JPH11301894A - 円筒状ゴム塊の製造方法及び製造装置 - Google Patents

円筒状ゴム塊の製造方法及び製造装置

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JPH11301894A
JPH11301894A JP11235098A JP11235098A JPH11301894A JP H11301894 A JPH11301894 A JP H11301894A JP 11235098 A JP11235098 A JP 11235098A JP 11235098 A JP11235098 A JP 11235098A JP H11301894 A JPH11301894 A JP H11301894A
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conveyor
winding
rubber
rubber sheet
cylindrical rubber
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JP11235098A
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Yasuo Yada
田 泰 雄 矢
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YADAMAN RD KOBO KK
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YADAMAN RD KOBO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムシートの巻取り作業を機械化する。 【解決手段】 機枠2に、下段の送りコンベヤ14と、
これと走行方向が反対の上段の巻込みコンベヤ15とを
有する巻込み手段7を設け、揺動手段17により巻込み
コンベヤ15を下動させて、その先端を送りコンベヤ1
4に接近させる。これらのコンベヤ間にゴムシートAを
供給すると、ゴムシートの先端が巻込みコンベヤ15に
接触し、走行方向の相違により巻き込まれて円筒状のゴ
ム塊Bとなり、ゴム塊Bの径の増加につれて巻込みコン
ベヤ15の先端が上動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加硫のためにゴム
シートを巻き込んで円筒状の塊にする円筒状ゴム塊の製
造方法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予備成型機を使用して、ゴム生地の金型
のキャビティに合わせた重量精度の高い定量片を作るこ
とは、加硫成型機で成型するゴム製品の過剰な仕込みに
よるバリや、仕込み不足による成型不良をなくして歩留
まりを良くするために、ゴム製造工場において広く行わ
れている。ラム押出し式の予備成型機によって上記定量
片を作る作業は、押出しシリンダ内へ30〜80kgの
円筒状のゴム塊を供給して、シリンダの開口を押出し口
金で密に閉鎖し、このシリンダ内を真空で吸引しながら
ラムにより押し出すことによって行われる。この場合、
円筒状のゴム塊の直径は押出しシリンダの内径よりやや
小さく、密に巻き込まれてかつ十分可塑化されていなけ
ればならない。
【0003】従来のこの作業は、オープンロールといわ
れる、2本の水平ロールが異なる速度で互いに反対方向
に回転する混練圧延機に、常温のゴム生地を投入して加
熱可塑化し、可塑化が進んで上記ロールに巻き付いたゴ
ムシートを、回転するロール面において所定の幅に切断
しながら手によって円筒状に巻取り、これを予備成型機
のシリンダ内に挿入できる大きさに切り取り、このゴム
塊を冷えないうちにシリンダに挿入している。
【0004】上記ゴム生地を加熱して巻取る作業は、3
0〜80kgの重いゴムシートを、回転するロールの表
面において密に巻き込んで円筒状のゴム塊とし、しかも
一方の手でこのゴム塊を回転させながら、他方の手で連
続しているシートを切り取って上記シリンダに運ばなけ
ればならない。そして、この巻取り作業において重要な
点は、ゴムシートを密に巻付けることと、ゴムシートの
端面が平らになるように巻くこととであり、さらにでき
れば予備成型機の1バッチ容積を1巻きで作ることであ
る。しかしながら、上記巻取り作業はゴム塊の重量が重
いために重労働であり、しかも回転するロール面におい
てゴムシートを圧延しながら密に円筒状に巻取る作業
は、長期間の経験がありかつ熟練した技能者でなければ
できない困難な作業であるために、作業の機械化が待望
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ゴムシートの巻取り作業を機械化すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明における円筒状ゴム塊の製造方法は、下段の
送りコンベヤと、該送りコンベヤと走行方向が反対及び
/又は走行速度が遅くかつ先端が送りコンベヤに対して
接離する上段の巻込みコンベヤとの間にゴムシートを供
給し、これらのコンベヤ間の走行方向及び/又は走行速
度の差によって、上記ゴムシートを巻き込んで円筒状の
ゴム塊とすることを特徴としている。
【0007】また、同様の課題を解決するため、上記円
筒状ゴム塊の製造方法において、円筒状ゴム塊端面の平
滑と長さ方向の直径を均一化するために、ゴムシートの
送りコンベヤへの供給前に、該ゴムシートの先端をその
送り方向と直交する方向にカットすることを特徴として
いる。
【0008】さらに、同様の課題を解決するため、本発
明における円筒状ゴム塊の製造装置は、下段の送りコン
ベヤ、及び該送りコンベヤと走行方向が反対及び/又は
走行速度が遅くかつ先端が送りコンベヤに対して接離す
る上段の巻込みコンベヤを有するゴムシートの巻込み手
段と;これらのコンベヤを個別に駆動するためのコンベ
ヤ駆動手段と;上段の巻込みコンベヤの先端を下段の送
りコンベヤに接離させるための揺動手段;とを備え、こ
れらのコンベヤ間の走行方向及び/又は走行速度の差に
よって、送りコンベヤに供給したゴムシートを巻き込ん
で円筒状のゴム塊とすることを特徴としている。
【0009】また、同様の課題を解決するため、上記円
筒状ゴム塊の製造装置が、巻込み手段の供給側に設けた
ゴムシートをその走行方向と直交する方向にカットする
カッタと;該カッタを駆動するためのカッタ駆動手段
と;コンベヤ駆動手段及びカッタ駆動手段の作動を制御
するための制御手段;とを備えていることを特徴として
いる。
【0010】さらに同様の課題を解決するため、これら
の円筒状ゴム塊の製造装置が、ゴムシートの巻込み密度
を調節するための、円筒状のゴム塊に対する押圧力が調
節可能な巻込み密度調節手段を備えている:及び円筒状
ゴム塊の巻き径を検出するためのゴム径検出手段を備
え、該ゴム径検出手段が検出した巻き径によって制御手
段がカッタ駆動手段を作動させることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】下段の送りコンベヤに、加熱可塑化したゴムシ
ートを供給すると、該ゴムシートの先端が、先端が送り
コンベヤに接近している上段の巻込みコンベヤに接触し
て、これらのコンベヤ間の走行方向及び/又は走行速度
の差によってゴムシートが巻き込まれて円筒状のゴム塊
になり、ゴム塊の径の増加により巻込みコンベヤの先端
が上向きに揺動して送りコンベヤから離間する。したが
って、これら上下2段に設けたコンベヤによって、ゴム
シートを円筒状のゴム塊にすることができる。
【0012】また、ゴムシートを上下のコンベヤ間に供
給する前に、これらのコンベヤの供給側に設けたカッタ
によって、ゴムシートの先端をその走行方向と直交する
方向にカットするので、ゴムシートを歪むことなく巻き
込むことができ、これによって円筒状のゴム塊の両端面
を平滑にし、かつ長さ方向の直径を均一にすることがで
きる。
【0013】具体的には、下段の送りコンベヤに加熱可
塑化したゴムシートを供給して、巻込みコンベヤの先端
を送りコンベヤに接近させると、送りコンベヤと巻込み
コンベヤ間の走行方向及び/又は走行速度の差によっ
て、巻込みコンベヤに接触したゴムシートが巻込みコン
ベヤ側に巻き込まれて円筒状になり、巻込まれた径の増
加につれて、揺動手段が巻込みコンベヤの先端を送りコ
ンベヤから徐々に離間する方向に揺動させる。
【0014】この場合、カッタ駆動手段を駆動してカッ
タを作動させると、送りコンベヤに供給されるゴムシー
トの先端がその走行方向と直交する方向にカットされ、
これによってゴムシートが歪むことなく巻込まれるの
で、円筒状ゴム塊の両端面が平滑でかつ長さ方向の直径
が均一になる。
【0015】また、巻込み密度調節手段によって円筒状
ゴム塊の押圧力を調節するために、ゴムシートの巻込み
密度を所望の密度に調節することができ、さらに、ゴム
径検出手段が、ゴム塊の径が所望の径になったことを検
出すると、カッタが作動してゴムシートを切断するの
で、巻込み密度の調節と相まって、円筒状のゴム塊の重
量をほぼ均一にすることができる。これらの場合におけ
るコンベヤ駆動手段及びカッタ駆動手段は、いずれも制
御手段によって順序良く制御されて作動する。
【0016】
【発明の実施の形態】図は本発明の実施例を示し、この
円筒状ゴム塊の製造装置1は、機枠2と、その一側に起
伏可能に設けられたエプロンコンベヤ3と、エプロンコ
ンベヤ3に連設された水平方向の送り手段4と、送り手
段4の上方に設置されエプロンコンベヤ3から送り出さ
れたゴムシートA(図3参照)をカットするカッタ5
と、カッタ5を駆動するカッタ駆動手段6と、カッタ5
によって先端を走行方向と直交する方向に切断されたゴ
ムシートAを巻き込んで円筒状のゴム塊Bにする巻込み
手段7と、エプロンコンベヤ3と反対側に設けられたゴ
ム塊Bの取出コンベヤ8とを備えている。上記機枠2
は、下面に取付けた複数個のキャスタ9aと車輪9bと
によって所望の位置に移動させることができ、複数個の
位置固定手段10によってその位置に固定される。
【0017】上記巻込み手段7は、送り手段4に連設し
て水平に設けた下段の送りコンベヤ14と、送りコンベ
ヤ14の上方に間隔を有して設けられ、基軸を中心とし
て先端が円弧状に揺動する上段の巻込みコンベヤ15
と、これらのコンベヤ14と15を個別に駆動するコン
ベヤ駆動手段16A,16Bと、巻込みコンベヤ15を
揺動させてその先端を送りコンベヤ14に接離させるた
めの揺動手段17と、巻込みコンベヤ15の自重による
ゴム塊Bの押圧力を調節して、その巻込み密度を調節す
る巻込み密度調節手段18と、円筒状に巻かれたゴム塊
Bの径を検出するゴム径検出手段19と、個々の駆動部
分の駆動をそれぞれ制御する制御手段20とを備えてい
る。
【0018】上記送りコンベヤ14は、適宜の手段によ
って機枠2に回転可能に取付けられた駆動軸14a及び
従動軸14bと、これらの軸14a,14bに掛けられ
たエンドベルト14cとを備え、機枠2に取付けた上記
駆動手段16A(図示の例は電動機)によって駆動され
る。一方巻込みコンベヤ15は、適宜の手段によって機
枠2に回転可能に取付けられた駆動軸15aと、駆動軸
15aの軸方向両側に相対回転可能に取付けられた連結
部材23,23と、両端がこれらの連結部材に回転可能
に支持された従動軸15bと、これらの軸15a,15
bに掛けられたエンドベルト15cと、連結部材23の
駆動軸15a側にそれぞれ設けた取付部材24とを備
え、機枠2に取付けたコンベヤ駆動手段16B(図示の
例は電動機)によって駆動される。そして、巻込みコン
ベヤ15は、上記揺動手段17により駆動軸15aを中
心として揺動して、従動軸15bが送りコンベヤ14に
接離する。
【0019】エプロンコンベヤ3は、適宜の手段によっ
て機枠2に回転可能に取付けられた駆動軸3aと、駆動
軸3aの軸方向両側に相対回転可能に取付けられた連結
部材26,26と、両端がこれらの連結部材に回転可能
に支持された従動軸3bと、これらの軸3a,3bに掛
けられたエンドベルト3cとを備え、駆動軸3aは送り
手段4を介して回転する。また、基部が機枠2に枢着さ
れた空気圧シリンダ28におけるロッド28aの先端
は、上記連結部材26の一方又は両方に枢着されてい
る。したがって、エプロンコンベヤ3は、空気圧シリン
ダ28によって駆動軸3aを中心として機枠2に対して
起伏可能となるので、使用しないときは倒伏させて破損
等を防止することができる。
【0020】これらのコンベヤにおけるエンドベルト3
c,14c,15cは、いずれも布等の適宜の素材によ
って形成されているが、非粘着性の素材で表面に微細な
凹凸を有し、ゴムシートAとの間に摩擦抵抗が生ずるも
のが好ましい。なお、図示の例における駆動手段16A
と16Bは、送りコンベヤ14と巻込みコンベヤ15
を、同速でかつ互いに反対の方向に走行させているが、
これらのコンベヤ14と15を同じ方向に走行させて巻
込みコンベヤ15の走行速度を送りコンベヤ14のそれ
よりも遅くしてもよく、或いはこれらのコンベヤ14と
15を互いに反対の方向に走行させるとともに、巻込み
コンベヤ15の走行速度を送りコンベヤ14のそれより
も遅くしてもよい。また、巻込みコンベヤ15を駆動す
ることなく、ゴムシートAの摩擦によって従動させても
よい。
【0021】また、上記送り手段4は、図示の例におい
ては、ゴムシートAの進行方向に直交する方向に並設し
た複数本のロールと、その上方に設けた送りロール4a
とによって構成され、これらのロールは、送りコンベヤ
14の従動軸14bを介して互いに反対の方向に回転す
る。上記取出コンベヤ8は、送りコンベヤ14の走行方
向と平行に、複数個のロールを2列V字形に配列したも
のとして構成されている。したがって、取出コンベヤ8
上に排出された円筒状のゴム塊Bは、コンベヤ14の走
行方向と直交する方向に取出すことができる。
【0022】揺動手段17は、基部が機枠2に取付けら
れた空気圧シリンダ30と、一端が空気圧シリンダ30
のロッド30aの先端に取付けられた、上記巻込み密度
調節手段18を構成する重り31と、一端が重り31の
他端に取付けられプーリ32,32を介して他端が巻込
みコンベヤ15の取付部材24に取付けられたワイヤ又
はチェーン33とを備え、重り31の重量は調節可能と
されている。上記揺動手段17は、空気圧シリンダ30
に圧縮空気を供給してロッド30aを図において下動さ
せると、巻込みコンベヤ15が重り31及びワイヤ又は
チェーン33により引っ張られて、その従動軸15bが
駆動軸15aを中心として図において反時計方向に回動
し、これによって従動軸15bが送りコンベヤ14から
離間する。空気圧シリンダ30の空気室に接続する管路
に設けた開放弁(いずれも図示省略)を開放すると、巻
込みコンベヤ15が自重により時計方向に回動して、従
動軸15bが送りコンベヤ14に接近する。したがっ
て、揺動手段17は、巻込み密度調節手段18を構成す
る重り31の重量の調節により、巻込みコンベヤ15の
自重によるゴム塊Bの押圧力を調節して、ゴム塊Bの巻
込み密度を調節することができる。
【0023】上記ゴム径検出手段19は、機枠2の、重
り31に近接した位置に設けられている。そして、重り
31が所定の位置まで下動すると、その位置を検出した
ゴム径検出手段19が信号を出力してカッタ駆動手段6
を作動させる。制御手段20は、機枠2に設けた制御室
20A内に設置されており、図示を省略している適宜の
手段によってカッタ駆動手段6、コンベヤ駆動手段16
A,16Bを個別に駆動するとともに、空気圧シリンダ
28,30のシリンダ室に圧縮空気を給排する。
【0024】上記実施例は、キャスタ9a等によって機
枠2を、簡略化して図示するオープンロール11に近接
する位置に移動させ、位置固定手段10によって固定す
る。また、制御手段20により空気圧シリンダ28のロ
ッド28aを伸長させて、エプロンコンベヤ3を機枠2
の側方に起立させるとともに、コンベヤ駆動手段16A
によってエプロンコンベヤ3送り手段4及び送りコンベ
ヤ15を駆動させる。一方巻込みコンベヤ15は、制御
手段20により空気圧シリンダ30に供給された圧縮空
気圧によって、図1に示すように反時計方向に回動して
従動軸15bが送りコンベヤ14から離間し、その駆動
が停止している。
【0025】オープンロール11において加熱可塑化さ
れたゴムシートAは、オープンロール11のロール面に
おいて幅切りされて、エプロンコンベヤ3のエンドベル
ト3cに供給される。このゴムシートAはエプロンコン
ベヤ3によって送り手段4に送られ、制御手段20がカ
ッタ駆動手段6を駆動するので、カッタ5によってゴム
シートAの先端が進行方向と直交する方向に切断され、
この切断片及びそれに続くゴムシートAは送りコンベヤ
14によって送られる。ゴムシートA先端の切断片が送
りコンベヤ14から排出されると同時に、制御手段20
によって空気圧シリンダ30の圧縮空気が排出されるの
で、巻込みコンベヤ15の先端が自重により図において
時計方向に回動して、従動軸15bが送りコンベヤ14
に近接してその位置に停止するとともに、コンベヤ駆動
手段16BによってゴムシートAの進行方向と反対の方
向に走行する。
【0026】送りコンベヤ14によって送られるゴムシ
ートAは、送り終端位置近くにおいてこれと反対の方向
に走行する巻込みコンベヤ15のエンドベルト15cに
接触し、これによってシートの先端が上向きに巻込まれ
る(図3A参照)。ゴムシートAは連続して送られるの
ため、その巻込みによってゴム塊Bの巻き径が次第に大
きくなり、これにより巻込みコンベヤ15が自重に抗し
て反時計方向に徐々に回動する(図3B参照)。この場
合、重り31の重量を調節することによって、ゴム塊B
の巻込み密度を調節することができる。
【0027】巻込みコンベヤ15が反時計方向に回動し
て所定の高さに上動すると、その位置を検出したゴム径
検出手段19が信号を出力するので、制御手段20によ
りカッタ5が作動してゴムシートAの後端が切断される
とともに、空気圧シリンダ30に圧縮空気が供給される
ので、揺動手段17によって巻込みコンベヤ15の先端
が反時計方向に揺動する。したがって、円筒状に巻き込
まれたゴム塊Bは、送りコンベヤ14から取出コンベヤ
8に排出され(図3C参照)、ゴム塊Bを図示を省略し
ている予備成型機の押出しシリンダに挿入することがで
きる。
【0028】上記実施例は、オープンロール11におい
て幅切りされたゴムシートAの先端をエプロンコンベヤ
3に載置すると、以後の作業がすべて人手を要すること
なく自動的に行われるために、円筒状ゴム塊Bの形成が
極めて容易であり、熟練した技能者でなくても、ゴムシ
ートAから円筒状のゴム塊Bを極めて容易に作成するこ
とができる。また、巻込み密度調節手段18を構成する
重り31の重量を調節することによって、ゴムシートの
巻込み密度を調節することができ、しかも円筒状ゴム塊
Bの巻込み径をゴム径検出手段19により検出してゴム
シートAを切断するので、円筒状ゴム塊Bの重量精度を
大幅に高めることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ゴムシートを自動的に
円筒状のゴム塊とすることができるので、重量物を扱う
必要がなく、しかもゴムシートの巻込み作業が極めて容
易で熟練を必要としないので、熟練した技能者でなくて
も行うことができ、かつ作業の安全性を高めることがで
きる。また、上下2段に設けた送りコンベヤと巻込みコ
ンベヤとによってゴムシートを巻き取ることができるの
で、簡単な装置によって、高度な技能を要する人手によ
る巻取り作業を機械化することができる。
【0030】さらに、ゴムシートの巻込み密度を調節す
る巻込み密度調節手段や、ゴム塊の巻き径を検出するゴ
ム径検出手段を備えているので、円筒状ゴム塊の重量精
度を大幅に高めることができ、これにより加硫成型機に
おける歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】A〜Cは、巻込み態様の概略説明図である。
【符号の説明】
1 ゴム塊製造装置 5 カッタ 6 カッタ駆動手段 7 巻込み手段 14 送りコンベヤ 15 巻込みコンベヤ 16A,16B コンベヤ駆動手段 17 揺動手段 18 巻込み密度調節手段 19 ゴム径検出手段 20 制御手段 A ゴムシート B ゴム塊

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下段の送りコンベヤと、該送りコンベヤと
    走行方向が反対及び/又は走行速度が遅くかつ先端が送
    りコンベヤに対して接離する上段の巻込みコンベヤとの
    間にゴムシートを供給し、 これらのコンベヤ間の走行方向及び/又は走行速度の差
    によって、上記ゴムシートを巻き込んで円筒状のゴム塊
    とする、ことを特徴とする円筒状ゴム塊の製造方法。
  2. 【請求項2】円筒状ゴム塊端面の平滑と長さ方向の直径
    を均一化するために、ゴムシートの送りコンベヤへの供
    給前に、該ゴムシートの先端をその送り方向と直交する
    方向にカットする、ことを特徴とする請求項1に記載し
    た円筒状ゴム塊の製造方法。
  3. 【請求項3】下段の送りコンベヤ、及び該送りコンベヤ
    と走行方向が反対及び/又は走行速度が遅くかつ先端が
    送りコンベヤに対して接離する上段の巻込みコンベヤを
    有するゴムシートの巻込み手段と;これらのコンベヤを
    個別に駆動するためのコンベヤ駆動手段と;上段の巻込
    みコンベヤの先端を下段の送りコンベヤに接離させるた
    めの揺動手段;とを備え、 これらのコンベヤ間の走行方向及び/又は走行速度の差
    によって、送りコンベヤに供給したゴムシートを巻き込
    んで円筒状のゴム塊とする、ことを特徴とする円筒状ゴ
    ム塊の製造装置。
  4. 【請求項4】巻込み手段の供給側に設けたゴムシートを
    その走行方向と直交する方向にカットするカッタと;該
    カッタを駆動するためのカッタ駆動手段と;コンベヤ駆
    動手段及びカッタ駆動手段の作動を制御するための制御
    手段;とを備えている、ことを特徴とする請求項3に記
    載した円筒状ゴム塊の製造装置。
  5. 【請求項5】ゴムシートの巻込み密度を調節するため
    の、円筒状のゴム塊に対する押圧力が調節可能な巻込み
    密度調節手段を備えている、ことを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載した円筒状ゴム塊の製造装置。
  6. 【請求項6】円筒状ゴム塊の巻き径を検出するためのゴ
    ム径検出手段を備え、該ゴム径検出手段が検出した巻き
    径によって制御手段がカッタ駆動手段を作動させる、こ
    とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載した円筒状
    ゴム塊の製造装置。
JP11235098A 1998-04-22 1998-04-22 円筒状ゴム塊の製造方法及び製造装置 Pending JPH11301894A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102951475A (zh) * 2011-08-30 2013-03-06 吴江翔丰丝绸整理有限公司 卷布机
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