JP4098744B2 - バルコニーにおける根太掛け構造およびその取付方法 - Google Patents

バルコニーにおける根太掛け構造およびその取付方法 Download PDF

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本発明は、デッキ材の上面と建屋開口部のサッシ下枠上面と屋内側の床面とを略面一にしたバリアフリー対応のバルコニーにおける根太掛け構造およびその取付方法に関するものである。
従来のバルコニーは、建屋開口部から屋外側に突出したデッキを備えている。デッキを構成するデッキ材は直接には根太に支持されるが、根太の基部は根太掛けに支持されている。根太掛けは建屋外壁に沿って固定されるものであるが、根太掛けが正確な位置に設けられていないと、デッキ材が傾斜してしまうので、その位置出しは非常に重要である。
また、デッキ材の上面と建屋開口部のサッシ枠の下枠の上面には段差が設けられ、デッキ面は段落ちして設置されていた。その理由は、施工の問題もあるが、特に雨水が入りこみやすくなるからである。すなわち、デッキ面とサッシ下枠面とが面一であると、降雨時に雨水がサッシ下枠に吹きこみやすくなり、さらに屋内側にも進入するという可能性が高くなるのである。
ところが、最近はデッキ材の上面と建屋開口部のサッシ下枠の上面と屋内側の床面とを略面一にすることによって、老人が躓いたりせず、車椅子でも容易に移動できるようにするバリアフリー対応が求められている。これに対応するためには、デッキ材の位置を従来よりも高くしなければならないが、そのためには、デッキ材を支持するための根太掛けも、従来のものに比べ、根太を支持する部分も高くする必要がある。しかし、根太掛け自体はサッシ下枠があるので、従来と同じ位置に保持しなければならない。このため、バリアフリー用の根太掛けは根太支持部のみが高くなる構造にならざるを得ないから、必然的に大型化し、重量も重くなる。
また、デッキ面とサッシ下枠面とが面一になれば、雨水の吹きこみを効果的に防止することが要求される。
そこで、最近のバリアフリー対応のバルコニーでは、根太掛けが大きくなり、相当の重量があるため、根太掛けをベース部材と根太掛け本体に2分割しておき、予め建屋外壁にベース部材を固定しておき、このベース部材に根太掛け本体を係止させる方式を採用したものが知られている。
しかしながら、根太掛けを2分割すると、その取付作業が煩雑になるだけでなく、ベース部材を躯体外壁の正確な位置に固定すること自体が難しい。ベース部材はサッシ下枠の下方に設けられるので、サッシ下枠の位置を目安にしてその位置を決めるしかないからである。
本発明は上記問題点を解消し、主に根太掛けの位置出しと取り付け作業を容易に行うことができるバルコニーにおける根太掛け構造およびその取付方法を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るバルコニーにおける根太掛け構造は、建屋開口部の両側方下部から屋外側に突出した左右両側の妻梁と、これら妻梁の基部の間に建屋外壁に沿って設けられた根太掛けとを備え、この根太掛け上の根太に支持されたデッキ材の上面と、上記建屋開口部のサッシ枠の下枠の上面と屋内側の床面とを略面一にしたバルコニーにおいて、上記根太掛けの両側端から係合片を突出させ、該係合片を上記妻梁の内側に沿って形成した受け部に上記建屋外壁に向けて摺動可能に係合させるとともに、上記根太掛けには建屋外壁との固定部を設けたことを特徴とする。
また、本発明に係るバルコニーにおける根太掛けの取付方法は、建屋開口部の両側方下部から屋外側に突出した左右両側の妻梁と、これら妻梁の基部の間に建屋外壁に沿って設けられた根太掛けとを備え、この根太掛け上の根太に支持されたデッキ材の上面と、上記建屋開口部のサッシ枠の下枠の上面と屋内側の床面とを略面一にしたバルコニーにおいて、上記根太掛けの両側端から係合片を突出させ、該係合片を上記妻梁の内側に沿って形成した受け部に係合させた状態で根太掛けを建屋外壁に向けて押し込んで受け部に沿って摺動させ、建屋外壁に当接させた後、根太掛けを建屋躯体に固定することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、根太掛けの両側端から係合片を突出させ、該係合片を上記妻梁の内側に沿って形成した受け部に建屋外壁に向けて摺動可能に係合させるとともに、上記根太掛けには建屋外壁との固定部を設けたので、まず妻梁を取り付けておき、根太掛けの両側の係合片を妻梁の受け部に係合させ、その状態で根太掛けを押し込んで受け部に沿って摺動させ、建屋外壁に当接させた後、根太掛けをネジ等の固定手段によって建屋躯体に固定すればよい。したがって、根太掛けの取付作業は容易に行うことができるとともに、妻梁の受け部に係合片を支持させることにより、妻梁に対する根太掛けの位置が正確に決まるから、根太掛けの位置出しも自動的に正確に行われる。
請求項2に係る発明によれば、根太掛けの取付作業は容易に行うことができるとともに、妻梁の受け部に係合片を支持させることにより、妻梁に対する根太掛けの位置が正確に決まるから、根太掛けの位置出しも自動的に正確に行われる。
図1はバルコニーの縦断面図であり、図2は図1のX−X線上の要部断面図である。同図において符号1は建屋開口部を示す。この開口部1にはサッシ枠2が設けられている。2aはサッシ下枠で、上記開口部1の下方の建屋躯体aに固定されている。bは建屋の外壁、3はサッシ下枠2aの屋内側の床を示す。サッシ下枠2aの上面は床面と略面一になるように配置されている。
次に、上記開口部1の屋外側にはバルコニーAが設置されている。このバルコニーAは、建屋開口部1の両側方下部から屋外側に突出した左右両側の妻梁4と、これらの妻梁4の先端を連結する前枠5と、妻梁4と前枠5との間に設けられたデッキ材6と、妻梁4と前枠5の上方に設けられた格子枠7とから大略構成されている。
ところで、上記デッキ材6は根太8に支持され、根太8は根太掛け9と前枠5に支持されている。すなわち、前枠5の背面側に根太8の支持縁10が突出形成されている。また、根太掛け9は両側の妻梁4の間に配置され、図3に示されるように、上方が開口した樋状に形成され、基部側の側壁11は建屋外壁に固定され、その反対側の側壁12の上端に根太8を支持している。上記側壁12の上端にはボルト13の頭部を受ける受け溝14が形成され、ボルト13は根太8の下壁を貫通し、ナット15で締めつけて根太8を固定している。根太8は断面方形で、下端一側から固定片16が突出形成されている。
ところで、妻梁4の内側面の上下部には、それぞれ主妻雨樋17と補助妻雨樋18とが設けられている。主妻雨樋17は妻梁4とは別体の型材によって構成され、両端は蓋で覆われているとともに、内側の側壁19は根太8と同じ高さレベルに設けられ、下方には根太掛け9に固定するための固定片20が形成されている。補助妻雨樋18は断面コ字形に形成されている。そして、主妻雨樋17と補助妻雨樋18には、それぞれ雨樋21が連結されている。
また、上記根太掛け9の両端には蓋材22が固定されている。これにより、根太掛け9は上向きの雨樋として構成され、根太掛け9の下部には雨樋31が連結されている。
蓋材22のほぼ中央部には切り起しによって係合片23が外方に突出されている。この係合片23は上記妻梁4の内側に沿って形成した受け部24(補助妻雨樋18の内側の側壁)に係合している。
上記デッキ材6の上面はサッシ下枠2aの上面と略面一になるように配置されている。
上記構成において、バルコニーAを施工するときは、まず建屋躯体aの所定位置に取付金具32を先付けしておき、この取付金具32を上記両側の妻梁4の基部に嵌合させて固定し、両側の妻梁4の先端を前枠5で連結する。そして、妻梁4と前枠5とを適宜手段で水平に保持する。それから、根太掛け9を両側の妻梁4の間に持ち上げ、図2のように根太掛け9の両側に突出した係合片23を妻梁4の内側の受け部24に係合させる。その状態で根太掛け9を図4に示されるように、押し込んで受け部24に沿って摺動させ、建屋外壁bに当接させた後、根太掛け9をコーチスクリュー30等の固定手段によって建屋躯体aに固定する。
根太掛け9の係合片23を妻梁4の受け部24に支持させた状態で建屋外壁aに当接させると、根太掛け9は仮支持状態となる。したがって、根太掛け9の取付作業は容易に行うことができるとともに、妻梁4の受け部24に係合片23を支持させることにより、妻梁4に対する根太掛け9の位置が正確に決まるから、根太掛け9の位置出しも自動的に正確に行われる。
なお、図5は、シャッター付きサッシ枠2Aを取り付けた場合の根太掛け構造を示すもので、基本的には通常のサッシ収まりと同じであるから、同じ符号で示す。
なお、シャッターの下端には幅木(ボトムスラットともいう)25が取り付けられ、幅木25には水切り縁26が取り付けられている。水切り縁26は幅木25よりも屋外側に突出し、かつ下方に垂れるものであるから、サッシ下枠2aには上記水切り縁26を受ける幅木受け27が形成されている。幅木受け27はデッキ材6の位置出しをするための目印となる。また、幅木受け27がないと、サッシ下枠2aとデッキ材6との間の隙間が大きくなって、小さな物が落下するおそれがある。
また、シャッター付きサッシにおいては、幅木受け27があるため、デッキ材6の端部よりも根太8の端部の方が外壁b寄りに出っ張るので、シャッターの幅木受け27とデッキ材6との間の隙間から流れ込んだ雨水は、デッキ材6と根太8の間や、根太8の内部に入り込んでしまい、バルコニーから直接に落ちてしまう。そのため、幅木受け27に向き合うデッキ材6の端縁には化粧アングル29とともに、水切り材28が取り付けられている。水切り材28は根太8の端部の上部を覆うようにして根太掛け9に向けて垂れ下がっている。これにより、シャッターの幅木受け27とデッキ材6との間の隙間から流れ込んだ雨水を円滑、確実に根太掛け9に案内することができる。
本発明に係るバルコニーの縦断面図である。 図1のX−X線上の要部の断面図である。 図1の要部の拡大図である。 根太掛けの取付態様説明図である。 シャッターサッシに適用した場合の要部縦断面図である。
符号の説明
4 妻梁
8 根太
9 根太掛け
23 係合片
24 受け部

Claims (2)

  1. 建屋開口部の両側方下部から屋外側に突出した左右両側の妻梁と、これら妻梁の基部の間に建屋外壁に沿って設けられた根太掛けとを備え、この根太掛け上の根太に支持されたデッキ材の上面と、上記建屋開口部のサッシ枠の下枠の上面と屋内側の床面とを略面一にしたバルコニーにおいて、上記根太掛けの両側端から係合片を突出させ、該係合片を上記妻梁の内側に沿って形成した受け部に上記建屋外壁に向けて摺動可能に係合させるとともに、上記根太掛けには建屋外壁との固定部を設けたことを特徴とするバルコニーにおける根太掛け構造。
  2. 建屋開口部の両側方下部から屋外側に突出した左右両側の妻梁と、これら妻梁の基部の間に建屋外壁に沿って設けられた根太掛けとを備え、この根太掛け上の根太に支持されたデッキ材の上面と、上記建屋開口部のサッシ枠の下枠の上面と屋内側の床面とを略面一にしたバルコニーにおいて、上記根太掛けの両側端から係合片を突出させ、該係合片を上記妻梁の内側に沿って形成した受け部に係合させた状態で根太掛けを建屋外壁に向けて押し込んで受け部に沿って摺動させ、建屋外壁に当接させた後、根太掛けを建屋躯体に固定することを特徴とするバルコニーにおける根太掛けの取付方法。
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