JPH11303871A - 流体軸受及びその製造方法 - Google Patents

流体軸受及びその製造方法

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JPH11303871A
JPH11303871A JP10110596A JP11059698A JPH11303871A JP H11303871 A JPH11303871 A JP H11303871A JP 10110596 A JP10110596 A JP 10110596A JP 11059698 A JP11059698 A JP 11059698A JP H11303871 A JPH11303871 A JP H11303871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体供給溝の成形を容易に行える流体軸受及び
その製造方法の提供。 【解決手段】流体軸受4は、外部から供給された空気を
流通させる流体流通経路6が内部に形成された軸受基材
7と、この軸受基材7の案内面3と対向する軸受面7A
に設けられたシート部材8とを備える。このシート部材
8は、軸受基材7に形成された流体流通経路6に連通す
るとともに案内面3に流体を噴出する流体供給溝9が形
成されている。流体供給溝9は流体軸受4の軸受基材7
とは別部材であるシート部材8に成形されるものであ
り、シート部材8の厚さ寸法を溝の深さ寸法と同じにす
れば、シート部材8に溝9を貫通形成することで溝9の
必要深さ寸法は確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、案内面に沿って相
対移動可能とされる流体軸受及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】三次元測定機をはじめとする多くの精密機
器の可動部の軸受として流体軸受、例えば、空気軸受、
エアパット、油静圧軸受等が用いられている。空気軸受
は案内面に向けて空気を噴出する非接触軸受であり、摩
擦、摩耗、ヒステリシス等がなく、また、案内面も微少
な凹凸を軸受隙間内に形成された空気膜により平均化で
きる効果等から運動精度がきわめて良好であるという長
所を有する。
【0003】この空気軸受は1個のブロック体から構成
され、その内部には外部から供給された流体を流通させ
る流体流通経路が形成されており、この流体流通経路と
連通する流体供給溝が案内面と対向する軸受面に形成さ
れている。空気軸受を案内面との間で平行に支持するた
め、空気を案内面に向けて噴出する流体供給溝は、軸受
面の広い範囲において所定形状に形成されている。従来
では、ブロック体の軸受面に流体供給溝を直接形成して
おり、その成形手段として、エッチング、あるいは、回
転工具により切削加工が主に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エッチングにより流体
供給溝を成形する従来例では、軸受形状に対してエッチ
ングによる除去部位が小さいため、マスキングが容易で
はなく、成形作業が煩雑になるという問題点がある。切
削加工により流体供給溝を形成する従来例では、形成す
べき溝が非常に小さく加工も困難であり、加工時間が長
くかかるという問題点がある。流体供給溝を正確に成形
するには、加工時間の短縮が望めず、空気軸受の製造効
率の向上も限界がある。
【0005】さらに、加工部品に寸法的なばらつきが生
じると、空気軸受の軸受面に均一な深さの流体供給溝を
形成することが困難である。その上、切削による加工の
ためバリ等の除去が必要であり、この点からも非常に手
間のかかる作業となる。特に、加工ミスが発生した場合
には、その修復は一般に困難であり、溝成形作業も慎重
にならざるを得ない。
【0006】本発明の目的は、流体供給溝の成形を容易
に行える流体軸受及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は流体
供給溝を流体軸受の本体となる部材に直接成形するので
はなく、流体軸受の本体とは別の部材に流体供給溝を成
形することにより前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0008】具体的には、本発明の流体軸受は、案内面
に沿って相対移動可能とされるとともに前記案内面に向
けて流体を噴出する流体軸受であって、外部から供給さ
れた流体を流通させる流体流通経路が内部に形成された
軸受基材と、この軸受基材の前記案内面と対向する軸受
面に設けられたシート部材とを備え、このシート部材
は、前記軸受基材に形成された流体流通経路に連通する
とともに前記案内面に流体を噴出する流体供給溝が形成
され、かつ、前記案内面との間に非接触状態で荷重が印
加された際に所定の剛性を有することを特徴とする。ま
た、本発明の流体軸受の製造方法は、前記構成の流体軸
受を製造するため、前記流体供給溝を深さ寸法がシート
部材厚さ寸法と同じになるように前記シート部材に形成
し、このシート部材を前記流体供給溝が前記流体流通経
路と連通するように前記軸受基材の軸受面に設けたこと
を特徴とする。
【0009】この構成の本発明では、流体供給溝は流体
軸受の本体を構成する軸受基材とは別部材であるシート
部材に成形される。シート部材の厚さ寸法を溝の深さ寸
法と同じにすれば、シート部材に溝を貫通するように形
成することで溝の必要深さ寸法は確保される。このシー
ト部材が軸受基材に設けられた状態では、所定深さ寸法
の流体供給溝が形成されることになり、軸受基材に予め
形成された流体流通経路及び流体供給溝を通じて外部か
ら流体が案内面に噴出される。シート部材は、案内面と
の間に非接触状態で荷重が印加された際に所定の剛性を
有するので、流体供給溝から流体が噴出される際に、流
体供給溝に圧力がかかても崩れたりすることがない。従
って、流体軸受を構成するブロック体に直接流体供給溝
を加工する従来例に比べて、所定深さの流体供給溝を簡
単に加工することができる。また、シート部材自体の材
質を加工の容易なものを選ぶことで、流体供給溝の加工
作業が容易となる。
【0010】本発明の流体軸受の製造方法は、前記流体
供給溝の成形を前記シート部材がサポートシートに貼付
された状態で行い、このサポートシートが貼付された前
記シート部材を前記軸受基材の軸受面に設け、その後、
前記サポートシートを前記シート部材から剥がすもので
もよい。この構成では、サポートシートに貼付した状態
でシート部材に流体供給溝の成形を行うため、流体供給
溝を環状に形成してシート部材が流体供給溝を境として
複数の部材に分けられても、これらの部材は分離するこ
となくサポートシートに保持される。そのため、流体供
給溝の形状が維持されることになり、シート部材の軸受
基材への取付作業が容易に行え、シート部材を軸受基材
に取り付けた後は不要になったサポートシートをシート
部材から剥がすだけで流体軸受の製造を簡単に行える。
【0011】また、本発明の流体軸受の製造方法は、前
記シート部材が前記軸受基材の軸受面に設けられた感光
性樹脂層であり、この感光性樹脂層に露光現像して前記
流体供給溝を成形する構成でもよい。この構成では、軸
受基材に設けられた状態のシート部材に流体供給溝と同
じ形状のマスクを対向配置し、このマスクをシート部材
と重ねた状態でシート部材を露光現像する。すると、流
体供給溝がシート部材に形成されることになるため、複
雑な形状の流体供給溝を簡単に加工でき、流体軸受の製
造が容易に行える。
【0012】さらに、本発明の流体軸受の製造方法は、
前記シート部材が前記軸受基材の軸受面に設けられた流
動性樹脂層であり、この流動性樹脂層に前記流体供給溝
の形状と適合する突起が設けられた均し部材を押しつ
け、前記流動性樹脂が固化した後前記均し部材を取り除
いて前記流体供給溝を成形する構成でもよい。この構成
では、流動性樹脂層に均し部材を押しつけることで突起
形状に沿って流体供給溝が成形される。流動性樹脂層が
硬化すると、流体供給溝が崩れることがなく所定形状で
維持される。そのため、流体供給溝の加工を簡単にし
て、流体軸受の製造が容易に行える。
【0013】また、本発明の流体軸受の製造方法は、前
記シート部材が前記軸受基材の軸受面に設けられた流動
性樹脂層であり、この流動性樹脂層に前記流体供給溝の
形状と適合する突起が均し部材本体に設けられた均し部
材を押圧し、前記流動性樹脂が固化した後前記均し部材
本体を取り除き、さらに、前記突起を取り除いて前記流
体供給溝を成形する構成でもよい。この構成では、流動
性樹脂層に均し部材を押しつけることで突起形状に沿っ
て流体供給溝が成形される。流動性樹脂層が硬化した
後、均し部材本体を流動性樹脂層から離す。この状態で
は、突起が流動性樹脂層に埋設されているが、この突起
を取り除くことで、流体供給溝が崩れることがなく所定
形状で維持される。そのため、流体供給溝の加工が簡単
に行え、流体軸受の製造が容易となる。
【0014】さらに、本発明の流体軸受の製造方法は、
前記軸受基材の軸受面に前記流体供給溝が形成される位
置にスペーサ部材を配置し、その後、前記軸受基材の軸
受面に流動性樹脂層を前記シート部材として設け、この
流動性樹脂層に均し部材を押しつけ、前記流動性樹脂が
固化した後前記均し部材を取り除き、さらに、前記スペ
ーサ部材を取り除いて前記流体供給溝を成形する構成で
もよい。この構成では、流動性樹脂層に均し部材を押し
つけることで突起形状に沿って流体供給溝が成形され
る。流動性樹脂層が硬化した後、均し部材を流動性樹脂
層から離す。この状態では、スペーサ部材が流動性樹脂
層に埋設されているが、このスペーサ部材を取り除くこ
とで、流体供給溝が崩れることがなく所定形状で維持さ
れる。そのため、流体供給溝の成形、ひいては、流体軸
受の製造が容易に行える。
【0015】また、本発明の流体軸受の製造方法は、前
記シート部材が前記軸受基材の軸受面に設けられた熱可
塑性樹脂層であり、この熱可塑性樹脂層に前記流体供給
溝の形状と適合する突起が設けられた均し部材を加熱状
態で押しつけて前記流体供給溝を成形する構成でもよ
い。この構成では、熱可塑性樹脂からなるシート部材が
加熱される状態では、シート部材に均し部材を押しつけ
ることで流体供給溝が突起形状に沿って容易に成形され
る。その後、均し部材をシート部材から離すと、流体供
給溝が崩れることがなく所定形状で維持される。そのた
め、流体供給溝の加工、ひいては、流体軸受の製造が容
易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には本発明の一実施形態にかか
る流体軸受の全体構成が示されている。図1において、
軌道台1と可動台2とは互いに相対移動可能に配置され
ており、軌道台1には案内面3が形成され、この案内面
3に対向するように可動台2には本実施形態の流体軸受
4が固定されている。流体軸受4は、案内面3に向けて
空気を噴出する空気軸受であって、配管5を通じて外部
の空気源(図示せず)から供給される圧縮空気(圧力P
s)を流通させる流体流通経路6が内部に形成された軸
受基材7と、この軸受基材7の案内面3と対向する軸受
面7Aに設けられたシート部材8とを備えて構成され
る。
【0017】軸受基材7は、ステンレス、真鍮、アルミ
ニウム、その他の金属、あるいは、硬質の合成樹脂等の
材質から略ブロック状に成形されており、その内部に形
成された流体流通経路6のシート部材8側には圧縮空気
の流量を調整する短寸円筒状の固定絞り部6Aを有す
る。シート部材8は、ステンレス、真鍮、アルミニウ
ム、その他の金属、固体潤滑特性を有する焼結材、ある
いは、合成樹脂等の材質から厚さ寸法0.05〜0.2mmの略
平板状に成形されており、その端縁から所定寸法離れた
位置には案内面3に圧縮空気を噴出する流体供給溝9が
流体流通経路6に連通して形成されている。流体軸受4
は流体供給溝9から空気が噴出される際には、可動台2
から荷重Wを受けても案内面3との間に寸法hの間隔で
非接触状態に保持されており、そのため、シート部材8
は流体供給溝9が崩れないようにするのに十分な剛性を
有する。流体供給溝9はシート部材8の厚さと同じ寸法
の深さとされ、かつ、シート部材8の隅々まで圧縮空気
を行き渡らせるため、略「日」字状に形成されている
(図2参照)。
【0018】次に、本発明の第1実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図2に基づいて説明する。まず、図2
(A)に示される通り、軸受基材7に流体流通経路6を
成形するとともに、シート部材8に流体供給溝9を成形
する。第1実施形態では、軸受基材7への流体流通経路
6の成形とシート部材8への流体供給溝9の成形とを一
方を先行して行ってもよく、双方平行して同時に行って
も良い。軸受基材7に流体流通経路6を成形するため、
ドリル等で複数の孔を縦横に形成し、流体流通経路6と
して必要な部分を残し、残りは別部材の接着等を行い塞
ぐ。さらに、シート部材8に流体供給溝9を成形するた
め、シート部材8を合成樹脂、その他の材質から可撓性
シート状に形成されたサポートシート10に貼付する。
この状態で流体供給溝9をシート部材8に切削、エッチ
ング、その他の成形手段を用いて成形する。この際、流
体供給溝9を深さ寸法がシート部材8の厚さ寸法と同じ
になるようにする。
【0019】サポートシート10が貼付されたシート部
材8の裏面に粘着加工を施し、または、通常の接着剤や
熱硬化型接着剤を塗布して軸受基材7の軸受面7Aに貼
付する。この際、シート部材8を軸受面7Aに対向させ
るとともに、流体供給溝9が流体流通経路6と連通する
ように位置決めする。シート部材8の軸受面7Aへの接
着等が硬化したら、図2(B)に示される通り、サポー
トシート10の一端部を摘んでシート部材8から剥が
す。サポートシート10をシート部材8から剥がすと、
図2(C)に示される通り、流体供給溝9を有するシー
ト部材8が軸受基材7に設けられた流体軸受4の製造が
完了する。
【0020】従って、本実施形態では、流体軸受4
は、外部から供給された空気を流通させる流体流通経路
6が内部に形成された軸受基材7と、この軸受基材7の
案内面3と対向する軸受面7Aに設けられたシート部材
8とを備え、このシート部材8は、軸受基材7に形成さ
れた流体流通経路6に連通するとともに案内面3に流体
を噴出する流体供給溝9が形成された構造であり、この
流体軸受4を製造するため、流体供給溝9を深さ寸法が
シート部材8の厚さ寸法と同じになるようにシート部材
8に形成し、このシート部材8を流体供給溝9が流体流
通経路6と連通するように軸受基材7の軸受面7Aに設
ければよいから、流体軸受4の製造を容易に行うことが
でき、その製造コストを低いものにできる。つまり、従
来例では、流体軸受を構成するブロック体に流体供給溝
を直接所定深さ寸法に加工しなければならないが、本実
施形態では、流体供給溝9は流体軸受4の軸受基材7と
は別部材であるシート部材8に成形されるものであり、
シート部材8の厚さ寸法を溝の深さ寸法と同じにすれ
ば、シート部材8に溝9を貫通形成することで溝9の必
要深さ寸法は確保される。また、シート部材8自体の材
質を加工の容易なものを選ぶことで、この点からも、流
体供給溝9の加工作業が容易となる。
【0021】さらに、本実施形態では、シート部材8
は、案内面3との間に非接触状態で荷重が印加された際
に所定の剛性を有する構造としたから、流体供給溝9か
ら空気が噴出される際に、流体供給溝9が崩れたりする
ことがない。また、第1実施形態では、流体供給溝9
の形成をシート部材8がサポートシート10に貼付され
た状態で行い、このサポートシート10が貼付されたシ
ート部材8を軸受基材7の軸受面7Aに設け、その後、
サポートシート10をシート部材8から剥がして流体軸
受4を製造したので、流体供給溝9を環状に形成してシ
ート部材8を複数の部材に分けることになっても、これ
らの部材8は流体供給溝9を境として分離することがな
く、サポートシート10により流体供給溝9の形状が維
持されているので、シート部材8の軸受基材7への取付
作業が容易に行える。さらに、シート部材8を軸受基材
7に取り付けた後は不要になったサポートシート10を
シート部材8から剥がすだけで流体軸受4の製造を簡単
に行える。
【0022】次に、本発明の第2実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図3に基づいて説明する。第2実施形
態では図1に示される流体軸受4を図3に示される手順
で製造するものである。まず、図3(A)に示される通
り、軸受基材7の軸受面7A全面にシート部材8として
厚さ寸法0.05〜0.2mmの感光性樹脂層を設ける。この感
光性樹脂層は、光を受けて硬化する性質を有する光硬化
性樹脂から構成される。ここで、光硬化性樹脂は、軸受
基材7の軸受面7Aに塗布乾燥した後、露光現像ができ
るレジストのような樹脂や紫外線により硬化するものを
いい、光造形システムに使用されるものを始め、接着剤
として使用されるもの等、市販されているものを用いる
ことができる。
【0023】その後、図3(B)に示される通り、軸受
基材7に設けられた状態のシート部材8に流体供給溝と
同じ形状のマスク11を対向配置し、このマスク11を
シート部材8と重ねた状態でシート部材8を露光する。
すると、図3(C)に示される通り、シート部材8で
は、受光部分が硬化され、流体供給溝9を構成する非受
光部分が硬化されない状態となり、シート部材8を現像
することで、非受光部分が除去されて流体供給溝9が形
成される。なお、第2実施形態では、軸受基材4への流
体流通経路6の成形はシート部材8に流体供給溝9が成
形される前でも後でもよい。また、レーザービームの照
射によりシート部材8を露光するものでもよい。
【0024】従って、第2実施形態では、第1実施形態
のの作用効果を奏することができる他に、軸受基材
7の軸受面7Aにシート部材8として感光性樹脂層を設
け、この感光性樹脂層を露光現像して流体供給溝9を形
成したから、露光現像という作業により細かな流体供給
溝9を簡単に加工することができ、流体軸受4の製造が
容易に行えるという効果を奏することができる。
【0025】次に、本発明の第3実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図4に基づいて説明する。第3実施形
態では図1に示される流体軸受4を図4に示される手順
で製造するものである。まず、図4(A)に示される通
り、軸受基材7の軸受面7A全面にシート部材8を構成
することになる流動性樹脂層を設ける。ここで、流動性
樹脂層としては、2液硬化性の樹脂一般をいい、硬化後
の摺動性が良好であることが好ましく、例えば、キャプ
テンインダストリー株式会社製の液状ターカイト(商品
名)が使用できる。
【0026】さらに、流動性樹脂層に均し部材12を押
しつける。この均し部材12は平板状の均し部材本体1
2Aに流体供給溝9の形状と適合する突起12Bが一体
に設けられたものであり、突起12Bの均し部材本体1
2Aに対する突出量は流体供給溝9の深さ寸法、具体的
には、0.05〜0.2mmである。シート部材8を構成する流
動性樹脂層への均し部材12の押圧作業は図4(B)に
示される通り、流動性樹脂層が軸受基材7の軸受面7A
の隅々まで延伸し、軸受面7Aに対してシート部材8が
均一となるまで行う。
【0027】流動性樹脂が固化したら、図4(C)に示
される通り、均し部材12を取り除いて流体供給溝9を
形成し、さらに軸受面7Aからはみ出した樹脂を取り除
く。なお、第3実施形態では、軸受基材4への流体流通
経路6の成形はシート部材8に流体供給溝9が成形され
る前でも後でもよい。従って、第3実施形態では、第1
実施形態のの作用効果を奏することができる他に、
軸受基材7の軸受面7Aにシート部材8として流動性樹
脂層を設け、この流動性樹脂層を突起12Bを有する均
し部材12を押しつけることで突起12B形状に沿って
流体供給溝9を簡単に加工することができ、流体軸受4
の製造が容易に行えるという効果を奏することができ
る。
【0028】次に、本発明の第4実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図5に基づいて説明する。第4実施形
態では図1に示される流体軸受4を図5に示される手順
で製造するものである。まず、図5(A)に示される通
り、均し部材13を用意する。この均し部材13は平板
状の均し部材本体13Aに流体供給溝9の形状と適合す
る突起13Bが別体に設けられたものであり、突起13
Bの均し部材本体13Aに対する突出量は流体供給溝9
の深さ寸法、具体的には、0.05〜0.2mmである。この突
起13Bはワックス等の熱可塑性樹脂を用い、ディスペ
ンサーやシルクスクリーン等で均し部材本体13Aに形
成される。その後、図5(B)に示される通り、軸受基
材7の軸受面7A全面にシート部材8として流動性樹脂
層を設ける。この流動性樹脂層に均し部材13を押しつ
ける。
【0029】シート部材8を構成する流動性樹脂層への
均し部材13の押圧作業は図5(C)に示される通り、
流動性樹脂層が軸受基材7の軸受面7Aの隅々まで延伸
し、軸受面7Aに対してシート部材8が均一となるまで
行う。流動性樹脂が固化したら、図5(D)に示される
通り、均し部材本体13Aを流動性樹脂層から離す。こ
の状態では、突起13Bが均し部材本体13Aから離れ
シート部材8を構成する流動性樹脂層に埋設された状態
となる。その後、図5(E)に示される通り、端縁から
はみ出された流動性樹脂を取り除きさらに、突起13B
を取り除いて流体供給溝9をシート部材8に形成する。
なお、第4実施形態では、軸受基材4への流体流通経路
6の成形はシート部材8に流体供給溝9が成形される前
でも後でもよい。
【0030】従って、第4実施形態では、第1実施形態
のの作用効果を奏することができる他に、軸受基材
7の軸受面7Aにシート部材8として流動性樹脂層を設
け、この流動性樹脂層を突起13Bが均し部材本体13
Aに別体に設けられた均し部材13を押しつけたから、
第3実施形態と同様に、突起13B形状に沿って流体供
給溝9を簡単に加工することができ、流体軸受4の製造
が容易に行えるという効果を奏することができる。
【0031】次に、本発明の第5実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図6に基づいて説明する。第5実施形
態では図1に示される流体軸受4を図6に示される手順
で製造するものである。まず、図6(A)に示される通
り、軸受基材7の軸受面7Aにおいて流体供給溝9が形
成される位置にスペーサ部材14Aを配置する。このス
ペーサ部材14Aはワックス等の熱可塑性樹脂を用い、
ディスペンサーやシルクスクリーン等で形成されるが、
第4実施形態の突起13Bに比べて突出量を大きくする
とともに、その幅寸法を小さくして多少潰れて広がるよ
うにする。
【0032】その後、図6(B)に示される通り、軸受
基材7の軸受面7A全面にシート部材8として流動性樹
脂層を設ける。この流動性樹脂層に均し部材14Bを押
しつける。この均し部材14Bは平板状に形成されたも
のである。シート部材8を構成する流動性樹脂層への均
し部材14Bの押圧作業は図6(C)に示される通り、
流動性樹脂層が軸受基材7の軸受面7Aの隅々まで延伸
し、軸受面7Aに対してシート部材8が均一となるまで
行う。この際、スペーサ部材14Aは均し部材14Bに
よって押し潰され、その時の幅寸法が流体供給溝9の幅
寸法と同じになるようにする。
【0033】流動性樹脂が固化したら、図6(D)に示
される通り、均し部材14Bを流動性樹脂層から離す。
この状態では、スペーサ部材14Aがシート部材8を構
成する流動性樹脂層に埋設された状態となる。その後、
図6(E)に示される通り、端縁からはみ出された流動
性樹脂を取り除き、さらに、スペーサ部材14Aを取り
除いて流体供給溝9をシート部材8に形成する。なお、
第5実施形態では、軸受基材4への流体流通経路6の成
形はシート部材8に流体供給溝9が成形される前でも後
でもよい。
【0034】従って、第5実施形態では、第1実施形態
のの作用効果を奏することができる他に、軸受基材
7の軸受面7Aにおいて流体供給溝9が形成される位置
にスペーサ部材14Aを配置し、その後、軸受基材7の
軸受面7Aに流動性樹脂層をシート部材8として設け、
この流動性樹脂層に均し部材14Bを押しつけ、流動性
樹脂が固化した後均し部材14Bを取り除き、さらに、
スペーサ部材14Aを取り除いて流体供給溝9を形成し
たから、流体供給溝9の成形、ひいては、流体軸受4の
製造が容易に行える。
【0035】次に、本発明の第6実施形態にかかる流体
軸受の製造方法を図7に基づいて説明する。まず、図7
(A)に示される通り、ヒータ15Aを備えた加熱炉1
5に軸受基材7を配置するとともに、この軸受基材7の
軸受面7A全面にシート部材8を構成するとこになる熱
可塑性樹脂層を設ける。この熱可塑性樹脂層を構成する
樹脂は、射出成形等で使用される一般的なものである。
さらに、熱可塑性樹脂層に前記均し部材12を押しつけ
る。
【0036】シート部材8を構成する熱可塑性樹脂層へ
の均し部材12の押圧作業は図4(B)に示される通
り、熱可塑性樹脂層が軸受基材7の軸受面7Aの隅々ま
で延伸し、軸受面7Aに対してシート部材8が均一とな
るまで行う。その後、図7(C)に示される通り、均し
部材12を取り除いて流体供給溝9を形成し、さらに軸
受面7Aからはみ出した樹脂を取り除く。なお、第6実
施形態では、軸受基材4への流体流通経路6の成形はシ
ート部材8に流体供給溝9が成形される前でも後でもよ
い。
【0037】従って、第6実施形態では、第1実施形態
のの作用効果を奏することができる他に、シート部
材8を軸受基材7の軸受面7Aに設けられた熱可塑性樹
脂層とし、この熱可塑性樹脂層に流体供給溝9の形状と
適合する突起13Bが設けられた均し部材12を加熱状
態で押しつけて流体供給溝9を形成したから、流体供給
溝9の加工、ひいては、流体軸受4の製造が容易に行え
る。
【0038】なお、本発明は前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施の形態では流体軸受4を空気軸受としたが、本
発明では流体軸受をエアパット、油静圧軸受としてもよ
い。さらに、絞り部6Aは必ずしも設けることを要しな
い。絞り部6Aを設ける場合には、その配置場所は前記
実施形態のように流体流通経路6に限定されるものでは
なく、流体供給溝9自体であってもよい。
【0039】また、絞り部6Aは前記実施形態の形状に
限定されるものではなく、例えば、溝を形成する部材の
細長い開口部と直交するように基材上に流体供給溝を形
成し、接合した部分で絞りが形成されるものでもよい。
さらにまた、前記実施形態では、絞り部6Aを固定式の
ものにしたが、可変式のものでもよい。
【0040】
【発明の効果】このような本発明によれば、外部から供
給された流体を流通させる流体流通経路が内部に形成さ
れた軸受基材と、この軸受基材の案内面と対向する軸受
面に設けられたシート部材とを備えて流体軸受を構成
し、このシート部材は、軸受基材に形成された流体流通
経路に連通するとともに案内面に流体を噴出する流体供
給溝が形成された構造であり、この流体軸受を製造する
ため、流体供給溝を深さ寸法がシート部材の厚さ寸法と
同じになるようにシート部材に形成し、このシート部材
を流体供給溝が流体流通経路と連通するように軸受基材
の軸受面に設ければよいから、流体軸受の製造を容易に
行うことができ、その製造コストを低いものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる流体軸受の全体構
成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略図である。
【図4】本発明の第3実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略図である。
【図5】本発明の第4実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略図である。
【図6】本発明の第5実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略図である。
【図7】本発明の第6実施形態にかかる流体軸受の製造
手順を説明する概略図である。
【符号の説明】
3 案内面 4 流体軸受 6 流体流通経路 7 軸受基材 7A 軸受面 8 シート部材 9 流体供給溝 10 サポートシート 12,13,14B 均し部材 12A,13A 均し部材本体 12B,13B 突起 14A スペーサ部材 15A ヒータ 15 加熱炉

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】案内面に沿って相対移動可能とされるとと
    もに前記案内面に向けて流体を噴出する流体軸受であっ
    て、外部から供給された流体を流通させる流体流通経路
    が内部に形成された軸受基材と、この軸受基材の前記案
    内面と対向する軸受面に設けられたシート部材とを備
    え、このシート部材は、前記軸受基材に形成された流体
    流通経路に連通するとともに前記案内面に流体を噴出す
    る流体供給溝が形成され、かつ、前記案内面との間に非
    接触状態で荷重が印加された際に所定の剛性を有するこ
    とを特徴とする流体軸受。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の流体軸受を製造する流体
    軸受の製造方法であって、前記流体供給溝を深さ寸法が
    シート部材厚さ寸法と同じになるように前記シート部材
    に形成し、このシート部材を前記流体供給溝が前記流体
    流通経路と連通するように前記軸受基材の軸受面に設け
    たことを特徴とする流体軸受の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記流体供給溝の成形は前記シート部材をサポー
    トシートに貼付した状態で行い、このサポートシートが
    貼付された前記シート部材を前記軸受基材の軸受面に設
    け、その後、前記サポートシートを前記シート部材から
    剥がすことを特徴とする流体軸受の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記シート部材は前記軸受基材の軸受面に設けら
    れた感光性樹脂層であり、この感光性樹脂層に露光現像
    して前記流体供給溝を成形することを特徴とする流体軸
    受の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記シート部材は前記軸受基材の軸受面に設けら
    れた流動性樹脂層であり、この流動性樹脂層に前記流体
    供給溝の形状と適合する突起が設けられた均し部材を押
    しつけ、前記流動性樹脂が固化した後前記押圧部材を取
    り除いて前記流体供給溝を成形することを特徴とする流
    体軸受の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記シート部材は前記軸受基材の軸受面に設けら
    れた流動性樹脂層であり、この流動性樹脂層に前記流体
    供給溝の形状と適合する突起が均し部材本体に設けられ
    た均し部材を押圧し、前記流動性樹脂が固化した後前記
    均し部材本体を取り除き、さらに、前記突起を取り除い
    て前記流体供給溝を成形することを特徴とする流体軸受
    の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記軸受基材の軸受面に前記流体供給溝が形成さ
    れる位置にスペーサ部材を配置し、その後、前記軸受基
    材の軸受面に流動性樹脂層を前記シート部材として設
    け、この流動性樹脂層に均し部材を押しつけ、前記流動
    性樹脂が固化した後前記均し部材を取り除き、さらに、
    前記スペーサ部材を取り除いて前記流体供給溝を成形す
    ることを特徴とする流体軸受の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の流体軸受の製造方法であ
    って、前記シート部材は前記軸受基材の軸受面に設けら
    れた熱可塑性樹脂層であり、この熱可塑性樹脂層に前記
    流体供給溝の形状と適合する突起が設けられた均し部材
    を加熱状態で押しつけて前記流体供給溝を成形すること
    を特徴とする流体軸受の製造方法。
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