JP3504255B2 - 陸屋根床部の立ち上がり部における耐水性ボード下端の支持構造 - Google Patents
陸屋根床部の立ち上がり部における耐水性ボード下端の支持構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パラペットや屋上塔
屋など、陸屋根床部からの立ち上がり部の防水構造にお
ける、その前面を覆う耐水性ボード上下端の支持構造に
関するものである。 【0002】 【技術的背景】陸屋根の防水処理は、図1を参照して説
明すると、まず、床部防水層3に続き、床部1からの立
ち上がり部2に防水層4を形成し、床部1の防水層3上
面に押え材層5を形成するとともに、立ち上がり防水層
4の表面にはその防水層4を太陽光等から守るための耐
水性ボード6を設けている。そのボード6の上下端は、
立ち上がり部2に固定の上ホルダー10及び押え材層5
(床部1)に固定の下ホルダー20でそれぞれ支持し、
上ホルダー10には、その上面を覆いボード6前面に至
って水切りを行うホルダーカバープレート13を設けて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記防水処理構造にお
いて、その耐水性ボード6の上下端の各ホルダー10、
20による支持は、本出願人らが出願した実開平1−1
29419号公報に記載の考案がある。この考案は、図
29に示すように、上下ホルダー10、20の下向き又
は上向き断面コ字状部材101、201にボード6の上
下端を嵌めた構成であり、ボード6上端を上ホルダー1
0のコ字状部材101に深く嵌めたのち、下端を下ホル
ダー20のコ字状部材201に落し込んで、ボード6を
両ホルダー10、20に支持する。 【0004】しかしながら、この考案においては、ボー
ド6上下端ともボード6の落し込みによる嵌め合いのた
め、ボード6をホルダー10、20に嵌めた後、ボード
6上端のホルダー10への嵌まり度合を確認しにくく、
嵌まりが浅い場合にはボード6の風圧等による外れの恐
れがある。このため、ボード6の高さ精度を高くしなけ
ればならない。ボード6は、陸屋根の床面の勾配に基づ
きその長さ方向(傾斜方向)に高さが変化するため、上
ホルダー10に十分に嵌まりかつ落し込みが容易な高さ
寸法に切断するのは煩わしく、作業性が悪い。 【0005】また、ボード6は床部1近くの1m範囲内
程度に設けられるため、その取付けは中腰の作業とな
り、上ホルダー10へのボード6上端の嵌め込みは、ボ
ード6を下側から上方に動かす動作である。このため、
その嵌合部(嵌合穴)が見にくく、作業がしにくい。さ
らに、ボード6のホルダー10、20への嵌合が緩い
と、ボード6のガタツキが生じ、風圧等によって外れた
り、ホルダー10、20が破損する恐れもある。嵌合を
きつくすれば、ボード6の嵌め込みがしにくくなる。 【0006】この発明は、以上の点に留意し、上記ボー
ドの落し込みによる取付けを止めて、及び上下方向の嵌
め込みによる取付けを少なくして、すなわち、ボードを
その上端又は下端の前後方向の移動でもって取付け得る
ようにして、作業性を向上させることを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、上述の上下ホルダーによって耐水性ボードを支持す
る構造において、この発明にあっては、まず、そのボー
ド上端の支持を工夫したものであり、その一手段として
は、ホルダーカバープレートは上ホルダーに嵌め合いに
より取付けられており、上記耐水性ボード上端は、上ホ
ルダー下面下方に延びた当て片と上記ホルダーカバープ
レートの下向き片の間に介在されて、その当て片及び下
向き片によって挟持されて成る構成としたのである。 【0008】この発明にあっては、ホルダーカバープレ
ートと上ホルダーとの嵌め合いを、そのホルダーカバー
プレートの長さ方向に移動取付け自在な嵌合ピースを介
して行うように構成したものとし得る。 【0009】他の手段としては、上記耐水性ボード上端
は、上ホルダー下面下方に延びた前後の当て片の間に介
在され、その前側の当て片は、上ホルダー本体に折曲可
能に連設されているとともに、下向きを維持するホルダ
ー本体との係止手段が設けられており、その係止がなさ
れた時、両当て片で耐水性ボード上端が挟持されて成る
構成としたのである。 【0010】この発明にあっては、上記係止手段に代え
て、前側当て片を後側当て片にビス止めするようにする
こともできる。また、該係止手段に代えて、前側の当て
片を、それ自身の折曲によって下向きを維持するように
し、耐水性ボード上端は後側の当て片12にビス止めす
るようにすることもできる。 【0011】上記の各発明にあっては、耐水性ボード上
端と当て片又は下向き片の間に弾性材を介在するとよ
い。 【0012】つぎに、この発明は、そのボード下端の支
持を工夫したものであり、その一手段としては、上記ボ
ード下端の支持を工夫したものであり、その構造を、下
ホルダーは、耐水性ボード下端が嵌まる上向き断面コ字
状部を有し、そのコ字状部は、両側の立壁をそれぞれ一
方のみ有する前後の分割部品から成って、その後側の分
割部品が、上記立ち上がり部下部又は床部に固定され
て、前側の分割部品は前記後側の分割部品に嵌め合され
て一体となっている構成としたのである。 【0013】この発明においても、耐水性ボード下端と
下ホルダーの立壁の一方との間に弾性材を介在するとよ
い。 【0014】 【作用】このように構成するこの発明は、耐水性ボード
の上下端の一方は、上ホルダーの後側の当て片又は下ホ
ルダーの後側の分割部品にその後面を当てがったのち、
ホルダーカバープレート、上ホルダーの前側当て片又は
下ホルダーの前側の分割部品の、上ホルダー、上ホルダ
ー本体又は後側の分割部品への前方からの嵌め合わせに
よって支持する。このとき、上記耐水性ボード上下端の
当て片等への当てがいは、前後方向の動作となるため、
その作業は容易である。 【0015】このように、ボードの上下端の一方の支持
部材が分割され、その一方端が支持部材内に入れられた
のち、支持部材の嵌め合わせによって支持することがで
きれば、仮に、他方はボードの上下方向の嵌め込み等で
もよい。このため、ボードの切断において、落し込みの
ための高さ寸法を考慮する必要がなくなり、作業性が向
上する。 【0016】また、両支持部材の嵌め合わせ前では、ボ
ード上下端の支持部材への当てがわれ度合を目視できる
ため、その支持も確実に行うことができる。 【0017】 【実施例】図1、図2に示すように、パラペット(立ち
上がり部)2の内側面に陸屋根床部のスラブコンクリー
ト1(床部)上の防水層3から立ち上がり防水層4が形
成され、その上端部は上ホルダー10の固定を兼ねてビ
ス17により固定してある(図3a)。スラブコンクリ
ート1の防水層3上面にはその押え材層(押えコンクリ
ート層)5が形成され、そのパラペット2との界面にク
ッション材3aが介在されている。このクッション材3
aは押え材層5の膨張を吸収する。図中、7はパッキン
グ、8はシーリング、9は水切りである。 【0018】上ホルダー10は例えば長さ2000mm
のものであって、図1、図2に示すように、パラペット
2の横方向全長に亘り複数個を連接して設けられてお
り、その突出部下面に当て片12がそれぞれ形成されて
いる。上ホルダー10上面には所要長さ、例えば200
0mmの水切りをなすホルダーカバープレート13が横
方向に連続して被せられ(図3c)、その継目はカバー
14によって覆われている。ホルダーカバープレート1
3はその嵌合部13a、13bを上ホルダー10の嵌合
部11a、11bに水平方向に押し当てて嵌め合わすこ
とにより取付ける。 【0019】上ホルダー10の当て片12には、耐水性
スレート、金属板等の耐水性ボード6の上端が当てがわ
れ(図3b)、その上端はホルダーカバープレート13
の下向き片13cに固定のクッション材15で押圧され
ている。すなわち、上述のホルダーカバープレート13
の嵌め込みによって、クッション材15を介しボード6
上端を当て片12に圧接して支持する。クッション材1
5は、接着剤等によってホルダーカバープレート13に
固定するか嵌め込めばよく、また、ボード6側又は当て
片12側に固定することもできる。 【0020】下ホルダー20は、図1、図2に示すよう
に、対の分割部品21と22から成り、一方21が押え
コンクリート層5にビス23により固定され、その固定
の一方21に他方22を水平方向に嵌め込み、両者の立
壁21a、22a等により上向き断面コ字状部24が形
成される。この下ホルダー20は例えば長さ2000m
mのものであって、パラペット2の横方向全長に亘り複
数個を連接して設けられる。 【0021】上記下ホルダー20の一方の分割部品21
の立壁21aには適宜にクッション材25が嵌め込み接
着され、このクッション材25の圧縮状態で、コ字状部
24にボード6の下端が嵌め込まれている。すなわち、
一方の分割部品21内にボード6下端を載せて、他方の
分割部品22の嵌め込みを行うと(図4aからb)、ク
ッション材25が圧縮し、図4cのごとく、その反力に
より、下ホルダー20にクッション材25を介在してボ
ード6の下端が確実に支持される(図2)。クッション
材25は他方の分割部品22の立壁22aに設けること
もできる。 【0022】この実施例では、他方の立壁22a上端か
ら内向きに当片22bを設けて、耐水性ボード6下方内
側(図において右側)にビス23の打込みスペースを確
保したので、図29等の構造のものに比べ、パラペット
2からビス23を離すことができ、そのビス23の打込
みにより、防水層3、クッション材3aを損傷する恐れ
が少なくなる。 【0023】なお、上下ホルダー10、20、ホルダー
カバープレート13はアルミニウム等の金属及び合成樹
脂等により型抜き又は成形によって製作する。 【0024】図5、図6に示す実施例は、上ホルダー1
0を長尺のものではなく、例えば50mm程度の短尺も
のとして、パラペット2の横方向に所要間隔に複数個取
付け、その各当て片12に、例えば長さ2000mmの
ホルダープレート16をパラペット2の横方向に嵌め込
み、その複数個をパラペット2横方向全長に亘って連接
したものであり、このホルダープレート16にボード6
上端を当てがい、前述と同様にしてその上端を支持す
る。 【0025】図7、図8に示す実施例は、図5、図6に
示す実施例において、ホルダープレート16と当て片1
2の嵌合構造を変え、上ホルダー10の防水層4を介在
せずにパラペット2にビス17止めしたものである。 【0026】図9に示す実施例は、上ホルダー10の嵌
合部11aをピース物とし、この嵌合部11aは上ホル
ダー10の前縁の溝11cに移動自在に嵌めてある。こ
の嵌合部11aを、上ホルダー10の長さ方向所要位置
(パラペット2の横方向所要間隔)に所要数取付け、各
嵌合部11aにホルダーカバープレート13の嵌合部1
3bを嵌める。このように嵌合部11aを移動可能にす
ると、図5の実施例のように各上ホルダー10を個々に
取付ける必要もなく、作業性がよい。ホルダーカバープ
レート13の嵌合部13bを、同様にして溝を介して移
動自在とすることもできる。 【0027】図11に示す実施例は、図2の実施例にお
いて、当て片12を嵌め合いによって設けたものであ
り、また、図5、6の実施例においても、図11のごと
く、ホルダープレート16の支持を上端のみの嵌め合い
構造とし得る。 【0028】図12、図13に示す実施例は、ホルダー
カバープレート13の嵌合部13a、13bの形状を異
ならせたものであり、図13のものは、さらに一方の嵌
合部13aに抜け止めキャップ13dを嵌めている。こ
のキャップ13dは同図(a)、(b)に示すごとく種
々のものを使用し得る。 【0029】図14に示す実施例は、ホルダーカバープ
レート13を上ホルダー10により兼用し、その前縁に
さらに当て片12aを折曲可能に設けたものである。こ
のものは、後側の当て片12に耐水性ボード6上端をあ
てがったのち、前側当て片12aを、同図鎖線から実線
のごとく上ホルダー本体10aに対し折曲し、その爪部
12a’を上ホルダー本体10aの爪部に嵌めることに
より、両当て片12、12aで耐水ボード6上端を支持
する。 【0030】図15に示す実施例は、図14の実施例に
おいて、当て片12aの折曲溝tを複数個形成して、ボ
ード6の厚さ変化に対応し得るようにしたものである。
このものにおいては、同図(a)、(b)実線又は鎖線
に示すように、ビスbでボード6を固定する。この場
合、上ホルダー10はアルミニウム製にするとよい。 【0031】図16に示す実施例は、当て片12aを嵌
め合いによって取付けるようにしたものであり、当て片
12aはビスbで固定してもよい。 【0032】図17に示す実施例は、当て片12aをボ
ード6支持片12bと水切り片12cに分け、それらを
それぞれ折曲可能にしたものであり、その折曲溝tはそ
れぞれ複数個形成し得る。 【0033】なお、ホルダーカバープレート13を上ホ
ルダー10により兼用しないもの(図1〜図13)で
も、ホルダーカバープレート13の下向き片13cを上
下方向に折曲可能とし得る。 【0034】図18に示す実施例は、下ホルダー20の
対の分割部品21、21の断面形状を異ならせたもので
ある。この場合、図19に示すように、他方の分割部品
22を一方の分割部品21に折曲可能に連接するように
してもよい。 【0035】図20、図21は、下ホルダー20の他の
実施例を示す。 【0036】図22に示す実施例は、下ホルダー20の
分割部品21をさらに、分割したものであり、その部品
片21a’の嵌め合いを、実線又は鎖線のごとくするこ
とにより、ボード6の厚さ変化に対応し得る。その嵌め
合いは、2段に限定されず、3段以上とすることができ
る。 【0037】図23に示す実施例は下ホルダー20の分
割部品22を上下方向の嵌め合いにより取付けるように
したものである。 【0038】実施例では耐水性ボード6の上下端の支持
構造を、共にこの発明に係るホルダーカバープレート1
3又は分割部品22の嵌め合いによるものとしたが、そ
の一方のみをこの発明に係る構成とし、他方を、上述の
図29に示す等の従来の構成とすることができる。 【0039】因みに、下ホルダー20に係る発明は、図
24に示すように笠木タイプの立ち上がり部構造にも採
用でき、また、図25に示すように、耐水性ボード6の
上端を立ち上がり部2の上部下面(頸部下面に形成され
た上ホルダー10)に直接に嵌め込んだ構造にも採用で
きることは言うまでもない。このことから、上ホルダー
10は立ち上がり壁でもって直接に形成する場合も含む
ものとする。 【0040】また、下ホルダー20は、床部1(押え材
層5)でなく、図26、27に示すように立ち上がり部
2前面下部に取付けてもよく、さらに、耐水性ボード6
の下ホルダー20によらずとも、例えば図28に示すよ
うにモルタルmによるなど、周知の手段を採用し得る。
この場合には、上ホルダー10への耐水性ボード6上端
の嵌め込みが前後方向の動作となる効果のみを得る。図
27の下ホルダー20においても、その構造を、図1、
図18乃至図23のごとく分割部品21、22によるも
のとし得る。 【0041】 【発明の効果】この発明は以上のように構成し、耐水性
ボードを、落し込みによらず、そのホルダーの一部をな
すホルダーカバープレート、前側当て片又は下ホルダー
の分割部品の嵌め込みによって、そのホルダーをなして
支持するようにしたので、耐水性ボードは上下ホルダー
に確実に係止する高さを有しておれば、その係止が確実
になされ、耐水性ボードの高さに精度を要求されず、そ
の係止状態も、支持部材の嵌め合い前に目視で確認でき
る。このとき、弾性材を介在するのであれば、その弾性
材の介在度合も確認でき、耐水性ボード6の支持を十分
なものとし得る。 【0042】このように、上下ホルダーの施工及び耐水
性ボードの高さ寸法に高い精度を要求されず、また、耐
水性ボードと上下ホルダーの係止状態が目視によって確
認し得るため、作業の煩雑を招くことなく、上下ホルダ
ーに耐水性ボードを確実に支持し得て、風等によるガタ
ツキも生じ難い。 【0043】また、ホルダーカバープレートと上ホルダ
ーの嵌め合いを、移動可能な嵌合ピースを介して行え
ば、所要位置の数点で嵌め合わすことができ、その嵌め
合わせが容易になるうえに、上ホルダーの取付けも容易
となり、作業性がよいものとなる。 【0044】さらに、ホルダーカバープレートを上ホル
ダーで兼用し、その前側の当て片を上下方向に折曲可能
とすれば、部品点数が少なくなり、コスト的に安くなる
うえに、工数も少なくなる。
屋など、陸屋根床部からの立ち上がり部の防水構造にお
ける、その前面を覆う耐水性ボード上下端の支持構造に
関するものである。 【0002】 【技術的背景】陸屋根の防水処理は、図1を参照して説
明すると、まず、床部防水層3に続き、床部1からの立
ち上がり部2に防水層4を形成し、床部1の防水層3上
面に押え材層5を形成するとともに、立ち上がり防水層
4の表面にはその防水層4を太陽光等から守るための耐
水性ボード6を設けている。そのボード6の上下端は、
立ち上がり部2に固定の上ホルダー10及び押え材層5
(床部1)に固定の下ホルダー20でそれぞれ支持し、
上ホルダー10には、その上面を覆いボード6前面に至
って水切りを行うホルダーカバープレート13を設けて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記防水処理構造にお
いて、その耐水性ボード6の上下端の各ホルダー10、
20による支持は、本出願人らが出願した実開平1−1
29419号公報に記載の考案がある。この考案は、図
29に示すように、上下ホルダー10、20の下向き又
は上向き断面コ字状部材101、201にボード6の上
下端を嵌めた構成であり、ボード6上端を上ホルダー1
0のコ字状部材101に深く嵌めたのち、下端を下ホル
ダー20のコ字状部材201に落し込んで、ボード6を
両ホルダー10、20に支持する。 【0004】しかしながら、この考案においては、ボー
ド6上下端ともボード6の落し込みによる嵌め合いのた
め、ボード6をホルダー10、20に嵌めた後、ボード
6上端のホルダー10への嵌まり度合を確認しにくく、
嵌まりが浅い場合にはボード6の風圧等による外れの恐
れがある。このため、ボード6の高さ精度を高くしなけ
ればならない。ボード6は、陸屋根の床面の勾配に基づ
きその長さ方向(傾斜方向)に高さが変化するため、上
ホルダー10に十分に嵌まりかつ落し込みが容易な高さ
寸法に切断するのは煩わしく、作業性が悪い。 【0005】また、ボード6は床部1近くの1m範囲内
程度に設けられるため、その取付けは中腰の作業とな
り、上ホルダー10へのボード6上端の嵌め込みは、ボ
ード6を下側から上方に動かす動作である。このため、
その嵌合部(嵌合穴)が見にくく、作業がしにくい。さ
らに、ボード6のホルダー10、20への嵌合が緩い
と、ボード6のガタツキが生じ、風圧等によって外れた
り、ホルダー10、20が破損する恐れもある。嵌合を
きつくすれば、ボード6の嵌め込みがしにくくなる。 【0006】この発明は、以上の点に留意し、上記ボー
ドの落し込みによる取付けを止めて、及び上下方向の嵌
め込みによる取付けを少なくして、すなわち、ボードを
その上端又は下端の前後方向の移動でもって取付け得る
ようにして、作業性を向上させることを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、上述の上下ホルダーによって耐水性ボードを支持す
る構造において、この発明にあっては、まず、そのボー
ド上端の支持を工夫したものであり、その一手段として
は、ホルダーカバープレートは上ホルダーに嵌め合いに
より取付けられており、上記耐水性ボード上端は、上ホ
ルダー下面下方に延びた当て片と上記ホルダーカバープ
レートの下向き片の間に介在されて、その当て片及び下
向き片によって挟持されて成る構成としたのである。 【0008】この発明にあっては、ホルダーカバープレ
ートと上ホルダーとの嵌め合いを、そのホルダーカバー
プレートの長さ方向に移動取付け自在な嵌合ピースを介
して行うように構成したものとし得る。 【0009】他の手段としては、上記耐水性ボード上端
は、上ホルダー下面下方に延びた前後の当て片の間に介
在され、その前側の当て片は、上ホルダー本体に折曲可
能に連設されているとともに、下向きを維持するホルダ
ー本体との係止手段が設けられており、その係止がなさ
れた時、両当て片で耐水性ボード上端が挟持されて成る
構成としたのである。 【0010】この発明にあっては、上記係止手段に代え
て、前側当て片を後側当て片にビス止めするようにする
こともできる。また、該係止手段に代えて、前側の当て
片を、それ自身の折曲によって下向きを維持するように
し、耐水性ボード上端は後側の当て片12にビス止めす
るようにすることもできる。 【0011】上記の各発明にあっては、耐水性ボード上
端と当て片又は下向き片の間に弾性材を介在するとよ
い。 【0012】つぎに、この発明は、そのボード下端の支
持を工夫したものであり、その一手段としては、上記ボ
ード下端の支持を工夫したものであり、その構造を、下
ホルダーは、耐水性ボード下端が嵌まる上向き断面コ字
状部を有し、そのコ字状部は、両側の立壁をそれぞれ一
方のみ有する前後の分割部品から成って、その後側の分
割部品が、上記立ち上がり部下部又は床部に固定され
て、前側の分割部品は前記後側の分割部品に嵌め合され
て一体となっている構成としたのである。 【0013】この発明においても、耐水性ボード下端と
下ホルダーの立壁の一方との間に弾性材を介在するとよ
い。 【0014】 【作用】このように構成するこの発明は、耐水性ボード
の上下端の一方は、上ホルダーの後側の当て片又は下ホ
ルダーの後側の分割部品にその後面を当てがったのち、
ホルダーカバープレート、上ホルダーの前側当て片又は
下ホルダーの前側の分割部品の、上ホルダー、上ホルダ
ー本体又は後側の分割部品への前方からの嵌め合わせに
よって支持する。このとき、上記耐水性ボード上下端の
当て片等への当てがいは、前後方向の動作となるため、
その作業は容易である。 【0015】このように、ボードの上下端の一方の支持
部材が分割され、その一方端が支持部材内に入れられた
のち、支持部材の嵌め合わせによって支持することがで
きれば、仮に、他方はボードの上下方向の嵌め込み等で
もよい。このため、ボードの切断において、落し込みの
ための高さ寸法を考慮する必要がなくなり、作業性が向
上する。 【0016】また、両支持部材の嵌め合わせ前では、ボ
ード上下端の支持部材への当てがわれ度合を目視できる
ため、その支持も確実に行うことができる。 【0017】 【実施例】図1、図2に示すように、パラペット(立ち
上がり部)2の内側面に陸屋根床部のスラブコンクリー
ト1(床部)上の防水層3から立ち上がり防水層4が形
成され、その上端部は上ホルダー10の固定を兼ねてビ
ス17により固定してある(図3a)。スラブコンクリ
ート1の防水層3上面にはその押え材層(押えコンクリ
ート層)5が形成され、そのパラペット2との界面にク
ッション材3aが介在されている。このクッション材3
aは押え材層5の膨張を吸収する。図中、7はパッキン
グ、8はシーリング、9は水切りである。 【0018】上ホルダー10は例えば長さ2000mm
のものであって、図1、図2に示すように、パラペット
2の横方向全長に亘り複数個を連接して設けられてお
り、その突出部下面に当て片12がそれぞれ形成されて
いる。上ホルダー10上面には所要長さ、例えば200
0mmの水切りをなすホルダーカバープレート13が横
方向に連続して被せられ(図3c)、その継目はカバー
14によって覆われている。ホルダーカバープレート1
3はその嵌合部13a、13bを上ホルダー10の嵌合
部11a、11bに水平方向に押し当てて嵌め合わすこ
とにより取付ける。 【0019】上ホルダー10の当て片12には、耐水性
スレート、金属板等の耐水性ボード6の上端が当てがわ
れ(図3b)、その上端はホルダーカバープレート13
の下向き片13cに固定のクッション材15で押圧され
ている。すなわち、上述のホルダーカバープレート13
の嵌め込みによって、クッション材15を介しボード6
上端を当て片12に圧接して支持する。クッション材1
5は、接着剤等によってホルダーカバープレート13に
固定するか嵌め込めばよく、また、ボード6側又は当て
片12側に固定することもできる。 【0020】下ホルダー20は、図1、図2に示すよう
に、対の分割部品21と22から成り、一方21が押え
コンクリート層5にビス23により固定され、その固定
の一方21に他方22を水平方向に嵌め込み、両者の立
壁21a、22a等により上向き断面コ字状部24が形
成される。この下ホルダー20は例えば長さ2000m
mのものであって、パラペット2の横方向全長に亘り複
数個を連接して設けられる。 【0021】上記下ホルダー20の一方の分割部品21
の立壁21aには適宜にクッション材25が嵌め込み接
着され、このクッション材25の圧縮状態で、コ字状部
24にボード6の下端が嵌め込まれている。すなわち、
一方の分割部品21内にボード6下端を載せて、他方の
分割部品22の嵌め込みを行うと(図4aからb)、ク
ッション材25が圧縮し、図4cのごとく、その反力に
より、下ホルダー20にクッション材25を介在してボ
ード6の下端が確実に支持される(図2)。クッション
材25は他方の分割部品22の立壁22aに設けること
もできる。 【0022】この実施例では、他方の立壁22a上端か
ら内向きに当片22bを設けて、耐水性ボード6下方内
側(図において右側)にビス23の打込みスペースを確
保したので、図29等の構造のものに比べ、パラペット
2からビス23を離すことができ、そのビス23の打込
みにより、防水層3、クッション材3aを損傷する恐れ
が少なくなる。 【0023】なお、上下ホルダー10、20、ホルダー
カバープレート13はアルミニウム等の金属及び合成樹
脂等により型抜き又は成形によって製作する。 【0024】図5、図6に示す実施例は、上ホルダー1
0を長尺のものではなく、例えば50mm程度の短尺も
のとして、パラペット2の横方向に所要間隔に複数個取
付け、その各当て片12に、例えば長さ2000mmの
ホルダープレート16をパラペット2の横方向に嵌め込
み、その複数個をパラペット2横方向全長に亘って連接
したものであり、このホルダープレート16にボード6
上端を当てがい、前述と同様にしてその上端を支持す
る。 【0025】図7、図8に示す実施例は、図5、図6に
示す実施例において、ホルダープレート16と当て片1
2の嵌合構造を変え、上ホルダー10の防水層4を介在
せずにパラペット2にビス17止めしたものである。 【0026】図9に示す実施例は、上ホルダー10の嵌
合部11aをピース物とし、この嵌合部11aは上ホル
ダー10の前縁の溝11cに移動自在に嵌めてある。こ
の嵌合部11aを、上ホルダー10の長さ方向所要位置
(パラペット2の横方向所要間隔)に所要数取付け、各
嵌合部11aにホルダーカバープレート13の嵌合部1
3bを嵌める。このように嵌合部11aを移動可能にす
ると、図5の実施例のように各上ホルダー10を個々に
取付ける必要もなく、作業性がよい。ホルダーカバープ
レート13の嵌合部13bを、同様にして溝を介して移
動自在とすることもできる。 【0027】図11に示す実施例は、図2の実施例にお
いて、当て片12を嵌め合いによって設けたものであ
り、また、図5、6の実施例においても、図11のごと
く、ホルダープレート16の支持を上端のみの嵌め合い
構造とし得る。 【0028】図12、図13に示す実施例は、ホルダー
カバープレート13の嵌合部13a、13bの形状を異
ならせたものであり、図13のものは、さらに一方の嵌
合部13aに抜け止めキャップ13dを嵌めている。こ
のキャップ13dは同図(a)、(b)に示すごとく種
々のものを使用し得る。 【0029】図14に示す実施例は、ホルダーカバープ
レート13を上ホルダー10により兼用し、その前縁に
さらに当て片12aを折曲可能に設けたものである。こ
のものは、後側の当て片12に耐水性ボード6上端をあ
てがったのち、前側当て片12aを、同図鎖線から実線
のごとく上ホルダー本体10aに対し折曲し、その爪部
12a’を上ホルダー本体10aの爪部に嵌めることに
より、両当て片12、12aで耐水ボード6上端を支持
する。 【0030】図15に示す実施例は、図14の実施例に
おいて、当て片12aの折曲溝tを複数個形成して、ボ
ード6の厚さ変化に対応し得るようにしたものである。
このものにおいては、同図(a)、(b)実線又は鎖線
に示すように、ビスbでボード6を固定する。この場
合、上ホルダー10はアルミニウム製にするとよい。 【0031】図16に示す実施例は、当て片12aを嵌
め合いによって取付けるようにしたものであり、当て片
12aはビスbで固定してもよい。 【0032】図17に示す実施例は、当て片12aをボ
ード6支持片12bと水切り片12cに分け、それらを
それぞれ折曲可能にしたものであり、その折曲溝tはそ
れぞれ複数個形成し得る。 【0033】なお、ホルダーカバープレート13を上ホ
ルダー10により兼用しないもの(図1〜図13)で
も、ホルダーカバープレート13の下向き片13cを上
下方向に折曲可能とし得る。 【0034】図18に示す実施例は、下ホルダー20の
対の分割部品21、21の断面形状を異ならせたもので
ある。この場合、図19に示すように、他方の分割部品
22を一方の分割部品21に折曲可能に連接するように
してもよい。 【0035】図20、図21は、下ホルダー20の他の
実施例を示す。 【0036】図22に示す実施例は、下ホルダー20の
分割部品21をさらに、分割したものであり、その部品
片21a’の嵌め合いを、実線又は鎖線のごとくするこ
とにより、ボード6の厚さ変化に対応し得る。その嵌め
合いは、2段に限定されず、3段以上とすることができ
る。 【0037】図23に示す実施例は下ホルダー20の分
割部品22を上下方向の嵌め合いにより取付けるように
したものである。 【0038】実施例では耐水性ボード6の上下端の支持
構造を、共にこの発明に係るホルダーカバープレート1
3又は分割部品22の嵌め合いによるものとしたが、そ
の一方のみをこの発明に係る構成とし、他方を、上述の
図29に示す等の従来の構成とすることができる。 【0039】因みに、下ホルダー20に係る発明は、図
24に示すように笠木タイプの立ち上がり部構造にも採
用でき、また、図25に示すように、耐水性ボード6の
上端を立ち上がり部2の上部下面(頸部下面に形成され
た上ホルダー10)に直接に嵌め込んだ構造にも採用で
きることは言うまでもない。このことから、上ホルダー
10は立ち上がり壁でもって直接に形成する場合も含む
ものとする。 【0040】また、下ホルダー20は、床部1(押え材
層5)でなく、図26、27に示すように立ち上がり部
2前面下部に取付けてもよく、さらに、耐水性ボード6
の下ホルダー20によらずとも、例えば図28に示すよ
うにモルタルmによるなど、周知の手段を採用し得る。
この場合には、上ホルダー10への耐水性ボード6上端
の嵌め込みが前後方向の動作となる効果のみを得る。図
27の下ホルダー20においても、その構造を、図1、
図18乃至図23のごとく分割部品21、22によるも
のとし得る。 【0041】 【発明の効果】この発明は以上のように構成し、耐水性
ボードを、落し込みによらず、そのホルダーの一部をな
すホルダーカバープレート、前側当て片又は下ホルダー
の分割部品の嵌め込みによって、そのホルダーをなして
支持するようにしたので、耐水性ボードは上下ホルダー
に確実に係止する高さを有しておれば、その係止が確実
になされ、耐水性ボードの高さに精度を要求されず、そ
の係止状態も、支持部材の嵌め合い前に目視で確認でき
る。このとき、弾性材を介在するのであれば、その弾性
材の介在度合も確認でき、耐水性ボード6の支持を十分
なものとし得る。 【0042】このように、上下ホルダーの施工及び耐水
性ボードの高さ寸法に高い精度を要求されず、また、耐
水性ボードと上下ホルダーの係止状態が目視によって確
認し得るため、作業の煩雑を招くことなく、上下ホルダ
ーに耐水性ボードを確実に支持し得て、風等によるガタ
ツキも生じ難い。 【0043】また、ホルダーカバープレートと上ホルダ
ーの嵌め合いを、移動可能な嵌合ピースを介して行え
ば、所要位置の数点で嵌め合わすことができ、その嵌め
合わせが容易になるうえに、上ホルダーの取付けも容易
となり、作業性がよいものとなる。 【0044】さらに、ホルダーカバープレートを上ホル
ダーで兼用し、その前側の当て片を上下方向に折曲可能
とすれば、部品点数が少なくなり、コスト的に安くなる
うえに、工数も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の一部切断斜視図
【図2】同実施例の要部断面図
【図3】(a)〜(c)は同実施例の作用説明図
【図4】(a)〜(c)は同実施例の作用説明図
【図5】他の実施例の分解斜視図
【図6】同実施例の要部断面図
【図7】他の実施例の分解斜視図
【図8】同実施例の要部断面図
【図9】他の実施例の分解斜視図
【図10】同実施例の要部断面図
【図11】他の実施例の要部断面図
【図12】他の実施例の要部断面図
【図13】他の実施例の要部断面図及び端面図
【図14】他の実施例の要部断面図
【図15】他の実施例の要部断面図
【図16】他の実施例の要部断面図
【図17】他の実施例の要部断面図
【図18】他の実施例の要部断面図
【図19】他の実施例の要部断面図
【図20】他の実施例の要部断面図
【図21】他の実施例の要部断面図
【図22】他の実施例の要部断面図
【図23】他の実施例の要部断面図
【図24】他の実施例の概略図
【図25】他の実施例の概略図
【図26】他の実施例の要部断面図
【図27】他の実施例の要部断面図
【図28】耐水性ホルダー下端の支持構造の一例の概略
図 【図29】従来例の要部断面図 【符号の説明】 1 床部(スラブコンクリート) 2 立ち上がり部(パラペット) 3 床部防水層 4 立ち上がり部防水層 5 押えコンクリート層(押え材層) 6 耐水性ボード 7 パッキング 8 シーリング 9 水切り 10 上ホルダー 10a 上ホルダー本体 11a、11b 上ホルダー嵌合部 11c 嵌合溝 12、12a 当て片 13 ホルダーカバープレート 13a、13b ホルダーカバープレート嵌合部 13c ホルダーカバープレート下向き片 14 カバー 15、25 クッション材 16 ホルダープレート 17、23 ビス 20 下ホルダー 21 一方の分割部品 21a 一方の分割部品の立壁 22 他方の分割部品 22a 他方の分割部品の立壁 24 上向き断面コ字状部
図 【図29】従来例の要部断面図 【符号の説明】 1 床部(スラブコンクリート) 2 立ち上がり部(パラペット) 3 床部防水層 4 立ち上がり部防水層 5 押えコンクリート層(押え材層) 6 耐水性ボード 7 パッキング 8 シーリング 9 水切り 10 上ホルダー 10a 上ホルダー本体 11a、11b 上ホルダー嵌合部 11c 嵌合溝 12、12a 当て片 13 ホルダーカバープレート 13a、13b ホルダーカバープレート嵌合部 13c ホルダーカバープレート下向き片 14 カバー 15、25 クッション材 16 ホルダープレート 17、23 ビス 20 下ホルダー 21 一方の分割部品 21a 一方の分割部品の立壁 22 他方の分割部品 22a 他方の分割部品の立壁 24 上向き断面コ字状部
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(56)参考文献 特開 平11−304284(JP,A)
特開 平1−304285(JP,A)
特開 平6−33590(JP,A)
特開 平3−73333(JP,A)
実開 平5−89672(JP,U)
実開 平2−49406(JP,U)
実開 昭63−167526(JP,U)
実開 昭59−109815(JP,U)
実開 昭63−116637(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04D 11/00
E04D 13/15
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 陸屋根の床部1からの立ち上がり部2の
前面に複数の耐水性ボード6が前記立ち上がり部2の長
さ方向に沿って連続して設けられ、そのボード6の上端
は、前記立ち上がり部2の頸部下面に形成された上ホル
ダー10に支持され、下端は、前記立ち上がり部2下部
又は床部1に固定の下ホルダー20に支持されてなる、
陸屋根床部からの立ち上がり部2のその下ホルダー20
による耐水性ボード6の下端の支持構造において、 上記下ホルダー20は、上記耐水性ボード6下端が嵌ま
る上向き断面コ字状部24を有し、そのコ字状部24
は、両側の立壁21a、22aをそれぞれ一方のみ有す
る前後の分割部品21、22から成って、その後側の分
割部品21が、上記立ち上がり部2下部又は床部1に固
定されて、前側の分割部品22は前記後側の分割部品2
1に前方から嵌め合されて一体となっていることを特徴
とする陸屋根床部の立ち上がり部における耐水性ボード
下端の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003117220A JP3504255B2 (ja) | 1993-05-14 | 2003-04-22 | 陸屋根床部の立ち上がり部における耐水性ボード下端の支持構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11288593 | 1993-05-14 | ||
JP5-112885 | 1993-05-14 | ||
JP2003117220A JP3504255B2 (ja) | 1993-05-14 | 2003-04-22 | 陸屋根床部の立ち上がり部における耐水性ボード下端の支持構造 |
Related Parent Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09434394A Division JP3447109B2 (ja) | 1993-05-14 | 1994-05-06 | 陸屋根床部からの立ち上がり部 |
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---|---|
JP2003278327A JP2003278327A (ja) | 2003-10-02 |
JP3504255B2 true JP3504255B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=29252608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP6948859B2 (ja) * | 2017-07-13 | 2021-10-13 | 株式会社長谷工コーポレーション | 屋上の防水構造と防水方法 |
-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003117220A patent/JP3504255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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