JP2014057637A - 内視鏡洗浄消毒システム - Google Patents

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賢太 田中
Sukenao Abe
祐尚 阿部
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Abstract

【課題】一度の接続操作で、複数の接続チューブを内視鏡の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システムを実現する。
【解決手段】内視鏡洗浄消毒システム1は、内視鏡2を洗浄消毒するための内視鏡洗浄消毒装置7と、一端側が内視鏡洗浄消毒装置7に接続され、他端側が内視鏡2の内部に設けられた複数の管路の開口に連通するように配置され、複数の管路の開口が設けられた部分を水密に覆う収納部9を有するコネクタ接続部6と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡の内部に設けられている管路の洗浄、消毒を行う内視鏡洗浄消毒装置を備えた内視鏡洗浄消毒システムに関する。
従来、内視鏡は医療分野等において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、特に検査及び治療を目的として体内に挿入部を挿入して使用される。そのため、使用後の内視鏡は、洗浄液による洗浄、消毒液により消毒、エチエンオキサイドガス等による滅菌等を行って、再使用時には清浄な状態で使用される。
内視鏡は、送気のための送気管路、送水を行うための送水管路、吸引のための吸引管路等、各種流体用管路を備えている。そのため、内視鏡を洗浄消毒する際は、内視鏡の外表面だけでなく、前記流体用管路も洗浄消毒する必要がある。これら管路内の洗浄消毒は、内視鏡の外表面を洗浄消毒するのに比べて作業がわずらわしい。そして、これら管路内を洗浄消毒する際は、例えば内視鏡洗浄消毒装置が使用される。
このような従来の内視鏡洗浄消毒装置としては、例えば特許文献1に記載の内視鏡洗浄消毒装置がある。
特許文献1に記載の内視鏡洗浄消毒装置は、吸引装置と、吸引用チューブと、この吸引用チューブに設けられた管路用コネクタとを有し、内視鏡の各管路内の洗浄を行う場合には、内視鏡の送水口金と加圧口金とが栓部材に設けられた連通路を介して導通状態となるように栓部材を取り付け、さらに吸引用チューブの管路用コネクタを内視鏡の吸引口金または送気口金に連結する構成である。
そして、この内視鏡洗浄消毒装置は、挿入部の先端部を洗浄液内に浸漬した後、吸引装置による吸引により、洗浄液が先端部の吸引管路先端開口から内視鏡の吸引管路内、または送気管路内、または送水管路内に浸入され、吸引チューブを介して吸引装置側のアスピレータの排出口から排出されることで、各管路内の洗浄を順次行っている。
特開2009−89795号公報(図9参照)
しかしながら、特許文献1に記載の内視鏡洗浄消毒装置では、内視鏡の各管路内の洗浄を行う場合に、使用者は、送水口金と加圧口金とを覆うように栓部材を取り付けるとともに、一つの吸引チューブの管路用コネクタを吸引口金に連結して吸引管路内の洗浄を行い、その後、この管路用コネクタを取り外して送気口金に連結して送気管路内及び送水管路内の洗浄を行わなければならない。
そのため、この特許文献1に記載の内視鏡洗浄消毒装置は、内視鏡の各口金と管路用コネクタとの接続箇所が多く、また、送水口金と加圧口金とに栓部材を取り付けるため、接続作業に手間がかかってしまう。
また、他の従来技術には、洗浄液及び消毒液を送液する内視洗浄消毒装置と、この内視鏡洗浄消毒装置に接続される複数の接続チューブと、これら複数の接続チューブに設けられた管路用コネクタとを備えた内視鏡洗浄消毒装置がある。しかしながら、このような内視鏡洗浄消毒装置においても、特許文献1と同様、複数の管路用コネクタと内視鏡の各口金との接続箇所が多いため、接続作業に手間がかかってしまう。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、一度の接続操作で、複数の接続チューブを内視鏡の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡洗浄消毒素ステムは、内視鏡を洗浄消毒するための内視鏡洗浄消毒装置と、一端が前記内視鏡洗浄消毒装置に接続され、他端が前記内視鏡の内部に設けられた管路の開口に接続される接続部材と、を具備し、前記接続部材は、前記内視鏡における前記管路の開口が設けられた部分を水密に覆う収納部を有して構成したことを特徴とする。
本発明によれば、一度の接続操作で、複数の接続チューブを内視鏡の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システムを実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムの内部構成を示す図 図1の内視鏡のコネクタの構成を示し、図1のコネクタ接続部への収納時の向きの状態を示す斜視図 図1の収納時の向きの状態から180度回転させた状態の内視鏡のコネクタの構成を示す構成図 図1のコネクタ接続部の外観構成を示し、蓋部を開いた状態を示す斜視図 図4のA矢印方向から見た場合のコネクタ接続部の構成を示す側面図 図5の蓋部を閉じた状態のコネクタ接続部の構成を示す側面図 図6のVII−VII線断面図 図5のVIII−VIII線断面図 シールド部の取付方法を説明する説明図 シールド部の他の取付方法を説明する説明図 各送液口金の取り付け方法を説明する説明図 各送液口金の他の取り付け方法を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられる内視鏡のコネクタの構成を示す斜視図 図17のコネクタの側面図 第2の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられるコネクタ接続部の外観構成を示し、蓋部を開いた状態を示す斜視図 コネクタを収納して蓋部を閉じた状態のコネクタ接続部およびコネクタの内部構成を示す断面図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられるコネクタ接続部の構成を示す断面図 変形例1に係る内視鏡のコネクタの外観構成を示す図 図25に示す内視鏡コネクタの各口金に接続チューブを接続した状態を示す図 変形例2に係り、内視鏡のコネクタに設けられた口金の構成を示す側面図 変形例2に係り、図27に示す口金に接続される洗浄具接続口金の構成を示す斜視図 図27に示す口金に図28に示す洗浄具接続口金を取り付けた状態を示す断面図 図29に示す状態から取り外した状態の洗浄具接続口金を示す斜視図 変形例3に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図 内視鏡のコネクタに設けられた口金に内視鏡洗浄消毒装置の送液口を装着した状態の断面図 変形例4に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図 変形例5に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図16は、本発明の内視鏡洗浄消毒装置の第1の実施形態を示し、図1は、第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒システムの全体構成を示す構成図、図2は、図1の内視鏡のコネクタの構成を示し、図1のコネクタ接続部への収納時の向きの状態を示す斜視図、図3は、図1の収納時の向きの状態から180度回転させた状態の内視鏡のコネクタの構成を示す構成図である。
図1に示すように、第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1は、接続部材を構成するコネクタ接続部6と、使用済みの内視鏡2を洗浄、消毒するための内視鏡洗浄消毒装置7と、を有して構成される。
まず、内視鏡洗浄消毒システム1に用いられる内視鏡2の構成について図1〜図3を用いて説明する。
図1に示すように、内視鏡2は、操作部2aと、この操作部2aの手元側に配されるユニバーサルコード部2bと、操作部2aの先端側に配される挿入部2cと、ユニバーサルコード部2bの基端側に配されるコネクタ5と、を有して構成される。
挿入部2cの先端部の先端面には、図示しない観察窓、照明窓の他、観察窓の洗浄を行うために観察窓に向け送気送水を行う開口部である送気送水ノズル2dと、体内の組織等を吸引するための開口部である吸引口2eと、体内の被検体に送水を行う開口部である副送水ノズル2fとが設けられている。
操作部2aには、送気送水管路及び吸引管路が外部と連通する開口を有する送気送水シリンダー3aと吸引シリンダー3bとが設けられている。また、操作部2aの先端部側には処置具を挿入する開口部である鉗子口金3c1を有する鉗子口部3cが設けられている。
送気送水シリンダー3aには送気送水ノズル2dへ気体と液体の何れを送るかを選択操作するための送気送水制御ボタン(不図示)が着脱自在に装着される。吸引シリンダー3bには吸引口2eから吸引するか否かを選択操作する吸引制御ボタン(不図示)が着脱自在に装着されるようになっている。
そして、流体管路である送気送水管路及び吸引管路の洗浄消毒を行う際には、内視鏡用洗浄アダプタ4Aのアダプタ本体4A1が内視鏡2の操作部2aに設けられた開口部に着脱自在に装着されるようになっている。この際、内視鏡用洗浄アダプタ4Aの送気送水プラグ4A2を送気送水シリンダー3aに取り付け、吸引プラグ4A3を吸引シリンダー3bに取り付ける。また、リーク口4aを有する栓体4を鉗子口金3c1に取り付ける。
内視鏡2の送気送水シリンダー3aより先端部側である操作部2aの先端部側および挿入部2cの内部には、流体管路であって内部管路である送気送水管路を構成する送気チャンネル2ca、送水チャンネル2cbおよび副送水チャンネル2cdが配設されている。
送気チャンネル2caは、操作部側が送気送水シリンダー3aと連通し、先端部側が送気送水ノズル2dと連通している。送水チャンネル2cbは、操作部側が送気送水シリンダー3aと連通し、先端部側は送気チャンネル2caと合流(連通)することにより、送気送水ノズル2dと連通している。副送水チャンネル2cdは、図示はしないが操作部側が送気送水シリンダー3aと連通し、先端部側は副送水ノズル2fと連通している。
また、内視鏡2の吸引シリンダー3bより先端部側である操作部2aの先端部側および挿入部2cの内部には、流体管路であって内部管路である吸引管路を構成する吸引チャンネル2ccが配設されている。吸引チャンネル2ccの操作部側は吸引シリンダー3bと連通し、先端部側は吸引口2eと連通する。また、吸引チャンネル2ccの管路の中途部には分岐部が設けられ、処置具チャンネル3ccの一端部が連通し、処置具チャンネル3ccの他端部は鉗子口金3c1に連通している。
一方、内視鏡2の送気送水シリンダー3aよりコネクタ側である操作部2aのコネクタ側およびユニバーサルコード部2b、コネクタ5の内部には、流体管路であって内部管路である送気送水管路を構成する送気チューブ2ba、送水チューブ2bbおよび副送水チューブ2bdが配設されている。
送気チューブ2baの先端部側は送気送水シリンダー3aと連通し、コネクタ側は内視鏡2の送気送水シリンダー3aよりコネクタ側の内部で分岐され、一方が後述する加圧口金5b、他方が送気口金5aと連通している。送水チューブ2bbの先端部側は送気送水シリンダー3aと連通し、コネクタ側は後述する送水口金5cと連通している。副送水チューブ2bdの先端部側は、図示はしないが送気送水シリンダー3aと連通し、コネクタ側は後述する副送水口金5eと連通している。
また、内視鏡2の吸引シリンダー3bよりコネクタ側である操作部2aのコネクタ側およびユニバーサルコード部2b、コネクタ5の内部には、流体管路であって内部管路である吸引管路を構成する吸引チューブ2bcが配設されている。吸引チューブ2bcの先端部側は吸引シリンダー3bと連通し、コネクタ側は後述する吸引口金5dと連通している。
内視鏡2のコネクタ5は、図1〜図3に示すように、本体部5Aと、この本体部5Aの基端側に設けられたライトガイド5Bと、本体部5Aの先端部側に設けられた把持部5Cと、ライトガイド5Bと把持部5Cとの間の本体部5Aに設けられ、先端側にコネクタ嵌合部5D1を備えたつば部5Dと、を有する。
コネクタ5の本体部5Aの基端側には、送気装置(不図示)から気体が供給される開口部である送気管口金(以下、送気口金と称す)5aが設けられている。この送気口金5aは、つば部5Dのコネクタ嵌合部5D1の先端面から該コネクタ5の挿入方向に突出するように設けられている。なお、この送気口金5aは、ライトガイド5Bに並設されている。
コネクタ5の本体部5Aの側部の一方側には、送水タンク(不図示)へ気体を送り送水タンク内を加圧するための開口部である加圧口金5bと、送水タンクから液体が供給される開口部である送水口金5cとが設けられている。
また、コネクタ5の本体部5Aの側部の他方側には、吸引装置(不図示)により吸引力が付与される開口部である吸引口金5dと、送水タンクから液体が供給される開口部である副送水口金5eとが設けられている。
なお、加圧口金5bおよび送水口金5cと、吸引口金5dおよび副送水口金5eとは、本体部5A上においてコネクタ5の中心軸Sに対して略180度の位置となるように配置されている。すなわち、各口金の開口の向きが中心軸Sに直交する方向であり、かつ該中心軸Sから離れる方向に向くように配置される。
図2は、このような構成のコネクタ5が後述するコネクタ接続部6に収納されるときの向きの状態を示しているが、この図2に示すコネクタ5を180度図中上方向に回転させると、図3に示すように吸引口金5dおよび副送水口金5eが本体部5Aの真上に配置されるような状態となる。
なお、図3に示すように、副送水口金5eには、該副送水口金5eに被せて封止するための副送水口キャップ5e1が着脱自在に設けられている。また、副送水口金5eの近傍には、該副送水口金5eを保護するための副送水口金ガード5xが設けられている。
本実施形態において、コネクタ5の送気口金5a、加圧口金5b、送水口金5c、吸引口金5d、および副送水口金5eは、洗浄消毒時、流体の注入口である。
次に、このような内視鏡2のコネクタ5を収納するコネクタ接続部6の構成、およびコネクタ接続部6と内視鏡洗浄消毒装置7との接続構成について、図1、図4〜図8を用いて説明する。
なお、図4は、図1のコネクタ接続部の外観構成を示し、蓋部を開いた状態を示す斜視図、図5は、図4のA矢印方向から見た場合のコネクタ接続部の構成を示す側面図、図6は、図4の蓋部を閉じた状態のコネクタ接続部の構成を示す側面図、図7は、図6のVII−VII線断面図、図8は、図5のVIII−VIII線断面図である。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1に用いられるコネクタ接続部6は、一端側が内視鏡洗浄消毒装置7に接続され、他端側が内視鏡2の内部に設けられた複数の管路2ba、2bb、2bc、2bdの開口である各口金5a〜5eにそれぞれ連通するように配置され、複数の管路の開口が設けられた部分を水密に覆う収納部9を有して構成される。
また、コネクタ接続部6の収納部9は、管路2ba、2bb、2bc、2bdの基端側であり内視鏡2のコネクタ5全体を水密に収納してコネクタ5に配置された開口である各口金5a〜5eに接続するように構成される。
さらに、コネクタ接続部6の収納部9は、複数の管路の開口をそれぞれ水密に覆う複数の空間部9B〜9Eを有する。
具体的な構成を説明すると、図1、図4〜図6に示すように、コネクタ接続部6は、本体6Aと、この本体6Aにヒンジ等の接続部材6Cにより開閉自在な蓋部6Bとを有して構成される。なお、本体6Aと蓋部6Bは、熱可塑性樹脂部材を用いて形成されており、熱可塑性樹脂部材としては、例えば、ポリサルフォン(Polysulphone:PSU)、ポリフェニルサルホン(Polyphenylsulfone:PPSU)、あるいはポリカーボネート(PolyCarbonate:PC)等が用いられている。
蓋部6Bには、例えば、一対の爪部6Daを有するロックレバー6Dが設けられ、本体6Aにはロックレバー6Dの一対の爪部6Daを係止するための一対の係止部6D1が設けられている。
この構成により、コネクタ接続部6は、蓋部6Bを閉じた際にロックレバー6Dの爪部6Daを本体6Aの係止部6D1に係止することで、後述するが内部の収納部9における水密状態を確保しつつ蓋部6Bを本体6Aに閉じた状態でロックすることができるようになっている(図6参照)。
コネクタ接続部6の収納部9は、図1および図4に示すように、つば部収納部9Aと、第1〜第5の空間部9B〜9Fと有し、第1〜第5の空間部9B〜9Fは、収納部9内で互いに水密的に区切られて構成されている。
なお、つば部収納部9Aは、水密に区切られた構成であってもなくてもよく、例えば、本体6Aの底面側および蓋部6Bの上面側にそれぞれ開口を設けて構成してもよい。
図1に示すように、つば部収納部9Aは、単にコネクタ5のつば部5Dを収納する収納部である。
また、第1の空間部9Bは、内視鏡2の送気口金5aから送気送水管路を構成する基端側送気チューブ2baおよび基端側送水チューブ2bbに洗浄消毒液を送液するための空間部であり送気口金5aを収納する凹部である。
第2の空間部9Cは、内視鏡2送気口金5aから送液された洗浄消毒液を、内視鏡2の加圧口金5bから送水口金5cに導くための空間部であり、加圧口金5bおよび送水口金5cを収納する凹部である。
第3の空間部9Dは、内視鏡2の吸引口金5dから基端側吸引チューブ2bcに送液するための空間部であり、吸引口金5dを収納する凹部である。第4の空間部9Eは、内視鏡2の副送水口金5eから基端側副送水チューブ2bdに送液するための空間部であり、副送水口金5eを収納する凹部である。また、第5の空間部9Fは、副送水口金ガード5xを収納する空間部である。
これら収納部9A、および第1〜第5の空間部9B〜9Fの、コネクタ接続部6における配置位置を説明する。
コネクタ接続部6の本体6Aは、L字状に形成された筐体であり、水平方向に配置される本体部6AAと、この本体部6AAの片側から上方向に突出するように形成された側壁部6ABと、を有する。
この本体6Aの本体部6AAには、側壁部6AB側から順にコネクタ5のつば部5Dを収納するつば部収納部9Aと、第3の空間部9Dと、第5の空間部9Fと、第4の空間部9Eとが配置されている。
つば部収納部9Aと、各空間部9D、9F、9Eとをそれぞれ構成する凹部は、図2で説明したコネクタ5のつば部5D、吸引口金5d、副送水口金ガード5x、および副送水口金5eの各形状に合わせて収納可能に形成されている。
なお、本体部6AAの側壁部6AB側には、コネクタ5のつば部5Cに設けられたコネクタ嵌合部5D1を嵌入するための円弧状の溝6B1が形成されている。また、本体部6AAの基端側には、コネクタ5の把持部5Cの先端側外周を嵌入するための円弧状の溝6B2が形成されている。
また、本体6Aの側壁部6ABには、溝6B1の位置に合わせて、第1の空間部9Bと、ライトガイド挿通部6A1とが設けられている。これら第1の空間部9Bとライトガイド挿通部6A1とは、コネクタ接続部6の長手方向に沿って並設されている。
なお、第1の空間部9Bは、図2で説明したコネクタ5の送気口金5aの形状に合わせて収納可能に形成された凹部である。また、ライトガイド挿通部6A1は、図2で説明したコネクタ5のライトガイド5Bの形状に合わせて挿通可能に形成された挿通孔である。
一方、コネクタ接続部6の蓋部6Bには、本体部6AAの溝6B1に合わせて同じ円弧状の溝6B1が設けられている。また、蓋部6Bの基端側には、本体部6AAの溝6B2に合わせて同じ円弧状の溝6B2が形成されている。
また、蓋部6Bには、先端側から順につば部収納部9Aと、第2の空間部9Cとが配置されている。
このつば部収納部9Aは、図2で説明したコネクタ5のつば部5Dの形状に合わせて収納可能に形成された凹部である。また、第2の空間部9Cは、図2で説明した送水口金5cおよび加圧口金5bを同時に収納可能に形成された凹部である。
そして、第1〜第5の空間部9B〜9Fの縁部には、例えばシリコーンゴム等で形成されたシールド部10B〜10Eが設けられている。これらシールド部10B〜10Eは、蓋部6Bを本体6Aに閉じた際に、ロックレバー6Dの爪部6Daを本体6Aの係止部6D1に係止してロックすることで、コネクタ5の本体部5Aの表面、およびコネクタ嵌合部5D1の表面と密着して、各空間部9B〜9F内を水密に封止する。
なお、シールド部10B〜10Eは、例えば、図9(a)、図9(b)に示すように、本体部6AA、側壁部6ABおよび蓋部6Bのシールド部10が設置される設置部11Aの表面を凹凸形状に形成する。
そして、シールド部10B〜10Eは、凸形状でかつシールド部10の一部が挿通される挿通孔11bを有する固定部11Bを上からシールド部10を挟み込むようにして被せて、例えば溶着により設置部11Aに固定することで本体部6AA、側壁部6AB、および蓋部6Bに設けてもよい。
また、シールド部10B〜10Eは、図10に示すように設置部11Aの表面を凹部に形成し、この凹部内に嵌め込み接着して固定することで、本体部6AA、側壁部6AB、および蓋部6Bに設けてもよい。勿論、このような取付方法に限定するものではなく、シールド部10B〜10Eによって確実に各空間部9B〜9E内を水密に封止できるような取付方法であればよい。なお、図9(a)および図9(b)は、シールド部の取付方法を説明する説明図、図10は、シールド部の他の取付方法を説明する説明図を示している。
これらシールド部10B〜10Eの形状は、各空間部9B〜9Fの開口を囲むような円弧形状や四角形状などの形状で形成して固定することが望ましい。
次に、各空間部9B〜9Fと内視鏡洗浄消毒装置7との接続構成について説明する。
図1および図7に示すように、第1の空間部9Bの基端側には、送気口金送液孔9B0を有する送気チューブ送液口金部9B1が設けられている。また、第3の空間部9Dの下部には、吸引口金送液孔9D2を有する吸引チューブ送液口金部9D1が設けられている。さらに、第4の空間部9Eの下部には、副送水送液孔9E2を有する副送水チューブ送液口金部9E1が設けられている。
そして、送気チューブ送液口金部9B1と吸引チューブ送液口金部9D1には、接続チューブ8aがそれぞれ接続され、接続された2本の接続チューブ8aは、途中で一本の接続チューブ8aを形成して内視鏡洗浄消毒装置7の第1口金7aに接続される。これにより、第1口金7aは、接続チューブ8a、送気チューブ送液口金部9B1及び吸引チューブ送液口金ブ9D1を介して第1の空間部9B内及び第3の空間部9Dと連通することになる。
また、副送水チューブ送液口金部9E1には、接続チューブ8bが接続され、接続された接続チューブ8bは、内視鏡洗浄消毒装置7の第2口金7bに接続される。これにより、第2口金7bは、接続チューブ8b、副送水チューブ送液口金部9E1を介して第4の空間部9E内と連通することになる。
なお、各送液口金部9B1、9D1、9E1は、例えば、図11(a)、図11(b)に示すように、各空間部9B、9D、9E側の面に凸部を設け、これらの凸部を各空間部9B、9D、9Eの各接合面に設けられた凹部内に接合して例えば溶着することにより各空間部9B、9D、9Eに固定してもよい。
また、各送液口金部9B1、9D1、9E1は、例えば、図12に示すように、各空間部9B、9D、9E側に設けられた凹部内に嵌入して例えば接着剤を用いて接着することにより各空間部9B、9D、9Eに固定してもよい。勿論、各送液口金部9B1、9D1、9E1の取付方法は、このような方法に限定されるものではない。なお、図11は、各送液口金部の取り付け方法を説明する説明図、図12は、各送液口金部の他の取り付け方法を説明する説明図を示している。
このような構成のコネクタ接続部6と接続チューブ8a、8bを介して接続される内視鏡洗浄消毒装置7は、使用済みの内視鏡2を洗浄、消毒するためのものであって、図示しない洗浄消毒タンクに貯留された洗浄消毒液を第1口金7aおよび第2口金7bから送液するポンプ機能を有する。
なお、内視鏡洗浄消毒装置7は、洗浄消毒タンクを内蔵したものであってもよい。また、本実施形態では、洗浄消毒液を送液する内視鏡洗浄消毒装置7について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、内視鏡2を、貯留した洗浄消毒液に浸漬させる洗浄槽を設け、挿入部2の先端部の開口(送気送水ノズル2d、吸引口2e、副送水ノズル2f)から洗浄消毒液を吸引する吸引ポンプ機能を内視鏡洗浄消毒装置7に設けてもよい。
したがって、本実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1では、内視鏡2のコネクタ5を、図1に示すようにコネクタ接続部6内に収納し、そして内視鏡洗浄消毒装置7を駆動することにより、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、送気チューブ送液口金部9B1、第1の空間部9B、送気口金5a、送気チューブ2baへと送液される。
同時に、送気チューブ2baからの洗浄消毒液は、加圧口金5b、第2の空間部9C、送水口金5cを介して送水チューブ2bbへと送液される。
同時に、洗浄消毒液は、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、吸引チューブ送液口金部9D1、第3の空間部9D、吸引口金5d、基端側吸引チューブ2bcへと送液される。
また、同時に、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第2口金7b、接続チューブ8bを介して、副送水チューブ送液口金部9E1、第4の空間部9E、副送水口金5e、副送水チューブ2bdへと送液される。
次に、上記構成のコネクタ接続部6への内視鏡2のコネクタ5の収納手順を、図13〜図16を用いて説明する。なお、図13〜図16は、コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図である。
まず、使用者は、コネクタ接続部6の蓋部6Bを開いた状態で、図2に示す向きの状態のコネクタ5を、図13の矢印A方向に本体6A内に移動させながら、本体6Aの側壁部6ABのライトガイド挿通部6A1に、コネクタ5のライトガイド5Bを挿通させる。
そして、ライトガイド5Bをライトガイド挿通部6A1に挿通した後、使用者は、図14に示すように、コネクタ5のコネクタ嵌合部5D1から突出している送気口金5aを、側壁部6ABに第1の空間部9Bに収納させる。
その後、使用者は、その状態を保持しながら、図15に示すように、図2に示す向きの状態のままコネクタ5の本体部5Aの把持部5C側を、図15中矢印B方向(下方向)に移動させて、該コネクタ5全体を本体部6AAに載せる。
このとき、コネクタ5のつば部5Dを、本体部6AAのつば部収納部9A内に、吸引口金5dを第3の空間部9D内に、さらに、副送水口金5eを第4の空間部9E内に収納させる。
この場合、コネクタ5のつば部5Dの基端側面を、つば部収納部9Aの傾斜面9A1に接触して位置決めすることで、正しく各口金5d、5eを各空間部9D、9Eに収納することができるようになっている。
そして、使用者は、その状態で、蓋部6Bを閉じ、ロックレバー6Dの爪部6Daを本体6Aの係止部6D1に係止することで該蓋部6Bロックする。
このとき、蓋部6Bを閉じた際に、コネクタ接続部6の本体部6A及び蓋部6Bのつば部収納部9Aの先端部側に形成される各傾斜面9A1がコネクタ5のつば部5Dの先端部側側面と当接し図16中C方向(基端側方向)へと押圧する。
すなわち、コネクタ5のコネクタ嵌合部5D1の基端面が第1の空間部9Bの開口近傍に設けられたシールド部10Bを押圧することになる。これにより、第1の空間部9B内を水密に封止することができる。
なお、蓋部6Bを閉じた際には、つば部5Dが、蓋部6Bのつば部収納部9Aに収納され、同時に、加圧口金5bおよび送水口金5cが第2の空間部9Cに収納される。
そして、蓋部6Bを閉じてロックレバー6Dによりロックすることにより、本体部6AAおよび蓋部6Bに設けられた各シールド部10C、10D、10Eがコネクタ5の本体部5Aの外周面に当接し押圧する。これにより、第2の空間部9C、第3の空間部9D、および第4の空間部9Eをそれぞれ水密に封止することができる。
内視鏡2の各管路を洗浄消毒する場合、予めコネクタ接続部6の各送液口金部9B1、9D1、9E1には接続チューブ8a、8bが接続されているので、使用者は、図16に示す状態のまま、内視鏡洗浄消毒装置7の図示しない駆動スイッチをオンするように操作すればよい。
内視鏡洗浄消毒装置7が駆動することにより、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、送気チューブ送液口金部9B1、第1の空間部9B、送気口金5a、送気チューブ2baへと送液される。
同時に、送気チューブ2baからの洗浄消毒液は、加圧口金5b、第2の空間部9C、送水口金5cを介して送水チューブ2bbへと送液される。
同時に、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、吸引チューブ送液口金部9D1、第3の空間部9D、吸引口金5d、吸引チューブ2bcへと送液される。
また、同時に、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第2口金7a、接続チューブ8aを介して、副送水チューブ送液口金部9E1、第4の空間部9E、副送水口金5e、送水チューブ2bdへと送液される。
すると、送気チューブ2baおよび送水チューブ2bbは、送気送水シリンダー3aを介して送気チャンネル2ca、送水チャンネル2cbに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、送気送水ノズル2dから排出される。
また、吸引チューブ2bcは、吸引シリンダー3bを介して吸引チャンネル2ccに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、吸引口2eから排出される。
さらに、副送水チューブ2bdは、副送水チャンネル2cdに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、副送水ノズル2fから排出される。
こうして、内視鏡2の各管路内を洗浄消毒する。
以上、説明したように、本実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1では、上記構成のコネクタ接続部6を設けたことにより、内視鏡2のコネクタ5をコネクタ接続部6内に収容しロックレバー6Dによりロックするといった1度の接続操作で、内視鏡洗浄消毒装置7により送液を行うための接続チューブ8a、8bとコネクタ接続部6内の各空間部9B〜9Eを介して内視鏡2内の各管路とを連通させることができる。
従って、第1の実施形態によれば、一度の接続操作で、複数の接続チューブ8a、8bを内視鏡2の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システム1を実現できる。
また、コネクタ接続部6の各空間部9B〜9Fは、それぞれシールド部10B〜10Eによって水密に封止されるので、内視鏡洗浄消毒装置7からの洗浄消毒液を確実に内視鏡2の各管路内に送液することができる。
(第2の実施形態)
図17〜図23は、本発明の第2の実施形態に係り、図17は、第2の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられる内視鏡のコネクタの構成を示す斜視図、図18は、図17のコネクタの側面図である。なお、図17〜図23は、第1の実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システム1は、第1の実施形態の内視鏡2のコネクタ5とは異なるタイプのコネクタ50を用いた場合でも、このコネクタ50を収納して内視鏡2内の各管路に連通させることができるコネクタ接続部6を備えて構成している。
まず、本実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システム1に用いられる内視鏡2のコネクタ50の構成について図17および図18を用いて説明する。
図17および図18に示すように、内視鏡2のコネクタ50は、図2に示す第1の実施形態のコネクタ5とは本体部5Aの形状、ライトガイド5Bと送気口金5aとの配置などが異なり、新たに電気コネクタ5yが設けられている。
コネクタ50の本体部5Aは、図2に示すつば部5Dに替えて電気コネクタ部5Yを有する。この電気コネクタ部5Yは、本体部5A上の把持部5Cと、コネクタ嵌合部5D1との間に配置されている。電気コネクタ部5Yは、ライトガイド5Bの中心軸Sに対して直交する方向に配置されて円柱形状に形成され、上部側に電気コネクタ5yが設けられている。
また、コネクタ50の本体部5Aの上部には、吸引口金5dと、副送水口金5eとが設けられている。また、副送水口金5eには、副送水口キャップ5e1が着脱自在に設けられ、副送水口金5eの近傍には、副送水口金ガード5xが設けられている。一方、本体部5Aの下部には、加圧口金5bと、送水口金5cとが設けられている。すなわち、各口金の配置は、図2に示す第1の実施形態のコネクタ5とは逆側に配置されている。
さらに、コネクタ嵌合部5D1の先端面から挿入方向に突出するように設けられたライトガイド5Bは、コネクタ嵌合部5D1の図17中手前方向に配置されており、送気口金5aはこのライトガイド5Bの奥に並設されている。
また、このような構成のコネクタ50をコネクタ接続部6に収納して内視鏡2の洗浄消毒を行う場合、電気コネクタ部5Yの電気コネクタ5yには、図18に示すように防水キャップ5Zが取り付けられるようになっている。この防水キャップ5Zには、内部と連通可能な口金5Z1が設けられている。
なお、コネクタ50の各口金5a〜5eに連通する内部管路の構成は、第1の実施形態のコネクタ5と同様である(図20参照)。また、このコネクタ50は、図18に示すような向きの状態で、後述するコネクタ接続部6に収納される。
次に、このような構成の内視鏡2のコネクタ50を収納するコネクタ接続部6の構成について図19および図20を用いて説明する。
図19は、第2の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられるコネクタ接続部の外観構成を示し、蓋部を開いた状態を示す斜視図、図20は、コネクタを収納して蓋部を閉じた状態のコネクタ接続部およびコネクタの内部構成を示す断面図である。
本実施形態のコネクタ接続部6Zは、第1の実施形態のコネクタ接続部6の略同様に構成されているが、図17に示すコネクタ50の形状に合わせて形成されている。
すなわち、図19に示すように、コネクタ接続部6Zの本体6Aの本体部6AAには、コネクタ50の本体部5Aを収納する本体収納部6ACと、第2の空間部9Cと、電気コネクタ部収納部9AAとが設けられている。
本体収納部6ACは、コネクタ50の本体部5Aの形状に合わせて円弧状に形成された凹部である。また、電気コネクタ部収納部9AAは、第1の実施形態のコネクタ接続部6のつば部収納部9A(図4参照)とは形状が異なる。
また、本体6Aの側壁部6ABには、コネクタ50のライトガイド5Bおよび送気口金5aの位置に合わせてライトガイド挿通部6A1および第1の空間部9Bが設けられている。なお、本実施形態では、ライトガイド挿通部6A1および第1の空間部9Bの位置は、第1の実施形態のコネクタ接続部6(図4参照)とは異なり、ライトガイド挿通部6A1が図19中手前側に、第1の空間部9Bがこのライトガイド挿通部6A1の奥側に配されている。
一方、コネクタ接続部6Zの蓋部6Bには、電気コネクタ部収納部9AAと、第3の空間部9Dと、第5の空間部9Fと、第4の空間部9Eとが設けられている。
なお、各空間部9B〜9Eの周囲には、前記第1の実施形態と同様にシールド部10B〜10Eが設けられている。
その他のコネクタ接続部6Zの構成は、前記第1の実施形態のコネクタ6(図4参照)と同様である。
従って、このようにコネクタ接続部6Zを構成することにより、内視鏡2のコネクタ50を収納した場合には、図20に示すように、コネクタ50の本体部5Aを収納すると同時に、コネクタ50の各口金5a〜5eを水密に各空間部9B〜9Eに収納することができる。
そして、図示はしないがコネクタ接続部6Zの各送液口金部9B1、9D1、9E1は、各空間部9B〜9Eを介してコネクタ50内の各管路に連通することができる。なお、図20中矢印は、各送液口金部から洗浄消毒液が送液される向きを示している。
次に、上記構成のコネクタ接続部6Zへの内視鏡2のコネクタ50の収納手順を、図21〜図23を用いて説明する。なお、図21〜図23は、コネクタ接続部に内視鏡のコネクタを収納する手順を説明する説明図である。
まず、使用者は、コネクタ接続部6の蓋部6Bを開いた状態で、図18に示す向きの状態のコネクタ50を、図21の矢印A方向に本体6A内に移動させながら、本体6Aの側壁部6ABのライトガイド挿通部6A1に、コネクタ50のライトガイド5Bを挿通させる。
そして、ライトガイド5Bをライトガイド挿通部6A1に挿通した後、使用者は、図21に示すように、コネクタ50のコネクタ嵌合部5D1から突出している送気口金5aを、側壁部6ABに第1の空間部9Bに収納させる。
その後、使用者は、その状態を保持しながら、図22に示すように、図18に示す向きの状態のままコネクタ50の本体部5Aの把持部5C側を、図22中矢印B方向(下方向)に移動させて、本体部5Aを本体収納部6ACに収容して該コネクタ50全体を本体部6AAに載せる。
このとき、コネクタ50の電気コネクタ部5Yを、本体部6AAの電気コネクタ部収納部9AA内に、加圧口金5bおよび送水口金5cを第2の空間部9Cに収納させる。
この場合、コネクタ50の電気コネクタ部5Yの先端側面を、電気コネクタ部収納部9AAの傾斜面9A1に接触して位置決めすることで、正しく各口金5b、5cを収納部9Cに収納することができるようになっている。
そして、使用者は、その状態で、蓋部6Bを閉じ、ロックレバー6Dの爪部6Daを本体6Aの係止部6D1に係止することで該蓋部6Bをロックする。
このとき、蓋部6Bを閉じた際に、コネクタ接続部6Zの本体部6Aの電気コネクタ部収納部9AAの先端側に形成される傾斜面9A1が電気コネクタ部5Yの先端側面と当接し図23中C方向(基端側方向)へと押圧する。すなわち、コネクタ50のコネクタ嵌合部5D1の先端面が第1の空間部9Bの開口近傍に設けられたシールド部10Bを押圧することになる。これにより、第1の空間部9B内を水密に封止することができる。
なお、蓋部6Bを閉じた際には、電気コネクタ部5Yが、蓋部6Bの電気コネクタ部収納部9AAに収納され、同時に、吸引口金5dが第3の空間部9D内に、さらに、副送水口金5eが第4の空間部9E内に収納される。
そして、蓋部6Bを閉じてロックレバー6Dによりロックすることにより、本体部6AAおよび蓋部6Bに設けられた各シールド部10C、10D、10Eがコネクタ5の本体部5Aの外周面に当接し押圧する。これにより、第2の空間部9C、第3の空間部9D、および第4の空間部9Eをそれぞれ水密に封止することができる。
内視鏡2の各管路を洗浄消毒する場合、予めコネクタ接続部6の各送液口金部9B1、9D1、9E1には接続チューブ8a、8bが接続されているので、使用者は、図23に示す状態のまま、内視鏡洗浄消毒装置7の図示しない駆動スイッチをオンするように操作すればよい。
内視鏡洗浄消毒装置7が駆動することにより、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、前記第1の実施形態と同様に、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、送気チューブ送液口金部9B1、第1の空間部9B、送気口金5a、送気チューブ2baへと送液される。
同時に、送気チューブ2baからの洗浄消毒液は、加圧口金5b、第2の空間部9C、送水口金5cを介して送水チューブ2bbへと送液される。
同時に、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第1口金7a、接続チューブ8aを介して、吸引チューブ送液口金部9D1、第3の空間部9D、吸引口金5d、吸引チューブ2bcへと送液される。
また、同時に、図示しない洗浄消毒タンクからの洗浄消毒液は、第2口金7b、接続チューブ8bを介して、副送水チューブ送液口金部9E1、第4の空間部9E、副送水口金5e、副送水チューブ2bdへと送液される。
すると、送気チューブ2baおよび送水チューブ2bbは、送気送水シリンダー3aを介して送気チャンネル2ca、送水チャンネル2cbに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、送気送水ノズル2dから排出される。
また、吸引チューブ2bcは、吸引シリンダー3bを介して吸引チャンネル2ccに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、吸引口2eから排出される。
さらに、副送水チューブ2bdは、副送水チャンネル2cdに連通している。このため、送液された洗浄消毒液は、副送水ノズル2fから排出される。
こうして、内視鏡2の各管路内を洗浄消毒する。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態とは異なるタイプの内視鏡2のコネクタ50を用いた場合でも、上記構成のコネクタ接続部6Zを設けることにより、第1の実施形態と同様に、一度の接続操作で、複数の接続チューブ8a、8bを内視鏡2の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システム1を実現できる。
(第3の実施形態)
図24は、本発明の第3の実施形態に係る内視鏡洗浄消毒システムに用いられるコネクタ接続部の構成を示す断面図である。なお、図24は、第1の実施形態の装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図24に示すように、本実施形態の内視鏡洗浄消毒システム1は、先端接続部60を有する。この先端接続部60は、内視鏡2内の内部管路の開口が設けられた部分を水密に覆う収納部60Aを有している。
この先端接続部60の収納部60Aは、内視鏡2の内部管路である送気チャンネル2ca、送水チャンネル2cbおよび副送水チャンネル2cd(図1参照)の先端側でありこれら内部管路の開口が設けられた挿入部2cの先端部2mを水密に覆って先端部2mに配置された開口に連通するように配置される。
なお、内部管路の開口とは、図1に示すように、送気送水ノズル2d、吸引口2e、および副送水ノズル2fである。また、収納部60Aは、これら複数の開口を水密に覆う1つの空間部を構成している。
さらに具体的な構成を示すと、先端接続部60は、収納部60Aを有する内視鏡側口金60aと、この内視鏡側口金に固定されるポンプ側口金60bとを有して構成される。
この内視鏡側口金60aは、例えば、シリコーンゴム等の弾性部材を用いて構成され、先端部側に向かって径が段階的に大きくなるように形成された複数の段差部が設けられている。従って、内視鏡2の機種により先端部2caの径の太さが変わっても、確実に内視鏡側口金60aを先端部2caに装着することができる。
また、ポンプ側口金60bには、図示はしないが内視鏡洗浄消毒装置7に接続される接続チューブが接続されるようになっている。
本実施形態においては、内視鏡洗浄消毒装置7(図1参照)は、第1の実施形態とは異なり、吸引ポンプを有しており、この吸引ポンプを駆動することにより、接続チューブ、先端部接続部60のポンプ側口金60b、収納部60Aを介して、先端部2mの先端面に設けられた開口(送気送水ノズル2d、吸引口2e、および副送水ノズル2f)から吸引を行う。
内視鏡2の洗浄消毒を行う場合、図示はしないが、内視鏡2のコネクタ5は、洗浄消毒液が貯留される洗浄消毒槽内に浸漬される。これにより、洗浄消毒槽の洗浄消毒液は、コネクタ5の各口金を介して内部管路内に吸引され、そして、先端部2mの各開口、先端部接続部60、接続チューブ、内視鏡洗浄消毒装置7を介して外部へと排出される。
従って、第3の実施形態によれば、内視鏡洗浄消毒装置7により洗浄消毒液を吸引して内視鏡2内の各管路の洗浄消毒を行う場合に、上記構成の先端部接続部60を用いることで、第1の実施形態と同様に、一度の接続操作で、接続チューブを内視鏡2の各管路に連通するように接続することができる内視鏡洗浄消毒システム1を実現できる。
なお、先端部接続部60の内視鏡側口金60aは、図24に示す形状に限定されるものではなく、例えば、内視鏡2の機種に応じた大小径の異なる複数種の内視鏡側口金を構成してもよい。
ところで、内視鏡2は、図1に示す内視鏡洗浄消毒装置7およびコネクタ接続部6を用いずに、内視鏡2の洗浄消毒を自動的に行う内視鏡自動洗浄消毒装置を用いて洗浄を行う場合がある。
このような場合、内視鏡2のコネクタ5を洗浄槽内に収容するとともに、各口金に内視鏡自動洗浄消毒装置からの接続チューブを接続することになる。
ところが、図25に示すように、コネクタ5の本体部5Aにおいて、吸引口金5dと副送水口金5eとが、送水口金5cと加圧口金5bとに対して略180度上下異なる位置に配置されていると、各口金に接続された接続チューブが洗浄消毒槽の内壁に当接して、収容位置によっては接続チューブが座屈してしまう虞れがある。
本変形例の内視鏡2のコネクタ50Xは、このように接続チューブが座屈することなく、円滑に接続チューブを各口金に接続することができる。このような変形例1を図25、および図26に示す。
(変形例1)
図25は、変形例1に係る内視鏡のコネクタの外観構成を示す図、図26は、図25に示す内視鏡コネクタの各口金に接続チューブを接続した状態を示す図である。
変形例1に係る内視鏡2のコネクタ50Xは、第1の実施形態のコネクタ接続部6を用いて洗浄消毒する場合、図25に示すように前記第1の実施形態同様に各口金の位置はそのままの状態でコネクタ接続部6に収納される。
一方、内視鏡自動洗浄消毒装置に接続して内視鏡2を洗浄消毒行う場合、図25に示すような各口金の位置だと、上述したような接続した接続チューブが座屈してしまう虞がある。
そこで、本変形例1のコネクタ50Xの本体部5Aは、加圧口金5bおよび送水口金5cの位置はそのままで、吸引口金5dおよび副送水口金5eの位置を変更可能な回転本体部5A1を有している。
この回転本体部5A1は、ライトガイド5Bの挿入方向に対して直交する方向に回転可能であり、所望の回転位置で係止することができるようになっている。すなわち、この回転本体部5A1を図中に示す回転方向に回転することにより、例えば、図25に示すように、本体部5Aの側面部に吸引口金5dおよび副送水口金5eを配置して固定することができる。
このような構成により、実際に各口金に接続チューブ80a〜cをそれぞれ接続して内視鏡自動洗浄消毒装置の洗浄消毒装置に収容した場合に、図26に示しように、吸引口金5dおよび副送水口金5eに接続される接続チューブ80a、80bは、洗浄消毒槽100の内壁に当接しないので座屈することもない。
従って、内視鏡自動洗浄消毒装置による内視鏡2の洗浄消毒工程を通常通り行うことができ、内視鏡2を確実に洗浄消毒することができる。
なお、コネクタ50Xの回転本体部5A1内部の各口金に連通する内部管路は、勿論、回転動作しても塞がらないように構成されている。また、回転本体部5A1の回転機構および回転ロック機構については、特に限定されるものではない。
(変形例2)
内視鏡2のコネクタ5の各口金5a〜5eに接続する接続チューブおよび接続口金は、安全性を考慮してディスポ製品として構成される場合がある。このような場合、ディスポ製品である接続チューブおよび接続口金を再利用出来ないように構成することが望ましい。
そこで、本変形例2では、ディスポ製品である接続チューブおよび接続口金を再利用出来ないように構成した。このような変形例2を図27〜図30を用いて説明する。
なお、図27は、内視鏡のコネクタに設けられた口金の構成を示す側面図、図28は、図27に示す口金に接続される洗浄具接続口金の構成を示す斜視図、図29は、図27に示す口金に図28に示す洗浄具接続口金を取り付けた状態を示す断面図、図30は、図29に示す状態から取り外した状態の洗浄具接続口金を示す斜視図である。
内視鏡2のコネクタ5の各口金5a〜5eは、図27に示すような形状のディスポ用口金81として構成する。このディスポ用口金81は、上部の開口部からコネクタ5の本体部5Aに向けて径が大きくなるように形成された口金部8A1を有する。
この口金部8A1は、本体部5Aの内部管路に連通する管部81Bの上部に設けられている。また、この口金部8A1の下部の外周には、少なくとも2コの爪部81aが形成されている。
また、管部81Bの中腹部には、前記爪部81aの位置に合わせて他の爪部91bが少なくとも2コ設けられている。
一方、ディスポ用口金81に接続するディスポ製品である洗浄具接続口金82は、図28に示すように、ディスポ用口金81に嵌合する太径で円筒状の第1の接続部32bと、この第1の接続部32bに延設され、図示しない接続チューブが接続される、第1の接続部32bよりも細径で円筒状の第2の接続部32aとを有する。
そして、この洗浄具接続口金82の第1の接続部32bの外周上には、ディスポ用口金81の爪部81a、81bの位置に合わせて少なくとも4つの係合溝83が形成されている。なお、図28中において、第1の接続部32bの第2の接続部32a側の係合溝83は、爪部81aと係合し、先端側の係合溝83は、爪部81bと係合するように構成されている。
次に、本変形例2のディスポ用口金81および洗浄具接続口金82の作用につついて図29および図30を用いて説明する。
図28に示す洗浄具接続口金82を、図27に示すディスポ用口金81に装着すると、洗浄具接続口金82は、図29に示すような状態でディスポ用口金81に嵌合される。
このとき、洗浄具接続口金82は、図29中に示すD矢印方向、すなわち、本体部5Aの面に直交する方向の真上からディスポ用口金81に嵌合する。すると、洗浄具接続口金82の先端側の係合溝83には、ディスポ用口金81の管部81Bに設けられた爪部81bが係合し、同時に他の係合溝83にはディスポ用口金81の口金部8A1に設けられた爪部81aが係合される。こうして、洗浄具接続口金82は、ディスポ用口金82に水密に接続される。
そして、ディスポ製品である洗浄具接続口金82をディスポ用口金8Aから取り外す場合、使用者は、洗浄具接続口金82を、本体部5A図29中に示すD矢印方向、すなわち、本体部5Aの面に直交する方向で本体部5Aから離れる方向(図30に示すU矢印方向)にディスポ用口金81から引き抜く。
すると、洗浄具接続口金82は、作業者によるその引き抜く力に伴い、係合しているディスポ用口金81の爪部81a、81bによって第1の接続部32bにおける係合溝83が、例えば、図30に示すように破壊される。このため、洗浄具接続口金82の再利用を防止することができる。なお、爪部81a,81bは、どちらか一方のみがディスポ用口金81に設けられていれば良い。
ところで、本発明の内視鏡洗浄消毒システム1は、第1の実施形態のコネクタ接続部6を用いずに、改良した内視鏡洗浄消毒装置90の送液口を内視鏡2のコネクタ5の各口金5a〜5eに直接接続して、内視鏡2の内部管路の洗浄消毒を行うことができる。このような変形例3〜5を図31〜図34に示す。
(変形例3)
図31は、変形例3に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図である。
変形例3に係る内視鏡洗浄消毒装置90は、従来内視鏡2のコネクタ5の各口金5a〜5eに順次接続して内視鏡2の内部管路の洗浄消毒を行うシリンジタイプの装置を用いて改良したものである。
図31に示すように、内視鏡洗浄消毒装置90は、本体90Aと、この本体90A内に、長手方向(挿入方向S)に進退自在に設けられ、先端側に送液口金91を有する口金部90Bと、本体90Aの基端側に取り付けられ、内部に吸引ポンプ94を備えた駆動部90Cとを有する。
なお、口金91の開口と駆動部90Cに設けられた吸引口金95との間は、内部管路90aを介して連通している。
また、本体90Aの先端側の孔の内周面には、段差部が設けられており、この段差部には、駆動部90C内の図示しない制御部に電気的に接続された電気接点92bが設けられている。また、この本体90Aの孔に挿通される口金部90Bの基端側には段差部が設けられ、この段差部には上記同様に前記制御部に電気的に接続される電気接点92aが設けられている。
すなわち、2つの電気接点92a、92bは、駆動部90C内の吸引ポンプ94の駆動をオンまたはオフするためのスイッチである。
さらに、口金部90Bの中腹部と、本体90Aの先端面との間には、該口金部90Bを挿入方向とは逆方向に付勢すねためのばね93が取り付けられている。したがって、このばね93と2つの電気接点92a、92bとは、いわゆるばねスイッチとして構成している。
なお、駆動部90Cの背面側に設けられた吸引口金95には、図示はしないが洗浄消毒タンクに接続された接続チューブが接続されるようになっている。
このような構成の内視鏡洗浄消毒装置90を用いて内視鏡2の内部管路の洗浄消毒を行う場合、使用者は、内視鏡洗浄消毒装置90の送液口金91を、コネクタ5の口金100(口金5a〜5eに相当)に嵌入して接続する。
すると、図32に示すように、送液口金91は先細形状に形成されているので、ある程度口金100の奥まで嵌入すると、嵌入位置が固定されるため、さらに本体90Aを押し続けることにより、本体90Aが挿入方向Sに移動することになる。このため、口金部90Bの電気接点92aと本体部90Aの電気接点92bとが接触してオンすることで、駆動部90C内の制御部は、吸引ポンプ94を駆動させる。
吸引ポンプ94が駆動することで、吸引ポンプ94は、図示しない洗浄消毒タンクから図示しない接続チューブ、吸引口金95、内部管路95へと洗浄消毒液を吸引し、その後、送液口金91から口金100に連通する内部管路へと送液する。
また、洗浄消毒工程を完了した場合には、本体部90Aの挿入方向Sへの押す操作を止めれば、本体部90Aはばね93による付勢力により挿入方向Sとは逆方向に移動することで、電気接点92bと電気接点92aとが離れ、吸引ポンプ94の駆動が停止される。
したがって、このような変形例3の内視鏡洗浄消毒装置90を用いることで、従来用いていたシリンジでの洗浄消毒工程よりも簡単に内視鏡2の内部管路の洗浄消毒を行うことができる。
(変形例4)
図33は、変形例4に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図である。
変形例4に係る内視鏡洗浄消毒装置90Xは、図31に示す変形例3の内視鏡洗浄消毒装置90と略同様に構成されているが、図33に示すように、口金部90Bの送液口金91の形状が異なる。
すなわち、送液口金91は、コネクタ5の口金100aが図31に示す口金100よりも細径である場合に対応して構成されたもので、口金100aを嵌合する凹部91aを備えた嵌合部9A1を有して構成される。
なお、この送液口金91は、接続する口金100aの種類に応じて凹部91aの開口径が異なる複数の種類のものを構成してもよい。また、口金100aと送液口金91とを密着させるために、送液口金91の凹部91a内にOリングなどのシールド部材を設けて構成してもよい。
このような構成の変形例4における内視鏡洗浄消毒装置90Xを用いれば、内視鏡2のコネクタ5の各口金が細径の口金であったとしても、確実に送液口金91を接続することができる。
(変形例5)
図34は、変形例5に係る内視鏡洗浄消毒装置の構成を示す断面図である。
変形例5に係る内視鏡洗浄消毒装置90Yは、図31に示す変形例3の内視鏡洗浄消毒装置90と略同様に構成されているが、図34に示すように、吸引ポンプ94を有する駆動部90Cを本体90Aから切り離して構成している。
すなわち、内視鏡2のコネクタ5の口金100aが細径の口金であると、極力内視鏡洗浄消毒装置90自体の重みを軽減して、作業性を向上させることが望ましい。
したがって、変形例5の内視鏡洗浄消毒装置90Yは、図31に示す駆動部90Cを取り外すとともに、口金部90Bの基端側に吸引口金95を設け、この吸引口金95に接続チューブ96を介して、外部に配置された吸引ポンプ94と接続する構成である。
なお、この吸引ポンプ97の基端側には、吸引口金97が設けられておりこの吸引口金97には、図示しない洗浄消毒タンクからの接続チューブが接続される。また、2つの電気接点92a、92bのオンまたはオフによって吸引ポンプ94の駆動を制御する図示しない制御部は、本体90A内、あるいは吸引ポンプ94内に設けて構成すればよい。
従って、このような構成の変形例5における内視鏡洗浄消毒装置90Yを用いれば、内視鏡2のコネクタ5の各口金が細径の口金であったとしても、確実に送液口金91を接続することができることは勿論、駆動部90Cが本体90Aから切り離されて軽量であることから、洗浄消毒時における本体90Aを用いた操作を円滑に行えるといった効果がある。
勿論、図34に示す内視鏡洗浄消毒装置90Yは、コネクタ5の口金100aが細径でなくても太径の口金100であっても適用することができる。
なお、変形例3〜5においては、内視鏡2のコネクタ5の各口金100、100aに洗浄消毒液を送液して内視鏡2の内部管路の洗浄消毒を行うように説明したが、これに限定されるものではなく、内視鏡2の各口金100、100aから吸引して、先端部の開口から洗浄消毒液を内視鏡2の内部管路に供給するように構成してもよい。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…内視鏡洗浄消毒システム
2…内視鏡
2a…操作部
2b…ユニバーサルコード部
2ba…送気チューブ
2bb…送水チューブ
2bc…吸引チューブ
2bd…副送水チューブ
2c…挿入部
2ca…送気チャンネル
2cb…送水チャンネル
2cc…吸引チャンネル
2cd…副送水チャンネル
2d…送気送水ノズル
2e…吸引口
2f…副送水ノズル
3a…送気送水シリンダー
3b…吸引シリンダー
3c…鉗子口部
3c1…鉗子口金
3cc…処置具チャンネル
4…栓体
4A…内視鏡用洗浄アダプタ
5…コネクタ
5A…本体部
5B…ライトガイド
5C…把持部
5D1…コネクタ嵌合部
5Y…電気コネクタ部
5Z…防水キャップ
5a…送気口金
5b…加圧口金
5c…送水口金
5d…吸引口金
5e…副送水口金
5e1…副送水口キャップ
5x…副送水口金ガード
5y…電気コネクタ
6…コネクタ接続部
6A…本体
6A1…ライトガイド挿通部
6AA…本体部
6AB…側壁部
6B…蓋部
6B1…溝
6B2…溝
6C…接続部材
6D…ロックレバー
6D1…係止部
6Da…爪部
7…内視鏡洗浄消毒装置
7a…第1口金
7b…第2口金
8a…接続チューブ
8b…接続チューブ
9…収納部
9A…つば部収納部
9A1…傾斜部
9B…第1の空間部
9B1…送気チューブ送液口金部
9C…第2の空間部
9D…第3の空間部
9D1…吸引チューブ送液口金部
9E…第4の空間部
9E1…副送水チューブ送液口金部
9F…第5の空間部
10、10B〜10E …シールド部

Claims (6)

  1. 内視鏡を洗浄消毒するための内視鏡洗浄消毒装置と、
    一端側が前記内視鏡洗浄消毒装置に接続され、他端側が前記内視鏡の内部に設けられた複数の管路の開口に連通するように配置され、前記複数の管路の開口が設けられた部分を水密に覆う収納部を有する接続部材と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡洗浄消毒システム。
  2. 前記接続部材の前記収納部は、前記複数の管路の基端側であり前記内視鏡のコネクタ全体を水密に収納して前記コネクタに配置された複数の開口にそれぞれ連通するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒素ステム。
  3. 前記接続部材の前記収納部は、前記複数の管路の開口をそれぞれ水密に覆う複数の空間部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  4. 前記接続部材の前記収納部は、前記管路の先端側であり前記管路の開口が設けられた前記内視鏡の挿入部の先端部を水密に覆って前記先端部に配置された開口に連通するように配置して構成したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  5. 前記接続部材の前記収納部は、前記先端部に配置された前記複数の開口を水密に覆う1つの空間部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  6. 前記接続部材の前記収納部は、
    前記内視鏡の送気口金から送気管路および送水管路に洗浄消毒液を送液する第1の空間部と、
    前記内視鏡の前記送気口金から送液された洗浄消毒液を、前記内視鏡の加圧口金から送水口金に導くための第2の空間部と、
    前記内視鏡の吸引口金から吸引管路に送液するための第3の空間部と、
    前記内視鏡の副送水口金から副送水管路に送液するための第4の空間部と、
    を具備し、
    前記第1〜第4の空間部は、前記収納部内で互いに水密的に区切られていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の内視鏡洗浄消毒システム。
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JP2018102398A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 池田機械産業株式会社 内視鏡浄化用袋体
WO2019150601A1 (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 オリンパス株式会社 内視鏡用洗浄具

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