JPH11302169A - 乾燥肌治療用外用剤 - Google Patents
乾燥肌治療用外用剤Info
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- JPH11302169A JPH11302169A JP10104704A JP10470498A JPH11302169A JP H11302169 A JPH11302169 A JP H11302169A JP 10104704 A JP10104704 A JP 10104704A JP 10470498 A JP10470498 A JP 10470498A JP H11302169 A JPH11302169 A JP H11302169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乾燥肌への治療に際して十分な治療効果を有
する乾燥肌治療用外用剤を提供する。 【解決手段】 ビタミンEを5重量%を超えて含有する
ことを特徴とする乾燥肌治療用外用剤。ビタミンE及び
スクワランを含有することを特徴とする乾燥肌治療用外
用剤。さらに、N−アシルサルコシン又はその塩、特定
の高級脂肪酸エステル、特定のジカルボン酸又はその
塩、特定のヒドロキシカルボン酸エステル、及び脂肪酸
エタノールアミドからなる群より選ばれる少なくとも一
種の経皮吸収促進剤を含有する上記のいずれかの乾燥肌
治療用外用剤。
する乾燥肌治療用外用剤を提供する。 【解決手段】 ビタミンEを5重量%を超えて含有する
ことを特徴とする乾燥肌治療用外用剤。ビタミンE及び
スクワランを含有することを特徴とする乾燥肌治療用外
用剤。さらに、N−アシルサルコシン又はその塩、特定
の高級脂肪酸エステル、特定のジカルボン酸又はその
塩、特定のヒドロキシカルボン酸エステル、及び脂肪酸
エタノールアミドからなる群より選ばれる少なくとも一
種の経皮吸収促進剤を含有する上記のいずれかの乾燥肌
治療用外用剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥肌治療用外用
剤に関する。
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乾燥肌の治療には尿素やヘパ
リン類似物質が主に用いられている。これらの物質はい
ずれも水分子を包含する性質をもつので乾燥肌の治療効
果を有している。また、ビタミンEを2重量%以下のよ
うな低濃度で含有する皮膚化粧料も乾燥肌の治療に用い
られている(特開平3−161412号公報)。ビタミ
ンEは、それ自体には水分子を包含する性質をもたない
ため、前記の尿素やヘパリン類似物質とは異なる作用機
序が考えられる。しかしながら、現在用いられているビ
タミンE製剤では、乾燥肌への治療効果が十分とはいえ
ない。
リン類似物質が主に用いられている。これらの物質はい
ずれも水分子を包含する性質をもつので乾燥肌の治療効
果を有している。また、ビタミンEを2重量%以下のよ
うな低濃度で含有する皮膚化粧料も乾燥肌の治療に用い
られている(特開平3−161412号公報)。ビタミ
ンEは、それ自体には水分子を包含する性質をもたない
ため、前記の尿素やヘパリン類似物質とは異なる作用機
序が考えられる。しかしながら、現在用いられているビ
タミンE製剤では、乾燥肌への治療効果が十分とはいえ
ない。
【0003】一方、スクワランは化粧品等に保湿剤とし
て配合されている(油脂、Vol.50、No.6、2
2頁、1997年)が、スクワラン単独での乾燥肌への
治療効果を望むことは難しい。
て配合されている(油脂、Vol.50、No.6、2
2頁、1997年)が、スクワラン単独での乾燥肌への
治療効果を望むことは難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
乾燥肌への治療に際して十分な治療効果を有する乾燥肌
治療用外用剤を提供することである。
乾燥肌への治療に際して十分な治療効果を有する乾燥肌
治療用外用剤を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ビタミン
Eの含有量を従来の使用量よりもはるかに高めることに
より乾燥肌への治療効果が大幅に増大すること;ビタミ
ンEとスクワランを含有させることにより乾燥肌への治
療効果が増大すること;及び更に、ビタミンEを高濃度
で含有させるとともにスクワランを含有させると、より
一層乾燥肌への治療効果が増大することを見出し本発明
を完成した。
Eの含有量を従来の使用量よりもはるかに高めることに
より乾燥肌への治療効果が大幅に増大すること;ビタミ
ンEとスクワランを含有させることにより乾燥肌への治
療効果が増大すること;及び更に、ビタミンEを高濃度
で含有させるとともにスクワランを含有させると、より
一層乾燥肌への治療効果が増大することを見出し本発明
を完成した。
【0006】すなわち、請求項1記載の乾燥肌治療用外
用剤(以下、本発明1という)は、ビタミンEを5重量
%を超えて含有することを特徴とする。
用剤(以下、本発明1という)は、ビタミンEを5重量
%を超えて含有することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の乾燥肌治療用外用剤(以
下、本発明2という)は、ビタミンE及びスクワランを
含有することを特徴とする。
下、本発明2という)は、ビタミンE及びスクワランを
含有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の乾燥肌治療用外用剤(以
下、本発明3という)は、ビタミンEの含有量が5重量
%を超えていることを特徴とする請求項2記載の乾燥肌
治療用外用剤である。
下、本発明3という)は、ビタミンEの含有量が5重量
%を超えていることを特徴とする請求項2記載の乾燥肌
治療用外用剤である。
【0009】請求項4記載の乾燥肌治療用外用剤(以
下、本発明4という)は、さらに、N−アシルサルコシ
ン又はその塩、炭素数10〜18の高級脂肪酸と炭素数
1〜20のアルコールとの反応生成物である高級脂肪酸
エステル、炭素数2〜10のジカルボン酸又はその塩、
炭素数3〜6のヒドロキシカルボン酸と炭素数1〜20
のアルコールとの反応生成物であるヒドロキシカルボン
酸エステル、及び脂肪酸エタノールアミドからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の経皮吸収促進剤を含有する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥
肌治療用外用剤である。
下、本発明4という)は、さらに、N−アシルサルコシ
ン又はその塩、炭素数10〜18の高級脂肪酸と炭素数
1〜20のアルコールとの反応生成物である高級脂肪酸
エステル、炭素数2〜10のジカルボン酸又はその塩、
炭素数3〜6のヒドロキシカルボン酸と炭素数1〜20
のアルコールとの反応生成物であるヒドロキシカルボン
酸エステル、及び脂肪酸エタノールアミドからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の経皮吸収促進剤を含有する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥
肌治療用外用剤である。
【0010】以下、本発明について詳しく説明する。
【0011】本発明1の乾燥肌治療用外用剤は、ビタミ
ンEを5重量%を超えて含有することを特徴とする。
ンEを5重量%を超えて含有することを特徴とする。
【0012】上記ビタミンEとは、トコフェロール(ビ
タミンE)及びその誘導体をいい、日本薬局方に収載さ
れているものとしては、例えば、dl−α−トコフェロ
ール、酢酸トコフェロール(ビタミンE酢酸エステ
ル)、コハク酸トコフェロールカルシウム(ビタミンE
コハク酸エステル)等が挙げられる。日本薬局方収載外
のものとしては、例えば、α−トコフェロール、β−ト
コフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロー
ル、ニコチン酸トコフェロール(ビタミンEニコチン酸
エステル)、リン酸トコフェロール(ビタミンEリン酸
エステル)等が挙げられる。
タミンE)及びその誘導体をいい、日本薬局方に収載さ
れているものとしては、例えば、dl−α−トコフェロ
ール、酢酸トコフェロール(ビタミンE酢酸エステ
ル)、コハク酸トコフェロールカルシウム(ビタミンE
コハク酸エステル)等が挙げられる。日本薬局方収載外
のものとしては、例えば、α−トコフェロール、β−ト
コフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロー
ル、ニコチン酸トコフェロール(ビタミンEニコチン酸
エステル)、リン酸トコフェロール(ビタミンEリン酸
エステル)等が挙げられる。
【0013】上記の乾燥肌治療用外用剤中のビタミンE
の含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくなり、
多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなることが
なく、また、剤型上の問題も生じるので、5重量%を超
えていることが必要であり、5重量%を超え60重量%
未満が好ましく、10〜40重量%がより好ましい。
の含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくなり、
多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなることが
なく、また、剤型上の問題も生じるので、5重量%を超
えていることが必要であり、5重量%を超え60重量%
未満が好ましく、10〜40重量%がより好ましい。
【0014】本発明2の乾燥肌治療用外用剤は、ビタミ
ンE及びスクワランを含有することを特徴とする。
ンE及びスクワランを含有することを特徴とする。
【0015】上記スクワランは、深海産の魚類、特にサ
メ類の肝油中、又は植物油中、例えば、オリーブ油、コ
メヌカ油、小麦胚芽油、ゴマ油、綿実油等の植物油中に
存在する不飽和炭化水素であるスクワレンを還元してな
る物質である。
メ類の肝油中、又は植物油中、例えば、オリーブ油、コ
メヌカ油、小麦胚芽油、ゴマ油、綿実油等の植物油中に
存在する不飽和炭化水素であるスクワレンを還元してな
る物質である。
【0016】本発明2の乾燥肌治療用外用剤中のスクワ
ランの含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくな
り、多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなるこ
とがないので、1〜90重量%が好ましく、5〜80重
量%がより好ましく、10〜50重量%が特に好まし
い。
ランの含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくな
り、多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなるこ
とがないので、1〜90重量%が好ましく、5〜80重
量%がより好ましく、10〜50重量%が特に好まし
い。
【0017】本発明2の乾燥肌治療用外用剤中のビタミ
ンEの含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくな
り、多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなるこ
とがなく、また、剤型上の問題も生じるので、1〜90
重量%が好ましく、本発明3のように5重量%を超えて
いるのがより好ましく、5重量%を超えて60重量%未
満が特に好ましく、10〜40重量%が最も好ましい。
ンEの含有量は、少なくなると治療効果が十分でなくな
り、多すぎても効果が含有量に応じて著しく高くなるこ
とがなく、また、剤型上の問題も生じるので、1〜90
重量%が好ましく、本発明3のように5重量%を超えて
いるのがより好ましく、5重量%を超えて60重量%未
満が特に好ましく、10〜40重量%が最も好ましい。
【0018】本発明2の乾燥肌治療用外用剤中の各成分
の含有量の好ましい組み合わせは、ビタミンEが5重量
%を超えて60重量%未満、スクワランが5〜80重量
%であり、特に好ましい組み合わせは、ビタミンE10
〜40重量%、スクワラン10〜50重量%である。
の含有量の好ましい組み合わせは、ビタミンEが5重量
%を超えて60重量%未満、スクワランが5〜80重量
%であり、特に好ましい組み合わせは、ビタミンE10
〜40重量%、スクワラン10〜50重量%である。
【0019】本発明1〜3の乾燥肌治療用外用剤は、本
発明4のように、さらに経皮吸収促進剤が含有されるの
が好ましい。
発明4のように、さらに経皮吸収促進剤が含有されるの
が好ましい。
【0020】上記経皮吸収促進剤としては、N−アシル
サルコシン又はその塩、高級脂肪酸エステル、ジカルボ
ン酸又はその塩、ヒドロキシカルボン酸エステル、及び
脂肪酸エタノールアミドからなる群より選ばれる少なく
とも一種である。
サルコシン又はその塩、高級脂肪酸エステル、ジカルボ
ン酸又はその塩、ヒドロキシカルボン酸エステル、及び
脂肪酸エタノールアミドからなる群より選ばれる少なく
とも一種である。
【0021】上記N−アシルサルコシンとしては、例え
ば、N−ラウロイルサルコシン、N−オレオイルサルコ
シン、N−パルミトイルサルコシン、ヤシ油脂肪酸サル
コシン等が挙げられ、その塩としては、例えば、上記N
−アシルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩等が挙げら
れる。
ば、N−ラウロイルサルコシン、N−オレオイルサルコ
シン、N−パルミトイルサルコシン、ヤシ油脂肪酸サル
コシン等が挙げられ、その塩としては、例えば、上記N
−アシルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩等が挙げら
れる。
【0022】上記高級脂肪酸エステルは、高級脂肪酸と
アルコールとの反応生成物である。上記高級脂肪酸の炭
素数は、小さくなると生成物の高級脂肪酸エステルが揮
発し易くなり、大きくなると経皮吸収効果が低下するの
で10〜18であり、また上記アルコールの炭素数は、
大きくなると経皮吸収効果が低下するので1〜20であ
る。
アルコールとの反応生成物である。上記高級脂肪酸の炭
素数は、小さくなると生成物の高級脂肪酸エステルが揮
発し易くなり、大きくなると経皮吸収効果が低下するの
で10〜18であり、また上記アルコールの炭素数は、
大きくなると経皮吸収効果が低下するので1〜20であ
る。
【0023】上記炭素数10〜18の高級脂肪酸として
は、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪族モノカルボ
ン酸;パルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リ
ノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪族カルボン酸;セ
バシン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ
る。
は、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪族モノカルボ
ン酸;パルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リ
ノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪族カルボン酸;セ
バシン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられ
る。
【0024】上記炭素数1〜20のアルコールとして
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、ターシャリィーブチ
ルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、カプリ
ルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチ
ルアルコール、ステアリルアルコールなどの脂肪族飽和
アルコールなどが挙げられる。
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、ターシャリィーブチ
ルアルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコー
ル、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、カプリ
ルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチ
ルアルコール、ステアリルアルコールなどの脂肪族飽和
アルコールなどが挙げられる。
【0025】上記高級脂肪酸エステルとしては、例え
ば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ラウリン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロ
ピルなどが挙げられる。
ば、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ラウリン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロ
ピルなどが挙げられる。
【0026】上記ジカルボン酸又はその塩の炭素数は、
小さすぎても大きすぎても経皮吸収効果が低下するので
2〜10である。上記炭素数2〜10のジカルボン酸と
しては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸などの飽
和脂肪族ジカルボン酸;フマル酸、マレイン酸などの不
飽和脂肪族ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などが挙げられ、
その塩としては、例えば、上記ジカルボン酸のナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、ア
ルミニウム塩などが挙げられる。
小さすぎても大きすぎても経皮吸収効果が低下するので
2〜10である。上記炭素数2〜10のジカルボン酸と
しては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸などの飽
和脂肪族ジカルボン酸;フマル酸、マレイン酸などの不
飽和脂肪族ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などが挙げられ、
その塩としては、例えば、上記ジカルボン酸のナトリウ
ム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、ア
ルミニウム塩などが挙げられる。
【0027】上記ヒドロキシカルボン酸エステルは、ヒ
ドロキシカルボン酸とアルコールとの反応生成物であ
る。上記ヒドロキシカルボン酸の炭素数は、小さくなる
と生成物のヒドロキシカルボン酸エステルが揮発し易く
なり、大きくなると経皮吸収効果が低下するので3〜6
であり、また上記アルコールの炭素数は、大きくなると
経皮吸収効果が低下するので1〜20である。
ドロキシカルボン酸とアルコールとの反応生成物であ
る。上記ヒドロキシカルボン酸の炭素数は、小さくなる
と生成物のヒドロキシカルボン酸エステルが揮発し易く
なり、大きくなると経皮吸収効果が低下するので3〜6
であり、また上記アルコールの炭素数は、大きくなると
経皮吸収効果が低下するので1〜20である。
【0028】上記炭素数3〜6のヒドロキシカルボン酸
としては、例えば、乳酸、グリセリン酸などのモノカル
ボン酸、リンゴ酸、酒石酸などのジカルボン酸などが挙
げられる。上記炭素数1〜20のアルコールとしては、
前記の高級脂肪酸エステルの反応に用いられるものと同
様のものが挙げられる。上記ヒドロキシカルボン酸エス
テルとしては、例えば、乳酸ミリスチル、乳酸セチルな
どが挙げられる。
としては、例えば、乳酸、グリセリン酸などのモノカル
ボン酸、リンゴ酸、酒石酸などのジカルボン酸などが挙
げられる。上記炭素数1〜20のアルコールとしては、
前記の高級脂肪酸エステルの反応に用いられるものと同
様のものが挙げられる。上記ヒドロキシカルボン酸エス
テルとしては、例えば、乳酸ミリスチル、乳酸セチルな
どが挙げられる。
【0029】上記脂肪酸エタノールアミドとしては、例
えば、脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸ジエタノ
ールアミド、及びこれらのアルキレンオキサイド付加物
などが挙げられる。上記脂肪酸エタノールアミドとして
は、例えば、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリ
ン酸ジエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールア
ミド、パルミチン酸モノエタノールアミド、パルミチン
酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールア
ミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸・
ミリスチン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノ
エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、
ポリオキシエチレン付加ラウロイルモノエタノールアミ
ド、ポリオキシエチレン付加ヤシ油脂肪酸モノエタノー
ルアミドなどが挙げられる。
えば、脂肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸ジエタノ
ールアミド、及びこれらのアルキレンオキサイド付加物
などが挙げられる。上記脂肪酸エタノールアミドとして
は、例えば、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリ
ン酸ジエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールア
ミド、パルミチン酸モノエタノールアミド、パルミチン
酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールア
ミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸・
ミリスチン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノ
エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、
ポリオキシエチレン付加ラウロイルモノエタノールアミ
ド、ポリオキシエチレン付加ヤシ油脂肪酸モノエタノー
ルアミドなどが挙げられる。
【0030】経皮吸収促進剤としては、上記のうち特
に、N−ラウロイルサルコシン、ミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミチン酸イソプロピル、フマル酸、マレイン
酸、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ラウリン酸ジエタノ
ールアミドが好ましい。また経皮吸収促進剤としては、
上記のものが好ましいがこれに限定されるものではな
く、従来公知のものを用いることができる。
に、N−ラウロイルサルコシン、ミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミチン酸イソプロピル、フマル酸、マレイン
酸、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ラウリン酸ジエタノ
ールアミドが好ましい。また経皮吸収促進剤としては、
上記のものが好ましいがこれに限定されるものではな
く、従来公知のものを用いることができる。
【0031】本発明4において、乾燥肌治療用外用剤中
の経皮吸収促進剤の含有量は、少なくなると経皮吸収促
進効果が低くなり、多くなると皮膚刺激性が発現した
り、流動性が高くなりすぎて基剤(後述)によっては剤
型の保持が困難になる場合があるので、ビタミンE、ス
クワラン(本発明2の場合)及び基剤(後述)の合計1
00重量部に対して、0.1〜25重量部が好ましく、
1〜12重量部がより好ましい。
の経皮吸収促進剤の含有量は、少なくなると経皮吸収促
進効果が低くなり、多くなると皮膚刺激性が発現した
り、流動性が高くなりすぎて基剤(後述)によっては剤
型の保持が困難になる場合があるので、ビタミンE、ス
クワラン(本発明2の場合)及び基剤(後述)の合計1
00重量部に対して、0.1〜25重量部が好ましく、
1〜12重量部がより好ましい。
【0032】本発明の乾燥肌治療用外用剤の剤型は、特
に限定されるものではないが、例えば、基剤中に上記ビ
タミンE、スクワラン(本発明2の場合)及び必要に応
じて経皮吸収促進剤などを溶解又は混合分散させてクリ
ーム状、ペースト状、ジェリー状、ゲル状、乳液状、液
状等の形状になされたもの(軟膏剤、リニメント剤、ロ
ーション剤など);基剤中に上記ビタミンE、スクワラ
ン(本発明2の場合)及び必要に応じて経皮吸収促進剤
などを溶解又は混合分散させたものを支持体上に展延し
たもの(パップ剤等);粘着剤中に上記ビタミンE、ス
クワラン(本発明2の場合)及び必要に応じて経皮吸収
促進剤などを溶解又は混合分散させたものを支持体上に
展延したもの(プラスター剤、テープ剤など)などが挙
げられる。
に限定されるものではないが、例えば、基剤中に上記ビ
タミンE、スクワラン(本発明2の場合)及び必要に応
じて経皮吸収促進剤などを溶解又は混合分散させてクリ
ーム状、ペースト状、ジェリー状、ゲル状、乳液状、液
状等の形状になされたもの(軟膏剤、リニメント剤、ロ
ーション剤など);基剤中に上記ビタミンE、スクワラ
ン(本発明2の場合)及び必要に応じて経皮吸収促進剤
などを溶解又は混合分散させたものを支持体上に展延し
たもの(パップ剤等);粘着剤中に上記ビタミンE、ス
クワラン(本発明2の場合)及び必要に応じて経皮吸収
促進剤などを溶解又は混合分散させたものを支持体上に
展延したもの(プラスター剤、テープ剤など)などが挙
げられる。
【0033】上記基剤としては、薬学的に許容しうるも
のであればよく、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤
などの基剤として従来公知のものを用いることができ、
例えば、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、コーンスタ
ーチ、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキ
ストリン、カルボキシメチルデンプン、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸ナトリウム、メトキシエチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルエーテル、ポリ
ビニルピロリドンなどのポリマー;ミツロウ、オリーブ
油、カカオ油、ゴマ油、ダイズ油、ツバキ油、ラッカセ
イ油、牛油、豚油、ラノリンなどの油脂類;白色ワセリ
ン;パラフィン;ゲル化炭化水素(例えば、商品名プラ
スチベース、ブリストル・マイヤーズスクイブ社製);
ステアリン酸等の高級脂肪酸;セチルアルコール、ステ
アリルアルコールなどの高級アルコール;ポリエチレン
グリコール;界面活性剤;水などが挙げられる。
のであればよく、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤
などの基剤として従来公知のものを用いることができ、
例えば、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、コーンスタ
ーチ、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキ
ストリン、カルボキシメチルデンプン、ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸ナトリウム、メトキシエチレン
−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルエーテル、ポリ
ビニルピロリドンなどのポリマー;ミツロウ、オリーブ
油、カカオ油、ゴマ油、ダイズ油、ツバキ油、ラッカセ
イ油、牛油、豚油、ラノリンなどの油脂類;白色ワセリ
ン;パラフィン;ゲル化炭化水素(例えば、商品名プラ
スチベース、ブリストル・マイヤーズスクイブ社製);
ステアリン酸等の高級脂肪酸;セチルアルコール、ステ
アリルアルコールなどの高級アルコール;ポリエチレン
グリコール;界面活性剤;水などが挙げられる。
【0034】上記界面活性剤としては、例えば、レシチ
ン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルム
アルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール・水素添加ス
テロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩、高
分子乳化剤などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
ン誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルム
アルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール・水素添加ス
テロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩、高
分子乳化剤などが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0035】上記界面活性剤のうち、高い安全性が確認
されている、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル(例えば、モノパルミチン酸POE(20)ソルビ
タン)、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油な
どが、特に本発明に適している。
されている、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル(例えば、モノパルミチン酸POE(20)ソルビ
タン)、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油な
どが、特に本発明に適している。
【0036】本発明の乾燥肌治療用外用剤には、さらに
必要に応じて、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、酸
化チタンなどの無機充填剤;粘度調整剤;老化防止剤;
pH調整剤;グリセリン、プロピレングリコールなどの
保湿剤;緩衝剤;防腐剤;香料などを添加してもよい。
必要に応じて、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、酸
化チタンなどの無機充填剤;粘度調整剤;老化防止剤;
pH調整剤;グリセリン、プロピレングリコールなどの
保湿剤;緩衝剤;防腐剤;香料などを添加してもよい。
【0037】上記支持体は、その剤型に応じて適宜選択
されるが、薬物が不透過又は難透過性で柔軟なものが好
ましく、例えば、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、
エチレン−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
どの樹脂フィルム;アルミニウムシート;織布;不織布
など、及びこれらの積層シートなどが挙げられる。
されるが、薬物が不透過又は難透過性で柔軟なものが好
ましく、例えば、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、
エチレン−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートな
どの樹脂フィルム;アルミニウムシート;織布;不織布
など、及びこれらの積層シートなどが挙げられる。
【0038】上記粘着剤は、薬学的に許容しうるもので
あればよく、従来公知のものを用いることができ、例え
ば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着
剤、ウレタン系粘着剤などが挙げられ、アクリル系粘着
剤、ゴム系粘着剤が好適に用いられる。また上記支持体
上に展延する際には、粘着剤の性状としては、溶剤系、
エマルジョン系、ホットメルト系などの任意のものを用
いることができる。
あればよく、従来公知のものを用いることができ、例え
ば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着
剤、ウレタン系粘着剤などが挙げられ、アクリル系粘着
剤、ゴム系粘着剤が好適に用いられる。また上記支持体
上に展延する際には、粘着剤の性状としては、溶剤系、
エマルジョン系、ホットメルト系などの任意のものを用
いることができる。
【0039】上記アクリル系粘着剤としては、例えば、
アルキル(メタ)アクリレートを共重合して得られるポ
リアルキル(メタ)アクリレートを主体とする粘着剤が
挙げられ、アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能
な多官能性モノマーやその他のビニルモノマーとの共重
合体でもよい。
アルキル(メタ)アクリレートを共重合して得られるポ
リアルキル(メタ)アクリレートを主体とする粘着剤が
挙げられ、アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能
な多官能性モノマーやその他のビニルモノマーとの共重
合体でもよい。
【0040】上記アルキル(メタ)アクリレートとして
は、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記多官能性モノマーとしては、例えば、1,6−ヘキ
サングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレートなどが挙げられ、上記その他のビ
ニルモノマーとしては、例えば、N−ビニル−2−ピロ
リドン、酢酸ビニルなどが挙げられる。
は、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記多官能性モノマーとしては、例えば、1,6−ヘキ
サングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレートなどが挙げられ、上記その他のビ
ニルモノマーとしては、例えば、N−ビニル−2−ピロ
リドン、酢酸ビニルなどが挙げられる。
【0041】上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−オレフィン−スチレンブロック共重合体などを主
体とする粘着剤が挙げられ、一般に、ロジン、水添ロジ
ン、ロジンエステル、テルペン樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、石油系樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂などの粘着付与剤が添加されてなる。
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−オレフィン−スチレンブロック共重合体などを主
体とする粘着剤が挙げられ、一般に、ロジン、水添ロジ
ン、ロジンエステル、テルペン樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、石油系樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂などの粘着付与剤が添加されてなる。
【0042】本発明の乾燥肌治療用外用剤は、各種の乾
燥肌を治療するために用いられる。
燥肌を治療するために用いられる。
【0043】本発明の乾燥肌治療用外用剤の使用量は、
疾患の種類や症状の程度、患部の大きさなどによって異
なるが、1日当たり0.5〜50gが好ましく、これを
1回又は適当な回数に分けて患部に適用する。
疾患の種類や症状の程度、患部の大きさなどによって異
なるが、1日当たり0.5〜50gが好ましく、これを
1回又は適当な回数に分けて患部に適用する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に実施例をあげて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるわけではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるわけではない。
【0045】(実施例1〜4及び比較例1〜3)表1に
示した所定量(重量%)のビタミンE(酢酸トコフェロ
ール、BASF社製)及びゲル化炭化水素(商品名、プ
ラスチベース、ブリストル・マイヤーズスクイブ社製)
を乳鉢に供給し、全体が均一になるまで混練して軟膏剤
を得た。
示した所定量(重量%)のビタミンE(酢酸トコフェロ
ール、BASF社製)及びゲル化炭化水素(商品名、プ
ラスチベース、ブリストル・マイヤーズスクイブ社製)
を乳鉢に供給し、全体が均一になるまで混練して軟膏剤
を得た。
【0046】上記で得られた軟膏剤について以下の試験
を行った。
を行った。
【0047】〔試験例〕N−ラウロイルサルコシン・ジ
ニトロクロロベンゼンを用いたラット乾燥肌モデルに対
する作用 N−ラウロイルサルコシン(ナカライテスク社製)とゲ
ル化炭化水素(商品名、プラスチベース、ブリストル・
マイヤーズスクイブ社)とを、重量比2:98で乳鉢に
供給し、全体が均一になるまで混練して軟膏剤(以下、
2%LS含有プラスチベース軟膏という)を得た。
ニトロクロロベンゼンを用いたラット乾燥肌モデルに対
する作用 N−ラウロイルサルコシン(ナカライテスク社製)とゲ
ル化炭化水素(商品名、プラスチベース、ブリストル・
マイヤーズスクイブ社)とを、重量比2:98で乳鉢に
供給し、全体が均一になるまで混練して軟膏剤(以下、
2%LS含有プラスチベース軟膏という)を得た。
【0048】7週齡ウイスター系雄性ラットの背部を剃
毛し、次いで上記2%LS含有プラスチベース軟膏の
0.1gを、半径1cmの円形のポリエチレンテレフタ
レート/エチレン・ビニルアセテート積層フィルムのポ
リエチレンテレフタレート面に載せて、上記剃毛部に貼
付した。
毛し、次いで上記2%LS含有プラスチベース軟膏の
0.1gを、半径1cmの円形のポリエチレンテレフタ
レート/エチレン・ビニルアセテート積層フィルムのポ
リエチレンテレフタレート面に載せて、上記剃毛部に貼
付した。
【0049】貼付24時間後に、上記フィルムを剥が
し、次いで、この貼付部位に、1重量%2,4−ジニト
ロクロロベンゼン(DNCB、和光純薬社製)アセトン
溶液の20μlを塗布し、よく乾燥させた。乾燥直後
に、上記実施例及び比較例で得られた軟膏剤の0.1g
を、半径1cmの円形のポリエチレンテレフタレート/
エチレン・ビニルアセテート積層フィルムのポリエチレ
ンテレフタレート面に載せて乾燥皮膚部位に貼付した。
し、次いで、この貼付部位に、1重量%2,4−ジニト
ロクロロベンゼン(DNCB、和光純薬社製)アセトン
溶液の20μlを塗布し、よく乾燥させた。乾燥直後
に、上記実施例及び比較例で得られた軟膏剤の0.1g
を、半径1cmの円形のポリエチレンテレフタレート/
エチレン・ビニルアセテート積層フィルムのポリエチレ
ンテレフタレート面に載せて乾燥皮膚部位に貼付した。
【0050】貼付24時間後に軟膏剤を剥がし経表皮水
分蒸散量(TEWL)を、EVAPORIMETER
EP1(SERVOMED社製)を用いて測定し、測定
結果を表1に示した。試験は各例についてラット5匹で
試験し、TEWLはその平均値で示した。なお、TEW
Lは数値が低いほど乾燥肌の治療効果が高いことを示す
ものである。
分蒸散量(TEWL)を、EVAPORIMETER
EP1(SERVOMED社製)を用いて測定し、測定
結果を表1に示した。試験は各例についてラット5匹で
試験し、TEWLはその平均値で示した。なお、TEW
Lは数値が低いほど乾燥肌の治療効果が高いことを示す
ものである。
【0051】また、コントロールとして、上記軟膏剤の
かわりに軟膏基剤(プラスチベース)のみを用いて同様
に試験し、その結果も表1に示した。
かわりに軟膏基剤(プラスチベース)のみを用いて同様
に試験し、その結果も表1に示した。
【0052】また、ラットの正常な皮膚(DNCBアセ
トン溶液の塗布をしなかった皮膚)について、何も貼付
しないもの、及び軟膏基剤のみを24時間貼付したもの
について、同様にTEWLを測定し、その結果も表1に
示した。
トン溶液の塗布をしなかった皮膚)について、何も貼付
しないもの、及び軟膏基剤のみを24時間貼付したもの
について、同様にTEWLを測定し、その結果も表1に
示した。
【0053】
【表1】
【0054】表1よりビタミンEが高濃度で含有された
乾燥肌治療用外用剤は、乾燥肌の治療に際して十分な効
果を有することがわかる。
乾燥肌治療用外用剤は、乾燥肌の治療に際して十分な効
果を有することがわかる。
【0055】(実施例5〜11及び比較例4)表2に示
した所定量(重量%)のビタミンE(酢酸トコフェロー
ル、BASF社製)、スクワラン(マルハ社製)及びゲ
ル化炭化水素(商品名、プラスチベース、ブリストル・
マイヤーズスクイブ社製)を乳鉢に供給し、全体が均一
になるまで混練して軟膏剤を得た。
した所定量(重量%)のビタミンE(酢酸トコフェロー
ル、BASF社製)、スクワラン(マルハ社製)及びゲ
ル化炭化水素(商品名、プラスチベース、ブリストル・
マイヤーズスクイブ社製)を乳鉢に供給し、全体が均一
になるまで混練して軟膏剤を得た。
【0056】上記で得られた軟膏剤について、上述の試
験例と同様にしてTEWLを測定し、その結果を表2に
示した。
験例と同様にしてTEWLを測定し、その結果を表2に
示した。
【0057】
【表2】
【0058】表2より、ビタミンE及びスクワランが含
有されることにより、ビタミンE単独よりも乾燥肌の治
療に十分な効果を有する乾燥肌治療用外用剤が得られる
ことがわかる。また、ビタミンE及びスクワランが含有
された外用剤において、ビタミンEの含有量が5重量%
を超えると、乾燥肌の治療に更に十分な治療効果を有す
る乾燥肌治療用外用剤が得られることがわかる。
有されることにより、ビタミンE単独よりも乾燥肌の治
療に十分な効果を有する乾燥肌治療用外用剤が得られる
ことがわかる。また、ビタミンE及びスクワランが含有
された外用剤において、ビタミンEの含有量が5重量%
を超えると、乾燥肌の治療に更に十分な治療効果を有す
る乾燥肌治療用外用剤が得られることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明1の構成は、上述のとおりであ
り、高濃度のビタミンEが含まれているので、本発明1
によると、乾燥肌の治療に際して十分な治療効果を有す
る乾燥肌治療用外用剤が提供される。
り、高濃度のビタミンEが含まれているので、本発明1
によると、乾燥肌の治療に際して十分な治療効果を有す
る乾燥肌治療用外用剤が提供される。
【0060】本発明2の構成は、上述のとおりであり、
ビタミンE及びスクワランが含有されているので、本発
明2によると、乾燥肌の治療に際して十分な治療効果を
有する乾燥肌治療用外用剤が提供される。
ビタミンE及びスクワランが含有されているので、本発
明2によると、乾燥肌の治療に際して十分な治療効果を
有する乾燥肌治療用外用剤が提供される。
【0061】本発明3の構成は、上述のとおりであり、
本発明2の乾燥肌治療用外用剤において、ビタミンEの
含有量が5重量%を超えているので、本発明3による
と、乾燥肌の治療に際して更に十分な治療効果を有する
乾燥肌治療用外用剤が提供される。
本発明2の乾燥肌治療用外用剤において、ビタミンEの
含有量が5重量%を超えているので、本発明3による
と、乾燥肌の治療に際して更に十分な治療効果を有する
乾燥肌治療用外用剤が提供される。
【0062】本発明4の構成は、上述のとおりであり、
本発明1〜3のいずれかの乾燥肌治療用外用剤に経皮吸
収促進剤が含有されているので、本発明4によると、薬
効成分が皮膚に吸収され易くなり、乾燥肌治療効果がよ
り向上する。
本発明1〜3のいずれかの乾燥肌治療用外用剤に経皮吸
収促進剤が含有されているので、本発明4によると、薬
効成分が皮膚に吸収され易くなり、乾燥肌治療効果がよ
り向上する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 47/16 A61K 47/16 E (72)発明者 栗山 澄 大阪府三島郡島本町百山2−1 積水化学 工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ビタミンEを5重量%を超えて含有する
ことを特徴とする乾燥肌治療用外用剤。 - 【請求項2】 ビタミンE及びスクワランを含有するこ
とを特徴とする乾燥肌治療用外用剤。 - 【請求項3】 ビタミンEの含有量が5重量%を超えて
いることを特徴とする請求項2記載の乾燥肌治療用外用
剤。 - 【請求項4】 さらに、N−アシルサルコシン又はその
塩、炭素数10〜18の高級脂肪酸と炭素数1〜20の
アルコールとの反応生成物である高級脂肪酸エステル、
炭素数2〜10のジカルボン酸又はその塩、炭素数3〜
6のヒドロキシカルボン酸と炭素数1〜20のアルコー
ルとの反応生成物であるヒドロキシカルボン酸エステ
ル、及び脂肪酸エタノールアミドからなる群より選ばれ
る少なくとも一種の経皮吸収促進剤を含有することを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乾燥肌治療用
外用剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104704A JPH11302169A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 乾燥肌治療用外用剤 |
PCT/JP1999/001860 WO1999052495A1 (fr) | 1998-04-15 | 1999-04-07 | Preparations externes pour le traitement des peaux seches |
AU31665/99A AU3166599A (en) | 1998-04-15 | 1999-04-07 | External preparations for treating dry skin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10104704A JPH11302169A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 乾燥肌治療用外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302169A true JPH11302169A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14387881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10104704A Pending JPH11302169A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 乾燥肌治療用外用剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302169A (ja) |
AU (1) | AU3166599A (ja) |
WO (1) | WO1999052495A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008512471A (ja) * | 2004-09-08 | 2008-04-24 | ダーマトレンズ,インコーポレイティド | 疎水性生体活性物質の経皮送達 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2965478B1 (fr) * | 2010-10-05 | 2015-04-24 | Oreal | Utilisation d'anandamide pour lutter contre la secheresse cutanee |
IT202000021370A1 (it) * | 2020-09-09 | 2022-03-09 | Sigla S R L | Composizione dermo-cosmetica per uso topico |
IT202000021373A1 (it) * | 2020-09-09 | 2022-03-09 | Sigla S R L | Composizione dermo-cosmetica per uso topico |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1095724A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-14 | Sekisui Chem Co Ltd | 化粧料 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10104704A patent/JPH11302169A/ja active Pending
-
1999
- 1999-04-07 AU AU31665/99A patent/AU3166599A/en not_active Abandoned
- 1999-04-07 WO PCT/JP1999/001860 patent/WO1999052495A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008512471A (ja) * | 2004-09-08 | 2008-04-24 | ダーマトレンズ,インコーポレイティド | 疎水性生体活性物質の経皮送達 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1999052495A1 (fr) | 1999-10-21 |
AU3166599A (en) | 1999-11-01 |
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