JPH11300560A - 移動体の駆動機構 - Google Patents
移動体の駆動機構Info
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- JPH11300560A JPH11300560A JP11246298A JP11246298A JPH11300560A JP H11300560 A JPH11300560 A JP H11300560A JP 11246298 A JP11246298 A JP 11246298A JP 11246298 A JP11246298 A JP 11246298A JP H11300560 A JPH11300560 A JP H11300560A
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Abstract
ーボモータのみの取付け、取り外しを容易に行う事を可
能とする。 【解決手段】 スプライン付ボールねじ8を支持する回
転ジョイント21を外側リング2、中間リング3、内側
リング4の3つのリングをジク5が両端から支持するジ
ンバル構造とし、スプライン付ボールねじ8を駆動する
サーボモータ22を内側リング4の上部に突設する。ス
プライン付ボールねじ8はサーボモータ22のロータ9
内に挿通され、ロータ9に設けたボールねじナット6に
より前後動する。
Description
関し、詳しくはパラレルメカニズムを応用した機械等の
移動体の駆動機構に関する。
では、移動体を複数のボールねじを用いて移動させてい
るが、この場合、ボールねじを伸縮動させる駆動装置と
共にボールねじがどの方向へも倒れるようにするため自
在継ぎ手が必要である。そのため、これら2つの装置を
1つにしたボールねじ駆動装置として、外形が球状の滑
り軸受けとなったサーボモータで、ボールねじをボール
ナットを用いて直接駆動するナット回転方式の駆動装置
がある。この装置の特徴としては、球状の滑り軸受けの
内部にサーボモータを配して、ボールねじに螺合するナ
ットを直接駆動するもので、例えばベルト駆動する場合
に比較して形状が非常にコンパクトにできる特徴を有し
ている。
は球状滑り軸受けの加工精度の追求や軸受け間隔の管
理、軸受け剛性の向上、またサーボモータのメンテナン
スやトルクアップが困難である等の問題点を有してい
た。
たもので、請求項1記載の発明は、隙間のない高剛性な
自在継ぎ手を実現する事を課題とし、請求項2記載の発
明は、サーボモータのみの取付け、取り外しを容易に行
う事ができ、サーボモータのメンテナンスやトルクアッ
プ等を容易なものとする事を課題とする。
請求項1の発明は、基台と、移動体と、一端を移動体の
外縁に第1の自在継ぎ手を介して接続され且つ他端を基
台の外縁に設けられた第2の自在継ぎ手に対し軸方向移
動可能に取り付けられた複数のリンクと、リンクを第2
の自在継ぎ手に対して軸方向移動させる手段とから成る
移動体の駆動機構において、前記2つの自在継ぎ手のう
ち少なくとも第2の自在継ぎ手が、内側リングと、内側
リングを前記リンクに直交する方向に回転可能に支持す
る中間リングと、基台に固定されて中間リングを内側リ
ングの回転方向と直交する方向に回転可能に支持する外
側リングとから構成される。
て、リンクを第2の自在継ぎ手に対して軸方向移動させ
る手段が、リンクに設けられた雄ねじと、雄ねじに螺合
するロータと、ロータを回転可能に支持すると共に内側
リングの側部に固着されたステータとからなるサーボモ
ータである事を特徴とする。
形態の1例を、図面を元に詳細に説明する。図1は本発
明に係る移動体の駆動機構であるパラレルメカニズム機
構の説明図であり、1は基台、20は移動体であり、移
動体20は基台1から延びている6本のリンクとしての
スプライン付ボールねじ8により位置を固定されてい
る。
が形成された雄ねじであり、後部は第2の自在継ぎ手で
ある貫通型の回転ジョイント21を介し基台1に支持さ
れ、任意の角度に傾倒可能とし、先端は第1の自在継ぎ
手であるボールジョイントを応用した自在継ぎ手24を
介し移動体20に連結されている。そして、回転ジョイ
ント21には連続してスプライン付ボールねじ8を挿通
する形でサーボモータ22が設けられている。こうする
事で、スプライン付ボールねじ8はサーボモータ22に
よりその軸方向に伸縮動することができ、移動体20は
個々のサーボモータ22を独立して作動させることで任
意方向に傾きまた上下動可能となっている。
ン付ボールねじ8の駆動機構を示し、図2は縦断面図、
図3は図2に対し90度位相を変えた縦断面図、図4は
ジク周りの詳細を示す図であり、図5は平面図である。
図示するように、回転ジョイント21は外側リング2,
中間リング3、内側リング4の3個のリングをそれぞれ
1対のジク5により両端から支持するようなジンバル構
造となっており、内側リング4と中間リング3とは互い
に直交する方向に回転するように、また各リングとスプ
ライン付ボールねじ8とは回転軸が直交するよう構成さ
れている。そして、外側リング2の下部のつばにより、
基台1とあるはめあいをもって位置決めされて取り付け
られている。
のもので、先端がある予圧量をもって取り付けられたテ
ーパコロ軸受け15によって中間リング3又は内側リン
グ4に支持され、頭部は外側リング2又は中間リング3
に固着されている。尚、図5において16は軸受け外輪
押さえ、17はカラー、18はナットである。このよう
に構成することにより、スプライン付ボールねじ8の軸
方向に隙間の無い高剛性を有する自在継ぎ手を得ること
ができ、移動体の移動をスムーズに且つ高精度に行うこ
とができる。
ボールねじ8を挿通しているロータ9をアンギュラ軸受
11と深溝玉軸受け12とで支持し、ステータ10の上
部にはブレーキ13とロータリーエンコーダ14が付い
た構造となっており、アンギュラ軸受11はスプライン
付ボールねじ8の軸方向の加重を受け止めるため、共に
加重を受けているジク5からの距離を最小にするため、
サーボモータ23下方に配置してある。そして、ブレー
キ13はサーボモータ23がフリーとなった場合のスプ
ライン付ボールねじ8の落下を防ぐために取り付けられ
ている。サーボモータ22は内側リング4の上部に、あ
るはめあいをもって位置決めされ、取り付けられてい
る。
イント21の外側に形成されるため、サーボモータのみ
の取り付け、取り外しが可能となり、サーボモータ22
のメンテナンスやトルクアップ等を容易に行うことがで
きる。
イナーシャタイプで、ロータ9に直接取り付け一体化す
る事により、さらなるイナーシャ低減が計られている
し、スプラインナット7はスプライン付ボールねじ8の
軸周りの回転を拘束するためのものであり、ジョイント
21以外の部位に拘束手段を設ける場合にはスプライン
ナット7はなくても良く、その場合はスプライン付ボー
ルねじ8も通常のボールねじで良い。また、第1の自在
継ぎ手を3つのリングを用いた上記回転ジョイントで形
成しても良く、そうすることで更に移動体の移動精度を
高精度とすることができる。更に、スプライン付ボール
ねじは必ずしもスプラインを設ける必要は無く、少なく
とも雄ねじとして形成されているものであればよい。
よれば、回転ジョイントを3つのリングを用いて上述す
るよう構成するから、隙間のない高剛性なものとするこ
とができ、移動体の移動をスムーズに且つ高精度に行う
ことができる。
自在継ぎ手の外側に設ける為、サーボモータのメンテナ
ンスやトルクアップ等を容易に行うことができる。
機構の説明図である。
部の縦断面図である。
位相を変えた縦断面図である。
である。
・・内側リング、5・・ジク、6・・ボールねじナッ
ト、7・・スプラインナット、8a・・スプライン付ボ
ールねじ、9・・ロータ、10・・ステータ、11・・
アンギュラ軸受、12・・深溝玉軸受、20・・移動
体、21・・回転ジョイント(第2の自在継ぎ手)、2
2・・サーボモータ、24・・自在継ぎ手(第1の自在
継ぎ手)。
Claims (2)
- 【請求項1】 基台と、移動体と、一端を移動体の外縁
に第1の自在継ぎ手を介して接続され且つ他端を基台の
外縁に設けられた第2の自在継ぎ手に対し軸方向移動可
能に取り付けられた複数のリンクと、リンクを第2の自
在継ぎ手に対して軸方向移動させる手段とから成る移動
体の駆動機構において、前記2つの自在継ぎ手のうち少
なくとも第2の自在継ぎ手が、内側リングと、内側リン
グを前記リンクに直交する方向に回転可能に支持する中
間リングと、基台に固定されて中間リングを内側リング
の回転方向と直交する方向に回転可能に支持する外側リ
ングとから構成されることを特徴とする移動体の駆動機
構。 - 【請求項2】 リンクを第2の自在継ぎ手に対して軸方
向移動させる手段が、リンクに設けられた雄ねじと、雄
ねじに螺合するロータと、ロータを回転可能に支持する
と共に内側リングの側部に固着されたステータとからな
るサーボモータである事を特徴とする請求項1記載の移
動体の駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11246298A JP3602719B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 移動体の駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11246298A JP3602719B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 移動体の駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11300560A true JPH11300560A (ja) | 1999-11-02 |
JP3602719B2 JP3602719B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=14587250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11246298A Expired - Fee Related JP3602719B2 (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 移動体の駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3602719B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005025815A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Tmsuk Co., Ltd. | 直動リンク装置及びそれを備えた2足歩行ロボット |
WO2005025814A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Tmsuk Co., Ltd. | 2足歩行ロボットの下半身モジュール |
JP2014091188A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Jtekt Corp | 工作機械 |
WO2024029226A1 (ja) * | 2022-08-04 | 2024-02-08 | 株式会社鷺宮製作所 | 伸縮装置およびこれを備える試験装置 |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP11246298A patent/JP3602719B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005025815A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Tmsuk Co., Ltd. | 直動リンク装置及びそれを備えた2足歩行ロボット |
WO2005025814A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Tmsuk Co., Ltd. | 2足歩行ロボットの下半身モジュール |
US7498758B2 (en) | 2003-09-12 | 2009-03-03 | Tmsuk Co., Ltd. | Lower half body module of bipedal walking robot |
JP2014091188A (ja) * | 2012-11-01 | 2014-05-19 | Jtekt Corp | 工作機械 |
WO2024029226A1 (ja) * | 2022-08-04 | 2024-02-08 | 株式会社鷺宮製作所 | 伸縮装置およびこれを備える試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3602719B2 (ja) | 2004-12-15 |
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