JPH11298383A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

Info

Publication number
JPH11298383A
JPH11298383A JP9500698A JP9500698A JPH11298383A JP H11298383 A JPH11298383 A JP H11298383A JP 9500698 A JP9500698 A JP 9500698A JP 9500698 A JP9500698 A JP 9500698A JP H11298383 A JPH11298383 A JP H11298383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
voltage
frequency
baseband signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9500698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687337B2 (ja
Inventor
Kenji Kuniyoshi
賢治 國吉
Yasushi Yamaguchi
泰史 山口
Akihiko Katsuki
昭彦 甲木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP09500698A priority Critical patent/JP3687337B2/ja
Publication of JPH11298383A publication Critical patent/JPH11298383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687337B2 publication Critical patent/JP3687337B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2線式の信号線を介して直流電圧にベースバン
ド信号を重畳した形の電圧モード信号を伝送するマスタ
端末の小型化を可能にする。 【解決手段】マスタ端末1はベースバンド信号を発生す
る制御回路11と、ベースバンド信号よりも十分に高い
周波数でスイッチングされるトランジスタQを備えたD
C−DCコンバータよりなる送信回路15とを有する。
送信回路15は直流電源Eの両端間にスイッチング素子
QとインダクタL0とコンデンサC0との直列回路が接
続される。インダクタL0とコンデンサC0とからなる
ローパスフィルタのカットオフ周波数は、ベースバンド
信号の周波数を通過させスイッチング素子のスイッチン
グ周波数を阻止するように設定される。スイッチング素
子Qは、ベースバンド信号の信号値に応じてオンデュー
ティが制御され、信号線3にはベースバンド信号の信号
値に応じた電圧が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台のマスタ端末
と複数台のスレーブ端末とを2線式の信号線を介して接
続し、マスタ端末からスレーブ端末に対して信号線を介
してデータ伝送とともに電源供給を行なうデータ伝送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すように、1台のマ
スタ端末1と複数台のスレーブ端末2とを2線式の信号
線3を介して接続し、信号線3を介してマスタ端末1と
スレーブ端末2との間でデータ伝送を行ない、スレーブ
端末2に接続した負荷LD1〜LDnを制御するデータ
伝送装置が知られている。スレーブ端末2には各種の負
荷LD1〜LDnあるいはセンサやスイッチが接続され
る。また、マスタ端末1には必要に応じてスイッチSW
が接続される。しかして、マスタ端末1のスイッチSW
やスレーブ端末2のスイッチが所定状態に操作されたり
スレーブ端末2に設けたセンサにより所定の状態が検出
されると、信号線3を通して伝送されるデータにより負
荷LD1〜LDnが制御されるのである。負荷LD1〜
LDnには、発光ダイオードなどを備える表示素子、複
数の表示素子を配列した表示器、他の負荷への電源の入
切を行なうリレーなどがある。
【0003】マスタ端末1は、図10に示すように、マ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)を主
構成とする制御回路11と、制御回路11からの送信信
号のレベルを調整して信号線3に送出するドライバ回路
12と、端末器2からの信号を検出する信号検出回路1
3とを備え、さらに、マスタ端末1はスレーブ端末2に
電源を供給するための電源回路14を備えている。この
電源回路14は電源Eを安定化して信号線3に定電圧を
印加するものである。制御回路11からドライバ回路1
2を通して信号線3に送出する信号にはベースバンド信
号(つまり、線間電圧を変化させる電圧モード信号)を
採用している。
【0004】ここに、スレーブ端末2からマスタ端末1
に返送される信号は、マスタ端末1からスレーブ端末2
への信号と区別することができるように、電流モードの
信号が用いられる。つまり、スレーブ端末2からマスタ
端末1に伝送されるデジタル信号の2つの論理値を、信
号線3の線間を低抵抗を介して短絡する状態と短絡しな
い状態とで表した信号を用い、マスタ端末1に設けた信
号検出回路13は信号線3の電流変化を検出することに
よってスレーブ端末2からのデータの論理値を再生す
る。電源回路14からスレーブ端末2に供給されるのは
直流電源であって、ドライバ回路12から送出された信
号ないしスレーブ端末2からマスタ端末1への信号が直
流電圧に重畳された形で信号線3を伝送されることにな
る。
【0005】スレーブ端末2からマスタ端末1への信号
は信号線3を流れる電流の変化により検出するものであ
るから、電源回路14からの直流が信号検出回路13に
回り込んでも問題はないが、ドライバ回路12と電源回
路14とは互いに干渉する可能性があるから、干渉を防
止することが必要になる。たとえば、電源回路14が出
力部に平滑コンデンサを有するとすれば、ドライバ回路
12から信号線3に送出される信号が平滑コンデンサに
より平滑されて正常な波形の信号を伝送することができ
なくなることがある。また、ドライバ回路12から出力
される信号がベースバンド信号であってドライバ回路1
2の出力段にスイッチング素子が用いられているとする
と、電源回路14からドライバ回路12に直流電圧が印
加されてスイッチング素子が破壊されるおそれがある。
このような干渉を防止するために、ドライバ回路12と
信号線3との間には直流の回り込みを防止するコンデン
サC1を挿入し、電源回路14と信号線3との間にはド
ライバ回路12からの信号が電源回路14に回り込むの
を防止するインダクタL1が設けられる。
【0006】一方、スレーブ端末2は、マスタ端末1の
ドライバ回路12からコンデンサC1を通して信号線3
に送出された電圧モード信号を、コンデンサC2を通し
て直流電源から分離しコンパレータ22に入力する。コ
ンデンサC2を通して信号線3から受け取った電圧モー
ド信号をコンパレータ22で適宜の閾値Vrefと比較
すれば、閾値Vref以上のレベルの信号を波形整形し
てマスタ端末1からのデータを再生することができる。
こうしてコンパレータ22で再生されたデータをマイコ
ンを主構成とする制御回路21に入力すれば、マスタ端
末1からのデータを処理することができる。また、マス
タ端末1に返送するデータは、信号送信回路23を通し
て信号線3に送出される。信号送信回路23はたとえば
トランジスタと低抵抗との直列回路を信号線3の線間に
挿入する構成を有し、制御回路21で発生するデータに
応じてトランジスタをオンオフさせることにより、信号
線3に流れる電流を変化させるように構成されている。
制御回路21にはスイッチSWや負荷LD(図示例では
発光ダイオード)が接続され、マスタ端末1からのデー
タにより負荷がオンオフされたり、スイッチSWの操作
情報をマスタ端末1に返送したりする。
【0007】ところで、スレーブ端末2の内部電源は、
信号線3を通して電源回路14から供給される直流電源
をインダクタL2を通して分離し、電源回路24に入力
することにより得られる。この電源回路24は信号線3
に印加されている電圧を降圧し安定化してスレーブ端末
2の内部回路に供給する。また、電源回路24の出力は
スイッチSWの操作状態の検出や負荷LDの制御にも用
いられる。ただし、電流容量の大きい負荷を制御する場
合には、負荷LDとしてのリレーを介して別電源から電
源を供給するのであって、電源回路24の出力はリレー
の駆動用に用いられる。
【0008】マスタ端末1とスレーブ端末2との間で授
受される信号を図11に示す。図11(a)は基本的な
伝送手順を示しており、1フレームFMの信号は、マス
タ端末1からスレーブ端末2にデータを伝送するタイム
スロットTS1と、スレーブ端末2からマスタ端末1に
データを伝送するタイムスロットTS2とを備える。図
示例は伝送制御としてポーリング・セレクティング方式
を採用しており、各スレーブ端末2に設定したアドレス
を用いてマスタ端末1が一定規則でスレーブ端末2を呼
び出すようになっている。もっとも簡単には、マスタ端
末1がアドレス順にスレーブ端末2を呼び出す方式が採
用され、スレーブ端末2に接続された負荷LDの制御を
要求し、スレーブ端末2に接続されたスイッチの操作状
態を受け取る。マスタ端末1からスレーブ端末2への信
号は電圧モード信号であるから、図11(b)のように
タイスロットTS1では信号線3の線間電圧が変化し、
スレーブ端末2からマスタ端末2に信号を返送するタイ
ムスロットTS2では、図11(c)のように信号線3
に流れる電流が変化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、マス
タ端末1とスレーブ端末2とを接続する信号線3を通し
てデータの伝送だけではなく電源の供給も行なっている
から、上述のようにマスタ端末1およびスレーブ端末2
において、データ伝送用の信号と電源とを分離するため
のコンデンサC1,C2およびインダクタL1,L2が
必要になる。
【0010】データ伝送用の信号はベースバンド信号で
あるから、コンデンサC1,C2の容量をあまり小さく
することはできず、また、この信号を十分に阻止するた
めにはインダクタL1にもインダクタンスの比較的大き
なものが必要になる(インダクタL2のインダクタンス
は小さくても電源回路24で安定化するから問題はな
い)。つまり、コンデンサC1,C2やインダクタL1
として大型のものが必要になるから、マスタ端末1やス
レーブ端末2の小型化が阻害されることになる。また、
スレーブ端末2の台数が多い場合やスレーブ端末2での
使用電力が大きい場合には、マスタ端末1に設けた電源
回路14から信号線3に流す電流量が増加するから、イ
ンダクタL1の巻線抵抗(直流抵抗)による電力損失が
大きくなり、直流電力の供給効率が低下するという問題
が生じる。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、2線式の信号線を介してデータの伝
送とともに電源の供給を可能としながらも、大型のイン
ダクタを用いる必要がなく小型化が可能であって、しか
も電力の供給効率が高いデータ伝送装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2線
式の信号線を介してマスタ端末とスレーブ端末とが接続
され、直流電圧にベースバンド信号を重畳した形の電圧
モード信号をマスタ端末から信号線に送出し、スレーブ
端末において直流電圧をベースバンド信号から分離し内
部電源として供給するデータ伝送装置において、マスタ
端末器は、ベースバンド信号を発生する制御回路と、ベ
ースバンド信号よりも十分に高い周波数でスイッチング
されるスイッチング素子を備え直流電源を入力電源とし
て信号線の線間に出力電圧を印加するDC−DCコンバ
ータよりなる送信回路と、制御回路から出力されたベー
スバンド信号の信号値に応じて前記スイッチング素子の
オンデューティを変化させることにより送信回路から信
号線の線間に印加する電圧をベースバンド信号の信号値
に応じて変化させるPWM回路とを備え、送信回路はス
イッチング素子と信号線との間にベースバンド信号の周
波数を通過させスイッチング素子のスイッチング周波数
を阻止するローパスフィルタを備えるものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記送信回路が、前記直流電源の両端間に接続した
スイッチング素子とインダクタとコンデンサとの直列回
路と、インダクタとコンデンサとの直列回路に並列接続
された還流用のダイオードとを備える降圧形のチョッパ
回路であって、インダクタとコンデンサとにより前記ロ
ーパスフィルタが構成され、コンデンサの両端電圧が信
号線に印加されるものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記送信回路の出力電圧と前記制御
回路から出力されるベースバンド信号の信号値との差を
検出する誤差増幅器を備え、送信回路の出力電圧とベー
スバンド信号の信号値との差を一定に保つように誤差増
幅器の出力によりPWM回路の出力が制御されるもので
ある。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記ローパスフィルタのカットオフ周波数が、ベー
スバンド信号の送信中には非送信中よりも高く設定され
るものである。請求項5の発明は、請求項3の発明にお
いて、前記誤差増幅器におけるベースバンド信号の周波
数帯域に対するゲインがスイッチング素子のスイッチン
グ周波数を含む周波数帯域に対するゲインよりも高く設
定されているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態は、図
1に示すように、図10に示した従来構成でのマスタ端
末1におけるドライバ回路12と電源回路14との機能
を兼ね備えた送信回路15を設けているものである。
【0017】本実施形態の送信回路15は、降圧形のチ
ョッパ回路の構成を有し、スイッチング用のトランジス
タQをPWM制御することによって出力電圧を変化させ
て電圧モード信号を発生させるように構成されている。
すなわち、直流電源である電源Eの両端間にトランジス
タQのエミッタ−コレクタとインダクタL0とコンデン
サC0との直列回路を接続し、インダクタL0とコンデ
ンサC0との直列回路には還流用のダイオードD0を並
列接続してある。トランジスタQにはpnp形のものを
用い、エミッタ−ベース間に抵抗R0を接続してある。
コンデンサC0の両端間には、信号線3に流れる電流を
検出することができる検出回路16を接続してある。電
源Eは直流電源であることを示すために図1には電池の
記号を用いて示しているが、一般には商用電源を整流し
平滑ないし安定化した直流電源を用いる。
【0018】周知のように、この回路ではトランジスタ
Qが高周波でオンオフされ、トランジスタQのオン期間
にインダクタL0およびコンデンサC0を通して電流が
流れ、この期間にインダクタL0に蓄積されたエネルギ
が、トランジスタQ0のオフ期間にコンデンサC0およ
びダイオードD0を通して放出されるものである。つま
り、電源Eの電圧を降圧した電圧がコンデンサC0の両
端電圧となるのであって、コンデンサC0の両端電圧は
トランジスタQのオンオフの比率に応じて調節可能にな
っている。言い換えると、トランジスタQにより電源E
を高周波で断続させ、インダクタL0とコンデンサC0
とからなるチョークインプット形のローパスフィルタで
平滑していることになる。
【0019】ところで、制御回路11は複流NRZ信号
を用いて図2(a)のようなベースバンド信号のデータ
Vsigを出力する。また、制御回路11からは、図2
(b)のような基準電圧Vsftおよび図2(d)のよ
うな一定周波数の鋸歯状波(三角波を用いてもよい)で
ある基準信号Voscが出力される。データVsigお
よび基準電圧Vsftは、差動増幅器31に入力されて
基準電圧VsftからデータVsigを減算した図2
(c)のような信号値の信号が出力される。ここに、基
準電圧VsftはデータVsigの正極の信号値よりも
高く設定され、差動増幅器31の出力値がつねに正にな
るように定められている。
【0020】差動増幅器31の出力は、基準信号Vos
cとともにPWM回路32(コンパレータを主構成とす
る)に入力され、基準信号Voscが差動増幅器31の
出力と比較される。ここに、基準信号Voscの周波数
fswはデータVsigの周波数fsigよりも十分に
高く、たとえば、データVsigの周波数fsigを1
0kHzとし、基準信号Voscの周波数を1MHzな
どと設定する。また、インダクタL0とコンデンサC0
とで構成されているローパスフィルタのカットオフ周波
数flpは、基準信号fswの通過を阻止する程度であ
ってベースバンド信号であるデータVsigの周波数f
sigの信号は通過させるように設定される(つまり、
fsig<flp<fsw)。しかして、PWM回路3
2の出力は、図3(c)に示すように、差動増幅器31
の出力電圧Va(図3(a))が基準信号Voscの瞬
時電圧(図3(b))よりも高い期間にHレベルになる
のであって、差動増幅器31の出力電圧の高い期間に低
い期間よりもパルス幅の広くなる矩形波信号が出力され
る。この矩形波信号の周波数は基準信号Voscの周波
数fswと一致するのはいうまでもない。
【0021】この矩形波信号は駆動回路33を通してト
ランジスタQに与えられ、矩形波信号によりトランジス
タQがオンオフされる。つまり、トランジスタQのスイ
ッチング周波数は基準信号Voscの周波数fswによ
って決まり、オンデューティはデータVsigの電圧値
と基準電圧Vsftとの差によって決まる。その結果、
コンデンサC0の両端電圧つまり信号線3の線間電圧
は、図3(d)のように、データVsigに対応したも
のになり、直流電圧にベースバンド信号を重畳した形の
従来構成と同様の電圧モード信号を信号線3に送出する
ことができる。つまり、スレーブ端末2は従来構成のも
のを変更することなく用いることができる。なお、図3
における期間Taは、図2における期間Taに対応す
る。
【0022】上述したように、インダクタL0およびコ
ンデンサC0は、基準信号Voscの周波数fswを阻
止する程度に設定すればよいから、基準信号Voscの
周波数fswをデータVsigの周波数fsigよりも
十分に高く設定しておけば、インダクタL0のインダク
タンスおよびコンデンサC0の容量を小さく設定するこ
とができ、結果的に小型化が可能になるのである。しか
も、インダクタL0が小型であることにより、インダク
タL0の直流抵抗は小さく、損失が少ないものである。
【0023】ところで、スレーブ端末2からの電流モー
ド信号の受信時には、検出回路16(従来構成における
信号検出回路13と等価なものである)により信号線3
に流れる電流を検出し(抵抗を信号線3に挿入し抵抗の
両端電圧を検出したり、変流器を用いて信号線3の通過
電流を検出する)、スレーブ端末2からのデータを検出
する。つまり、電流モード信号の受信に関しては従来構
成と同様である。
【0024】上述した構成において、制御回路11から
出力するデータVsigとしてベースバンド信号を用い
ているが、台形波や正弦波状の波形を用いてもよい。デ
ータVsigとしてこのような波形の信号を用いると、
ベースバンド信号のような矩形波に比較して差動増幅器
31やPWM回路32に用いている演算増幅器ないしコ
ンパレータの周波数特性やスルーレートのような素子特
性による波形歪の影響が軽減されるからである。
【0025】送信回路15として、上述した例では降圧
形のチョッパ回路を用いているが、昇圧形あるいは極性
反転形のチョッパ回路を用いたり、フォワード形やフラ
イバック形のDC−DCコンバータを用いたりすること
も可能である。いずれの構成においても、スイッチング
素子を高周波でオンオフさせ、かつスイッチング素子の
制御によって出力電圧の調節が可能であるから、インダ
クタを小型化することが可能である。
【0026】(実施形態2)本実施形態は、図4に示す
ように、マスタ端末1においてコンデンサC0の両端電
圧つまり信号線3の線間電圧を抵抗R1,R2により分
圧して検出し、線間電圧をフィードバック制御すること
により、コンデンサC0の両端電圧を安定に保つように
したものである。
【0027】本実施形態では、実施形態1における差動
増幅器31の出力に相当する信号を制御回路11から出
力して誤差増幅器34の一端に入力しており、誤差増幅
器34の他端にはコンデンサC0の両端電圧を抵抗R
1,R2により分圧した電圧が入力される。つまり、誤
差増幅器34はコンデンサC0の両端電圧とデータ(V
sig+Vsft)との差をほぼ一定に保つようにトラ
ンジスタQのオンデューティをフィードバック制御する
ものである。つまり、制御回路11からの出力されたデ
ータ(Vsig+Vsft)を目標値としてフィードバ
ック制御されるから、信号線3に接続されている機器の
インピーダンス変化などにより外乱が生じてもその影響
を受けにくく、電圧モード信号の電圧値が安定してスレ
ーブ端末2でのデータの再現性が高くなる。つまり、伝
送エラーの発生が少なくなる。
【0028】また、スレーブ端末2からの電流モード信
号の受信時においても、コンデンサC0の両端電圧(信
号線3の線間電圧)をほぼ一定に保つから、電流モード
信号の検出精度が高くなる。なお、信号線3の線間電圧
をフィードバック制御により一定に保っているから、電
流モード信号の伝送時における線間電圧の変動を抑制す
るためにコンデンサC0の容量を大きくする必要がな
い。このことは小型化につながるとともに、トランジス
タQのスイッチング周波数とベースバンド信号であるデ
ータの周波数との分離性を高めることにもつながる。他
の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0029】(実施形態3)本実施形態は、図5に示す
ように、図4に示した実施形態2の構成において、コン
デンサC0に代えて2個のコンデンサC0a,C0bを
用い、一方のコンデンサC0bにトランジスタQ1を直
列接続するとともに、トランジスタQ1とコンデンサC
0bとの直列回路をコンデンサC0aに並列接続してい
るものである。この構成ではトランジスタQ1をオンに
するかオフにするかに応じてインダクタL0とコンデン
サC0a,C0bとからなるローパスフィルタのカット
オフ周波数が変化する。
【0030】具体的には、電圧モード信号の送出時には
トランジスタQ1をオフにしておき、それ以外の期間に
はトランジスタQ1をオンにする。このような制御によ
って、電流モード信号の受信時における信号線3の線間
電圧の安定性が向上し、電流モード信号の検出精度が高
くなる。また、電圧モード信号の送出時以外にはローパ
スフィルタのカットオフ周波数が低いから、スイッチン
グ素子Qのスイッチングにより生じるリップル成分の除
去率が高くなり、電圧モード信号の送出時にはローパス
フィルタのカットオフ周波数が高いことによって電圧モ
ード信号の波形歪の増加を抑制することができる。
【0031】なお、実施形態2の構成ではローパスフィ
ルタは、インダクタL0とコンデンサC0とにより構成
されているから、コンデンサC0を二分する代わりに、
インダクタL0を二分する構成を採用してもよく、ま
た、コンデンサC0とインダクタL0との両方を二分す
る構成としてもよい。他の構成および動作は実施形態2
と同様である。
【0032】(実施形態4)本実施形態は、図6に示す
ように、実施形態2と同様の構成において、コンデンサ
C0の両端電圧を分圧用の抵抗R1,R2を介して検出
する代わりに、図7に示す構成のフィルタ回路Fを通し
て検出するものである。フィルタ回路Fは、データVs
igの周波数帯域を通過させるローパスフィルタF1
と、基準信号Voscの周波数帯域を通過させるバンド
パスフィルタF2と、ローパスフィルタF1およびバン
ドパスフィルタF2の出力を加算する加算回路35とに
より構成されている。
【0033】ローパスフィルタF1のゲイン特性は図8
(a)のように設定され、バンドパスフィルタF2のゲ
イン特性は図8(b)のように設定される。また、加算
回路35を含めたフィルタ回路Fのゲイン特性は図8
(c)のように設定されている。したがって、このフィ
ルタ回路Fをフィードバックループ内に備えていること
により、データVsigの周波数fsigに対するフィ
ードバックゲインが基準信号Voscの周波数fsw
(トランジスタQのスイッチング周波数)に対するフィ
ードバックゲインよりも大きくなる。その結果、電圧モ
ード信号に対するフィードバック制御の応答性が高くな
り、線間電圧の変化に追随した電圧制御が可能になるの
であって、信号線3に接続されている機器のインピーダ
ンス変化による外乱が生じても電圧モード信号への影響
が少なくなる。また、低周波側でフィードバックゲイン
が大きいから信号線3を伝送される電圧モード信号のう
ち直流成分の安定度が高くなる(直流電圧が一定に保た
れる)。他の構成および動作は実施形態2と同様であ
る。
【0034】なお、上述の実施形態において、送信回路
15を構成するスイッチング素子としてトランジスタQ
を用いているが、スイッチング素子としてはトランジス
タではなく、MOSFETなどを用いてもよいのはもち
ろんのことである。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、2線式の信号線を介
してマスタ端末とスレーブ端末とが接続され、直流電圧
にベースバンド信号を重畳した形の電圧モード信号をマ
スタ端末から信号線に送出し、スレーブ端末において直
流電圧をベースバンド信号から分離し内部電源として供
給するデータ伝送装置において、マスタ端末器は、ベー
スバンド信号を発生する制御回路と、ベースバンド信号
よりも十分に高い周波数でスイッチングされるスイッチ
ング素子を備え直流電源を入力電源として信号線の線間
に出力電圧を印加するDC−DCコンバータよりなる送
信回路と、制御回路から出力されたベースバンド信号の
信号値に応じてスイッチング素子のオンデューティを変
化させることにより送信回路から信号線の線間に印加す
る電圧をベースバンド信号の信号値に応じて変化させる
PWM回路とを備え、送信回路はスイッチング素子と信
号線との間にベースバンド信号の周波数を通過させスイ
ッチング素子のスイッチング周波数を阻止するローパス
フィルタを備えるものであり、高周波でオンオフされる
スイッチング素子を備えるDC−DCコンバータを送信
回路として用いるとともに、ベースバンド信号の周波数
を通過させスイッチング素子のスイッチング周波数を阻
止するローパスフィルタを送信回路に設けているから、
スイッチング素子のオンデューティを制御すれば送信回
路から信号線に印加される線間電圧を変化させることが
でき、結果的に直流電圧にベースバンド信号を重畳した
形の信号を伝送することができる。ローパスフィルタ
は、スイッチング素子のスイッチング周波数を阻止すれ
ばよいから、従来構成のようにベースバンド信号をカッ
トする素子を設ける必要がなく、高周波阻止用の小型の
ものになって、マスタ端末の小型化が可能になるという
利点がある。しかも、DC−DCコンバータを用いてい
るから、直流電源の電力利用効率が高いとともに高周波
阻止用のローパスフィルタでは電力損失も少ないから、
マスタ端末からスレーブ端末への電力の供給効率が高い
という利点もある。
【0036】請求項2の発明のように、送信回路が、直
流電源の両端間に接続したスイッチング素子とインダク
タとコンデンサとの直列回路と、インダクタとコンデン
サとの直列回路に並列接続された還流用のダイオードと
を備える降圧形のチョッパ回路であって、インダクタと
コンデンサとによりローパスフィルタが構成され、コン
デンサの両端電圧が信号線に印加されるものでは、一般
的な構成の降圧形のチョッパ回路を送信回路として用い
ることができ、スイッチング素子のオンデューティの制
御によって信号線の線間電圧を制御することができる。
【0037】請求項3の発明のように、送信回路の出力
電圧と制御回路から出力されるベースバンド信号の信号
値との差を検出する誤差増幅器を備え、送信回路の出力
電圧とベースバンド信号の信号値との差を一定に保つよ
うに誤差増幅器の出力によりPWM回路の出力が制御さ
れるものでは、送信回路の出力電圧をベースバンド信号
に合わせてフィードバック制御しているから、信号線に
出力される電圧モード信号の電圧値が安定し、スレーブ
端末のインピーダンス変化などによって外乱が生じたと
しても電圧モード信号の波形の変動を抑制することがで
きるという利点がある。
【0038】請求項4の発明のように、ローパスフィル
タのカットオフ周波数がベースバンド信号の送信中に非
送信中よりも高く設定されるものでは、ベースバンド信
号の送信中にはカットオフ周波数を高く設定してベース
バンド信号の波形に歪が生じないようにし、ベースバン
ド信号を送信していないときにはカットオフ周波数を低
くしてスイッチング素子のスイッチングにより生じるリ
ップル成分を除去し、不要輻射を低減することができ
る。
【0039】請求項5の発明のように、誤差増幅器にお
けるベースバンド信号の周波数帯域に対するゲインがス
イッチング素子のスイッチング周波数を含む周波数帯域
に対するゲインよりも高く設定されているものでは、信
号線を伝送される信号のうち直流電圧成分の安定性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す回路図である。
【図5】本発明の実施形態3を示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態4を示す回路図である。
【図7】同上の要部回路図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】従来例を示すブロック図である。
【図10】同上の回路図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 マスタ端末 2 スレーブ端末 3 信号線 11 制御回路 15 送信回路 32 PWM回路 34 誤差増幅器 C0 コンデンサ D0 ダイオード L0 インダクタ Q トラジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線式の信号線を介してマスタ端末とス
    レーブ端末とが接続され、直流電圧にベースバンド信号
    を重畳した形の電圧モード信号をマスタ端末から信号線
    に送出し、スレーブ端末において直流電圧をベースバン
    ド信号から分離し内部電源として供給するデータ伝送装
    置において、マスタ端末器は、ベースバンド信号を発生
    する制御回路と、ベースバンド信号よりも十分に高い周
    波数でスイッチングされるスイッチング素子を備え直流
    電源を入力電源として信号線の線間に出力電圧を印加す
    るDC−DCコンバータよりなる送信回路と、制御回路
    から出力されたベースバンド信号の信号値に応じて前記
    スイッチング素子のオンデューティを変化させることに
    より送信回路から信号線の線間に印加する電圧をベース
    バンド信号の信号値に応じて変化させるPWM回路とを
    備え、送信回路はスイッチング素子と信号線との間にベ
    ースバンド信号の周波数を通過させスイッチング素子の
    スイッチング周波数を阻止するローパスフィルタを備え
    ることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記送信回路は、前記直流電源の両端間
    に接続したスイッチング素子とインダクタとコンデンサ
    との直列回路と、インダクタとコンデンサとの直列回路
    に並列接続された還流用のダイオードとを備える降圧形
    のチョッパ回路であって、インダクタとコンデンサとに
    より前記ローパスフィルタが構成され、コンデンサの両
    端電圧が信号線に印加されることを特徴とする請求項1
    記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記送信回路の出力電圧と前記制御回路
    から出力されるベースバンド信号の信号値との差を検出
    する誤差増幅器を備え、送信回路の出力電圧とベースバ
    ンド信号の信号値との差を一定に保つように誤差増幅器
    の出力によりPWM回路の出力が制御されることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記ローパスフィルタのカットオフ周波
    数は、ベースバンド信号の送信中には非送信中よりも高
    く設定されることを特徴とする請求項3記載のデータ伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記誤差増幅器は、ベースバンド信号の
    周波数帯域に対するゲインがスイッチング素子のスイッ
    チング周波数の周波数帯域に対するゲインよりも高く設
    定されていることを特徴とする請求項3記載のデータ伝
    送装置。
JP09500698A 1998-04-07 1998-04-07 データ伝送装置 Expired - Fee Related JP3687337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09500698A JP3687337B2 (ja) 1998-04-07 1998-04-07 データ伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09500698A JP3687337B2 (ja) 1998-04-07 1998-04-07 データ伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11298383A true JPH11298383A (ja) 1999-10-29
JP3687337B2 JP3687337B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=14125859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09500698A Expired - Fee Related JP3687337B2 (ja) 1998-04-07 1998-04-07 データ伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687337B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111553A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Mitsubishi Electric Corp 電力線搬送通信装置
JP2002271426A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Takata Corp 制御信号の送信方法
JP2007150621A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 通信装置
JP2007215252A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 分散電源システム
JP2008199094A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Smk Corp 電源線通信システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002111553A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Mitsubishi Electric Corp 電力線搬送通信装置
JP2002271426A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Takata Corp 制御信号の送信方法
JP4544768B2 (ja) * 2001-03-13 2010-09-15 タカタ株式会社 エアバッグ展開用制御システム
JP2007150621A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 通信装置
JP2007215252A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 分散電源システム
JP2008199094A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Smk Corp 電源線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687337B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2793435B2 (ja) 多出力コンバータ
US7023253B2 (en) Apparatus and method for noise sensitivity improvement to a switching system
US5490055A (en) Multiloop feedback control apparatus for DC/DC converters with frequency-shaping band pass current control
CA2500507C (en) Switching power supply
JP2012069505A (ja) 照明光通信装置
JP2006311689A (ja) Dc/dcコンバータ
TWI403081B (zh) 交換調整器控制電路及交換調整器
CN110601537B (zh) 初级侧恒定电流调节
JP3687337B2 (ja) データ伝送装置
US6489839B2 (en) Amplifier with output transformer
JP3570259B2 (ja) データ伝送装置
US6373724B2 (en) Power supply apparatus
CN105978301A (zh) 用于开关电源的控制装置
JP3695162B2 (ja) データ伝送装置
JP4097543B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH1169787A (ja) 力率改善回路
US20090039856A1 (en) Stability enhancement apparatus and method for a self-clocking PWM buck converter
US6275013B1 (en) Switching power supply employing an internal resistance in series with a zener diode to stabilize a DC output
JPH1014229A (ja) 電力供給方法及び電源装置
JPH11144887A (ja) 高圧放電ランプ用電子バラスト装置
JP4020844B2 (ja) スイッチング電源
CA2097448C (en) Signal separation circuit
JP2002369507A (ja) スイッチング電源
JPH1132479A (ja) 電圧共振型スイッチング電源
JP2001178123A (ja) 直流安定化電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees