JPH11299690A - 洋式便器における便座や便蓋の開閉装置 - Google Patents

洋式便器における便座や便蓋の開閉装置

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JPH11299690A
JPH11299690A JP10813398A JP10813398A JPH11299690A JP H11299690 A JPH11299690 A JP H11299690A JP 10813398 A JP10813398 A JP 10813398A JP 10813398 A JP10813398 A JP 10813398A JP H11299690 A JPH11299690 A JP H11299690A
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JP
Japan
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toilet
toilet seat
opening
slider
case
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JP10813398A
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English (en)
Inventor
Naokazu Suzuki
直和 鈴木
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Katoh Electrical Machinery Co Ltd
Original Assignee
Katoh Electrical Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものよりも構造が簡単で安価に製造で
き、しかも小型化を図ることのできる、とくに洋式便器
の便座や便蓋の開閉装置を提供する。 【解決手段】 便器本体に対する取付手段を有するケー
ス体と、このケース体内に収装したコンプレッションス
プリングと、このコンプレッションスプリングによって
一方向へ摺動を附勢されて前記ケース本体内に収装され
たスライダーと、このスライダーに当接するカム部を有
し前記スライダーの摺動方向と直交する方向に回転可能
に前記ケース体へ取り付けられた一側端部に便座や便蓋
の取付手段を設けた回転シャフトと、この回転シャフト
に取り付けられて前記ケース体との間に設けられたゴム
ダンパーとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、とくに洋式便器
の便座や便蓋の開閉用に用いて好適な開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この発明に係る便座や便蓋の開閉
装置として、便器本体に対する取付手段を有するケース
体と、このケース体内に収装したコンプレッションスプ
リングと、このコンプレッションスプリングによって一
方向へ摺動附勢されて前記ケース体内に収装されたスラ
イダーと、このスライダーに当接するカム部を有し、前
記スライダーの摺動方向と直交する方向へ回転するよう
に前記ケース体へ取り付けられた回転シャフトと、この
回転シャフトに環巻きさせて該回転シャフトとケース体
との間に弾設されたトーションスプリングとで構成した
ものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来公知の開閉装
置は、コンプレッションスプリングとトーションスプリ
ングの各トルクを合成トルクとして利用できる利点はあ
るも、トーションスプリング自体が高価であることか
ら、コストダウンに限界がある上に、トーションスプリ
ング設置のためのスペースをケース体に設ける必要があ
るため、小型化しにくいという問題もあった。
【0004】この発明の目的は、従来のものよりも構造
が簡単で安価に製造でき、しかも小型化を図ることので
きる、とくに洋式便器の便座や便蓋の開閉装置を提供せ
んとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、便器本体に対する取付手段を有する
ケース体と、このケース体内に収装したコンプレッショ
ンスプリングと、このコンプレッションスプリングによ
って一方向へ摺動を附勢されて前記ケース本体内に収装
されたスライダーと、このスライダーに当接するカム部
を有し前記スライダーの摺動方向と直交する方向に回転
可能に前記ケース体へ取り付けられた一側端部に便座や
便蓋の取付手段を設けた回転シャフトと、この回転シャ
フトに取り付けられて前記ケース体との間に設けられた
ゴムダンパーとで構成したことを特徴とする。
【0006】この発明はまた、便器本体に対する取付手
段を有し、一対のケース体を離間対向して設けたブラケ
ットと、このブラケットの前記各ケース体内に収装した
一対のコンプレッションスプリングと、このコンプレッ
ションスプリングによって一方向へ摺動を附勢されて前
記各ケース体内部に収装された一対のスライダーと、こ
の各スライダーに当接するカム部を有し前記スライダー
の摺動方向と直交する方向に回転可能となるように前記
各ケース体へ取り付けられた一対の回転シャフトと、こ
の各回転シャフトの互いに対向する側に設けられた便座
や便蓋の取付手段と、前記各回転シャフトへ取り付けら
れ前記各ケース体との間に設けられたゴムダンパーとで
構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図面はこの発明に係る洋式便器の
便座や便蓋の開閉装置の一実施の形態を示し、図1乃至
図5において、1は洋式便器2の後部上端側に取付ボル
ト3で固着されるブラケットであり、その先端側には離
間対向させて設けた一対のケース部4,4と、この各ケ
ース部4,4の一側に嵌着される一対のケース蓋5,5
とから成るケース体6,6が設けられている。このブラ
ケット1は、図示してないが、洋式便器2の後部上端の
両側部に1個ずつ取り付けられて、図2乃至図4に2本
の想像線で示した便座7や便蓋8の後部両側部に取り付
けられる各取付部7a,8aを開閉可能に軸支すること
ができるが、1個のみでも充分に機能するものである。
【0008】各ケース体6内部には、ケース部4,4に
設けた凹部4a,4aとケース蓋5,5とによって、コ
ンプレッションスプリング9,9やスライダー10,1
0を収装させる第1収装部11,11とカム部12,1
2を収装させる第2収装部13,13が設けられてお
り、各第1収装部11,11にはコンプレッションスプ
リング9,9とこのコンプレッションスプリング9,9
に接してスライダー10,10が収装されている。第2
収装部13,13には回転シャフト14,14に設けた
カム部12,12が収納されている。
【0009】各ケース部4,4に設けた軸受孔4b,4
bと各ケース蓋5,5に設けた軸受孔5a,5aに軸架
されて一対の回転シャフト14,14が回転可能に設け
られており、この回転シャフト14,14のケース蓋
5,5に設けた軸受孔5a,5aに軸受けされた部分に
は、該各回転シャフト14,14の外周に取り付けたゴ
ムリング16,16が収装されている。このゴムリング
16,16には、とくに図6に示したように、外周に複
数の溝16a,16aが軸方向へ螺旋状に刻設されてお
り、このゴムリング16,16の外周と軸受孔5a,5
aの内周との間には、粘性オイル17,17が充填され
ている。尚、18,18はOリングであり、各回転シャ
フト14,14に取り付けられて水分が第1及び第2収
装部11,11・13,13内へ浸入するのをシールし
ている。
【0010】各回転シャフト14,14の各ケース部
4,4に設けた軸受孔4b,4bを貫通して外部へ突出
した部分には、互いに外形を変形させた取付手段14
a,14aが設けられ、この各取付手段14a,14a
の一方のものに便蓋8の取付部8aの変形取付孔8bを
軸挿係合させ、他方のものに便座7の取付部7aの変形
取付孔7bを軸挿係合させることによってそれぞれ取り
付けられると共に、各取付部8a,7a自体は、さらに
各回転シャフト14,14と軸芯を共通にして設けた連
結シャフト19を各変形孔7b,8bに通し、ナット2
0によって各取付部7a,8aの互いの独立した回転を
阻害しないように連結されている。
【0011】図7はこの発明に係る開閉装置のトルク曲
線図を示し、図面によれば(a)は便座のモーメント絶
対値、(b)は便蓋のモーメント絶対値、(c)は開閉
装置のヒンジトルクの絶対値であり、(d)は上記便座
や便蓋のモーメントと開閉装置のヒンジトルクの合成力
を示している。したがって、図7に図示したの範囲で
は、便座や便蓋のモーメントと開閉装置のヒンジトルク
の合成力が負の値をとることから、便座や便蓋は常に閉
じる方向の力を受けることになる。の範囲では、便座
や便蓋のモーメントと開閉装置のヒンジトルクの合成力
が正の値をとることから、便座や便蓋は開く方向の力を
受けることになる。したがって、閉じられている便座7
や便蓋8を開く際には各々コンプレッションスプリング
9,9がスライダー10,10とカム部12,12を介
して回転シャフト14,14を便座7や便蓋8を開く方
向へ附勢させるので、該便座7や便蓋8をその重さを余
り感じさせることなく開くことができ、便座7や便蓋8
のモーメントの反転ポイントである90°以前より便座
7や便蓋8の落下モーメントより開閉装置のヒンジトル
クが勝り始めるので、便座7や便蓋8を開いて用を足し
ている時に、便座7や便蓋8が自然落下してしまうこと
を有効に防止することができる。
【0012】また、便座7や便蓋8を閉じる際には、各
回転シャフト14,14のカム部12,12がスライダ
ー10,10を介してコンプレッションスプリング9,
9を圧縮させるように機能する第1回転制御手段Aと、
ゴムリング16,16の弾性と粘性オイル17によるダ
ンパー作用を創出する第2回転制御手段Bとの協同作用
により、急激に閉じられることなくソフトに静かに閉じ
られるものである。各ゴムリング16,16の外周に螺
旋状に設けた溝16a,16aは、回転摺動部の油膜の
厚さを適当に保ち、回転シャフト14,14の微少回転
にあっても、容易に油膜を形成でき、安定したダンパー
効果を得ることができるものである。
【0013】尚、以上の実施の形態においては、ブラケ
ット1に一対のケース体6,6が設けられ、この各ケー
ス体6,6にそれぞれ便座7と便蓋8の開閉動作を制御
するための各回転シャフト14,14に作用させたカム
部12,12とスライダー10,10とコンプレッショ
ンスプリング9,9による第1トルク制御手段Aとゴム
リング16,16と粘性オイル17,17による第2ト
ルク制御手段Bを設け、その合成トルクを利用するもの
を示したが、洋式便器の後部両側部に取り付けた一対の
ブラケット1,1の一方のものに便蓋8の開閉動作を制
御する上記第1トルク制御手段Aと第2トルク制御手段
Bを設け、他方のブラケット1に便座7の開閉動作を制
御する上記第1トルク制御手段と第2トルク制御手段を
設けるようにしても良い。請求項1はこの場合をクレー
ムしたものである。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0015】請求項1のように構成すると、便座や便蓋
の開閉操作と共に回転シャフトが回転し、その際に、コ
ンプレッションスプリングとスライダーと回転シャフト
に設けたカム部から成る第1回転制御手段と、回転軸に
取り付けたゴムリングの弾性と該ゴムリングの外周と軸
受孔の内周との間に展延している粘性オイルとがもたら
すダンパー作用から成る第2回転制御手段とによって、
便座や便蓋の開閉操作を制御できる開閉装置を小型にで
き、かつ開閉装置を安価に製造できるという効果を奏す
ることができるものである。
【0016】また、コンプレッションスプリングとスラ
イダーとカム部から成る第1回転制御手段は、便座や便
蓋のモーメント曲線に近似したトルク曲線を創出できる
ことから、スムーズな回転操作を行うことができた上
で、コンプレッションスプリングの弾性やカム部の形状
や位置を変えることにより、ヒンジトルクを自由に微調
節することが可能となるものである。
【0017】請求項2のように構成すると、請求項1と
同じ効果を奏した上で、一つのブラケットへ便座と便蓋
の回転制御手段を装備させることができて、より小型か
つ安価な開閉装置を提供できるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洋式便器の便座や便蓋の開閉装
置の正面断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1に示した開閉装置の分解斜視図である。
【図6】第2回転制御手段Bの拡大図である。
【図7】図1に示した開閉装置のトルク曲線図である。
【符号の説明】
A 第1トルク制御手段 B 第2トルク制御手段 1 ブラケット 2 洋式便器 4 ケース部 5 ケース蓋 6 ケース体 7 便座 8 便蓋 9 コンプレッションスプリング 10 スライダー 12 カム部 14 回転シャフト 16 ゴムリング 16a 溝 17 粘性オイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体に対する取付手段を有するケー
    ス体と、このケース体内に収装したコンプレッションス
    プリングと、このコンプレッションスプリングによって
    一方向へ摺動を附勢されて前記ケース本体内に収装され
    たスライダーと、このスライダーに当接するカム部を有
    し前記スライダーの摺動方向と直交する方向に回転可能
    に前記ケース体へ取り付けられた一側端部に便座や便蓋
    の取付手段を設けた回転シャフトと、この回転シャフト
    に取り付けられて前記ケース体との間に設けられたゴム
    ダンパーとで構成したことを特徴とする、洋式便器にお
    ける便座や便蓋の開閉装置。
  2. 【請求項2】 便器本体に対する取付手段を有し、一対
    のケース体を離間対向して設けたブラケットと、このブ
    ラケットの前記各ケース体内に収装した一対のコンプレ
    ッションスプリングと、このコンプレッションスプリン
    グによって一方向へ摺動を附勢されて前記各ケース体内
    部に収装された一対のスライダーと、この各スライダー
    に当接するカム部を有し前記スライダーの摺動方向と直
    交する方向に回転可能となるように前記各ケース体へ取
    り付けられた一対の回転シャフトと、この各回転シャフ
    トの互いに対向する側に設けられた便座や便蓋の取付手
    段と、前記各回転シャフトへ取り付けられ前記各ケース
    体との間に設けられたゴムダンパーとで構成したことを
    特徴とする、洋式便器における便座や便蓋の開閉装置。
JP10813398A 1998-04-17 1998-04-17 洋式便器における便座や便蓋の開閉装置 Pending JPH11299690A (ja)

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JP10813398A JPH11299690A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 洋式便器における便座や便蓋の開閉装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006091058A3 (en) * 2005-02-28 2006-11-23 Sang Chul Sim Stool cover of the easing natural support equipped

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WO2006091058A3 (en) * 2005-02-28 2006-11-23 Sang Chul Sim Stool cover of the easing natural support equipped

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