JPH1130062A - 扉のハンドル装置 - Google Patents

扉のハンドル装置

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JPH1130062A
JPH1130062A JP9200989A JP20098997A JPH1130062A JP H1130062 A JPH1130062 A JP H1130062A JP 9200989 A JP9200989 A JP 9200989A JP 20098997 A JP20098997 A JP 20098997A JP H1130062 A JPH1130062 A JP H1130062A
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JP
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operating lever
handle
door
latch
lever
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JP9200989A
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Masahiro Koutoku
昌弘 幸得
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルの揺動軸を垂直とし作用レバーの揺
動軸を水平としたものにおいて、作動をスムーズにし、
構造を簡単にする。 【解決手段】 ハンドル4を備え、保持枠2に対し垂直
軸3aで枢着された操作レバー3と保持枠2に対し水平
軸7aで枢着された作用レバー7との間を、長孔51と
駆動ピン52の組で成る連係手段5で連結し、操作レバ
ー3及び作用レバー7には常態位置に向け付勢させるた
めの戻しばね33、71を各別に設け、前記の作用レバ
ー7はラッチ錠20のラッチ30に連係させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は扉のハンドル装置
に関する。更に詳しくは、扉に設けられたラッチ錠を操
作できる可動型のハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハンドル装置としては、
例えば、実開平4−27069号公報又は特開平8−2
60772号公報等に示されたものを挙げることができ
る。
【0003】しかしながら、これらのハンドル装置は、
ハンドル及び作用レバー(ラッチに関連させた作動片)
がいずれも水平軸をもって枢着させてあり、ハンドルを
垂直軸(鉛直軸)で枢着させ、かつ作用レバーを水平軸
で枢着させるようなハンドル装置に対しては、前出の公
報に開示された技術をそのまま適用させることはできな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述のよ
うな事情に鑑み、ハンドルの揺動軸が垂直をなし作用レ
バーの揺動軸が水平をなしていても、スムーズな作動が
達成でき、かつ構造が簡単な扉のハンドル装置を提供す
ることを目的として提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の扉のハンドル装置は、扉の表面に固定し
た台座に操作レバーを垂直軸で枢着させること;操作レ
バーの外端にはハンドルを固設すること;前記の台座に
作用レバーを水平軸で枢着させること;操作レバーの内
端を作用レバーの内端との間は長孔と駆動ピンの組で成
る連係手段で連結させてあること;操作レバー及び作用
レバーにはそれぞれを常態位置に向け付勢させるための
戻しばねを格別に設けること;及び、前記ハンドルの押
し引き操作で作用レバーを解錠方向に揺動変位させ、作
用レバーの外端で扉に設けられたラッチ状のラッチを後
退させ又はラッチの後退を許容させるようにしたことを
構成条件とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基いて
この発明について説明する。この発明のハンドル装置
は、出入口としての扉10に設けるときは室外側及び室
内側の両表面に取り付けるのが普通であるが、戸棚や物
入れの扉に設けるときはその外方の面にのみ取り付けれ
ば済む。
【0007】図示の実施例においては、扉10の室外側
の表面に装着したハンドル装置を示しており、室内側の
表面に装着したハンドル装置についてはその表示を省略
してある。
【0008】図1及び図2において、符号10は扉、1
は扉10の表面に呼び付けねじ91等で固定した台座、
2は台座1の取付穴11に嵌め込み取付ねじ92等で固
設した中空の保持枠をそれぞれ示す。
【0009】前記の保持枠2は1枚の板材を折り曲げて
成り、コ字状の本体部21、取付用のフランジ部22及
び後述の作用レバー7を取り付けるための一対の取付片
23、23を備えている。符号24は保持枠2のカバー
部材である。
【0010】前記の保持枠2内には2つの部片、すなわ
ち下駄状の部片31及びL字状の板部片32を結合して
成る操作レバー3が垂直軸3a(鉛直軸)で揺動可能に
枢着してあり、その外端には止めねじ93等によりハン
ドル4が固定してある。
【0011】また、操作レバー3の内端には長孔51が
設けてあり、この長孔51には後記の作用レバー7の駆
動ピン52が可動の状態で嵌め込んである。
【0012】長孔51と駆動ピン52の組は、操作レバ
ー3と作用レバー7との間で作動を伝える連係手段5と
して働く。なお、この連係手段5において、図示例とは
逆にして、長孔(51)を作用レバー7の内端に設ける
と共に、駆動ピン(52)を操作レバー3の内端に設け
るようにしても同様に作動する。
【0013】前記の操作レバー3は製作の都合上2つの
部片31、32で作られているが、1つの部片として製
作してもよいことは勿論である。そして、ハンドル4の
矢印A方向への操作により共に揺動する操作レバー3
は、該操作レバー3に固定されたピン61と保持枠2に
設けられた長孔62とで構成された揺動制限手段6によ
り、その揺動の範囲が制限される。
【0014】符号33は上述の垂直軸3aに管体を介し
て巻装された第1戻しばねで、両端が操作レバー3と保
持枠2に掛け止められ、操作レバー3及びハンドル4を
矢印Aとは逆向きの常態位置に向け付勢させている。
【0015】次に、作用レバー7について詳しく述べ
る。作用レバー7は、保持枠2の一部をなす両側の取付
片23、23で支持された水平軸7aによりその保持枠
2内に枢着されており、水平軸7aに管体を介して巻装
された第2戻しばね71により常態位置に向け付勢させ
てある。第2戻しばね71の両端は作用レバー7と保持
枠2に掛け止められている。
【0016】図示例の作用レバー7の内端側はコ字状に
形成され、そこに駆動ピン52が突設してある。この駆
動ピン52は操作レバー3の内端に設けた長孔51に嵌
め込まれ、連係手段5を構成することは上述した通りで
ある。
【0017】図示例のハンドル装置は扉10の前に立っ
た通行者(操作者)がハンドル4を手前に引くことによ
って開扉できるようにしてあるが、この発明のハンドル
装置はハンドル4を押すことにより開扉できるようにす
ることもできる。
【0018】なお、ハンドル4を引くタイプとするか押
すタイプとするかについては、扉の開き勝手によって決
められる。
【0019】上記の作用レバー7は、扉10内に掘り込
んで設けられたラッチ錠20のラッチ30に連係させて
あり、ハンドル4の押し引きの操作により操作レバー3
及び連係手段5を介し作動される。そして、その作用レ
バー7の外端でラッチを後退させ又はラッチの後退を許
容させ、もって開扉を可能とさせる。
【0020】図1において、ハンドル4及び扉10の下
方に設けた下部組立部40、すなわち、別の保持枠2、
操作レバー3、垂直軸3a、第1戻しばね33及び揺動
制限手段6等は、ハンドル4が縦に長いものとされてい
るために設けたもので、そのハンドル4が短く小型のも
のである場合には下部組立部40は省略することができ
る。
【0021】図に示す扉10の閉鎖状態において、ハン
ドル4を手で掴み、該ハンドル4を操作レバー3と共に
第1戻しばね33に抗して矢印A方向に引き垂直軸3a
の回りに揺動させると、連係手段5を介し作用レバー7
が第2戻しばね71に抗して水平軸7aの回りに矢印B
方向に揺動するので、作用レバー7の外端に連係させた
ラッチ錠20のラッチ30をストライク(図示しない)
に対する係止状態から解除させることができる。そし
て、そのままハンドル4を引き続ければ、扉10は矢印
C方向に開放させることができる。
【0022】逆に、扉10を閉鎖させハンドル4から手
を離せば、変位していた各部材は戻しばね33、71の
付勢力により、当初の常態位置に戻る。
【0023】前記の作動について、互に連係する操作レ
バー3と作用レバー7とは、それぞれの軸3a,7aの
向きが異なるためその係合部においてねじれの関係にあ
るが、長孔51及び駆動ピン52の組で構成された連係
手段5は両レバー3、7の揺動におけるねじれの現象を
逃がすことができ、両レバー3、7は摩擦によって引掛
かったりすることがなく共にスムーズな揺動作用を呈す
る。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したこの発明の扉のハンドル
装置は、ハンドル及び操作レバーの揺動軸が垂直をな
し、作用レバーの揺動軸が水平をなしているに関わら
ず、ラッチ錠におけるラッチの解・施錠において極めて
スムーズに作動し、また、全体としての構造も極めて簡
単であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の扉のハンドル装置を示す縦断側面
図。
【図2】その横断平面図。
【符号の説明】
10 扉 20 ラッチ 30 ラッチ 2 保持枠 3 操作レバー 3a 垂直軸 33 戻しばね 4 ハンドル 5 連係手段 51 長孔 52 駆動ピン 7 作用レバー 7a 水平軸 71 戻しばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の表面に固定した台座に操作レバーを
    垂直軸で枢着させること;操作レバーの外端にはハンド
    ルを固設すること;前記の台座に作用レバーを水平軸で
    枢着させること;操作レバーの内端を作用レバーの内端
    との間は長孔と駆動ピンの組で成る連係手段で連結させ
    てあること;操作レバー及び作用レバーにはそれぞれを
    常態位置に向け付勢させるための戻しばねを格別に設け
    ること;及び、前記ハンドルの押し引き操作で作用レバ
    ーを解錠方向に揺動変位させ、作用レバーの外端で扉に
    設けられたラッチ状のラッチを後退させ又はラッチの後
    退を許容させるようにしたことを構成条件とする扉のハ
    ンドル装置。
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