JPH1092504A - 電気安全機構 - Google Patents
電気安全機構Info
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- JPH1092504A JPH1092504A JP24214496A JP24214496A JPH1092504A JP H1092504 A JPH1092504 A JP H1092504A JP 24214496 A JP24214496 A JP 24214496A JP 24214496 A JP24214496 A JP 24214496A JP H1092504 A JPH1092504 A JP H1092504A
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- power
- socket
- shutter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用者が感電するおそれがなくなる電気安全機
構を得ることにある。 【解決手段】ソケット2が外部に露出するように設けら
れたシャーシ1、1の外周面で2に対向しかつ回転可能
に設けられ2を遮蔽するシャッタ11、11を2と対向
する位置に復帰させるためのバネ16、1の外周面であ
って11に回転可能に設けられ、11を2から遠ざかる
方向に回転させるためのレバー14、14を11に当接
させる方向に復帰させるためのバネ18、1に着脱可能
であって1に装着時に2と対応する位置に5を挿通する
ための開口部8を有し、1に装着するときに14を18
の復帰力に抗して回転力を与え、11を16の復帰力に
抗して回転力を与え、11を2から遠ざかる方向に回転
させるための押圧部材9を有した外装カバー7、7が1
に装着されたときであって11が回転し、8からずれた
とき8を通して2に挿拔可能で電源に接続されたプラグ
5を具備した機構。
構を得ることにある。 【解決手段】ソケット2が外部に露出するように設けら
れたシャーシ1、1の外周面で2に対向しかつ回転可能
に設けられ2を遮蔽するシャッタ11、11を2と対向
する位置に復帰させるためのバネ16、1の外周面であ
って11に回転可能に設けられ、11を2から遠ざかる
方向に回転させるためのレバー14、14を11に当接
させる方向に復帰させるためのバネ18、1に着脱可能
であって1に装着時に2と対応する位置に5を挿通する
ための開口部8を有し、1に装着するときに14を18
の復帰力に抗して回転力を与え、11を16の復帰力に
抗して回転力を与え、11を2から遠ざかる方向に回転
させるための押圧部材9を有した外装カバー7、7が1
に装着されたときであって11が回転し、8からずれた
とき8を通して2に挿拔可能で電源に接続されたプラグ
5を具備した機構。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品の交換、メン
テナンス等で外装カバーをシャーシから外して内部を操
作する電気装置であって、電源と電気的に接続された例
えば電源プラグを、電気装置本体に電気的に接続された
電源ソケットに対して挿拔可能で、使用者が感電する恐
れがない電気安全機構に関する。
テナンス等で外装カバーをシャーシから外して内部を操
作する電気装置であって、電源と電気的に接続された例
えば電源プラグを、電気装置本体に電気的に接続された
電源ソケットに対して挿拔可能で、使用者が感電する恐
れがない電気安全機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気装置の一例として、図8に示
すようにシャーシ90の側壁の一部に開口部91が形成
され、シャーシ90の内部であって開口部91の中心に
電源ソケット92が取付けられ、電源ソケット92に
は、図示しない電源に接続されたケーブル93の先端に
電気的に接続された電源プラグ94が着脱可能になって
おり、シャーシ90の外周側に外装カバー95が取り付
け取り外し可能に設けられている。この場合、外装カバ
ー95は、シャーシ90に対して電源プラグと電源ソケ
ット92の着脱状態とは無関係に取り付け取り外しが可
能な構成となっている。
すようにシャーシ90の側壁の一部に開口部91が形成
され、シャーシ90の内部であって開口部91の中心に
電源ソケット92が取付けられ、電源ソケット92に
は、図示しない電源に接続されたケーブル93の先端に
電気的に接続された電源プラグ94が着脱可能になって
おり、シャーシ90の外周側に外装カバー95が取り付
け取り外し可能に設けられている。この場合、外装カバ
ー95は、シャーシ90に対して電源プラグと電源ソケ
ット92の着脱状態とは無関係に取り付け取り外しが可
能な構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように外装
カバー95はシャーシ90に対して、プラグ94とソケ
ット92の着脱状態とは無関係に取り付け取り外しが可
能なため、使用者が、通電状態において誤ってシャーシ
90の内部の電気部品、電気回路等に触れることがあ
り、感電のおそれがあり、非常に危険である。
カバー95はシャーシ90に対して、プラグ94とソケ
ット92の着脱状態とは無関係に取り付け取り外しが可
能なため、使用者が、通電状態において誤ってシャーシ
90の内部の電気部品、電気回路等に触れることがあ
り、感電のおそれがあり、非常に危険である。
【0004】本発明の目的は、使用者が誤って装置内部
において通電状態である回路部品等に触ることが不可能
となり、感電のおそれがない電気安全機構を提供するこ
とにある。
において通電状態である回路部品等に触ることが不可能
となり、感電のおそれがない電気安全機構を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、電気装置本体が収納さ
れたシャーシ内に設けられ、該電気装置本体に電気的に
接続された電源ソケットまたは電源プラグと、前記電源
ソケットまたは前記電源プラグに対して挿拔可能でケー
ブルにより電源に電気的に接続された電源プラグまたは
電源ソケットと、前記シャーシに常時ロックされ、前記
シャーシ側の電源ソケットまたは前記電源プラグからケ
ーブル側の前記電源プラグまたは電源ソケットが拔去さ
れたとき、前記シャーシとのロックが解除されて取り外
し可能となる外装カバーとを具備した電気安全機構であ
る。
め、請求項1に対応する発明は、電気装置本体が収納さ
れたシャーシ内に設けられ、該電気装置本体に電気的に
接続された電源ソケットまたは電源プラグと、前記電源
ソケットまたは前記電源プラグに対して挿拔可能でケー
ブルにより電源に電気的に接続された電源プラグまたは
電源ソケットと、前記シャーシに常時ロックされ、前記
シャーシ側の電源ソケットまたは前記電源プラグからケ
ーブル側の前記電源プラグまたは電源ソケットが拔去さ
れたとき、前記シャーシとのロックが解除されて取り外
し可能となる外装カバーとを具備した電気安全機構であ
る。
【0006】請求項1に対応する発明によれば、使用者
が誤って装置内部において通電状態である回路部品等に
触ることが不可能となり、感電のおそれがない電気安全
機構を提供することができる。
が誤って装置内部において通電状態である回路部品等に
触ることが不可能となり、感電のおそれがない電気安全
機構を提供することができる。
【0007】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、内部に電気装置本体が収納され、該電気装
置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露出
するように側壁の所定位置に設けられたシャーシと、前
記シャーシの外周面であって前記電源ソケットに対向
し、かつ回転可能に設けられ該電源ソケットを遮蔽する
シャッタと、前記シャッタの回転範囲を設定するストッ
パと、前記シャッタを常時前記電源ソケットと対向する
位置に回転復帰させるための第1のバネと、前記シャー
シの外周面であって前記シャッタに近接した位置に回転
可能に設けられ、前記シャッタを前記電源ソケットから
遠ざかる方向に回転させるためのレバーと、前記レバー
を常時前記シャッタに当接させる方向に回転復帰させる
ための第2のバネと、前記シャーシに着脱可能であって
前記シャーシに装着時に前記電源ソケットと対応する位
置に電源プラグを挿通するための開口部を有し、かつ前
記シャーシに装着するときに前記レバーを前記第2のバ
ネの回転復帰力に抗して回転力を与え、前記シャッタを
前記第1のバネの回転復帰力に抗して回転力を与え、前
記シャッタを前記電源ソケットから遠ざかる方向に回転
させるための押圧部材を有した外装カバーと、前記外装
カバーが前記シャーシに装着されたときであって前記シ
ャッタが回転し、前記外装カバーの開口部からずれたと
き該穴を通して前記電源ソケットに挿拔可能でケーブル
により電源に電気的に接続された電源プラグと、を具備
した電気安全機構である。
する発明は、内部に電気装置本体が収納され、該電気装
置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露出
するように側壁の所定位置に設けられたシャーシと、前
記シャーシの外周面であって前記電源ソケットに対向
し、かつ回転可能に設けられ該電源ソケットを遮蔽する
シャッタと、前記シャッタの回転範囲を設定するストッ
パと、前記シャッタを常時前記電源ソケットと対向する
位置に回転復帰させるための第1のバネと、前記シャー
シの外周面であって前記シャッタに近接した位置に回転
可能に設けられ、前記シャッタを前記電源ソケットから
遠ざかる方向に回転させるためのレバーと、前記レバー
を常時前記シャッタに当接させる方向に回転復帰させる
ための第2のバネと、前記シャーシに着脱可能であって
前記シャーシに装着時に前記電源ソケットと対応する位
置に電源プラグを挿通するための開口部を有し、かつ前
記シャーシに装着するときに前記レバーを前記第2のバ
ネの回転復帰力に抗して回転力を与え、前記シャッタを
前記第1のバネの回転復帰力に抗して回転力を与え、前
記シャッタを前記電源ソケットから遠ざかる方向に回転
させるための押圧部材を有した外装カバーと、前記外装
カバーが前記シャーシに装着されたときであって前記シ
ャッタが回転し、前記外装カバーの開口部からずれたと
き該穴を通して前記電源ソケットに挿拔可能でケーブル
により電源に電気的に接続された電源プラグと、を具備
した電気安全機構である。
【0008】請求項2に対応する発明によれば、電気装
置の外装カバーには、プラグより大きな開口部が形成さ
れており、電源プラグはこの開口部を通して電源ソケッ
トに差し込まれる。電源プラグは、差し込まれた状態で
は、外装カバーは電源プラグにかかるため、外せない。
また、電気装置のシャーシには、開口部を遮蔽するシャ
ッタを設け、外装カバーの着脱に連動させ、外装カバー
が外された状態では、シャッターが開口部を遮蔽し、か
つ外力でシャッターを戻せないため、電源プラグを差し
込むことができない。この結果、使用者が電気装置の通
電状態では、電気装置内部の電気部品、電気回路に触れ
ることができない。
置の外装カバーには、プラグより大きな開口部が形成さ
れており、電源プラグはこの開口部を通して電源ソケッ
トに差し込まれる。電源プラグは、差し込まれた状態で
は、外装カバーは電源プラグにかかるため、外せない。
また、電気装置のシャーシには、開口部を遮蔽するシャ
ッタを設け、外装カバーの着脱に連動させ、外装カバー
が外された状態では、シャッターが開口部を遮蔽し、か
つ外力でシャッターを戻せないため、電源プラグを差し
込むことができない。この結果、使用者が電気装置の通
電状態では、電気装置内部の電気部品、電気回路に触れ
ることができない。
【0009】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、内部に電気装置本体が収納され、該電気装
置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露出
するように側壁の所定位置に設けられ、上部が開口さ
れ、かつ該開口部側の側壁端部に第1のストッパの先端
部を外部に突出させるための切欠き溝を有するシャーシ
と、前記シャーシ開口部側に水平に配設された取り付け
られた取付台と、前記取付台に回転可能に支持され、一
つの先端部が前記シャーシの切欠き溝から突出するよう
に配設され、かつ第2のストッパ係合用凹部を有すると
共に、第1のバネ張設部を有する変形扇形の第1のスト
ッパと、前記取付台に回転可能でかつ前記第2のストッ
パ係合用凹部と係脱可能に支持され、第2のバネ張設部
を有すると押圧部材当接部を有し、変形くの字形状の第
2のストッパと、前記第1のバネ張設部と前記第2のバ
ネ張設部の間に張設され、前記第1および第2のストッ
パを互いに回転方向の異なる方向の回転復帰力を与える
バネと、前記シャーシの上部の開口部に設けられ、該開
口部を閉塞する外装カバーと、前記外装カバーの内面側
に固定され、前記シャーシに装着時に前記第2のストッ
パの押圧部材当接部と当接すると共に、前記第2のスト
ッパの第2のバネ張設部を前記第1のストッパの第1の
バネ張設部を遠ざける方向に回転させる押圧部材と、前
記外装カバーが前記シャーシに装着されたときであって
前記電源ソケットにに挿拔可能でケーブルにより電源に
電気的に接続され、前記電源ソケットに挿入接続時前記
外装カバーを押圧するように作用する前記電源ソケット
より外径の大きなフランジを先端部に有する電源プラグ
と、を具備した電気安全機構である。
する発明は、内部に電気装置本体が収納され、該電気装
置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露出
するように側壁の所定位置に設けられ、上部が開口さ
れ、かつ該開口部側の側壁端部に第1のストッパの先端
部を外部に突出させるための切欠き溝を有するシャーシ
と、前記シャーシ開口部側に水平に配設された取り付け
られた取付台と、前記取付台に回転可能に支持され、一
つの先端部が前記シャーシの切欠き溝から突出するよう
に配設され、かつ第2のストッパ係合用凹部を有すると
共に、第1のバネ張設部を有する変形扇形の第1のスト
ッパと、前記取付台に回転可能でかつ前記第2のストッ
パ係合用凹部と係脱可能に支持され、第2のバネ張設部
を有すると押圧部材当接部を有し、変形くの字形状の第
2のストッパと、前記第1のバネ張設部と前記第2のバ
ネ張設部の間に張設され、前記第1および第2のストッ
パを互いに回転方向の異なる方向の回転復帰力を与える
バネと、前記シャーシの上部の開口部に設けられ、該開
口部を閉塞する外装カバーと、前記外装カバーの内面側
に固定され、前記シャーシに装着時に前記第2のストッ
パの押圧部材当接部と当接すると共に、前記第2のスト
ッパの第2のバネ張設部を前記第1のストッパの第1の
バネ張設部を遠ざける方向に回転させる押圧部材と、前
記外装カバーが前記シャーシに装着されたときであって
前記電源ソケットにに挿拔可能でケーブルにより電源に
電気的に接続され、前記電源ソケットに挿入接続時前記
外装カバーを押圧するように作用する前記電源ソケット
より外径の大きなフランジを先端部に有する電源プラグ
と、を具備した電気安全機構である。
【0010】請求項3に対応する発明によれば、次のよ
うな作用効果が得られる。電気装置のシャーシには、外
装カバーの着脱に連動するストッパを有し、ケーブルの
電源プラグにはソケットより大きなフランジ部を有し、
外装カバーにかかるように電源ソケットに挿入する。電
源プラグは電源ソケットに差し込まれた状態では、フラ
ンジ部が外装カバーにかかっているため、外装カバーを
外せない。また、外装カバーが外されている状態では、
ストッパはバネにより電源プラグの挿入を阻止する位置
に付勢されているため、電源プラグの挿入ができない。
うな作用効果が得られる。電気装置のシャーシには、外
装カバーの着脱に連動するストッパを有し、ケーブルの
電源プラグにはソケットより大きなフランジ部を有し、
外装カバーにかかるように電源ソケットに挿入する。電
源プラグは電源ソケットに差し込まれた状態では、フラ
ンジ部が外装カバーにかかっているため、外装カバーを
外せない。また、外装カバーが外されている状態では、
ストッパはバネにより電源プラグの挿入を阻止する位置
に付勢されているため、電源プラグの挿入ができない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の電気安全機構の第
1の実施形態の概略構成を示す分解斜視図であり、図2
は図1のベース部分を拡大して示す正面図である。シャ
ーシ1は、上部が開口され、内部に図示しない電気装置
本体が収納され、該電気装置本体と電気的に接続された
電源ソケット2が側壁の一部に露出するように設けられ
ている。
面を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の電気安全機構の第
1の実施形態の概略構成を示す分解斜視図であり、図2
は図1のベース部分を拡大して示す正面図である。シャ
ーシ1は、上部が開口され、内部に図示しない電気装置
本体が収納され、該電気装置本体と電気的に接続された
電源ソケット2が側壁の一部に露出するように設けられ
ている。
【0012】該電源ソケット2には図示しない電源とケ
ーブル4を介して電気的に接続された電源プラグ5が挿
拔可能に設けられている。シャーシ1の外周面側で該電
源ソケット2を含む所望の範囲を囲うと共に、後述する
電気安全機構が収納され、かつシャーシ1の電源ソケッ
ト2に対応する位置に開口部6を有するベース3が取付
けられている。
ーブル4を介して電気的に接続された電源プラグ5が挿
拔可能に設けられている。シャーシ1の外周面側で該電
源ソケット2を含む所望の範囲を囲うと共に、後述する
電気安全機構が収納され、かつシャーシ1の電源ソケッ
ト2に対応する位置に開口部6を有するベース3が取付
けられている。
【0013】外装カバー7は、以上述べたシャーシ1の
上部に有する開口部を閉塞すると共に取り外し可能にな
っていて、外装カバー7には、ベース3の開口部6に対
応する位置に開口部(穴)8が形成され、またシャーシ
1の内面側で開口部6に近接した位置に後述するレバー
14を時計方向に回転させるため、あるいはシャッタ1
1を時計方向に回転させるための押圧部材9が取り付け
られている。押圧部材9の底面側には、後述するシャッ
タ11に有するピン12と、レバー14に有するピン1
5とそれぞれ当接するガイド部9aおよび当接部9bが
形成されている。
上部に有する開口部を閉塞すると共に取り外し可能にな
っていて、外装カバー7には、ベース3の開口部6に対
応する位置に開口部(穴)8が形成され、またシャーシ
1の内面側で開口部6に近接した位置に後述するレバー
14を時計方向に回転させるため、あるいはシャッタ1
1を時計方向に回転させるための押圧部材9が取り付け
られている。押圧部材9の底面側には、後述するシャッ
タ11に有するピン12と、レバー14に有するピン1
5とそれぞれ当接するガイド部9aおよび当接部9bが
形成されている。
【0014】ベース3の裏面側に固定された軸10によ
り変形扇状のシャッタ11の一端側が回転可能に支持さ
れ、シャッタ11の回動位置によってシャーシ1の穴6
が遮蔽されるようになっている。シャッタ11の一端部
側の板面にピン12が固定され、押圧部材9の一部と当
接可能になっている。軸10にはバネ16が設けられ、
シャッタ11を常時反時計方向に回転させるように回転
復帰力(回転復元力)が作用するように構成され、シャ
ーシ1の外側の板面であって開口部6の図2の右側に近
接してストッパ17が固定され、このストッパ17によ
りシャッタ11が当接可能になっている。このため、シ
ャッタ11がバネ16の回転復帰力により回転してもシ
ャッタ11がストッパ17に当接する位置でシャッタ1
1の回転が阻止される。
り変形扇状のシャッタ11の一端側が回転可能に支持さ
れ、シャッタ11の回動位置によってシャーシ1の穴6
が遮蔽されるようになっている。シャッタ11の一端部
側の板面にピン12が固定され、押圧部材9の一部と当
接可能になっている。軸10にはバネ16が設けられ、
シャッタ11を常時反時計方向に回転させるように回転
復帰力(回転復元力)が作用するように構成され、シャ
ーシ1の外側の板面であって開口部6の図2の右側に近
接してストッパ17が固定され、このストッパ17によ
りシャッタ11が当接可能になっている。このため、シ
ャッタ11がバネ16の回転復帰力により回転してもシ
ャッタ11がストッパ17に当接する位置でシャッタ1
1の回転が阻止される。
【0015】また、ベース3の裏面側に固定された軸1
3によりレバー14のほぼ中央部が回転可能に支持さ
れ、レバー14の一端部側の板面にピン15が固定され
ている。軸13にはバネ18が設けられ、レバー14を
常時反時計方向に回転させるように回転復帰力が作用す
るように構成されているが、レバー14のピン15を有
する側の端部がベース3の折り曲げ部3aに当接するよ
うになっているので、レバー14の回転範囲が規定され
る。ベース3の折り曲げ部3aの先端部とシャーシ1の
外周面との間に形成される隙間に、外装カバー7に有す
る押圧部材9に挿拔可能に構成されている。
3によりレバー14のほぼ中央部が回転可能に支持さ
れ、レバー14の一端部側の板面にピン15が固定され
ている。軸13にはバネ18が設けられ、レバー14を
常時反時計方向に回転させるように回転復帰力が作用す
るように構成されているが、レバー14のピン15を有
する側の端部がベース3の折り曲げ部3aに当接するよ
うになっているので、レバー14の回転範囲が規定され
る。ベース3の折り曲げ部3aの先端部とシャーシ1の
外周面との間に形成される隙間に、外装カバー7に有す
る押圧部材9に挿拔可能に構成されている。
【0016】以下、このように構成された電気安全機構
の作用効果について、図2を参照して説明する。図2に
おいて、押圧部材9とレバー14およびシャッタ11が
実線で書かれている状態は、電源プラグ5を抜いて外装
カバー7をシャーシ1から取り外した状態(外装カバー
7を開けた状態)を示している。
の作用効果について、図2を参照して説明する。図2に
おいて、押圧部材9とレバー14およびシャッタ11が
実線で書かれている状態は、電源プラグ5を抜いて外装
カバー7をシャーシ1から取り外した状態(外装カバー
7を開けた状態)を示している。
【0017】この状態は、シャッタ11がバネ16の復
元力により反時計方向に加勢され、ストッパ17に当接
し、ベース3の開口部6を遮蔽している。一方、レバー
14はバネ18の復元力により反時計方向に加勢され、
レバー14のピン15を有する側の端部14aがベース
3の折り曲げ部3aに当接している。この状態で、外装
カバー7の開口部8及びベース3の開口部6はシャッタ
11により遮蔽されているため、プラグ5をソケット2
に差し込むことができない。
元力により反時計方向に加勢され、ストッパ17に当接
し、ベース3の開口部6を遮蔽している。一方、レバー
14はバネ18の復元力により反時計方向に加勢され、
レバー14のピン15を有する側の端部14aがベース
3の折り曲げ部3aに当接している。この状態で、外装
カバー7の開口部8及びベース3の開口部6はシャッタ
11により遮蔽されているため、プラグ5をソケット2
に差し込むことができない。
【0018】シャッタ11はストッパ17に当接してい
るため、シャッタ11を反時計方向に回転させることが
できず、また逆にシャッタ11を時計方向に回転させよ
うとしてもシャッタ11の端部11aがレバー14の端
部14bに当り、やはり回転できない。この結果、シャ
ッタ11を開口部から開けることが不可能なため、プラ
グ5をソケット2に差し込むことができない。
るため、シャッタ11を反時計方向に回転させることが
できず、また逆にシャッタ11を時計方向に回転させよ
うとしてもシャッタ11の端部11aがレバー14の端
部14bに当り、やはり回転できない。この結果、シャ
ッタ11を開口部から開けることが不可能なため、プラ
グ5をソケット2に差し込むことができない。
【0019】このような状態において、プラグ5をソケ
ット2に差し込めるようにするには、外装カバー7をシ
ャーシ1に装着すればよい。外装カバー7をシャーシ1
に装着すると、押圧部材9がベース3の折り曲げ部3a
とシヤーシ1の隙間に入り、破線9Mの状態となる。こ
の状態では押圧部材9の当接部9bがレバー14の端部
14aに設けられたピン15に当ると共に、レバー14
はバネ18の回転復帰力に抗して軸13を中心として時
計回方向に回転させられ、レバーは14Mの状態にな
る。レバー14が破線の位置14Mに達すると、押圧部
材9のガイド部9aがシヤッタ11の端部11aに設け
られたピン12に当り、ピン12はガイド部9aに従
い、シヤッタ11がバネ16の回転復帰力に抗して軸1
0を中心として時計方向に回転させられ、シヤッタ11
は2点鎖線11Iの状態となり、またレバー14は2点
鎖線14Iの状態となる。この結果、外装カバー7の開
口部8およびベース3の開口部6が一致し、電源プラグ
5をシャーシ1のソケット2に差し込むことが可能にな
る。
ット2に差し込めるようにするには、外装カバー7をシ
ャーシ1に装着すればよい。外装カバー7をシャーシ1
に装着すると、押圧部材9がベース3の折り曲げ部3a
とシヤーシ1の隙間に入り、破線9Mの状態となる。こ
の状態では押圧部材9の当接部9bがレバー14の端部
14aに設けられたピン15に当ると共に、レバー14
はバネ18の回転復帰力に抗して軸13を中心として時
計回方向に回転させられ、レバーは14Mの状態にな
る。レバー14が破線の位置14Mに達すると、押圧部
材9のガイド部9aがシヤッタ11の端部11aに設け
られたピン12に当り、ピン12はガイド部9aに従
い、シヤッタ11がバネ16の回転復帰力に抗して軸1
0を中心として時計方向に回転させられ、シヤッタ11
は2点鎖線11Iの状態となり、またレバー14は2点
鎖線14Iの状態となる。この結果、外装カバー7の開
口部8およびベース3の開口部6が一致し、電源プラグ
5をシャーシ1のソケット2に差し込むことが可能にな
る。
【0020】このように電源プラグ5が電源ソケット2
に挿入された状態では、電源プラグ5は外装カバー7の
開口部8やベース3の開口部6を通して挿入されている
ため、外装カバー7は電源プラグ5に引っ掛かってシャ
ーシ1から取り外すことはできない。
に挿入された状態では、電源プラグ5は外装カバー7の
開口部8やベース3の開口部6を通して挿入されている
ため、外装カバー7は電源プラグ5に引っ掛かってシャ
ーシ1から取り外すことはできない。
【0021】外装カバー7をシャーシ1から取り外すに
は、電源プラグ5を電源ソケット2から引き抜けば、シ
ャッタ11がバネ16の復元力により反時計方向に回転
し、実線の状態となり、またレバー9はバネ16の回転
復帰力により反時計方向に回転し、実線の状態になり、
外装カバー7をシャーシ1から取り外すことはできる。
は、電源プラグ5を電源ソケット2から引き抜けば、シ
ャッタ11がバネ16の復元力により反時計方向に回転
し、実線の状態となり、またレバー9はバネ16の回転
復帰力により反時計方向に回転し、実線の状態になり、
外装カバー7をシャーシ1から取り外すことはできる。
【0022】以上述べた第1の実施形態によれば、外装
カバー7には、電源プラグ5より大きな穴8が形成され
ており、電源プラグ5はこの穴8を通して電源ソケット
2に差し込まれる。電源プラグ5は、差し込まれた状態
では、外装カバー7は電源プラグ5にかかるため、外せ
ない。また、シャーシ1には、シャーシ1に有する開口
部6を遮蔽するシャッタ11を設け、外装カバー7の着
脱に連動させ、外装カバー7が外された状態では、シャ
ッター11が開口部6を遮蔽し、かつ外力でシャッター
11を戻せないため、電源プラグ5を差し込むことがで
きない。この結果、使用者が電気装置の通電状態では、
電気装置内部の電気部品、電気回路に触れることができ
ない。
カバー7には、電源プラグ5より大きな穴8が形成され
ており、電源プラグ5はこの穴8を通して電源ソケット
2に差し込まれる。電源プラグ5は、差し込まれた状態
では、外装カバー7は電源プラグ5にかかるため、外せ
ない。また、シャーシ1には、シャーシ1に有する開口
部6を遮蔽するシャッタ11を設け、外装カバー7の着
脱に連動させ、外装カバー7が外された状態では、シャ
ッター11が開口部6を遮蔽し、かつ外力でシャッター
11を戻せないため、電源プラグ5を差し込むことがで
きない。この結果、使用者が電気装置の通電状態では、
電気装置内部の電気部品、電気回路に触れることができ
ない。
【0023】<第2の実施形態>図3は本発明の電気装
置の電気安全機構の第2の実施形態を示す斜視図であ
り、これは前述の実施形態と同様に、シャーシ20の開
口部(図示せず)に取り付けられた電源ソケット(後述
する)と、電源ソケットに対して着脱可能な電源プラグ
21を有し、シャーシ20に対して取り外し可能に外装
カバー22が設けられているが、電源ソケットから電源
プラグ21を引き抜いた状態でないと、外装カバー22
が取り外せない構成となっている。
置の電気安全機構の第2の実施形態を示す斜視図であ
り、これは前述の実施形態と同様に、シャーシ20の開
口部(図示せず)に取り付けられた電源ソケット(後述
する)と、電源ソケットに対して着脱可能な電源プラグ
21を有し、シャーシ20に対して取り外し可能に外装
カバー22が設けられているが、電源ソケットから電源
プラグ21を引き抜いた状態でないと、外装カバー22
が取り外せない構成となっている。
【0024】図4〜図7はこの具体的構成を説明するた
めの図であり、図4および図5はそれぞれ電源ソケット
23から電源プラグ21を引き抜き、かつ外装カバー2
2をシャーシ20に取付けたままの状態を示し、また図
6は電源ソケット23から電源プラグ21を引き抜き、
かつ外装カバー22をシャーシ20から取り外した状態
を示す図であり、さらに図7は電源ソケット23に対し
て電源プラグ21を差し込む前の状態および差し込んだ
状態で、かつ外装カバー22をシャーシ20に対して取
付けた状態を示している。
めの図であり、図4および図5はそれぞれ電源ソケット
23から電源プラグ21を引き抜き、かつ外装カバー2
2をシャーシ20に取付けたままの状態を示し、また図
6は電源ソケット23から電源プラグ21を引き抜き、
かつ外装カバー22をシャーシ20から取り外した状態
を示す図であり、さらに図7は電源ソケット23に対し
て電源プラグ21を差し込む前の状態および差し込んだ
状態で、かつ外装カバー22をシャーシ20に対して取
付けた状態を示している。
【0025】シャーシ20の側壁の一部に内部に有する
電気回路と電気的に接続された電源ソケット23が外周
面に突出するように取り付けられ、電源ソケット23の
外周面には雄ねじ(図示せず)が形成されている。電源
プラグ21の先端には円筒状のフランジ24が固定さ
れ、フランジ24の内周面に雌ねじ(図示せず)が形成
され、この雌ねじは電源ソケット23の雄ねじに螺合で
きるようになっていて、両者を螺合させることで電源ソ
ケット23と電源プラグ21が電気的に接続された状態
となり、かつフランジ24の一部が外装カバー22の表
面に所定の押圧力で押圧されている。
電気回路と電気的に接続された電源ソケット23が外周
面に突出するように取り付けられ、電源ソケット23の
外周面には雄ねじ(図示せず)が形成されている。電源
プラグ21の先端には円筒状のフランジ24が固定さ
れ、フランジ24の内周面に雌ねじ(図示せず)が形成
され、この雌ねじは電源ソケット23の雄ねじに螺合で
きるようになっていて、両者を螺合させることで電源ソ
ケット23と電源プラグ21が電気的に接続された状態
となり、かつフランジ24の一部が外装カバー22の表
面に所定の押圧力で押圧されている。
【0026】シャーシ20内部に取付台25が床面に対
して水平に固定され、取付台25に軸26が植立され、
軸26により第1のストッパ27が回転自在に支持され
ている。ストッパ27は、変形した扇状の板体で、円弧
面側に後述する第2のストッパ30の先端部が係合する
ように係合凹部27aが形成され、板体の板面に頭部に
溝28aを有したバネ取付用ピン28が植立されてい
る。取付台25に軸29が植立され、軸29により第2
のストッパ30のほぼ中央位置が回転自在に支持されて
いる。
して水平に固定され、取付台25に軸26が植立され、
軸26により第1のストッパ27が回転自在に支持され
ている。ストッパ27は、変形した扇状の板体で、円弧
面側に後述する第2のストッパ30の先端部が係合する
ように係合凹部27aが形成され、板体の板面に頭部に
溝28aを有したバネ取付用ピン28が植立されてい
る。取付台25に軸29が植立され、軸29により第2
のストッパ30のほぼ中央位置が回転自在に支持されて
いる。
【0027】ストッパ30は、変形したへの字状の板体
で、頭部に溝31aを有したバネ取付用ピン31が植立
され、かつ押圧部材当接用ピン32が植立されている。
バネ取付用ピン31の溝31aと、バネ取付用ピン28
の溝28aの間にコイルバネ33が張設され、この結果
コイルバネ33の作用によりストッパ27の係合凹部2
7aにストッパ30の先端部(円弧面が形成された部
分)が常に係合するように作用する。外装カバー22の
下端部近くの側壁にほぼ水平に押圧部材34が取り付け
られている。そして、電源ソケット23を有するシャー
シ20の側壁の一部に、ストッパ27を外部に突出させ
るための切欠き溝20aが形成され、切欠き溝20aに
近接した位置のシャーシ20の内周面にストッパ部材3
5、36が固定されている。
で、頭部に溝31aを有したバネ取付用ピン31が植立
され、かつ押圧部材当接用ピン32が植立されている。
バネ取付用ピン31の溝31aと、バネ取付用ピン28
の溝28aの間にコイルバネ33が張設され、この結果
コイルバネ33の作用によりストッパ27の係合凹部2
7aにストッパ30の先端部(円弧面が形成された部
分)が常に係合するように作用する。外装カバー22の
下端部近くの側壁にほぼ水平に押圧部材34が取り付け
られている。そして、電源ソケット23を有するシャー
シ20の側壁の一部に、ストッパ27を外部に突出させ
るための切欠き溝20aが形成され、切欠き溝20aに
近接した位置のシャーシ20の内周面にストッパ部材3
5、36が固定されている。
【0028】このような構成のものにおいて、図3の状
態は、電源プラグ21のフランジ24の雌ねじと電源ソ
ケット23の雄ねじが互いに螺合されるとともに電気的
に接続され、電気装置が通電状態(使用状態)にある。
この状態では、電源プラグ21のフランジ24が所定の
圧力で押圧されているため、外装カバー22を取り外す
ことが不可能である。
態は、電源プラグ21のフランジ24の雌ねじと電源ソ
ケット23の雄ねじが互いに螺合されるとともに電気的
に接続され、電気装置が通電状態(使用状態)にある。
この状態では、電源プラグ21のフランジ24が所定の
圧力で押圧されているため、外装カバー22を取り外す
ことが不可能である。
【0029】図3の状態から外装カバー22を取り外す
には、電源プラグ21のフランジ24を電源ソケット2
3から緩めて電源ソケット23から電源プラグ21を取
り外して電源ソケット23と電源プラグ21が電気的に
接続されていない状態とすればよい。この状態を図4お
よび図5に示している。電源プラグ21を電源ソケット
23から取り外した後、ストッパ27は、バネ33の引
っ張り力により軸26を中心として時計方向に回転させ
られ、ストッパ35に当接した状態となる。
には、電源プラグ21のフランジ24を電源ソケット2
3から緩めて電源ソケット23から電源プラグ21を取
り外して電源ソケット23と電源プラグ21が電気的に
接続されていない状態とすればよい。この状態を図4お
よび図5に示している。電源プラグ21を電源ソケット
23から取り外した後、ストッパ27は、バネ33の引
っ張り力により軸26を中心として時計方向に回転させ
られ、ストッパ35に当接した状態となる。
【0030】図4および図5の状態は、シャーシ20か
ら外装カバー22が取り外されていない状態であるが、
シャーシ20から外装カバー22を取り外すと図6のよ
うになる。この場合、外装カバー22に固定されている
押圧部材34がストッパ30に植立されている押圧部材
当接用ピン32から離れ、ストッパ30はバネ33の引
っ張り力により軸29を中心として時計方向に回転させ
られ、ストッパ30の先端部がストッパ27の係合凹部
27aに当接する位置に達する。この状態で、電源プラ
グ21を電源ソケット23に挿入し、フランジ24と電
源ソケット23を螺合させると、フランジ24がストッ
パ27に当接する。このため、ストッパ27の一端部は
ストッパ30に阻止され、回転が不可能となり、このた
め電源プラグ21の挿入もストッパ27により阻止さ
れ、電源プラグ21と電源ソケット23の接続が不可能
になる。
ら外装カバー22が取り外されていない状態であるが、
シャーシ20から外装カバー22を取り外すと図6のよ
うになる。この場合、外装カバー22に固定されている
押圧部材34がストッパ30に植立されている押圧部材
当接用ピン32から離れ、ストッパ30はバネ33の引
っ張り力により軸29を中心として時計方向に回転させ
られ、ストッパ30の先端部がストッパ27の係合凹部
27aに当接する位置に達する。この状態で、電源プラ
グ21を電源ソケット23に挿入し、フランジ24と電
源ソケット23を螺合させると、フランジ24がストッ
パ27に当接する。このため、ストッパ27の一端部は
ストッパ30に阻止され、回転が不可能となり、このた
め電源プラグ21の挿入もストッパ27により阻止さ
れ、電源プラグ21と電源ソケット23の接続が不可能
になる。
【0031】図7は、外装カバー22がシャーシ20に
装着された状態を示しており、図のように外装カバー2
2を装着すると、押圧部材34が押圧部材当接用ピン3
2によりストッパ30が反時計方向に回転させられ、ス
トッパ27が解放する位置に達するまで回転させられ
る。この状態では、ストッパ27は反時計方向に回転で
きないため、電源プラグ21を電源ソケット23に挿入
するのを阻止できなくなり、電源プラグ21の挿入が可
能である。
装着された状態を示しており、図のように外装カバー2
2を装着すると、押圧部材34が押圧部材当接用ピン3
2によりストッパ30が反時計方向に回転させられ、ス
トッパ27が解放する位置に達するまで回転させられ
る。この状態では、ストッパ27は反時計方向に回転で
きないため、電源プラグ21を電源ソケット23に挿入
するのを阻止できなくなり、電源プラグ21の挿入が可
能である。
【0032】以上述べた第2の実施形態によれば、シャ
ーシ20には、外装カバー22の着脱に連動するストッ
パ30,27を有し、ケーブル40の電源プラグ21に
は電源ソケット23より大きなフランジ24を有し、外
装カバー22にかかるように電源ソケット23に挿入す
る。電源プラグ21は電源ソケット23に差し込まれた
状態では、フランジ24が外装カバー22にかかってい
るため、外装カバー22を外せない。また、外装カバー
22が外されている状態では、ストッパ27はバネ33
により電源プラグ27の挿入を阻止する位置に付勢され
ているため、電源プラグ21の挿入ができない。この結
果、使用者が電気装置の通電状態では、電気装置内部の
電気部品、電気回路に触れることができない。
ーシ20には、外装カバー22の着脱に連動するストッ
パ30,27を有し、ケーブル40の電源プラグ21に
は電源ソケット23より大きなフランジ24を有し、外
装カバー22にかかるように電源ソケット23に挿入す
る。電源プラグ21は電源ソケット23に差し込まれた
状態では、フランジ24が外装カバー22にかかってい
るため、外装カバー22を外せない。また、外装カバー
22が外されている状態では、ストッパ27はバネ33
により電源プラグ27の挿入を阻止する位置に付勢され
ているため、電源プラグ21の挿入ができない。この結
果、使用者が電気装置の通電状態では、電気装置内部の
電気部品、電気回路に触れることができない。
【0033】<変形例>以上述べた実施形態では、シャ
ーシ側に電源ソケットを配設し、電源側に電源プラグを
配設した例について説明したが、これを逆に配設しても
同様な効果が得られる。
ーシ側に電源ソケットを配設し、電源側に電源プラグを
配設した例について説明したが、これを逆に配設しても
同様な効果が得られる。
【0034】本発明は、以上述べた実施形態に基づく請
求項1〜請求項3以外に、実施形態に基づく下記の請求
項も本発明に含まれる。すなわち、電気装置本体が収納
されたシャーシ内に設けられ、該電気装置本体に電気的
に接続された電源ソケットまたは電源プラグと、前記電
源ソケットまたは前記電源プラグに対して挿拔可能でケ
ーブルにより電源に電気的に接続された電源プラグまた
は電源ソケットと、前記シャーシ側の電源ソケットまた
は前記電源プラグに前記電源プラグまたは電源ソケット
が挿入されたとき、前記シャーシにロックされる外装カ
バーとを具備した電気安全機構である。
求項1〜請求項3以外に、実施形態に基づく下記の請求
項も本発明に含まれる。すなわち、電気装置本体が収納
されたシャーシ内に設けられ、該電気装置本体に電気的
に接続された電源ソケットまたは電源プラグと、前記電
源ソケットまたは前記電源プラグに対して挿拔可能でケ
ーブルにより電源に電気的に接続された電源プラグまた
は電源ソケットと、前記シャーシ側の電源ソケットまた
は前記電源プラグに前記電源プラグまたは電源ソケット
が挿入されたとき、前記シャーシにロックされる外装カ
バーとを具備した電気安全機構である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、電源プラグ
が差し込まれた状態では、外装カバーを開けることがで
きないため、電気装置本体が通電中には電気装置本体内
部に触れることができない。また、外装カバーが開けら
れた状態では、シャッタ機構あるいはストッパ機構によ
り、電源プラグが差し込めないため、装置内部が露呈状
態では装置に通電できない。従って、使用者が誤って通
電状態の装置内部に触わることが不可能となり、感電す
るおそれがなくなる電気安全機構を提供できる。
が差し込まれた状態では、外装カバーを開けることがで
きないため、電気装置本体が通電中には電気装置本体内
部に触れることができない。また、外装カバーが開けら
れた状態では、シャッタ機構あるいはストッパ機構によ
り、電源プラグが差し込めないため、装置内部が露呈状
態では装置に通電できない。従って、使用者が誤って通
電状態の装置内部に触わることが不可能となり、感電す
るおそれがなくなる電気安全機構を提供できる。
【図1】本発明の電気安全機構の第1の実施形態の概略
構成を示す分解斜視図。
構成を示す分解斜視図。
【図2】図1のベース内部を拡大して示す正面図。
【図3】本発明の電気安全機構の第2の実施形態の概略
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図4】本発明の電気安全機構の第2の実施形態の要部
のみを示す斜視図。
のみを示す斜視図。
【図5】本発明の電気安全機構の第2の実施形態の構成
を示す正面図。
を示す正面図。
【図6】本発明の電気安全機構の第2の実施形態の構成
を示す正面図。
を示す正面図。
【図7】本発明の電気安全機構の第2の実施形態の構成
を示す正面図。
を示す正面図。
【図8】従来の電気装置のプラグおよびソケットの分解
斜視図。
斜視図。
1…シャーシ 2…ソケット 3…ベース 4…ケーブル 5…プラグ 6…開口部 7…外装カバー 8…開口部 9…押圧部材 10…軸 11…シャッタ 12…ピン 13…軸 14…レバー 15…ピン 16…バネ 17…ストッパー 18…バネ
Claims (3)
- 【請求項1】 電気装置本体が収納されたシャーシ内に
設けられ、該電気装置本体に電気的に接続された電源ソ
ケットまたは電源プラグと、前記電源ソケットまたは前
記電源プラグに対して挿拔可能でケーブルにより電源に
電気的に接続された電源プラグまたは電源ソケットと、
前記シャーシに常時ロックされ、前記シャーシ側の電源
ソケットまたは前記電源プラグからケーブル側の前記電
源プラグまたは電源ソケットが拔去されたとき、前記シ
ャーシとのロックが解除されて取り外し可能となる外装
カバーとを具備した電気安全機構。 - 【請求項2】 内部に電気装置本体が収納され、該電気
装置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露
出するように側壁の所定位置に設けられたシャーシと、 前記シャーシの外周面であって前記電源ソケットに対向
し、かつ回転可能に設けられ該電源ソケットを遮蔽する
シャッタと、 前記シャッタの回転範囲を設定するストッパと、 前記シャッタを常時前記電源ソケットと対向する位置に
回転復帰させるための第1のバネと、 前記シャーシの外周面であって前記シャッタに近接した
位置に回転可能に設けられ、前記シャッタを前記電源ソ
ケットから遠ざかる方向に回転させるためのレバーと、 前記レバーを常時前記シャッタに当接させる方向に回転
復帰させるための第2のバネと、 前記シャーシに着脱可能であって前記シャーシに装着時
に前記電源ソケットと対応する位置に電源プラグを挿通
するための開口部を有し、かつ前記シャーシに装着する
ときに前記レバーを前記第2のバネの回転復帰力に抗し
て回転力を与え、前記シャッタを前記第1のバネの回転
復帰力に抗して回転力を与え、前記シャッタを前記電源
ソケットから遠ざかる方向に回転させるための押圧部材
を有した外装カバーと、 前記外装カバーが前記シャーシに装着されたときであっ
て前記シャッタが回転し、前記外装カバーの開口部から
ずれたとき該穴を通して前記電源ソケットに挿拔可能で
ケーブルにより電源に電気的に接続された電源プラグ
と、 を具備した電気安全機構。 - 【請求項3】 内部に電気装置本体が収納され、該電気
装置本体と電気的に接続され、電源ソケットが外部に露
出するように側壁の所定位置に設けられ、上部が開口さ
れ、かつ該開口部側の側壁端部に第1のストッパの先端
部を外部に突出させるための切欠き溝を有するシャーシ
と、 前記シャーシ開口部側に水平に配設された取り付けられ
た取付台と、 前記取付台に回転可能に支持され、一つの先端部が前記
シャーシの切欠き溝から突出するように配設され、かつ
第2のストッパ係合用凹部を有すると共に、第1のバネ
張設部を有する変形扇形の第1のストッパと、 前記取付台に回転可能でかつ前記第2のストッパ係合用
凹部と係脱可能に支持され、第2のバネ張設部を有する
と押圧部材当接部を有し、変形くの字形状の第2のスト
ッパと、 前記第1のバネ張設部と前記第2のバネ張設部の間に張
設され、前記第1および第2のストッパを互いに回転方
向の異なる方向の回転復帰力を与えるバネと、 前記シャーシの上部の開口部に設けられ、該開口部を閉
塞する外装カバーと、 前記外装カバーの内面側に固定され、前記シャーシに装
着時に前記第2のストッパの押圧部材当接部と当接する
と共に、前記第2のストッパの第2のバネ張設部を前記
第1のストッパの第1のバネ張設部を遠ざける方向に回
転させる押圧部材と、 前記外装カバーが前記シャーシに装着されたときであっ
て前記電源ソケットにに挿拔可能でケーブルにより電源
に電気的に接続され、前記電源ソケットに挿入接続時前
記外装カバーを押圧するように作用する前記電源ソケッ
トより外径の大きなフランジを先端部に有する電源プラ
グと、 を具備した電気安全機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24214496A JPH1092504A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電気安全機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24214496A JPH1092504A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電気安全機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1092504A true JPH1092504A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17084979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24214496A Withdrawn JPH1092504A (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 電気安全機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1092504A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972287B1 (ko) | 2007-05-23 | 2010-07-23 | 에스엠에이 솔라 테크놀로지 아게 | 인버터 |
JP2012042025A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Sharp Corp | 可搬装置 |
CN102904099A (zh) * | 2012-10-18 | 2013-01-30 | 郭涛 | 一种安全插座插头组合 |
CN103956606A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-07-30 | 深圳市福田区青少年科技教育协会 | 儿童安全插座 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24214496A patent/JPH1092504A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972287B1 (ko) | 2007-05-23 | 2010-07-23 | 에스엠에이 솔라 테크놀로지 아게 | 인버터 |
JP2012042025A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Sharp Corp | 可搬装置 |
CN102398433A (zh) * | 2010-08-23 | 2012-04-04 | 夏普株式会社 | 可搬移装置 |
CN102904099A (zh) * | 2012-10-18 | 2013-01-30 | 郭涛 | 一种安全插座插头组合 |
CN103956606A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-07-30 | 深圳市福田区青少年科技教育协会 | 儿童安全插座 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |