JPH11300031A - 競争ゲーム装置の光誘導装置 - Google Patents

競争ゲーム装置の光誘導装置

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JPH11300031A
JPH11300031A JP11220398A JP11220398A JPH11300031A JP H11300031 A JPH11300031 A JP H11300031A JP 11220398 A JP11220398 A JP 11220398A JP 11220398 A JP11220398 A JP 11220398A JP H11300031 A JPH11300031 A JP H11300031A
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light
guide
model body
moving member
guiding device
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Withdrawn
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JP11220398A
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English (en)
Inventor
Kenji Kuwabara
健二 桑原
Mitsuyoshi Ishida
光義 石田
Tomoaki Kano
友章 鹿野
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Sigma Corp
Original Assignee
Sigma Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造を有すると共に、誘導光の投射位
置を容易に制御可能な競争ゲーム装置の光誘導装置の提
供を目的とする。 【解決手段】 光誘導装置20は、透光板15に対して
第一方向に水平移動可能な第一移動部材21と、第一移
動部材21と共に第一方向に水平移動可能でり、第一方
向と直交する第二方向に水平移動可能である第二移動部
材22と、誘導光Lを発生する発光器30と、第二移動
部材22の上方、かつ、第一移動部材21の水平移動の
中心と第二移動部材22の水平移動の中心とを結ぶ直線
上に位置決めされ、発光器30と球面対偶を形成する発
光器保持部39と、発光器保持部39の下方で発光器3
0を伸縮自在に保持し、第二移動部材22と球面対偶を
形成する連結部材29とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競技板上で模型体
を走行させて競馬、自動車レース等を再現し、模型体の
着順を予想する競争ゲーム装置に適用する光誘導装置に
関し、特に、競技板下方に設けられた透光板上を走行す
る模型体誘導装置に対して、透光板を介して誘導光を投
射すると共に誘導光の投射位置を変化させて模型体誘導
装置を誘導する競争ゲーム装置の光誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開平8−821号公報及び特開平8−822号公報に
よって開示されたものが知られている。
【0003】これらの公報に記載された従来の競争ゲー
ム装置は、何れも、競技板上で模型体を走行させ、競馬
レースや自動車レース等を再現すると共に模型体の着順
を予想する競争ゲーム装置である。競争ゲーム装置の競
技板(走行路面板、フィールド)上には、模型体を走行
させる走行トラックが形成され、模型体は台車に固定さ
れて走行トラック上に配される。競技板下方には、走行
トラックのサイズに対応させたサイズをもった透光板
(透明台、誘導路)が配されている。この透光板上に
は、走行トラック上の模型体を誘導するための模型体誘
導装置(第2キャリア、誘導車)が備えられる。模型体
が固定された台車と模型体誘導装置とは、それぞれ磁石
を有し、競技板を介して磁力によって互いに結合する。
【0004】また、模型体誘導装置は、競技板下面に設
けられた給電板から集電ユニットを介して電力の供給を
受けると共に、この透光板の下方に設けられた光誘導装
置(投光器、X−Y光軸駆動部)によって投射される誘
導光に誘導されて透光板上を走行する。従って、光誘導
装置から誘導光を投射すると共に、誘導光の投射位置を
変化させることにより、模型体誘導装置は、誘導光によ
って誘導されて透光板上を自在に走行する。そして、競
技板上の模型体は、模型体誘導装置に誘導されて走行ト
ラック上を走行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
競争ゲーム装置には、光誘導装置に関連して次のような
課題が存在していた。すなわち、従来の光誘導装置で
は、発光器(スポット光投射器)は、一の方向に延びる
軸(X軸)と、この一の方向と直交する方向に延びる軸
(Y軸)との周りに回動可能とされている。そして、誘
導光の投射位置を変化させる際には、発光器を、X軸又
はY軸の周りに、若しくは、X軸及びY軸の双方の周り
に回動させる。この場合、発光器のX軸上及びY軸上に
おける回動量と、誘導光の投射位置の座標との間の対応
づけは極めて複雑となる。従って、模型体を競技板上で
様々な軌跡を描くよう走行させるためには、発光器のX
軸上及びY軸上における回動量を細かく補正することを
繰り返す必要が生じ、複雑な制御プログラム等が不可欠
となる。
【0006】そこで、本発明は、簡易な構造を有すると
共に、誘導光の投射位置を容易に制御可能な競争ゲーム
装置の光誘導装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る競争ゲーム装置の光誘導装置は、透光板上を走行す
ると共に、競争ゲーム装置上部に設けられた競技板を介
して模型体を誘導して競技板上を走行させる模型体誘導
装置に対して、透光板を介して誘導光を投射すると共に
この誘導光の投射位置を変化させて模型体誘導装置を誘
導する競争ゲーム装置の光誘導装置において、透光板に
対して第一方向に水平移動可能な第一移動部材と、第一
移動部材と共に第一方向に水平移動可能であると共に、
第一方向と直交する第二方向に水平移動可能である第二
移動部材と、誘導光を発生する発光器と、第二移動部材
の上方、かつ、第一移動部材の水平移動の中心と第二移
動部材の水平移動の中心とを結ぶ直線上に位置決めさ
れ、発光器と球面対偶を形成する発光器保持部と、発光
器保持部の下方で発光器を伸縮自在に保持すると共に、
第二移動部材と球面対偶を形成する連結部材とを備える
ことを特徴とする。
【0008】この光誘導装置から誘導光を模型体誘導装
置に対して投射し、模型体誘導装置を第一方向に沿って
誘導する場合は、第一移動部材を第一方向に沿って水平
移動させる。第一移動部材が水平移動を開始すると、第
二移動部材も第一移動部材と共に第一方向に沿って水平
移動する。この第二移動部材の水平移動に伴い、第二移
動部材と球面対偶を形成している連結部材は、第一移動
部材及び第二移動部材の移動方向とは反対に向けて倒れ
るように回動する。この際、発光器は、発光器保持部と
球面対偶を形成すると共に、連結部材によって伸縮自在
に保持されているので、連結部材と一直線上に延在する
と共に、発光器保持部周りに、第一移動部材及び第二移
動部材の移動方向とは反対に向けて倒れるように回動す
る。同様に、模型体誘導装置を第二方向に沿って誘導す
る場合は、第二移動部材を第二方向に沿って水平移動さ
せれば、発光器は、発光器保持部周りに、第二移動部材
の移動方向とは反対に向けて倒れるように回動する。従
って、第一移動部材と第二移動部材とを同時に水平移動
させることにより、発光器から誘導光を任意の位置に投
射することができる。
【0009】ここで、第一方向をX軸方向とし、第二方
向をY軸方向とすれば、模型体誘導装置に対する誘導光
の投射位置P(誘導光の受光位置)のXY座標は、次の
ようにして簡単に求めることができる。すなわち、誘導
光の投射位置PのX座標Pxは、第一移動部材のX軸方
向における原点からの移動量をMx とし、模型体誘導装
置の下面(受光部)から発光器保持部までの間の距離を
1 とし、発光器保持部から連結部材と第二移動部材と
の結合点までの間の距離をD2とすれば、Px=−Mx×
1/D2として求まり、誘導光の投射位置PのY座標P
yは、第二移動部材のY軸方向における原点からの移動
量をMy とし、模型体誘導装置の下面(受光部)から発
光器保持部までの間の距離をD1 とし、発光器保持部か
ら連結部材と第二移動部材との結合点との間の距離をD
2 とすれば、Py=−My×D1/D2として求まる。
【0010】このように、本発明による光誘導装置によ
れば、第一移動部材及び第二移動部材の水平移動量を制
御すれば、容易かつ自在に誘導光の投射位置を定めるこ
とができるので、模型体誘導装置を介して模型体を競技
板上で様々な軌跡を描くよう走行させることができる。
また、第一移動部材及び第二移動部材の駆動は、それぞ
れ独立のものとすることができると共に、例えば、第一
移動部材の移動に伴って第二移動部材が希望しない方向
に移動した分の移動量を補正するといった必要がなくな
る。従って、制御プログラム等も簡単なもので済むと共
に、装置全体の構造も簡易なものとなる。
【0011】この場合、発光器と発光器保持部とはボー
ルジョイントを介して連結され、連結部材と第二移動部
材とは、ボールジョイントを介して連結されていると好
ましい。このような構成を採用すれば、発光器と発光器
保持部、及び、連結部材と第二移動部材とが滑らかかつ
柔軟に連結されるので、光誘導装置の動作を確実かつス
ムースなものにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による競
走ゲーム装置の光誘導装置の好適な実施形態について詳
細に説明する。
【0013】図1は、本発明による光誘導装置が適用さ
れる競争ゲーム装置を示す斜視図であり、図2は、図1
におけるII−II線についての断面図である。図1及び2
に示す競争ゲーム装置1は、競技板2上で競走馬を模し
た模型体60を走行させて競馬レースを再現し、各模型
体60の着順を予想する競馬ゲーム装置として構成され
ている。各模型体60は、競技板2の下方を走行可能な
模型体誘導装置40と磁力によって結合し、模型体誘導
装置40の走行に伴って誘導される。模型体誘導装置4
0の下方には、レーザ光等の誘導光Lを投射可能な光誘
導装置20が複数配設されている。各光誘導装置20
は、1台の模型体誘導装置40に対して誘導光Lを投射
すると共に、この誘導光Lの投射位置を変化させて模型
体誘導装置40を任意の位置に誘導する。
【0014】競技板2は、非磁性体(例えば、アルミハ
ニカム材等)からなる板材であり、その上面には、例え
ば、全長3000mm、全幅1500mm程度の環状を
なす走行トラック3が形成されている。走行トラック3
は、競技板2上面に複数枚の人工芝3aを両面テープ等
を介して貼着することにより、芝面を表現したものであ
る。これにより、競争ゲーム装置1によって実行される
ゲーム展開は、より実感的なものとなる。この人工芝3
aは、外径0.1mm程度で、長さが1〜1.5mm程
度のナイロン等からなる高摺動用エンジニアリングプラ
スチック製繊維(商品名:リュブマー、三井石油化学工
業社製)を厚さ0.3mm程度のPVC製シートに静電
植毛したものであり、耐摩耗性及び低摩擦特性に優れ
る。
【0015】競技板2の周囲には、操作テーブル4が固
定されており、この操作テーブル4がフレーム6によっ
て水平に支持されている。操作テーブル4には、複数の
操作パネル5が配設されている。各操作パネル5には、
図示しないモニタ、コイン投入口、コイン払出口等が設
けられており、遊戯者は、この操作パネル5を操作して
入賞が期待される模型体を予想した上で、単式、複式又
は馬連方式で投票することができる。競技板2の下方に
は、ベースプレート7が設けられている。このベースプ
レート7は、フレーム6及び複数の補強フレーム6aに
よって水平に支持されている。そして、ベースプレート
7上には、競技板2の長手方向に延在する一対のガイド
レール8が固定されている。
【0016】また、ベースプレート7上には、このガイ
ドレール8に沿って移動可能な移動装置10が配されて
いる。移動装置10は、上部が解放された直方体の箱状
に形成された車台11を有する。この車台11の全長
(競技板2の長手方向における長さ)は例えば、約10
00mmであり、図2に示すように、競技板2の全長の
およそ3分の1程度である。車台11の全長は、競技の
展開における先頭の模型体60と末尾の模型体60の距
離差を再現する上で必要とされる長さであればよく、任
意に設定すればよい。また、車台11の全幅は、競技板
2の全幅とほぼ同一である。車台11の下部四隅には、
車輪12が取り付けられている。これらの車輪12は、
モータ及び減速機構等からなる駆動部14によって回転
駆動されてガイドレール8上を転動する。これにより、
移動装置10は、ベースプレート7を走行領域として、
競技板2の長手方向に沿って前後移動することができ
る。なお、移動装置10の移動方向、移動速度等は、移
動装置10に搭載された制御部70によって制御され
る。
【0017】車台11の底板上面には、競技板2上の模
型体の数と同数の光誘導装置20が搭載されている。更
に、車台11の上部には、透明ガラス板、透明プラスチ
ック板等により形成された透光板15が固定され、光誘
導装置20を覆っている。透光板15は、図1に示すよ
うに、車台11の4辺の上縁部のみによって支持され、
競技板2と対向すると共に平行をなす。この透光板15
上には、競技板2上の模型体の数と同数の模型体誘導装
置40が配されている。すなわち、この透光板15は、
模型体誘導装置40の走行領域としての役割を果たす。
各光誘導装置20は、透光板15を介して誘導光Lを上
方に投射する。そして、各模型体誘導装置40は、透光
板15を透過した誘導光Lに誘導されて透光板15上を
走行すると共に、競技板2を介して模型体60を誘導す
る。
【0018】ここで、この競争ゲーム装置1のように、
光誘導装置20が発する誘導光Lを用いて模型体60
(模型体誘導装置40)を誘導する場合、模型体60を
競技板2上の所望位置に誘導するためには、模型体誘導
装置40を競技板2に対する所望位置の下方に誘導しな
ければならず、この際、当然のことながら、模型体誘導
装置40を配するための透光板15は、模型体誘導装置
40の下方に存在していなければならない。これを踏ま
えて、この競争ゲーム装置1では、模型体誘導装置40
が配される透光板15を、競技板2下方のベースプレー
ト7上を移動可能な移動装置10の上部に取り付けてい
る。これにより、移動装置10を競技板2の下方で移動
させれば、透光板15を競技板2の下方全体、すなわ
ち、走行トラック3の下方全体に行き渡らせることがで
きる。
【0019】このように、移動装置10を競技板2の下
方で移動可能なものとすることにより、大きさ(規模)
の異なる競争ゲーム装置に大して一の移動装置10を共
用することも可能となる。すなわち、一台の移動装置1
0を、直線コース部分の長い競争ゲーム装置から、直線
コースの短い競争ゲーム装置まで適用することができる
ので、競争ゲーム装置の開発コストを削減可能であり、
また、設計の自由度が大きくなる。
【0020】また、上述したように、競技板2の下方を
移動可能な移動装置10(車台11)の全長は、競技板
2の全長よりも短く(およそ3分の1程度)、この移動
装置10に取り付ける透光板15の面積は、競技板2の
面積よりも小さいものとすることができる。これによ
り、誘導光Lを良好に透過させることができる薄い1枚
の透光板15を移動装置10に対して撓みを生じさせる
ことなく強固に固定することが可能となり、同時に、競
技板2に対する透光板15の位置精度が向上する。従っ
て、透光板15として、強度を確保するために板厚の厚
い透明ガラス等を用いたり、複数の透明ガラス等を継ぎ
合わせたりすることも不要となり、誘導光Lの進行を妨
げる補強用の梁等を設ける必要は全くない。また、誘導
光Lは、屈折することなく良好な状態で透光板15を透
過するので、透光板15上で模型体誘導装置40を正確
に誘導することができる。更に、競争ゲーム装置1全体
の重量を低減可能であると共に、製造コストを低減で
き、組立性も向上するので、競争ゲーム装置1を設計す
る際の自由度が向上する。
【0021】図3及び4に、移動装置10の車台11に
搭載された本発明による光誘導装置20を示す。これら
の図面に示す光誘導装置20は、レーザ光等の誘導光L
を発生可能な発光器30を有する。この発光器30の先
端に設けられた発光部30aは、筐体38の上面から上
方に突出している。発光器30は、それぞれ互いに直交
する方向に水平移動可能な第一移動部材21及び第二移
動部材22によって任意の方向に指向させられ、発光部
30aからは、誘導光Lが任意の方向に投射される。
【0022】第一移動部材21は、図3及び4に示すよ
うに、中空の直方体状を呈する枠体として形成される。
第一移動部材21の互いに対向し合う一対の壁部21a
の下部には、互いに対向し合う雌ねじ孔が形成されてお
り、この雌ねじ孔には、ボールねじ23が螺合される。
ボールねじ23は、第一方向(図3におけるX方向)に
沿って延在し、軸受け部24を介して筐体38の底部に
固定される。また、ボールねじ23の一端には、筐体3
8の底部に固定された第一パルスモータ25が接続され
ている。従って、この第一パルスモータ25を介してボ
ールねじ23を回転させることにより、第一移動部材2
1は、移動装置10の車台11に固定された透光板15
に対して第一方向に水平移動することができる。なお、
この競争ゲーム装置1では、第一方向として、移動装置
10の移動方向すなわち、競技板2の長手方向を採用し
ている。
【0023】一方、2つの壁部21aと、これら壁部2
1aとそれぞれ直交し、互いに対向し合う壁部21bに
よって形成される空間部には、第二移動部材22が配さ
れる。第二移動部材22は、直方体形状を有するブロッ
ク体として形成される。第二移動部材22には、水平方
向に延びる雌ねじ孔がもうけられており、この雌ねじ孔
には、ボールねじ26が螺合される。ボールねじ26
は、2つの壁部21bによって支持され、第一方向と直
交する第二方向(図3におけるY方向)に延在する。ま
た、ボールねじ26の一端には、一方の壁部21bに固
定された第二パルスモータ27が接続されている。従っ
て、この第二パルスモータ27を介してボールねじ26
を回転させることにより、第二移動部材22は、移動装
置10の車台11に固定された透光板15に対して第二
方向に水平移動することができる。
【0024】また、第一パルスモータ25と第二パルス
モータ27を同時に駆動させた場合は、第一移動部材2
1は、透光板15に対して第一方向に水平移動し、第二
移動部材22は、第一移動部材21と共に第一方向に水
平移動するとともに、透光板15に対して第二方向に水
平移動する。なお、パルスモータ25及び27の駆動制
御は、制御部70によって行われる。また、ボールねじ
23、26は、台形ねじで代用してもよく、これによ
り、コスト削減が可能となる。
【0025】ここで、第二移動部材22は、発光器30
を保持する連結部材29とボールジョイントを介して連
結されている。すなわち、第二移動部材22の上面から
は、ボール受部28が延長されている。一方、伸縮部材
29の下端部には、ボール部29aが形成されており、
ボール部29aはボール受部28にはめ込まれている。
これにより、第二移動部材22と連結部材29とは互い
に球面対偶を形成し、連結部材29と第二移動部材22
とが滑らかかつ柔軟に連結されるので、光誘導装置20
の動作を確実かつスムースなものにすることができる。
【0026】また、連結部材29の上端側には、ボール
ブシュ部29bが形成されている。一方、連結部材29
に保持される発光器30には、発光部30aの反対側に
延長された軸部30cが形成されており、この軸部30
cがボールブシュ部29bに挿入されている。これによ
り、発光器30は、連結部材29とともに一直線上に延
在すると共に、連結部材29によって伸縮自在に保持さ
れる。
【0027】更に、発光器30は、筐体38の上面中央
部に形成された発光器保持部39によってボールジョイ
ントを介して保持されており、発光器30と発光器保持
部39とは、互いに球面対偶を形成する。すなわち、発
光器保持部39は、ボール受部として形成されており、
この発光器保持部39に、発光器20の発光部30aと
軸部30cの間に形成されたボール部30bがはめ込ま
れている。このように、発光器30と発光器保持部39
とをボールジョイントを介して連結することより、発光
器30と発光器保持部39とが滑らかかつ柔軟に連結さ
れるので、光誘導装置20の動作を確実かつスムースな
ものにすることができる。ここで、発光器保持部39
は、第二移動部材22の上方、かつ、第一移動部材21
の水平移動の中心と第二移動部材22の水平移動の中心
とを結ぶ直線上に位置決めされている。
【0028】この光誘導装置20から誘導光Lを模型体
誘導装置40に対して投射し、模型体誘導装置40を第
一方向に沿って誘導する場合について、図5を参照しな
がら説明する。まず、第一移動部材21を第一方向に沿
って水平移動させる。第一移動部材21が水平移動を開
始すると、第二移動部材22も第一移動部材21と共に
第一方向に沿って水平移動する。この第二移動部材22
の水平移動に伴い、第二移動部材22と球面対偶を形成
している連結部材29は、第一移動部材21及び第二移
動部材22の移動方向とは反対に向けて倒れるように回
動する。この際、発光器30は、発光器保持部39と球
面対偶を形成すると共に、連結部材29によって伸縮自
在に保持されているので、連結部材29と一直線上に延
在すると共に、発光器保持部39周りに、第一移動部材
21及び第二移動部材22の移動方向とは反対に向けて
倒れるように回動する。
【0029】ここで、第一方向をX軸方向とし、第二方
向をY軸方向とすれば、模型体誘導装置40に対する誘
導光Lの投射位置P(誘導光の受光位置)のXY座標
は、次のようにして簡単に求めることができる。すなわ
ち、誘導光Lの投射位置PのX座標Px は、第一移動部
材22のX軸方向における原点からの移動量をMx
し、模型体誘導装置40の下面(受光部44)から発光
器保持部39までの間の距離をD1 とし、発光器保持部
39から連結部材29と第二移動部材22との結合点
(ボール受部28と連結部材29との結合点)までの間
の距離をD2 とすれば、Px=−Mx×D1/D2として求
まる。
【0030】同様に、模型体誘導装置40を第二方向に
沿って誘導する場合は、第二移動部材22を第二方向に
沿って水平移動させれば、発光器30は、発光器保持部
39周りに、第二移動部材22の移動方向とは反対に向
けて倒れるように回動する。また、誘導光の投射位置P
のY座標Py は、第二移動部材のY軸方向における原点
からの移動量をMy とし、模型体誘導装置40の下面か
ら発光器保持部39までの間の距離をD1 とし、発光器
保持部39から連結部材29と第二移動部材22との結
合点との間の距離をD2 とすれば、Py=−My×D1
2として求まる。従って、第一移動部材21と第二移
動部材22とを同時に水平移動させることにより、発光
器30から誘導光Lを任意の位置に投射することができ
る。
【0031】このように、光誘導装置20を用いれば、
第一移動部材21及び第二移動部材22の水平移動量を
制御すれば、容易かつ自在に誘導光Lの投射位置を定め
ることができるので、模型体誘導装置40を介して模型
体60を競技板2上で様々な軌跡を描くよう走行させる
ことができる。また、第一移動部材21及び第二移動部
材22の駆動は、それぞれ独立のものとすることができ
ると共に、例えば、第一移動部材21の移動に伴って第
二移動部材22が希望しない方向に移動した分の移動量
を補正するといった必要がなくなる。従って、制御プロ
グラム等も簡単なもので済むと共に、光誘導装置全体の
構造も簡易なものとなる。
【0032】上述した光誘導装置20に案内され、移動
装置10の透光板15上で競技板2に対して走行する模
型体誘導装置40は、図6及び図7に示すように、透光
板15側に位置する下車台41と、競技板2側に位置す
る上車台42とを有する。下車台41の前側(図7にお
ける左側)には、左右一対のキャスタ輪43fが取付軸
の周りに回動自在に固定されており、各キャスタ輪43
fは、模型体誘導装置40の走行に従って随時方向を転
換しながら透光板15上を転動する。同様に、下車台4
1の後側には、模型体誘導装置40の走行に従って方向
転換可能であり、透光板15上を転動するキャスタ輪4
3rが取り付けられている。キャスタ輪43f、43r
は、従輪として機能し、これにより、模型体誘導装置4
0は、透光板15上を任意の方向に滑らかに移動(スラ
イド)自在となる。更に、下車台41には、透光板15
と対向する受光部44が固定されている。模型体誘導装
置40は、この受光部44を介して光誘導装置20から
発せられた誘導光Lを受け取る。
【0033】図7に示すように、上車台42は、複数の
コイルスプリング45を介して下車台41に連結されて
おり、これらのコイルスプリング45によって、上車台
42は、競技板2の下面に対して付勢されている。この
上車台42の上面には、模型体60マグネット46が固
定されており、模型体誘導装置40は、このマグネット
46の磁力によって競技板2を介して模型体60と結合
する。更に、上台車42の上面には、集電ユニット47
が設けられており、模型体誘導装置40は、この集電ユ
ニット47を介して競技板2の下面に設けられた図示し
ない給電板から電力の供給を受ける。この集電ユニット
47は、図6に示すように、同心円上に配列させた12
本の電極を円盤上面から突出させると共に、図示しない
スプリングによって給電板に対して付勢させるものであ
る。
【0034】また、上車台42の後側には、競技板2の
下面を転動するの駆動輪48と、この駆動輪48を駆動
するパルスモータ51等を一体化させた走行駆動ユニッ
ト50が備えられている。一体化された走行駆動ユニッ
ト50は、図7に示すように、スプリング52を介して
上車台42に取り付けられている。これにより、走行駆
動ユニット50は、スプリング52によって競技板2に
対して付勢されるので、駆動輪48は、競技板2の下面
と確実に接触し、走行駆動ユニット50による駆動力が
確実に競技板2の下面に伝えられる。図6に示すよう
に、駆動輪48は一輪であるので、模型体誘導装置の全
幅を抑えることができる。駆動輪48の左右側方には、
模型体誘導装置40の安定性を向上させるために、補助
輪49が配設されている。補助輪49は、通常、競技板
2の下面とは接触してはいない。すなわち、模型体誘導
装置40が透光板15上で傾いた場合、何れかの補助輪
49が競技板2の下面と接触し、模型体誘導装置40が
転倒することが防止される。
【0035】このように、模型体誘導装置40は、競技
板2の下面を転動する車輪48、つまり、模型体誘導装
置40の上側に位置する車輪48を駆動して走行するも
のである。ここで、模型体誘導装置40の上側、すなわ
ち、模型体誘導装置40と競技板2との間には、模型体
誘導装置40を進行させるための駆動力が進行方向に作
用すると共に、競技板2を介して模型体60を誘導する
際に生ずる抵抗力や集電ユニット47と給電板との間に
生ずる抵抗力等の走行抵抗が模型体誘導装置40の進行
方向と反対の方向に作用する。これに対して、模型体誘
導装置40の下側では、キャスタ輪43f及び従輪43
rとが透光板15上を転動することによる転がり抵抗の
みが生じるため、模型体誘導装置40と、走行領域とし
ての透光板15との間に発生する走行抵抗は極めて小さ
いものとなる。
【0036】従って、模型体誘導装置40を走行させる
ための駆動力、及び、走行に伴って作用する走行抵抗の
うち負荷が大きいものが、模型体誘導装置40の上側、
すなわち、模型体誘導装置40と競技板2の下面との間
に集中することになるため、模型体誘導装置40の走行
に伴って発生するモーメントは極めて小さなものとな
り、模型体誘導装置40の走行効率が向上する。これに
より、この模型体誘導装置40は、競技板2の下方を極
めてスムースに走行するので、競技板2を介して模型体
誘導装置40に誘導される模型体60も、極めてスムー
スかつ実感的に競技板上を走行することになる。
【0037】一方、上車台42の前側には、模型体誘導
装置40の方向を転換させるための操舵機構53が備え
られている。操舵機構53は、競技板2の下面を転動す
る左右の操舵輪54と、各操舵輪54を同軸上に支持す
る車輪支持部55とを含む。両操舵輪54は、車輪支持
部55に設けられた軸周りにそれぞれ回転自在に支持さ
れている。車輪支持部55は、取付軸(回転軸)56を
介して上車台42の上部に固定されると共に、パルスモ
ータ57によって取付軸56周りに回転駆動される。す
なわち、この模型体誘導装置40に備えられる操舵機構
53は、図6に示すように左右の操舵輪54を一体とし
て、両操舵輪54の中心点(取付軸56)の周りに旋回
させるものである。
【0038】この操舵機構53を作動させた際には、左
右各操舵輪54の軸の延長線は常に旋回中心と交わるこ
とになる。これにより、操舵輪54の競技板下面に対す
る横滑りを原理的に少なくすることができるので、回頭
性に優れた小回りの利く模型体誘導装置40を実現する
ことができる。また、車輪支持部55を回転駆動するた
めのパルスモータ57等も単一のものでよいことから、
構造が簡単になると共に、操舵角の制御も極めて容易な
ものとなる。
【0039】また、左右の操舵輪54を、パルスモータ
等の駆動手段51Aによって駆動させてもよく、このよ
うな構成を採用した模型体誘導装置40Aを図8に示
す。同に示すように、この模型体誘導装置40Aでは、
左右の操舵兼駆動輪54Aは、ディファレンシャルギヤ
58を介してパルスモータ51Aによって駆動される。
そして、これらの操舵兼駆動輪54A、ディファレンシ
ャルギヤ58、パルスモータ51A等は走行駆動ユニッ
ト50Aとして一体化されている。そして、この走行駆
動ユニット50Aを、伝達機構59を介して、走行駆動
ユニット50Aの後方に配置されたパルスモータ57A
によって回転駆動させる。このような模型体誘導装置4
0Aも、優れた直進安定性及び回頭性をもつものであ
る。
【0040】なお、上述した操舵機構53は、上側、す
なわち、競技板2側に設けられるものとして説明した
が、これに限られるものではない。すなわち、左右の操
舵輪を一体的に回転駆動する操舵機構は、下側、すなわ
ち、透光板15側に設けてもよく、また、透光板15側
に駆動輪を設けた模型体誘導装置に適用することも可能
である。
【0041】模型体誘導装置40によって誘導される模
型体60は、図7に示すように、走行トラック3上を滑
走可能な模型体キャリア61に取り付けられている。こ
の模型体キャリア61は、例えば、ABS樹脂等によっ
てそり状に形成されており、その底面は、耐摩耗性及び
低摩擦特性に優れる。また、上述したように、この模型
体キャリア61が走行する走行トラック3に貼着されて
いる人工芝3aは、耐摩擦性及び低摩擦特性を有する高
摺動用エンジニアリングプラスチックによって形成され
ている。従って、この模型体キャリア61は、人工芝3
aによる表面処理が施された走行トラック3上を極めて
スムースに走行することができる。また、人工芝3aが
摩耗して擦り減ることが低減される。
【0042】このように、模型体キャリア61を滑走体
として形成することにより、競争ゲーム装置1によって
実行されるゲーム展開の実感味を損なう要因の一つであ
る車輪を模型体キャリアに設ける必要がなくなり、競争
ゲーム装置1によって実行されるゲーム展開を極めて実
感的なものとすることができる。なお、模型体キャリア
61の底部には、模型体誘導装置40に取り付けられた
マグネット46と結合するマグネット62が内蔵されて
いる。
【0043】また、模型体キャリア61の表面には、走
行トラック3と同様に、高摺動用エンジニアリングプラ
スチックを用いて形成した人工芝3aが貼着されてい
る。このように、模型体キャリア61と走行トラック3
に対して同一の表面処理を施すことにより、模型体キャ
リア61が走行トラック3によって隠蔽されるので、模
型体キャリア61がより一層目立たないものとなる。従
って、競争ゲーム装置1の遊戯者に対して、あたかも、
模型体60自体が走行トラック3の上を走行しているよ
うな印象を与えることが可能となる。
【0044】ところで、この模型体60の頭部60a及
び脚部60bは、図示しない駆動部及び制御部によって
動作させられるものである。このように模型体60を動
作させるための電力は、図6、7及び図9に示す発電装
置64によって供給される。この発電装置64には、競
技板2を介して磁力によって互いに結合する回転部材6
5と磁場生成部材69とが含まれる。回転部材65は、
模型体誘導装置40の上面におけるマグネット66と集
電ユニット67との間から鉛直方向に突出するモータ6
6の回転軸に取り付けられ、このモータ66によって回
転駆動される。回転部材65は、4個のマグネット65
aが同心円上に等間隔を隔てて配列された円盤体として
形成されている(図6参照)。各マグネット65aは、
模型体誘導装置40が透光板15上を走行する際に、競
技板2と対向する。
【0045】一方、模型体キャリア61には、図7に示
すように、2つのコイル67を固定させたコア68、及
び、磁場生成部材69が内蔵されている。コア68は、
模型体キャリア61の底壁に固定され、その軸線は鉛直
上方に延びる。2つのコイル67は、コア68の周面か
ら互いに逆方向に突出するとともに、同一直線上に延在
する。磁場生成部材69は、回転部材65と同様に、4
個の磁場生成マグネット69aが同心円上に等間隔を隔
てて配列されると共に、中央に開口部69bをもった円
盤体として形成されている(図9参照)。そして、磁場
生成部材69は、開口部69bにコア68を挿通させた
状態で、コア68の周りに回転自在に支持されている。
【0046】この競争ゲーム装置1では、模型体誘導装
置40によって模型体60を誘導してゲーム展開を実行
する間に、模型体誘導装置40に設けられた回転部材6
5をモータ66によって回転駆動する。この際、模型体
キャリア61に設けられた磁場生成部材69は、競技板
2を介して磁力によって回転部材65と結合し、回転部
材65の回転方向に回転することになる。そして、磁場
生成部材69の回転に伴ってコイル67内の磁場が変動
することにより、コイル67に誘導起電力が生じると共
に、誘導電流が流れる。従って、この誘導電流を図示し
ない集電ブラシ等を用いて取り出すことにより、模型体
60に効率よく電力を供給できる。なお、損失を低減さ
せ、効率よく電力を供給するために、模型体誘導装置4
0と回転部材65との間に非磁性体材料を介在させる
か、模型体誘導装置40の上面を非磁性体材料によって
形成することが望ましい。
【0047】この発電装置64によって供給される電力
を利用して模型体60の脚部等を動かす他、馬体全体を
上下動させたり、旋回走行中に馬体を傾かせるといった
ように、模型体60自体を動作させることにより、あた
かも、模型体60自体が走行トラック上を走行している
ような印象を与えることが可能となり、競争ゲーム装置
1によって実行されるゲーム展開を実感的なものとする
ことができる。また、図2及び7では、図示を省略して
いるが、競走馬として形成した模型体60に、騎手を模
した人形を搭載してもよい。この場合は、発電装置64
によって供給される電力を利用して、騎手の人形を上下
動させたり、手綱や鞭を振らせたり、一着でゴールした
際に手を挙げさせたりすることにより、競争ゲーム装置
1によって実行されるゲーム展開を極めて実感的なもの
とすることができる。
【0048】なお、このように模型体誘導装置40から
模型体キャリア61に対して電力を供給するために、模
型体誘導装置40と模型体キャリア61とにそれぞれコ
イルを内蔵させてもよい。この場合、模型体誘導装置4
0側のコイルに電流を流せば、模型体キャリア61側の
コイルに誘導電流が流れることになり、この電流を取り
出すことにより、模型体60に電力を供給できる。ま
た、模型体60を動作させる手段として発電装置64を
構成する代わりに、機械的に模型体60を動作させる手
段を設けてもよい。この場合は、鉛直上方に延びる伝動
軸を有し、磁力によって回転部材65と結合する回転体
を模型体キャリア61に設けると共に、伝動軸の回転に
よって頭部60a及び脚部60b等を動作させる駆動機
構を模型体60に設けるとよい。更に、競走ゲーム装置
1を自動車レースゲームとして構成した場合には、発電
装置64による電力を利用して、模型自動車のライト点
灯させること等が考えられる。
【0049】上述したように構成された競走ゲーム装置
1においてゲームを実行する際には、移動装置10を競
技板2の下方で、競技板2の長手方向に沿うように、走
行領域としてのベースプレート7及びガイドレール8上
を移動させることにより、競技板2の下方の所望位置に
透光板15を移動させる。模型体誘導装置40は、透光
板15を介して光誘導装置20によって投射される誘導
光Lに誘導され、競技板2の下面を走行する。模型体誘
導装置40は、誘導光Lに誘導されながら走行駆動部5
0の作動によって競技板2に対して移動(自走)する。
一方、ベースプレート7上を移動する移動装置10の透
光板15に対しては、模型体誘導装置40は滑った状態
にある。すなわち、模型体誘導装置40の競技板2に対
する移動(自走)は、移動装置10の移動(走行)に規
制されることはない。そして、競技板2上の模型体60
が模型体誘導装置40によって誘導され、所定のゲーム
展開が実行されることになる。
【0050】
【発明の効果】本発明による競争ゲーム装置の光誘導装
置は、以上説明したように構成されているため、次のよ
うな効果を得る。すなわち、互いに直交する方向に水平
移動可能な第一移動部材及び第二移動部材を設け、第二
移動部材と球面対偶を形成する連結部材に発光器を伸縮
自在に保持させ、発光器保持部と発光器とを球面対偶を
形成するように接続することにより、簡易な構造を有す
ると共に、誘導光の投射位置を容易に制御可能な競争ゲ
ーム装置の光誘導装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光誘導装置が適用される競争ゲー
ム装置を示す斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線についての断面図であ
る。
【図3】本発明による光誘導装置を示す斜視図である。
【図4】図3の光誘導装置を示す部分断面図である。
【図5】誘導光の投射状態を示す部分断面図である。
【図6】模型体誘導装置を示す斜視図である。
【図7】模型体誘導装置及び模型体を示す部分断面図で
ある。
【図8】模型体誘導装置の他の実施形態を示す断面図で
ある。
【図9】発電装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…競争ゲーム装置、2…競技板、3…走行トラック、
7…ベースプレート、10…移動装置、15…透光板、
20…光誘導装置、21…第一移動部材、22…第二移
動部材、29…連結部材、30…発光器、39…発光器
保持部、40、40A…模型体誘導装置、48…駆動
輪、50…走行駆動部、51…パルスモータ(駆動手
段)、54…操舵輪、53…操舵機構、55…車輪支持
部、56…取付軸、60…模型体、61…模型体キャリ
ア、64…発電装置、65…回転部材、65a…マグネ
ット、67…コイル、68…コア、69…磁場生成部
材、69a…磁場生成マグネット、L…誘導光。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光板上を走行すると共に、競争ゲーム
    装置上部に設けられた競技板を介して模型体を誘導して
    前記競技板上を走行させる模型体誘導装置に対して、前
    記透光板を介して誘導光を投射すると共にこの誘導光の
    投射位置を変化させて前記模型体誘導装置を誘導する競
    争ゲーム装置の光誘導装置において、 前記透光板に対して第一方向に水平移動可能な第一移動
    部材と、 前記第一移動部材と共に前記第一方向に水平移動可能で
    あると共に、前記第一方向と直交する第二方向に水平移
    動可能である第二移動部材と、 前記誘導光を発生する発光器と、 前記第二移動部材の上方、かつ、前記第一移動部材の水
    平移動の中心と前記第二移動部材の水平移動の中心とを
    結ぶ直線上に位置決めされ、前記発光器と球面対偶を形
    成する発光器保持部と、 前記発光器保持部の下方で前記発光器を伸縮自在に保持
    すると共に、前記第二移動部材と球面対偶を形成する連
    結部材とを備えることを特徴とする競争ゲーム装置の光
    誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記発光器と前記発光器保持部とはボー
    ルジョイントを介して連結され、前記連結部材と前記第
    二移動部材とは、ボールジョイントを介して連結されて
    いることを特徴とする請求項1記載の競争ゲーム装置の
    光誘導装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000012185A1 (fr) * 1998-08-31 2000-03-09 Sega Enterprises, Ltd. Unite motrice de modele reduit et machine de jeu
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