JP2018143719A - 内視鏡システムおよび内視鏡の漏水検知処理方法 - Google Patents

内視鏡システムおよび内視鏡の漏水検知処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡洗浄消毒装置によって内視鏡の漏水検知用口金の外表面も自動で洗浄消毒を行えるようにし、ユーザの洗浄消毒作業を軽減する内視鏡システムの実現。【解決手段】 内視鏡システム60は、内視鏡2の内部空間を気密保持する弁22を有する第1の口金40と、第1の口金40への装着脱時に回動されて弁22を開閉する第2の口金54と、第2の口金54に設けられ、第1の口金40の外周面に密着して気密保持する保持部材56と、第1の口金40から第2の口金54が外れない第1の送気圧力および、第1の送気圧力よりも高圧であって第1の口金40から第2の口金54が外れる第2の送気圧力のエアーを内視鏡2の内部空間に送気するエアポンプ62と、エアポンプ62を駆動制御する制御部64と、を具備する。【選択図】図15

Description

本発明は、内視鏡を洗浄消毒するときに漏水検知を行う内視鏡システムおよび内視鏡の漏水検知処理方法に関する。
体内の検査、治療などの目的に使用される内視鏡は、体内に挿入する挿入部の外表面だけでなく、処置具挿通用チャンネルなどの管路内にも汚物が付着する。そのため、使用済みの内視鏡は、簡易洗浄後に内視鏡洗浄消毒装置などによって外表面だけでなく管路内も洗浄消毒する必要がある。
この内視鏡洗浄消毒装置は、内視鏡の可撓管もしくは湾曲管の外皮部分、または管路に、孔が発生すると、内視鏡の内部空間に水が入り、故障を起してしまうおそれがあるためのいわゆる漏水検知処理を行う機能が備わっているものがある。
漏水検知処理では、例えば、特許文献1に開示されているように、内視鏡内部に連通する漏水検知用口金と、内視鏡洗浄消毒装置の送気部に連通する漏水検知用のエアー口金とが、漏水検知用チューブを介して接続される。
なお、漏水検知用コネクタなどは、未接続時に水が内部に侵入するのを防止するために、未接続時には閉状態に付勢された弁を有する逆止弁構造などを有している。
そして、内視鏡洗浄消毒装置の送気部から、漏水検知用コネクタおよび漏水検知用口金を介して、空気などの気体が内視鏡内部に所定圧力になるまで送気された後、内視鏡内部と漏水検知用配管などとからなる内視鏡内部の密閉空間の圧力変化を測定することにより漏水検知が行われる。
特開2015−29649号公報
しかしながら、従来の内視鏡では、漏水検知用口金に内視鏡洗浄消毒装置の漏水検知用コネクタを接続するため、漏水検知用口金の外表面に内視鏡洗浄消毒装置による洗浄液および消毒液が触れず、漏水検知用口金が汚れた場合に漏水検知用口金の洗浄および消毒が行えないという課題があった。
そのため、従来の内視鏡は、内視鏡洗浄消毒装置による洗浄消毒後に漏水検知用口金から漏水検知用のエアー口金を外して漏水検知用口金の外表面を洗浄消毒する必要が生じユーザにとっての作業に手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡洗浄消毒装置によって内視鏡の漏水検知用口金の外表面も自動で洗浄消毒を行えるようにし、ユーザの洗浄消毒作業を軽減することができる内視鏡システムおよび内視鏡の漏水検知処理方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様における内視鏡システムは、内視鏡の内部空間を気密保持する弁を有する第1の口金と、前記第1の口金に装着自在であって、前記第1の口金への装着脱時に回動されて前記弁を開閉する第2の口金と、前記第2の口金に設けられ、所定の保持力を有して前記第1の口金の外周面に密着して気密保持する保持部材と、前記第1の口金から前記保持部材により保持された前記第2の口金が外れない第1の送気圧力および、前記第1の送気圧力よりも高圧であって前記第1の口金から前記保持部材により保持された前記第2の口金が外れる第2の送気圧力のエアーを前記内視鏡の内部空間に送気するエアポンプと、前記エアポンプを駆動制御する制御部と、を具備する。
本発明の一態様における前記内視鏡システムによる内視鏡のリーク検知処理方法は、前記エアポンプを駆動して前記第1の送気圧力をかけるステップと、前記エアポンプを駆動して前記第2の送気圧力をかけて前記第1の口金から前記第2の口金を自動で外すステップと、前記内視鏡を洗浄処理するステップと、を有する。
本発明によれば、内視鏡洗浄消毒装置によって内視鏡の漏水検知用口金の外表面も自動で洗浄消毒を行えるようにし、ユーザの洗浄消毒作業を軽減することができる内視鏡システムおよび内視鏡の漏水検知処理方法を実現できる。
内視鏡装置の構成を示す全体図 内視鏡コネクタを示す斜視図 内視鏡が内視鏡洗浄消毒装置のシンクにセットされた状態を示す平面図 漏水検知用口金およびエアー口金の構成を示す断面図 漏水検知用口金にエアー口金が接続される状態を示す斜視図 漏水検知用口金にエアー口金が接続途中の状態を示す斜視図 漏水検知用口金にエアー口金が接続途中の状態を示す図 漏水検知用口金にエアー口金が接続された状態を示す図 漏水検知用口金にエアー口金が接続されており、送気している状態を示す断面図 内視鏡洗浄消毒装置による内視鏡の洗浄消毒処理および漏水検知処理のフローチャート 漏水検知用口金からエアー口金が外れる途中の状態を示す図 漏水検知用口金からエアー口金が外れる途中の状態を示す断面図 漏水検知用口金からエアー口金が外れた状態を示す図 漏水検知用口金からエアー口金が外れて離れた状態を示す図 内視鏡および内視鏡洗浄消毒装置の内部構成を示すブロック図
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明においては、図の紙面に向かって見た上下方向を構成要素の上部および下部として説明している場合がある。
図1は、内視鏡装置の構成を示す全体図、図2は内視鏡コネクタを示す斜視図、図3は内視鏡が内視鏡洗浄消毒装置のシンクにセットされた状態を示す平面図、図4は漏水検知用口金およびエアー口金の構成を示す断面図、図5は漏水検知用口金にエアー口金が接続される状態を示す斜視図、図6は漏水検知用口金にエアー口金が接続途中の状態を示す斜視図、図7は漏水検知用口金にエアー口金が接続途中の状態を示す図、図8は漏水検知用口金にエアー口金が接続された状態を示す図、図9は漏水検知用口金にエアー口金が接続されており、送気している状態を示す断面図、図10は内視鏡洗浄消毒装置による内視鏡の洗浄消毒処理および漏水検知処理のフローチャート、図11は漏水検知用口金からエアー口金が外れる途中の状態を示す図、図12は漏水検知用口金からエアー口金が外れる途中の状態を示す断面図、図13は漏水検知用口金からエアー口金が外れた状態を示す図、図14は漏水検知用口金からエアー口金が外れて離れた状態を示す図、図15は内視鏡および内視鏡洗浄消毒装置の内部構成を示すブロック図である。
先ず、本実施の形態の内視鏡について以下に説明する。
図1に示すように内視鏡装置1は、内視鏡2と、外部装置である例えばカメラコントロールユニット(以下、CCUと記載する)3と、モニタ(不図示)と、を有して構成される。
本実施形態のCCU3は、内視鏡2に照明光を供給するための光源を内蔵する光源装置と内視鏡2が備える撮像素子の各種信号処理等を行うビデオプロセッサとを兼用している。そして、CCU3内には、送気管路に空気などを供給する送気ポンプ(不図示)が設けられている。
内視鏡2は、挿入部5と、操作部6と、ユニバーサルケーブル7とを有している。挿入部5は、観察対象部位へ挿入される細長な長尺部材である。挿入部5は、先端部8と、湾曲部9と、可撓管部10とを連設して構成されている。
先端部8にはライトガイドを備える照明光学系、撮像装置を備える撮像光学系が内蔵され、先端面にはノズル、処置具導出口を兼用する吸引口が設けられている(何れも不図示)。
湾曲部9は、例えば上下左右の四方向に湾曲自在に構成されている。可撓管部10は、長尺で可撓性を有する管状部材である。
操作部6は、把持部6aを備え、この把持部6aが挿入部5の基端部に連設している。操作部6には、湾曲操作部11、各種スイッチ12、送気送水ボタン13、吸引ボタン14などが設けられている。
湾曲操作部11は、湾曲部9の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブ11aと、この湾曲操作ノブ11aを所望の回転位置で固定するための固定レバー11bとを有している。
スイッチ12は、例えば、レリーズスイッチ、フリーズスイッチなどの切替を行うための観察モード切替スイッチなどである。なお、符号6bは処置具挿入口である。
ユニバーサルケーブル7は、操作部6の側面より延出されている。ユニバーサルケーブル7の端部には図2に示す内視鏡コネクタ30が設けられている。
ここで、内視鏡コネクタ30の構成について説明する。
本実施形態における内視鏡コネクタ30は、図2に示すように、側部から信号伝達ケーブル33が延設されている。信号伝達ケーブル33の他端側には図1の電気コネクタ34が設けられている。
また、内視鏡コネクタ30は、基端面からライトガイド口金35および外部接続部である送気口金36が突出して設けられている。
さらに、内視鏡コネクタ30は、外装体の表面に外部接続部である吸引口金37、送水口金38および加圧口金39が設けられている。
なお、符号40は漏水検知用口金、符号41はアース端子、符号42はユニバーサルケーブル用折れ止め、符号43は信号伝達ケーブル用折れ止め、符号44はタグ内蔵凸部である。タグ内蔵凸部44の内部にはRFIDチップなどの個体識別情報チップが内蔵されている。
ところで、使用後の内視鏡2は、図3に示すように、内視鏡洗浄消毒装置50によって洗浄および消毒される。
具体的には、内視鏡2は、ユーザによって、内視鏡洗浄消毒装置50のシンク51内にセットされる。このとき、ユーザは、内視鏡洗浄消毒装置50と接続されているシンク51内の洗浄消毒チューブ52を内視鏡2の処置具挿入口6bなどに接続すると共に、エアーチューブ53を漏水検知用口金40と接続する。
そして、内視鏡洗浄消毒装置50は、内視鏡2がセットされたシンク51を覆う蓋が閉められて、電源がONされ、スタートボタンなどが押されると、洗浄消毒処理を実行する。
なお、内視鏡洗浄消毒装置50の詳細な構成および内視鏡2の洗浄消毒処理に関しては周知であるため、それらの説明を省略する。
また、内視鏡2および内視鏡洗浄消毒装置50によって、本実施の形態の内視鏡システム60が構成されている。
ここで、本実施の形態の要部となる第1の口金としての漏水検知用口金40および、この漏水検知用口金40に接続するエアーチューブ53の延出端に配設された第2の口金としてのエアー口金54について説明する。
図4に示すように、エアー口金54は、硬質樹脂、金属などから形成された環状部材である。このエアー口金54は、上端に設けられたチューブ接続部54aにエアーチューブ53が接続され、エアーチューブ53が抜けないように挟持するための押え管55がチューブ接続部54aに螺着されている。
エアー口金54は、内周部に漏水検知用口金40の外周部に密着して気密保持する保持部材としてのOリングなどのシール部材56が設けられ、上述したカム溝57が下端開口部の周縁部から上部側に向けて形成されている。
このカム溝57は、エアー口金54の下端から上部側に向けて所定の長さの直線状となって、さらにエアー口金54の周方向に沿って上部側の斜め方向に所定の長さの直線状に形成されている。即ち、カム溝57は、漏水検知用口金40への装着方向に沿った溝と、漏水検知用口金40への装着方向に対して所定の角度を有して斜め方向に形成された溝と、を有してエアー口金54に形成されている。
なお、漏水検知用口金40は、弁体22が金属などから形成された円環状の弁ケース内に設けられた、いわゆる逆止弁を有している。この弁体22には、Oリングなどの弁ゴム23と、図示しないバネなどが設けられている。
即ち、漏水検知用口金40は、通常時において、弁ゴム23を弁ケースに密着させて気密に閉じた状態となっている。なお、漏水検知用口金40は、内視鏡コネクタ30との接続部分に気密・水密保持するOリングなどのシール部材26が配設されている。
以上のように構成された内視鏡システム60において、内視鏡2の漏水検知用口金40に内視鏡洗浄消毒装置50に連通するエアーチューブ53のエアー口金54が装着される動作について以下に説明する。
漏水検知用口金40およびエアー口金54は、図5および図6に示すように、エアー口金54が漏水検知用口金40を覆うように装着される。
具体的には、漏水検知用口金40へのエアー口金54の装着過程において、先ず、エアー口金54に形成されたカム溝57内に漏水検知用口金40に設けられたカムピン21が係入される。
そして、エアー口金54は、図7および図8に示すように、カムピン21がカム溝57に沿うように回動されることで漏水検知用口金40を覆うように装着される。即ち、エアー口金54は、カム溝57の形状に沿って回動しながら下方に移動して、漏水検知用口金40に装着される。
そして、エアー口金54は、図9に示すように、シール部材26が漏水検知用口金40の外周表面に密着することで、気密・水密保持された状態で漏水検知用口金40に装着される。
このとき、漏水検知用口金40は、エアー口金54の回動に伴って作動するカム機構などによって内部の弁が開口される構造となっている。
なお、ここでは漏水検知用口金40は、従来と同様な構成であり、エアー口金54の装着脱によって内部の弁が開閉するカム機構の構造などについては周知であるため、それらの構成要素の詳細な説明を省略する。
こうして、内視鏡2の内部空間と、内視鏡洗浄消毒装置50と、が漏水検知用口金40、エアー口金54およびエアーチューブ53を介して連通する。これにより、内視鏡洗浄消毒装置50からのエアーを内視鏡2の内部空間に供給することができるようになる。
次に、内視鏡洗浄消毒装置50による内視鏡2を洗浄消毒処理と、このときに実行される漏水検知処理の手順について図10のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、ユーザによって内視鏡2が内視鏡洗浄消毒装置50のシンク51内にセットされ(S1)、エアー口金54が回動されながら漏水検知用口金40に装着される(S2)。これにより、漏水検知用口金40がエアー口金54の回動に伴って作動するカム機構などによって内部の弁が開口されて、内視鏡2の内部空間と、内視鏡洗浄消毒装置50と、が連通する。
そして、上記したように、エアー口金54のシール部材26が漏水検知用口金40の外周表面に密着することで、エアー口金54と漏水検知用口金40が気密・水密保持された状態となる。
次に、内視鏡2が内視鏡洗浄消毒装置50のシンク51内にセットされた状態から内視鏡洗浄消毒装置50の電源がユーザによってONされ、スタートボタンなどが押される。
すると、内視鏡洗浄消毒装置50のシンク51内に洗浄液が充填される(S3)。内視鏡2が略浸水する所定量の洗浄液がシンク51内に充填されると、漏水検知処理が実行される(S4)。
このステップS4の漏水検知処理においては、内視鏡2の内部空間に内視鏡洗浄消毒装置50から低圧エアーが供給される。このときに内視鏡2に供給される低圧エアーは、内視鏡2に孔(リーク)が発生しているか分かる程度の低圧の所定の第1の送気圧力となっている。
この漏水検知処理の際、低圧エアーである第1の送気圧が供給されても、漏水検知用口金40の外周表面に密着するエアー口金54のシール部材26の摩擦力(保持力)によって、エアー口金54が漏水検知用口金40から外れないように保持されている。
なお、漏水検知処理における内視鏡2に孔(リーク)が発生の有無については、例えばユーザが目視によってシンク51に充填された洗浄液に内視鏡2の孔(リーク)部分からの気泡が発生などで判断したり、内視鏡洗浄消毒装置50内に設けられる後述する圧力センサによる圧力検出によって自動で判断したりする。
内視鏡2に孔(リーク)が発生していなければ、エアー口金が漏水検知用口金から自動的に外される(S5)。
このステップS5において、内視鏡2の内部空間に内視鏡洗浄消毒装置50から高圧エアーが供給される。このときに内視鏡2に供給される高圧エアーは、漏水検知処理の際の低圧エアーである第1の送気圧力よりも高圧な所定の第2の送気圧力となっている。
そのため、高圧エアーである第2の送気圧が内視鏡洗浄消毒装置50から内視鏡2に供給されると、内視鏡2の内部空間の圧力が上昇する。
すると、漏水検知用口金40の外周表面に密着するエアー口金54のシール部材26の摩擦力に抗して、エアー口金54が漏水検知用口金40への装着方向とは逆方向に回動して漏水検知用口金40から自動で外れる。
エアー口金54は、図11から図14に示すように、カムピン21がカム溝57に沿うように回動され、高圧エアーである第2の送気圧を噴出しながら漏水検知用口金40から外れる。即ち、エアー口金54は、カム溝57の形状に沿って回動しながら漏水検知用口金40から離れるように押し上げられて移動する。
これにより、漏水検知用口金40は、内部の弁体22が閉口し始め、内視鏡2の内部空間が気密・水密保持された状態となる。
また、図12に示すように、エアー口金54は、シール部材26が漏水検知用口金40の外周表面と接触しない位置まで回転しながら押し上げられると、第2の送気圧力を受けて漏水検知用口金40から容易に外れる。
なお、エアー口金54からエアーチューブ53内に洗浄液が入り込まないように、内視鏡洗浄消毒装置50からのエアーが供給され続ける。このとき、高圧エアーである第2の送気圧が供給し続けられてもよいし、低圧エアーである第1の送気圧力に切り替えて供給し続けてもよい。
また、低圧エアーである第1の送気圧力に切り替える場合、例えば、圧力センサによる急激な圧力変化を検出して実行する他、エアー口金54が漏水検知用口金40から外れたことを検出する種々の検出手段を用いてもよい。
次に、内視鏡2の洗浄処理が実行され(S6)、このステップS6の洗浄処理の終了後に、内視鏡2の消毒処理が実行される(S7)。なお、洗浄処理時の洗浄液がシンク51内から排水された後、消毒液がシンク51内に充填される。
これらステップS6の洗浄処理時およびステップS7の消毒処理時においても、エアー口金54からエアーチューブ53内に洗浄液および消毒液が入り込まないように、内視鏡洗浄消毒装置50から低圧または高圧エアーが供給され続ける。
このように、本実施の形態の内視鏡システム60は、洗浄処理中および消毒処理時に漏水検知用口金40からエアー口金54が外れて漏水検知用口金40が露出した状態となり、その外表面も洗浄液および消毒液によって洗浄および消毒が行える構成となっている。
最後に、消毒処理時の消毒液がシンク51内から排水された後、フラッシング処理などされて、内視鏡2が内視鏡洗浄消毒装置50のシンク51からユーザによって取り出され(S8)、内視鏡洗浄消毒装置50による内視鏡2の洗浄消毒および漏水検知が終了する。
なお、図15に示すように、内視鏡洗浄消毒装置50は、内視鏡2の内部空間に送気したときの圧力を検出する圧力センサ61を有している。また、内視鏡洗浄消毒装置50には、エアポンプ(送気ポンプ)である加圧ポンプ63が設けられている。
これら圧力センサ61、加圧ポンプ63は、内視鏡洗浄消毒装置50内の制御部64と信号を授受しており、圧力センサ61から制御部64に検出信号が入力され、加圧ポンプ63に制御部64から駆動信号が出力される。なお、加圧ポンプ63は、低圧エアーである第1の送気圧または高圧エアーである第2の送気圧のエアー出力が制御部によって駆動制御される。
さらに、内視鏡洗浄消毒装置50は、内視鏡2に孔(リーク)が発生していた場合に、ユーザに知らせるための警報部65を有している。
制御部64は、万が一、内視鏡2に孔(リーク)が発生していると判断すると、警報部65に制御信号を出力する。なお、警報部65は、警告ランプ、警告音、液晶モニタなどに文字表示による警告などを行う構成である。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡システム60は、内視鏡洗浄消毒装置50によって内視鏡2を洗浄消毒する際に、先ず、内視鏡2に陽圧をかけてリーク検知処理を行い、内視鏡2に孔(リーク)がなければ、自動で漏水検知用口金40からエアー口金54を外して洗浄処理を続けて、消毒処理を実行する構成となっている。
これにより、内視鏡システム60は、漏水検知処理後に実行する洗浄消毒処理において、内視鏡2の漏水検知用口金40の外表面が露出した状態となり洗浄液および消毒液を触れさせることができ洗浄および消毒が行える。
その結果、内視鏡洗浄消毒装置50による洗浄消毒後に内視鏡2の漏水検知用口金40からエアー口金54を外す必要もなく、内視鏡洗浄消毒装置50の洗浄消毒処理によって漏水検知用口金40の外表面も自動で洗浄消毒され、ユーザの手間を軽減することができる。
以上の説明から本実施の形態の内視鏡システム60は、内視鏡洗浄消毒装置50によって内視鏡2の漏水検知用口金の外表面も自動で洗浄消毒を行えるようにし、ユーザの洗浄消毒作業を軽減することができる構成となる。
以上の実施の形態に記載した発明は、それらの形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、各形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、述べられている課題が解決でき、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
1…内視鏡装置
2…内視鏡
5…挿入部
6…操作部
6a…把持部
6b…処置具挿入口
7…ユニバーサルケーブル
8…先端部
9…湾曲部
10…可撓管部
11…湾曲操作部
11a…湾曲操作ノブ
11b…固定レバー
12…各種スイッチ
13…送気送水ボタン
14…吸引ボタン
21…カムピン
22…弁体
23…弁ゴム
26…シール部材
30…内視鏡コネクタ
33…信号伝達ケーブル
34…電気コネクタ
35…ライトガイド口金
36…送気口金
37…吸引口金
38…送水口金
39…加圧口金
40…漏水検知用口金
44…タグ内蔵凸部
50…内視鏡洗浄消毒装置
51…シンク
52…洗浄消毒チューブ
53…エアーチューブ
54…エアー口金
54a…チューブ接続部
55…押え管
56…シール部材
57…カム溝
60…内視鏡システム
61…圧力センサ
62…吸引ポンプ
63…送気ポンプ
63…加圧ポンプ
64…制御部
65…警報部

Claims (7)

  1. 内視鏡の内部空間を気密保持する弁を有する第1の口金と、
    前記第1の口金に装着自在であって、前記第1の口金への装着脱時に回動されて前記弁を開閉する第2の口金と、
    前記第2の口金に設けられ、所定の保持力を有して前記第1の口金の外周面に密着して気密保持する保持部材と、
    前記第1の口金から前記保持部材により保持された前記第2の口金が外れない第1の送気圧力および、前記第1の送気圧力よりも高圧であって前記第1の口金から前記保持部材により保持された前記第2の口金が外れる第2の送気圧力のエアーを前記内視鏡の内部空間に送気するエアポンプと、
    前記エアポンプを駆動制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記第1の口金に設けられたカムピンと、
    前記第2の口金に設けられ、前記第1の口金への装着方向に対して所定の角度を有し、前記第1の口金への装着脱時に前記カムピンが係入されるカム溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記制御部に検出信号を出力し、前記エアポンプから送気されたエアーの圧力を検出する圧力センサを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡システム。
  4. 前記エアポンプおよび前記制御部を備え、前記内視鏡の漏水検知処理を行った後に、前記第2の送気圧力のエアーを前記内視鏡の内部空間に送気して前記第1の口金から前記第2の口金を外して、前記内視鏡を洗浄消毒する内視鏡洗浄消毒装置を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の内視鏡システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の内視鏡システムによる内視鏡の漏水検知処理方法であって、
    前記エアポンプを駆動して前記第1の送気圧力をかけるステップと、
    前記エアポンプを駆動して前記第2の送気圧力をかけて前記第1の口金から前記第2の口金を自動で外すステップと、
    を有することを特徴とする内視鏡の漏水検知処理方法。
  6. 前記第1の口金から前記第2の口金が外された後に前記内視鏡を洗浄処理するステップを有することを特徴とする請求項5に記載の内視鏡の漏水検知処理方法。
  7. 前記洗浄処理の後に前記内視鏡を消毒処理するステップを有することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡の漏水検知処理方法。
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