JP4957412B2 - 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 - Google Patents
転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4957412B2 JP4957412B2 JP2007173929A JP2007173929A JP4957412B2 JP 4957412 B2 JP4957412 B2 JP 4957412B2 JP 2007173929 A JP2007173929 A JP 2007173929A JP 2007173929 A JP2007173929 A JP 2007173929A JP 4957412 B2 JP4957412 B2 JP 4957412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- encoder
- inspection
- sensors
- state quantity
- quantity measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備える。
又、上記状態量測定装置は、エンコーダと、上記静止側軌道輪に対し保持部材を介して支持固定されたセンサ装置と、演算器とを備える。
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪の一部に直接又は他の部材を介して支持固定されたもので、この回転側軌道輪と同心の被検出面を備える。そして、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化するピッチ若しくは位相を、少なくともこの被検出面の幅方向一部分で、この幅方向に関して連続的に変化させている。
又、上記センサ装置は、複数個のセンサを備えたもので、これら各センサの検出部を上記被検出面に対向させると共に、このうちの少なくとも1個のセンサの検出部を、上記被検出面のうちで、上記特性変化の位相若しくはピッチが幅方向に関して連続的に変化する部分に対向させた状態で、上記保持部材を上記静止側軌道輪に対し結合固定する事により、この静止側軌道輪に対し支持している。且つ、上記各センサはそれぞれ、上記回転側軌道輪の回転に伴い、上記被検出面のうちで自身の検出部を対向させた部分の特性変化に対応してその出力信号を変化させる。
又、上記演算器は、上記各センサの出力信号に関する情報に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方の状態量を算出する機能を有する。
この様な本発明の転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法では、上記保持部材を上記静止側軌道輪に結合する以前に、検査用被検出面の特性を既知の状態で変化させた検査用エンコーダの検査用被検出面に上記各センサの検出部を対向させた状態で、この検査用エンコーダを一定の速度で変位させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。そして、この位相差に基づいて、上記保持部材に対する上記各センサの取付位置の適否を判定する。
尚、速度の大きさは既知である事が好ましいが、必ずしも既知である必要はない。この理由は、上記適否を、上記各センサの出力信号同士の間の位相差比(=位相差/1周期)により判断すれば、上記速度の大きさの影響を排除できる為である。但し、速度が変化すると信頼できる位相差比を求められない為、上記各センサの出力信号を取り込む際に、上記検査用エンコーダの速度が一定である事は必須である。
先ず、測定すべき状態量の方向がアキシアル方向であって、状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に径方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの円周方向に関する位置関係である場合には、請求項2に記載した態様により実施する。
この場合には、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの周面である円筒面とし、この検査用被検出面の特性が変化する境界を、この検査用エンコーダの中心軸と平行にする。又、この境界を、回転方向に関して既知のピッチで存在させる。
そして、上記検査用エンコーダを一定の回転速度で回転させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
この場合も、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの周面である円筒面とする。但し、この検査用被検出面の特性が変化する境界を、この検査用エンコーダの円周方向とし、この境界を、この検査用エンコーダの軸方向に関して既知のピッチで存在させる。
そして、上記検査用エンコーダを一定の速度で軸方向に移動させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
この場合も、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの周面である円筒面とする。但し、上記請求項4に記載した態様の場合には、上記検査用被検出面の特性が変化する境界を、この検査用エンコーダの軸方向及び円周方向に対して既知の角度で傾斜させる。
そして、上記検査用エンコーダを一定の速度で回転させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
この場合には、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面とし、この検査用被検出面の特性が変化する境界を、この検査用エンコーダの放射方向(径方向)とする。又、この境界を、回転方向に関して既知のピッチで存在させる。
そして、上記検査用エンコーダを一定の回転速度で回転させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
この場合には、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面とし、この検査用被検出面の特性が変化する境界を、上記エンコーダの径方向に対し直角方向とする。又、この境界を、この検査用エンコーダの径方向に関して既知のピッチで存在させる。
そして、この検査用エンコーダを一定の速度で径方向に移動させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
この場合も、検査用エンコーダの検査用被検出面を、この検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面とする。但し、上記請求項7に記載した態様の場合には、上記検査用被検出面の特性が変化する境界を、上記検査用エンコーダの径方向及び円周方向に対して既知の角度で傾斜させる。
そして、この検査用エンコーダを一定の速度で回転させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める。
例えば、上記各センサが、ホールIC、ホール素子、MR素子、GMR素子等の磁気検知素子を組み込んでいるが永久磁石を備えていない場合には、請求項8に記載した様に、上記検査用エンコーダを永久磁石製とする。そして、この検査用エンコーダの被検出面にS極とN極とを、この検査用エンコーダの移動方向に関して交互に配置する。
一方、上記各センサが、上述の様な磁気検知素子と共に永久磁石を備えているものである場合には、請求項9に記載した様に、上記検査用エンコーダを磁性材製とする。そして、この検査用エンコーダの被検出面に凸部或いは柱部等の充実部と、凹部或いは透孔等の除肉部とを、この検査用エンコーダの移動方向に関して交互に配置する。
この為、互いに位置関係が不正規のままの各センサを組み込んだ転がり軸受ユニットの状態量測定装置を出荷する事を防止できて、転がり軸受ユニットを構成する静止側軌道輪と回転側軌道輪との相対変位、これら各軌道輪同士の間に作用する荷重や力等の測定値に関する信頼性を確保できる。そして、処理能力が高い高価な制御器を使用しなくても、これら荷重や力の測定値を利用した制御を精度良く行なえる。
図1〜3は、請求項1、2、8に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例による検査の対象となる転がり軸受ユニットの状態量測定装置は、前述の図19に示す様に、測定すべき状態量の方向がアキシアル方向である。そして、状態量測定装置を構成する各センサ6a、6bの検出部が、エンコーダ4の被検出面である外周面に、径方向に対向する構造である。本例の場合には、この様な構造に関して、カバー5に上記各センサ6a、6bが保持固定された状態で、上記エンコーダ4の円周方向に関する、これら各センサ6a、6b同士の位置関係が適正であるか否かを判断する。
図4〜6は、請求項1、3、8に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例による検査の対象となる転がり軸受ユニットの状態量測定装置も、前述の図19に示す様に、測定すべき状態量の方向がアキシアル方向である。そして、状態量測定装置を構成する各センサ6a、6bの検出部が、エンコーダ4の被検出面である外周面に、径方向に対向する構造である。本例の場合には、この様な構造に関して、カバー5に上記各センサ6a、6bが保持固定された状態で、上記エンコーダ4の軸方向に関する、これら各センサ6a、6b同士の位置関係(軸方向に関するこれら各センサ6a、6bの検出部のピッチ)が適正であるか否かを判断する。尚、これら各センサ6a、6bの軸方向に関する位置関係を適正にする事は、これら各センサ6a、6aと上記エンコーダ4とのアキシアル方向のずれが大きくなった場合に、何れかのセンサ6a、6aがこのエンコーダ4の被検出面から外れたり、或いは、このエンコーダ4の被検出面に存在する、特性変化の境界の傾斜方向が変化する位置を跨ぐ事を防止する為に必要である。
そこで、この図6に示した上記各センサ6a、6bの出力信号の位相差tに基づいて、前述した実施の形態の第1例の場合と同様の処理により、前記カバー5に対するこれら各センサ6a、6bの取付位置の適否を判定する。
図7〜9は、請求項1、4、8に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例も、上述した実施の形態の第2例の場合と同様に、前述の図19に示す様な構造に関して、エンコーダ4の軸方向に関する、各センサ6a、6b同士の位置関係が適正であるか否かを判断する。
特に、本例の場合には、検査用エンコーダ10bの検査用被検出面である、検査用エンコーダ本体14bの外周面に、S極とN極とを、互いの間の境界が円周方向及び軸方向に関して傾斜した状態で設けている。これら各境界が軸方向及び円周方向に対して傾斜している角度は、既知の値(例えば45度)としている。
そこで、この図9に示した上記各センサ6a、6bの出力信号の位相差tに基づき、上記円周方向に関するずれ「PC +θ」の影響を差し引いてから、前述した実施の形態の第2例の場合と同様の処理により、前記カバー5に対するこれら各センサ6a、6bの取付位置の適否を判定する。
図10〜11は、請求項1、2、8に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、カバー5のうちの径方向反対側(例えば上下両端部)2個所位置に、それぞれ1対ずつ、合計4個のセンサ6a、6b、6c、6dを配置している。そして、これら各センサ6a、6b、6c、6dの円周方向に関する取付位置の適否を、前述した実施の形態の第1例に使用したものと同様の検査用エンコーダ10を使用して判定する様にしている。
又、本例を含め、本発明を実施する場合に使用する検査用エンコーダとしては、永久磁石製のものに限らず、磁性材製のもの、永久磁石と磁性材とを組み合わせたもの等を使用できる。図12は、永久磁石と磁性材とを組み合わせた検査用エンコーダ10cの1例を示している。この検査用エンコーダ10cは、径方向に、且つ、全周に亙り一方向に着磁した永久磁石15に、磁性金属板製のトーンリング16を外嵌固定している。このトーンリング16の幅方向中央部には、透孔17、17と柱部18、18とを、円周方向に関して交互に、且つ、等間隔で配置している。この様な構成により、センサの検出部が上記透孔17、17に対向した場合と柱部18、18に対向した場合とで、この検出部に達する磁束の密度を変化させ、上記センサの出力信号を変化させる様にする。尚、センサの側に永久磁石を組み込んだ構造を対象とする場合には、検査用エンコーダの側に永久磁石は不要である。
図13〜15は、請求項1、5、8に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例による検査の対象となる転がり軸受ユニットの状態量測定装置は、前述の図20に示す様に、測定すべき状態量の方向がラジアル方向である。そして、状態量測定装置を構成する各センサ6a、6bの検出部が、エンコーダ4aの被検出面である軸方向側面に、軸方向に対向する構造である。本例の場合には、この様な構造に関して、カバー5に上記各センサ6a、6bが保持固定された状態で、上記エンコーダ4aの円周方向に関する、これら各センサ6a、6b同士の位置関係が適正であるか否かを判断する。
図16〜18は、請求項1、6、8に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例による検査の対象となる転がり軸受ユニットの状態量測定装置も、前述の図20に示す様に、測定すべき状態量の方向がラジアル方向である。本例は、この様な構造に関して、エンコーダ4aの径方向に関する、各センサ6a、6b同士の位置関係(径方向に関するこれら各センサ6a、6bの検出部のピッチ)が適正であるか否かを判断する。これら各センサ6a、6bの径方向に関する位置関係を適正にする必要性に就いては、前述した実施の形態の第2例の場合と同様である。
2 ハブ
3 転動体
4、4a エンコーダ
5 カバー
6a、6b、6c、6d センサ
7 芯金
8、8a エンコーダ本体
9 ホルダ
10、10a、10b、10c、10d、10e 検査用エンコーダ
11 取付フレーム
12 取付孔
13 芯金
14、14a、14b 検査用エンコーダ本体
15 永久磁石
16 トーンリング
17 透孔
18 柱部
Claims (9)
- 転がり軸受ユニットと、状態量測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、静止側周面に静止側軌道を有し、使用時にも回転しない静止側軌道輪と、回転側周面に回転側軌道を有し、使用時に回転する回転側軌道輪と、上記静止側軌道と上記回転側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記状態量測定装置は、エンコーダと、上記静止側軌道輪に対し保持部材を介して支持固定されたセンサ装置と、演算器とを備え、
このうちのエンコーダは、上記回転側軌道輪の一部に直接又は他の部材を介して支持固定されたもので、この回転側軌道輪と同心の被検出面を備え、この被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が円周方向に関して変化するピッチ若しくは位相を、少なくともこの被検出面の幅方向一部分で、この幅方向に関して連続的に変化させており、
上記センサ装置は、複数個のセンサを備えたもので、これら各センサの検出部を上記被検出面に対向させると共に、このうちの少なくとも1個のセンサの検出部を、上記被検出面のうちで、上記特性変化の位相若しくはピッチが幅方向に関して連続的に変化する部分に対向させた状態で、上記保持部材を上記静止側軌道輪に対し結合固定する事により、この静止側軌道輪に対し支持されており、且つ、上記各センサはそれぞれ、上記回転側軌道輪の回転に伴い、上記被検出面のうちで自身の検出部を対向させた部分の特性変化に対応してその出力信号を変化させるものであり、
上記演算器は、上記各センサの出力信号に関する情報に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間の相対変位と、これら両軌道輪同士の間に作用する外力とのうちの、少なくとも一方の状態量を算出する機能を有するものである、
転がり軸受ユニットの状態量測定装置に関して、
上記各センサの位置関係が適正であるか否かを検査する転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法であって、
上記保持部材を上記静止側軌道輪に結合する以前に、特性を既知の状態で変化させた検査用エンコーダの検査用被検出面に上記各センサの検出部を対向させた状態で、この検査用エンコーダを一定の速度で変位させつつ、上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求め、この位相差に基づいて、上記保持部材に対する上記各センサの取付位置の適否を判定する、
転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。 - 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に径方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの円周方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの周面である円筒面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界がこの検査用エンコーダの中心軸と平行であって、この境界が回転方向に関して既知のピッチで存在しており、この検査用エンコーダを一定の回転速度で回転させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に径方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの軸方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの周面である円筒面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界がこの検査用エンコーダの円周方向であって、この境界がこの検査用エンコーダの軸方向に関して既知のピッチで存在しており、この検査用エンコーダを一定の速度で軸方向に移動させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に径方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの軸方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの周面である円筒面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界がこの検査用エンコーダの軸方向及び円周方向に対して既知の角度で傾斜しており、この検査用エンコーダを一定の速度で回転させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に軸方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの円周方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界がこの検査用エンコーダの放射方向あって、この境界が回転方向に関して既知のピッチで存在しており、この検査用エンコーダを一定の回転速度で回転させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に軸方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの径方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界が上記エンコーダの径方向に対し直角方向であって、この境界がこの検査用エンコーダの径方向に関して既知のピッチで存在しており、この検査用エンコーダを一定の速度で径方向に移動させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 状態量測定装置を構成する各センサの検出部がエンコーダの被検出面に軸方向に対向する構造であり、適否を判断すべき、保持部材に対する上記各センサの位置関係が、上記エンコーダの径方向に関する位置関係であり、検査用エンコーダの検査用被検出面がこの検査用エンコーダの軸方向側面である円輪面であり、この検査用被検出面の特性が変化する境界がこの検査用エンコーダの径方向及び円周方向に対して既知の角度で傾斜しており、この検査用エンコーダを一定の速度で回転させつつ上記各センサの出力信号同士の間に存在する位相差を求める、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 検査用エンコーダが永久磁石製であって、この検査用エンコーダの被検出面にS極とN極とを、この検査用エンコーダの移動方向に関して交互に配置している、請求項1〜7のうちの何れか1項に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
- 検査用エンコーダが磁性材製であって、この検査用エンコーダの被検出面に充実部と除肉部とを、この検査用エンコーダの移動方向に関して交互に配置している、請求項1〜7のうちの何れか1項に記載した転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173929A JP4957412B2 (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173929A JP4957412B2 (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009014381A JP2009014381A (ja) | 2009-01-22 |
JP2009014381A5 JP2009014381A5 (ja) | 2010-08-05 |
JP4957412B2 true JP4957412B2 (ja) | 2012-06-20 |
Family
ID=40355482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007173929A Expired - Fee Related JP4957412B2 (ja) | 2007-07-02 | 2007-07-02 | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4957412B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8229682B2 (en) * | 2009-08-17 | 2012-07-24 | General Electric Company | Apparatus and method for bearing condition monitoring |
JP5487905B2 (ja) * | 2009-11-20 | 2014-05-14 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受ユニットの物理量測定装置 |
KR102536972B1 (ko) * | 2020-01-17 | 2023-05-26 | 주식회사 일진글로벌 | 복수의 센싱부를 갖는 휠속도 센서를 구비하는 휠베어링 |
JP7267474B1 (ja) * | 2022-02-15 | 2023-05-01 | 上銀科技股▲分▼有限公司 | センサー取付位置の識別システムとその識別方法 |
KR102671933B1 (ko) * | 2022-02-28 | 2024-06-03 | 하이윈 테크놀로지스 코포레이션 | 센서장착위치 확인방법 |
WO2024106555A1 (ko) * | 2022-11-15 | 2024-05-23 | 주식회사 일진글로벌 | 센서 조립체 및 이를 구비하는 휠베어링 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003097971A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Koyo Seiko Co Ltd | 転がり軸受およびパルサリング |
JP4844010B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2011-12-21 | 日本精工株式会社 | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
JP2006292445A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Nsk Ltd | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット |
JP2007132773A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Nsk Ltd | エンコーダの検査方法 |
-
2007
- 2007-07-02 JP JP2007173929A patent/JP4957412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009014381A (ja) | 2009-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4940937B2 (ja) | 回転機械の状態量測定装置 | |
EP1593948A1 (en) | Load-measuring device for rolling bearing unit and rolling bearing unit for load measurement | |
JP4957412B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法 | |
JP2008019933A (ja) | センサ付軸受装置及び軸受システム | |
JP2017160974A (ja) | センサ付軸受装置 | |
JP5092393B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の組立方法 | |
JP4957390B2 (ja) | 物理量測定装置付転がり軸受ユニットの製造方法 | |
JP5200898B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法及び検査装置 | |
JP2007171104A (ja) | 荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP2005164253A (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP4957259B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 | |
JP4218361B2 (ja) | センサ付き転がり軸受ユニット | |
JP2005180985A (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP2007132773A (ja) | エンコーダの検査方法 | |
JP4393783B2 (ja) | 回転センサ付軸受 | |
JP2006258801A (ja) | 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット | |
JP4882403B2 (ja) | エンコーダ及び状態量測定装置 | |
JP2005091073A (ja) | 回転速度検出装置及び転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
KR102419301B1 (ko) | 회전체의 절대위치 검출장치 및 검출방법 | |
JP2008224397A (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP5135741B2 (ja) | 車両用左右輪支持ユニット | |
JP2008122171A (ja) | 状態量測定装置付転がり軸受ユニットのセンサの交換方法 | |
JP2010139473A (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置の検査方法及び検査装置 | |
JP2005114710A (ja) | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 | |
JP4941140B2 (ja) | 転がり軸受ユニットの状態量測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100617 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100617 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120305 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4957412 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |