JPH11301251A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JPH11301251A
JPH11301251A JP12188198A JP12188198A JPH11301251A JP H11301251 A JPH11301251 A JP H11301251A JP 12188198 A JP12188198 A JP 12188198A JP 12188198 A JP12188198 A JP 12188198A JP H11301251 A JPH11301251 A JP H11301251A
Authority
JP
Japan
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air
evaporator
heat exchanger
vehicle
passing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12188198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihito Sakakibara
君仁 榊原
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
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Publication of JPH11301251A publication Critical patent/JPH11301251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風量を減少させず、しかも騒音を抑制しつつ
エバポレータ通過直後の風速分布を均一にする。 【解決手段】 ユニットケース9との内壁面10にエバ
ポレータ3の一端部を近付けることによって、エバポレ
ータ3の前面3aをユニットケース9の内壁面10に対
して所定角度(α°)傾けた。これによりエバポレータ
3がエアガイドとして機能し、車両左右方向Bから流入
する空気をヒータコア4へ案内する。また、内壁面10
の近くを流れる空気の速度が最も高いが、エバポレータ
3の一端部の通気抵抗が最も大きくなるので、内壁面1
0の近くを流れる空気の速度は抑制され、エバポレータ
3通過直後の風速分布は均一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用空気調和
装置に関し、特に冷却用熱交換器を通過後の風速分布が
均一になるようにした自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の自動車用空気調和装置を示
す断面図である。この自動車用空気調和装置はエンジン
ルームと車室との間に配置される。
【0003】自動車用空気調和装置201は、車両左右
方向Bから流入する空気を冷却するエバポレータ203
と、このエバポレータ203を通過した空気を加熱する
ヒータコア204と、ヒータコア204を通過する空気
とエバポレータ203を通過する空気との割合を調整す
るエアミックスドア207と、エバポレータ203、ヒ
ータコア204及びエアミックスドア207を車両前後
方向Aに沿って収容するL形のユニットケース209と
で構成されている。
【0004】最大冷房モード時、エアミックスドア20
7は実線の位置に移動し、エバポレータ203を通過し
て冷却された空気はヒータコア204を通過せず、冷風
が車室内に供給される。
【0005】最大暖房モード時、エアミックスドア20
7は2点鎖線の位置に移動し、エバポレータ203を通
過して冷却された空気はヒータコア204を通過して加
熱され、温風が車室内に供給される。
【0006】送風ファン206で吸入された空気はL形
のユニットケース209の車両左右方向通路209aを
進み、コーナ通路209bで90゜向きを変え、エバポ
レータ203を通過する。エバポレータ203を通過し
た直後の風速分布は不均一になる。すなわち、エバポレ
ータ203を通過した直後の風量は、図示の矢印の大き
さで表わされるように、車両左右方向Bの一方(図2の
右側)で大きく、他方(図2の左側)で小さくなる。
【0007】そこで、従来、エバポレータ203を通過
直後の風速分布を均一にするため、エバポレータ203
と対向するユニットケース209の壁面210に、エバ
ポレータ203に流入する空気の抵抗になるガイド20
8を設けた。ユニットケース209の壁面210の近く
を流れる空気の速度は最も高いので、その空気の速度を
抑制することによってエバポレータ通過直後の風速分布
の均一化を図ろうとした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エバポレー
タ通過直後の風速分布のバラツキは十分に解消されず、
しかもガイド208が大きな通気抵抗となるため風量が
減少するとともに、騒音が生じるという問題があった。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は風量を減少させずに冷却用熱交換
器通過直後の風速分布を均一にすることができる自動車
用空気調和装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の自動車用空気調和装置は、車両左
右方向から流入する空気を冷却する冷却用熱交換器と、
この冷却用熱交換器を通過した空気を加熱する加熱用熱
交換器、前記冷却用熱交換器を通過する空気と前記加熱
用熱交換器を通過する空気との割合を調整するエアミッ
クスドアと、前記冷却用熱交換器、前記加熱用熱交換器
及び前記エアミックスドアを車両前後方向に沿って収容
するL形のユニットケースとを備えた自動車用空気調和
装置において、車両左右方向に平行な前記ユニットケー
スの内壁面に前記冷却用熱交換器の一端部を近付けるこ
とによって、前記冷却用熱交換器の前面を前記ユニット
ケースの内壁面に対して所定角度傾けたことを特徴とす
る。
【0011】前述のように冷却用熱交換器の前面を車両
左右方向に平行なユニットケースの内壁面に対して所定
角度傾けたので、冷却用熱交換器がエアガイドとして機
能し、車両左右方向から流入する空気を加熱用熱交換器
側へ案内するとともに、冷却用熱交換器を通過した直後
の風速分布が均一になる。冷却用熱交換器とは別にエア
ガイドを用いる必要がなくなるので、全体の通気抵抗は
小さくなり、ユニットケースから吹き出される風量が増
加する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態に
係る自動車用空気調和装置を示す断面図である。
【0013】この自動車用空気調和装置は図示しないエ
ンジンルームと車室との間に配置される。
【0014】図1に示すように、自動車用空気調和装置
1のL形のユニットケース9内には、上流から下流へ順
に、送風ファン6、エバポレータ(冷却用熱交換器)
3、エアミックスドア7及びヒータコア(加熱用熱交換
器)4が収容されている。ユニットケース9の下流側に
は図示しないデフ吹出口、ベント吹出口及びフット吹出
口が設けられている。
【0015】送風ファン6は、ユニットケース9の上流
側に設けられた図示しない内気導入口又は外気導入口か
ら空気を導入するためのファンである。
【0016】エバポレータ3は、送風ファン6からの空
気を冷却するための熱交換器である。
【0017】エアミックスドア7は、ヒータコア4を通
過させる風と通過させない風との割合を調整するための
ドアである。
【0018】ヒータコア4は、エバポレータ3からの空
気を加熱するための熱交換器である。
【0019】L形のユニットケース9の内部には、車両
左右方向B(図2の左右方向)と平行な車両左右方向通
路9aと、車両前後方向A(図2の上下方向)と平行な
車両前後方向A通路9cと、車両左右方向通路9aと車
両前後方向通路9cとを繋ぐコーナ通路9bが形成され
る。
【0020】車両左右方向通路9aに送風ファン6が、
車両前後方向通路9cにヒータコア4及びエアミックス
ドア7が、コーナ通路9bにエバポレータ3がそれぞれ
配置されている。エバポレータ3の一端部(図1の右
端)を車両左右方向通路9aの内壁面10に近付けるこ
とによって、エバポレータ3の前面3aを内壁面10に
対して所定角度(α°)傾けた。この「所定角度」はこ
の実施形態の場合には例えば10〜14度である。
【0021】図示しないモード切換スイッチが冷却モー
ドに切り換えられると、アクチュエータ(不図示)の作
用によりエアミックスドア7が実線の位置に回転してヒ
ータコア4の上流側が閉塞される。
【0022】送風ファン6によって車両左右方向通路9
aに導入された空気はエバポレータ3を通過する際に冷
却され、車両前後方向通路9cの下流の吹出口から車室
内に冷風が吹き出される。
【0023】モード切換スイッチが暖房モードに切り換
えられると、アクチュエータの作用によりエアミックス
ドア7が2点鎖線の位置に回転してヒータコア4の上流
側が開放される。このときエアミックスドア7によって
車両前後方向通路9cの冷風路Cは遮断され、エバポレ
ータ3を通過した冷風の全部がヒータコア4に導かれ
る。
【0024】車両左右方向通路9aに導入された空気は
エバポレータ3を通過した後、ヒータコア4を通過する
際に加熱され、車両前後方向通路9cの下流の吹出口か
ら車室内に温風が吹き出される。
【0025】エバポレータ3の前面3aを内壁面10に
対して所定角度(α°)傾けたので、エバポレータ3が
エアガイドとして機能し、車両左右方向Bから流入する
空気をヒータコア4へ案内する。また、内壁面10の近
くを流れる空気の速度が最も高いが、エバポレータ3の
一端部の通気抵抗が最も大きくなるので、内壁面10の
近くを流れる空気の速度は抑制され、エバポレータ3通
過直後の風速分布は均一になる。したがって、エバポレ
ータ3とは別にエアガイドを用いる必要がなくなるの
で、全体の通気抵抗は小さくなり、ユニットケース9か
ら吹き出される風量が増加する。
【0026】この実施形態によれば、風量を減少させ
ず、しかも騒音を生じさせずにエバポレータ通過直後の
風速分布を図1の矢印の大きさで表わしたように均一に
することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の自
動車用空気調和装置によれば、風量を減少させず、しか
も騒音を抑制しつつエバポレータ通過直後の風速分布を
均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る自動車用空
気調和装置を示す断面図である。
【図2】図2は従来の自動車用空気調和装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 3 エバポレータ(冷却用熱交換器) 3a エバポレータの前面 4 ヒータコア(加熱用熱交換器) 6 送風ファン 7 エアミックスドア 9 ユニットケース 10 ユニットケースの内壁面 A 車両前後方向 B 車両左右方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両左右方向から流入する空気を冷却す
    る冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器を通過した空
    気を加熱する加熱用熱交換器、前記冷却用熱交換器を通
    過する空気と前記加熱用熱交換器を通過する空気との割
    合を調整するエアミックスドアと、前記冷却用熱交換
    器、前記加熱用熱交換器及び前記エアミックスドアを車
    両前後方向に沿って収容するL形のユニットケースとを
    備えた自動車用空気調和装置において、 車両左右方向に平行な前記ユニットケースの内壁面に前
    記冷却用熱交換器の一端部を近付けることによって、前
    記冷却用熱交換器の前面を前記ユニットケースの内壁面
    に対して所定角度傾けたことを特徴とする自動車用空気
    調和装置。
JP12188198A 1998-04-15 1998-04-15 自動車用空気調和装置 Withdrawn JPH11301251A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150940A (ja) * 1999-11-22 2001-06-05 Calsonic Kansei Corp 車両用空気調和ユニット
US20060207758A1 (en) * 2003-03-13 2006-09-21 Gilles Elliot Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment

Cited By (3)

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JP2001150940A (ja) * 1999-11-22 2001-06-05 Calsonic Kansei Corp 車両用空気調和ユニット
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Effective date: 20050705