JPH11300828A - 管挿口部の成形方法 - Google Patents

管挿口部の成形方法

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JPH11300828A
JPH11300828A JP10681498A JP10681498A JPH11300828A JP H11300828 A JPH11300828 A JP H11300828A JP 10681498 A JP10681498 A JP 10681498A JP 10681498 A JP10681498 A JP 10681498A JP H11300828 A JPH11300828 A JP H11300828A
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JP
Japan
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pipe
annular groove
molding
mold
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP10681498A
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English (en)
Inventor
Masayuki Sakaguchi
眞幸 坂口
Yorinobu Akaishi
▲頼▼信 赤石
Yoshiki Yamada
良樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺の管であってもプラスチック管の挿口先
端部に容易に挿口突部を成形することを課題とする。 【解決手段】 プラスチック管端11を受容する環状溝
12の奥端に外面のみ径方向外方へ段状に拡径する挿口
突部成形用空間Sを形成した管挿口部成形用金型10を
用意し、該金型10の前記環状溝12の内面にプラスチ
ック管用インナーコア20を嵌め込むと共に、前記管挿
口部成形用金型10の環状溝12の奥端のみをプラスチ
ック管の軟化温度にまで加熱して前記環状溝12にプラ
スチック管11を軸方向に押し込み、加熱軟化したプラ
スチック管端部を前記挿口突部成形用空間内Sに充満さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管挿口部の成形
方法に関し、詳しくは熱可塑性プラスチック管の挿口で
あって、先端に抜け出し防止用の挿口突部を有する管挿
口部を成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック管の管継手として、例えば
特開平9−242939号公報に開示されているよう
な、抜け出し防止構造とされた管継手が知られている。
【0003】この従来の管継手は図7に示すように、挿
口管1の管端部に離脱防止リング2を設け、管受口3の
奥方内面に形成した係合用テーパ面4に前記離脱防止リ
ング2を係合させることによって抜け出し力に対抗する
構造とされている。
【0004】なお、図中5は金属製コアを示し、プラス
チック製の挿口管1が常温下であっても長期間の内に塑
性変形してしまういわゆるコールドフロー現象により離
脱防止リング2が抜け出てしまうのを防止するものであ
る。
【0005】また、6はシール用ゴム輪、7は環状溝を
示し、前記シール用ゴム輪6の装着溝とされる。上記従
来の抜け出し防止用の管継手の接続は、図8に示すよう
に管受口3内に離脱防止リング2を縮径させて奥方へ挿
入し、環状溝7にシール用ゴム輪6を装着した後、金属
コア5を挿入嵌合した管挿口部1を前記離脱防止リング
2に挿入して係合させることによって行なわれている。
【0006】そして、継手部に水撃などによる抜け出し
力が働いた場合、図7に示したように受口3の係合用テ
ーパ面4に離脱防止リング2が接触し、同時に縮径方向
の力を受け管挿口部1を締め付けるように変形しこれに
よって挿口1が抜け出ないようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
管継手は、挿口1の先端に離脱防止リング2をより確実
に係止するため突部1aが形成され、かつこの突部1a
の成形のため挿口1が長尺の管1bと別体とされ、挿口
1と管1bは前記突部1aの成形後突き合わせ溶着また
は突き合わせ溶接8により一体化されていた。
【0008】従って、従来の管挿口部は短管状の挿口に
突部を成形する工程と、この挿口用短管に長尺の管1b
を溶着または溶接により一体化する工程を要し成形に手
間が掛かる欠点があった。
【0009】この発明は上記欠点を解消し、プラスチッ
ク管の挿口先端部に長尺の管であっても容易に挿口突部
の成形ができ、溶着や溶接の必要のない管挿口部の成形
方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の管挿口部の成
形方法は、プラスチック管端を受容する環状溝の奥端に
外面のみ径方向外方へ段状に拡径する挿口突部成形用空
間を形成した管挿口部成形用金型を用意し、該金型の前
記環状溝の内面にプラスチック管用インナーコアを嵌め
込むと共に、前記管挿口部成形用金型の環状溝の奥端の
みをプラスチック管の軟化温度にまで加熱して前記環状
溝にプラスチック管を軸方向に押し込み、加熱軟化した
プラスチック管端部を前記挿口突部成形用空間内に充満
させる工程よりなるものである。
【0011】上記発明によれば、加熱した管挿口部成形
用金型にプラスチック管を挿入し軸方向に押し込めば、
軟化した管端部が管挿口部成形用金型内に圧縮充填さ
れ、一回の工程で挿口突部が形成される。
【0012】また、この成形時にコールドフローを防止
するインナーコアも同時に挿入され一体化されてしまう
ので、接続に際しインナーコアを挿入する手間も省け
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を具
体的に説明する。図1はこの発明の管挿口部の成形方法
に使用される管挿口部成形用金型の断面図、図2〜図4
は成形状態を示す断面図、図5は脱型時の状態を示す断
面図である。
【0014】図1において、10は管挿口部成形用金型
を示し、表面10aにプラスチック管端11を受容する
環状溝12を有する。この環状溝12の奥端は外面12
aのみが径方向外方へ段状に拡径され、挿口突部11a
成形用の空間Sが形成されている。
【0015】また、図中13は電熱ヒータを示し、環状
溝12の奥端の内外面および端面のみを加熱するように
配置されている。13aは電熱ヒータ13の電源線を示
す。前記管挿口部成形用金型10表面にはプラスチック
管11を前記環状溝12に案内する案内コア14が設け
られ、かつ前記電熱ヒータ13の熱が案内コア14を伝
ってプラスチック管11に伝わらないよう断熱空間15
を隔ててボルト14aで取り付けられている。
【0016】16は二つ割りリングを示し、管挿口部成
形用金型10の前記挿口突部11a成形用の段部を形成
するものである。この二つ割りリング16は、同じく二
つ割りとされた押さえ部材17によりボルト18で固定
されている。
【0017】また、前記電熱ヒータ13の熱が押さえ部
材17を伝ってプラスチック管11に伝わらないよう断
熱空間19が設けられている。次にこの発明の管挿口部
の成形方法を説明する。
【0018】上記管挿口部成形用金型10の電熱ヒータ
13を発熱させ、環状溝12の奥方のみを加熱し、環状
溝12の内面側に図2に示すようにインナーコア20を
嵌合し、次いでプラスチック管11を図3に示すように
軸方向に力を加えて押し込む。
【0019】プラスチック管11は環状溝12の奥方部
分だけで加熱され、軟化すると図4に示すように押し込
み力に押されて環状溝12の奥方部分に充満し、挿口突
部11aが形成される。
【0020】このとき、環状溝12の入り口部分は断熱
空間15、19等によって熱伝導が防止され、軟化温度
まで加熱されないのでこの部分に接するプラスチック管
11は軟化せず、従って押し込み力が作用しても太鼓胴
状に膨れるような座屈変形も生じない。
【0021】充分に押し込み力を加え、成形が終了すれ
ば図5に示すように型を冷却し、ボルト18を抜き、押
さえ部材17、割りリング16を外し、プラスチック管
11を脱型する。
【0022】図6は前記管挿口部成形用金型10で成形
されたプラスチック管11の挿口部の断面形状を示し、
内面には金属製のインナーコア20が嵌合され、外面に
は挿口突部11aが一体に形成される。
【0023】以上説明したようにこの発明の管挿口部の
成形方法によれば、長尺のプラスチック管であっても、
管挿口部成形用金型10に長尺管11の挿口部を挿入し
押し込み力を加えるだけで挿口突部11aが形成され
る。
【0024】上記の実施の形態において、管挿口部成形
用金型10の環状溝12の奥端部の加熱手段として電熱
ヒータを用いた場合を示したが、プラスチック管の管端
部が軟化する温度に加熱できるものであればよく、加熱
油を流通させる油路を形成した構造としても良い。
【0025】また、奥端部以外の加熱を避けるため、案
内コア14や、押さえ部材17、二つ割りリング16に
冷却水通路(図示せず)を形成し加熱中はここに冷却水
を流通させる構成としても良い。
【0026】そして、上記方法における金型10の環状
溝12の奥端部の空間形状を長短変更することによっ
て、図6(a)に示すように離脱防止リング2が係止さ
れる大きさの突部形状とする他、図6(b)に示すよう
に挿口突部11a自体が受口3内部に設けられたロック
リング2aに係合して離脱防止機能を持つ突部形状に成
形することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の管挿口部
の成形方法によれば、長尺のプラスチック管であって
も、管挿口部成形用金型10に管端の挿口部を挿入し押
し込み力を加えるだけで挿口突部が形成される。従って
従来のように挿口部のみを成形しこれを長尺管に溶着ま
たは溶接するといった手間が完全に省くことができ、ま
たインナーコアも成形と同時に挿口に一体化されるの
で、施工現場でインナーコアを装着する手間も省け管接
続作業が容易となる。
【0028】また、上記管挿口部成形用金型は環状溝の
奥端部のみ加熱し、入り口部は非加熱もしくは冷却する
構成とされているため、強い力でプラスチック管を軸方
向に押し込んでも座屈変形が生じることがなく、高さの
高い突部であっても容易に成形可能となるなどの効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管挿口部の成形方法に使用される管
挿口部成形用金型の断面図である。
【図2】この発明の方法の実施形態を示す断面図であ
る。
【図3】この発明の方法の実施形態を示す断面図であ
る。
【図4】この発明の方法の実施形態を示す断面図であ
る。
【図5】この発明の方法の実施形態を示す断面図であ
る。
【図6】この発明の方法により得られた挿口突部の断面
図であり、(a)は離脱防止リング用の挿口突部、
(b)はそれ自身離脱防止用となる挿口突部の例を示
す。
【図7】従来例のプラスチック管の挿口部を示す断面図
である。
【図8】従来例のプラスチック管の挿口部を受口に挿入
する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 離脱防止リング 10 管挿口部成形用金型 10a 管挿口部成形用金型の表面 11 プラスチック管端 11a 挿口突部 12 環状溝 12a 環状溝の外面 13 電熱ヒータ 14 案内コア 14a ボルト 15 断熱空間 16 二つ割りリング 17 二つ割りとされた押さえ部材 18 ボルト 19 断熱空間 20 インナーコア S 挿口突部成形空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック管端を受容する環状溝の奥
    端に外面のみ径方向外方へ段状に拡径する挿口突部成形
    用空間を形成した管挿口部成形用金型を用意し、該金型
    の前記環状溝の内面にプラスチック管用インナーコアを
    嵌め込むと共に、前記管挿口部成形用金型の環状溝の奥
    端のみをプラスチック管の軟化温度にまで加熱して前記
    環状溝にプラスチック管を軸方向に押し込み、加熱軟化
    したプラスチック管端部を前記挿口突部成形用空間内に
    充満させることを特徴とする管挿口部の成形方法。
JP10681498A 1998-04-17 1998-04-17 管挿口部の成形方法 Pending JPH11300828A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555200A (zh) * 2012-01-31 2012-07-11 何军 聚乙烯缠绕结构壁管承口成型模具

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