JPH11303230A - 免震カバー - Google Patents

免震カバー

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JPH11303230A
JPH11303230A JP11089298A JP11089298A JPH11303230A JP H11303230 A JPH11303230 A JP H11303230A JP 11089298 A JP11089298 A JP 11089298A JP 11089298 A JP11089298 A JP 11089298A JP H11303230 A JPH11303230 A JP H11303230A
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Hiroyasu Masuda
裕康 増田
Hiroaki Inoue
博章 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部躯体側への車両や車椅子等の出入りを容
易にするとともに、歩行者がつまずかないようにする。 【解決手段】 上部躯体2と下部躯体3との間に配設さ
れる免震カバー1であって、基端部が上部躯体2側に支
持されると共に、先端部が下部躯体3の上面に対向配置
され、且つ、先端部下面側に上方に向けて傾斜する第1
の傾斜面8aを有する金属製のカバー本体4と、下部躯
体3の上面に取り付けられ、第1の傾斜面8aに対して
対面配置されて該第1の傾斜面8aを摺動可能に受け止
める第2の傾斜面20aを有する金属製の支持部材20
と備え、上面部である磁器タイル13のレベルを上部躯
体2及び下部躯体3の各床2a,3aのレベルと略面一
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部躯体と下部躯
体との間に配設される免震カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の免震カバーとしては、上部躯体側
からカンティレバーのコンクリートスラブを張り出して
上部躯体と下部躯体との間を覆い、該コンクリートスラ
ブの先端部と下部躯体の上面との間のすき間をゴムガス
ケット等で塞ぐようにしたものが知られている。ゴムガ
スケットは、自身の変形により上部躯体と下部躯体との
間の水平方向の相対変位を吸収し、また、上部躯体と下
部躯体との間に雨水等が浸入するのを防止するシール材
として機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の免震カバ
ーにおいては、比較的強度の弱いコンクリートスラブを
用いているため、上部躯体側へトラック等の車両が出入
りする際の荷重を支える必要がある等の理由から先端部
の形状を薄くすることができない。このため、免震カバ
ーと周囲の床レベルとの間に段差が生じてしまい、上部
躯体側への車両や車椅子の出入りが容易でなく、しか
も、歩行者がつまずき易いという不都合がある。
【0004】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、上部躯体側への車両や車椅子等の出
入りを容易にすることができるとともに、歩行者がつま
ずかないようにすることができる免震カバーを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る免震カバーは、上部躯体と下部躯体
との間に配設される免震カバーであって、基端部が上部
躯体側に支持されると共に、先端部が下部躯体の上面に
対向配置され、且つ、先端部下面側に上方に向けて傾斜
する第1の傾斜面を有する金属製のカバー本体と、前記
下部躯体の上面に取り付けられ、前記第1の傾斜面に対
して対面配置されて該第1の傾斜面を摺動可能に受け止
める第2の傾斜面を有する金属製の支持部材と備え、上
面部のレベルを前記上部躯体及び前記下部躯体の各床レ
ベルと略面一としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である免震カバーを説明するための説明的断面図、
図2は図1の平面図、図3は図2のA−A線断面図であ
る。
【0007】図1において符号1は、上部躯体2と下部
躯体3との間の側溝Bを覆う免震カバーである。この免
震カバー1はカバー本体4及び支持部材20を備えてお
り、カバー本体4及び支持部材20は共に金属製とされ
ている。
【0008】カバー本体4は、底板5と、該底板5の周
縁に設けられた周壁6と、周壁6で囲まれる部分を補強
する補強リブ7と、底板5の先端部から上方に向けて傾
斜する傾斜板8とを備える。底板5の基端部には下面に
係止凹部10を有する係止部材11が取り付けられてお
り、該係止凹部10は底板5に形成された穴9に連通し
ている。係止凹部10を上部躯体2の上面に突設された
突起12に嵌め込むことにより、カバー本体4の基端部
が上部躯体2側に支持されるようになっている。かかる
支持状態においては、カバー本体4は水平方向の移動が
拘束されるとともに、突起12を支点として上下方向の
所定量の回動が許容されている。なお、カバー本体4の
回動支点は突起12から離脱しないように図示しない鎖
等によって側溝Bに固定されている。
【0009】一方、カバー本体4の先端部は下部躯体3
の上面に摺動自在に載置されており該載置長さSは地震
時における上部躯体2と下部躯体3との間の最大水平変
位に対応する長さ(ここでは500mm)とされてい
る。また、周壁6で囲まれる部分には、モルタル等を介
して磁器タイル(免震カバーの上面部)13が貼り付け
られており、該磁器タイル13のレベルは上部躯体2の
床2aレベル及び下部躯体3の床3aレベルと略同一と
されている。なお、図2では、磁器タイル13を貼り付
ける前の状態を示している。
【0010】周壁6の内でカバー本体4の先端側に位置
する周壁6aの上端からは上板14が磁器タイル13と
略同一レベルで水平方向に延設されており、該上板14
の先端は傾斜板8の先端に接合されている。傾斜板8の
下面が本発明の第1の傾斜面8aとされている。
【0011】支持部材20は下部躯体3の上面に傾斜板
8に対向して取り付けられており、第1の傾斜面8aに
対して対面配置されて該第1の傾斜面8aを摺動可能に
受け止める第2の傾斜面20aを有している。支持部材
20と下部躯体3の床3aとの間には、シーリング材2
1が介在されている。
【0012】そして、地震時にカバー本体4の第1の傾
斜面8aが支持部材20の第2の傾斜面20aを摺動す
ることにより、上部躯体2と下部躯体3との間の水平方
向の相対変位を吸収するようになっている。第1の傾斜
面8aが第2の傾斜面20aを摺動する際には免震カバ
ー1が跳ね上がる場合があるが、この跳ね上がりはカバ
ー本体4が上部躯体2側の突起12を支点として上下方
向の回動が許容されていることにより可能とされる。な
お、図2及び図3において符号22は、カバー本体4の
側溝Bに相当する位置に着脱自在に設けられて、側溝B
の点検や清掃を行うための点検用蓋である。
【0013】このようにこの実施の形態では、金属製の
カバー本体4に設けた第1の傾斜面8aを金属製の支持
部材20に設けた第2の傾斜面20aで摺動可能に受け
止めることにより、上部躯体2と下部躯体3との水平方
向の相対変位を吸収するようにしているので、上部躯体
2側へトラック等の車両が出入りする際の荷重を十分に
支えることが可能になり、しかも、免震カバー1の上面
部である磁器タイル13のレベルは上部躯体2の床2a
レベル及び下部躯体3の床3aレベルと略同一とされて
免震カバー1と周囲の床レベルとの間の段差をなくして
いるため、上部躯体2側への車両や車椅子の出入りを容
易にすることができるとともに、歩行者がつまずかない
ようにすることができる。
【0014】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、上部躯体側への車両や車椅子の出入りを容易
にすることができるとともに、歩行者がつまずかないよ
うにすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である免震カバーを
説明するための説明的断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1…免震カバー 2…上部躯体 2a…上部躯体側の床 3…下部躯体 3a…下部躯体側の床 4…カバー本体 8a…第1の傾斜面 10…係止凹部 11…係止部材 12…突起 20…支持部材 20a…第2の傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部躯体と下部躯体との間に配設される
    免震カバーであって、基端部が上部躯体側に支持される
    と共に、先端部が下部躯体の上面に対向配置され、且
    つ、先端部下面側に上方に向けて傾斜する第1の傾斜面
    を有する金属製のカバー本体と、前記下部躯体の上面に
    取り付けられ、前記第1の傾斜面に対して対面配置され
    て該第1の傾斜面を摺動可能に受け止める第2の傾斜面
    を有する金属製の支持部材と備え、上面部のレベルを前
    記上部躯体及び前記下部躯体の各床レベルと略面一とし
    たことを特徴とする免震カバー。
JP11089298A 1998-04-21 1998-04-21 免震カバー Expired - Fee Related JP3992831B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250001A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Kaneso Co Ltd 床用目地カバー装置
JP2010121267A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Kajima Corp エキスパンション・ジョイント
JP2015218467A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社エーエス 免震床取合構造

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JP2015218467A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社エーエス 免震床取合構造

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