JPH11300768A - フィルムの製造装置及びその製造方法 - Google Patents
フィルムの製造装置及びその製造方法Info
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- JPH11300768A JPH11300768A JP10357657A JP35765798A JPH11300768A JP H11300768 A JPH11300768 A JP H11300768A JP 10357657 A JP10357657 A JP 10357657A JP 35765798 A JP35765798 A JP 35765798A JP H11300768 A JPH11300768 A JP H11300768A
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Abstract
ンを備えたフィルムを製造する製造装置であって、不完
全形状の生じにくいフィルム製造装置を提供する。 【解決手段】所望の形状が表面に刻まれた型ロール14
と押しロール17との間に未硬化の樹脂層22を通過さ
せ樹脂層22を前記形状に成型するフィルムの製造方法
であって、樹脂層の幅を型ロール14の幅よりも狭く、
厚さを型ロール14と押しロール17との間隔よりも厚
く形成しておくことにより、型ロール14と押しロール
17との会合部に樹脂層を構成する樹脂が滞留しながら
幅方向に押し広げられる滞留部23を形成する。この滞
留部において、気泡が脱気されるため、不完全形状が生
じにくい。
Description
形状を有するフィルムを製造するための製造装置、特
に、プリズム形状の凹凸を有する光学フィルムを製造す
るのに適した製造装置に関する。
表面の凹凸形状を転写成形し、表面に所望の凹凸形状を
備えたシートやフィルムを得る技術が、例えば、特開平
4−356746号、特開平5−314545号、特開
平5−325272号、特開平6−47806号公報な
どで開示されている。
平5−325272号には、図6に示したような基板製
造装置が記載されている。まず、この構成では、ヒータ
102により加熱した紫外線硬化樹脂104を樹脂供給
ローラ101によりシート状基板103に塗布する。こ
の基板103を、ニップローラ105とロール状スタン
パー106との間を通過させて、ロール状スタンパー1
06に沿って密着させる。このとき、紫外線ランプ10
7から紫外線を照射することにより、基板103上の紫
外線効果樹脂104を硬化させ、スタンパー106表面
の凹凸パターンの転写された紫外線硬化樹脂層109を
得る。ついで、バックローラ108により、基板103
をロール状スタンパー106から剥離する。これによ
り、所望のパターンが転写された紫外線樹脂層109を
持つ基板103を連続して製造する。
て用いられる。
7に示したようなシート製造装置が記載されている。こ
の構成では、紫外線透過材料からなるベースフィルム1
10上に樹脂塗布ロール111により紫外線硬化樹脂層
を形成する。この樹脂層が形成されたベースフィルム1
10を、圧胴113と、表面に情報信号が刻設されてい
る版胴114との間を1/2周以上通過させ、同時に紫
外線光源112、115から紫外線を照射する。これに
より、ベースフィルム110上の樹脂層に、所望の信号
を連続転写することができる。
凹形状を形成したロールで樹脂を成型する方法であっ
て、凹形状から空気を抜くのに適した樹脂供給ノズルが
記載されている。また、本公報の図1には、凹形状ロー
ルと押圧ロールとの間に樹脂が滞留している状態が図示
されている。
製造装置によって所望の凹凸パターンを紫外線硬化樹脂
層に転写する場合、転写する凹凸パターンの形状や、紫
外線硬化樹脂の粘度、金型とのぬれ性等の条件によっ
て、紫外線樹脂層中に気泡が含まれたり、欠けが生じた
りして凹凸パターンの形状が不完全になることがあっ
た。
べたところ、例えば、形成する凹凸パターンが溝である
場合、溝の深さが浅ければ不完全な形状の発生は少な
い。しかしながら、幅またはピッチ寸法1に対して深さ
寸法が0.5を越えるような深い溝パターンになると、
不完全形状が顕著に発生する。このような凹凸パターン
の不完全形状は、成形品が光学物品である場合には光学
性能の致命的な欠陥になり、成型品が意匠部品である場
合には美的外観を損なうことになる。
ノズルの形状を工夫することによって空気を抜こうとし
ていることが記載されているが、滞留部で脱気効果を得
るために必要な条件は検討されていない。
望の凹凸パターンを備えたフィルムを製造する製造装置
であって、不完全形状の生じにくいフィルム製造装置を
提供する。
に、本発明によれば以下のような製造装置が提供され
る。
表面に刻まれた型ロールと、前記樹脂を前記型ロールに
押圧するために、前記型ロールに対向する位置に配置さ
れた押しロールと、前記型ロールと押しロールとを回転
させる駆動機構と、前記型ロールと押しロールとの間に
前記基材フィルムを供給する供給機構と、前記供給機構
によって供給される前記基材フィルム上に前記樹脂の層
を塗布する塗布機構とを有し、前記塗布機構は、前記樹
脂を吐出する吐出口を有し、前記吐出口の大きさは、前
記樹脂層の幅および厚さが、それぞれ、前記型ロールの
幅よりも狭い予め定めた幅および予め定めた厚さとなる
大きさに設定され、前記型ロールと前記押しロールとの
間隔は、前記塗布機構の塗布した前記樹脂層の樹脂を滞
留させながら幅方向に押し広げる滞留部を形成するため
に、前記樹脂層の厚さよりも狭く設定されていることを
特徴とするフィルムの製造装置である。
とにより所望の凹凸パターンを備えたフィルムを製造す
る方法において、気泡や欠け等の不完全形状が発生する
原因について検討した。
ール118により、複数のV溝が平行に配列された形状
を樹脂層に転写し、図8、図9のような平行に配列され
た複数のプリズム24を基材フィルム13上に形成する
場合、プリズム24間のV溝の成す角度θが90°以下
の狭角のプリズム24(図8)は、不完全形状が顕著に
発生するのに対し、角度θが90゜より大きい広角のプ
リズム24(図9)は、不完全形状の発生はあまり問題
とならない。このように狭角のプリズム24に顕著に発
生する不完全形状の発生原因は、発明者らの検討による
と、溝の深さがピッチ寸法1に対して0.5を越える深
溝になるために、樹脂量の絶対量の不足、ならびに、金
型ロール118の溝に空気のトラップが生じ、金型ロー
ル118の溝最深部(溝の底部)に樹脂が充填されない
まま硬化成形されることにある。このため、プリズム2
4に気泡123が含まれたまま成形されたり、プリズム
24の先端に欠け124が発生する(図10(b))。
本実施の形態では、気泡123や欠け124等の欠陥を
不完全形状溝121と総称する。
れた樹脂あるいはフィルムに塗布された樹脂が、金型ロ
ールと接触する時に、金型ロールの溝部に溜まっている
空気をスムーズに排出させるための構成を用いる。具体
的には、第一に、樹脂を溝の最深部(溝の底部)に強制
的に押し込むために圧力をかける構成を用いる。第二
に、金型ロール表面で、樹脂の滞留部を創成し、滞留部
における樹脂の対流を利用して気泡を回転運動させ、気
泡を順次大気に触れさせ、放出する構成とする。
ルムの製造方法と製造装置について詳細に説明する。
態の光学フィルムの製造方法と製造装置について説明す
る。本実施の形態で製造する光学フィルムは、図2
(c)のように基材フィルム13の上に紫外線硬化樹脂
層116を備え、この紫外線硬化樹脂層116がプリズ
ム24に成形されているものである。
学フィルムの製造装置について説明する。
ム13の流れに沿って、順に、基材フィルム巻出し機構
1、フィルム走行速度調節機構2、フィルム蛇行修正機
構3、紫外線硬化樹脂転写成形機構5、セパレートフィ
ルムラミネート機構7、成形フィルム耳切断機構8、切
断耳部巻取り機構9、完成フィルム巻取り機構10が備
えられている。これらの機構部の間には、フィルム張力
検出機構11a〜11eが配置されている。また、各機
構部の駆動系には、運転制御部26が接続されている。
き付けられ、基材フィルム巻出し機構1にセットされ
る。基材フィルム13は、基材フィルム巻出し機構1か
ら繰り出され、フィルム走行速度調節機構2、フィルム
蛇行修正機構3を通過し、紫外線硬化樹脂転写成形機構
5に達する。この機構は、紫外線硬化樹脂供給機構4か
ら移送される紫外線硬化樹脂を基材フィルム13に塗工
し、この樹脂に所望のプリズム形状を転写成形、硬化を
行うことにより、所望のプリズム24を形成する機構で
あり、本実施の形態の核心部である。
が形成された基材フィルム13(成形フィルム)には、
樹脂層116を保護するためのセパレートフィルム12
がセパレートフィルムラミネート機構7によってラミネ
ートされる。セパレートフィルム12は、セパレートフ
ィルム供給機構6から供給される。その後、フィルム耳
切断機構8は、基材フィルム13の両端部の成形不完全
部を切断削除する。削除された不要部分は、切断耳部巻
取り機構9で巻き取られる。成形フィルムは、完成フィ
ルム巻取り機構10により巻き取られる。
張力は、成形フィルムの品質決定要因となるため、張力
検出機構11a〜11eで検出され、そのデータは運転
制御部26によってそれぞれの機構の駆動系にフィード
バックされ、フィルム張力制御に用いられる。
詳細を、図2(a)、(b)を用いて説明する。
ダイ16b、支持ロール21、金型ロール14、第一押
しロール17、第二押しロール18、剥離ロール19、
および、紫外線照射装置20を備える機構である。
給機構4から紫外線硬化樹脂が供給され、リップ開口部
216から紫外線硬化樹脂を吐出する。支持ロール21
は、外周面が金属であり、塗工用ダイ16bと対面する
位置に配置されている。塗工用ダイ16bと支持ロール
21は、紫外線硬化樹脂の塗工部を構成している。基材
フィルム13は、塗工用ダイ16bと支持ロール21と
の間を通過し、支持ロール21により搬送される。塗工
用ダイ16bは、搬送される基材フィルム13上に未硬
化の紫外線硬化樹脂層22を形成する。
樹脂を成形すべき所望の金型形状が刻まれている。本実
施の形態の金型ロール14には、円周方向に長手方向が
一致する多数のV字型の金型溝15が一定のピッチで平
行に刻まれている(図2(b))。金型溝15は、ピッ
チ0.04mmで約8000本形成され、溝15と溝1
5と間の頂部の角度はθ=35゜に設定されている。
ル14の外周面と向き合う位置に配置されている。これ
により、第一押しロール17は、基材フィルム13の搬
送方向を変更し、金型ロール14に巻き付けるととも
に、基材フィルム13を金型ロール14に対して押圧
し、未硬化の紫外線硬化樹脂を金型溝15に押し込む。
第二押しロール18も、外周面が金型ロール14の外周
面と向き合う位置に配置され、基材フィルム13を金型
ロール14に対して押圧し、未硬化の紫外線硬化樹脂を
金型溝15にさらに押し込む。剥離ロール19は、金型
ロール14に巻き付いて搬送されていた基材フィルム1
3の搬送方向を変更し、金型ロール14から剥離する位
置に配置されている。
ル19側寄りには、金型ロール14の外周面に対向して
紫外線照射装置20が配置されている。紫外線照射装置
20は、金型ロール14に巻き付いている基材フィルム
13の裏面側から紫外線を照射する。
21、17、18、19には、所定の回転数で回転する
モータが取り付けられてる。また、第一および第二押し
ロール17、18には、基材フィルム13を0〜0.7
MPaの間の設定した圧力を付加するための押圧装置が
取り付けられている。
押しロール17、第二押しロール18および剥離ロール
19のロール面有効幅は、いずれも550mmとした。
一方、塗工用ダイ16bは、上記ロールのロール面有効
幅よりも狭い幅に、樹脂を塗布する。具体的には、本実
施の形態では、樹脂吐出有効幅を330mmに設定され
ている。
しロール17、第二押しロール18および剥離ロールの
直径は、それぞれ、100mm、135mm、50m
m、50mm、50mmである。また、紫外線照射装置
20の紫外線を照射する開口部の大きさは、幅方向に5
50mm、基材フィルム13の搬送方向に100mmで
ある。
3としては、紫外線硬化樹脂との接着性を向上させるた
めに表面に厚さ0.01mmの接着促進物質層を塗布し
た幅500mm,厚さ0.1mm、長さ約1000mの
ポリエステルフィルムを用いるが、ポリカーボネートや
アクリル等他の材質の基材フィルムを用いることもでき
る。また、紫外線硬化樹脂は、粘度1.7Pa・sのア
クリル樹脂系のものを用いる。紫外線効果樹脂は、エポ
キシ系等の他の紫外線硬化樹脂を用いることもできる。
樹脂の粘度範囲は、0.1〜5Pa・sまでの範囲のも
のが適している。
さ0.03mmのポリエチレンフィルムを用いた。運転
時におけるフィルム走行速度は、0.5〜6.0m/m
inの範囲の任意の速度を設定した。
によって、光学フィルムを製造する方法について説明す
る。
機構1から繰り出され、フィルム走行速度調節機構2、
フィルム蛇行修正機構3を通過し、紫外線硬化樹脂転写
成形機構5に達する。フィルム走行速度調節機構2は、
基材フィルム13が速度1.0m/minで走行するよ
うに速度を調節するように設定した。
フィルムは、まず塗工用ダイ16bと支持ロール21と
の間を通過する。その際、塗工用ダイ16bのリップ開
口部216から未硬化の紫外線硬化樹脂が吐出されるこ
とにより、基材フィルム13上には、幅330mm、厚
さ0.05mmの未硬化の紫外線硬化樹脂層22が塗布
される。なお、リップ開口部216の開口量は、0.0
35mmに設定している。
た基材フィルム13は、金型ロール14に向かって搬送
され、第一押しロール17と金型ロール14の間を通過
し、金型ロール14の外周面に紫外線硬化樹脂層22が
接する向きで金型ロール14に巻き付く。このとき、第
一押しロール17は、0.2MPaの圧力で基材フィル
ム13を押圧するように設定されている。このような速
度、紫外線硬化樹脂層22の塗布幅、厚さ、押圧圧力に
設定すると、紫外線硬化樹脂層22が形成されている部
分では、紫外線硬化樹脂層22の樹脂量が、第一押しロ
ール17と金型ロール14との間を通過できる量よりも
過剰であるために、第一押しロール17と金型ロール1
4とで基材フィルム13が挟まれる部分に樹脂が盛り上
がり、滞留部23を形成する。
れているため、滞留部23の樹脂は、重力により金型ロ
ール14の円周方向に沿って下向きに流れ落ちようとす
る力を受けるとともに、第一押しロール17から加えら
れる圧力により両脇に押し広げられる力を受ける。これ
により、滞留部23の樹脂は、図11に示したように、
金型ロール14の幅方向の中央部から外側へ向かう渦巻
き流となって広がっていく。滞留部23の厚さは、金型
ロール14の幅方向の中央部で最も厚く、両脇にいくほ
ど薄くなる。
23の断面方向から見ると、金型ロール14の外周面側
で下向き、基材フィルム13側で上向きになる回転方向
(図12においては反時計回り回転)となる。このよう
な回転方向となる理由は、樹脂が接触する金型ロール1
4と基材フィルム13との接触摩擦抵抗の差にあると考
えられる。細かい金型溝15が多数形成されている金型
ロール14に樹脂が接触する際の摩擦抵抗は、基材フィ
ルム13の平坦な面に樹脂が接触する際の摩擦抵抗より
も大きい。このため、樹脂は、金型ロール14との接触
面に発生したせん断力によって引きずり込まれ、上述の
回転方向の渦巻き流となる。
た空気が、渦巻き流によりかき出されて樹脂に取り込ま
れて気泡122となり、この気泡が滞留部23内の渦巻
き流にのって対流しながら、基材フィルム13の両脇方
向に向かって進んでいく。この気泡122の対流によ
り、気泡122が樹脂の表面部に達して空気に接触する
と、気泡122ははじけ、脱気泡の効果が得られる。本
実施の形態の構成では、未硬化の紫外線硬化樹脂層22
を基材フィルム13の中央部にのみ形成しておき、両脇
部分には、滞留部23の渦巻き流によって樹脂を押し広
げているため、中央部から両脇まで樹脂の移動行程が長
い。このため、気泡122の移動行程が長い分だけ、空
気に触れる機会も多くなり、脱気の効果が大きい。ま
た、滞留部23の渦巻き流は、単に押し広げる場合と比
較して、気泡122が金型溝15にトラップされてしま
う確率を低減することができるため、金型ロール14の
金型溝15が本実施の形態のように円周方向に沿って刻
まれた気泡122の移動を妨げやすい形状であってもあ
っても、脱気の効果が高い。
は、滞留部23により気泡122を除かれ、基材フィル
ム13の幅方向のほぼ全面に均一に広げられ、基材第一
押しロール13と金型ロール14との間を通過する。こ
のとき、第一押しロール13から加えられる圧力によっ
て、未硬化の紫外線硬化樹脂は金型ロール14の金型溝
15に押し込まれ、金型溝15を充填した樹脂層29と
なる。金型ロール14は、基材フィルム13の走行速度
に同期して回転しているため、樹脂層29は金型ロール
14を充填した状態のまま基材フィルム13とともに第
二押しロール18に到達する。第2押しロール18は、
基材フィルム13の背面に0.5MPaの圧力を付加す
るように設定されている。この圧力によって、樹脂層2
9は、さらに金型溝15に対してさらに押圧される。
第一および第二押しロール17、18によって押圧され
ることにより、樹脂層29は、図2(b)に示しよう
に、金型ロール14の金型溝15の最深部まで隙間なく
充填し、樹脂層29と金型溝15との間に気泡(ボイ
ド)が介在しない状態をつくることができる。
は、その状態のまま、基材フィルム13の走行によって
紫外線照射装置20の位置に到達し、紫外線照射装置2
0により3kwの出力の紫外線が基材フィルム13を通
して照射される。照射する紫外線の波長は、樹脂層29
を構成する紫外線硬化樹脂の硬化反応が生じる波長であ
って、基材フィルム13を透過する波長に設定されてい
る。これにより、樹脂層29は、金型溝15を充填した
状態のまま硬化し、硬化した紫外線硬化樹脂層116に
変化する。
た基材フィルム13は、剥離ロール19まで走行する途
中で金型ロール14から剥離する。これにより、紫外線
硬化樹脂層116が形成された基材フィルム13を得る
ことができる。紫外線硬化樹脂層116は、図2(c)
のように金型溝15の一つ一つが転写成形された約80
00本の光学プリズム24からなる。光学プリズム24
は、基材フィルム13の長手方向に連続した形状であ
り、基材フィルム13の幅方向に配列されている。
35゜である。
層116付き基材フィルム13は、すでに述べたように
セパレートフィルムラミネート機構7によって、樹脂層
116を保護するためのセパレートフィルム12がラミ
ネートされる。セパレートフィルム12は、セパレート
フィルム供給機構6から供給される。その後、フィルム
耳切断機構8により、基材フィルム13の両端部の成形
不完全部を切断削除され、完成フィルム巻取り機構10
により巻き取られる。削除された不要部分は、切断耳部
巻取り機構9で巻き取られる。
び製造方法により、所望の光学プリズム24が約800
0本備えられた基材フィルム13を得ることができる。
この光学プリズム24は、隣接する光学プリズム24間
の角度θが、θ=35゜と狭いため、従来の製造方法に
よっては、図10(b)のように気泡123や欠け12
4等の不完全形状溝121が発生するが、本実施の形態
の方法で製造した光学プリズム24を光学顕微鏡で観察
したところ、不完全形状溝は存在しなかった。
4に不完全形状溝が発生しないのは、樹脂を渦巻き流に
して両脇に広げる滞留部23を形成し、これにより樹脂
と金型ロール14との間にトラップされた空気を脱気し
ていることと、第一および第2押しロールにより2回押
圧することにより、金型溝15の最深部にまで樹脂を十
分に充填することができるためである。
実施の形態の光学フィルムの製造方法と製造装置につい
て説明する。
施の形態の製造装置の塗工用ダイ16bに代えて、図3
のように塗工用ダイ16aを、金型ロール14の外周面
上に配置したものである。塗工用ダイ16aの形状は、
第1の実施の形態の塗工用ダイ16bと同形状であり、
金型ロール14の外周面上に、紫外線硬化樹脂を吐出し
て樹脂層22を形成する。塗工用ダイ16aのリップ開
口部216は、金型ロール14の外周面から金型溝15
の深さの少なくとも2倍の間隔、ここでは0.05mm
の間隔をあけて配置されている。また、塗工用ダイ16
a以外の他の構成は、第1の実施の形態と同じである。
また、樹脂層22の幅や厚さ、基材フィルム13の走行
速度、第一および第二押しロールの押圧力等の設定も第
1の実施の形態と同じである。
ロール14の外周面上に形成するようにした場合にも、
第一押しロール17と金型ロール14との間に滞留部2
8が形成される。滞留部28には、第1の実施の形態の
滞留部23と同じように中央部から両脇に向かう渦巻き
流が生じるため、樹脂層22と金型ロール14との間に
抱き込まれた気泡を脱気する効果が得られる。また、第
一押しロール17、第二押しロール18により、紫外線
硬化樹脂が順に押圧されることにより、金型溝15に充
填される効果も第1の実施の形態と同様に得られる。
いた製造装置で、光学プリズム24が配列された紫外線
硬化樹脂層116を基材フィルム13上に形成したとこ
ろ、光学プリズム24には、気泡や欠け等の不完全形状
溝は存在しなかった。これにより、図3に示した製造方
法によっても、第1の実施の形態と同様に不完全形状溝
のない光学フィルムが製造できることが確認できた。
実施の形態の光学フィルムの製造方法と製造装置につい
て図4を用いて説明する。
造装置の塗工用ダイ16aと第一押しロール17との間
に、塗工樹脂押しロール25を追加したものである。塗
工樹脂押しロール25は、直径50mm,ロール面有効
幅550mm、ゴム材質である。塗工樹脂押しロール2
5と金型ロール14との間隔は、0.05mmに設定し
ている。また、本実施の形態では、塗工用ダイ16aと
金型ロール14との間隔を0.1mmに設定した。
工用ダイ16aから吐出された紫外線硬化樹脂が、金型
ロール14の外周面上で厚さ約0.1mm、幅約330
mmの樹脂層22となる。この樹脂層は、金型ロール1
4の回転によって塗工樹脂押しロール25に到達する
と、塗工樹脂押しロール25と金型ロール14との間隔
が0.05mmしかないため、滞留部223を形成す
る。この滞留部223は、第1の実施の形態の滞留部2
3と同様に、内部に渦巻き流が生じ、この渦巻き流によ
って樹脂が両側に押し広げられる。この渦巻き流により
樹脂層22と金型ロール14との間に残留している空気
が気泡となって脱気される効果が得られる。
が金型ロール14に押圧されることにより、樹脂が金型
ロール14の金型溝15に充填される効果が得られる。
塗工樹脂押しロール25を通過後の樹脂層27は、厚さ
約0.05mmで、通過前の樹脂層22よりも幅が広く
なっている。
につれて第一押しロール17に到達すると、滞留部28
を形成する。この滞留部28においても、内部に渦巻き
流が生じ、この渦巻き流によって樹脂が両側に押し広げ
られる。滞留部28においても、樹脂内に残留している
気泡が脱気される効果と、樹脂が押圧され金型溝15に
充填される効果が得られる。これ以降の動作は、第2の
実施の形態と同様であるので説明を省略する。
は、2箇所の滞留部223、28においてそれぞれ気泡
が脱気されるため、脱気の効果が高い。また、塗工樹脂
押しロール25によって樹脂が金型溝15に押し込まれ
るため、塗工樹脂押しロール25、第一押しロール1
7、第二押しロール18によって、樹脂を3回金型溝1
5に押圧することができ、樹脂充填の効果も高い。
いた製造装置で、光学プリズム24が配列された紫外線
硬化樹脂層116を基材フィルム13上に形成したとこ
ろ、光学プリズム24には、気泡や欠け等の不完全形状
溝は存在しなかった。これにより、図4に示した製造装
置によっても、不完全形状溝のない光学フィルムが製造
できることが確認できた。
ロール25に付着した樹脂を掻き落とすためのドクター
ブレード406を接触させるようにすることができる。
第4の実施の形態の光学フィルムの製造方法と製造装置
について図5を用いて説明する。
用ダイ16bおよび支持ロール21を備え、さらに、図
4の塗工用ダイ16aおよび塗工樹脂押しロール25を
備えている。
ら吐出された樹脂は、塗工樹脂押しロール25によって
形成される樹脂滞留部223で脱気処理され、金型ロー
ル14の回転によって、樹脂層27として第一押しロー
ル17に到達する。一方、塗工用ダイ16bから吐出さ
れた樹脂は、基材フィルム13の走行によって、樹脂層
22として第一押しロール17に到達する。第一押しロ
ール17に到達した樹脂層27、28は、滞留部28に
おいて混ざり合い、滞留部28内部の渦巻き流によって
脱気処理される。以降の工程は、第1〜第3の実施の形
態と同じであるので説明を省略する。
脂を2方向から供給し、それを滞留部28において混合
することができるため、例えば、二液型の紫外線効果樹
脂を用いる場合や、2種類の紫外線効果樹脂を混合して
用いたい場合に適している。
給量、ならびに、塗工用ダイ16bからの樹脂供給量を
それぞれ独立に制御できるため、混合割合を任意に設定
できる。
16bから同種類の樹脂を供給することもできる。
いた製造装置で、光学プリズム24が配列された紫外線
硬化樹脂層116を基材フィルム13上に形成したとこ
ろ、光学プリズム24には、気泡や欠け等の不完全形状
溝は存在しなかった。これにより、図5に示した製造方
法によっても、第1の実施の形態と同様に不完全形状溝
のない光学フィルムが製造できることが確認できた。
態では、製造装置では、一以上の樹脂滞留部23、2
8、223を設けている。これにより、樹脂と金型ロー
ル14との間に残留する空気を渦巻き流によって引き出
して樹脂中の気泡とし、この気泡を渦巻き流にのせて移
動させ、大気にふれされることにより脱気することがで
きる。また、第一押しロール17および第二押しロール
18により少なくとも2回にわたって樹脂を金型溝15
に押圧することにより、金型溝と樹脂の間に残留してい
る空気を強制的に排除し、樹脂を金型溝に充填する。こ
れにより、樹脂中に気泡が含まれず、金型溝15と樹脂
との間に空気が残留しない状態を得ることができるた
め、この樹脂を硬化させることにより、不完全形状(欠
陥)の存在しない光学フィルムを得ることができる。
型溝15と樹脂との間に残留する空気を排除する効果が
大きいため、上述したような多数のV溝が円周方向に沿
って設けられた金型ロール14を用いる場合であっても
残留する空気を排除でき、欠陥のない光学フィルムが得
られる。
フィルムは、プリズム24を入射光軸対し出射光軸を任
意に制御できる特性を有する。この特性から、下記のよ
うな製品に適用が可能である。
板、2、自動車用のインスツルメントパネルの照光パネ
ル、ルームランプのランプシェード、リアコンビネーシ
ョンランプのランプシェード、車幅灯および方向指示器
などのランプシェード、3、その他、光軸制御を目的と
する一般的照明装置のランプシェードなど。
角形で基材フィルム13の長手方向に連続した多数のプ
リズム24を基材フィルム13上に備えた光学フィルム
を製造したが、本発明で製造することのできる光学フィ
ルムは、この形状のものに限定されない。例えば、図1
5(a),(b)に示したような凹凸のピット形状を有
する薄板514をロールの外周に巻き付けたものを金型
ロール14にすることができる。このように、他の形状
の金型ロールを用いた場合にも、滞留部23等と、第一
および第二押しロール17、18を配置することによ
り、樹脂と金型ロールとの間に残留する空気を排除でき
るため、欠陥の少ない光学フィルムを得ることができ
る。このようなピットが形成された光学フィルムは、光
ディスク用基板として用いることができる。
一つの滞留部23、28、223を形成し、かつ、第一
および第二押しロール17、18により少なくとも2回
押圧する構成であるが、滞留部23等と2回の押圧は、
それぞれ単独でも金型溝15に残留する空気を排除する
効果がある。よって、例えば図13のように図2の製造
装置から第二押しロール18を除去した構成も、滞留部
23による脱気効果により不完全形状溝を低減する一定
の効果が得られる。また、図14のように、塗工用ダイ
16bの形成する樹脂層22の厚さを薄くし、滞留部が
形成されないようにした場合であっても、第一および第
二押しロール17、18により押圧されることにより、
不完全形状溝を低減する一定の効果が得られる。
の幅を330mmとし、これを滞留部23、28、22
3における渦巻き流により両脇に押し広げることによ
り、脱気効果を得ているが、脱気効果を最大限に大きく
するためには、樹脂層22の幅ができる限り狭くし、滞
留部23等によって、所望の幅まで広げるようにするこ
とが望ましい。というのは、樹脂層22の幅が狭く、滞
留部23等が広げられる幅がおおきいほど、滞留部23
等において樹脂が両脇に押し広げられる距離は大きくな
る。したがって、樹脂に含まれている気泡が、樹脂の渦
巻き流にのって移動する距離もその分長くなり、気泡が
大気に接して脱気される機会もそれだけ増加する。これ
により、脱気の効果が大きくなる。しかしながら、滞留
部23等において樹脂が両脇に押し広げられる距離が大
きくなるほど、その後の樹脂層29の厚さのばらつきが
大きくなりやすい傾向になるため、第一押しロール17
や塗工樹脂押しロール25の押圧力等の条件を変えなが
ら実験を行い、樹脂層22の幅の最適値を予め求めてお
くことが望ましい。
3等において樹脂が両脇に押し広げられた場合に、押し
広げられた樹脂が金型ロール14からあふれて流れ落ち
ることがないように(図11)、樹脂層22として供給
する樹脂の量を予め設定している。しかしながら、滞留
部23等で樹脂を両脇に流れ落ちさせる構成にすること
もできる。この場合、例えば、滞留部23等の両脇に流
れ落ちる樹脂を外部に導く溝やチューブ等を設けておく
ことが望ましい。このように、滞留部23の両脇で樹脂
が流れ落ちるようにした場合には、流れ落ちる樹脂と共
に気泡を滞留部23から排除できるため、気泡が大気に
触れにくい粘土の高い樹脂材料の場合や渦巻き流が生じ
にくい樹脂材料の場合に有効である。
樹脂を硬化させることにより所望の凹凸パターンを備え
たフィルムを製造する装置であって、不完全形状の生じ
にくいフィルム製造装置を提供することができる。
装置の全体概要を示すブロック図である。
の詳しい構成を示す説明図である。(b)は、(a)図
のA−A断面図である。(c)は、(a)図のB−B断
面図である。
装置の樹脂転写成形機構の構成を示す説明図である。
装置の樹脂転写成形機構の構成を示す説明図である。
装置の樹脂転写成形機構の構成を示す説明図である。
構成と、その挟角の大きさを示す説明図である。
構成と、その挟角の大きさを示す説明図である。
24付き基材フィルムを製造する場合に欠け124や気
泡123が含まれる状態を示す断面図である。(b)
は、製造された光学プリズム24つき基材13の形状を
示す断面図である。
第一押しロール17を上部から見た状態を示す説明図で
ある。
形機構の構成を示す説明図である。
形機構の構成を示す説明図である。
面形状として用いることのできる(a)ピットが形成さ
れた薄板514の上面図、(b)その断面図である。
節機構、3…フィルム蛇行修正機構、4…紫外線硬化樹
脂供給機構、5…紫外線硬化樹脂転写成形機構、6…セ
パレートフィルム供給機構、7…セパレートフィルムラ
ミネート機構、8…成形フィルム耳切断機構、9…切断
耳部巻取り機構、10…完成フィルム巻取り機構、11
a,11b,11c,11d,11e…フィルム張力検
出機構、12…セパレートフィルム、13…基材フィル
ム、14…金型ロール,15…金型溝,16a,16b
…塗工用ダイ,17…第一フィルム押しロール、18…
第二フィルム押しロール、19…フィルム剥離ロール、
20…紫外線照射機構、21…支持ロール、22…紫外
線硬化樹脂層、23…滞留部、24…プリズム、25…
塗工樹脂押しロール、26…運転制御部、27…紫外線
硬化樹脂層、28…滞留部、29…紫外線硬化樹脂層,
101…樹脂供給ローラ、102…ヒータ、103…シ
ート基板、104…紫外線硬化樹脂、105…ニップロ
ーラ、106…金型ロール、107…紫外線ランプ、1
08…バックローラ、109…紫外線硬化樹脂層、11
0…ベースフィルム、111…樹脂塗布ロール、112
…紫外線光源1,113…圧胴、114…版胴、115
…紫外線光源、121…不完全形状溝、122…気泡、
123…欠け。
Claims (11)
- 【請求項1】樹脂を成形すべき所望の形状が表面に刻ま
れた型ロールと、前記樹脂を前記型ロールに押圧するた
めに、前記型ロールに対向する位置に配置された押しロ
ールと、前記型ロールと押しロールとを回転させる駆動
機構と、前記型ロールと押しロールとの間に前記基材フ
ィルムを供給する供給機構と、前記供給機構によって供
給される前記基材フィルム上に前記樹脂の層を塗布する
塗布機構とを有し、 前記塗布機構は、前記樹脂を吐出する吐出口を有し、前
記吐出口の大きさは、前記樹脂層の幅および厚さが、そ
れぞれ、前記型ロールの幅よりも狭い予め定めた幅およ
び予め定めた厚さとなる大きさに設定され、 前記型ロールと前記押しロールとの間隔は、前記塗布機
構の塗布した前記樹脂層の樹脂を滞留させながら幅方向
に押し広げる滞留部を形成するために、前記樹脂層の厚
さよりも狭く設定されていることを特徴とするフィルム
の製造装置。 - 【請求項2】樹脂を成形すべき所望の形状が表面に刻ま
れた型ロールと、前記樹脂を前記型ロールに押圧するた
めに、前記型ロールに対向する位置に配置された押しロ
ールと、前記型ロールと押しロールとを回転させる駆動
機構と、前記型ロールと押しロールとの間に前記基材フ
ィルムを供給する供給機構と、前記型ロール上に前記樹
脂の層を塗布する塗布機構とを有し、 前記塗布機構は、前記樹脂を吐出する吐出口を有し、前
記吐出口の大きさは、前記樹脂層の幅および厚さが、そ
れぞれ、前記型ロールの幅よりも狭い予め定めた幅およ
び予め定めた厚さとなる大きさに設定され、 前記型ロールと前記押しロールとの間隔は、前記塗布機
構の塗布した前記樹脂層の樹脂を滞留させながら幅方向
に押し広げる滞留部を形成するために、前記樹脂層の厚
さよりも狭く設定されていることを特徴とするフィルム
の製造装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、前記型ロール
と押しロールを通過した前記樹脂に対して、紫外線を照
射するための紫外線照射部が配置されていることを特徴
とするフィルムの製造装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記押しロールと前記
紫外線照射部との間には、前記樹脂をさらに前記型ロー
ルに押圧するための第2の押しロールが配置されている
ことを特徴とするフィルムの製造装置。 - 【請求項5】請求項2において、前記塗布機構と前記押
しロールとの間には、前記型ロール上に塗布された前記
樹脂層を前記型ロールに押圧するための塗工樹脂押しロ
ールが配置されていることを特徴とするフィルムの製造
装置。 - 【請求項6】請求項1において、前記型ロール上に樹脂
の層を塗布する第2の塗布機構を有することを特徴とす
るフィルムの製造方法。 - 【請求項7】樹脂を成形すべき所望の形状が表面に刻ま
れた型ロールと、前記樹脂を前記型ロールに押圧するた
めに、前記型ロールに対向する位置に配置された押しロ
ールと、前記型ロールと押しロールとを回転させる駆動
機構と、前記型ロールと押しロールとの間に前記樹脂層
の形成された基材フィルムを供給する供給機構と、前記
型ロールと押しロールを通過した前記樹脂層に対して、
紫外線を照射する紫外線照射部を有し、 前記押しロールと前記紫外線照射部との間には、前記樹
脂をさらに前記型ロールに押圧するための第2の押しロ
ールが配置されていることを特徴とするフィルムの製造
装置。 - 【請求項8】請求項1、2または7において、前記型ロ
ールに刻まれた前記所望の形状は、深さ寸法がピッチに
対して0.5以上であることを特徴とするフィルムの製
造装置。 - 【請求項9】所望の形状が表面に刻まれた型ロールと押
しロールとの間に未硬化の樹脂層を通過させ前記樹脂層
を前記形状に成型するフィルムの製造方法であって、 前記樹脂層の幅を前記型ロールの幅よりも狭く、厚さを
前記型ロールと押しロールとの間隔よりも厚く形成して
おくことにより、前記型ロールと押しロールとの会合部
に前記樹脂層を構成する樹脂が滞留しながら幅方向に押
し広げられる滞留部を形成することを特徴とするフィル
ムの製造方法。 - 【請求項10】請求項9において、前記型ロールと押し
ロールとの間を通過した前記樹脂層を第2の押しロール
によって前記型ロールにさらに押圧することを特徴とす
るフィルムの製造方法。 - 【請求項11】所望の形状が表面に刻まれた型ロールと
押しロールとの間に未硬化の樹脂層を通過させ前記樹脂
層を前記形状に成型するフィルムの製造方法であって、 前記型ロールと押しロールとの間を通過した前記樹脂層
を第2の押しロールによって前記型ロールにさらに押圧
することを特徴とするフィルムの製造方法。
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JP3999998 | 1998-02-23 | ||
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