JPH11321278A - 自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット - Google Patents
自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニットInfo
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- JPH11321278A JPH11321278A JP15361798A JP15361798A JPH11321278A JP H11321278 A JPH11321278 A JP H11321278A JP 15361798 A JP15361798 A JP 15361798A JP 15361798 A JP15361798 A JP 15361798A JP H11321278 A JPH11321278 A JP H11321278A
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Abstract
することができるとともに、通路抵抗の低減と小型化と
を実現できる自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニ
ットを提供する。 【解決手段】 エバポレータ3の上流側端面3bをユニ
ットケース51の底面部51eに対して所定角度傾けた
ので、エバポレータ3の上流側に大きなチャンバスペー
スSを確保することができ、送風機から導入された空気
がエバポレータ3へ向かうときの損失が少なくなる。ま
た、エバポレータ3を通過した空気を大きく向きを変え
ずに上方へ導くことができるので、冷風通路11の通路
長が短くなり、通路抵抗が小さくなる。更に、エバポレ
ータ3の上流の空気導入口21をユニットケース51の
底面部51eから上方へ離すことができるので、空気導
入口21の周囲に防水処理を行う必要がなくなる。
Description
内に加熱用熱交換器と冷却用熱交換器とを上下方向に並
べて配置した自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニ
ットに関する。
コンユニットとしては図4や図5に示すものが知られて
いる(特開平9−123748号公報、特開平9−95
120号公報)。
を示す図である。
下流側へ順に、エバポレータ601、エアミックスドア
603及びヒータコア602が配置されている。
ァンユニットからの空気をユニットケース604内に導
入するための空気導入口(図示せず)と、ユニットケー
ス604内の空気を車室側へ吹き出すためのベント吹出
用開口606、デフ吹出用開口607及びフット吹出用
開口608とが、それぞれ設けられている。ユニットケ
ース604の内部には、エバポレータ601を通過した
空気が流れる冷風通路611と、ヒータコア602を通
過した空気が流れる温風通路614と、冷風通路611
の下流の空気と温風通路614の下流の空気とをミック
スさせるためのエアミックスチャンバ615とが、それ
ぞれ形成されている。
置にあるとき、エバポレータ601を通過した空気はヒ
ータコア602を通過できず、冷風通路611からエア
ミックスチャンバ615を通って各吹出用開口606〜
608側へ進む。空気はエバポレータ401を通過する
ときに冷やされる。開閉ドア609及び開閉ドア610
が図4の実線の位置にあるとき、ベント吹出用開口60
6から冷風が吹き出される。
点鎖線の位置にあるとき、冷風通路611が遮断される
ので、エバポレータ601を通過した空気はヒータコア
602へ送られる。ヒータコア602を通過した空気は
固定ガイド620に沿って温風通路614を進み、エア
ミックスチャンバ615に至る。エアミックスチャンバ
615を通過した空気は固定ガイド620に案内されて
各吹出用開口606〜608側へ進む。空気はヒータコ
ア602を通過するときに温められ、選択された吹出用
開口606〜608から温風が吹き出される。なお、ヒ
ータコア602を通過した空気は大きくカーブする長い
経路を辿ってデフ吹出用開口607やフット吹出用開口
608に達する。
4の実線の位置と2点鎖線の位置との間にあるとき、エ
バポレータ601を通過した空気は冷風通路611へ進
むと同時に、ヒータコア602へ送られる。ヒータコア
602を通過した空気は温風通路614を通り、エアミ
ックスチャンバ615で冷風通路611の下流の空気と
混合される。エアミックスチャンバ615で混合された
空気は各吹出用開口606〜608側へ進む。
構造を示す図である。
下流側へ順に、エバポレータ701、エアミックスドア
703及びヒータコア702が配置されている。
ァンユニットからの空気をユニットケース704内に導
入するための空気導入口716と、ユニットケース70
4内の空気を車室側へ吹き出すためのベント吹出用開口
706、デフ吹出用開口707及びフット吹出用開口7
08とが、それぞれ設けられている。ユニットケース7
04の内部には、エバポレータ701を通過した空気が
流れる冷風通路711と、ヒータコア702を通過した
空気が流れる温風通路714と、冷風通路711の下流
の空気と温風通路714の下流の空気とをミックスさせ
るためのエアミックスチャンバ715とが、それぞれ設
けられている。
置にあるとき、エバポレータ701を通過した空気はヒ
ータコア702を通過せず、冷風通路711からエアミ
ックスチャンバ715を通って各吹出用開口706〜7
08側へ進む。開閉ドア709及び開閉ドア710が図
5の実線の位置にあるとき、ベント吹出用開口706か
ら冷風が吹き出される。
点鎖線の位置にあるとき、冷風通路711が遮断される
ので、エバポレータ701を通過した空気はヒータコア
702へ送られる。ヒータコア702を通過した空気は
固定ガイド720に沿って温風通路714を進み、エア
ミックスチャンバ715に至る。エアミックスチャンバ
715を通過した空気は固定ガイド720に案内され
て、ベント吹出用開口706、フット吹出用開口708
側へ進む。空気はヒータコア702を通過するときに温
められ、選択された吹出用開口706〜708から温風
が吹き出される。なお、ヒータコア702を通過した空
気は大きくカーブする長い経路を辿ってデフ吹出用開口
707やフット吹出用開口708に達する。
5の実線の位置と2点鎖線の位置との間にあるとき、エ
バポレータ701を通過した空気は冷風通路711へ進
むと同時に、ヒータコア702へ送られる。ヒータコア
702を通過した空気は温風通路714を通り、エアミ
ックスチャンバ715で冷風通路711の下流の空気と
混合される。エアミックスチャンバ715で混合された
空気は吹出用開口706〜708側へ進む。
エアコンユニットの場合、エバポレータ601はそれぞ
れ水平に配置され、空気導入口はエバポレータ601の
下方に位置しているので、ユニットケース604の底面
部604aに溜まったエバポレータ601からの凝縮水
が車両の傾斜などによって空気導入口の周囲から漏れる
おそれがある。すなわち、通常エバポレータ601から
の凝縮水はユニットケース604の底面部604aの排
水孔630からユニットケース604の外へ排出される
が、例えば坂道で車両が水平面に対して約7〜20゜以
上傾くと、空気導入口の周囲から凝縮水が漏れることが
ある。したがって、この縦型エアコンユニットには、空
気導入口の周囲に繁雑な防水処理を行わなければならな
いという問題があった。
合、空気導入口716がヒータコア702とエバポレー
タ701との中間、すなわち上下方向に沿って上からヒ
ータコア702、空気導入口716、エバポレータ70
1の順に配置されているので、空気導入口716から導
入された空気はまず下方へ進み、エバポレータ701を
通過した後、ユニットケース704の下部で180゜方
向を変えて上方へ進む。すなわち、空気導入口716か
ら高い流速で導入された空気はユニットケース704の
下部でUターンして冷風通路711を上昇することにな
るので、大きな通路スペースを必要とするとともに、通
路抵抗も大きく、縦型エアコンユニットが大型化すると
いう問題があった。
バスペースSが小さく、空気導入口716から導入され
てエバポレータ701へ向かう空気の損失が大きかっ
た。
たもので、その課題は冷却用熱交換器の凝縮水の防水処
理を不要にすることができるとともに、通路抵抗の低減
と小型化とを実現できる自動車用空気調和装置の縦型エ
アコンユニットを提供することである。
め請求項1の発明の縦型エアコンユニットは、冷却用熱
交換器と、前記冷却用熱交換器の上方に位置し、前記冷
却用熱交換器を通過した空気を加熱するための加熱用熱
交換器と、前記冷却用熱交換器及び前記加熱用熱交換器
を収容するユニットケースと、前記ユニットケース内に
形成され、前記冷却用熱交換器を通過した空気が流れる
冷風通路と、前記ユニットケース内に形成され、前記加
熱用熱交換器を通過した空気が流れる温風通路と、前記
ユニットケース内に設けられ、前記加熱用熱交換器を通
過する空気と通過しない空気との割合を調整するエアミ
ックスドアと、前記ユニットケースに形成され、前記加
熱用熱交換器の上方に位置するデフ吹出用開口、フット
吹出用開口及びベント吹出用開口と、前記ユニットケー
スに形成され、送風機からの空気を前記ユニットケース
内に導入するための空気導入口とを備え、前記空気導入
口の開口面が前記冷却用熱交換器の上流側端面に対して
ほぼ直角である自動車用空気調和装置の縦型エアコンユ
ニットにおいて、前記冷却用熱交換器の上流側端面が前
記ユニットケースの底面部に対して所定角度傾いている
ことを特徴とする。
がユニットケースの底面部に対して所定角度傾いている
ので、冷却用熱交換器の上流側に大きなチャンバスペー
スを確保することができ、送風機から導入された空気が
冷却用熱交換器へ向かうときの損失が少なくなる。
きく向きを変えずに上方へ導くことができるので、冷風
通路の通路長が短くなり、通路抵抗が小さくなる。
をユニットケースの底面から上方へ離すことができるの
で、空気導入口の周囲に防水処理を行う必要がない。
は、請求項1の発明の縦型エアコンユニットにおいて、
前記デフ吹出用開口及び前記フット吹出用開口の少なく
とも一方と前記加熱用熱交換器の下流側端面とがほぼ対
向し、前記温風通路の下流側に前記デフ吹出用開口及び
前記フット吹出用開口が配置され、前記冷風通路の下流
側に前記ベント吹出用開口が配置され、前記冷風通路の
空気の一部を前記温風通路に案内するとともに、前記温
風通路の空気の一部を前記冷風通路の下流に案内するこ
とによって、前記加熱用熱交換器の下流側端面とこの下
流側端面に相対する前記ユニットケースの上面部との間
で冷風と温風との渦を生じさせるエアミックス手段を備
えていることを特徴とする。
係ではないが、エアミックス手段によって冷風通路の空
気の一部が温風通路に案内されるとともに、温風通路の
空気の一部が冷風通路の下流に案内され、加熱用熱交換
器の下流側端面とこの下流側端面に相対するユニットケ
ースの上面部との間で冷風と温風とが渦を巻くので、冷
風と温風とが適度にミックスされ、エアミックスチャン
バが不要になる。
面に基づいて説明する。
アコンユニットとこのエアコンユニットに接続されたブ
ロアユニットとの正面図、図2は図1のII−II線に沿う
断面図、図3は図1のIII −III 線に沿う断面図であ
る。
1内には、エバポレータ(冷却用熱交換器)3、エアミ
ックスドア4及びヒータコア(加熱用熱交換器)5が収
容されている。
内には、送風機2が収容されている。
(図示せず)からユニットケース41内に空気を導入す
るためのものである。ユニットケース41に設けられた
内気導入口6及び外気導入口は内外気開閉ドア(図示せ
ず)によって開閉される。
を回転させる直流モータとで構成されている。直流モー
タはブラシ付きモータ又はブラシ無しモータである。
冷却するための熱交換器である。エバポレータ3の配管
31a(図2参照)はユニットケース51のケース背面
部51fから外部へ突出する膨脹弁31に接続される。
過させる空気と通過させない空気との割合を調節するた
めのドアである。
気を加熱するための熱交換器である。
1のケース上面部(上面部)51bには、デフ吹出用開
口8及びベント吹出用開口9が設けられている。ユニッ
トケース51のケース側面部51c,51dにはフット
吹出用開口10が設けられている。各吹出用開口8,
9,10はそれぞれデフドア18、ベントドア19、フ
ットドア20によって開閉される。デフ吹出用開口8に
はデフ吹出用ダクト(図示せず)が、ベント吹出用開口
9にはベント吹出用ダクト(図示せず)が、フット吹出
用開口10にはフット吹出用ダクト30(図1参照)
が、それぞれ接続される。
51gには、ブロアユニット50からの空気を導入する
ための空気導入口21が設けられている。空気導入口2
1の開口面はエバポレータ3の上流側端面3bに対して
ほぼ直角である。空気導入口21はエバポレータ3の上
流に位置し、ユニットケース51のケース底面部(底面
部)51eから上方へ離れている。空気導入口21には
ブロアユニット40のユニットケース41の吹出口42
が接続される。
トケース51のケース底面部51eに対して所定角度
(ほぼ45゜)傾いている。エバポレータ3の上流側端
面3bとユニットケース51の内壁面(ケース底面部5
1e、ケース背面部51f及びケース側面部51g,5
1h)とによって大きなチャンバスペースSが形成され
る。ユニットケース51のケース底面部51eには、エ
バポレータ3から落下した凝縮水をユニットケース51
の外部へ排出する排水孔30が形成されている。
ケース51のケース前面部51aに沿って直線的に進
む。この空気の通路が冷風通路11である。冷風通路1
1の下流にはベント吹出用開口9が位置している。ベン
ト吹出用開口9及びデフ吹出用開口8の各開口面は、ヒ
ータコア5の下流側端面5aに対してほぼ平行である。
ケース51のケース底面部51e及びケース上面部51
bに対してほぼ平行である。ヒータコア5を通過した空
気はユニットケース51のケース上面部51bに向かっ
て直線的に進む。この空気の通路が温風通路12であ
る。温風通路12の下流にはデフ吹出用開口8及びフッ
ト吹出用開口10が位置している。デフ吹出用開口8の
開口面はヒータコア5の下流側端面5aとほぼ対向し、
フット吹出用開口10の開口面はヒータコア5の下流側
端面5aに対してほぼ直角である。
1のケース側面部51c,51dには、冷風通路11の
空気の一部を温風通路12に案内する冷風バイパス通路
13が設けられている。
風通路12の空気の一部を冷風通路11の下流に案内す
る温風ガイド14が設けられている。前記冷風バイパス
通路(冷風バイパス手段)13と温風ガイド(温風ガイ
ド手段)14とで、エアミックス手段が構成される。
ドに切り換えられると、アクチュエータ(不図示)の作
用によりエアミックスドア4が実線で示す位置に回転し
てヒータコア5の上流側が遮断される。
外気導入口からユニットケース41内に空気が導入さ
れ、導入された空気は吹出口42から吹き出される。吹
出口42から吹き出された空気は空気導入口21からユ
ニットケース51内に導入される。この空気はエバポレ
ータ3を通過する際に冷却され、冷風は冷風通路11を
経て、デフドア18等の開閉によって選択された特定の
吹出用開口8等から吹出用ダクト28等を通じて車室内
に吹き出される。
ぼ90゜曲がり、ユニットケース51内に導入される
が、エバポレータ3の上流には大きなチャンバスペース
Sがあるので、空気がエバポレータ3へ向かうときの損
失は小さくなる。
ユニットケース51のケース底面部51eに対してほぼ
45゜傾いているので、エバポレータ3を通過した空気
は斜め上方へ進む。
ットケース51の底面部51eに溜まり、排水孔30か
らユニットケース51の外へ排出される。坂道で車両が
水平面に対して約7〜20゜以上傾いたとしても、空気
導入口21がユニットケース51のケース底面部51e
から上方へ離れているので、空気導入口21の周囲から
凝縮水が漏れることはない。
えられると、エアミックスドア4が2点鎖線で示す位置
に回転してヒータコア5の上流側が大きく開放される。
このときエアミックスドア4によって冷風通路11が遮
断されるので、エバポレータ3を通過した冷風の全部が
ヒータコア5に導かれる。
ア5を通過する際に加熱され、温風は温風通路12を経
て、選択された特定の吹出用開口8等から吹出用ダクト
28等を通じて車室内に吹き出される。
用開口8の開口面とがほぼ対向し、フット吹出用開口1
0がデフ吹出用開口8の近傍に位置しているので、ヒー
タコア5を通過した空気は温風通路12を直線的に進
み、デフ吹出用開口8やデフ吹出用開口8に達する。し
たがって、従来例に較べ、ヒータコア5からデフ吹出用
開口8やフット吹出用開口10に至るまでの通路抵抗は
小さく、騒音も抑制される。
切り換えられると、エアミックスドア4が実線で示す位
置と2点鎖線で示す位置との間の所定位置に移動し、温
風通路12と冷風通路11との両方に空気が送り込まれ
る。このときベント吹出用開口9を開閉するベントドア
19とフット吹出用開口10を開閉するフットドア20
とが開き、デフ吹出用開口8を開閉するデフドア18は
閉じる。
出用開口11が位置し、直線的な温風通路12の下流に
はフット吹出用開口10が位置しているので、冷風通路
11を通過した空気はベント吹出用開口9へ、温風通路
12を通過した空気はフット吹出用開口10へ、それぞ
れ送られる。同時に、冷風ガイド通路13を介してエバ
ポレータ3を通過した空気の一部が温風通路12に送ら
れ、温風ガイド14によって温風通路12の空気の一部
が冷風通路11の下流に案内されるので、ユニットケー
ス51のケース上面部51bとヒータコア5の下流側端
面5aとの間の狭い空間で、図3の矢印で示すようにス
ワールが生じ、冷風と温風とが適度に混じり合う。フッ
ト吹出し口10から送り出される混合空気の方がベント
吹出用開口9から送り出される混合空気よりも高温であ
り、フット吹出用ダクト30からは比較的温かい空気が
車室へ吹き出され、ベント吹出用ダクトからは比較的冷
たい空気が車室へ吹き出され、バイレベルモード時の理
想的な温度制御状態が実現される。
切り換えられると、エアミックスドア4が実線で示す位
置と2点鎖線で示す位置との間の所定位置に移動し、温
風通路12と冷風通路11との両方に空気が送り込まれ
る。このときベント吹出用開口9を開閉するベントドア
19は閉じ、フット吹出用開口10を開閉するフットド
ア20とデフ吹出用開口8を開閉するデフドア18とが
開く。
開口8及びフット吹出用開口10へ送られる。同時に、
冷風ガイド通路13を介してエバポレータ3を通過した
空気の一部が温風通路12に送られるので、温風と冷風
とが適度に混じり合う。
温風通路12を通過した温風と冷風ガイド通路13よっ
て案内された冷風との混合空気が送り出される。ただ、
フットドア20とデフ吹出用開口8とは、温風通路12
の下流に位置しているので、フットドア20とデフ吹出
用開口8からは比較的温かい混合空気が送られてくる。
その結果、フット吹出用ダクト30とデフ吹出用ダクト
28との両方から所望の温度の温風が車室へ吹き出さ
れ、デフフットモード時の理想的な温度制御状態が実現
される。
上流側端面3bがユニットケース51の底面部51eに
対してほぼ45゜角度傾いているので、エバポレータ3
の上流側に大きなチャンバスペースSを確保することが
でき、送風機2から導入された空気がエバポレータ3へ
向かうときの損失が少なくなり、風量の低下を抑えるこ
とができる。
きく向きを変えずに上方へ導くことができるので、冷風
通路11の通路長が短くなって、通路抵抗が小さくな
り、小型化を実現することができる。
21をユニットケース51の底面部51eから上方へ離
すことができるので、空気導入口21の周囲に防水処理
を行う必要がない。
路12に案内する冷風ガイド通路13をユニットケース
51のケース側面部51c,51dに設け、温風通路1
2の空気を冷風通路11の下流に案内する温風ガイド1
4をエアミックスドア4の下流に設けることによって、
ヒータコア5の下流側端面5aとユニットケース51の
上面部51bとの間の狭い空間(デフドア18やフット
ドア20等の回転のためのスペース)で空気の渦(スワ
ール)を生じさせて冷風と温風とを適度にミックスする
ことができるので、エアミックスチャンバが不要にな
り、ユニットケース51(エアコンユニット50)をよ
り一層小型化することができる。
手段としてユニットケース51のケース側面部51c,
51dに冷風バイパス通路13を設け、温風ガイド手段
としてエアミックスドア4の下流に温風ガイド14を設
けた場合について述べたが、冷風バイパス手段としては
冷風バイパス通路13の他に冷風固定ガイドや冷風可変
ガイド等があり、温風ガイド手段としての温風ガイド1
4には温風固定ガイドや温風可変ガイド等がある。
動車用空気調和装置の縦型エアコンユニットによれば、
冷却用熱交換器の凝縮水の防水処理を不要にすることが
できるとともに、通路抵抗の低減と小型化とを実現でき
る。
縦型エアコンユニットによれば、エアミックスチャンバ
を不要にしてより一層小型化を実現することができる。
ンユニットとこのエアコンユニットに接続されたブロア
ユニットとの正面図である。
る。
す図である。
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 冷却用熱交換器と、 前記冷却用熱交換器の上方に位置し、前記冷却用熱交換
器を通過した空気を加熱するための加熱用熱交換器と、 前記冷却用熱交換器及び前記加熱用熱交換器を収容する
ユニットケースと、 前記ユニットケース内に形成され、前記冷却用熱交換器
を通過した空気が流れる冷風通路と、 前記ユニットケース内に形成され、前記加熱用熱交換器
を通過した空気が流れる温風通路と、 前記ユニットケース内に設けられ、前記加熱用熱交換器
を通過する空気と通過しない空気との割合を調整するエ
アミックスドアと、 前記ユニットケースに形成され、前記加熱用熱交換器の
上方に位置するデフ吹出用開口、フット吹出用開口及び
ベント吹出用開口と、 前記ユニットケースに形成され、送風機からの空気を前
記ユニットケース内に導入するための空気導入口とを備
え、 前記空気導入口の開口面が前記冷却用熱交換器の上流側
端面に対してほぼ直角である自動車用空気調和装置の縦
型エアコンユニットにおいて、 前記冷却用熱交換器の上流側端面が前記ユニットケース
の底面部に対して所定角度傾いていることを特徴とする
自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット。 - 【請求項2】 前記デフ吹出用開口及び前記フット吹出
用開口の少なくとも一方と前記加熱用熱交換器の下流側
端面とがほぼ対向し、前記温風通路の下流側に前記デフ
吹出用開口及び前記フット吹出用開口が配置され、前記
冷風通路の下流側に前記ベント吹出用開口が配置され、 前記冷風通路の空気の一部を前記温風通路に案内すると
ともに、前記温風通路の空気の一部を前記冷風通路の下
流に案内することによって、前記加熱用熱交換器の下流
側端面とこの下流側端面に相対する前記ユニットケース
の上面部との間で冷風と温風との渦を生じさせるエアミ
ックス手段を備えていることを特徴とする請求項1記載
の自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361798A JPH11321278A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361798A JPH11321278A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11321278A true JPH11321278A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15566417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15361798A Pending JPH11321278A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 自動車用空気調和装置の縦型エアコンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11321278A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002096619A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-04-02 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2009214869A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-09-24 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2015104400A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | エスイー工業株式会社 | 空気精製処理装置およびこれを用いた空気の精製処理方法 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP15361798A patent/JPH11321278A/ja active Pending
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