JPH04357321A - 静圧流体支持装置 - Google Patents

静圧流体支持装置

Info

Publication number
JPH04357321A
JPH04357321A JP13130091A JP13130091A JPH04357321A JP H04357321 A JPH04357321 A JP H04357321A JP 13130091 A JP13130091 A JP 13130091A JP 13130091 A JP13130091 A JP 13130091A JP H04357321 A JPH04357321 A JP H04357321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supported
supported body
guide body
light
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13130091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2554794B2 (ja
Inventor
Seiichiro Murai
誠一郎 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3131300A priority Critical patent/JP2554794B2/ja
Publication of JPH04357321A publication Critical patent/JPH04357321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554794B2 publication Critical patent/JP2554794B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガイド体に被支持体を
流体の圧力によって非接触状態で支持する静圧流体支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静圧流体支持装置は、超精密ダイヤモン
ド旋盤や情報関連機器あるいは半導体製造装置など精密
な位置決めが要求される場合などに広く用いられている
【0003】上記静圧流体支持装置はガイド体と、この
ガイド体に流体の圧力によって非接触で支持されるテ−
ブルや軸などの被支持体とから構成されている。上記ガ
イド体あるいは被支持体のいずれか一方の表面には、被
支持体の支持剛性を高めるための複合絞りが形成される
ことがある。この複合絞りは表面絞りとオリフィス絞り
からなり、上記表面絞りは溝から形成されている。この
溝は、その深さによって上記被支持体の支持剛性を大き
く左右することになる。また、被支持体の支持剛性はガ
イド体のガイド面と被支持体との隙間寸法によっても大
きく変化する。
【0004】ところで、上記構成の静圧流体支持装置に
おいては、被支持体の支持剛性は設計の段階で決定され
る。しかしながら、設計の段階では、仮定や近似によっ
て支持剛性が計算されるため、実際の支持剛性が設計通
りにならないのが一般的である。さらに、加工精度や組
立精度の影響によっても、目的の支持剛性が得られない
ということがある。
【0005】従来の静圧流体支持装置は、組立後に被支
持体の支持剛性を調節できる構成となっていない。つま
り、上記溝の深さやガイド面と被支持体との隙間を調節
できる構成となっていない。そのため、目的の支持剛性
が得られない場合、その支持装置が組み込まれる機器の
性能低下を招くということがある。
【0006】また、加工精度や組立精度が低下すると、
ガイド体に対する被支持体の支持位置がずれることがあ
り、さらに利用目的によっては被支持体の支持位置を変
えたいこともある。
【0007】しかしながら、従来の静圧流体支持装置に
おいては、上記被支持体の支持位置を調節することがで
きるようになっていなかった。そのため、そのような場
合にも、上記支持装置が組み込まれる機器の性能低下を
招いたり、種々の目的に利用できないなどのことがある
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は被
支持体の支持剛性や支持位置を調節することができない
ということがあった。
【0009】この発明は上記事情にもとづきなされたも
のでその目的とするところは、ガイド体に対する被支持
体の支持剛性を変えることができるようにした静圧流体
支持装置を提供することにある。この発明の他の目的は
、ガイド体に対する被支持体の支持位置を調節すること
ができるようにした静圧流体支持装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の第1の手段は、ガイド体と被支持体との間
の隙間に流体を供給し、その流体の圧力で上記被支持体
を上記ガイド体に非接触で支持する静圧流体支持装置に
おいて、上記ガイド体と被支持体のいずれか一方には、
光が照射されることで歪みが生じる変える光歪素子から
なる制御部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】この発明の第2の手段は、ガイド体と被支
持体との間の隙間に流体を供給し、その流体の圧力で上
記被支持体を上記ガイド体に非接触で支持する静圧流体
支持装置において、上記ガイド体は、上記被支持体に対
して対称に配置された複数のパッドからなり、各パッド
は、光が照射されることで歪みが生じる光歪素子からな
る駆動部材によって上記被支持体との間隔の調節自在に
設けられていることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記第1の手段によれば、ガイド体と被支持体
との隙間の大きさを変えることで被支持体の支持剛性を
制御することができる。上記第2の手段によれば、駆動
部材を変形させてパッドを変位させることで、被支持体
の支持位置を変えることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1と図2はこの発明の第1の実施例を示
す。図1と図2において、1は直方体状をなした精密機
器のテ−ブルなどを構成する非透光性の材料によって形
成された被支持体である。この被支持体1の下面には田
の字状の取付溝2が所定の深さ寸法で形成されている。 この取付溝2には制御部材3が上面を固定して設けられ
ている。
【0015】上記制御部材3は、照射される光の強度に
応じて伸縮する光歪素子からなる。光歪素子としてはニ
オブ、タングステンなどを添加したジルコン酸ランタン
鉛(PLZT3/52/48)などが用いられている。
【0016】上記制御部材3は、光が照射されていない
状態において、上記取付溝2の深さ寸法よりも小さな高
さ寸法となるよう設定されている。それによって、上記
制御部材3の下面側には、複合絞りの表面絞りとなる所
定の深さ寸法の絞り溝4が形成されている。この絞り溝
4の深さ寸法をh1 とする。
【0017】上記被支持体1の中心である田の字の中心
には、厚さ方向に貫通する給気孔5が穿設されている。 この給気孔5は複合絞りのオリフィス絞りを形成するも
ので、その上面側に開放した一端には接続具6が取付け
られている。この接続具6にはホ−ス7の一端が接続さ
れている。このホ−ス7の他端は図示しない圧縮空気の
供給源に連通している。
【0018】上記被支持体1の下面側には、上面がガイ
ド面8に形成されたガイド体9が配置されている。この
ガイド体9はガラスや樹脂などの透光性の材料で形成さ
れていて、その下面側には光の強度を変えることができ
る光源11が配置されている。この光源11から出射さ
れた光Lは上記ガイド体9を透過して上記制御部材3を
照射する。それによって、上記絞り溝4の深さ寸法h1
 を変えることができるようになっている。
【0019】圧縮空気が上記ホ−ス7へ供給され、吸気
孔5から流出することで、その圧縮空気の静圧によって
上記被支持体1は上記ガイド体9のガイド面8に非接触
状態で支持される。そのときの、ガイド面8と被支持体
1の下面1aとの隙間(案内面隙間)をh2 とする。
【0020】絞り溝4の深さ寸法h1 と案内面隙間h
2 との間には図3に示す関係が実験により確認されて
いる。つまり、図3は、横軸に案内面隙間h2 、縦軸
に支持剛性を示し、曲線A〜Dは絞り溝4の深さ寸法h
1 を5μm、10μm、15μm、20μmと変えた
場合である。また、給気圧力は4.5kg /cm2 
、吸気孔5の径は0.16mmに設定した。なお、曲線
C、Dにおける破線部分は自励振動域である。
【0021】図3に示される実験結果から明らかなよう
に、絞り溝4の深さ寸法h1 が浅くなればなるほど支
持剛性が低くなる。たとえば、案内面隙間h2 を7μ
mに設定して絞り溝4の深さ寸法h1 を10μmから
5μmに変えた場合、被支持体1の支持剛性は0.9k
gf/ μmから0.3kgf/ μmに低下する。
【0022】以上のことから、光源11から出射される
光Lの強度を制御し、光歪素子からなる上記制御部材3
の伸縮量を変えれば、上記被支持体1の支持剛性を所望
する強さに設定することができる。
【0023】図4と図5はこの発明の第2の実施例を示
す。この実施例は上記第1の実施例と非透光性の被支持
体21の構造が異なる。すなわち、この実施例における
被支持体21には、その下面に開放した第1の取付溝2
2が田の字状に形成されている。この第1の取付溝22
には光歪素子からなる第1の制御部材23がその下面側
に深さ寸法h1 の第1の絞り溝24を形成して設けら
れている。
【0024】また、被支持体21にはX字状の第2の取
付溝25が厚さ方向に貫通して形成されている。この第
2の取付溝25には光歪素子からなる第2の制御部材2
6が設けられている。この第2の制御部材26は被支持
体1の上面側の上端部が被支持体1に固定されている。 したがって、第2の制御部材26は上端を支点として下
端側が伸縮するようになっている。この第2の制御部材
26の下端面には遮光板27が取着されているとともに
、その下端面側にはたとえば第1の絞り溝24と同じ深
さ寸法h1 の第2の絞り溝28を形成している。なお
、図4では第1の制御部材22が縮小し、第2の制御部
材26が伸長して第2の絞り溝28を半分程度浅くした
状態を示している。
【0025】ガイド体9は透光性の材料で形成され、そ
の下方には強度調節自在な第1の光源29が配置されて
いる。この第1の光源27からの光L1 は第1の制御
部材23だけを照射する。上記被支持体21の上面側に
は強度調節自在な第2の光源31が配置されている。こ
の第2の光源31からの光L2 は第2の制御部材26
だけを照射する。
【0026】また、被支持体21の中心部分には給気孔
32が一端を下面に開口して形成されている。この給気
孔32は被支持体1の厚さ方向中途部でL字状に屈曲さ
れ、他端は上被支持体21の側面に開口している。この
吸気孔32の他端には接続具6を介してホ−ス7が接続
されている。
【0027】上記構成の支持装置において、第2の光源
31だけを点灯し、第2の制御部材26だけを伸長させ
ると、第2の絞り溝28が浅くなる。第2の光源31か
らの光L2 の強度を制御し、第2の絞り溝28の深さ
を0にすれば、深さがh1 の第1の絞り溝24のもつ
田の字状の支持剛性によって被支持体21を支持するこ
とができる。
【0028】上記第2の光源31を消灯し、第1の光源
27を点灯すれば、第2の制御部材26は縮小し、第1
の制御部材23が伸長する。第1の制御部材23を第1
の絞り溝24の深さが0となるまで伸長させれば、第2
の絞り溝28がもつX字状の支持剛性によって被支持体
21を支持することができる。
【0029】また、第1の絞り溝24および第1の絞り
溝28の深さを0と最大との間の任意の深さとなるよう
制御すれば、各絞り溝のもつ深さ応じた特性によって被
支持体21の支持剛性を変えることができる。
【0030】なお、上記第1の実施例と第2の実施例に
おいて、被支持体1、21に形成される絞り溝の形状は
、田の字状とX字状以外の形状であってもよく、たとえ
ば枠状や直線状、さらには複数の直線を平行あるいは一
列に設けた形状などであってもよい。また、絞り溝は被
支持体でなく、ガイド体に形成しても、同様の作用効果
が得られる。
【0031】図6と図7はこの発明の第3の実施例を示
す。この実施例は軸状の被支持体41を支持する構成で
ある。すなわち、図中42はガラスや合成樹脂などの透
光性の材料によって両端面が開放した角筒状に形成され
た本体である。この本体42の4つの内面には、それぞ
れ光歪素子からなる盤状の第1乃至第4の駆動部材43
a〜43dが一端面を取着して設けられている。
【0032】各駆動部材43a〜43dの一端面側には
、上記本体42の各側壁を介して第1乃至第4の光源4
4a〜44dが対向して配置されている。これら光源4
4a〜44dは、それぞれ出射される光の強度に応じて
上記駆動部材43a〜43dを伸縮する。各光源44a
〜44dから出射される光の強度は、駆動部45からの
駆動信号によってそれぞれ制御される。この駆動部45
は制御装置46に接続され、この制御装置46からの制
御信号によって上記光源44a〜44dに出力する駆動
信号が制御される。
【0033】上記各駆動部材43a〜43dの他端面に
は、ガイド体47を構成する第1乃至第4のパッド47
a〜47dがそれぞれ一端面を接合して設けられている
。各パド47a〜47dの内面は円弧面に形成され、こ
れらの円弧面によって周方向に不連続な円筒面を形成し
ている。
【0034】上記各パッド47a〜47dには、それぞ
れ軸方向に離間した一対のノズル孔48a〜48dが一
端を円弧面に開放させて穿設されている。各ノズル孔4
8a〜48dは図示しない圧縮空気の供給源にホ−スな
どを介して接続されている。
【0035】4つのパッド47a〜47dがなす円筒面
内には軸状の上記被支持体41が挿通されている。この
被支持体41は、上記各パッド47a〜47dのノズル
孔48a〜48dから圧縮空気を流出させることで、そ
の静圧によって非接触状態で支持される。
【0036】上記パッド47a〜47dの内面と、被支
持体41の外周面との隙間は、上記各パッドに設けられ
た4つのセンサ51a〜51dによって検出される。こ
れらセンサからの検出信号は上記制御装置46に入力さ
れる。それによって、制御装置46からは、上記駆動部
45に制御信号が出力されるようになっている。
【0037】上記構成の静圧流体支持装置において、被
支持体41は、各駆動部材43a〜43dが所定強度の
光を照射して所定寸法伸長した状態(バイアスを与えた
状態)で各パッド47a〜47dのノズル孔48a〜4
8dから圧縮空気を流出させれば、その圧縮空気の静圧
によって上記各パッドの内面に対して非接触状態で支持
される。
【0038】この状態において、上記被支持体41の支
持剛性を高くしたい場合には、被支持体41と各パッド
47a〜47dの内面との隙間(軸受隙間)を小さくす
る。つまり、駆動部45から各光源44a〜44dに出
力される駆動信号を増大させ、各駆動部材43a〜43
dを照射する光の強度を増大させれば、その強度に応じ
て各駆動部材が伸長し、各パッド47a〜47dと被支
持体41との隙間が小さくなるから、その支持剛性を増
大させることができる。被支持体41の支持剛性の設定
は、各第1乃至第4のセンサ51a〜51dが検出する
軸受隙間を制御することで行える。図8は軸受隙間と支
持剛性との関係を示す。この図から明らかなように、軸
受隙間をaからbへ小さくすると、支持剛性はcからd
へ上昇することになる。したがって、上述したように、
軸受隙間を変化させれば、被支持体41の支持剛性を制
御することができる。
【0039】被支持体41が負荷の変動、加工や組立精
度などの影響を受け、その軸心がガイド体47がなす円
筒面の中心から偏心している場合には、第1乃至第4の
センサ51a〜51dによってその偏心量が検出される
。たとえば、被支持体41が図6において+X方向に偏
心している場合には、被支持体41と第1のパッド47
aの内面との隙間が小さくなり、第3のパッド47cの
内面との隙間が大きくなる。そして、その隙間の変化は
第1のセンサ51aと第3のセンサ51cとで検出され
、その検出信号が制御装置46に入力される。
【0040】これらセンサ51a、51cの検出信号が
入力された制御装置46は、その検出信号に応じた制御
信号を駆動部45に出力する。それによって、駆動部4
5からは第1の光源44aと第3の光源44cとに駆動
信号が出力され、これら光源からの光の強度が制御され
る。
【0041】たとえば、被支持体41が上述したように
+X方向に変位していると、第1の光源44aは光の強
度が増大させられ、第3の光源44cは光の強度が減少
させられる。それによって、第1の駆動部材43aが伸
長し、第1のパッド47aの内面と被支持体41との隙
間が小さくなり、第3の駆動部材43cが縮小して第3
のパッド47cの内面と被支持体41との間隔が増大す
るから、上記被支持体41は、隙間が増大する方向、つ
まりその軸心がガイド体47の中心に近づく−X方向に
変位する。
【0042】すなわち、上記構成によれば、被支持体4
1の支持剛性を制御することができるばかりか、ガイド
体47に対する被支持体41の支持位置を調整すること
もでき、したがって、被支持体41の偏心量を補正する
ことができる。しかも、その支持位置の調整は、制御装
置46によって自動で行うことができる。
【0043】図9はこの発明の第4の実施例を示す。こ
の実施例は被支持体61が直線運動をする静圧流体支持
装置を示す。つまり、被支持体61は所定の厚さを有す
る矩形板状をなしている。ガイド体62は透光性の材料
で作られているとともに、上記被支持体61を収容する
紙面に対して直交する方向に長い凹状の収容部63を有
する。
【0044】被支持体61の両側面にはそれぞれ光歪素
子によって形成された第1の駆動部材64aと第2の駆
動部材64bとが一側面を固着して設けられている。各
駆動部材64a,64bの外面にはそれぞれ第1のパッ
ド65aと第2のパッド65bとが取着されている。各
パッド65a,65bにはそれぞれ先端が上記ガイド体
62の内側面に対向する第1、第2のノズル孔66a、
66bが形成されている。これらノズル孔66a、66
bには、それぞれ供給路67の一端が連通している。こ
れら供給路67の他端にはホ−ス68の一端が接続され
ている。このホ−ス68の他端は図示しない圧縮空気の
供給源に連通している。
【0045】上記各パッド65a、65bのノズル孔6
6a、66bから圧縮空気を流出させてパッドの外面と
収容部63の内面との間の隙間に流せば、その静圧によ
って被支持体61はガイド体62の幅方向に対して非接
触状態で支持される。
【0046】また、被支持体61にはその下面に開口し
た第3のノズル孔66cが開口している。この第3のノ
ズル孔66cには連通路69の一端が接続され、その他
端には上記ホ−ス68が接続されている。第3のノズル
孔66cから圧縮空気を流出させれば、その静圧によっ
て被支持体61は収容部63の内底面に対して非接触状
態で支持される。
【0047】上記各パッド65a、65bにはそれぞれ
第1のセンサ69aと第2のセンサ69bとが設けられ
ている。これらセンサは各パッド65a、65bの外面
とガイド体62の収容部63の内面との隙間を検出する
。センサ69a、69bによる検出信号は制御装置46
に入力される。
【0048】制御装置46は、各センサ69a、69b
からの検出信号に応じて駆動部45に制御信号を出力す
る。駆動部45からは上記ガイド体62の両側に配置さ
れた第1の光源73aと第2の光源73bとにそれぞれ
駆動信号を出力する。それによって、各光源73a、7
3bから出射される光の強度が制御される。
【0049】上記第1のパッド65aと第2のパッド6
5bとは透光性の材料によって形成されている。そして
、上記各光源73a、73bからの光は、ガイド体62
とパッド65a、65bを介して各駆動部材64a、6
4bに照射されるようになっている。
【0050】上記構成の静圧流体支持装置によれば、第
1の光源73aと第2の光源73bとから出射される光
の強度を制御し、一対の駆動部材64a、64bを伸縮
させることで収容部63の両側内面と各パッド65a、
65bとの隙間を変えれば、被支持体61の支持剛性を
制御することができる。
【0051】また、第1、第2のセンサ69a、69b
が検出する各パッド65a、65bと収容部63の両側
内面との隙間に応じて第1の光源73aと第2の光源7
3bから出力される光の強さを制御すれば、被支持体6
1を収容部63の幅方向に変位させることができる。た
とえば、一対の駆動部材64a、64bのうち、第1の
駆動部材64aを伸長させれば、第1のパッド65aと
収容部63の一側内面との隙間が他方の隙間よりも狭く
なって静圧が増大するから、被支持体61を図9に示す
−X方向に変位させることができる。
【0052】したがって、このような構成によれば、上
記第3の被支持体61の支持剛性の制御や位置ずれの補
正、さらには被支持体を所望する位置に位置決めするな
どのことができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明の第1の手段
によれば、被支持体あるいはガイド体のいずれか一方に
光歪素子からなる制御部材を設け、この制御部材によっ
て上記ガイド体と被支持体との間の隙間の大きさを変え
ることができるようにした。そのため、上記被支持体の
支持剛性を任意に設定することができる。
【0054】また、この発明の第2の手段によれば、被
支持体を非接触で支持するガイド体を、被支持体に対し
て対称に配置された複数のパッドに分割し、各パッドを
光歪素子からなる駆動部材によって上記被支持体との間
隔の調節自在に設けた。そのため、被支持体の支持剛性
を制御することができるばかりか、ガイド体に対する被
支持体の支持位置を制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す側断面図。
【図2】同じく被支持体を下面側から見た平面図。
【図3】同じく案内面隙間と支持剛性との関係を示すグ
ラフ。
【図4】この発明の第2の実施例の第1の制御部材が縮
小し、第2の制御部材が伸長した状態を示す側断面図。
【図5】同じく被支持体を下面側から見た平面図。
【図6】この発明の第3の実施例を示す側面図。
【図7】同じく図6のVI−VI線に沿う断面図。
【図8】同じく軸受け隙間と支持剛性との関係を示すグ
ラフ。
【図9】この発明の第4の実施例を示す側断面図。
【符号の説明】
1,21,41…被支持体、3…制御部材、4,24,
28…絞り溝、9,23,26,47,61…ガイド体
、43a〜43d…駆動部材、46…制御装置、47a
〜47d…パッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガイド体と被支持体との間の隙間に流
    体を供給し、その流体の圧力で上記被支持体を上記ガイ
    ド体に非接触で支持する静圧流体支持装置において、上
    記ガイド体と被支持体のいずれか一方には、光が照射さ
    れることで歪みが生じる光歪素子からなる制御部材が設
    けられていることを特徴とする静圧流体支持装置。
  2. 【請求項2】  ガイド体と被支持体との間の隙間に流
    体を供給し、その流体の圧力で上記被支持体を上記ガイ
    ド体に非接触で支持する静圧流体支持装置において、上
    記ガイド体は、上記被支持体に対して対称に配置された
    複数のパッドからなり、各パッドは、光が照射されるこ
    とで歪みが生じる光歪素子からなる駆動部材によって上
    記被支持体との間隔の調節自在に設けられていることを
    特徴とする静圧流体支持装置。
  3. 【請求項3】  上記パッドと被支持体との間隔を検出
    するセンサと、このセンサからの検出信号に応じて上記
    各駆動部材を照射する光源からの光の強度を制御する制
    御手段とを具備したことを特徴とする請求項2記載の静
    圧流体支持装置。
JP3131300A 1991-06-03 1991-06-03 静圧流体支持装置 Expired - Lifetime JP2554794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3131300A JP2554794B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 静圧流体支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3131300A JP2554794B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 静圧流体支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04357321A true JPH04357321A (ja) 1992-12-10
JP2554794B2 JP2554794B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=15054745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3131300A Expired - Lifetime JP2554794B2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 静圧流体支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554794B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303871A (ja) * 1998-04-21 1999-11-02 Mitsutoyo Corp 流体軸受及びその製造方法
JP2011073118A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Jtekt Corp 流体保持装置
JP5149627B2 (ja) * 2005-12-15 2013-02-20 京セラ株式会社 静圧スライダ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01125789A (ja) * 1987-11-10 1989-05-18 Canon Inc ブロッホラインメモリ
JPH01150238A (ja) * 1987-12-07 1989-06-13 Mitsubishi Electric Corp 光ヘツド装置
JPH01275911A (ja) * 1988-04-27 1989-11-06 Toyoda Mach Works Ltd 静圧軸受の断熱装置
JPH02278009A (ja) * 1989-04-20 1990-11-14 Ntn Corp 静圧気体軸受

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01125789A (ja) * 1987-11-10 1989-05-18 Canon Inc ブロッホラインメモリ
JPH01150238A (ja) * 1987-12-07 1989-06-13 Mitsubishi Electric Corp 光ヘツド装置
JPH01275911A (ja) * 1988-04-27 1989-11-06 Toyoda Mach Works Ltd 静圧軸受の断熱装置
JPH02278009A (ja) * 1989-04-20 1990-11-14 Ntn Corp 静圧気体軸受

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11303871A (ja) * 1998-04-21 1999-11-02 Mitsutoyo Corp 流体軸受及びその製造方法
JP5149627B2 (ja) * 2005-12-15 2013-02-20 京セラ株式会社 静圧スライダ
JP2011073118A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Jtekt Corp 流体保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2554794B2 (ja) 1996-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5174039A (en) Displacement-measuring apparatus, and static-pressure bearing device for use in the displacement-measuring apparatus
JP3128709B2 (ja) 非接触型移動テーブル
US5317221A (en) Linear driving device
CN102177597B (zh) 半共振驱动系统及其方法
CN105179480A (zh) 一种主动调控节流孔入口气压的气浮支承装置
JP5579024B2 (ja) 保持体に固定された物差しを備える配列装置
US5692838A (en) Hydrostatic bearing with self-controlled restricting mechanism
JP2005032818A (ja) 静圧軸受、位置決め装置、並びに露光装置
JPH04357321A (ja) 静圧流体支持装置
JP2008055436A (ja) レーザ照射装置
US11521772B2 (en) Multilayer magnetic circuit assembly
JP4491364B2 (ja) 非接触支持装置
JP3143582B2 (ja) 静圧軸受装置およびこれを用いた位置決めステージ
US6120004A (en) Variable capillary apparatus for hydrostatic bearing and motion error compensating method using same
JP3106189B1 (ja) 静圧流体軸受
JPH0510330A (ja) 静圧軸受装置
JP2948010B2 (ja) 直線駆動装置
JP2005351312A (ja) 移動機構
JP2009253135A (ja) 板材用気体圧支持機構
CN111188834A (zh) 空气轴承
US20080105027A1 (en) Apparatus for reducing the friction between two bodies
JP2665740B2 (ja) 流体軸受装置
JP2005268293A (ja) 微小移動機構
JPH0359285B2 (ja)
JP2747254B2 (ja) 流体軸受装置