JP2602146Y2 - 回転検出装置付転がり軸受 - Google Patents

回転検出装置付転がり軸受

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JP2602146Y2
JP2602146Y2 JP2541693U JP2541693U JP2602146Y2 JP 2602146 Y2 JP2602146 Y2 JP 2602146Y2 JP 2541693 U JP2541693 U JP 2541693U JP 2541693 U JP2541693 U JP 2541693U JP 2602146 Y2 JP2602146 Y2 JP 2602146Y2
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    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案に係る回転検出装置付転が
り軸受は、例えば電気自動車用電動機のサポート軸受と
して利用し、車輪を支持する電動機の出力軸を回転自在
に支持すると共に、この出力軸の回転速度と回転方向並
びに絶対位置(基準位置からの変位角度を言い、0度か
ら360度の間の角度で表わす。本明細書全体で同
じ。)を検出する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪は、ガソリン自動車、電気
自動車を問わず、懸架装置に対して回転自在に支持しな
ければならない。又、自動車の走行時に於いて各種制御
を行なう為、上記車輪の回転速度を検出する必要があ
る。この為、従来から種々の回転検出装置付転がり軸受
が提案され、又、実際に使用されている。この様な用途
に使用する回転検出装置付転がり軸受は、例えば転がり
軸受を構成する内輪にトーンホイールを、外輪にセンサ
を、それぞれ設ける事により構成される。上記トーンホ
イールは、円周方向に亙って交互に且つ等間隔に、その
磁気特性を異ならせており、トーンホイールの回転に伴
う上記センサの出力の周波数変化から、回転速度を検出
する。
【0003】ところで、各種機器を制御する為、車輪の
回転速度に加えて、回転方向等を検出する事も考えられ
ている。特に、電気自動車に於いて、各種制御を行なう
為、車輪を回転駆動する為の電動機の出力軸を回転自在
に支持すると共に、この出力軸の回転速度、絶対位置、
回転方向を検出する事が考えられている。上記絶対位置
や回転方向の検出は、回転速度の検出と同様、円周方向
に亙る磁気特性を調整したトーンホイールと、このトー
ンホイールに対向するセンサとによって行なう。この
為、単一のトーンホイールによって、回転速度、回転方
向、絶対位置の検出を可能にする事が望まれている。
【0004】
【先考案の説明】実願平5−6042号には、図8〜1
0に示す様に、単一のトーンホイールを用いて、回転角
度、回転角速度、回転方向を検出自在とした回転検出装
置付転がり軸受が記載されている。この回転検出装置付
転がり軸受は、使用時に回転する内輪1と、使用時に回
転しない外輪2と、これら内輪1と外輪2とにそれぞれ
形成した内輪軌道3と外輪軌道4との間に設けられた複
数の玉5と、上記内輪1に支持固定された、磁性金属板
製のトーンホイール6と、上記外輪2に支持固定された
センサ組立体7とを備える。
【0005】上記トーンホイール6は、外向フランジ状
の円輪部8と、円筒状の嵌合部9とから成る、断面L字
形に形成されている。そして、上記円輪部8の外周縁
に、多数の切り欠き10、10を等間隔に形成する事に
より、円周方向に亙る磁気特性を交互に且つ等間隔に変
化させた、第一被検出部としている。又、上記嵌合部9
には、円周方向1個所にのみ切り欠き11を形成し、第
二被検出部としている。
【0006】上記センサ組立体7は、第一〜第三各セン
サ12、13、14から構成している。この内、第一、
第二センサ12、13は、上記第一被検出部にアキシア
ル方向(図8〜9の左右方向)に対向させると共に、こ
れら両センサ12、13同士の円周方向に亙る距離L
(図10)を、多数の切り欠き10、10のピッチPの
半分(P/2)の非整数倍としている。又、第三センサ
14は、上記第二被検出部にラジアル方向(図8〜9の
上下方向)に対向させている。
【0007】上述の様に構成する為、回転角度を検出す
るには、上記第一、第二センサ12、13の立ち上がる
回数を計測すれば、上記内輪1を外嵌固定した軸部材の
回転角度を知る事が出来る。又、単位時間当たりの立ち
上がり回数を計測するか、立ち上がり継続時間を計測す
れば、回転角速度を知る事が出来る。更に、第一、第二
センサ12、13の出力の立ち上がるタイミングを観察
する事で、上記軸部材の回転方向を知る事が出来る。
【0008】更に、上記第三センサ14の出力は、軸部
材が1回転する度に1回だけ立ち上がる為、上記軸部材
が中立位置にあるか否かを検知して、軸部材の回転数測
定に利用される他、この第三センサ14の出力が立ち上
がってからの上記第一、第二センサ12、13の出力の
立ち上がり回数を計測する事で、軸部材の中立位置から
の回転角度を知る事が出来る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した先
考案に係る回転検出装置付転がり軸受に於いても、未だ
次に述べる様な解決すべき点が存在する。即ち、上記先
考案に係る回転検出装置付転がり軸受に於いては、嵌合
部9に第二被検出部を構成している為、この嵌合部9の
軸方向に亙る長さ寸法を或る程度確保しなければならな
い。この為、転がり軸受全体としての軸方向に亙る長さ
寸法が増大する事が避けられない。回転検出装置付転が
り軸受を設置する為の空間は限られている為、回転検出
装置付転がり軸受は、軸方向並びに半径方向の寸法が何
れも小さい方が好ましい。
【0010】回転検出装置付転がり軸受の軸方向に亙る
長さ寸法を短縮すべく、上記トーンホイール6の円輪部
8に、上記第一、第二被検出部を設ける思想も、前記実
願平5−6042号に開示されている。この様に、トー
ンホイール6の円輪部8に第一、第二被検出部を設ける
場合、例えば図11に示す様に、第一被検出部を構成す
る透孔36、36と第二被検出部を構成する透孔37、
37とを、一定の間隔を介在させて設ける。この為、ト
ーンホイール6の嵌合部9の軸方向に亙る寸法を短縮出
来る一方で、トーンホイール6の半径方向に亙る寸法が
増大してしまう。本考案の回転検出装置付転がり軸受
は、上述の様な事情に鑑みて考案したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の回転検出装置付
転がり軸受は、第一軌道面を有し、使用時に回転する第
一軌道輪と、第一軌道面に対向する第二軌道面を有し、
使用時に回転しない第二軌道輪と、上記第一軌道面と第
二軌道面との間に転動自在に設けられた複数の転動体
と、上記第一軌道輪に支持された、直径方向に広がる円
輪状の側面を有する円環状のトーンホイールと、このト
ーンホイールの同一側面に、設置位置を直径方向にずら
せた状態で互いに同心に設けられた第一被検出部及び第
二被検出部と、この内の第一被検出部にアキシアル方向
に対向した状態で、上記第二軌道輪に支持された部材に
取り付け固定された第一センサと、上記第二被検出部に
アキシアル方向に対向した状態で、上記第二軌道輪に、
上記第一センサを取り付け固定した部材と同じ部材を介
して支持された第二センサとを備える。
【0012】そして、上記第一、第二両被検出部はそれ
ぞれ、互いに磁気特性の異なる第一部分と第二部分とか
ら構成されており、上記第一被検出部は、これら第一、
第二部分を、円周方向に亙って交互に且つ等間隔に配設
したものであり、上記第二被検出部は、上記第一被検出
部を構成する一部の第一部分の端部から直径方向に連続
する、少なくとも1個の第一部分を有するものである。
【0013】
【作用】上述の様に構成する本考案の回転検出装置付転
がり軸受により、電気自動車の電動機の出力軸等、車輪
を固定した軸部材を回転自在に支持すると共に、この軸
部材の回転速度、並びに回転方向等を検出する際の作用
は、前述した従来並びに先考案の回転検出装置付転がり
軸受とほぼ同様である。特に、本考案の回転検出装置付
転がり軸受は、第二被検出部を構成する第一部分を、第
一被検出部を構成する第一部分の端部から直径方向に連
続させて設けている為、この回転検出装置付転がり軸受
の軸方向に亙る寸法を短縮したまま、半径方向に亙る寸
法を短縮出来る。
【0014】
【実施例】図1〜4は、本考案の第一実施例を示してい
る。本考案の回転検出装置付転がり軸受は、電気自動車
用電動機の出力軸等に外嵌固定されて、使用時に回転す
る内輪15と、懸架装置等に支持されて、使用時に回転
しない外輪16とを備える。第一軌道輪である内輪15
の外周面には、第一軌道面である内輪軌道17を形成し
ている。又、第二軌道輪である外輪16の内周面には、
第二軌道面である外輪軌道18を形成している。本実施
例に於いては、外輪16の外周面にスプリングピン19
を突設し、このスプリングピン19の外端部を、懸架装
置側に設けたキー溝に嵌合する事により、外輪16の回
り止めを図る様にしている。上記内輪、外輪両軌道1
7、18は互いに対向する位置に形成されており、両軌
道17、18の間に複数の玉20、20を設けている。
転動体である上記玉20、20は、保持器21により転
動自在に保持されている。
【0015】上記内輪15の一端部(図1、3の右端
部)には、鋼板を断面L字形に形成した、円環状のトー
ンホイール22を外嵌固定している。本考案に於けるト
ーンホイール22は、円輪部23に第一、第二被検出部
28、29を形成し、内輪15に嵌合する嵌合部24に
は検出部を形成していない。この為、嵌合部24の軸方
向(図1、3の左右方向)に亙る寸法を、上記トーンホ
イール22の支持に必要な以上に大きくする必要はな
い。上記内外両輪15、16の両端部には、シールリン
グ25a、25bを設け、玉20、20を設けた空間2
6内に塵芥等が入り込むのを防止している。本実施例に
於いて上記シールリング25bのシールリップは、上記
嵌合部24の外周面上を摺動する。
【0016】上記円輪部23には図4に示す様に、第一
部分である多数の透孔27、27を、等間隔に形成して
いる。これら透孔27、27の間部分が、第二部分とな
る。これにより、この円輪部23には、円周方向に亙る
磁気特性が交互に且つ等間隔に変化する、第一被検出部
28が形成される。
【0017】上記多数の透孔27、27の内、互いに隣
り合う透孔27a、27bと、この透孔27bから1個
の透孔27を飛ばした位置にある透孔27cとのそれぞ
れ外周側部分には、各透孔27a〜27cから円輪部2
3の直径方向外側に向け連続する透孔35、35を、そ
れぞれ形成している。この透孔35、35が上記第一部
分であり、これら透孔35、35の間部分が第二部分で
ある。そして、これら透孔35、35とその間部分とに
より、上記第一被検出部28と同心な第二被検出部29
を構成している。本実施例に於いては、第一被検出部2
8を内周側に、第二被検出部29を外周側に、それぞれ
形成しているが、これとは逆に、第一被検出部28を外
周側に、第二被検出部29を内周側にそれぞれ形成して
も良い。
【0018】一方、前記外輪16の一端部には、第一、
第二センサ30、31を、それぞれ前記第一、第二被検
出部28、29にアキシアル方向(図1、3の左右方
向)に対向させた状態で支持している。これら第一、第
二センサ30、31は、従来から知られた誘導起電力式
の磁気センサを採用出来る。図示の実施例では、これら
両センサ30、31を合成樹脂33中に埋設し、この合
成樹脂33を、金属板を絞り成形して成る円環状のカバ
ー32の内側に支持している。
【0019】上記カバー32の一端部(図1、3の左端
部)は、上記外輪16の一端部外周面に形成した段部3
4に外嵌する事で、この外輪16の一端部所定位置に支
持し、転がり軸受の一端側を覆っている。又、上記第
一、第二センサ30、31は、互いに円周方向に180
度ずらせた位置に設けている。この様に第一、第二セン
サ30、31を円周方向にずらせて設ける事により、各
センサ30、31の設置スペースの確保が容易となる。
【0020】上述の様に構成する本考案の回転検出装置
付転がり軸受が、電動機の出力軸等の軸部材を回転自在
に支持する際の作用は、従来並びに先考案の転がり軸受
と同様である。又、上記軸部材を回転自在に支持しつ
つ、この軸部材の回転速度と、軸部材の絶対位置或は回
転方向とを検出する際の作用も、前述した先考案に係る
回転検出装置付転がり軸受とほぼ同様である。即ち、上
記回転速度を検出する場合、第一センサ30と第一被検
出部28との間に形成される磁界を構成する磁束の密度
が、軸部材の回転に伴って変化するので、この変化に応
じた出力を第一センサ30が制御器に送り、回転速度を
求める事が出来る。
【0022】又、軸部材の回転方向を検出する場合は、
第二被検出部29と対向する第二センサ31の出力パタ
ーンを観察する。即ち、軸部材と共に回転するトーンホ
イール22の回転方向により、第二センサ31の出力パ
ターンは、透孔35、35の配置に起因して、図5
(A)(B)に示す様に2種類生じる。よって、第二セ
ンサ31の出力パターンが図5(A)(B)の何れかで
あるかを観察する事により、軸部材の回転方向を知る事
が出来る。尚、上記図5は波形整形された後の出力パタ
ーンを示している。
【0023】更に、上記第一センサ30の出力パターン
と、上記第二センサ31の出力パターンとを比較する事
により、軸部材の絶対位置、即ち基準位置からの変位角
を知る事が出来る。即ち、特定の1個の透孔35の存在
に基づく第二センサ31の出力の立ち上がり部から、第
一センサ31の出力の立ち上がり部が何回現われたかを
知る事により、上記軸部材の絶対位置を知る事が出来
る。尚、上述の本実施例に於いては、軸部材の回転速度
と共に、軸部材の回転方向並びに絶対位置を検出する事
が可能な回転検出装置付転がり軸受に就いて説明した
が、上記軸部材の回転方向の検出を行なう必要がないの
であれば、第二被検出部29を構成する透孔35は1個
のみ設ければ良い。
【0024】特に、本考案の回転検出装置付転がり軸受
によれば、第一、第二被検出部28、29を、トーンホ
イール22の円輪部23の外周縁に設けている為、嵌合
部24の軸方向に亙る寸法を短く出来る。しかも、第一
被検出部28を構成する透孔27a〜27cと第二被検
出部29を構成する透孔35とを連続させている為、こ
の円輪部23の半径方向に亙る寸法も短く出来る。この
結果、回転検出装置付転がり軸受全体としての寸法を、
軸方向に亙っても、又、半径方向に亙っても短縮出来、
狭い設置空間への組み付け性が向上する。
【0025】尚、本実施例に於いて、第二被検出部29
を構成する第一部分を、透孔35により形成している
が、これを図6(A)に示す様に切り欠き38、38と
しても良い。又、第一、第二センサ30、31の種類に
よっては、S極とN極とを交互に配置した永久磁石のト
ーンホイールを用いる場合がある。この様な永久磁石に
よるトーンホイールの場合、図6(B)に示す様に、上
記第一被検出部28を、N極とS極とを交互に且つ等間
隔に配列したものとし、上記第二被検出部29を、上記
第一被検出部28を構成する一部のS極から連続したS
極と、残部のN極とから成るものとしても良い。この場
合、上記S極が第一部分であり、上記N極が第二部分で
ある。
【0026】次に、図7は本考案の別の実施例を示して
いる。本実施例に於いては、外輪16の一端部(図7の
右端部)内周面に段部34aを構成し、この段部34a
に、有底短筒状に形成したカバー32aを嵌合固定して
いる。その他の構成並びに作用は、上述した実施例と同
様である。尚、本考案は、内輪回転の転がり軸受に限ら
ず、外輪回転の転がり軸受にも適用出来る。
【0027】
【考案の効果】本考案の回転検出装置付転がり軸受は、
上述の様に構成され作用するので、回転速度検出用の第
一被検出部と、回転方向並びに絶対角度検出用の第二被
検出部とを、これら両被検出部を設ける円輪状の側面の
半径方向に亙る寸法を大きくする事なく、設ける事が出
来る。この為、回転検出装置付転がり軸受全体としての
寸法を小さく出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、図2のA−A断面図。
【図2】図1のB矢視図。
【図3】図1のC部拡大断面図。
【図4】トーンホイールの部分正面図。
【図5】第二センサの出力波形を示す図。
【図6】第二被検出部の別の2例を示す、トーンホイー
ルの部分正面図。
【図7】カバーの別例を示す、図1と同様の断面図。
【図8】先考案に係る回転速度検出装置付転がり軸受の
1例を示す、図10のD−D断面図。
【図9】同じく図10のE−E断面図。
【図10】同じく縦断側面図。
【図11】従来のトーンホイールを示す、図4と同様の
図。
【符号の説明】
1 内輪 2 外輪 3 内輪軌道 4 外輪軌道 5 玉 6 トーンホイール 7 センサ組立体 8 円輪部 9 嵌合部 10、11 切り欠き 12 第一センサ 13 第二センサ 14 第三センサ 15 内輪 16 外輪 17 内輪軌道 18 外輪軌道 19 スプリングピン 20 玉 21 保持器 22 トーンホイール 23 円輪部 24 嵌合部 25a、25b シールリング 26 空間 27、27a〜27c 透孔 28 第一被検出部 29 第二被検出部 30 第一センサ 31 第二センサ 32、32a カバー 33 合成樹脂 34、34a 段部 35、36、37 透孔 38 切り欠き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一軌道面を有し、使用時に回転する第
    一軌道輪と、第一軌道面に対向する第二軌道面を有し、
    使用時に回転しない第二軌道輪と、上記第一軌道面と第
    二軌道面との間に転動自在に設けられた複数の転動体
    と、上記第一軌道輪に支持された、直径方向に広がる円
    輪状の側面を有する円環状のトーンホイールと、このト
    ーンホイールの同一側面に、設置位置を直径方向にずら
    せた状態で互いに同心に設けられた第一検出部及び第
    検出部と、この内の第一検出部にアキシアル方向
    対向した状態で、上記第二軌道輪に支持された部材に
    取り付け固定された第一センサと、上記第二検出部に
    アキシアル方向に対向した状態で、上記第二軌道輪に
    上記第一センサを取り付け固定した部材と同じ部材を介
    して支持された第二センサとを備え、上記第一、第二両
    検出部はそれぞれ、互いに磁気特性の異なる第一部分
    と第二部分とから構成されており、上記第一検出部
    は、これら第一、第二部分を、円周方向に亙って交互に
    且つ等間隔に配設したものであり、上記第二検出部
    は、上記第一検出部を構成する一部の第一部分の端部
    から直径方向に連続する、少なくとも1個の第一部分を
    有するものである、回転検出装置付転がり軸受
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