JP3418452B2 - 複合運動駆動装置 - Google Patents

複合運動駆動装置

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JP3418452B2
JP3418452B2 JP10265094A JP10265094A JP3418452B2 JP 3418452 B2 JP3418452 B2 JP 3418452B2 JP 10265094 A JP10265094 A JP 10265094A JP 10265094 A JP10265094 A JP 10265094A JP 3418452 B2 JP3418452 B2 JP 3418452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸に回転及び軸方向の
複合運動をさせる複合運動駆動装置に係り、特に、構成
を単純とすることができる複合運動駆動装置に関する。
このような複合運動駆動装置は、たとえば工業用ロボッ
トのアーム、NC工作機械のATC装置等に用いられる
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来上述のような複合運動駆動装置とし
て次のようなものがある(特開平1−229160号公
報参照)。
【0003】図11は従来の複合運動駆動装置を示すも
のである。同図において、101は複合運動駆動装置全
体であり、概略一本の軸102にボールねじ用のナット
103とボールスプライン用外筒104を装着した複合
運動駆動ユニット105と、ナット103およびスプラ
イン用外筒104を、それぞれ一対づつのサポートベア
リング106,107;108,109を介して指示す
るハウジング100と、ナット103およびスプライン
用外筒104を駆動るための伝動部材としてのプーリ1
11,112とから構成されている。
【0004】まず、複合運動駆動ユニット105につい
て説明する。複合運動駆動ユニット105の軸102は
単一の軸体121外周に螺旋状のボールねじ溝122と
軸方向に延びるボールスプライン溝123が重複して形
成されている。軸体121は、中空の丸棒として軽量化
を図り、移動停止時等の慣性の影響を少なくしている。
もっとも、中実の丸棒としてもよい。ボールねじ溝12
2は、本例では2条ねじとしてリードを比較的大きく取
っている。また、ボールねじ溝23の溝形状は本例では
ゴシックアーチ形状に形成されている。
【0005】一方、ボールスプライン溝123では、軸
2の円周方向に複数条(本例では6条)刻設されてい
る。このボールスプライン溝123,…の配置構成は、
軸中心0から円周を三等分するように描いた仮想分割線
を挟んで、対称的に2条づつ配置されている。このボー
ルスプライン溝123の溝形状も断面円弧状のサーキュ
ラアーク形状に形成している。
【0006】複合運動駆動ユニット105のナット10
3は略円筒形状で、概略内周面に上記ボールねじ溝12
2に対応して2条のボールねじ溝133が刻設されたナ
ット本体31とこのナット本体31の両端に取り付けら
れるエンドキャップ32,32とから構成されている。
ナット本体131にはナット103と軸102の間に介
在されるボールB1 を循環させるためのボール逃げ穴1
34,134が2箇所に設けられていて、エンドキャッ
プ32には軸2のボールねじ溝122とナット103の
ボールねじ溝133間に介在するボールB1 をボール逃
げ穴134に逃がすための方向転換溝(図示していな
い)が設けられている。而して上記ボールねじ溝12
2、ボールねじ溝133、ボール方向転換溝およびボー
ル逃げ穴134,134によってボール循環路を構成し
て、ボールを整列循環させている。
【0007】一方、ボールスプライン用外筒104は、
円筒状で、その内周面に上記軸102の外周面に刻設し
たボールスプライン溝123に対応して6条のボール転
走溝141が刻設れていて、このスプライン外筒104
のボール転走溝141と軸102のボールスプライン溝
123間に多数のボールB2 が介装されている。一方外
筒104内周には、上記ボールB2 を案内保持する保持
器142が介装されている。そして、ボールには回転方
向に近い方向の予圧が付与されている。
【0008】上記構成の複合運動駆動装置にあっては、
装置101のハウジング110をロボット本体等の取り
付け部材119にボルト120により固定する。そし
て、ボールねじ用ナット駆動用プーリ111およびボー
ルスプライン用外筒駆動用プーリ112を単独あるいは
組み合わせて作動させることにより、軸102は回転運
動、あるいは往復運動、さらに回転と往復の複合運動を
行なうのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た複合運動駆動装置は、2つのモータを駆動制御して、
ナットおよびボールスプライン用外筒を単独あるいは組
み合わせて回転させることにより使用するものであるた
め、2つのモータ及び制御装置で装置が大型となると共
に、モータの制御が複雑となり、全体として高価なもの
となってしまうという問題がある。
【0010】また、軸の移動精度は、モータの回転制御
によるものであるし、軸の移動及び停止時の保持力は、
専らモータの保持力に頼るものであり、精密な移動精度
や、保持力を必要とする装置に使用するものとすると、
高精度の制御と、大型のモータ等を使用しなければなら
ない。そこで、本発明は、単純な構造でかつ、高精度
で、高い保持力を有する複合運動駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題を解決する第1の手段は、外周にねじ溝(2)を形
成した軸(1)と、この軸に回転可能に螺合されたナッ
ト(3)と、上記ナット(3)を回転可能に保持する固
定ハウジング(4)と、上記ナット(3)を固定ハウジ
ング(4)に対して回転駆動する駆動源(5)と、上記
軸(1)と固定ハウジング(4)との間に設けられ、軸
(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のストローク
方向の運動のうち一方又は両方の運動を限定して、軸
(1)に所望の運動をさせるガイド機構(6)とを備
え、該ガイド機構(6)は、軸(1)または固定ハウジ
ング(4)の一方に形成され、外周面または内周面に、
軸(1)の所望の運動状態に対応する形状のガイド溝
(10)を形成した一方のガイド機構構成部材(11)
と、軸(1)または固定ハウジング(4)の他方に取り
付けられ、上記ガイド溝(10)に遊嵌するもう一方の
ガイド機構構成部材(12)とからなり、上記軸(1)
と固定ハウジング(4)とにそれぞれ設けられたガイド
機構構成部材(11,12)間の係合関係により、軸
(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のストローク
方向の運動の一方又は両方を限定して、軸(1)に所望
の運動をさせることを特徴とする複合運動駆動装置であ
る。
【0012】本発明の第2の手段は、外周にねじ溝
(2)、及び、スプライン溝(7)を重複して、もしく
は、軸方向にそれぞれ分離して形成した軸(1)と、こ
の軸(1)に回転可能に螺合されたナット(3)、及
び、この軸(1)にストローク方向に相対移動可能に嵌
合されたスプライン外筒(8)と、上記ナット(3)と
スプライン外筒(8)とを回転可能に保持する固定ハウ
ジング(4)と、上記ナット(3)を固定ハウジング
(4)に対して回転駆動する駆動源(5)と、前記軸
(1)と固定ハウジング(4)との間に設けられ、軸
(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のストローク
方向の運動のうち一方又は両方の運動を限定して、軸
(1)に所望の運動をさせるガイド機構(6)とを備
え、該ガイド機構(6)は、軸(1)または固定ハウジ
ング(4)の一方に形成され、外周面または内周面に、
軸(1)の所望の運動状態に対応する形状のガイド溝
(10)を形成した一方のガイド機構構成部材(11)
と、軸(1)または固定ハウジング(4)の他方に取り
付けられ、上記ガイド溝(10)に遊嵌するもう一方の
ガイド機構構成部材(12)とからなり、上記軸(1)
と固定ハウジング(4)とにそれぞれ設けられたガイド
機構構成部材(11,12)間の係合関係により、軸
(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のストローク
方向の運動の一方又は両方を限定して、軸(1)に所望
の運動をさせることを特徴とする複合運動駆動装置であ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】次に本発明の作用を説明する。最初に本発明に
係る複合運動駆動装置の作動原理を説明する。この作動
原理は、上記第1乃至第5の手段に係る複合運動駆動装
置に共通する。まず、軸1のストローク方向(軸線方
向)の移動について説明する。本発明において、図3
(a)に示すように外周にねじ溝2を形成した軸1と、
この軸に回転可能に螺合されたナット3と、前記ナット
の外周に設けられ、ナットを回転可能に保持する固定ハ
ウジング4と、上記ナットをハウジングに対して回転駆
動する駆動源5とを有する状態において、例えば図3
(a),(b)に示すように、軸を回転方向に運動する
ことを禁止し、ストローク方向の運動だけを許容する機
構21を設けたとする。
【0017】ここで、駆動源でナットを回転(図3中矢
印A)すると、軸は回転せず、軸はナットによってねじ
溝2に沿って送られ、ストローク方向に運動する(図中
矢印B)。そして、軸1は、ナット3の回転方向を正逆
転することにより進退動する。
【0018】次に、軸の回転方向の移動について説明す
る。上述した状態において、図4に示すように、軸1の
ストローク方向の運動を禁止し、回転方向の運動だけを
許容する機構21を設けたとする。ここで、駆動源でナ
ットを回転(図4中矢印A)すると、軸1はナット3と
共に回転(図4中矢印C)して、ストローク方向に運動
しない。そして、軸1は、ナット3の回転方向を正逆転
することにより正逆回転する。ここで、これらの機構2
1、22に換えて、ストローク方向に移動しつつ回転す
る運動を許容する機構を設けると、軸は回転しつつスト
ローク方向に運動する螺旋運動を行なうこととなる。
【0019】そこで、このような軸に、軸の回転方向の
運動、軸のストローク方向の運動、各運動の組合わせと
を限定するガイド機構を設けることにより、予め定めて
おいた運動を実現することができる。
【0020】以下各手段の作用を説明する。本発明の、
第1の手段による複合運動駆動装置は、上述したとおり
の作用でガイド機構により軸1の回転方向の運動、及
び、軸1のストローク方向の運動のうち一方又は両方の
運動を限定して軸に所望の運動をさせる。
【0021】従って、駆動源を複数設けることなく一台
で、複雑な制御を行うことなく、低コストで直線、回転
及びこれら複合運動を得ることできる。また、軸は、ガ
イド機構で案内されるので、駆動源の制御を複雑にする
ことなく高精度の位置決めが行え、また、駆動源の保持
力を高めなくとも、ガイド機構の保持で高い保持力を有
するものとできる。
【0022】そして、ガイド機構を軸と固定ハウジング
間の円筒部材と、ガイド部材とから構成したから、軸の
所望の運動制御を円筒部材のガイド溝にガイド部材を係
合させるという機械的な作用で簡単かつ確実に行なうこ
とができる。ここで、円筒部材のガイド溝の形状を変え
れば、軸に所望する任意の動作をおこなわせることがで
きる。即ち、図2に示すように、ガイド溝10を、円筒
部材11の円筒の円周に沿うように設ける(10a)と
軸はストローク方向の運動(直線運動)をし、軸線方向
に沿って設ける(10b)と軸は回転方向の運動をし、
さらに、軸線に対して斜めに設ける(10c)と軸は回
転しつつストローク方向の運動(スパイラル)をするか
ら、これらの動作を考慮して、円筒部材にガイド溝を必
要な形状として設けておくものである。
【0023】また、ガイド機構6は前記軸1と固定ハウ
ジング4とにそれぞれ設けられたガイド機構構成部材間
の係合関係により、軸1の回転方向の運動、及び、軸1
のストローク方向の運動の一方又は両方を限定して、軸
1に所望の運動をおこなわせる。従って、ガイド機構構
成部材間の係合関係を予め定めておくだけで、容易に軸
に所望の運動をおこなわせることができ、複雑な制御が
いらなくなる。
【0024】また、本発明の第2の手段による複合案内
装置によれば、第1の手段の作用に加えて、軸1をナッ
ト3とスプライン外筒8を用いて軸1の2か所で支持し
ているため、軸1は軸方向の推力のほか軸方向に垂直に
作用するモーメントを支持することができる。この場合
スプライン外筒8は、固定ハウジング4に回転できるよ
うに取り付けられている。このため、このスプライン外
筒8は軸1の回転及びストローク方向の運動を妨害する
ことなく、モーメントを支持するためだけに作用する。
また、ガイド機構6を軸1と固定ハウジング間の円筒部
材11と、ガイド部材12とから構成したから、軸1の
所望の運動制御を円筒部材11のガイド溝10にガイド
部材12を係合させるという機械的な作用で簡単かつ確
実に行なうことができ、円筒部材11のガイド溝10の
形状を変えれば、軸に所望する任意の動作をおこなわせ
ることができる。また、ガイド機構6は前記軸1と固定
ハウジング4とにそれぞれ設けられたガイド機構構成部
材間の係合関係により、軸1の回転方向の運動、及び、
軸1のストローク方向の運動の一方又は両方を限定し
て、軸1に所望の運動をおこなわせるから、ガイド機構
構成部材間の係合関係を予め定めておくだけで、容易に
軸に所望の運動をおこなわせることができ、複雑な制御
がいらなくなる。
【0025】
【0026】また、図1、及び図2では、軸1に円筒部
材11を固着し、この円筒部材11の外周面にガイド溝
10を設け、固定側にガイド部材12を設け、このガイ
ド部材12を外側からガイド溝10に係合している例を
示しているが、これは軸1に円筒部材を固着しこの円筒
部材の内周面にガイド溝10を形成して、固定側にガイ
ド部材12を円筒部材11の端部開口から差しこむよう
に構成して、ガイド部材12を円筒部材11の内側から
ガイド溝に係合させてもよい。
【0027】さらに、軸1にガイド部材12を固着し、
固定側に円筒部材11を設け、この円筒部材11の内周
面にガイド溝10を設け、このガイド溝11に円筒部材
11の内側からガイド溝10に係合するようにしてもよ
いし、同様に固定側に円筒部材11を設け、この円筒部
材11の外周面にガイド溝10を設け、このガイド溝1
0に円筒部材11の外側からガイド部材をガイド溝10
に係合するようにしてもよい。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る複合運動駆動装置の実施
例について図面を参照して説明する。
【0029】〔第1実施例〕図5は本発明に係る複合運
動駆動装置の第1の実施例を示すものである。本実施例
は、上記第1、第2、第4、及び、第5の手段(請求項
1,2,4,5)に対応するものであり、複合運動駆動
装置の基本的な構成例を示すものである。本実施例にお
ける複合運動駆動装置の構成は、図5(a)に示すもの
としている。
【0030】即ち、本実施例において、複合運動駆動装
置は、外周に右ねじに形成されたねじ溝2、及び、スプ
ライン溝7を重複して形成した軸1と、この軸1に回転
可能に螺合されたナット3、及び、この軸1にストロー
ク方向に相対移動可能に嵌合されたスプライン外筒8
と、前記ナット3とスプライン外筒8とをサポートベア
リング31,32を介して回転可能に保持する固定ハウ
ジング4と、上記ナット3を固定ハウジング4に対して
回転駆動する駆動源5であるモータ33、プーリ34,
35及びタイミングベルト36と、前記軸1と固定ハウ
ジング4との間に設けられたガイド機構6とを備えてい
る。ここで、本実施例では、ねじ及びスプラインは、各
々、ねじ溝とナット、スプライン溝とスプライン外筒と
の間に予圧を与えつつボールを転動してなるボールね
じ、及びボールスプラインを使用するものとしている。
【0031】そして、ガイド機構6は、軸1の上端部に
固着形成され、その外周面に軸1の所望の運動状態に対
応する形状のガイド溝10を形成した円筒部材11と、
固定ハウジング4が固着される装置本体31に取り付け
られ、上記ガイド溝11に円筒部材11の外側から遊嵌
するガイド部材12とから構成している。このガイド部
材12は、装置本体31に立設されたピン37と、この
ピン37に回転自在に取り付けられ、上記ガイド溝10
の幅より僅かに小さい直径の円筒部材38とから構成し
てりる。
【0032】したがって、この実施例では、図5
(a),(b)に示すように、ボールねじのナット3を
右に回すと、軸は右に回る、下に降りのいずれかの運動
を、ナットを左に回すと、軸は左に回る、上に昇るのい
ずれかの運動を行うものとなる。本実施例では、この軸
の運動を上記ガイド機構の円筒部材に設けたガイド溝の
形状、及びモータの回転方向により制御する。
【0033】例えば、軸に図5(d)に示すように、前
半に左回転(イ)→(ロ)、下ストローク運動(ロ)→
(ハ)、左回転(ハ)→(ニ)をさせ停止し、後半に反
対に右回転(ニ)→(ハ)、上ストローク運動(ハ)→
(ロ)、右回転(ロ)→(イ)をさせる場合について説
明する。この場合には、図5(a),(c)に示すよう
に、円筒部材11のガイド溝10の形状を、円筒部材1
1の下側周方向に沿う下側ストローク禁止回転許容溝部
10a(図5(c)中イ−ロ)、円筒部材11の母線に
沿うストローク許容回転禁止溝部10b(同ロ−ハ)及
び円筒部材の上側周方向に沿う上側ストローク禁止回転
許容溝部10c(同中ハ−ニ)からなるクランク形状の
ものとして形成する。ここで、図5(c)に示した円筒
部材のガイド溝展開図は、図5(d)の形状と上下左右
が反対となる。
【0034】そして、前半で軸を左回転、下ストローク
運動、左回転させるときには、ナットを左回転させ、後
半で右回転、上ストローク運動、右回転させるときに
は、ナットを右回転させるものとしている。
【0035】次に本実施例の作動について説明する。先
ず、ガイド部材12が、図5(c)イにあり、軸1が図
5(d)(イ)にある状態において、ナット3を左方向
に回転すると、円筒部材11は下側ストローク禁止回転
許容溝部10aにガイド部材12を係合した状態で、ス
トローク方向の運動が規制されて、軸1と共に回転し、
ガイド部材12がロに至るまで左回転する。これによ
り、軸1も(イ)から(ロ)に左回転し、ガイド部材1
2がロに至ると軸1の回転は停止する。
【0036】更にナットを左に回転し続けると、円筒部
材11はストローク許容回転禁止溝部10bにガイド部
材12を係合した状態で、回転が禁止された状態で下方
にストローク運動し、ガイド部材12がハに至るまで下
方に移動する。これにより、軸1は(ロ)から(ハ)ま
で下方にストローク運動し、ガイド部材12がハに至る
と軸1のストローク運動は停止する。そして、更にナッ
ト3を左方向に回転すると、円筒部材11は上側ストロ
ーク禁止回転許容溝部10cにガイド部材12を係合し
た状態で、ストローク運動が禁止された状態で回転し、
ガイド部材12がニに至るまで左回転する。これによ
り、軸1は(ハ)から(ニ)左回転し、ガイド部材12
がニに至ると軸1の回転は停止する。
【0037】次に、後半の動きをさせるには、ガイド部
材12が、図5(c)ニにあり、軸1が図5(d)
(ニ)にある状態において、ナット3を右方向に回転す
れば、上述した動作と逆の動作をしてガイド部材12が
ガイド溝10中をニ→ハ→ロ→イと案内されつつ、軸1
は(ニ)→(ハ)→(ロ)→(イ)と運動する。従って
本実施例によれば、複合運動駆動装置の前半、後半を含
む一回の動作に際しての制御は、モータを左回転→右回
転と制御するだけでよく、その制御装置は単純となる。
また、モータ等の駆動源は一式で足りるため、装置全体
の大きさ重量が少ないものとなる。また、軸をナットと
スプライン外筒を用いて軸の2か所で支持しているた
め、軸は軸方向の推力のほか軸方向に垂直に作用するモ
ーメントを支持することができる。
【0038】尚、この例において、上記第3の手段とし
て示したように、ボールスプラインに代えて滑りにより
軸の回転方向及びストローク方向の運動を自在に支持す
るブシュを使用すると、軸のスプライン溝加工及びスプ
ライン外筒が不必要となり、安価なブシュを使用できる
から、更に装置の構造を単純化でき安価なものとでき
る。
【0039】〔第2の実施例〕次に本発明に係る複合運
動駆動装置の第2の実施例を説明する。図6乃至図10
は本発明に係る複合運動駆動装置の実施例を示すもので
ある。本実施例は、NC工作機械の工具交換装置に使用
されるもので工作機械のスピンドルから工具を取り外
し、ATCに工具を取付け、またATCから新たな工具
を取り外しスピンドルに取り付ける動作を行なうもので
ある。そして、本実施例は第1、第2、第3及び第5の
手段(請求項1,2,3,5)に対応する。
【0040】本実施例では複合運動駆動装置は、図6及
び図7に示すように、上述した第1の実施例と同様に、
外周に右ねじに形成されたねじ溝(図示していない)、
及び、スプライン溝47を重複して形成した軸41と、
この軸41に回転可能に螺合されたナット43、及び、
この軸41にストローク方向に相対移動可能に嵌合され
たスプライン外筒48と、前記ナット43とスプライン
外筒48とをサポートベアリング51,52を介して回
転可能に保持する固定ハウジング44と、上記ナット4
3を固定ハウジング44に対して回転駆動する駆動源で
あるサーボモータ53、ハーモニックドライブ減速機5
7、プーリ54,55及びタイミングベルト56と、前
記軸1と固定ハウジング44とに設けられたガイド機構
46とを備えており、カバー部材58で覆っている。
【0041】ここで、本実施例では、ねじ及びスプライ
ンは、各々、ねじ溝とナット、スプライン溝とスプライ
ン外筒との間に予圧を与えつつボールを転動してなるボ
ールねじ、及びボールスプラインを使用するものとして
いる。そして、ガイド機構46は、上記第1の実施例と
は、円筒部材とガイド部材との取付位置関係が逆として
いる。即ち、軸41の上端部には固定部材軸61を介し
て軸41の直径方向に立設されたピン62と、このピン
62に回転自在に取り付けられた円筒部材63からなる
ガイド部材64を設け、固定ハウジング44には、その
筒壁面に軸41の所望の運動状態に対応する形状のガイ
ド溝65を形成した円筒部材66(図9(a),(b)
参照)を固定し、ガイド部材64は、円筒部材66のガ
イド溝65に円筒部材66の内側から係合してガイド機
構を形成している。尚、、本実施例ではこのガイド機構
46を覆うカバー部材67を固定ハウジング44に取付
けている。
【0042】次に本実施例のガイド溝65の形状の詳細
について、軸の運動とともに説明する。本実施例では軸
41の下端部には、工具交換用のハンド(図示していな
い)が取り付けられ、図10(a),(b)に示すよう
に、例えば、工作機械のスピンドルから工具を取り外
し、ATCに工具を取付け、またATCから新たな工具
を取り外しスピンドルに取り付ける動作を行なう。この
スピンドルから工具を取り外し、ATCに工具を取付け
る際の軸の運動をモータの回転及びクランプ装置の作動
と共に記せば、例えば、 A :退避位置からスタート A−B:軸右回転(モータ右回転、クランプ装置オフ) B :スピンドルから工具を取り外す B−C:軸下ストローク(モータ右回転、クランプ装置
オフ) C−D:軸右回転(モータ右回転) D−E:軸上ストローク(モータ左回転、クランプ装置
オン) E :ATCに工具をチャック E−F:軸左回転退避位置へ(モータ左回転、クランプ
装置オフ) となる。
【0043】そしてATCから新たな工具を取り外しス
ピンドルに取り付けるときには、FからAまで逆の動作
を行い、EでATCから新たな工具を取り外し、Bでス
ピンドルに工具を取り付ける動作を行なう。このような
動作をおこなわせるため、本実施例では、円筒部材66
に図9(a),(b)に示すようなガイド溝65を形成
している。図9(a)は円筒部材66の斜視図であり、
図9(b)は円筒部材66の内周面から外周面にかけて
形成されたガイド溝を、円筒部材66の表面を図9
(a)中のT−T線で切り離して展開した図を示してい
る。図において、上記円筒部材11の壁面に、上記A−
B−C−D−E−Fの軌跡と相似形のガイド溝60(a
−b−c−d−e)を形成するものとしている。ここ
で、上述した第1の実施例と円筒部材とガイド部材との
取付位置が異なるため、ガイド溝の形状は軸の移動軌跡
と相似形となる。なお、このガイド溝の形状は、曲がり
部等において上記ガイド部材が円滑にガイドされるよう
に適宜アール等を形成して修正される。
【0044】また、本実施例では、図6、図8に示すよ
うに、外側面に係合孔71を形成した孔空き円板72を
スプライン外筒8に固定する一方、固定ハウジング44
にはソレノイド装置73で上記係合孔にピン74抜き差
しし、スプライン外筒8を固定ハウジング44に対し
て、定められた一か所の回転位置で固定できるクランプ
装置75を設けるものとしている。これは、回転運動か
らストローク運動に運動を変える個所(例えば図9中
(一)中D,図9(2)中d)で、ナットの逆回転させ
る制御を行なうと、軸がストローク運動(図9中矢印
g)に移行せず、軸が逆方向に回転(図9中矢印h)し
てしまうという現象を防止するため、逆方向への軸の回
転を防止するために設けるものである。上述した第1の
実施例のように、ナットの逆回転運動を案内溝の端部で
行なう場合、または、ストローク運動から回転運動への
変更地点で行なう場合には、係る現象が発生しないた
め、係る機構を設ける必要はない。
【0045】そして、本実施例では、モータの回転制御
は、モータをサーボモータとし、モータに設けたロータ
リエンコーダの計測パルスの数を係数することによって
行っている。
【0046】したがって、各移動距離に相当するパルス
数を係数して上記のモータの回転制御と、クランプ装置
のオンオフ制御を行なう。
【0047】尚、この制御は、他の手段、例えば円筒部
材にセンサを設けて、直接ガイド部材の位置を検出する
ようにしてもよい。また、このガイド溝の形状は必要に
応じて適宜変更することにより、軸に所望の運動をさせ
ることができる。
【0048】従って本実施例によれば、一回の工具の取
り替え、即ち工具の取外し、交換、取付けに際しての制
御は、モータを右→左→右→左と回転制御するだけでよ
く、その制御装置は単純となる。また、モータ等の駆動
源は1式で足りるため、装置全体の大きさ重量が少ない
ものとなる。また、軸41をナット43とスプライン外
筒48を用いて軸の2か所で支持しているため、軸は軸
方向の推力のほか軸方向に垂直に作用するモーメントを
支持することができる。
【0049】尚、上記2つの実施例では、ねじ、スプラ
インはボールねじ、ボールスプラインを例として説明し
たが、ボールを使用しない、通常の滑り接触を利用した
ねじ、スプラインを使用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の、第1及
び第2の手段による複合運動駆動装置は、駆動源を複数
設けることなく一台の駆動源で、複雑な制御を行うこと
なく、低コストで直線、回転及びこれら複合運動を得る
ことできる。また、軸は、ガイド機構で案内されるの
で、駆動源の制御を複雑にすることなく高精度の位置決
めが行え、また、駆動源の保持力を高めなくとも、ガイ
ド機構の保持で高い保持力を有するものとできるという
効果を奏する。
【0051】そして、ガイド機構6を軸1と固定ハウジ
ング間の円筒部材11と、ガイド部材12とから構成し
たから、軸1の所望の運動制御を機械的に簡単且つ確実
に行なうことができ、さらに円筒部材11のガイド溝1
0の形状を変えることにより、軸1に所望の運動をさせ
ることができる。
【0052】
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合運動駆動装置の実施例を示す
平面図である。
【図2】本発明に係る複合運動駆動装置のカムの案内溝
の形状の例を示す展開図である。
【図3】本発明に係る複合運動駆動装置の作動の原理を
示す図である。
【図4】本発明に係る複合運動駆動装置の作動の原理を
示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る複合運動駆動装置
の構成をその作動の態様と共に示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る複合運動駆動装置
の構成を示す正面図である。
【図7】図7に示した複合案内装置の側面図である。
【図8】図7に示した複合案内装置の図7中VII−VII線
からの端面図である。
【図9】図7に示した複合運動駆動装置の円筒部材をガ
イド溝と共に示す示す斜視図及び展開図である。
【図10】図7に示した複合運動駆動装置の運動の状態
をその態様と共に示す図である。
【図11】従来の複合運動駆動装置の一例の構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 ねじ溝 3 ナット 4 固定ハウジング 5 駆動源 6 ガイド機構 7 スプライン溝 8 スプライン外筒 9 ブシュ 10 ガイド溝 11 円筒部材 12 ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 19/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にねじ溝(2)を形成した軸(1)
    と、 この軸に回転可能に螺合されたナット(3)と、 上記ナット(3)を回転可能に保持する固定ハウジング
    (4)と、 上記ナット(3)を固定ハウジング(4)に対して回転
    駆動する駆動源(5)と、 記軸(1)と固定ハウジング(4)との間に設けら
    れ、軸(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のスト
    ローク方向の運動のうち一方又は両方の運動を限定し
    て、軸(1)に所望の運動をさせるガイド機構(6)と
    を備え、 該ガイド機構(6)は、軸(1)または固定ハウジング
    (4)の一方に形成され、外周面または内周面に、軸
    (1)の所望の運動状態に対応する形状のガイド溝(1
    0)を形成した一方のガイド機構構成部材(11)と、
    軸(1)または固定ハウジング(4)の他方に取り付け
    られ、上記ガイド溝(10)に遊嵌するもう一方のガイ
    ド機構構成部材(12)とからなり、 上記軸(1)と固定ハウジング(4)とにそれぞれ設け
    られたガイド機構構成部材(11,12)間の係合関係
    により、軸(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)の
    ストローク方向の運動の一方又は両方を限定して、軸
    (1)に所望の運動をさせる ことを特徴とする 複合運動
    駆動装置。
  2. 【請求項2】外周にねじ溝(2)、及び、スプライン溝
    (7)を重複して、もしくは、軸方向にそれぞれ分離し
    て形成した軸(1)と、 この軸(1)に回転可能に螺合されたナット(3)、及
    び、この軸(1)にストローク方向に相対移動可能に嵌
    合されたスプライン外筒(8)と、前記ナット(3)と
    スプライン外筒(8)とを回転可能に保持する固定ハウ
    ジング(4)と、 上記ナット(3)を固定ハウジング(4)に対して回転
    駆動する駆動源(5)と、 前記軸(1)と固定ハウジング(4)との間に設けら
    れ、軸(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)のスト
    ローク方向の運動のうち一方又は両方の運動を限定し
    て、軸(1)に所望の運動をさせるガイド機構(6)と
    を備え、 該ガイド機構(6)は、軸(1)または固定ハウジング
    (4)の一方に形成され、外周面または内周面に、軸
    (1)の所望の運動状態に対応する形状のガイド溝(1
    0)を形成した一方のガイド機構構成部材(11)と、
    軸(1)または固定ハウジング(4)の他方に取り付け
    られ、上記ガイド溝(10)に遊嵌するもう一方のガイ
    ド機構構成部材(12)とからなり、 上記軸(1)と固定ハウジング(4)とにそれぞれ設け
    られたガイド機構構成部材(11,12)間の係合関係
    により、軸(1)の回転方向の運動、及び、軸(1)の
    ストローク方向の運動の一方又は両方を限定して、軸
    (1)に所望の運動をさせる ことを特徴とする 複合運動
    駆動装置。
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