JPH11304828A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents
回転速度検出装置付転がり軸受ユニットInfo
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- JPH11304828A JPH11304828A JP10107893A JP10789398A JPH11304828A JP H11304828 A JPH11304828 A JP H11304828A JP 10107893 A JP10107893 A JP 10107893A JP 10789398 A JP10789398 A JP 10789398A JP H11304828 A JPH11304828 A JP H11304828A
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- bearing unit
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型・軽量で、優れた取り扱い性を有する構
造を実現する。 【解決手段】 アクティブセンサ１３ａの信号を取り出
す為の端子１５、１５を、円周方向端縁から取り出す。
この構成により、これら各端子１５、１５の先端部が外
輪１の外周面や内輪３の内周面から径方向に突出しない
構造を実現する。そして、上記アクティブセンサ１３ａ
を、限られた空間内に設置可能にする。
造を実現する。 【解決手段】 アクティブセンサ１３ａの信号を取り出
す為の端子１５、１５を、円周方向端縁から取り出す。
この構成により、これら各端子１５、１５の先端部が外
輪１の外周面や内輪３の内周面から径方向に突出しない
構造を実現する。そして、上記アクティブセンサ１３ａ
を、限られた空間内に設置可能にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明に係る回転速度検出
装置付転がり軸受ユニットは、例えば自動車用自動変速
機を構成する回転軸を支承すると共にこの回転軸の回転
速度を検出する為に、この自動車用自動変速機に組み込
んだ状態で利用する。
装置付転がり軸受ユニットは、例えば自動車用自動変速
機を構成する回転軸を支承すると共にこの回転軸の回転
速度を検出する為に、この自動車用自動変速機に組み込
んだ状態で利用する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用自動変速機を構成する回転軸を
ケーシングの内側に回転自在に支持すると共に、この回
転軸の回転速度を検出する為に、回転速度検出装置付転
がり軸受ユニットが使用される。この様な用途に使用可
能な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして従来
から、例えば英国特許公開GB 2292193 Aに記載されたも
のが知られている。図８〜９は、この刊行物に記載され
た回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示してい
る。
ケーシングの内側に回転自在に支持すると共に、この回
転軸の回転速度を検出する為に、回転速度検出装置付転
がり軸受ユニットが使用される。この様な用途に使用可
能な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして従来
から、例えば英国特許公開GB 2292193 Aに記載されたも
のが知られている。図８〜９は、この刊行物に記載され
た回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示してい
る。
【０００３】静止輪である外輪１の内周面には、静止側
軌道である外輪軌道２を形成している。又、回転輪であ
る内輪３の外周面には、回転側軌道である内輪軌道４を
形成している。上記外輪軌道２と内輪軌道４との間に
は、それぞれが転動体である複数個の玉５、５を、保持
器６により保持した状態で転動自在に設け、上記外輪１
の内径側に上記内輪３を、回転自在に支持している。
又、上記内輪３の端部外周面にはエンコーダ７を、外嵌
固定している。このエンコーダ７は、磁性金属板等によ
り、断面Ｌ字形で全体を円環状に形成したもので、磁気
特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔に変化させてい
る。一方、上記外輪１の端部内周面には、センサハウジ
ング８の基端部を内嵌固定している。そして、このセン
サハウジング８に設けた厚肉部９内に包埋したセンサ１
０の検知部を上記エンコーダ７の被検知部に、スラスト
方向に亙る微小隙間を介して対向させている。又、上記
センサ１０の検出信号を取り出す為のハーネス１１は、
上記厚肉部９の円周方向端面から導出し、上記センサハ
ウジング８の内周縁部に形成した円筒部１２に巻回して
いる。この構成により、輸送時や保管時に、上記ハーネ
ス１１の基端部が大きな曲率で折れ曲がるのを防止して
いる。
軌道である外輪軌道２を形成している。又、回転輪であ
る内輪３の外周面には、回転側軌道である内輪軌道４を
形成している。上記外輪軌道２と内輪軌道４との間に
は、それぞれが転動体である複数個の玉５、５を、保持
器６により保持した状態で転動自在に設け、上記外輪１
の内径側に上記内輪３を、回転自在に支持している。
又、上記内輪３の端部外周面にはエンコーダ７を、外嵌
固定している。このエンコーダ７は、磁性金属板等によ
り、断面Ｌ字形で全体を円環状に形成したもので、磁気
特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔に変化させてい
る。一方、上記外輪１の端部内周面には、センサハウジ
ング８の基端部を内嵌固定している。そして、このセン
サハウジング８に設けた厚肉部９内に包埋したセンサ１
０の検知部を上記エンコーダ７の被検知部に、スラスト
方向に亙る微小隙間を介して対向させている。又、上記
センサ１０の検出信号を取り出す為のハーネス１１は、
上記厚肉部９の円周方向端面から導出し、上記センサハ
ウジング８の内周縁部に形成した円筒部１２に巻回して
いる。この構成により、輸送時や保管時に、上記ハーネ
ス１１の基端部が大きな曲率で折れ曲がるのを防止して
いる。
【０００４】上述の様な回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットの使用時には、上記外輪１を自動変速機のハウ
ジング等の固定部分に内嵌固定し、上記内輪３を回転軸
等の回転部分に外嵌固定する。この状態で上記内輪３が
回転すると、上記エンコーダ７と微小隙間を介して対向
した、上記センサ１０の出力が変化する。この様にセン
サ１０の出力信号が変化する周波数は、上記内輪３の回
転速度に比例するので、この出力信号を上記ハーネス１
１を介して図示しない制御器に送れば、上記回転部分の
回転速度を知る事ができる。
ユニットの使用時には、上記外輪１を自動変速機のハウ
ジング等の固定部分に内嵌固定し、上記内輪３を回転軸
等の回転部分に外嵌固定する。この状態で上記内輪３が
回転すると、上記エンコーダ７と微小隙間を介して対向
した、上記センサ１０の出力が変化する。この様にセン
サ１０の出力信号が変化する周波数は、上記内輪３の回
転速度に比例するので、この出力信号を上記ハーネス１
１を介して図示しない制御器に送れば、上記回転部分の
回転速度を知る事ができる。
【０００５】図８〜９に示した従来構造は、特にエンコ
ーダ７とセンサ１０との構造に就いて開示していない。
一方、小型でしかも低速でも良好な検出精度を得られ
る、磁気検知式の回転速度検出装置を実現する為には、
ホール素子又は磁気抵抗素子である磁気検出素子を組み
込んだアクティブセンサを使用する事が好ましい。そし
て、このアクティブセンサに、上記磁気検出素子の出力
信号の波形を整える（正弦波形を方形波形に変換する）
波形整形回路を組み込む事が、ハーネスを通じて伝達す
る信号の劣化を防止し、信頼性の高い回転速度検出を行
なう上からは好ましい。
ーダ７とセンサ１０との構造に就いて開示していない。
一方、小型でしかも低速でも良好な検出精度を得られ
る、磁気検知式の回転速度検出装置を実現する為には、
ホール素子又は磁気抵抗素子である磁気検出素子を組み
込んだアクティブセンサを使用する事が好ましい。そし
て、このアクティブセンサに、上記磁気検出素子の出力
信号の波形を整える（正弦波形を方形波形に変換する）
波形整形回路を組み込む事が、ハーネスを通じて伝達す
る信号の劣化を防止し、信頼性の高い回転速度検出を行
なう上からは好ましい。
【０００６】図１０は、この様な事情に鑑みて考えたア
クティブセンサ１３の１例を示している。このアクティ
ブセンサ１３は、互いに同じ性能を有する１対のホール
素子１４ａ、１４ｂを、円周方向に互いに間隔をあけて
配置している。これら両ホール素子１４ａ、１４ｂのピ
ッチＰは、エンコーダの磁気特性が変化するピッチｐの
１／２のほぼ奇数倍としている。従って、このエンコー
ダの回転に伴って一方のホール素子１４ａの出力は図１
１（Ａ）の実線で示す様に、他方のホール素子１４ｂの
出力は同図に破線で示す様に、それぞれ変化する。そし
て、これら両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力の差は、
図１１（Ｂ）に示す様に変化する。この様な図１１
（Ｂ）に示した出力の差を表す出力が正（＋）である場
合にのみ出力を出せば、図１１（Ｃ）に示す様な矩形波
を得る事ができる。そこで、この矩形波を利用すれば、
上記エンコーダの回転速度を求める為の処理を容易に、
且つ高い信頼性を確保しつつ行なえる。
クティブセンサ１３の１例を示している。このアクティ
ブセンサ１３は、互いに同じ性能を有する１対のホール
素子１４ａ、１４ｂを、円周方向に互いに間隔をあけて
配置している。これら両ホール素子１４ａ、１４ｂのピ
ッチＰは、エンコーダの磁気特性が変化するピッチｐの
１／２のほぼ奇数倍としている。従って、このエンコー
ダの回転に伴って一方のホール素子１４ａの出力は図１
１（Ａ）の実線で示す様に、他方のホール素子１４ｂの
出力は同図に破線で示す様に、それぞれ変化する。そし
て、これら両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力の差は、
図１１（Ｂ）に示す様に変化する。この様な図１１
（Ｂ）に示した出力の差を表す出力が正（＋）である場
合にのみ出力を出せば、図１１（Ｃ）に示す様な矩形波
を得る事ができる。そこで、この矩形波を利用すれば、
上記エンコーダの回転速度を求める為の処理を容易に、
且つ高い信頼性を確保しつつ行なえる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、１対のホ
ール素子１４ａ、１４ｂを利用して、エンコーダの回転
速度に比例した周波数を有する矩形波を得る場合、上記
両ホール素子１４ａ、１４ｂを上記エンコーダの回転方
向に離隔して配置する必要がある。この様な目的で１対
のホール素子１４ａ、１４ｂとこれら両ホール素子１４
ａ、１４ｂの出力信号を処理する為の、波形整形回路、
増幅回路、自己診断回路等の信号処理回路、並びに必要
に応じて永久磁石をまとめて配置したパッケージが、従
来から考えられ、一部市販されている。但し、従来から
知られているこの様な回転速度検出に利用できるパッケ
ージは、図１０に示す様に、信号を取り出す為の端子１
５、１５が、上記１対のホール素子１４ａ、１４ｂの配
列方向に対し直角方向に突出している。
ール素子１４ａ、１４ｂを利用して、エンコーダの回転
速度に比例した周波数を有する矩形波を得る場合、上記
両ホール素子１４ａ、１４ｂを上記エンコーダの回転方
向に離隔して配置する必要がある。この様な目的で１対
のホール素子１４ａ、１４ｂとこれら両ホール素子１４
ａ、１４ｂの出力信号を処理する為の、波形整形回路、
増幅回路、自己診断回路等の信号処理回路、並びに必要
に応じて永久磁石をまとめて配置したパッケージが、従
来から考えられ、一部市販されている。但し、従来から
知られているこの様な回転速度検出に利用できるパッケ
ージは、図１０に示す様に、信号を取り出す為の端子１
５、１５が、上記１対のホール素子１４ａ、１４ｂの配
列方向に対し直角方向に突出している。
【０００８】この為、上記パッケージを転がり軸受を構
成する、外輪等の静止輪に取付固定した場合に、上記端
子１５、１５の先端部が外輪の外周面や内輪の内周面か
ら直径方向に突出し易い。そして、これら端子１５、１
５の先端部が外輪の外周面や内輪の内周面から直径方向
に突出した場合には、外輪をハウジング等に内嵌固定し
たり、或は内輪を回転軸等に外嵌固定する際に、上記各
端子１５、１５の先端部がこれら各周面と干渉する。こ
の為、これら各周面に凹みを形成する等の加工を施さな
い限り、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの組み
付け作業を行なえなくなり、組み付け作業が面倒にな
る。本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
成する、外輪等の静止輪に取付固定した場合に、上記端
子１５、１５の先端部が外輪の外周面や内輪の内周面か
ら直径方向に突出し易い。そして、これら端子１５、１
５の先端部が外輪の外周面や内輪の内周面から直径方向
に突出した場合には、外輪をハウジング等に内嵌固定し
たり、或は内輪を回転軸等に外嵌固定する際に、上記各
端子１５、１５の先端部がこれら各周面と干渉する。こ
の為、これら各周面に凹みを形成する等の加工を施さな
い限り、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの組み
付け作業を行なえなくなり、組み付け作業が面倒にな
る。本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットは、前述した従来の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットと同様に、静止側軌道を持
ち使用時にも回転しない静止輪と、回転側軌道を持ち使
用時に回転する回転輪と、上記静止側軌道と回転側軌道
との間に転動自在に設けた複数個の転動体と、上記回転
輪の一部にこの回転輪と同心に支持固定された、磁気特
性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔に変化させたエン
コーダと、このエンコーダに微小隙間を介して対向する
検知部を有し、上記静止輪の一部に支持されたセンサと
を備える。そして、このセンサの外径を静止輪又は回転
輪である外輪の外径よりも小さくし、同じく内径を回転
輪又は静止輪である内輪の内径よりも大きくしている。
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
に於いては、上記センサの検出信号を取り出す為の複数
の端子を総て、転がり軸受ユニットの円周方向に関する
このセンサの端縁部分に設けている。
置付転がり軸受ユニットは、前述した従来の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットと同様に、静止側軌道を持
ち使用時にも回転しない静止輪と、回転側軌道を持ち使
用時に回転する回転輪と、上記静止側軌道と回転側軌道
との間に転動自在に設けた複数個の転動体と、上記回転
輪の一部にこの回転輪と同心に支持固定された、磁気特
性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔に変化させたエン
コーダと、このエンコーダに微小隙間を介して対向する
検知部を有し、上記静止輪の一部に支持されたセンサと
を備える。そして、このセンサの外径を静止輪又は回転
輪である外輪の外径よりも小さくし、同じく内径を回転
輪又は静止輪である内輪の内径よりも大きくしている。
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
に於いては、上記センサの検出信号を取り出す為の複数
の端子を総て、転がり軸受ユニットの円周方向に関する
このセンサの端縁部分に設けている。
【００１０】
【作用】上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットによれば、小型の転がり軸受にア
クティブセンサを組み込む場合でも、複数の端子の先端
部が外輪の外周面から直径方向外方に突出したり、或は
この端子の先端部が内輪の内周面から直径方向内方に突
出したりする事を防止できる。この為、上記外輪をハウ
ジング等に内嵌固定したり、上記内輪を回転軸等に外嵌
固定したりする作業を、これらハウジングや回転軸等に
干渉防止の為の特別な加工をする事なく、容易に行なえ
る。
付転がり軸受ユニットによれば、小型の転がり軸受にア
クティブセンサを組み込む場合でも、複数の端子の先端
部が外輪の外周面から直径方向外方に突出したり、或は
この端子の先端部が内輪の内周面から直径方向内方に突
出したりする事を防止できる。この為、上記外輪をハウ
ジング等に内嵌固定したり、上記内輪を回転軸等に外嵌
固定したりする作業を、これらハウジングや回転軸等に
干渉防止の為の特別な加工をする事なく、容易に行なえ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１〜２は、本発明の実施の形態
の第１例を示している。静止輪である外輪１の内周面に
は、静止側軌道である外輪軌道２を形成している。又、
回転輪である内輪３の外周面には、回転側軌道である内
輪軌道４を形成している。上記外輪軌道２と内輪軌道４
との間には、それぞれが転動体である複数個の玉５、５
を転動自在に設け、上記外輪１の内径側に上記内輪３
を、回転自在に支持している。又、上記内輪３の端部外
周面にはエンコーダ７を、外嵌固定している。このエン
コーダ７は、軟鋼板等の磁性金属板等により、断面Ｌ字
形で全体を円環状に形成したもので、固定円筒部１６
と、この固定円筒部１６の一端縁（図２の左端縁）から
直径方向外方に折れ曲がった円輪部１７とを有する。こ
の円輪部１７には、それぞれがスリット状である多数の
透孔１８、１８を放射状に、円周方向に亙り互いに等間
隔で形成して、上記円輪部１７の磁気特性を円周方向に
亙り交互に且つ等間隔に変化させている。
の第１例を示している。静止輪である外輪１の内周面に
は、静止側軌道である外輪軌道２を形成している。又、
回転輪である内輪３の外周面には、回転側軌道である内
輪軌道４を形成している。上記外輪軌道２と内輪軌道４
との間には、それぞれが転動体である複数個の玉５、５
を転動自在に設け、上記外輪１の内径側に上記内輪３
を、回転自在に支持している。又、上記内輪３の端部外
周面にはエンコーダ７を、外嵌固定している。このエン
コーダ７は、軟鋼板等の磁性金属板等により、断面Ｌ字
形で全体を円環状に形成したもので、固定円筒部１６
と、この固定円筒部１６の一端縁（図２の左端縁）から
直径方向外方に折れ曲がった円輪部１７とを有する。こ
の円輪部１７には、それぞれがスリット状である多数の
透孔１８、１８を放射状に、円周方向に亙り互いに等間
隔で形成して、上記円輪部１７の磁気特性を円周方向に
亙り交互に且つ等間隔に変化させている。
【００１２】一方、上記外輪１の端部外周面には、セン
サハウジング８ａの基端部（図２の右端部）を外嵌固定
している。このセンサハウジング８ａは、ＳＰＣＣの如
き軟鋼板等の磁性金属板製のカバー１９と、このカバー
１９の内側に保持された合成樹脂製の保持環２０とから
成る。このうちのカバー１９は、断面クランク形で全体
を円環状に形成したもので、外径寄り部分に形成した突
き当て板部２１の外周縁部に嵌合筒部２２を、内周縁部
に保持部２３を、それぞれ形成している。そして、この
うちの嵌合筒部２２を、上記外輪１の端部外周面に形成
した小径段部２４に締り嵌めで外嵌すると共に、上記突
き当て板部２１を上記外輪１の端面に突き当てた状態
で、上記カバー１９を上記外輪１に結合固定している。
サハウジング８ａの基端部（図２の右端部）を外嵌固定
している。このセンサハウジング８ａは、ＳＰＣＣの如
き軟鋼板等の磁性金属板製のカバー１９と、このカバー
１９の内側に保持された合成樹脂製の保持環２０とから
成る。このうちのカバー１９は、断面クランク形で全体
を円環状に形成したもので、外径寄り部分に形成した突
き当て板部２１の外周縁部に嵌合筒部２２を、内周縁部
に保持部２３を、それぞれ形成している。そして、この
うちの嵌合筒部２２を、上記外輪１の端部外周面に形成
した小径段部２４に締り嵌めで外嵌すると共に、上記突
き当て板部２１を上記外輪１の端面に突き当てた状態
で、上記カバー１９を上記外輪１に結合固定している。
【００１３】又、上記保持部２３は、断面Ｌ字形で全体
を円環状に形成している。そして、この保持部２３の円
周方向の一部を軸方向に膨出させて、収納部２５として
いる。この収納部２５を含む、上記保持部２３内には、
ガラス繊維を混入したポリアミド６６又はＰＢＴ等の合
成樹脂製の保持環２０を保持固定している。そして、こ
の保持環２０のうち、上記収納部２５内に位置する部分
内に、アクティブセンサ１３ａを包埋支持している。こ
のアクティブセンサ１３ａは、基板２６等の取付部材
に、１対のホール素子１４ａ、１４ｂと、これら両ホー
ル素子１４ａ、１４ｂを通過する磁束を流す為の永久磁
石２７と、これら両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力信
号を処理する為の図示しない処理回路とを固定して成
る。上記永久磁石２７は、軸方向（図１の表裏方向、図
２の左右方向）に着磁している。
を円環状に形成している。そして、この保持部２３の円
周方向の一部を軸方向に膨出させて、収納部２５として
いる。この収納部２５を含む、上記保持部２３内には、
ガラス繊維を混入したポリアミド６６又はＰＢＴ等の合
成樹脂製の保持環２０を保持固定している。そして、こ
の保持環２０のうち、上記収納部２５内に位置する部分
内に、アクティブセンサ１３ａを包埋支持している。こ
のアクティブセンサ１３ａは、基板２６等の取付部材
に、１対のホール素子１４ａ、１４ｂと、これら両ホー
ル素子１４ａ、１４ｂを通過する磁束を流す為の永久磁
石２７と、これら両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力信
号を処理する為の図示しない処理回路とを固定して成
る。上記永久磁石２７は、軸方向（図１の表裏方向、図
２の左右方向）に着磁している。
【００１４】又、上記処理回路は、ＩＣ若しくはＬＳＩ
としたもので、上記両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力
信号の波形を整える波形整形回路と、この波形整形回路
の出力を増幅する為の増幅回路と、故障の発生の有無を
判定する為の自己診断回路とを含む。尚、上記両ホール
素子１４ａ、１４ｂのピッチＰは、エンコーダ７の磁気
特性が変化するピッチｐの１／２のほぼ奇数倍（小型化
の為、好ましくはピッチｐの１／２）としている。従っ
て、このエンコーダ７の回転に伴って一方のホール素子
１４ａの出力は前述の図１１（Ａ）の実線で示す様に、
他方のホール素子１４ｂの出力は同図に破線で示す様
に、それぞれ変化する。そして、これら両ホール素子１
４ａ、１４ｂの出力の差は、図１１（Ｂ）に示す様に変
化する。この様な図１１（Ｂ）に示した出力の差を表す
出力が正（＋）である場合にのみ出力を出せば、上記波
形成形回路により、図１１（Ｃ）に示す様な矩形波を得
る事ができる。上記増幅回路は、この図１１（Ｃ）に示
す様な矩形波を増幅して、複数の端子１５、１５から送
り出す。これら各端子１５、１５には、複数本のハーネ
ス１１の一端を接続し、これら各ハーネスの他端を、回
転速度を算出し更に算出した回転速度に応じて自動変速
機等の作動状態を制御する制御器に接続する。
としたもので、上記両ホール素子１４ａ、１４ｂの出力
信号の波形を整える波形整形回路と、この波形整形回路
の出力を増幅する為の増幅回路と、故障の発生の有無を
判定する為の自己診断回路とを含む。尚、上記両ホール
素子１４ａ、１４ｂのピッチＰは、エンコーダ７の磁気
特性が変化するピッチｐの１／２のほぼ奇数倍（小型化
の為、好ましくはピッチｐの１／２）としている。従っ
て、このエンコーダ７の回転に伴って一方のホール素子
１４ａの出力は前述の図１１（Ａ）の実線で示す様に、
他方のホール素子１４ｂの出力は同図に破線で示す様
に、それぞれ変化する。そして、これら両ホール素子１
４ａ、１４ｂの出力の差は、図１１（Ｂ）に示す様に変
化する。この様な図１１（Ｂ）に示した出力の差を表す
出力が正（＋）である場合にのみ出力を出せば、上記波
形成形回路により、図１１（Ｃ）に示す様な矩形波を得
る事ができる。上記増幅回路は、この図１１（Ｃ）に示
す様な矩形波を増幅して、複数の端子１５、１５から送
り出す。これら各端子１５、１５には、複数本のハーネ
ス１１の一端を接続し、これら各ハーネスの他端を、回
転速度を算出し更に算出した回転速度に応じて自動変速
機等の作動状態を制御する制御器に接続する。
【００１５】特に、本例の回転速度検出装置付転がり軸
受ユニットの場合、上記複数の端子１５、１５を総て、
転がり軸受ユニットの円周方向に関する、上記アクティ
ブセンサ１３ａの端縁部分（図１の右端縁部分）に設け
ている。この様な複数の端子１５、１５及び上記基板２
６、ホール素子１４ａ、１４ｂ、処理回路等を含む上記
アクティブセンサ１３ａは、前記収納部２５内に収納に
している。従って、上記複数の端子１５、１５を含むア
クティブセンサ１３ａの外周縁の直径は静止輪である前
記外輪１の外径よりも小さく、同じく内周縁の直径は、
回転輪である前記内輪３の内径よりも大きい。
受ユニットの場合、上記複数の端子１５、１５を総て、
転がり軸受ユニットの円周方向に関する、上記アクティ
ブセンサ１３ａの端縁部分（図１の右端縁部分）に設け
ている。この様な複数の端子１５、１５及び上記基板２
６、ホール素子１４ａ、１４ｂ、処理回路等を含む上記
アクティブセンサ１３ａは、前記収納部２５内に収納に
している。従って、上記複数の端子１５、１５を含むア
クティブセンサ１３ａの外周縁の直径は静止輪である前
記外輪１の外径よりも小さく、同じく内周縁の直径は、
回転輪である前記内輪３の内径よりも大きい。
【００１６】上述の様なアクティブセンサ１３ａを支持
した、前記センサハウジング８ａを上記外輪１の端部に
結合固定した状態で、上記アクティブセンサ１３ａの検
知部である上記両ホール素子１４ａ、１４ｂは、上記エ
ンコーダ７の被検知部である前記円輪部１７に、スラス
ト方向に亙る微小隙間を介して対向する。又、上記アク
ティブセンサ１３ａの検出信号を取り出す為、上記各端
子１５、１５にそれぞれの一端を接続したハーネス１１
は、前記保持部２３の一部で前記収納部２５に隣接する
位置に設けた導出部２８から、円周方向端面から、上記
保持部２３の一側面とほぼ平行に導出している。
した、前記センサハウジング８ａを上記外輪１の端部に
結合固定した状態で、上記アクティブセンサ１３ａの検
知部である上記両ホール素子１４ａ、１４ｂは、上記エ
ンコーダ７の被検知部である前記円輪部１７に、スラス
ト方向に亙る微小隙間を介して対向する。又、上記アク
ティブセンサ１３ａの検出信号を取り出す為、上記各端
子１５、１５にそれぞれの一端を接続したハーネス１１
は、前記保持部２３の一部で前記収納部２５に隣接する
位置に設けた導出部２８から、円周方向端面から、上記
保持部２３の一側面とほぼ平行に導出している。
【００１７】上述の様な回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットの使用時には、上記外輪１を自動変速機のハウ
ジング２９等の固定部分に内嵌固定する。図示の例で
は、前記カバー１９の外周縁部に設けた突き当て板部２
１を、上記ハウジング２９の内周面に形成した係止鍔部
３０と上記外輪１の一端面（図２の左端面）との間で挟
持している。又、上記ハウジング２９の内周面に形成し
た係止溝３１に、Ｃリングと称される欠円環状の止め輪
３２を係止して、上記外輪１の他端面（図２の右端面）
を抑え付けている。この構成により、上記外輪１をハウ
ジング２９内の所定位置に支持固定している。又、前記
内輪３を、回転軸３３の中間部に外嵌固定している。こ
の状態で上記内輪３の一端面を、この回転軸３３の外周
面に形成した段部３４に突き当てている。
ユニットの使用時には、上記外輪１を自動変速機のハウ
ジング２９等の固定部分に内嵌固定する。図示の例で
は、前記カバー１９の外周縁部に設けた突き当て板部２
１を、上記ハウジング２９の内周面に形成した係止鍔部
３０と上記外輪１の一端面（図２の左端面）との間で挟
持している。又、上記ハウジング２９の内周面に形成し
た係止溝３１に、Ｃリングと称される欠円環状の止め輪
３２を係止して、上記外輪１の他端面（図２の右端面）
を抑え付けている。この構成により、上記外輪１をハウ
ジング２９内の所定位置に支持固定している。又、前記
内輪３を、回転軸３３の中間部に外嵌固定している。こ
の状態で上記内輪３の一端面を、この回転軸３３の外周
面に形成した段部３４に突き当てている。
【００１８】この状態で上記内輪３が回転すると、上記
エンコーダ７と微小隙間を介して対向した、前記アクテ
ィブセンサ１３ａの出力が変化する。この様にアクティ
ブセンサ１３ａの出力信号が変化する周波数は、上記内
輪３の回転速度に比例する。又、アクティブセンサ１３
ａの出力信号の大きさは、上記内輪３の回転速度に関係
なく、常に一定である。従って、この出力信号を前記ハ
ーネス１１を介して図示しない制御器に送れば、上記回
転部分の回転速度を安定して知る事ができる。
エンコーダ７と微小隙間を介して対向した、前記アクテ
ィブセンサ１３ａの出力が変化する。この様にアクティ
ブセンサ１３ａの出力信号が変化する周波数は、上記内
輪３の回転速度に比例する。又、アクティブセンサ１３
ａの出力信号の大きさは、上記内輪３の回転速度に関係
なく、常に一定である。従って、この出力信号を前記ハ
ーネス１１を介して図示しない制御器に送れば、上記回
転部分の回転速度を安定して知る事ができる。
【００１９】上述の様に構成し作用する本発明の回転速
度検出装置付転がり軸受ユニットによれば、小型の転が
り軸受に上記アクティブセンサ１３ａを組み込む場合で
も、複数の端子１５、１５の先端部が上記外輪１の外周
面から直径方向外方に突出したり、或はこれら各端子１
５、１５の先端部が上記内輪３の内周面から直径方向内
方に突出したりする事を防止できる。この為、上記外輪
１を上記ハウジング２９に内嵌固定したり、上記内輪３
を上記回転軸３３に外嵌固定したりする作業を、これら
ハウジング２９や回転軸３３に干渉防止の為の特別な加
工をする事なく、容易に行なえる。
度検出装置付転がり軸受ユニットによれば、小型の転が
り軸受に上記アクティブセンサ１３ａを組み込む場合で
も、複数の端子１５、１５の先端部が上記外輪１の外周
面から直径方向外方に突出したり、或はこれら各端子１
５、１５の先端部が上記内輪３の内周面から直径方向内
方に突出したりする事を防止できる。この為、上記外輪
１を上記ハウジング２９に内嵌固定したり、上記内輪３
を上記回転軸３３に外嵌固定したりする作業を、これら
ハウジング２９や回転軸３３に干渉防止の為の特別な加
工をする事なく、容易に行なえる。
【００２０】次に、図３〜４は、本発明の実施の形態の
第２例を示している。本例の場合には、上述した第１例
の場合とは逆に、外輪１を回転輪とし、内輪３を静止輪
としている。これに伴って本例の場合には、内輪３の端
部内周面に大径段部３５を形成し、この大径段部３５
に、センサハウジング８ｂを構成するカバー１９ａの内
周縁部に形成した嵌合筒部２２ａを、締り嵌めにより内
嵌固定している。そして、上記カバー１９ａに合成樹脂
製の保持環２０ａを介して支持固定したアクティブセン
サ１３ａを、外輪１の端部内周面に内嵌固定したエンコ
ーダ７ａの円輪部１７に、微小隙間を介して対向させて
いる。回転輪と固定輪とを逆にした事に伴い、直径方向
に関して内外が逆になった以外の構成及び作用は、上述
した第１例の場合と同様であるから、同等部分には同一
符号を付して重複する説明を省略する。
第２例を示している。本例の場合には、上述した第１例
の場合とは逆に、外輪１を回転輪とし、内輪３を静止輪
としている。これに伴って本例の場合には、内輪３の端
部内周面に大径段部３５を形成し、この大径段部３５
に、センサハウジング８ｂを構成するカバー１９ａの内
周縁部に形成した嵌合筒部２２ａを、締り嵌めにより内
嵌固定している。そして、上記カバー１９ａに合成樹脂
製の保持環２０ａを介して支持固定したアクティブセン
サ１３ａを、外輪１の端部内周面に内嵌固定したエンコ
ーダ７ａの円輪部１７に、微小隙間を介して対向させて
いる。回転輪と固定輪とを逆にした事に伴い、直径方向
に関して内外が逆になった以外の構成及び作用は、上述
した第１例の場合と同様であるから、同等部分には同一
符号を付して重複する説明を省略する。
【００２１】次に、図５〜７は、本発明の実施の形態の
第３例を示している。本例の場合には、アクティブセン
サ１３ｂを構成する磁気検出素子として、前述した第１
例及び上述した第２例の様な１対のホール素子１４ａ、
１４ｂに代えて、４個の磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、
３６ｃ、３６ｄを利用している。これに合わせて、これ
ら各磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄに磁
束を流す為の永久磁石３８を、エンコーダ７ｂ側に設
け、アクティブセンサ１３ｂ側には、上記各磁気抵抗素
子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄと処理回路とのみを
設け、永久磁石は省略している。この為、内輪３の端部
外周面に外嵌固定するエンコーダ７ｂを、芯金３７と永
久磁石３８とから構成している。このうちの芯金３７
は、ＳＰＣＣの如き軟鋼板等の磁性金属板にプレス加工
を施す事により、断面Ｌ字形で全体を円環状に形成した
もので、固定円筒部１６と、この固定円筒部１６の一端
縁（図６の左端縁）から直径方向外方に折れ曲がった円
輪部１７とを有する。上記永久磁石３８は、全体を円輪
状に形成しており、この円輪部１７の外側面（図６の左
側面）に、全周に亙って添着している。上記永久磁石３
８は、軸方向（図６の左右方向）に亙り着磁されてい
る。着磁方向は、円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変
化させている。従って、上記永久磁石３８の外側面には
Ｎ極とＳ極とが、交互に且つ等間隔で存在する。
第３例を示している。本例の場合には、アクティブセン
サ１３ｂを構成する磁気検出素子として、前述した第１
例及び上述した第２例の様な１対のホール素子１４ａ、
１４ｂに代えて、４個の磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、
３６ｃ、３６ｄを利用している。これに合わせて、これ
ら各磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄに磁
束を流す為の永久磁石３８を、エンコーダ７ｂ側に設
け、アクティブセンサ１３ｂ側には、上記各磁気抵抗素
子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄと処理回路とのみを
設け、永久磁石は省略している。この為、内輪３の端部
外周面に外嵌固定するエンコーダ７ｂを、芯金３７と永
久磁石３８とから構成している。このうちの芯金３７
は、ＳＰＣＣの如き軟鋼板等の磁性金属板にプレス加工
を施す事により、断面Ｌ字形で全体を円環状に形成した
もので、固定円筒部１６と、この固定円筒部１６の一端
縁（図６の左端縁）から直径方向外方に折れ曲がった円
輪部１７とを有する。上記永久磁石３８は、全体を円輪
状に形成しており、この円輪部１７の外側面（図６の左
側面）に、全周に亙って添着している。上記永久磁石３
８は、軸方向（図６の左右方向）に亙り着磁されてい
る。着磁方向は、円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変
化させている。従って、上記永久磁石３８の外側面には
Ｎ極とＳ極とが、交互に且つ等間隔で存在する。
【００２２】一方、上記外輪１の端部外周面には、セン
サハウジング８ｃの基端部（図６の右端部）を外嵌固定
している。このセンサハウジング８ｃは、前述した第１
例と同様に、磁性金属板製のカバー１９と、このカバー
１９の内側に保持された合成樹脂製の保持環２０とから
成り、上記外輪１に結合固定している。そして、この保
持環２０のうちの収納部２５内に位置する部分内に、上
記各磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄと処
理回路とから成る、アクティブセンサ１３ｂを包埋支持
している。このアクティブセンサ１３ｂは、上記各磁気
抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄを、上記エン
コーダ７ｂの回転方向（円周方向）に亙って互いに等間
隔に、回転方向に関して３６ａ⇔３６ｂ⇔３６ｃ⇔３６
ｄの順番で配置している。円周方向に隣り合う磁気抵抗
素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄ同士のピッチＰと
配置とは、次述するブリッジ回路への接続状態との関係
で、設計的に定める。例えば、上記各磁気抵抗素子３６
ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄのうち、何れか２個の磁気
抵抗素子に同極を対向させ、残り２個の磁気抵抗素子に
異極同士の境目を対向させる事ができる配列を採用すれ
ば、ピッチは不等であっても良く、配列も上記に限定し
ない。
サハウジング８ｃの基端部（図６の右端部）を外嵌固定
している。このセンサハウジング８ｃは、前述した第１
例と同様に、磁性金属板製のカバー１９と、このカバー
１９の内側に保持された合成樹脂製の保持環２０とから
成り、上記外輪１に結合固定している。そして、この保
持環２０のうちの収納部２５内に位置する部分内に、上
記各磁気抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄと処
理回路とから成る、アクティブセンサ１３ｂを包埋支持
している。このアクティブセンサ１３ｂは、上記各磁気
抵抗素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄを、上記エン
コーダ７ｂの回転方向（円周方向）に亙って互いに等間
隔に、回転方向に関して３６ａ⇔３６ｂ⇔３６ｃ⇔３６
ｄの順番で配置している。円周方向に隣り合う磁気抵抗
素子３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄ同士のピッチＰと
配置とは、次述するブリッジ回路への接続状態との関係
で、設計的に定める。例えば、上記各磁気抵抗素子３６
ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄのうち、何れか２個の磁気
抵抗素子に同極を対向させ、残り２個の磁気抵抗素子に
異極同士の境目を対向させる事ができる配列を採用すれ
ば、ピッチは不等であっても良く、配列も上記に限定し
ない。
【００２３】図示の例では、上記各磁気抵抗素子３６
ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄを、図７に示す様なブリッ
ジ回路に接続している。上記エンコーダ７ｂの回転時に
は、２個の磁気抵抗素子３６ａ、３６ｃが同極（Ｎ極又
はＳ極）に対向し、残り２個の磁気抵抗素子３６ｂ、３
６ｄがＮ極とＳ極との境目に対向する。上記２個の磁気
抵抗素子３６ａ、３６ｃがＮ極又はＳ極に対向した瞬間
と、Ｎ極とＳ極との境目に対向した瞬間とでは、上記ブ
リッジ回路の両端部３９ａ、３９ｂ同士の間に生じる電
圧の正負（±）が逆になる。従って、これら両端部３９
ａ、３９ｂ同士の間には、上記エンコーダ７ｂの回転に
伴って、正弦波状に変化する電圧が惹起される。そこ
で、この出力電圧に、前述の図１１（Ｂ）（Ｃ）に示す
様な処置を施して矩形波に変換してから増幅して制御器
に送れば、内輪３を介して上記エンコーダ７ａを固定し
た回転軸の回転速度を求められる。
ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄを、図７に示す様なブリッ
ジ回路に接続している。上記エンコーダ７ｂの回転時に
は、２個の磁気抵抗素子３６ａ、３６ｃが同極（Ｎ極又
はＳ極）に対向し、残り２個の磁気抵抗素子３６ｂ、３
６ｄがＮ極とＳ極との境目に対向する。上記２個の磁気
抵抗素子３６ａ、３６ｃがＮ極又はＳ極に対向した瞬間
と、Ｎ極とＳ極との境目に対向した瞬間とでは、上記ブ
リッジ回路の両端部３９ａ、３９ｂ同士の間に生じる電
圧の正負（±）が逆になる。従って、これら両端部３９
ａ、３９ｂ同士の間には、上記エンコーダ７ｂの回転に
伴って、正弦波状に変化する電圧が惹起される。そこ
で、この出力電圧に、前述の図１１（Ｂ）（Ｃ）に示す
様な処置を施して矩形波に変換してから増幅して制御器
に送れば、内輪３を介して上記エンコーダ７ａを固定し
た回転軸の回転速度を求められる。
【００２４】上述の様な本例の回転速度検出装置付転が
り軸受ユニットの場合も、前記アクティブセンサ１３ｂ
の出力信号を取り出す為の複数の端子１５、１５を、何
れも円周方向の端縁から突出させている。従って、これ
ら各端子１５、１５の先端部が前記外輪１の外周面や内
輪３の内周面から径方向に突出する事がなく、この外輪
１をハウジングに内嵌固定したり、上記内輪３を上記回
転軸に外嵌固定したりする作業を、これらハウジングや
回転軸に干渉防止の為の特別な加工をする事なく、容易
に行なえる。
り軸受ユニットの場合も、前記アクティブセンサ１３ｂ
の出力信号を取り出す為の複数の端子１５、１５を、何
れも円周方向の端縁から突出させている。従って、これ
ら各端子１５、１５の先端部が前記外輪１の外周面や内
輪３の内周面から径方向に突出する事がなく、この外輪
１をハウジングに内嵌固定したり、上記内輪３を上記回
転軸に外嵌固定したりする作業を、これらハウジングや
回転軸に干渉防止の為の特別な加工をする事なく、容易
に行なえる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、小型且つ軽量で、優れた取り扱い性を有す
る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの実現に寄与
する事ができる。
用するので、小型且つ軽量で、優れた取り扱い性を有す
る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの実現に寄与
する事ができる。
【図１】本発明の実施の形態の第１例を示す部分正面
図。
図。
【図２】図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図。
【図３】本発明の実施の形態の第２例を示す部分正面
図。
図。
【図４】図３のＢ−Ｏ−Ｂ断面図。
【図５】本発明の実施の形態の第３例を示す部分正面
図。
図。
【図６】図５のＣ−Ｏ−Ｃ断面図。
【図７】第３例に使用する信号処理の為の回路図。
【図８】従来構造の１例を示す断面図。
【図９】図８の右方から見た図。
【図１０】従来のアクティブセンサを示す部分正面図。
【図１１】１対のホール素子の信号を処理する状態を示
す線図。
す線図。
１ 外輪 ２ 外輪軌道 ３ 内輪 ４ 内輪軌道 ５ 玉 ６ 保持器 ７、７ａ、７ｂ エンコーダ ８、８ａ、８ｂ、８ｃ センサハウジング ９ 厚肉部 １０ センサ １１ ハーネス １２ 円筒部 １３、１３ａ、１３ｂ アクティブセンサ １４ａ、１４ｂ ホール素子 １５ 端子 １６ 固定円筒部 １７ 円輪部 １８ 透孔 １９、１９ａ カバー ２０、２０ａ 保持器 ２１ 突き当て板部 ２２、２２ａ 嵌合筒部 ２３ 保持部 ２４ 小径段部 ２５ 収納部 ２６ 基板 ２７ 永久磁石 ２８ 導出部 ２９ ハウジング ３０ 係止鍔部 ３１ 係止溝 ３２ 止め輪 ３３ 回転軸 ３４ 段部 ３５ 大径段部 ３６ａ、３６ｂ、３６ｃ、３６ｄ 磁気抵抗素子 ３７ 芯金 ３８ 永久磁石 ３９ａ、３９ｂ 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ０１Ｄ 5/245 Ｇ０１Ｄ 5/245 Ｈ
Claims (1)
- 【請求項１】 静止側軌道を持ち使用時にも回転しない
静止輪と、回転側軌道を持ち使用時に回転する回転輪
と、上記静止側軌道と回転側軌道との間に転動自在に設
けた複数個の転動体と、上記回転輪の一部にこの回転輪
と同心に支持固定された、磁気特性を円周方向に亙り交
互に且つ等間隔に変化させたエンコーダと、このエンコ
ーダに微小隙間を介して対向する検知部を有し、上記静
止輪の一部に支持されたセンサとを備え、このセンサの
外径を静止輪又は回転輪である外輪の外径よりも小さく
し、同じく内径を回転輪又は静止輪である内輪の内径よ
りも大きくした回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
に於いて、上記センサの検出信号を取り出す為の複数の
端子を総て、転がり軸受ユニットの円周方向に関するこ
のセンサの端縁部分に設けた事を特徴とする回転速度検
出装置付転がり軸受ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107893A JPH11304828A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107893A JPH11304828A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304828A true JPH11304828A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14470751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10107893A Pending JPH11304828A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11304828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007327575A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Nsk Ltd | 車輪支持用転がり軸受 |
| CN107588112A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-16 | 无锡民联汽车零部件有限公司 | 基于霍尔效应测速的轴承 |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10107893A patent/JPH11304828A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007327575A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Nsk Ltd | 車輪支持用転がり軸受 |
| CN107588112A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-01-16 | 无锡民联汽车零部件有限公司 | 基于霍尔效应测速的轴承 |
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