JP2007150621A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源アダプタと端末装置とを1組の2線式の接続線で接続可能とする通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置Aは、端末装置Bに組み込まれ、電力線5を介して端末装置Bに接続された他装置との間で伝送信号を授受する通信モジュール回路4を有した装置本体1と、電力線5からの商用電源を直流電源に変換して装置本体1に供給する電源回路6を有した電源アダプタ2とを備える。装置本体1と電源アダプタ2とは、伝送信号を直流電源に重畳させて通過させる2線式の接続線18を用いて接続される。電源アダプタ2は、電力線5と接続線18との間において電源回路6とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有し、装置本体1は、接続線18を通して入力される電源アダプタ2の出力から直流電源を分離して通信モジュール回路4に供給する分離回路21を有する。
【選択図】図1
【解決手段】通信装置Aは、端末装置Bに組み込まれ、電力線5を介して端末装置Bに接続された他装置との間で伝送信号を授受する通信モジュール回路4を有した装置本体1と、電力線5からの商用電源を直流電源に変換して装置本体1に供給する電源回路6を有した電源アダプタ2とを備える。装置本体1と電源アダプタ2とは、伝送信号を直流電源に重畳させて通過させる2線式の接続線18を用いて接続される。電源アダプタ2は、電力線5と接続線18との間において電源回路6とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有し、装置本体1は、接続線18を通して入力される電源アダプタ2の出力から直流電源を分離して通信モジュール回路4に供給する分離回路21を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、商用電源の電力線を伝送路に用いる電力線搬送技術を採用し、商用電源に重畳される伝送信号を用いて端末装置と電力線を介して接続された他装置との間で通信を可能とする通信装置に関するものである。
この種の通信装置を用いて端末装置と他装置との間で通信を行うための構成として、図5に示すように、端末装置B(ここではパーソナルコンピュータ)が、電力線に接続される電源アダプタ2’を用いて電力供給される場合には、端末装置Bと電力線との間に電源アダプタ2’とは別経路で通信装置Aを接続することが考えられる。電源アダプタ2’は、商用電源を直流電源に変換する電源回路を有しており、電源ケーブル29を用いて端末装置Bに接続される。
上記通信装置Aは、電力線に結合トランスT1を介して接続されるとともに、端末装置Bに対して通信ケーブル27を用いて接続される通信モジュール回路4(通信回路)を備えている。通信モジュール回路4は、端末装置Bの出力に基づいて伝送信号を生成し他装置に送信するとともに、他装置からの伝送信号に基づいて端末装置Bで処理可能な信号を生成し端末装置Bに出力する。さらに図5の通信装置Aには、交流の商用電源を直流電源に変換して通信モジュール回路4に供給する電源回路6が内蔵されるとともに、電力線からの入力より商用電源を分離して電源回路6に出力する入力側フィルタ回路19が設けられている。
図5に示す構成では、別体である電源アダプタ2’と通信装置Aとのそれぞれに電源回路6が設けられているから、両方の電源回路6を電力線に接続するためにはコンセントが2個必要になり、各電源回路6をそれぞれコンセントに接続する接続線は2本必要になる。さらに、端末装置Bに対して電源アダプタ2’と通信装置Aとを接続するために、2本の接続線(電源ケーブル29と通信ケーブル27)が必要である。すなわち、電力線と端末装置Bとの間においては合計4本の接続線が必要になる。このように、接続線が4本もあると、接続線同士が絡まりやすく、また接続線の接続作業が面倒であり、接続線を邪魔にならないように引き回す作業も手間がかかるという問題がある。
上述した構成に対して、図6に示すように、電源アダプタ2’内に、通信装置Aを構成する通信モジュール回路4と入力側フィルタ回路19とを設け、電源アダプタ2’の電源回路6を通信モジュール回路4への電力供給に兼用することが考えられる。この構成では、電力線に対しては電源アダプタ2’を1本の接続線で接続すればよい。これに類似する技術として、端末装置(携帯電話)の充電器に通信モジュール回路を設けたものもある(たとえば特許文献1参照)。
特開2005−30607号公報(第5頁、図4)
しかし、図6に示した構成でも、電源アダプタ2’と端末装置Bとを接続するために、電源用と通信用との2本の接続線(電源ケーブル29と通信ケーブル27)が必要であり、電力線と端末装置Bとの間においては合計3本の接続線が必要になる。すなわち、通信装置Aを使用しない場合の、電力線と電源アダプタ2’との間および電源アダプタ2’と端末装置との間をそれぞれ1本の接続線で接続可能な構成に比べると、接続線の本数が多く、依然として接続線同士が絡まりやすく、また接続線の接続作業が面倒であり、接続線を邪魔にならないように引き回す作業も手間がかかるという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、電力線と電源アダプタとを1本の接続線で接続し、かつ電源アダプタと端末装置とを2線式の1本の接続線で接続しながらも、端末装置と他装置との間で電力線搬送による通信を可能とする通信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、商用電源に重畳されることにより商用電源の電力線上を伝送される伝送信号を用いて、端末装置と電力線を介して端末装置に接続された他装置との間で電力線搬送による通信を可能とする通信装置であって、端末装置に組み込まれ、端末装置の出力に基づいて伝送信号を生成し前記他装置に送信するとともに、他装置からの伝送信号に基づいて端末装置で処理可能な信号を生成し端末装置に出力する通信回路を有した装置本体と、電力線からの商用電源を直流電源に変換して装置本体に供給する電源回路を有した電源アダプタとを備え、装置本体と電源アダプタとが、伝送信号を直流電源に重畳させて通過させる2線式の接続線を用いて接続され、電源アダプタが、電力線と接続線との間において電源回路とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有し、装置本体が、接続線と通信回路との間において接続線を通して入力される電源アダプタの出力から直流電源を分離して通信回路に供給する分離回路を有することを特徴とする。
この構成によれば、電源アダプタが、電力線と接続線との間において電源回路とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有するから、装置本体が組み込まれた端末装置と、電源アダプタとの間を2線式の1本の接続線で接続しながらも、電源回路から通信回路に供給される直流電源に重畳させる形で伝送信号を接続線に通すことができる。すなわち、電力線と電源アダプタとを1本の接続線で接続し、かつ電源アダプタと端末装置とを2線式の1本の接続線で接続しながらも、端末装置と他装置との間で電力線搬送による通信を実現することができる。なお、ここでいう端末装置に組み込まれるとは、端末装置の製造時から端末装置内に予め設けられた状態や、端末装置に設けられた拡張スロット等に装着されることにより端末装置に一体に結合された状態などを含む。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記信号通過部が、前記電源回路の入力側と出力側とを電気的に絶縁する絶縁回路と、電源回路への伝送信号の流入を阻止する流入阻止回路とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、絶縁回路により電源回路の入力側と出力側とを電気的に絶縁しているので、電力線にコモンモードノイズが乗っていてもこのコモンモードノイズが装置本体に影響することはない。また、流入阻止回路により電源回路への伝送信号の流入を阻止しているので、電源回路に伝送信号が流入して直流電源にノイズが乗じることはない。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記装置本体が、前記接続線と前記通信回路との間であって前記伝送信号が通る経路上に、接続線のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、接続線が平行線であっても、ノイズ除去回路によって接続線のコモンモードノイズを除去することができ、接続線から装置本体への不要輻射を防止することができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記電源アダプタが、前記信号通過部と前記電力線との間および信号通過部と前記接続線との間に、接続線のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、接続線が平行線であっても、ノイズ除去回路によって接続線のコモンモードノイズを除去することができ、接続線から電源アダプタへの不要輻射を防止することができる。
本発明は、電源アダプタが、電力線と接続線との間において電源回路とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有するから、装置本体が組み込まれた端末装置と、電源アダプタとの間を2線式の1本の接続線で接続しながらも、電源回路から通信回路に供給される直流電源に重畳させる形で伝送信号を接続線に通すことができる。すなわち、電力線と電源アダプタとを1本の接続線で接続し、かつ電源アダプタと端末装置とを2線式の1本の接続線で接続しながらも、端末装置と他装置との間で電力線搬送による通信を実現することができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の通信装置Aは、図1に示すように、端末装置B(ここではパーソナルコンピュータ)に組み込まれ端末装置Bの内部回路である端末回路3に接続された通信モジュール回路4(通信回路)を有する装置本体1と、電力線5からの商用電源を直流電源に変換して装置本体1に供給する電源回路6を有した電源アダプタ2とを備える。ここでは装置本体1は、端末装置Bに対応する拡張ボードの形態を採用しており、端末装置Bに設けられた拡張スロットに装着されることにより、端末回路3に直接接続される形で端末装置Bに組み込まれる。
本実施形態の通信装置Aは、図1に示すように、端末装置B(ここではパーソナルコンピュータ)に組み込まれ端末装置Bの内部回路である端末回路3に接続された通信モジュール回路4(通信回路)を有する装置本体1と、電力線5からの商用電源を直流電源に変換して装置本体1に供給する電源回路6を有した電源アダプタ2とを備える。ここでは装置本体1は、端末装置Bに対応する拡張ボードの形態を採用しており、端末装置Bに設けられた拡張スロットに装着されることにより、端末回路3に直接接続される形で端末装置Bに組み込まれる。
通信モジュール回路4は、従来構成として説明したものと同様に、端末回路3の出力に基づいて伝送信号を生成し電力線5を介して接続された他装置(図示せず)に送信するとともに、当該他装置からの伝送信号に基づいて端末回路3で処理可能な信号を生成し端末回路3に出力する機能を有する。ここでは、図2に示すように、伝送信号を入出力する通信ポート7と、電源回路6からの直流電源を受電する電源ポート8と、端末回路3に接続される端末ポート9とを通信モジュール回路4に備えている。装置本体1を端末装置Bに組み込む形態によっては、端末ポート9に端末回路3を接続するためのRJ−45などのモジュラコネクタ26(図5,6参照)が設けられていてもよい。図示する通信モジュール回路4は、通信ポート7に対して送信アンプ10および受信バンドパスフィルタ11のそれぞれを介してA/D・D/A変換回路12が接続され、A/D・D/A変換回路12と端末ポート9との間に電力線搬送の通信プロトコルの制御を行う専用のチップである電力線通信チップ13およびEther回路14を備えた構成を有する。A/D・D/A変換回路12には発振器15が接続され、電力線通信チップ13にはRAM16とフラッシュメモリ17とが接続されている。
ところで、別体に形成された電源アダプタ2と装置本体1とは図1に示すように2線式の1本の接続線18を用いて接続されており、本実施形態では接続線18として2線を撚って対とした所謂ツイストペアケーブルを用いている。この接続線18は、電源アダプタ2と装置本体1との間において、後述するように電源回路6からの直流電源に重畳させた形で伝送信号を通過させるものである。
以下では、商用電源を直流電源に変換して通信モジュール回路4に供給する経路と、電力線5および通信モジュール回路4の間で伝送信号を通過させる経路とを形成する構成を、電源アダプタ2および装置本体1のそれぞれについて説明する。なお、商用電源に重畳されることにより電力線5上を伝送される伝送信号としては、商用電源の周波数である50Hz(あるいは60Hz)よりも高い周波数帯域の信号を用いる。
本実施形態の電源アダプタ2には、電力線5と接続線18との間において電源回路6とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部が設けられている。信号通過部は、電源回路6の入力側(電力線5側)と出力側(接続線18側)とを電気的に絶縁する絶縁回路としての結合トランスT1を含んでおり、さらに、電源回路6の入力側に設けられた入力側フィルタ回路19と、電源回路6の出力側に設けられた出力側フィルタ回路20とを有している。
入力側フィルタ回路19は、電力線5と電源回路6との間に設けられた一対のインダクタL1,L2(流入阻止回路)と、電力線5と結合トランスT1との間に設けられた一対のコンデンサC1,C2とで構成される。インダクタL1,L2としては、電源回路6の入力側に伝送信号が流れ込まないように、伝送信号の周波数帯域の信号に対して高インピーダンスであって、50Hz(あるいは60Hz)の商用電源に対して低インピーダンスとなるものを用いている。コンデンサC1,C2は伝送信号の周波数帯域の信号を通過させるハイパスフィルターを構成するものであって、50Hz(あるいは60Hz)の商用電源が結合トランスT1に流れ込むことを阻止する。
また、出力側フィルタ回路20は、接続線18と電源回路6との間に設けられた一対のインダクタL3,L4(流入阻止回路)と、接続線6と結合トランスT1との間に設けられたコンデンサC3とで構成される。このインダクタL3,L4としては、電源回路6の出力側に伝送信号が流れ込まないように、伝送信号の周波数帯域の信号に対して高インピーダンスであって、直流電源に対して低インピーダンスとなるものを用いている。コンデンサC3は直流カット用であって、電源回路6から出力された直流電源が結合トランスT1に流れ込むことを阻止する。
一方、装置本体1においては、接続線18と通信モジュール回路4との間に、接続線18を通して入力される電源アダプタ2の出力から直流電源の成分を分離し通信モジュール回路4に供給する分離回路21が設けられている。分離回路21は、接続線18と通信モジュール回路4の電源ポート8との間に設けられた一対のインダクタL5,L6と、接続線18と通信モジュール回路4の通信ポート7との間に設けられた一対のコンデンサC5,C6とで構成される。インダクタL5,L6としては、伝送信号の周波数帯域の信号に対して高インピーダンスであって、直流電源に対して低インピーダンスとなるものを用いている。コンデンサC5,C6は直流カット用であって、電源回路6から出力された直流電源が通信モジュール回路4の通信ポート7に流れ込むことを阻止している。
上述した構成によれば、電力線5からの商用電源は電源回路6で直流電源に変換され、この直流電源が出力側フィルタ回路20と接続線18と分離回路21とを介して通信モジュール回路4に供給されることになる。一方、通信モジュール回路4は、分離回路21と接続線18と電源アダプタ2内の信号通過部と電力線5とを介して、他装置との間で伝送信号を授受することができる。すなわち、装置本体1が組み込まれた端末装置Bと電源アダプタ2との間を2線式の1本の接続線18で接続しながらも、電源回路6から通信モジュール回路4に供給される直流電源に重畳させる形で伝送信号を接続線18に通すことができる。したがって、本実施形態では、電力線5と電源アダプタ2との間、および電源アダプタ2と端末装置Bとの間をそれぞれ1本の接続線18で接続しながらも、端末装置Bと他装置との間で電力線搬送による通信を実現することができる。
また、本実施形態では、電源回路6からの直流電源を通信モジュール回路4だけでなく端末回路3にも供給するために、通信モジュール回路4の電源ポート8に接続された電源送り端子22が装置本体1に設けられている。すなわち、端末回路3は端末装置B内で装置本体1の電源送り端子22に接続されることにより、電源回路6からの直流電源が供給されることになる。
(実施形態2)
本実施形態の通信装置Aは、図3に示すように、接続線18のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路として機能するコモンモードチョーク23を設けた点が実施形態1の通信装置Aとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態の通信装置Aは、図3に示すように、接続線18のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路として機能するコモンモードチョーク23を設けた点が実施形態1の通信装置Aとは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
図3では、装置本体1において、接続線18と分離回路21を構成するコンデンサC5,C6との間の位置にコモンモードチョーク23が設けられている。この構成によれば、図3のように接続線18として実施形態1のツイストペアケーブルに代えて平行線を用いた場合でも、コモンモードチョーク23によって接続線18のコモンモードノイズを除去することができるから、接続線18から装置本体1の内部回路への不要輻射を抑制することができる。
ただし、図3に示した構成では、コモンモードチョーク23に直流電源6の直流成分も流れることになるので、コモンモードチョーク23の直流重畳特性に従ってコモンモードチョーク23の形状に直流電源の電流量に応じた制約を受けることになる。一方、図3の構成に代えて、分離回路21を構成するコンデンサC5,C6と通信モジュール回路4の通信ポート7との間にコモンモードチョーク23を設けるようにしてもよく、この場合には、コモンモードチョーク23に直流電源の直流成分が流れることはないので、コモンモードチョーク23の形状に関する制約が緩和され、コモンモードチョーク23の小型化が可能になる。
また、図4に示すように、電源アダプタ2にコモンモードチョーク24,25を設けるようにしてもよい。図4ではコモンモードチョーク24,25は、電力線5と入力側フィルタ回路19との間、および接続線18と出力側フィルタ回路20との間にそれぞれ設けられている。この構成では、図4のように接続線18として平行線を用いた場合でも、コモンモードチョーク24,25によって接続線18のコモンモードノイズを除去することができるから、接続線18から電源アダプタ2の内部回路への不要輻射を抑制することができる。
さらに、図4の構成に代えて、コモンモードチョーク24を入力側フィルタ回路19と結合トランスT1との間に設け、かつコモンモードチョーク25を出力側フィルタ回路20と結合トランスT1との間に設けるようにしてもよく、この場合には、コモンモードチョーク24,25に直流電源の直流成分が流れることはないので、結果的に、コモンモードチョーク24,25の直流重畳特性に基づく形状の制約が緩和され、コモンモードチョーク24,25の小型化が可能になる。
ところで、エミット(EMIT(Embedded Micro Internetworking Technology))と称する機器組み込み型ネットワーク技術(機器に簡単にミドルウェアを組み込んでネットワークに接続できる機能を備えるネットワーク技術、以降、EMIT技術と称する。)を用いることで、携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handy phone System)等の外部端末(図示せず)から様々な設備機器(照明装置、空調装置、動力装置、センサ、電気錠、ウェブカメラ等、以降、EMIT端末と称する。)<図示せず>にアクセスして、EMIT端末を遠隔監視・制御することができるシステムがある。
尚、EMIT端末は、マイコン搭載の組み込み機器であり、機器組み込み型のネット接続用ミドルウェアでありEMIT技術を実現するEMITソフトウェアが搭載されている。
上述のEMIT技術を応用したシステム(以降、EMITシステムと称する。)としては、外部端末がインターネット上に設けられたセンタサーバ(図示せず)経由でEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものや、センタサーバを介することなく、例えばEMITソフトウェアが搭載された外部端末から、直接各EMIT端末にアクセスしてEMIT端末を遠隔監視・制御する構成のものを挙げることができる。
そして例えば、建物(戸建住宅、マンション、ビル、工場用等)<図示せず>内にインターネットに接続された端末装置Bを設置するとともに、当該建物内に分散配置されたEMIT端末に上述の本発明の実施形態1〜2に係る通信装置Aを採用し、端末装置Bと各EMIT端末との間で電力線搬送による通信を実現することにより、端末装置B経由でEMIT端末を遠隔監視・制御するようにしてもよい。
1 装置本体
2 電源アダプタ
3 端末回路
4 通信モジュール回路(通信回路)
5 電力線
6 電源回路
18 接続線
21 分離回路
23〜25 コモンモードチョーク(ノイズ除去回路)
A 通信装置
B 端末装置
L1〜L4 インダクタ(流入阻止回路)
2 電源アダプタ
3 端末回路
4 通信モジュール回路(通信回路)
5 電力線
6 電源回路
18 接続線
21 分離回路
23〜25 コモンモードチョーク(ノイズ除去回路)
A 通信装置
B 端末装置
L1〜L4 インダクタ(流入阻止回路)
Claims (4)
- 商用電源に重畳されることにより商用電源の電力線上を伝送される伝送信号を用いて、端末装置と電力線を介して端末装置に接続された他装置との間で電力線搬送による通信を可能とする通信装置であって、端末装置に組み込まれ、端末装置の出力に基づいて伝送信号を生成し前記他装置に送信するとともに、他装置からの伝送信号に基づいて端末装置で処理可能な信号を生成し端末装置に出力する通信回路を有した装置本体と、電力線からの商用電源を直流電源に変換して装置本体に供給する電源回路を有した電源アダプタとを備え、装置本体と電源アダプタとは、伝送信号を直流電源に重畳させて通過させる2線式の接続線を用いて接続され、電源アダプタは、電力線と接続線との間において電源回路とは別経路で伝送信号を通過させる信号通過部を有し、装置本体は、接続線と通信回路との間において接続線を通して入力される電源アダプタの出力から直流電源を分離して通信回路に供給する分離回路を有することを特徴とする通信装置。
- 前記信号通過部は、前記電源回路の入力側と出力側とを電気的に絶縁する絶縁回路と、電源回路への伝送信号の流入を阻止する流入阻止回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記装置本体は、前記接続線と前記通信回路との間であって前記伝送信号が通る経路上に、接続線のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
- 前記電源アダプタは、前記信号通過部と前記電力線との間および信号通過部と前記接続線との間に、接続線のコモンモードノイズを除去するノイズ除去回路を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
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- 2005-11-25 JP JP2005341232A patent/JP2007150621A/ja active Pending
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