JPH11302060A - 速硬性気泡モルタル - Google Patents
速硬性気泡モルタルInfo
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- JPH11302060A JPH11302060A JP10110515A JP11051598A JPH11302060A JP H11302060 A JPH11302060 A JP H11302060A JP 10110515 A JP10110515 A JP 10110515A JP 11051598 A JP11051598 A JP 11051598A JP H11302060 A JPH11302060 A JP H11302060A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
の提供 【解決手段】 エコセメントないし超速硬セメント、
あるいはこれを含むセメント成分によって形成され、単
位容積質量1.5kg/m3以下、材齢6時間圧縮強度0.5k
gf/cm2以上であって材齢28日圧縮強度30kgf/cm2以
下、フロー値150mm以上の速硬性気泡モルタル。
Description
ルに関する。より詳しくは、各種の充填材や盛り土材な
どとして用いられ、施工6時間経過後の早期に作業者が
上に乗っても十分な強度を発現し、かつ作業後の取り崩
しも容易である気泡モルタルに関する。なお、本発明に
おいては気泡ミルクおよび気泡コンクリートを含めて気
泡モルタルと云う。
リート内部に無数の気泡を含有させた多孔質軽量コンク
リートであり、軽量で断熱性に優れることから、建築分
野ではプレキャストパネルなどに用いられているが、一
般に粗骨材を含まず粒径5mm以下の細骨材を含むもので
あって実質的にモルタルである。この気泡モルタルはフ
レッシュ状態での流動性が良く、また軽量である特性を
活かして土木分野においては各種の充填材や地盤の盛土
などに利用されている。例えば、盛土材としては、気泡
モルタルが土より軽いことを利用して、軟弱地盤や地滑
り地山への荷重軽減、あるいは構造物への土圧低減、ま
たはトンネル坑口の崩壊防止などのための盛土材として
用いられている。
フォーム法やミックスフォーム法によって製造したも
の、事後発泡型のアフターフォーム法により製造したも
のなどが知られているが、いずれもセメント、生石灰、
ポゾラン、細骨材などを主な材料とし、これに気泡を形
成する起泡剤や発泡剤を添加して製造されている。主成
分であるセメントは一般に普通ポルトランドセメントや
高炉B種セメントが用いられており、一部で早強セメン
トを用いる例も知られているが常用されてはいない。
ランドセメントや高炉B種セメントを用いているために
速硬性が乏しく数日間の養生期間が必要である。このた
め、構造物の裏込材や盛土材として用いたときに、養生
期間が経過して十分な強度を発現するまで上部工事や舗
装工事などの作業を遅らせなければならず、早期施工を
必要とする場合に強度の確保が困難であるなどの問題を
生じることがある。また、従来の気泡モルタルは冬季や
寒冷地などの低温環境下では初期強度の発現が小さく、
連続施工が困難になることがある。そこで、速硬性を付
与するために普通セメントからなる気泡モルタルに超速
硬セメント等を混和材として加えたものが知られている
(特開平10-29878号)。しかし、初期強度を高めるため
に速硬性材料を加え過ぎると長期強度も高くなり、従っ
て、仮設の盛土材等として用いた場合や再掘削の必要が
ある場合などには、作業後の取り崩しに手間取る等の問
題を招く。
のような問題を解決したものであって、速硬性に優れ、
施工6時間後には盛土作業等を続行でき、しかも取り崩
しや再掘削も容易である気泡モルタルを提供することを
目的とする。
タルが提供される。 (1)単位容積質量1.5kg/m3以下、材齢6時間圧縮強
度0.5kgf/cm2以上であって材齢28日圧縮強度30kg
f/cm2以下、フロー値150mm以上であることを特徴と
する速硬性気泡モルタル。本発明の気泡モルタルは以下
の態様を含む。 (2)都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を原
料としてなる焼成物であって、カルシウムクロロアルミ
ネート、カルシウムフルオロアルミネート、カルシウム
アルミネートの一種以上を10〜40wt%およびカルシ
ウムシリケートを含む焼成物に石膏を加えた水硬性組成
物からなるセメントを用いた上記(1)の気泡モルタル。 (3)活性アルミン酸カルシウムを一定量含む超速硬セ
メントを用いた上記(1)の気泡モルタル。 (4)普通ポルトランドセメント、高炉セメントB種
に、上記水硬性組成物からなるセメントないし超速硬セ
メントを加えて用いた上記(1)の気泡モルタル。 (5)上記水硬性組成物からなるセメント、超速硬セメ
ント、あるいはこれらを含む普通ポルトランドセメント
ないし高炉セメントB種に、高炉スラグ微粉末、石灰石
微粉末、砕石微粉末または乾燥粘土粉末の1種または2
種以上、および/または細骨材を加えた上記(1)〜(4)の
いずれかの気泡モルタル。 (6)地盤充填材、構造物の裏込材、シールドの中込材
および盛土材として用いられる上記(1)〜(5)のいずれか
の気泡モルタル。
る。本発明の気泡モルタルは、単位容積質量1.5kg/m3
以下、6時間材齢圧縮強度0.5kgf/cm2以上であって2
8日材齢圧縮強度30kgf/cm2以下、フロー値150mm
以上のものである。
量性が失われる。好ましくは0.4〜1.5kg/m3が適当
である。0.4kg/m3より小さいと気泡量が過剰となり、
安定な性状を確保できない。
の速硬性を有し、28日材齢で30kgf/cm2以下であ
る。施工6時間後の圧縮強度が0.5kgf/cm2以上であれ
ば作業者が上に乗っても崩壊せず、作業を続行すること
ができる。圧縮強度がこれより低いと崩壊の虞があり作
業性を確保できない。また、28日材齢強度が30kgf/
cm2よりも大きいと、作業終了後に盛土を撤去する場
合、盛土が堅すぎて切り崩しに手間がかかる。
240mm以下が好ましい。フロー値が150mm未満では
ポンプ圧送性を含む施工性が大幅に低下する。また、2
40mmを越えると材料の分離を生じやすくなるので好ま
しくない。
して、都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種以上を原
料としてなる焼成物であって、カルシウムクロロアルミ
ネート、カルシウムフルオロアルミネート、カルシウム
アルミネートの一種以上を10〜40重量%およびカル
シウムシリケートを含む焼成物に石膏を加えた水硬性組
成物からなるセメント(以下、エコセメントと云う)を
用いることができる。
えば、カルシウムクロロアルミネートは11CaO・7
Al2O3・CaCl2(C11A7CaCl2と略記)の組成式で
表わされるものであり、カルシウムフルオロアルミネー
トは11CaO・7Al2O3・CaF2(C11A7CaF2と略
記)の組成式で表わされるものである。また、カルシウ
ムアルミネートは3CaO・Al2O3(C3Aと略記)な
どである。この他に、通常のセメントに含まれるジカル
シウムシリケート(2CaO・SiO2、C2Sと略記)、
およびトリカルシウムシリケート(3CaO・SiO2、
C3Sと略記)の1種以上が含まれる。
ルミネートは速硬性を有し、これらは通常の普通ポルト
ランドセメントには殆ど含まれていないので、エコセメ
ントは普通セメントに比べて早期強度の発現性に優れて
いる。エコセメントを用いることにより本発明の速硬性
気泡モルタルを有利に得ることができる。
メントを用いても良い。超速硬セメントは約50wt%の
カルシウムシリケートの他に活性アルミン酸カルシウム
を一定量(約21wt%程度)含み、2〜3時間の凝結時
間で実用強度が得られる性質を有しており、本発明の速
硬性気泡モルタルのセメント成分として有利に用いるこ
とができる。
ルトランドセメントや高炉セメントB種に上記エコセメ
ントや超速硬セメントを適量加えたものを用いても良
い。混合比は、一例として普通セメントに内割で30〜
50wt%程度である。
分の他に、混和材として高炉スラグ微粉末、石灰石微粉
末、砕石微粉末および乾燥粘土粉末の1種または2種以
上を含むことができる。また、適量の細骨材を含むこと
ができる。さらに、凝結調整剤などの混和剤を含むこと
ができる。凝結調整剤としては一般に知られている、ク
エン酸、ペプトン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム
などのオキシカルボン酸系のものなどを適宜用いること
ができる。
合量は、水/セメント比(混和材,細骨材を含む)で、一
例として、30〜80が適当である。
3 エコセメント、超速硬セメント、およびこれらを混合し
た普通セメントないし高炉セメントB種を用い、一部に
混和材、細骨材、凝結調整剤を加え、表1に示す配合量
に従って気泡モルタルを調製した。なお、気泡モルタル
の調製はプレフォーム法にて行った。すなわち、所定量
のセメント分に水を加え、ミキサーで混練してセメント
ミルクとし、これに混和材、細骨材を加えたモルタルと
した。必要に応じて凝結調整剤は予め水に溶解しておい
た。また、希釈した起泡材と圧縮空気を発泡筒にて混合
して気泡を形成し、これをセメントミルクないしモルタ
ルに所定量投入し、ミキサーで混合することにより気泡
を含有させた。得られた気泡モルタルの性状、単位容積
質量、圧縮強度を表2に示した。なお、比較例として普
通セメント、早強セメント、高炉セメントB種を用いて
調製した気泡モルタルについても同様に表2に示した。
例であり、その材齢6時間の圧縮強度は0.5〜3.5kg
f/cm2であるが、比較例の普通セメント、早強セメン
ト、高炉セメントB種を用いたものは材齢6時間では強
度の発現はみられず、本実施例では初期強度の発現が著
しく改善されていることがわかる。また、実施例No.1〜
No.4は凝結調整剤としてクエン酸を加え、同一設計比重
でその量を変化させたものであるが、この凝結調整剤は
同一の流動性を確保するための減水効果を併せて有して
おり、表2に示すように、凝結調整剤の量を増すことに
より単位水量を低減することができる。なお、本例にお
いては凝結調整剤の量が0.6wt%のもは(No.4)圧縮強
度が低下しており、従って、凝結調整剤の量はこれ以下
が適当である。他の凝結調整剤を用いた場合には適宜そ
の量を定めればよい。
(水/セメント比)を変えた例であり、いずれも材齢6時
間で2.2〜4.3kgf/cm2の圧縮強度を発現しており、
初期強度の発現が著しく改善されている。
た例であり、いずれも材齢6時間で3.1〜5.8kgf/cm
2の大きな圧縮強度を発現しており、初期強度の発現が
著しく改善されている。なお、このセメントを用いる場
合には、単位水量および凝結調整剤の量を多くするのが
好ましい。
ントにエコセメントを混合して用いたもの、実施例No.1
1〜No.14はエコセメントに石灰石微粉末ないし高炉微粉
末の混和材を混合して用いたものである。また、実施例
No.15,No.16はエコセメントに細骨材を配合して用いた
もの、実施例No.17は超速硬セメントに細骨材を配合し
て使用したものである。いずれも材齢6時間で1.2〜
8.4kgf/cm2の圧縮強度を発現しており、初期強度の発
現が著しく改善されている。さらに、本実施例No.1〜N
o.17の気泡モルタルは材齢28日の圧縮強度がいずれも
6.8〜20.5kgf/cm2である。
硬性および軽量性と共に高い流動性と充填性を有する。
さらに硬化時間が従来よりも早いので材料の分離抵抗性
(気泡の消泡およびブリーディング)が改善され、品質
の安定性が向上する。従って、本発明の気泡モルタル
は、地盤充填材、シールドの中込材などの各種の用途の
充填材として好適であり、また構造物の裏込材や各種土
木施工現場の盛土材などとして広く用いることができ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 単位容積質量1.5kg/m3以下、材齢6時
間圧縮強度0.5kgf/cm2以上であって材齢28日圧縮強
度30kgf/cm2以下、フロー値150mm以上であること
を特徴とする速硬性気泡モルタル。 - 【請求項2】 都市ゴミ焼却灰、下水汚泥焼却灰の一種
以上を原料としてなる焼成物であって、カルシウムクロ
ロアルミネート、カルシウムフルオロアルミネート、カ
ルシウムアルミネートの一種以上を10〜40wt%およ
びカルシウムシリケートを含む焼成物に石膏を加えた水
硬性組成物からなるセメントを用いた請求項1に記載の
気泡モルタル。 - 【請求項3】 活性アルミン酸カルシウムを一定量含む
超速硬セメントを用いた請求項1に記載の気泡モルタ
ル。 - 【請求項4】 普通ポルトランドセメント、高炉セメン
トB種に、上記水硬性組成物からなるセメントないし超
速硬セメントを加えて用いた請求項1に記載の気泡モル
タル。 - 【請求項5】 上記水硬性組成物からなるセメント、超
速硬セメント、あるいはこれらを含む普通ポルトランド
セメントないし高炉セメントB種に、高炉スラグ微粉
末、石灰石微粉末、砕石微粉末または乾燥粘土粉末の1
種または2種以上、および/または細骨材を加えた請求
項1〜4のいずれかの気泡モルタル。 - 【請求項6】 地盤充填材、構造物の裏込材、シールド
の中込材および盛土材として用いられる請求項1〜5の
いずれかの気泡モルタル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110515A JPH11302060A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 速硬性気泡モルタル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110515A JPH11302060A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 速硬性気泡モルタル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302060A true JPH11302060A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14537760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10110515A Pending JPH11302060A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 速硬性気泡モルタル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302060A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004137113A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-05-13 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物およびコンクリート |
JP2004189546A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2005187292A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Taiheiyo Material Kk | 中込材 |
JP2005187293A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Taiheiyo Material Kk | 低発熱性中込材 |
JP2014051564A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 盛土空隙部用充填材及び充填工法 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP10110515A patent/JPH11302060A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004137113A (ja) * | 2002-10-18 | 2004-05-13 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物およびコンクリート |
JP4493903B2 (ja) * | 2002-10-18 | 2010-06-30 | 太平洋セメント株式会社 | 水硬性組成物およびコンクリート |
JP2004189546A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-08 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2005187292A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Taiheiyo Material Kk | 中込材 |
JP2005187293A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Taiheiyo Material Kk | 低発熱性中込材 |
JP4535724B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-09-01 | 太平洋マテリアル株式会社 | 低発熱性中込材 |
JP4535723B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-09-01 | 太平洋マテリアル株式会社 | 中込材 |
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