脂の融点よりも低い樹脂材にて形成されている。また、糸状部材86及び包皮部材88のうち少なくとも包皮部材88は可撓管部15の外観色と類似の色よりなる。包皮部材88は外観色に類似のものにとどまらず、黒色でも良い。接着剤87についても可撓管部15の外観色に類似または黒色である。包皮部材88はリング状の形態にて形成されていても良いし、帯状のシート状に形成されていても良い。
【0043】
上記包皮部材88は接着剤87の外周に取り付ける際して、図示されない熱収縮チューブ材にてその外周が全て覆われ、図示されない加熱機器等により熱収縮チューブを加熱収縮すると同時に溶融し、組み付けられる。
【0044】
包皮部材88が帯状のシート状にて形成されている場合、接着剤87の外周に包皮部材88を巻き付け、包皮部材88が重なる部位を半田こて等の加熱機器等にて加熱する事で、本部位にリング状に配するようにする。
【0045】
また、図16で示すように、包皮部材88は糸状部材86に接する層に黒色包皮部材89、外部に露呈される層に無色(半透明)である透明包皮部材90の2層により構成しても良い。
【0046】
図17および図18で示すように、内視鏡1の操作部13には上記処置具起上台27を操作する起上ワイヤー34を操作するための起上台作動機構91が内蔵されている。
【0047】
すなわち、操作部13の内部において、その起上ワイヤー34の基端には金属等の硬質の棒状材質よりなるワイヤ固定部材92が半田等にて一体的に固着されている。ワイヤ固定部材92の基端部分には凹部よりなる係止溝93が形成されている。このワイヤ固定部材92の基端部分には係止溝93が形成された範囲をすべて嵌挿できる金属等の硬質のブロック体よりなる、リンク部材94が挿入してあり、係止溝93にはリンク部材94に設けられた雌ネジ95に螺合された固定ネジ96の先端部が挿入係止している。これにより、ワイヤ固定部材92はリンク部材94に連結される。
【0048】
リンク部材94は操作部13の基盤となるベース97の長手方向に進退自在に配されている。リンク部材94には、上記湾曲操作部71に隣接して設けた起上操作ノブ98に連接されたアーム99が連結されている。アーム99はリンク部材94に棒状の軸部材であるリンク軸100により回動自在に連接されている。リンク軸100の、ベース97に対向しない側の一端には、C型またはE型とめ輪等よりなる係止部材101が係合してある。図示されるように係止部材101が、湾曲操作部カバー103の端部よりも把持部カバー104側に位置するようにアーム99の長さ等が設定されている。
【0049】
(作用・効果)
処置具起上台27を起上する場合、操作部13の起上操作ノブ98を回動操作する。起上操作ノブ98が回動することにより、起上ワイヤー34が進退し、これに応じて処置具起上台27は起上台回動支点28を支点として回動し、起伏動作を行う。
【0050】
図2で示した如く、処置具起上台27が最大に起上した時、起上台裏面31と、これに対向する先端カバー22の一面により形成される、収容室25の空間は開口端部にて最も大きく開口し、また、起上台裏面31の面が先端部17の長手方向に対し、略垂直に位置する。このため、図4に示すように、先端部17の鉛直上方より収容室25内の全域を眼で容易に捉える事ができる。また、収容室25はその開口部端が最も大きく開口するため、その収容室25への洗浄等のアプローチが容易である。
【0051】
収容室25を形成する各壁面は互いに接するすべての接線部において曲面を構成するように形成される。このため、その収容室25内には鋭角な隅部が無く、汚れが溜まり難い。
【0052】
さらに、図2で示すように、処置具起上台27に設けられたワイヤ支持壁33の下端面は先端カバー22の開口端面より距離Cだけ上方部位に来ており、先端部17の先端側よりワイヤ支持壁33の下端面を眼で捉える事が出来る。ワイヤ支持壁33の下端面においても先端側よりアプローチが容易である。
【0053】
スロープ部41の面にブラシ誘導面42を設けている場合には、洗滌ブラシ等で起上台裏面31とスロープ部41を洗滌する際、狙った位置にブラシを誘導し易い。
【0054】
よって、収容室25及びワイヤ支持壁33の下端部の洗滌性がよく、先端カバー22を先端硬質部21より取り外す事無く、処置具起上台27の起上台裏面31及び収容室25の各面を隅々まで容易に洗浄する事が可能となる。
【0055】
従って、先端カバー着脱の煩わしさ、検査時に先端カバーがずれて視野を遮ると言った不具合が無くなる。
加えて、収容室25内の隅部に汚物が溜まりにくく、隅部の洗浄性も良くなる。
【0056】
ところで、図5に示される如く、収容室25内に処置具案内用チャンネル23を通じて導かれてきた処置具26は処置具起上台27の誘導面29を通り、チャンネル23の開口部へと延出されるが、処置具26がPTFE等の樹脂にて形成されたものである場合、その処置具26のシース部には曲がり癖がつき易い。また、処置具26の先端部を対物レンズ52の中心に向かせるべく、そのシース部に積極的に曲がり癖をつけている事もある。
【0057】
このような場合、処置具26の導出先端は処置具起上台27の中心に位置せず、先端部17の照明レンズ51側へ向く事となる。例えば、図8で示すように、処置具26の先端が処置具起上台27において対物光学系収容領域側に片寄ってしまう場合がある。このような場合、処置具起上台27をさらに起上させて行くと、処置具26は誘導面29には収まらず、処置具起上台27と先端部17の部材との間に挟まれて持ち上がることになる。しかし、処置具26の一部が案内路24の近傍において誘導面29内に収まっているため、処置具起上台27がある起上角度まで持ち上がると、処置具26の先端部も誘導面29に飛び込むように収まる。この現象を処置具26の飛びと呼ぶことにする。
【0058】
しかし、此処での処置具起上台27の先端側には突出部45が形成されているため、処置具起上台27の起上動作の初期の段階(起上角が小さい位置)で処置具26の先端を突出部誘導面46に続く誘導面29に導くことができる。
【0059】
以上の如く、処置具が誘導面29に収まり易く、内視鏡での観察時に処置具先端の位置が決まり易く、検査処置がやり易い。加えて、処置具起上台27に形成された突出部45が先端カバー22より突出しないため、その突出部45にて患者粘膜を損傷する事も無い。また、突出部45には突出部誘導面46が形成されていることで、処置具26を突出部誘導面46及び誘導面29へと導き易くなる。
【0060】
また、図3に示すように、誘導面29の勾配よりも突出部誘導面46の勾配が大きい事から、誘導面29の処置具起上台27に対する幅を狭くする事が無く、その突出部45の高さを十分に高く取れるようになる。
【0061】
上記突出部45は処置具起上台27を最大に起上した時でも、先端硬質部21が構成される各部に接しない様に形成されているため、処置具起上台27の繰り返し起上動作により突出部45に大きな応力が加わる事が無い。
【0062】
突出部45の最も突出する頂部48は処置具起上台27の起上動作のいずれにおいても、先端カバー22の最も突出している稜線部49より突出する事がない。
【0063】
外皮部材61の内径が可撓管口金85及び先端硬質部21の外径の90%以下である事より、その外皮部材61は可撓管口金85及び先端硬質部21の外周面に密着する。
【0064】
また、外皮部材61の外周より糸状部材86を巻き付ける事で、外皮部材61の内周面と先端硬質部21及び可撓管口金85の外周面にて湾曲部16を液密に保つ事が出来る。
【0065】
糸状部材86の外周に配された接着剤87により包皮部材88が接着固定される。また、包皮部材88は加熱溶融される事で、包皮部材88の端部が滑らかに可撓管部15、先端カバー22及び外皮部材61の外周が連続的につながるように形成される。
【0066】
包皮部材88は加熱溶融する際に、その外周を熱収縮チューブにて覆われた状態で溶融されるため、全周に渡りほぼ同一の形状に熱成型する事が出来る。
【0067】
また、包皮部材88を帯状のシート形態とする事で可撓管部15の径が異なる複数の機種においても同一の部材にて対応させる事が出来る。
【0068】
包皮部材88は可撓管部15の外皮樹脂の融点より低いため、可撓管部15の外皮樹脂を破損する事無く包皮部材88のみを溶融させる事が出来る。
接着剤87は低粘度の接着剤であるため、糸状部材86の隙間部への浸透が良く、包皮部材88の下層全域をむらなく接着出来る。
包皮部材88は黒または可撓管部15の外観と類似色であるため、内視鏡の挿入部12の外観を損ねる事が無い。
【0069】
先端硬質部21において、ライトガイド53を配置する収納溝57はLGカバー59によって覆われているが、通常、LGカバー59の縁部と、収納溝57の開口部には少なからず段が出来てしまう。
【0070】
しかし、上記構成ではリング部材62(または延接部63)を先端硬質部21の外周に配する事で、上記LGカバー59とLG収納溝57により形成される段部を無くし、外皮部材61の取付け部の凹凸を無くす事が出来る。
【0071】
さらに、リング部材62が先端カバー22に外嵌するように構成されているため、リング部材62と先端カバー22の間は液密的に構成されている。
【0072】
外皮部材61はリング部材62(または延接部63)に密着するように配されており、外皮部材61はリング部材62及び外皮部材61と延接部63の間も液密的に構成されている。
【0073】
外皮部材61の両端部において、糸状部材86を巻回する事のみで湾曲部16を液密構造とする事ができる。加えて、高技能を有さず、簡便な作業にて外皮部材61の両端固定部を滑らかに形成する事が出来る。
【0074】
側視タイプの内視鏡においても、外皮部材61を糸状部材86にて巻回する事で液密構造とする事が出来る。加えて、図16で示す構成によれば、消毒薬による化学変化及び衝撃などによる物理的変化により包皮部材88に劣化が生じても、糸状部材86により物理的に外皮部材61と延接部63が液密構造となっているため、外皮部材61の両端固定部において電気的な絶縁性を常に確保する事が出来る。
【0075】
また、上記起上台作動機構91において、リンク軸100を係止し、リンク部材94とアーム99を回動自在に連接するための構成部品である係止部材101が、ベース97と対向しない位置にあり、かつアーム99の端部より把持部カバー104側に配されているため、把持部カバー104を取り外す、または内視鏡の可撓管部15側へずらす事のみで、係止部材56が外部より容易に確認し、アプローチできる。
【0076】
ワイヤ固定部材92が繰り返しの使用によりリンク部材94の内部に位置する係止溝93において破損した場合、把持部カバー104を取り外す、または内視鏡の可撓管部15側へずらす事のみで係止部材101を露呈する事が出来る。
【0077】
さらに、アプローチも容易である事から、係止部材101を容易に着脱する事が出来、これにより、リンク部材94及びワイヤ固定部材92を交換する事で、破損に対する修理が簡便に行える。
【0078】
本発明は上述した実施形態のものに限定されるものではない。また、以下に列記する事項またはその任意の組み合わせの事項が得られる。
【0079】
<付記>
付記項1;内視鏡の挿入部先端に開口した処置具起上台用収容室と、
上記内視鏡の操作部側に設けられ、処置具が挿入される挿通口部と、
上記内視鏡に設けられ、上記収容室と上記挿入口部とを連通する案内路と、 上記収容室に起上可能に設けられ、上記案内路を通じて挿通された処置具を導出方向へ誘導する誘導面を有する処置具起上台とを有する内視鏡において、
処置具起上台が起上操作されたとき、処置具起上台の誘導面の裏面と、上記裏面が対向する収容室の面までの距離が、処置具起上台が露出されない領域における収容室の開口端において最大となる様に構成されている事を特徴とする内視鏡。
【0080】
付記項2;付記項1において、処置具起上台の誘導面の裏面と、上記裏面が対向する収容室の面までの距離が処置具起上台の回動支点に向かって短くなるように形成されていることを特徴とする内視鏡。
付記項3;付記項1において、処置具起上台の誘導面の裏面と、収容室にて構成される空間にあって処置具起上台の誘導面の裏面と垂直な断面での断面積が開口端にて最大となる様に構成されている事を特徴とする内視鏡。
【0081】
付記項4;付記項3において、処置具起上台の誘導面の裏面と垂直な断面での断面積が処置具起上台の回動支点に向かって狭くなるように形成されていることを特徴とする内視鏡。
付記項5;付記項1において、上記収容室の各面の隣接する稜線部は曲面にて形成されている事を特徴とする内視鏡。
付記項6;付記項1において、処置具起上台の誘導面の裏面に対向する収容室の構成面は、内視鏡挿入部の先端に向かった軸方向に対し、鋭角な斜面として、処置具起上台の回動支点に向かい形成されている事を特徴とする内視鏡。
【0082】
付記項7;付記項1において、処置具起上台の誘導面の裏面は、処置具起上台が最大角度まで起上操作された時、先端部の開口面に対し略垂直になるように形成されている事を特徴とする内視鏡。
付記項8;付記項7において、略垂直とは、開口面と処置具起上台の裏面との成す角度が80度以上である事を特徴とする内視鏡。
付記項9;付記項1において、処置具起上台の誘導面の裏面が対向する、上記収納室の面は、その収納室の開口側から処置具起上台の回動支点に向かって滑らかに傾斜している事を特徴とする内視鏡。
【0083】
付記項10;内視鏡の挿入部先端に開口した収容室と、
上記内視鏡の操作部側に設けられた送液または処置具が挿通される挿通口と、
上記収容室と上記挿通口とを連通する案内路と、
上記収容室に起上操作可能に設けられ処置具を誘導する誘導面を有する処置具起上台とを有する内視鏡において、
処置具起上台の誘導面の観察光学系が配される側に位置して起上台の一部を起上台の誘導面を形成する斜面の稜線部よりも突き出して突出部を形成した事を特徴とする内視鏡。
【0084】
付記項11;付記項10において、突出部は、処置具起上台の長手方向の中央部近傍に設けられている事を特徴とする内視鏡。
付記項12;付記項10において、突出部は、誘導面の横方向に垂直な断面形状を誘導面の内側方向に斜面を有する直角三角形に近似した形状である事を特徴とする内視鏡。
付記項13;付記項10において、突出部は、処置具起上台の起上操作において、収容室より突出しない様に形成されている事を特徴とする内視鏡。
【0085】
付記項21;可撓管部と、
可撓管部の先端に連結された湾曲部と、
湾曲部の先端に連結された先端構成部とからなる挿入部を有し、
上記湾曲部の外皮を形成する外皮部材の両端部をそれぞれ可撓管の先端部と
先端構成部の基端部とに固定してなる内視鏡において、
外皮の両端部の外周面を糸状部材にて巻回し、上記糸状部材の外周面に、包皮部材を配し、上記包皮部材は加熱溶融することでその外表面を、挿入部の外表面に対し滑らかに配した事を特徴とする内視鏡。
【0086】
付記項22;付記項21において、包皮部材は熱可塑性樹脂にて形成されている事を特徴とする内視鏡。
付記項23;付記項21において、糸状部材には、包皮部材を配する前に、接着剤が塗布されている事を特徴とする内視鏡。
付記項24;付記項22において、熱可塑性樹脂はポリウレタンである事を特徴とする内視鏡。
【0087】
付記項25;付記項22において、熱可塑性樹脂はその融点が、可撓管に使用の樹脂の融点以下である事を特徴とする内視鏡。
付記項36;付記項21において、包皮部材は、黒色である事を特徴とする内視鏡。
付記項27;付記項21において、包皮部材は、糸状部材に接する面を黒色の層とし、外部に露呈される面を透明の層とする2層構造体である事を特徴とする内視鏡。
付記項28;付記項27において、包皮部材の外部に露星される層の融点は、糸状部材に接する層の融点よりも低い事を特徴とする内視鏡。
【0088】
付記項29;付記項23において、接着剤は低粘度である事を特徴とする内視鏡。
【0089】
付記項30;付記項29において、接着剤の粘度は8.5Ps・s以下である事を特徴とする内視鏡。
付記項31;付記項23において、接着剤の色は黒色である事を特徴とする内視鏡。
付記項32;付記項21において、包皮部材は細長のシート状である事を特徴とする内視鏡。
付記項33;付記項21において、糸状部材は黒色である事を特徴とする内視鏡。
【0090】
付記項34;付記項21において、外皮部材の少なくとも両端固定部の内径は、上記両端固定部の取り付くべき構成部材の外径以下である事を特徴とする内視鏡。
付記項35;付記項21において、糸状部材は外皮に4回以上巻回されている事を特徴とする内視鏡。
付記項36;付記項21において、糸状部材は2N以上の引張力にて巻回されている事を特徴とする内視鏡。
付記項37;付記項21において、先端構成部は、本体である先端硬質部と、先端硬質部を覆い、樹脂等よりなる先端カバーより構成され、先端硬質部の少なくとも外皮部材が取り付く全周には、リング状の部材が液密的に配されていることを特徴とする内視鏡。
付記項38;付記項37において、リング状の部材は全周において、その一端を先端カバーと液密的に接続されている事を特徴とする内視鏡。
【0091】
付記項39;付記項37において、リング状部材は、金属箔よりなる薄肉の部材である事を特徴とする内視鏡。
【0092】
付記項10〜14の従来技術としては、特開平8−154890号公報がある。
付記項21〜39の従来技術としては、実公昭62−23444号公報および特開平9−299319号公報のものがある。
【0093】
特開平8−154890号公報の問題点は、挿入部に挿通した処置具が、内視鏡先端から突出した際に、先端構成部の処置具起上台の側面に接する壁と、処置具起上台に挟まれるように保持された場合、処置具は、処置具起上台の誘導溝に沿うことなく起上操作され、ある角度まで起上された時点で、誘導溝に落ち込む、いわゆる処置具の飛びが発生する。
【0094】
この場合、内視鏡検査中に目的部位への処置具の誘導が出来ず、検査に支障をきたすと言う点にある。
【0095】
・実公昭62−23444号公報の問題点は、外套皮の表面より突出したリング状バンドの端部に、本部位が引っ掛かりとならない様に接着剤等を塗布し滑らかにせねばならなかった。
しかし、この作業は挿入部に出るところであるため、滑らかに仕上げる作業には高技能を有するものであり、作業者によるバラツキが大きくなると言う点にある。
【0096】
・特開平9−299319号公報の問題点は、外皮部材が接する可撓管部もしくは先端構成部に熱可塑性樹脂を構成しなくてはならず、そのため熱可塑性樹脂の構成厚さ分だけ挿入部の径が大きくなってしまう。
また、外皮部材の一部を熱可塑性樹脂にて形成し、組み付け時に加熱溶融するため、外皮部材が部分的に薄くなる可能性があり、本部位が引っ張り等のストレスにより破損し易くなると言う点にある。
【0097】
付記項10〜14の目的は、挿入部に挿通した処置具を、目的部位に確実に誘導する事を目的とする。
付記項21〜33の目的は、高技能を要せず、外皮部材の両端固定部を先端構成部及び可撓管に対し滑らかに仕上げる事にある。
付記項34〜39の目的は、挿入部において、外皮部材の両端部の防水性を保持する事にある。
【0098】
付記項10〜14の効果は、先端より処置具を引っかかりなく誘導し、突出させる事に加え、処置具起上台へ形成された誘導溝に処置具を確実に誘導し、内視鏡による検査及び処置に係わる作業をスムーズに行うようにする事に有る。
付記項21〜33の効果は、外皮部材を先端構成部及び可撓管に対し、確実に液密固定する事に加え、固定部の外部に露呈される面を、高技能を要せず簡便に、かつ滑らかに仕上げる事が出来ると言う事に有る。
付記項34−39の効果は、外皮部材の両端部を糸状部材のみにて、作業者の技術的な差異によらず確実に液密固定できると言う事に有る。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、処置具起上台に突出部を設けたから、処置具起上台で処置具を起上するとき、側方にずれて起上する処置具を処置具起上台の誘導面に誘導して収め、挿入部に挿通した処置具を目的部位に確実に誘導できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡と各種の外部装置を組み込んだシステムの全体を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の、処置具起上台に沿う縦断面図。
【図3】図2中のB−B線に沿う部分の断面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の平面図。
【図5】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の一使用状態の平面図。
【図6】(a)は処置具起上台におけるスロープ部の斜視図、(b)はそのスロープ部を図4(a)に示すX面に沿って切断した横断面図。
【図7】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の、照明レンズと対物レンズに沿って切断した縦断面図。
【図8】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の横断面図。
【図9】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の横断面図。
【図10】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の処置具起上台に沿って切断し、処置具起上台の起上動作を示す縦断面図。
【図11】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部の、照明レンズと対物レンズに沿って切断した縦断面図。
【図12】図11中、D−D線に沿う部分の横断面図。
【図13】本発明の一実施形態に係る内視鏡の湾曲管部の縦断面図。
【図14】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部、湾曲管部および可撓管部の外装接続部の縦断面図。
【図15】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部、湾曲管部および可撓管部の外装接続部の縦断面図。
【図16】本発明の一実施形態に係る内視鏡の先端部、湾曲管部および可撓管部の他の形式の外装接続部の縦断面図。
【図17】本発明の一実施形態に係る内視鏡の起上台作動機構を示すための操作部の断面図。
【図18】本発明の一実施形態に係る内視鏡の起上台作動機構を示すための操作部の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡、12…挿入部、13…操作部、14…ユニバーサルコード、
15…可撓管部、16…湾曲部、17…先端部、21…先端硬質部、
22…先端カバー、23…チャンネル、24…導入案内路、25…収容室、
26…処置具、27…処置具起上台、28…起上台回動支点、29…誘導面、34…起上ワイヤー、45…突出部。

Claims (1)

  1. 内視鏡の観察光学系が配された挿入部先端部分に開口して形成された処置具起上台用収容室と、
    上記内視鏡の操作部側に設けられ、処置具が挿通される挿通口と、
    上記内視鏡内部に形成され、上記収容室と上記挿通口とを連通する処置具用案内路と、
    上記収容室内に起上操作可能に設けられ、処置具を誘導する誘導面を有した処置具起上台と、
    上記処置具起上台の誘導面の上記観察光学系が配される側に位置する稜部に突き出して形成され、上記処置具を上記誘導面に誘導するための突出部と
    を具備した事を特徴とする内視鏡。
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